JPH09295389A - 受像シート - Google Patents
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- JPH09295389A JPH09295389A JP8109236A JP10923696A JPH09295389A JP H09295389 A JPH09295389 A JP H09295389A JP 8109236 A JP8109236 A JP 8109236A JP 10923696 A JP10923696 A JP 10923696A JP H09295389 A JPH09295389 A JP H09295389A
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Abstract
に、ワックス系組成物とポリエステル樹脂を主たる構成
成分とする積層膜が設けられた積層ポリエステルフィル
ム。 【効果】本発明によって作成される受像シートは、白色
ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、ワックス系
組成物とポリエステル樹脂を主体とする組成物を積層す
ることで、基材ポリエステルフィルムとワックス系バイ
ンダーとが強固な接着性を示すことにより耐久性に優れ
ると同時に、印刷特性にも優れるものである。
Description
更に詳しくは基材シートとして白色ポリエステルフィル
ムを用いた、印刷特性に優れると同時に、耐久性にも優
れた受像シートに関するものである。
的特性、寸法安定性、耐熱性、電気的性質、透明性など
に優れた性質を有することから、磁気記録材料、包装材
料、電気絶縁材料、各種写真材料、グラフィックアーツ
材料などの多くの用途の基材フィルムとして広く使用さ
れている。中でも、特に、白色に着色された二軸配向ポ
リエステルフィルムは、OA、FA用途の感熱転写用の
受像シートの基材フィルムとして、近年、著しい伸びを
示している。
フィルムは表面が高度に結晶配向しているためインキ受
容性に劣り、その結果、感熱転写用途の受像シートとし
て直接用いた場合、感熱転写用インキは受像シート上に
転写はするものの、インキとの親和性がないため鮮明な
画像が得られなかったり、あるいは印刷後のこすれなど
により転写したインキが滲んだり、受像シートから脱落
したりし、得られた画像を保持できない(耐久性不良)
などに問題がある。
ンキの主成分であるワックス系バインダーとの接着性に
著しく劣るため、従来からポリエステルフィルム表面に
種々の方法で易接着性を与え、優れた印刷特性や耐久性
を示す受像シートを得るための検討がなされてきた。
は、例えば、基材フィルム表面のコロナ放電処理、紫外
線照射処理、プラズマ処理などを行う表面活性化法、
酸、アルカリ、アミン水溶液などの薬剤による表面エッ
チング法、フィルム表面にアクリル樹脂、ポリエステル
樹脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂などの各種樹
脂をプライマー層として設ける方法(特開昭55−15
825号公報、特開昭58−78761号公報、特開昭
60−248232号公報、特開昭61−255941
号公報など)などが知られている。特に、塗布によって
上記プライマー層を設け易接着性を付与する方法とし
て、結晶配向が完了する前のポリエステルフィルムに上
記樹脂成分を含有する塗剤を塗布し、乾燥後、延伸、熱
処理を施して結晶配向を完了させる方法(インラインコ
ート法)が工程簡略化や製造コストの点で有力視され、
当業界で行われている。
の技術には次のような問題点がある。
散性のアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂
などを基材白色ポリエステルフィルム上に設けた場合に
は、基材白色ポリエステルフィルムとの接着性は良好で
あるが、ワックス系バインダーとの十分な接着性が得ら
れないという欠点があった。
エステルフィルム上に設けた場合には、ワックス系バイ
ンダーとは比較的良好な接着性を示す反面、基材白色ポ
リエステルフィルムとの接着性に劣り、ポリオレフィン
樹脂にポリエステル樹脂などを混合し、双方の効果を引
き出そうとしたものも、ワックス系バインダーとの接着
性の点で満足するものは得られていない。
しめ、基材フィルムとして白色ポリエステルフィルムを
用い、該フィルムとワックス系バインダーとが強固な接
着性を示すことにより耐久性に優れると同時に、印刷特
性にも優れた受像シートを提供せんとするものである。
本発明の受像シートは、白色ポリエステルフィルムの少
なくとも片面に、ワックス系組成物とポリエステル樹脂
を主たる構成成分とする積層膜が設けられてなることを
特徴とするとするものである。
ルフィルムを構成するポリエステルとは、エステル結合
