JPH09296150A - 耐擦傷性塗料組成物及びそれを用いた化粧シート - Google Patents

耐擦傷性塗料組成物及びそれを用いた化粧シート

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JPH09296150A
JPH09296150A JP8112777A JP11277796A JPH09296150A JP H09296150 A JPH09296150 A JP H09296150A JP 8112777 A JP8112777 A JP 8112777A JP 11277796 A JP11277796 A JP 11277796A JP H09296150 A JPH09296150 A JP H09296150A
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JP
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active hydrogen
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scratch
group
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JP8112777A
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Inventor
Akira Nishikata
晃 西片
Hidetaka Nakayama
英隆 中山
Satoru Hori
堀  哲
Hideyuki Murakami
英幸 村上
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CI Kasei Co Ltd
Original Assignee
CI Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂シートや紙のような基材シートに塗
布して化粧シートを製造した場合、優れた耐擦傷性、耐
薬品性、耐汚染性を示し、かつ加工時に基体表面の形
状、変形に適切に追従して、クラックやしわを生じた
り、また加工後に剥離を起すことのない塗料組成物を提
供する。 【解決手段】 (A)(a)分子量1,000〜50,
000のポリジメチルシロキサンブロック単位と、
(b)一般式 【化1】 (式中のR1は水素原子又はメチル基、R2はアルキル
基、シクロアルキル基、アルコキシアルキル基である)
で表わされる繰り返し単位の少なくとも1種と、(c)
一般式 【化2】 及び 【化3】 (式中のR3は水素原子又はメチル基、R4は水素原子又
は水酸基含有アルキル基、R5は水素原子又はアルキル
基である)で表わされる繰り返し単位の中から選ばれる
少なくとも1種とから構成された活性水素含有アクリル
−シリコーンブロックポリマーと、(B)ポリイソシア
ネートとを、含有した塗料組成物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた耐擦傷性、
耐汚染性を有し、建物の内装用シート、家具や家電製品
の表面用材料を製造する場合に使用するのに好適な塗料
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、室内の壁に貼付する化粧シー
トや、家具、家電製品の表面に貼着する外装材に使用さ
れる塗料としては、光硬化型のアクリル樹脂系塗料やウ
レタン系塗料などが用いられている。これらの塗料は、
耐擦傷性、耐汚染性には優れているが、合成樹脂シート
や紙に塗布して化粧シートを製造する場合、施工時の基
材シートの折り曲げや伸張に追従できないため、クラッ
クが入ったりしわを生じるなどの欠点がある。このよう
な欠点を改良するために、シリコーンオイルを添加した
ものも提案されているが、このものは、表面へのブリー
ドアウトや密着性の低下を伴うなど新たな欠点を生じ、
十分に満足しうるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、合成樹脂シ
ートや紙のような基材シートに塗布して化粧シートを製
造した場合、優れた耐擦傷性、耐薬品性、耐汚染性を示
し、かつ加工時に基体表面の形状、変形に適切に追従し
て、クラックやしわを生じたり、また加工後に剥離を起
すことのない塗料組成物を提供するためになされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、化粧シー
ト製造用の塗料について、種々研究を重ねた結果、アク
リル−シリコーンブロックポリマーを活性水素含有成分
として用い、これにポリイソシアネートを反応させて得
られるポリウレタンが、耐擦傷性、耐汚染性、耐薬品性
に優れ、しかも加工時の基体追従性も良好なことを見出
し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
【0005】すなわち、本発明は、(A)(a)分子量
1,000〜50,000のポリジメチルシロキサンブ
ロック単位と、(b)一般式
【化4】 (式中のR1は水素原子又はメチル基、R2はアルキル
基、シクロアルキル基、アルコキシアルキル基である)
で表わされる繰り返し単位の少なくとも1種と、(c)
一般式
【化5】 及び
【化6】 (式中のR3は水素原子又はメチル基、R4は水素原子又
は水酸基含有アルキル基、R5は水素原子又はアルキル
基である)で表わされる繰り返し単位の中から選ばれる
少なくとも1種とから構成された活性水素含有アクリル
−シリコーンブロックポリマーと、(B)ポリイソシア
ネートとを含有することを特徴とする耐擦傷性塗料組成
物及びこの塗料組成物を用いて得られる化粧シートを提
供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明組成物は、(A)活性水素
含有アクリル−シリコーンブロックポリマーと(B)ポ
リイソシアネートとを含有するものであるが、この
(A)成分は、例えば一般式
【化7】 (式中のR1とR2は前記と同じ)で表わされるアクリル
酸又はメタクリル酸エステルと、一般式
【化8】 及び
【化9】 (式中のR3とR4とR5は前記と同じ)で表わされる活
性水素を有するアクリル又はメタクリル化合物の中から
