JPH09295516A - 半フラッシュグラスラン - Google Patents

半フラッシュグラスラン

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JPH09295516A
JPH09295516A JP8134456A JP13445696A JPH09295516A JP H09295516 A JPH09295516 A JP H09295516A JP 8134456 A JP8134456 A JP 8134456A JP 13445696 A JP13445696 A JP 13445696A JP H09295516 A JPH09295516 A JP H09295516A
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door glass
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lip
door
glass
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JP8134456A
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Kozo Yamaoka
耕三 山岡
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール性、フラッシュサーフェス性共に満足
される半フラッシュグラスランを提供する。 【解決手段】 中空シール部61の外端部に形成し且つ
ドアサッシュ10の上部の車外側に装着したモール15
の直下においてモール15と外面が面一になるように配
置した外観リップ65を備えたグラスランであって、前
記外観リップ65の内面の断面形状を車内側Zに凸の円
弧面66に形成してあり、ドアガラス20を上昇させた
とき、ドアガラス20のバラツキやレギュレーター力の
分布の偏り等に影響されることなく、外観リップ65の
円弧面66がドアガラス20の外面に当接し、シール性
が確保されると共に、その下端とドアガラス20との間
に略一定の隙間X3が形成され、フラッシュサーフェス
性が略保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、ドアサッシュとドア
ガラスとの間をシールする半フラッシュグラスランに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、図1乃至図7に示すように、ド
アサッシュ10に取付けて上昇するドアガラス20の上
端と弾接し、ドアサッシュ10とドアガラス20との間
をシールするグラスランとして、大別すると、次の2つ
のタイプが使用されている。その1つのタイプはいわゆ
るフラッシュサーフェスタイプであって、図2に示すグ
ラスラン30の外端部下端に設けた外観リップ35が、
ドアガラス20閉時に図3に示す如くドアガラス20外
面に倒れ込み、密着するようにしたものである。
【0003】他のタイプは非フラッシュサーフェスタイ
プであって、図4・図5又は図6・図7に示すように、
それぞれグラスラン40,50の外観リップ45,55
とドアガラス20外面との間に隙間X1,X2を形成し、
ドアガラス20のバラツキや経時変化のいずれにも対応
可能に、またルーフ部・フロントピラー部に対して同一
形状もので対応可能にしたものである。
【0004】上記従来のグラスランは、それぞれ次の問
題点がある。すなわち、図2・図3に示すフラッシュサ
ーフェスタイプは、ドアガラス20のバラツキやグラス
ラン20の経時変化に伴い、外観リップ35のドアガラ
ス20への巻込みが不具合になり、フラッシュサーフェ
ス性が損われることであり、またフロントピラー帯域B
とルーフ帯域Cとではドアガラス20の前倒れや後倒れ
に基づく挙動に差があり、フロントピラー帯域Bでは外
観リップ35とドアガラス20外面との間に隙間が生じ
るが、ルーフ帯域Cでは隙間が生じない等、フラッシュ
サーフェス性にバラツキがあることである。
【0005】また、図4・図5又は図6・図7に示す非
フラッシュサーフェスタイプは、外観リップ45,55
とドアガラス20外面との間に隙間X1,X2を形成する
ため、ドアガラス20開閉に伴う外観リップ45,55
の動きを完全固定する等制限する必要があること、フラ
ッシュサーフェスタイプのものに比較してシール性が劣
ること、ドアガラス20にバラツキがあったり、単位面
積当りのレギュレーター力がフロントピラー帯域Bとル
ーフ帯域Cとで差があったりすることより、外観リップ
45,55とドアガラス20外面との間の隙間X1,X2