を主鎖の主要な結合鎖とする高分子の総称であって、好
ましいポリエステルとしては、エチレンテレフタレー
ト、エチレン−2,6−ナフタレート、ブチレンテレフ
タレート、エチレン−α,β−ビス(2−クロロフェノ
キシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレート等から選
ばれた少なくとも1種の構成成分を主要構成成分とする
ものを用いることができる。これら構成成分は1種のみ
用いても、2種以上併用してもよいが、中でも品質、経
済性などを総合的に判断するとエチレンテレフタレート
を主要構成成分とするポリエステルを用いることが特に
好ましい。また、各種印刷などの受像シートなど、基材
に熱が加わる用途においては、耐熱性や剛性に優れたポ
リエチレン−2,6−ナフタレートが更に好ましい。
ジカルボン酸成分やジオール成分が一部、好ましくは2
0モル%以下共重合されていてもよい。
剤、例えば酸化防止剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、紫外
線吸収剤、有機の易滑剤、顔料、染料、有機または無機
の微粒子、充填剤、帯電防止剤、核剤などがその特性を
悪化させない程度に添加されていてもよい。
のo-クロロフェノール中で測定)は、0.4〜1.2d
l/gが好ましく、より好ましくは0.5〜0.8dl
/gの範囲にあるものが本発明を実施する上で好適であ
る。
フィルムは、積層膜が設けられた状態においては二軸配
向されたものであるのが好ましい。二軸配向ポリエステ
ルフィルムとは、一般に、未延伸状態のポリエステルシ
ートまたはフィルムを長手方向および幅方向に各々2.
5〜5倍程度延伸され、その後、熱処理が施されて、結
晶配向が完了されたものであり、広角X線回折で二軸配
向のパターンを示すものをいう。
れるものではなく、用途に応じて適宜選択されるが、機
械的強度などの点から、通常20〜500μm、好まし
くは50〜300μmである。また、得られたフィルム
を各種の方法で貼り合わせ、更に厚いフィルムとするこ
ともできる。
ルムとして白色ポリエステルフィルムが用いられる。こ
のとき、白色ポリエステルフィルムとは、白色に着色さ
れたポリエステルフィルムであれば特に限定されるもの
ではないが、白色度については、好ましくは55〜18
0%、より好ましくは85〜150%、最も好ましくは
90〜130%であり、光学濃度については、好ましく
は0.5〜5、より好ましくは0.8〜3、最も好まし
くは1〜2である。例えば、白色度が小さい基材フィル
ムを使用した場合、反対面の模様や着色が透過し表面の
印刷層の美観が損なわれ易く、一方、光学濃度が小さい
場合、十分な光線反射が得られず、肉眼で見た場合白さ
が減少する、反対面の影響を受けるなど好ましくない。
は、特に限定されないが、通常は無機粒子あるいはポリ
エステルと非相溶の樹脂の添加により得ることができ
る。添加する量は特に限定されないが、無機粒子の場
合、好ましくは5〜35重量%、より好ましくは8〜2
5重量%である。一方、非相溶性の樹脂を添加する場合
は、好ましくは5〜35体積%、より好ましくは8〜2
5体積%である。
くは平均粒径0.1〜4μm、より好ましくは0.3〜
1.5μmの無機粒子などをその代表的なものとして用
いることができる。具体的には、硫酸バリウム、炭酸カ
ルシウム、硫酸カルシウム、酸化チタン、シリカ、アル
ミナ、タルク、クレー等あるいはこれらの混合物を使用
でき、これらの無機粒子は他の無機化合物、例えばリン
酸カルシウム、酸化チタン、雲母、ジルコニア、酸化タ
ングステン、フッ化リチウム、フッ化カルシウムなどと
併用されてもよい。また、上述した無機粒子の中でもモ
ース硬度が5以下、好ましくは4以下のものを使用する
場合、白色度が更に増すためより好ましい。
は、特に限定されないが、例えばポリエチレンテレフタ
レートやポリエチレン−2,6−ナフタレートと混合す
る場合についていえば、アクリル樹脂、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリメチルブテ
ン、変性オレフィン樹脂、ポリブチレンテレフタレート
系樹脂、フェノキシ樹脂、ポリスチレン、ポリフェニレ
ンオキシド、フッ素系ポリマーなどを用いることがで
き、当然、上述した無機粒子と併用してもよい。例えば
特に、ポリエステルに無機粒子および/またはポリエス
テルと非相溶の樹脂を混合して2軸延伸し、内部に空洞
を有する、比重が0.5〜1.3の白色ポリエステルフ
ィルムは印刷特性が良好になるので好ましい。このと
き、その空洞を微細化するため相溶化剤を添加してもよ
い。相溶化剤としては、ポリエステルポリエーテル共重
合体が好ましく、例えば、ポリエチレンテレフタレート
−ポリエチレングリコール共重合体、ポリブチレンテレ
フタレート−ポリテトラメチレングリコール共重合体な
どを用いることができる。