選ばれる少なくとも1種の存在下で、一般式
【化10】 (式中、それぞれのR6は同一又は異なるアルキル基又
はフェニル基、それぞれのR7は同一又は異なる水素原
子、アルキル基又はニトリル基、a及びbはそれぞれ1
〜6の整数、nは10〜600、好ましくは30〜25
0の整数である)で表わされる繰り返し単位で構成され
たアゾ基含有ポリシロキサンエステルを加熱又は光照射
することによって製造することができる。
【0007】本発明においては、この一般式(VII)
で表わされるアゾ基含有ポリシロキサンエステルとして
は、分子量1,000〜50,000好ましくは3,0
00〜20,000のポリメチルシロキサンブロック単
位をもつものを用いるのが好ましい。
【0008】この際、上記のアゾ基含有ポリシロキサン
エステルは、窒素ガスを発生してラジカル種を生じ、こ
れが重合開始剤として作用すると同時に、ポリシロキサ
ンセグメントを有するラジカル種が生成ポリマー中に導
入され、ポリシロキサンセグメント(S)と、前記一般
式(I)で表わされる繰り返し単位及び一般式(II)
又は(III)で表わされる繰り返し単位から成るアク
リルモノマーセグメント(M)から成る(S−M)型又
は(M−S−M)型のアクリル−シリコーンブロックポ
リマーが形成される。
【0009】この反応において重合開始剤として用いる
一般式(VII)のアゾ基含有ポリシロキンサンエステ
ルは、特開平6−9716号公報に記載されている方法
によって製造することができる。
【0010】このアクリル−シリコーンブロックポリマ
ーを製造する場合の反応は、溶媒又は分散剤の存在下、
あるいは不在下で行われる。溶媒又は分散剤としては、
例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメト
キシエタン、ジオキサンなどのエーテル類、塩化メチレ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクレンなどのハロ
ゲン炭化水素類、石油エーテル、n‐ヘキサン、オクタ
ン、石油ベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレンなど
の炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、t‐ブタノールなどのアルコール類、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノンなどのケトン類、アセトニトリル、水、N,
N‐ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど
を挙げることができる。これらは1種用いてもよいし、
2種以上を混合して用いてもよい。反応系には、さらに
必要に応じて、n‐ドデシルメルカプタンなどの重合調
節剤を適宜添加してもよい。
【0011】前記重合反応におけるアゾ基含有ポリシロ
キサンエステルとアクリルモノマーとの使用割合は、重
量比で0.1:99.9〜50:50の範囲内で選ばれ
る。
【0012】この重合反応を加熱によって行う場合、反
応温度は、通常80〜180℃、好ましくは50〜10
0℃の範囲で選ばれる。また、反応時間は、通常1〜4
8時間程度、好ましくは1〜24時間である。一方、重
合反応を光照射によって行う場合、反応温度は、通常0
〜60℃、好ましく20〜50℃の範囲で選ばれる。ま
た反応時間は、通常1分ないし12時間程度、好ましく
は80分ないし5時間である。光照射に用いられる光源
としては、例えば高圧水銀灯が使用可能である。照射光
は、該アゾ基含有ポリシロキサンエステルを速やかに光
分解させ、ビニル系モノマーを重合させるため、紫外線
光であるのが有利である。
【0013】次に、前記のアクリルモノマーのうちの一
般式(IV)で表わされるアクリル酸又はメタクリル酸
のエステルとしては、例えばアクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸n‐プロピル、アクリル酸イソ
プロピル、アクリル酸n‐ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸t‐ブチル、アクリル酸n‐ヘキシル、
アクリル酸n‐オクチル、アクリル酸シクロヘキシル、
アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸メトキシプロピ
ル、アクリル酸エトキシエチル及びこれらに対応するメ
タクリル酸エステルが用いられる。
【0014】これらのエステルは、一般式(V)で表わ
されるアクリル酸又はメタクリル酸又はそれらの水酸基
含有アルキルエステル、例えばアクリル酸2‐ヒドロキ
シエチル、アクリル酸2‐ヒドロキシプロピル、アクリ
ル酸2,3‐ジヒドロキシプロピル、アクリル酸2‐ヒ
ドロキシブチル又は対応するメタクリル酸エステルある
いは一般式(VI)で表わされるN‐ヒドロキシメチル
アクリルアミド、N‐ヒドロキシメチル‐N‐メチルア
クリルアミド又は対応するメタクリルアミドとともに用
いることが必要である。これらのアクリルモノマーは活
性水素を含しており、アクリル−シリコーンブロックポ
リマー中に活性水素を導入する成分として用いられる。
【0015】この一般式(V)又は(VI)で表わされ
る活性水素含有アクリルモノマーは、最終的に生成する
アクリル−シリコーンブロックポリマー1分子中に少な
くとも2個の活性水素が導入されるような割合で用いら
れる。
【0016】次に、本発明組成物においてこの(A)成
分の活性水素含有アクリル−シリコーンブロックポリマ
ーと併用される(B)成分のポリイソシアネートは、一
般のポリウレタンの製造の際に通常用いられているイソ
シアネート基少なくとも2個を有する化合物の中から任
意に選択して用いることができる。このようなポリイソ
シアネートの例としては、TDI、MDI、水素化TD
I、水素化MDI、ヘキサメチレンジイソシアネート、
メタキシリレンジイソシアネート、これらのジイソシア
ネートとトリオールとの反応生成物やオリゴマータイプ
のポリイソシアネートなどを挙げることができる。
【0017】このポリイソシアネートは活性水素含有ア
クリル−シリコーンブロックポリマーと、前者中のイソ
シアネート基と後者中の活性水素との当量比が1:1.