に分布の偏りが生じ、一定にすることが出来ないことで
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする課
題は、上記従来のグラスランは、図2・図3に示すフラ
ッシュサーフェスタイプは、フラッシュサーフェス性が
損われることがあったり、フロントピラー帯域Bでフラ
ッシュサーフェス性にバラツキがあったりすること、図
4・図5又は図6・図7に示す非フラッシュサーフェス
タイプは、ドアガラス20外面との間に隙間X1,X2
形成するために外観リップ45,55を固定し、その動
きを制限する必要があったり、フラッシュサーフェスタ
イプのものに比較してシール性が劣ったり、外観リップ
45,55とドアガラス20外面との間の隙間X1,X2
に分布の偏りが生じたりすることであって、本発明は上
記課題を解決したフラッシュサーフェスタイプと非フラ
ッシュサーフェスタイプとの中間的な性格を有する半フ
ラッシュグラスランを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 第1の発明を図1、図
8乃至図11を参考にして説明すると、グラスラン60
の上部に設けた中空シール部61の外端部に形成し且つ
ドアサッシュ10の上部の車外側に装着したモール15
の直下においてモール15と外面が面一になるように配
置した外観リップ65が、ドアガラス20の上昇時に外
観リップ65の上端薄肉部62を回動軸Pとして車内側
Zに回動し、外観リップ65の内面がドアガラス20の
外面と当接してドアサッシュ10とドアガラス20との
間をシールするグラスランであって、外観リップ65の
内面の断面形状を車内側Zに凸の円弧面66に形成した
ものである。
【0008】それによって、ドアガラス20が上昇して
中空シール部61の下面を突き上げ、外観リップ65の
下部が車内側Zに引っ張られたとき、ドアガラス20に
バラツキやレギュレーター力の分布の偏り等があって
も、外観リップ65がその上端薄肉部62を回動軸Pと
して回動し、凸状の円弧面66がドアガラス20の外面
に当接し、シール性を保持すると共に、外観リップ65
の下端とドアガラス20との間に略一定の隙間X3が形
成されるため、フラッシュサーフェス性も損なうことは
ない。またドアガラス20に巻込まれることなく、経時
変化が減少する。
【0009】第2の発明は、図12・図13に示すよう
に、図10・図11の発明の外観リップ65の内面の断
面形状を車内側Zに凸の大円弧面67にドアガラス20
と弾接させる小円弧面68を設けたものである。それに
よって、集中的にシールすることが出来るようになると
共に、外観リップ65の下端とドアガラス20との間
に、一層はっきりと一定の隙間X4が形成されるため、
フラッシュサーフェス性が確保される。
【0010】
【実施の形態例】 本発明の半フラッシュグラスランに
ついて、図1、図8乃至図13により説明すると、10
はドアサッシュ、15はドアサッシュ上部の車外側に装
着したモール、20はドアサッシュ10に昇降可能に取
付けたドアガラス、60はドアサッシュ10とドアガラ
ス20の上端との間をシールするグラスラン、61は中
空シール部でグラスラン60の上部に形成されており、
上昇したドアガラス20の上端が弾接するようになって
いる。
【0011】65はその中空シール部61の車外側の端
部に形成した外観リップであって、次のように構成され
る。外観リップ65は、モール15の直下においてモー
ル15と外面が面一になるように配置してあって、ドア
ガラス20が上昇して中空シール部61の下面を突き上
げると、外観リップ65の下部が車内側に引っ張られ
る。それによって、外観リップ65は、その上端薄肉部
62を回動軸Pとして、車内側Zに回動し、内面がドア
サッシュ10の外面と当接するように構成してある。外
観リップ65の内面の断面形状は図10・図11に示す
如く車内側Zに半径R1の凸の円弧面66に形成したも
のと、図12・図13に示す如く車内側Zの半径R2
凸の大円弧面67に更に小円弧面68を設けた場合があ
る。
【0012】作用について説明すると、以上の構成によ
り、それぞれドアガラス20が上昇して中空シール部6
1の下面を突き上げ外観リップ65の下部が車内側Zに
引っ張られると、外観リップ65はその上端薄肉部62
を回動軸Pとして回動し、車内側Zに凸の円弧面66・
68がドアガラス20の外面に当接する。その際、ドア
ガラス20に巻込まれることなく、ドアガラス20のバ
ラツキ及び単位面積当りのレギュレーター力の分布の偏
り並びにグラスラン60の経時変化の影響を殆ど受ける
ことなく、満足すべきシール性が保持されるようになる
と共に、外観リップ65の下端とドアガラス20との間
