JPH09295774A - エレベータのブレーキ装置 - Google Patents

エレベータのブレーキ装置

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JPH09295774A
JPH09295774A JP9007732A JP773297A JPH09295774A JP H09295774 A JPH09295774 A JP H09295774A JP 9007732 A JP9007732 A JP 9007732A JP 773297 A JP773297 A JP 773297A JP H09295774 A JPH09295774 A JP H09295774A
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brake
coil
power supply
coils
elevator
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JP9007732A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Nishida
正義 西田
Akira Sawada
彰 澤田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキコイル容積を大きくせず、ブレーキ
の信頼性を向上させる。 【解決手段】 この発明のエレベータのブレーキ装置
は、正常時には分割されたすべてのブレーキコイル21-
1,21-2 に電源27から直列に給電してブレーキ解放を可
能とし、異常検出手段30がいずれかのブレーキコイルの
異常を検出した時には、異常なブレーキコイルを分離
し、健全なブレーキコイルに対してのみ直列に電源から
給電してブレーキ解放を可能とする。これによって補助
コイルを設置せずとも、複数に分割されたブレーキコイ
ル21-1,21-2 のうち異常が発生したブレーキコイルを分
離し、健全なブレーキコイルに対してのみ直列に電源か
ら給電することによってほぼ同じ励磁力を維持し、装置
の小型化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータのブレー
キ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、リニアモータ駆動エレベータシ
ステムとしては特開平4−173680号公報に開示さ
れたものが知られている。このような従来のリニアモー
タ駆動エレベータシステムは概略、図10に示す構成で
あり、リニアモータ(図示せず)が取付けられているカ
ウンタウエイト1、エレベータかご2、あるいは、これ
らのカウンタウエイト1とエレベータかご2との間を結
ぶロープ3の巻付けられたシーブ4にブレーキ装置5が
設置されている。
【0003】このブレーキ装置5の構造は図11に示す
ようなもので、2本のクロスするレバー6,6の一側に
ブレーキシュー7,7を取付け、昇降路8に設置されて
いるガイドレール9を両側から挟み付けるようにこれら
のブレーキシュー7,7を対向させ、レバー6,6の他
側間には押圧バネ10を内装し、自然状態ではこの押圧
バネ10の拡張力でレバー6,6の他側間を押広げさ
せ、反対にブレーキシュー7,7でガイドレール9を両
側から挟み込ませてブレーキがかかる状態にし、カウン
タウエイト1とエレベータかご2をその場に停止させ
る。
【0004】そしてレバー6,6の他側それぞれにプラ
ンジャー11をリンク12,12を介して接続し、この
プランジャー11をコイル13の励磁力で引込むことに
よってリンク12,12によりレバー6,6の他側間を
押圧バネ10の力に抗して押しつぼめ、逆にレバー6,
6の一側のブレーキシュー7,7をガイドレール9から
引離し、ブレーキを解放する。
【0005】なお、図10において14はコイル13に
給電するためのケーブルであり、制御盤15からの制御
によって電源16からコイル13に給電するようになっ
ている。
【0006】ところで、従来の回転電動機駆動エレベー
タシステムの場合には、ブレーキ装置はエレベータ機械
室に設置されており、その故障や異常が発生した場合に
は、技術者が機械室に入ってブレーキを手動で操作する
ことができたが、このようなリニアモータ駆動エレベー
タのブレーキ装置は昇降路8内に設置されているため、
その故障や異常が発生した時に技術者がブレーキ装置の
ある場所に直接に行ってブレーキを手動操作することが
できない。