ムのクッション率を好ましくは10〜25%、より好ま
しくは15〜20%とすることにより本発明の効果を最
大限に引き出すことができる。すなわち、クッション率
を上記範囲内にすることで、例えば、印刷時のサーマル
ヘッドとのヘッドタッチ性が向上し、印刷特性が更に良
好になる。クッション率が10%未満の場合、例えば、
サーマルヘッドの押し圧を下げると、ヘッドタッチ性が
低下し、ドット抜けが起こり鮮明な画像を転写すること
ができにくくなる傾向がある。また、手に触れたときの
感触も悪くなる傾向がある。
クス系組成物について説明する。ワックス系組成物につ
いては、府瀬川健蔵監修、「ワックスの性質と応用」、
((株)幸書房昭和58年発行)を参考にすることがで
きる。
成物としては、常温で固体または半固体の有機物からな
る組成物であれば特に限定されないが、例えば、天然ワ
ックス、合成ワックス、あるいは配合ワックスなどであ
る。
ワックス、鉱物系ワックス、あるいは石油ワックスなど
に分類され、合成ワックスは、合成炭化水素、変性ワッ
クス、水素化ワックス、脂肪酸、酸アミド、エステル、
ケトンなどに分類される。また、配合ワックスは、上記
ワックスに合成樹脂類を配合したものである。
ックス、カルナバワックス、ライスワックス、木ロウ、
ホホバ油、パームワックス、オウリキュリーワックス、
サトウキビワックス、エスパルトワックス、バークワッ
クスなどを用いることができる。
リン、鯨ロウ、イボタロウ、セラックワックス、coccus
cacti wax、水鳥ワックスなどを用いることができる。
ス、オゾケライト、セレシンなどを用いることができ
る。
ス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラクタムな
どを用いることができる。
であれば特に限定されずに用いることができるが、接着
性の点で石油ワックスが好ましく、特に好ましくはパラ
フィンワックスである。
は、接着性の点で、好ましくは300以上、より好まし
くは500以上、最も好ましくは1000以上である。
ラフィンワックスの分子量は1000以上とすること、
また、その上限は100000程度までとするのが最も
好ましい。
は、結晶配向が完了する前の白色ポリエステルフィルム
に積層膜形成塗液を塗布し、延伸、熱処理により結晶配
向を完了させる方法によることが、高温での熱処理が可
能であることや、より均一で薄膜の積層膜が得ることが
できるので特に好ましい。上記方法によって積層膜を形
成する場合には、環境汚染や防爆性の点で、ワックス系
組成物は水に溶解、乳化、あるいは懸濁させた水系のワ
ックス系組成物とすることが好ましい。
化、懸濁させ水系化する方法としては、可溶化(転相)
を用いる方法、機械力を用いる方法、酸化による乳化方
法などを用いることができる。
水系塗液は以下の方法によって製造することができる。
ラフィンワックス、ソルビタンモノステアレート、ポリ
オキシエチレンステアリルエーテルなどの界面活性剤、
水を用意し、これらを全量容器にいれ、加熱撹拌し、可
溶化を経て、パラフィンワックスエマルジョンを作るこ
とができる。
ワックス、ステアリン酸、トリエタノールアミンなどの
分散剤、水を用意し、これらを全量容器にいれ、加熱、
ホモミキサーで撹拌する。充分均一になった後、ホモジ
ナイザーでパラフィンワックス乳化液を作ることができ
る。
ボキシル基や水酸基を付加し、これに界面活性剤を使用
しパラフィンワックス乳化液とすることができる。この
場合、パラフィンワックスに官能基としてカルボキシル
基や水酸基が導入されるため、積層膜の強度や接着性が
向上する。更に、架橋剤を併用したときには、該官能基
は架橋性官能基として働き、その効果は更に向上するの
で好ましい。
エステル樹脂は、主鎖あるいは側鎖にエステル結合を有
するものである。このようなポリエステル樹脂は、ジカ
ルボン酸とジオールから重縮合して得ることができるも
のである。
分としては、芳香族、脂肪族、脂環族のジカルボン酸や
3価以上の多価カルボン酸が使用できる。芳香族ジカル
ボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソ
フタル酸、フタル酸、2,5−ジメチルテレフタル酸、
1,4−ナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジカルボ
ン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,2−ビス
フェノキシエタン−p,p’−ジカルボン酸、フェニル
インダンジカルボン酸などを用いることができる。これ
らの芳香族ジカルボン酸は、積層膜の強度や耐熱性の点
で、好ましくは全ジカルボン酸成分の30モル%以上、
より好ましくは35モル%以上、最も好ましくは40モ
ル%以上のものを用いるのがよい。脂肪族及び脂環族の