に略一定の隙間X3,X4が形成されるため、略フラッシ
ュサーフェス性も保持され、経時変化が減少する。
【0013】なお、円弧面66の曲率半径R1、大円弧
面67の曲率半径R2、小円弧面68の曲率半径・位置
は、外観リップ65の高さY、その回動軸Pの位置、隙
間X3,X4の大きさにによって決められると共に目的・
用途によっても変更可能である。また、外観リップ65
の円弧面66・大円弧面67はドアガラス20の昇降の
ガイドとしての性格をも有している。また、実施例では
サッシュ挿入タイプのグラスランについて記載したが、
フランジ挿入タイプのグラスランにも適用可能である。
【0014】
【発明の効果】 本発明は以上のように構成されるた
め、ドアガラス20が上昇して中空シール部61の下面
を突き上げた際、ドアガラス20のバラツキや、単位面
積当りのレギュレーター力の帯域による不均一並びにグ
ラスラン60の経時変化の影響を殆ど受けることなく、
外観リップ65の下端とドアガラス20との間に略一定
の小さな隙間X3,X4が形成され、略フラッシュサーフ
ェスが保持されると共に、満足すべきシール性が共に保
持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車の側面図である。
【図2】 第1の従来例におけるドアガラスが開いた状
態における図1のA−A断面図である。
【図3】 図2においてドアガラスが閉じた状態図であ
る。
【図4】 第2の従来例におけるドアガラスが開いた状
態における図1のA−A断面図である。
【図5】 図4においてドアガラスが閉じた状態図であ
る。
【図6】 第3の従来例におけるドアガラスが開いた状
態図である。
【図7】 図6においてドアガラスが閉じた状態図であ
る。
【図8】 本発明においてドアガラスが開いた状態図で
ある。
【図9】 図8においてドアガラスが閉じた状態図であ
る。
【図10】 図8の要部拡大図である。
【図11】 図10においてドアガラスが閉じた状態図
である。
【図12】 図8の変形例の要部拡大図である。
【図13】 図12においてドアガラスが閉じた状態図
である。
【符号の説明】
10 ドアサッシュ 15 モール 20 ドアガラス 30 グラスラン 35 外観リップ 40 グラスラン 45 外観リップ 50 グラスラン 55 外観リップ 60 グラスラン 61 中空シール部 62 薄肉部 65 外観リップ 66 円弧面 67 大円弧面 68 小円弧面 P 回動軸 R1 曲率半径 R2 曲率半径 X1 隙間 X2 隙間 X3 隙間 X4 隙間 Y 高さ Z 車内側

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラスラン(60)の上部に設けた中空
    シール部(61)の外端部に形成し且つドアサッシュ
    (10)の上部の車外側に装着したモール(15)の直
    下においてモールと外面が面一になるように配置した外
    観リップ(65)が、ドアガラス(20)の上昇時に外
    観リップの上端薄肉部(62)を回動軸(P)として車
    内側(Z)に回動し、外観リップの内面がドアガラスの
    外面と当接してドアサッシュ(10)とドアガラスとの
    間をシールするグラスランであって、外観リップの内面
    の断面形状を車内側に凸の円弧面に形成したことを特徴
    とする半フラッシュグラスラン。
  2. 【請求項2】 外観リップ(65)の内面の断面形状を
    車内側(Z)に凸の大円弧面(67)にドアガラス(2
    0)と弾接させる小円弧面(68)を突設したことを特
    徴とする請求項1記載の半フラッシュグラスラン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006117211A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Shiroki Corp モール付ドアフレーム
DE102006028050A1 (de) * 2006-06-19 2007-03-01 Audi Ag Dichtungsanordnung für eine Fensterscheibe in einer Fahrzeugkarosserie
DE102006028051A1 (de) * 2006-06-19 2007-12-27 Audi Ag Dichtungsanordnung für eine Fensterscheibe in einer Fahrzeugkarosserie

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