【0007】そこで従来のリニアモータ駆動エレベータ
のブレーキ装置では、通常のブレーキ解放に用いられる
メインコイルとは別に補助コイルを並設しておき、メイ
ンコイルを作動させることができなくなった場合には補
助コイルを作動させることによってブレーキ解放してエ
レベータを最寄階まで救出運転するようにしていた。
【0008】ところが、このような従来のリニアモータ
駆動エレベータのブレーキ装置では、ブレーキ解放のた
めのコイルとして、通常時に使用するメインコイルと共
に同じ励磁力を有する補助コイルを並設していたために
装置が大きくなってしまい、エレベータにおけるブレー
キ装置の取付けスペースが大きくなる問題点があった。
【0009】また一般に、電磁ブレーキの通電スイッチ
には継電器が使用され、継電器の接点を用いてコイルを
電源に接続する構成にしているが、このような構成で
は、継電器が励磁してブレーキコイルに電源が接続され
ると、生じた電磁力によりブレーキの可動鉄心が急激に
吸引され、ブレーキ動作時に大きな騒音が発生するた
め、その防音対策を必要としている。しかしながら、エ
レベータやエスカレータの電磁ブレーキ装置はモータが
設置されている機械室に設置されているため、ブレーキ
作動騒音の防音対策は機械室のみに施せば済み、それほ
ど神経質にならなくても済んでいた。
【0010】ところが、リニアモータ駆動エレベータの
ブレーキ装置の場合、ブレーキの動作音が昇降路に反響
し、大きな騒音となるが、長い昇降路全体を防音するこ
とはコスト的にも技術的にも難しく、従来、その対策が
なされていなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のエレベータのブレーキ装置では、ブレーキ解放のため
のコイルとして、通常時に使用するメインコイルと共に
同じ励磁力を有する補助コイルを並設していたために装
置が大きくなってしまい、エレベータにおけるブレーキ
装置の取付けスペースが大きくなる問題点があった。
【0012】またリニアモータ駆動エレベータのブレー
キ装置の場合、ブレーキの動作音が昇降路に反響し、大
きな騒音が発生する問題点もあった。
【0013】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、メインコイル自体を分割し、またブレ
ーキ電源の給電ラインを多重化することによってブレー
キ装置自体の大型化を招かず、かつ動作の信頼性を維持
することができるエレベータのブレーキ装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】本発明はまた、ブレーキ通電時やブレーキ
電源遮断時に発生する騒音を逓減することができるエレ
ベータのブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のエレベ
ータのブレーキ装置は、複数に分割されたブレーキコイ
ルと、複数のブレーキコイルのいずれかの異常を検出す
る異常検出手段と、複数のブレーキコイルに対して正常
時には直列に、異常検出手段による異常検出時には健全
なブレーキコイルに対してのみ直列に電源を切換て接続
するコイル分離結合手段とを備えたものである。
【0016】この請求項1の発明のエレベータのブレー
キ装置では、正常時には分割されたすべてのブレーキコ
イルに電源から直列に給電してブレーキ解放を可能と
し、異常検出手段がいずれかのブレーキコイルの異常を
検出した時には、異常なブレーキコイルを分離し、健全
なブレーキコイルに対してのみ直列に電源から給電して
ブレーキ解放を可能とする。
【0017】これによって補助コイルを設置せずとも、
複数に分割されたブレーキコイルのうち異常が発生した
ブレーキコイルを分離し、健全なブレーキコイルに対し
てのみ直列に電源から給電することによってほぼ同じ励
磁力を維持することができ、ブレーキ解放ができること
になり、装置の小型化が図れる。
【0018】請求項2の発明は、請求項1のエレベータ
のブレーキ装置において、ブレーキコイルと電源の間を
接続する、コイル分離結合手段を有する複数の給電ケー
ブルと、複数の給電ケーブルの異常を検出するケーブル
異常検出手段と、ケーブル異常検出手段が複数の給電ケ
ーブルのうちブレーキコイルに給電しているものの異常
を検出した時に、他の給電ケーブルに給電系統を切換え
る給電ケーブル切換手段とを備えたものである。
【0019】この請求項2の発明のエレベータのブレー
キ装置では、複数の給電ケーブルを電源とブレーキコイ
ルとの間に並設することにより、給電中の給電ケーブル