ジカルボン酸としては、コハク酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、ドデカンジオン酸、ダイマー酸、1,3−シクロ
ペンタンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカル
ボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸など及び
それらのエステル形成性誘導体を用いることができる。
は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7
−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,
9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、2,
4−ジメチル−2−エチルヘキサン−1,3−ジオー
ル、ネオペンチルグリコール、2−エチル−2−ブチル
−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−イソブ
チル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5
−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,6
−ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノ
ール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−
シクロヘキサンジメタノール、2,2,4,4−テトラ
メチル−1,3−シクロブタンジオール、4,4’−チ
オジフェノール、ビスフェノールA、4,4’−メチレ
ンジフェノール、4,4’−(2−ノルボルニリデン)
ジフェノール、4,4’−ジヒドロキシビフェノール、
o−,m−,及びp−ジヒドロキシベンゼン、4,4’
−イソプロピリデンフェノール、4,4’−イソプロピ
リデンビンジオール、シクロペンタン−1,2−ジオー
ル、シクロヘキサン−1,2−ジオール、シクロヘキサ
ン−1,4−ジオールなどを用いることができる。
塗液として用いる場合、ポリエステル樹脂の接着性を向
上させるため、あるいはポリエステル樹脂の水溶性化を
容易にするため、カルボン酸塩基を含む化合物や、スル
ホン酸塩基を含む化合物を共重合することが好ましい
が、疎水性のパラフィンワックスとの相溶性の点でカル
ボン酸塩基を含む化合物を共重合することが望ましい。
えばトリメリット酸、無水トリメリット酸、ピロメリッ
ト酸、無水ピロメリット酸、4−メチルシクロヘキセン
−1,2,3−トリカルボン酸、トリメシン酸、1,
2,3,4−ブタンテトラカルボン酸、1,2,3,4
−ペンタンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸、5−(2,5−ジオキ
ソテトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3−シクロ
ヘキセン−1,2−ジカルボン酸、5−(2,5−ジオ
キソテトラヒドロフルフリル)−3−シクロヘキセン−
1,2−ジカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボン
酸、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸、
1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸、エチレ
ングリコールビストリメリテート、2,2’,3,3’
−ジフェニルテトラカルボン酸、チオフェン−2,3,
4,5−テトラカルボン酸、エチレンテトラカルボン酸
等あるいはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩、アンモニウム塩を用いることができるが、これに限
定されるものではない。
えばスルホテレフタル酸、5−スルホイソフタル酸、4
−スルホイソフタル酸、4−スルホナフタレン−2,7
−ジカルボン酸、スルホ−p−キシリレングリコール、
2−スルホ−1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベン
ゼン等あるいはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類
金属塩、アンモニウム塩を用いることができるが、これ
に限定されるものではない。
リエステル共重合体、例えばアクリル、ウレタン、エポ
キシ等で変性したブロック共重合体、グラフト共重合体
等を用いることも可能である。
分としてテレフタル酸、イソフタル酸、セバシン酸、ト
リメリット酸、ピロメリット酸、5−(2,5−ジオキ
ソテトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3−シクロ
ヘキセン−1,2−ジカルボン酸、グリコール成分とし
てエチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4
−ブタンジオール、ネオペンチルグリコールから選ばれ
る共重合体などである。
れるポリエステル樹脂は、例えば、以下の製造法によっ
て製造することができる。例えば、ジカルボン酸成分と
してテレフタル酸、イソフタル酸、5−ナトリウムスル
ホイソフタル酸、グリコール成分としてエチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコールからなるポリエステル樹
脂について説明すると、テレフタル酸、イソフタル酸、
5−ナトリウムスルホイソフタル酸とエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコールとを直接エステル化反応さ
せるか、テレフタル酸、イソフタル酸、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸及びエチレングリコール、ネオペン
チルグリコールとをエステル交換反応させる第一段階
と、この第一段階の反応生成物を重縮合反応させる第二
段階とによって製造する方法等により製造することがで
きる。
金属、アルカリ土類金属、マンガン、コバルト、亜鉛、
アンチモン、ゲルマニウム、チタン化合物等が用いられ
る。また、カルボン酸を末端および/または側鎖に多く
有するポリエステル樹脂を得る方法としては、特開昭5
4−46294号公報、特開昭60−209073号公
報、特開昭62−240318号公報、特開昭53−2
6828号公報、特開昭53−26829号公報、特開
昭53−98336号公報、特開昭56−116718
号公報、特開昭61−124684号公報、特開昭62
−240318号公報などに記載の3価以上の多価カル
ボン酸を共重合した樹脂により製造することができる
が、むろんこれら以外の方法であってもよい。
樹脂の固有粘度は特に限定されないが、接着性の点で
0.3dl/g以上であることが好ましく、より好まし
くは0.35dl/g以上、最も好ましくは0.4dl
/g以上であることである。ポリエステル樹脂のガラス
転移点は、積層膜の基材フィルムとの接着性や被覆物と
の接着性の点で−5〜50℃であることが好ましく、よ
り好ましくは0〜45℃、最も好ましくは5〜35℃で
ある。
意の比率で混合して用いることができるが、本発明の効
果をより顕著に発現させるには、以下の比率で混合する
とよい。ワックス系組成物/ポリエステル樹脂が、固形
分重量比で、2/98〜99/1であることが接着性の
点で好ましく、より好ましくは5/95〜97/3、最
も好ましくは10/90〜95/5である。
とは、該成分が積層膜中において60重量%以上である
ものをいうが、もっとも本発明においては、好ましくは
80重量%以上、より好ましくは90重量%以上を占め
て該主たる構成成分が存在していることが望ましいもの
である。
れない範囲内で、他の樹脂、例えば本発明以外のポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エチレン・
酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、
エチレン・アクリル酸エステル共重合体、エポキシ樹
脂、シリコーン樹脂、ポリオレフィン樹脂、尿素樹脂、
フェノール樹脂などが配合されてもよい。
れない範囲内で各種の添加剤、例えば酸化防止剤、耐熱
安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、有機の易滑剤、顔
料、染料、有機または無機の微粒子、充填剤、帯電防止
剤、核剤、架橋剤などが配合されてもよい。
積層膜と基材フィルムとの接着性向上などの点で好まし
い。用いられる架橋剤としては、特に限定されないが、
メチロール化あるいはアルキロール化した尿素系、アク
リルアミド系、ポリアミド系樹脂、メラミン系、エポキ
シ化合物、イソシアネート化合物、アジリジン化合物、
シランカップリング剤、チタンカップリング剤などを用
いることができる。
に無機粒子を添加配合し二軸延伸したものは、易滑性が
向上するので更に好ましい。
シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、アルミナゾル、
カオリン、タルク、マイカ、炭酸カルシウム等を用いる
ことができる。用いられる無機粒子は、平均粒径0.0
1〜10μmであるものが好ましく、より好ましくは
0.05〜5μm、最も好ましくは0.08〜2μmで
あり、塗剤中の固形分に対する配合比は特に限定されな