2ないし1.2:1、好ましくは1:1.05ないし
1.05:1、より好ましくは1:1になる割合で用い
られる。
【0018】本発明組成物は、通常(A)成分と(B)
成分とを含む溶液の形で用いられる。この際の溶媒とし
ては、ナフサ、ミネラルスピリット、ケロシンなどの石
油系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香
族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチル
ケトン、シクロヘキサノンのようなケトン類、乳酸エチ
ル、酢酸エチル、プロピオン酸メチルのようなエステル
類、ジメチルホルムアミド、ジエチルアセトアミドのよ
うなアミド類、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホ
キシドのようなスルホキシド類など塗料に慣用されてい
る有機溶剤が用いられる。これらは単独で用いてもよい
し、また2種以上混合して用いてもよい。
【0019】本発明組成物中には、(A)成分と(B)
成分に加えてウレタン形成反応を促進させるための触媒
例えばナフテン酸塩、アミン類や、流れ改良剤、密着性
改良剤、乾燥調整剤、塗膜硬度調整剤、つや消剤、着色
剤などを所望に応じて含ませることができる。
【0020】これらの溶液は、通常固形分濃度10〜3
0重量%に調製される。
【0021】このようにして調製された本発明組成物の
溶液を、基材シートに乾燥膜厚が0.5〜10μm、好
ましくは1〜6μmになるように塗布し、乾燥硬化させ
ることにより内壁用、家具用の化粧シートを製造するこ
とができる。
【0022】この際の基材シートとしては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンのようなポリオレフィン類、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデンのようなポリハロゲン化
ポリマー類のほか、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポ
リエステルなどの合成樹脂のシートやつや紙、壁紙など
の紙類が用いられる。
【0023】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。なお、各例中における物性の評価は以下に示す
方法によって行ったものである。
【0024】(1)耐擦傷性;爪スクラッチによりその
傷の付き方を評価した。 ○:全く傷が付かない △:わずかに傷が付く ×:はっきりと傷が分かる (2)耐薬品性;トルエン、エタノール、メタノールの
3種類の溶剤をそれぞれ脱脂綿を湿らせ、試料の塗膜面
を20回こすりあてて、その表面状態を評価した。 ○:変化なし △:艶の変化が僅かにあり ×:膨潤した (3)耐汚染性;マジック、口紅、クレヨンで汚し、2
4時間放置後、水拭き、空拭き、エタノール拭きを行
い、その汚れ具合を評価した。 ○:拭き取れる △:僅かに拭き残りが生じる ×:かなり拭き残りが生じる (4)熱加工性;半硬質塩化ビニル樹脂シートに塗膜を
形成させた後、温度80℃、引っ張り速度100mm/
分、伸び100%の条件で引っ張り試験を行い、その
後、電子顕微鏡で表面状態を観察した。 ○:表面に亀裂なし ×:表面に亀裂あり
【0025】参考例1 化学式
【化11】 で表わされる繰り返し単位をもつ重量平均分子量5,0
00のアゾ基含有ポリシロキサンエステル(和光純薬社
製、商品名VPS−0501)5重量部と、メタクリル
酸メチル80重量部と、メタクリル酸n‐ブチル10重
量部と、メタクリル酸2‐ヒドロキシエチル10重量部
とを、トルエン100重量部中に溶かし、窒素ガス雰囲
気下85℃において13時間反応させることにより活性
水素含有アクリル−シリコーンブロックポリマー
(A1)を製造した。
【0026】参考例2 参考例1における重量平均分子量5,000のアゾ基含
有ポリシロキサンエステルの代りに、同量の重量平均分
子量10,000のアゾ基含有ポリシロキサンエステル
(和光純薬社製、商品名VPS−1001)を、またメ
タクリル酸2‐ヒドロキシエチルの代りに同量のN‐メ
チル‐N‐ヒドロキシメチルアクリル酸アミドをそれぞ
れ用い、参考例1と同様にして活性水素含有アクリル−
シリコーンブロックポリマー(A2)を製造した。
【0027】参考例3 参考例1におけるメタクリル酸2‐ヒドロキシエチルの
代りに同量のアクリル酸を用い参考例1と同様にして活
性水素含有アクリル−シリコーンブロックポリマー(A
3)を製造した。
【0028】実施例1〜3 トルエンとメチルエチルケトンとの等容混合物を溶媒と