に断線、脱落のような異常が発生しても、ケーブル異常
検出手段がその異常を検出し、給電ケーブル切換手段が
健全な他の給電ケーブルに給電系統を切替えることがで
き、ケーブルの増設だけで装置容積をそれほど大きくす
ることなく、動作の信頼性を向上させる。
【0020】請求項3の発明は、請求項1又は2のエレ
ベータのブレーキ装置において、バックアップ電源と、
電源の喪失時に給電ケーブルを電源からバックアップ電
源に切換えて接続するバックアップ電源接続切換手段と
を備えたものである。
【0021】この請求項3の発明のエレベータのブレー
キ装置では、バックアップ電源への切換によりブレーキ
解放動作が可能となり、異常時の救出運転が確実に行え
る。
【0022】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かのエレベータのブレーキ装置において、左右2つのブ
レーキ系統それぞれの2つに分割されたブレーキコイル
によって組まれたブリッジ回路と、ブリッジ回路におい
て、2系統のブレーキコイルの中性点間の電位差の変動
を監視する電位差検出手段と、電位差検出手段が電位差
を検出した時に電源から2系統のブレーキコイルそれぞ
れへの給電を遮断する電源遮断手段とを備えたものであ
る。
【0023】この請求項4の発明のエレベータのブレー
キ装置では、左右2系統のブレーキ装置それぞれの2分
割されたブレーキコイル、合計4つのブレーキコイルの
いずれに異常が発生してもその異常をブリッジ回路の中
性点間の電位差によって検出することができ、正確にブ
レーキコイルの異常を検出して電源遮断し、回路の保護
を行うことができる。
【0024】請求項5の発明のエレベータのブレーキ装
置は、複数の並列接続されたブレーキコイルと、前記複
数のブレーキコイルに順に通電又は通電遮断を行う時差
通電制御手段を備えたものである。
【0025】この請求項5の発明のエレベータのブレー
キ装置では、複数のブレーキコイルに通電し、又は通電
遮断する時に時差通電制御手段により時差を設けて順に
通電し、又は通電遮断する。これによって、従来はブレ
ーキコイルに急激に通電され、又は通電遮断されること
によって電磁吸引力が急激に発生し、又は開放されるこ
とによって発生していた騒音が小さくなる。
【0026】請求項6の発明は、請求項5のエレベータ
のブレーキ装置において、前記時差通電制御手段が、前
記複数のブレーキコイルそれぞれと直列に接続された接
点を有し、これらの接点を順に導通又は非導通にするこ
とによって前記複数のブレーキコイルに順に通電又は通
電遮断を行うようにしたものであり、これによって複数
のブレーキコイルに段階的に通電され、又は通電遮断さ
れてブレーキ動作される時に発生していた騒音が小さく
なる。
【0027】請求項7の発明は、請求項6のエレベータ
のブレーキ装置において、前記接点に電磁リレー接点又
は半導体素子を用いたものであり、これらの接点又は半
導体素子のオン/オフ制御によって複数のブレーキコイ
ルに順に通電又は通電遮断を行う。
【0028】請求項8の発明は、請求項5〜7のエレベ
ータのブレーキ装置において、前記複数のブレーキコイ
ルそれぞれに並列に放電抵抗を接続し、かつ前記放電抵
抗と並列に、通常時に接続され、非常時に開放される補
助抵抗を接続したものである。
【0029】この請求項8の発明のエレベータのブレー
キ装置では、通常ブレーキコイルへの通電遮断時には放
電抵抗と補助抵抗との並列合成抵抗によってブレーキコ
イルの誘起電圧を消費し、急激なブレーキ動作を防止し
て発生する騒音を小さくし、しかも非常動作時には補助
抵抗を開放し、放電抵抗のみで誘起電圧を消費させるこ
とによって急激にブレーキコイルの通電遮断を行わせ、
急峻なブレーキ動作ができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態を
示している。2つに絶縁分離された、各々が従来の半分
の巻数のブレーキコイル分割体21−1,21−2の両
端に、それぞれ分離独立した給電ケーブル22a,22
bが並列に接続され、各々の給電ケーブル22a,22
bの他端はコイル分離結合リレー接点23−1〜23−
6;24−1〜24−6と、電源切換リレー接点25−
1,25−2;26−1,26−2を介して電源27に
接続されている。
【0031】この構成により、電源切換リレー接点26
−1,26−2をオフし、他方の電源切換リレー接点2
5−1,25−2をオンし、またコイル分離結合リレー
接点23−1〜23−4をオンし、同時にコイル分離結