いが、重量比で0.05〜8重量部が好ましく、より好
ましくは0.1〜3重量部である。
基材フィルムの表面にコロナ放電処理などを施し、該表
面の濡れ張力を、好ましくは47mN/m以上、より好
ましくは50mN/m以上とするのが、積層膜の基材フ
ィルムとの接着性を向上させることができるので好まし
く用いることができる。
塗布方法は、例えばリバースコート法、グラビアコート
法、ロッドコート法、バーコート法、ダイコート法、ス
プレーコート法などを用いることができる。
は好ましくは0.01〜5μm、より好ましくは0.0
2〜2μm、最も好ましくは0.05μm〜0.5μm
である。特に、積層膜の厚みが薄すぎると接着性不良と
なる場合がある。
述したワックス系組成物とポリエステル樹脂を主たる構
成成分とすることにより、積層膜表面の水との接触角が
70度以上110度以下のものとするのが、溶融型イン
キ層との接着性の点で好ましく、より好ましくは75度
以上100度以下、最も好ましくは80度以上90度以
下のものとするのがよい。
いて、ポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」
と略称する)を基材フィルムとした例について説明する
が、これに限定されるものではない。
刷特性にも優れた受像シートは、白色ポリエステルフィ
ルムの少なくとも片面に、ワックス系組成物とポリエス
テル樹脂を主たる構成成分とする積層膜を設けることに
よって製造することができる。
〜0.8dl/gのPETペレットに非相溶な樹脂とし
てポリメチルペンテンを5〜35体積%混合し、十分に
真空乾燥した後、押し出し機に供給し、260〜300
℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押し出し、静電
印加キャスト法を用いて表面温度10〜60℃の鏡面キ
ャスティングドラムに巻き付けて、冷却固化せしめて未
延伸PETフィルムを作成した。この未延伸フィルムを
70〜120℃に加熱されたロール間で縦方向(フィル
ムの進行方向)に2.5〜5倍延伸する。このフィルム
の少なくとも片面にコロナ放電処理を施し、該表面の濡
れ張力を47mN/m以上とし、その処理面に本発明の
積層膜形成塗液を塗布した。この塗布されたフィルムを
クリップで把持して70〜150℃に加熱された熱風ゾ
ーンに導き、乾燥した後、幅方向に2.5〜5倍延伸
し、引き続き160〜250℃の熱処理ゾーンに導き、
1〜30秒間の熱処理を行い、結晶配向を完了させた。
この熱処理工程中で必要に応じて幅方向あるいは長手方
向に3〜12%の弛緩処理を施してもよい。二軸延伸
は、縦、横逐次延伸あるいは同時二軸延伸のいずれでも
よく、また縦、横延伸後、縦、横いずれかの方向に再延
伸してもよい。また、ポリエステルフィルムの厚みは特
に限定されるものではないが、20〜500μmが好ま
しく用いられる。この場合に用いられる塗布液は環境汚
染や防爆性の点で水系が好ましい。
る基材フィルムにもワックス系組成物、ポリエステル樹
脂から選ばれる少なくとも1種を含有させることができ
る。この場合は、積層膜と基材フィルムとの接着性が向
上する、あるいは、基材白色ポリエステルフィルムの易
滑性が向上するなどの効果がある。ワックス系組成物、
ポリエステル樹脂を含有させる場合には、その添加量の
合計が5ppm以上20重量%未満であるのが、易接着
性、易滑性の点で好ましい。もちろん、ワックス系組成
物、ポリエステル樹脂は基材フィルム上に設ける積層膜
形成組成物(本発明の受像シートの再生ペレットなどを
含む)であってもよい。
写インキ、特に溶融型感熱転写用途で用いられるインキ
の主成分であるワックス系バインダーとの接着性に優
れ、良好な耐久性を示すと同時に、優れた印刷特性をも
有するものである。
る特性の測定方法および効果の評価方法は、次の通りで
ある。
い、積層膜を設けた白色ポリエステルフィルムの断面を
観察した写真から求めた。厚みは測定視野内の30個の
平均値とした。
キをホットメルト法により塗布し、厚さ2μmの熱溶融
インキ層を設けた。
上に貼り付け、指で押し付けた後、90度方向に剥離
し、そのインキの残存状態により4段階評価(◎:イン
キが全く取れない、○:インキが少し取れる、△:イン
キがかなり取れる、×:インキがほとんど取れるか完全
に取れる)を行った。(◎)、(○)が接着性良好で、
これを耐久性に優れるものとした。
onal Color Point 2」を用いて、受像シートとして付属
のプリント用紙(「白PETフィルム」を使用)の代わ
りに、本発明の受像シートを用いて標準モードで印刷
し、その印刷状態として印字濃度および印字ムラについ
て目視で観察して以下の5段階評価を行った。なお、こ
のときの印刷は、「テストパターンプリント」モードで
行った。
後、その雰囲気下で接触角計CA−D型(協和界面科学
(株)製)を用い、同様の条件に保管しておいた蒸留水