して用い、参考例1〜3で得た活性水素含有アクリル−
シリコーンブロックポリマーを15重量%の濃度で含む
溶液を調製した。
【0029】次いで、これにヘキサメチレンジイソシア
ネートを、その中のイソシアネート基と活性水素含有ア
クリル−シリコーンブロックポリマー中の活性水素との
当量比が1:1になる量で加え、よく混合して塗料組成
物を調製した。このようにして得た塗料組成物を、可塑
剤としてフタル酸ジオクチル15重量%を含有した厚さ
20μmの半硬質ポリ塩化ビニルシート表面に、グラビ
アロールコーターを用い、乾燥膜厚2μmになるように
塗布し、化粧シートを製造した。この化粧シートの物性
を試験した結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】比較例1 参考例1で得た活性水素含有アクリル−シリコーンブロ
ックポリマー(A1)を用い、ヘキサメチレンジイソシ
アネートを加えない以外は実施例1と同様にして化粧シ
ートを製造した。この化粧シートの物性を試験した結果
を表2に示す。
【0032】比較例2 実施例1〜3で用いたのと同じ半硬質ポリ塩化ビニルシ
ートに、市販のアクリルウレタンポリマー塗料(大日精
化社製、商品名LG−961)を、乾燥膜厚2μmにな
るように塗布して化粧シートを製造した。この化粧シー
トの物性を試験した結果を表2に示す。
【0033】比較例3 実施例1〜3で用いたのと同じ半硬質ポリ塩化ビニルシ
ートに、市販の紫外線硬化性塗料(荒川化学工業社製、
商品名KU−350VC−T)を、乾燥膜厚2μmにな
るように塗布して化粧シートを製造した。この化粧シー
トの物性を試験した結果を表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】優れた耐擦傷性、耐薬品性、耐汚染性を
有し、しかも加工時にクラックやしわを生じることな
く、また加工後に剥離することのない化粧シートが得ら
れる。この化粧シートは、室内の壁用、家具や家電製品
の表面用として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 英幸 東京都中央区京橋一丁目18番1号 シーア イ化成株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(a)分子量1,000〜50,
    000のポリジメチルシロキサンブロック単位と、
    (b)一般式 【化1】 (式中のR1は水素原子又はメチル基、R2はアルキル
    基、シクロアルキル基、アルコキシアルキル基である)
    で表わされる繰り返し単位の少なくとも1種と、(c)
    一般式 【化2】 及び 【化3】 (式中のR3は水素原子又はメチル基、R4は水素原子又
    は水酸基含有アルキル基、R5は水素原子又はアルキル
    基である)で表わされる繰り返し単位の中から選ばれる
    少なくとも1種とから構成された活性水素含有アクリル
    −シリコーンブロックポリマーと、(B)ポリイソシア
    ネートとを、含有することを特徴とする耐擦傷性塗料組
    成物。
  2. 【請求項2】 活性水素含有アクリル−シリコーンブロ
    ックポリマー中の(a)単位の割合が(b)と(c)と
    の合計100重量部当り0.1〜50重量部の範囲であ
    る請求項1記載の耐擦傷性塗料組成物。
  3. 【請求項3】 (A)成分と(B)成分とを、(A)成
    分中の活性水素と(B)成分中のイソシアネート基との
    当量比が1:1.2ないし1.2:1の範囲になる割合
    で用いる請求項1又は2記載の耐擦傷性塗料組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1の塗料組成物を基材シートの片
    面に塗布し、硬化させてなる化粧シート。
JP8112777A 1996-05-07 1996-05-07 耐擦傷性塗料組成物及びそれを用いた化粧シート Pending JPH09296150A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248012A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Nisshin Steel Co Ltd 熱転写用塗装金属板及びそれを用いた印刷塗装金属板
JP2008273098A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Uehara Name Plate Kogyo Kk 被覆を備えた物品

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