合リレー接点23−5,23−6をオフすることによっ
て、電源27から給電ケーブル22aを通じて分割され
たブレーキコイル分割体21−1,21−2に共にブレ
ーキ解放電流を給電して1つのブレーキコイル21とし
て働かせ、ブレーキ解放動作させることができる。また
逆に、電源切換リレー接点25−1,25−2をオフ
し、他方の電源切換リレー接点26−1,26−2をオ
ンし、コイル分離結合リレー接点24−1〜24−4を
オンし、同時にコイル分離結合リレー24−5,24−
6をオフすることによって、電源27から給電ケーブル
22bを通じてブレーキコイル分割体21−1,21−
2に共にブレーキ解放電流を給電してブレーキ解放動作
させることができる。
【0032】これらのリレー回路の切換動作制御は図2
に示す制御回路30によって実行されるが、この制御回
路30は、分割された2つのブレーキコイル分割体21
−1,21−2の中性点の電位(ここでは、コイル分離
結合リレー接点23−6,24−6それぞれの両端電位
としている)v1,v2をA/D変換器31によって取
込み、これを後述する制御動作を実行するためのプログ
ラムの組込まれているマイクロコンピュータ32に与
え、マイクロコンピュータ32がリレー切換回路33に
入力の状態に応じてコイル分離結合リレー接点23−1
〜23−6;24−1〜24−6と、電源切換リレー接
点25−1,25−2;26−1,26−2のオン/オ
フの切換え指令を出力し、リレー切換回路33がその指
令に応じて該当するリレー接点ごとにオン/オフ切換動
作させるようにしている。
【0033】次に、以上の構成のエレベータのブレーキ
装置の動作を説明する。通常時には電源切換リレー接点
25−1,25−2と電源切換リレー接点26−1,2
6−2のいずれか一方(ここでは、電源切換リレー接点
25−1,25−2)をオンし、他方の電源切換リレー
接点26−1,26−2をオフし、給電ケーブル22a
を通じてブレーキコイル21に給電できる設定にしてお
く。
【0034】そしてブレーキ解放が必要になれば、コイ
ル分離結合リレー接点23−1〜23−4をオンさせ、
コイル分離結合リレー接点23−5,23−6はオフす
ることにより、電源27から給電ケーブル22aを通じ
て2つに分離されたブレーキコイル分割体21−1,2
1−2に同時に給電してブレーキを解放する。
【0035】ここで、例えばブレーキコイル分割体21
−1が断線を起した場合、中性点の電位v1の電位は0
となり、これがA/D変換器31においてディジタル値
に変換されてマイクロコンピュータ32に入力される
と、マイクロコンピュータ32はこの電圧値の変化に応
答してリレー切換回路33に指令を出力し、ブレーキコ
イル分割体21−1に接続されているコイル分離結合リ
レー接点23−1,23−2とコイル分離結合リレー接
点23−6をオフさせ、ブレーキコイル分割体21−2
に接続されているコイル分離結合リレー接点23−3,
23−4とコイル分離結合リレー接点23−5をオンさ
せる。これによってブレーキコイル分割体21−2のみ
に電源27の電圧が給電され、通常時の2倍の電流がブ
レーキコイル分割体21−2に流れてブレーキを解放さ
せることができるようになる。
【0036】そしてマイクロコンピュータ32は中性点
の電位v1が0になったことを検出して上記の動作によ
ってブレーキを解放させた後、エレベータを最寄階まで
移動させて停止し、乗客を救出する運転を行う。
【0037】いま逆にブレーキコイル分割体21−2側
の断線が発生した場合、中性点の電位v1は電源27の
電圧と同電位を示すようになる。そこでマイクロコンピ
ュータ32はA/D変換器31を経て入力される電位v
1の値が上昇したのを検出して、リレー切換回路33に
指令を出力し、ブレーキコイル分割体21−2に接続さ
れているコイル分離結合リレー接点23−3,23−4
とコイル分離結合リレー接点23−5をオフさせ、ブレ
ーキコイル分割体21−1に接続されているコイル分離
結合リレー接点23−1,23−2とコイル分離結合リ
レー接点23−6をオンさせる。これによってブレーキ
コイル分割体21−1のみに電源27の電圧が給電さ
れ、通常時の2倍の電流がブレーキコイル分割体21−
1に流れてブレーキを解放させることができるようにな
る。
【0038】こうしてコイル分離結合制御を行った後、
マイクロコンピュータ32は上記と同様に最寄階まで救
出運転を行うことになる。
【0039】さらに発生する異常として、通常時に給電
されている給電ケーブル22a自体が脱落し、あるいは