を用いて接触角を測定した。測定は10個の平均値を用
いた。
型を用いて測定した。DSCの測定条件は次の通りであ
る。すなわち、試料10mgをDSC装置にセットし、
300℃の温度で5分間溶融した後、液体窒素中で急冷
する。この急冷試料を10℃/分で昇温し、ガラス転移
点(Tg)を検知する。
ベス(株)製TR927)を用いて透過濃度を測定す
る。このときのフィルム厚みと光学濃度とをプロット
し、150μm厚みに相当する光学濃度を補間法あるい
は補外法にて求める。
V−260を用いて測定する。波長450nmおよび5
50nmにおける反射率を、各々B%、G%とすると、
白色度は下記式で表される。
0μm厚みに相当する白色度を補間法あるいは補外法に
て求める。
定子900030を用い、更にダイヤルゲージスタンドNo.700
1DGS-Mを用いて、ダイヤルゲージを押さえ、部分荷重5
0gと500gとをかけたときのそれぞれのフィルム厚
みd50とd500から、次式により求める。
d500)/d50
び平均粒径1μmのシリカを0.5重量%含有するPE
Tペレット(極限粘度0.63dl/g)を充分に真空
乾燥した後、押し出し機に供給し285℃で溶融し、T
字型口金よりシート状に押し出し、静電印加キャスト法
を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに
巻き付けて冷却固化せしめた。この未延伸フィルムを9
5℃に加熱して長手方向に3.2倍延伸し、一軸延伸フ
ィルムとした。このフィルムに空気中でコロナ放電処理
を施し、基材フィルムの濡れ張力を52mN/mとし、
その処理面に下記の積層膜形成塗液を塗布した。
把持しながら予熱ゾーンに導き、110℃で乾燥後、引
き続き連続的に125℃の加熱ゾーンで幅方向に3.2
倍延伸し、更に230℃の加熱ゾーンで熱処理を施し、
結晶配向の完了した積層膜を設けた白色PETフィルム
からなる受像シートを得た。このとき、基材白色PET
フィルムの厚みが75μm、光学濃度が1.5、白色度
が85%、積層膜の厚みが0.1μmであった。各特性
を表1に示す。
(Tg:20℃)のアンモニウム塩型水分散体。
比)で混合し、積層膜形成塗液とした。
グリコール(分子量4000)との重量比が1対1とな
るように、ポリブチレンテレフタレートの重合時にポリ
テトラメチレングリコールを添加することによって製造
したポリブチレンテレフタレート−ポリテトラメチレン
グリコール共重合体を1重量%、およびポリメチルペン
テン(三井石油化学(株)製、TPX、DX820)5
重量%を含有するPETペレット(極限粘度0.63d
l/g)を充分に真空乾燥した後、押し出し機に供給し
285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押し出
し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面
キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化せしめた。
手方向に3.4倍延伸し、一軸延伸フィルムとした。こ
のフィルムに空気中でコロナ放電処理を施し、基材フィ
ルムの濡れ張力を52mN/mとし、その処理面に実施
例1と同様の積層膜形成塗液を塗布した。塗布された一
軸延伸フィルムをクリップで把持しながら予熱ゾーンに
導き、110℃で乾燥後、引き続き連続的に125℃の
加熱ゾーンで幅方向に3.4倍延伸し、更に230℃の
加熱ゾーンで熱処理を施し、結晶配向の完了した積層膜
を設けた白色PETフィルムからなる受像シートを得
た。このとき、基材白色PETフィルムの厚みが75μ
m、光学濃度が1.2、白色度が65%、積層膜の厚み
が0.1μmであった。各特性を表1に示す。
グリコール(分子量4000)との重量比が1対1とな
るように、ポリブチレンテレフタレートの重合時にポリ
テトラメチレングリコールを添加することによって製造
したポリブチレンテレフタレート−ポリテトラメチレン
グリコール共重合体を1重量%、およびポリメチルペン
テン(三井石油化学(株)製、TPX、DX820)5
重量%を含有するPETペレット(極限粘度0.63d
l/g)を充分に真空乾燥した後、285℃に加熱され
た押し出し機Aに供給する。また、上記と同じPETペ
レットを充分に真空乾燥した後、285℃に加熱された
押し出し機Bに供給する。押し出し機A、Bより押し出
されたポリマをB/A/Bの3層構成となるように共押
し出しにより積層し、T字型口金よりシート状に押し出
し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面
キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化せしめた。
この未延伸フィルムを95℃に加熱して長手方向に3.