断線した時には、まず中性点の電位v1が0になること
から、マイクロコンピュータ32は上記の第1のリレー
接点の切換動作を行うが、それでもブレーキ解放がなさ
れないことになる。
【0040】そこでこのような異常の場合には、マイク
ロコンピュータ32はリレー切換回路33に電源切換リ
レー接点25−1,25−2をオフし、電源切換リレー
接点26−1,26−2をオンする指令を与え、電源2
7を給電ケーブル22b側に接続してブレーキコイル2
1に給電できる設定にする。
【0041】上記とは逆に、通常の給電に給電ケーブル
22b側を用いる場合、マイクロコンピュータ32は中
性点電位v2を監視してリレー接点の切換動作制御を行
うことになる。
【0042】なお、上記の実施の形態では2本の独立し
た給電ケーブル22a,22bを2つに分割したブレー
キコイル分割体21−1,21−2に並列に接続する構
成としたが、これに限らず、給電ケーブル22a,22
bを同一ケーブル内の配線とし、同様のケーブルをさら
に1系統並列に接続する構成とすることにより、ブレー
キ制御の信頼性をいっそう向上させることができるよう
になる。
【0043】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図3及び図4に基づいて説明する。通常、エレベー
タのブレーキ装置はカウンタウエイトのガイドレール2
本を挟む構成であるために左右2つのブレーキ装置を持
ち、第1の実施の形態に示した回路が2倍必要となり、
異常検出手段も2つ必要となる。これを1つの異常検出
手段によってどちらのブレーキ装置の異常に対しても解
放動作を行わせることができれば、回路構成が簡単にな
り、また装置のより小型化が図れる。図3及び図4に示
したエレベータのブレーキ装置は、このような目的で実
現されたものである。
【0044】左右それぞれの2つに絶縁分離されたブレ
ーキコイル分割体41−1,41−2とブレーキコイル
分割体42−1,42−2間をブリッジ結合し、それら
の中性点の電位差によりブレーキコイル分割体の異常を
検出する異常検出リレーBKFを設置している。このリレ
ーBKF は、例えば、動作電圧をブレーキ電源43の1/
4に設定している。
【0045】これにより、絶縁分離されたブレーキコイ
ル分割体41−1,41−2;42−1,42−2のい
ずれかの断線異常のみならず、絶縁不良などによるレア
ショートによる電圧変動を検出して動作する。その場合
の動作は次のようになる。中性点に電位差が発生して異
常検出リレーBKF が動作すると、図4に示す回路でリレ
ーa接点BKF-a が閉じて電源遮断リレーBKK が動作し、
これによってそのリレーa接点BKK-a が閉じてリレーBK
K が自己保持する。
【0046】また図3の回路では電源遮断リレーBKK の
自己保持動作によってリレーb接点BKK-b が作動し、ブ
レーキ電源43を遮断する。
【0047】この異常検出後に各ブレーキコイル分割体
41−1,41−2;42−1,42−2を上記の第1
の実施の形態と同様の論理で、断線したコイルを切離
し、健全なコイルにはブレーキ電源43の電圧を印加す
る態様に接続し直すことによってブレーキ解放動作さ
せ、救出運転を行う。
【0048】なお、上記の第2の実施の形態では、ブレ
ーキ異常検出リレーBKF として動作電位が異なる複数の
リレーを並列に設置し、ブレーキが十分に解放できる異
常である場合にはブレーキ電源43を遮断することなく
エレベータを最寄階に停止させ、乗客を救出する運転を
行う構成とすることができる。
【0049】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、図5に基づいて説明する。第3の実施の形態は図1
に示した第1の実施の形態の回路において、通常のブレ
ーキ電源27と共にバッテリ28を装備し、電源27の
喪失時に手動スイッチKSの操作によってバッテリ28に
切替えることができるようにしたことを特徴とする。
【0050】これによって停電などによる電源27の異
常時に手動スイッチKSの操作でバッテリ28から電力を
ブレーキコイル分割体21−1,21−2に供給して最
寄階まで救出運転できるようになる。
【0051】次に、本発明の第4の実施の形態のエレベ
ータのブレーキ装置について、図6に基づいて説明す
る。この第4の実施の形態の特徴は、ブレーキコイル5
0を複数の並列接続されたコイル小体51,52,…,
5nによって構成し、これらのコイル小体51,52,
…,5nそれぞれと直列に接点61,62,…,6nを
接続し、ブレーキを動作させる時には制御回路(図示せ
ず)によってこれらの接点61,62,…,6nに一定
の時差を設けて順にON又はOFFさせる制御を行うこ
とにより、電源70からコイル小体51,52,…,5
nに順に通電し、又は通電遮断するようにした点にあ
る。
【0052】この第4の実施の形態のエレベータのブレ
ーキ装置では、図7に示すように、接点61,62,
…,6nを順にONしていくことにより、ブレーキコイ
ル50としての吸引力は段階的に増加し、最終的にブレ
ーキシューを解放してブレーキ解放を行い、また逆にブ
レーキ時には接点61,62,…,6nの順にOFFさ
せることによってコイル吸引力を逓減させ、最終的にブ
レーキシューをブレーキレールに圧接させて制動する。
【0053】この第4の実施の形態によれば、ブレーキ
コイル50をコイル小体51,52,…,5nから構成
し、それらを順次通電し、又は通電遮断することによっ
てブレーキ動作、ブレーキ解放動作するので、従来のよ
うにブレーキコイルに一瞬のうちに通電され、又は通電
遮断されるためにブレーキ作動騒音が大きくなることが
なく、ブレーキ作動音を小さくすることができる。
【0054】次に、本発明の第5の実施の形態を図8に
基づいて説明する。この第5の実施の形態は、第4の実
施の形態の図6における接点61,62,…,6nに代
えて、半導体スイッチング素子81,82,…,8nを
コイル小体51,52,…,5nそれぞれに接続した点
を特徴とする。
【0055】尚、従来であれば1つ又は直列に接続され
た複数のブレーキコイルを用いていたために、ブレーキ
作動時には大きなサージ電圧が発生し、半導体スイッチ
ング素子はサージ電圧耐性が低いために、ブレーキコイ
ルのような大きなサージ電圧が発生する装置の電源遮断
には不適であったが、本発明のようにブレーキコイル5
0を複数のコイル小体51,52,…,5nに分割し、
それぞれに通電する構成とすれば、これらのコイル小体
51,52,…,5nに個別に発生するサージ電圧は低
いものとなり、それ故にその通電、遮断のためのスイッ
チング手段に半導体素子を利用することができるのであ
る。
【0056】この第5の実施の形態のエレベータのブレ
ーキ装置では、半導体スイッチング素子81,82,
…,8nによってコイル小体51,52,…,5nへの
通電又は通電遮断を制御するので、機械的な接点の場合
よりも回路構成をコンパクト化することができる。
【0057】次に、本発明の第6の実施の形態を図9に
基づいて説明する。ブレーキコイル50を構成する並列
接続された複数のコイル小体51,52,…,5nそれ
ぞれに並列に、接点61,62,…,6nそれぞれの開
放に伴う各コイル小体51,52,…,5nの誘起エネ
ルギを消費するように放電抵抗91,92,…,9nが
接続されている。またコイル小体51,52,…,5n
および放電抵抗91,92,…,9nそれぞれに並列
に、補助抵抗101,102,…,10nとこれらに直
列に接続された補助接点111,112,…,11nが
設けられている。
【0058】通常、接点61,62,…の開放によりコ
イル小体51,52,…,5nの両端に誘起電圧が発生
するが、この誘起電圧が各放電抵抗91,92,…,9
nによって消費され、各コイル小体の両端に発生した誘
起電圧は次第に小さくなる。誘起電圧は時間と共に減衰
し、それに伴ってコイル小体それぞれの吸引力も時間と
共に小さくなる。減衰時定数Tは、コイル小体51,5
2,…のリアクタンスLに比例し、放電抵抗値Rに反比
例する。つまり、 T=K×(L/R) K:比例定数 で表わされる。
【0059】したがって、ブレーキコイル50の全体の
吸引力の急激な変化を抑制するためには放電抵抗91,
92,…,9nそれぞれの抵抗値Rを小さくすればよ
い。しかしながら、時定数Tが大きくなれば、ブレーキ
動作が緩慢になり、非常時に制動力を発生するまでの時
間が長くなる。
【0060】そこでこの第6の実施の形態のエレベータ
のブレーキ装置では、正常時には制御回路(図示せず)
によって補助接点111,112,…,11nを閉じさ
せておいて放電抵抗91と補助抵抗101、放電抵抗9
2と補助抵抗102、…という各放電抵抗と補助抵抗と
の並列接続によって合成抵抗値を低くしておき、吸引力
の急激な変化を抑制し、ブレーキ作動時の騒音発生を抑
制する。
【0061】そして非常ブレーキ時には、補助接点11
1,112,…,11nを一斉に開放することによって
放電抵抗91,92,…,9nのみが各コイル小体5
1,52,…,5nと並列に挿入された形にして抵抗値
を上げ、ブレーキ動作を早め、急峻な制動力を発現させ
る。
【0062】尚、この第6の実施の形態では接点61,
62,…,6n、補助接点111,112,…,11n
に機械的接点を用いたが、これを図8に示したような半
導体スイッチング素子に置き換えることができ、それに
よって回路構成をコンパクト化することができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように請求項1によれば、正常時
には分割されたすべてのブレーキコイルに電源から直列
に給電してブレーキ解放を可能とし、分割されたいずれ
かのブレーキコイルに異常が発生した時には異常なブレ
ーキコイルを分離し、健全なブレーキコイルに対しての
み直列に電源から給電するようにしているので、補助コ
イルを設置せずとも、健全なブレーキコイルへの給電に
よって正常時とほぼ同じ励磁力でブレーキ解放すること
ができ、装置の小型化が図れる。
【0064】請求項2の発明によれば、複数の給電ケー
ブルを電源とブレーキコイルとの間に並設しているの
で、給電中の給電ケーブルに断線、脱落のような異常が
発生しても健全な他の給電ケーブルに給電系統を切替え
ることができ、ケーブルの増設だけで装置容積をそれほ
ど大きくすることなくブレーキ動作の信頼性を向上させ
ることができる。
【0065】請求項3の発明によれば電源喪失時にはバ
ックアップ電源への切換によりブレーキ解放動作がで
き、異常時の救出運転が確実に行える。
【0066】請求項4の発明によれば、左右2系統のブ
レーキ装置それぞれの2分割されたブレーキコイル、合
計4つのブレーキコイルのいずれに異常が発生してもそ
の異常をブリッジ回路の中性点間の電位差によって検出
することができ、正確にブレーキコイルの異常を検出し
て電源を遮断し、回路の保護を行うことができ、左右2
系統のブレーキ装置それぞれに異常検出手段を設ける場
合よりも回路構成が単純になり、装置の小型化が図れ
る。
【0067】請求項5の発明によれば、複数のブレーキ
コイルに通電し、又は通電遮断する時に時差通電制御手
段により時差を設けて順に通電し、又は通電遮断するよ
うにしたので、従来のようにブレーキ作動時又は開放時
に急激に電磁吸引力が発生し、又は開放されることがな
く、ブレーキ動作音を小さくできる。
【0068】請求項6の発明によれば、複数のブレーキ
コイルそれぞれと直列に接続された接点を順に導通又は
非導通にすることによって前記複数のブレーキコイルに
順に通電又は通電遮断を行うようにしたので、ブレーキ
動作音を小さくできる。
【0069】請求項7の発明によれば、請求項6の発明
における接点に電磁リレー接点又は半導体素子を用いた
ので、これらの接点又は半導体素子のオン/オフ制御に
よって複数のブレーキコイルに順に通電又は通電遮断を
行うことができる。
【0070】請求項8の発明によれば、通常ブレーキコ
イルへの通電遮断時には放電抵抗と補助抵抗との並列合
成抵抗によってブレーキコイルの誘起電圧を消費させ、
急激なブレーキ動作を防止して発生する騒音を小さく
し、しかも非常動作時には補助抵抗を開放して放電抵抗
のみでブレーキコイルの誘起電圧を消費させることによ
って急激にブレーキコイルの通電遮断を行わせ、急峻な
ブレーキ動作ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の回路ブロック図。
【図2】上記の実施の形態における制御回路の機能ブロ
ック図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の回路図。
【図4】上記の実施の形態の自己保持リレー回路の回路
図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の回路図。
【図6】本発明の第4の実施の形態の回路図。
【図7】上記の実施の形態のブレーキコイルの吸引力と
接点投入数との関係を示すグラフ。
【図8】本発明の第5の実施の形態の回路図。
【図9】本発明の第6の実施の形態の回路図。
【図10】従来例の回路ブロック図。
【図11】従来例のブレーキ構造図。
【符号の説明】
21 ブレーキコイル 21−1 ブレーキコイル分割体 21−2 ブレーキコイル分割体 23−1〜23−6 コイル分離接続リレー接点 24−1〜24−6 コイル分離接続リレー接点 25−1,25−2 電源接続リレー接点 26−1,26−2 電源接続リレー接点 27 電源 28 バッテリ電源 30 制御回路 31 A/D変換器 32 マイクロコンピュータ 33 リレー切換回路 50 ブレーキコイル 51,52,…,5n コイル小体 61,62,…,6n 接点 70 電源 81,82,…,8n 半導体スイッチング素子 91,92,…,9n 放電抵抗 101,102,…,10n 補助抵抗 111,112,…,11n 補助接点

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数に分割されたブレーキコイルと、 前記複数のブレーキコイルのいずれかの異常を検出する
    異常検出手段と、 前記複数のブレーキコイルに対して正常時には直列に、
    前記異常検出手段による異常検出時には健全な前記ブレ
    ーキコイルに対してのみ直列に電源を切換て接続するコ
    イル分離結合手段とを備えて成るエレベータのブレーキ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキコイルと前記電源の間を接
    続する、前記コイル分離結合手段を有する複数の給電ケ
    ーブルと、 前記複数の給電ケーブルの異常を検出するケーブル異常
    検出手段と、 前記ケーブル異常検出手段が前記複数の給電ケーブルの
    うち前記ブレーキコイルに給電しているものの異常を検
    出した時に、他の給電ケーブルに給電系統を切換える給
    電ケーブル切換手段とを備えて成る請求項1記載のエレ
    ベータのブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 バックアップ電源と、 前記電源の喪失時に前記給電ケーブルを前記電源から前
    記バックアップ電源に切換えて接続するバックアップ電
    源接続切換手段とを備えて成る請求項1又は2記載のエ
    レベータのブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 左右2つのブレーキ系統それぞれの2つ
    に分割された前記ブレーキコイルによって組まれたブリ
    ッジ回路と、 前記ブリッジ回路において、前記2系統のブレーキコイ
    ルの中性点間の電位差の変動を監視する電位差検出手段
    と、 前記電位差検出手段が電位差を検出した時に前記電源か
    ら前記2系統のブレーキコイルそれぞれへの給電を遮断
    する電源遮断手段とを備えて成る請求項1〜3いずれか
    記載のエレベータのブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 並列接続された複数のブレーキコイル
    と、 前記複数のブレーキコイルに順に通電又は通電遮断を行
    う時差通電制御手段とを備えて成るエレベータのブレー
    キ装置。
  6. 【請求項6】 前記時差通電制御手段は、前記複数のブ
    レーキコイルそれぞれと直列に接続された接点を有し、
    これらの接点を順に導通又は非導通にすることによって
    前記複数のブレーキコイルに順に通電又は通電遮断を行
    うことを特徴とする請求項5に記載のエレベータのブレ
    ーキ装置。
  7. 【請求項7】 前記接点は、電磁リレー接点又は半導体
    素子であることを特徴とする請求項6に記載のエレベー
    タのブレーキ装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のブレーキコイルそれぞれに並
    列に放電抵抗を接続し、かつ前記放電抵抗と並列に、通
    常時に接続され、非常時に開放される補助抵抗を接続し
    て成る請求項5〜7のいずれかに記載のエレベータのブ
    レーキ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011046493A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Mitsubishi Electric Corp エレベータの安全装置
JP2017057068A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社日立製作所 電磁ブレーキ装置、巻上機及びエレベータ
JP2017192251A (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 株式会社オートネットワーク技術研究所 リレー装置

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