4倍延伸し、一軸延伸フィルムとした。このフィルムに
空気中でコロナ放電処理を施し、基材フィルムの濡れ張
力を52mN/mとし、その処理面に実施例1と同様の
積層膜形成塗液を塗布した。塗布された一軸延伸フィル
ムをクリップで把持しながら予熱ゾーンに導き、110
℃で乾燥後、引き続き連続的に125℃の加熱ゾーンで
幅方向に3.4倍延伸し、更に230℃の加熱ゾーンで
熱処理を施し、結晶配向の完了した積層膜を設けた白色
PETフィルムからなる受像シートを得た。このとき、
基材白色PETフィルム厚みが75μm(厚み比はB/
A/B=5/90/5)、光学濃度が1.2、白色度が
70%、積層膜の厚みが0.1μmであった。各特性を
表1に示す。
=30/70(固形分重量比)とした以外は、実施例3
と同様にして受像シートを得た。各特性を表1に示す。
せず用いた以外は、実施例3と同様にして受像シートを
得た。各特性を表1に示す。
せず用いた以外は、実施例3と同様にして受像シートを
得た。各特性を表1に示す。
りに、下記成分のポリエステル樹脂とし、混合比を
(A)/(B)=10/90(固形分重量比)とした以
外は、実施例3と同様にして受像シートを得た。各特性
を表1に示す。
酸基を有さないポリエステル樹脂(Tg:72℃)の水
分散体。
に、カルナバワックスを用いた以外は、実施例3と同様
にして受像シートを得た。各特性を表1に示す。
Tからポリエチレン−2,6−ナフタレート(以下、
「PEN」と略称する)に変えた以外は実施例3と同様
にして受像シートを得た。各特性を表1に示す。
粉砕し、ペレット化したものを、PETに10重量%添
加して用いた以外は、実施例3と同様にして受像シート
を得た。積層膜形成塗液としては実施例3で用いたもの
と同様のものを用いた。
に、ポリエチレン樹脂エマルジョンを用い、混合比を
(A)/(B)=40/60(固形分重量比)とした以
外は、実施例3と同様にして受像シートを得た。各特性
を表1に示す。
は、白色ポリエステルフィルム上にワックス系組成物と
ポリエステル樹脂を主体とする組成物を積層すること
で、基材ポリエステルフィルムとワックス系バインダー
とが強固な接着性を示すことにより耐久性に優れると同
時に、印刷特性にも優れるものである。
Claims (9)
- 【請求項1】白色ポリエステルフィルムの少なくとも片
面に、ワックス系組成物とポリエステル樹脂を主たる構
成成分とする積層膜が設けられてなることを特徴とする
受像シート。 - 【請求項2】受像シートのクッション率が10〜25%
であることを特徴とする請求項1に記載の受像シート。 - 【請求項3】ワックス系組成物が、パラフィンワックス
であることを特徴とする請求項1または2に記載の受像
シート。 - 【請求項4】積層膜の水に対する接触角が70〜110
度であることを特徴とする請求項1、2または3に記載
の受像シート。 - 【請求項5】積層膜中のポリエステル樹脂のガラス転移
点が、−5〜50℃であることを特徴とする請求項1、
2、3または4に記載の受像シート。 - 【請求項6】積層膜中のポリエステル樹脂が、側鎖にカ
ルボン酸基および/またはその塩基を有することを特徴
とする請求項1、2、3、4または5に記載の受像シー
ト。 - 【請求項7】白色ポリエステルフィルムのポリエステル
が、ポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレン−
2,6−ナフタレートであることを特徴とする請求項
1、2、3、4、5または6に記載の受像シート。 - 【請求項8】白色ポリエステルフィルムが、ワックス系
組成物、ポリエステル樹脂の少なくとも1種を、合計で
5ppm以上20重量%未満含有する組成物からなるこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7
に記載の受像シート。 - 【請求項9】積層膜を設けるに際し、結晶配向が完了す
る前のポリエステルフィルムの少なくとも片面に、積層
膜形成塗液を塗布後、少なくとも一方向に延伸、熱処理
を施すことによって得られてなることを特徴とする請求
項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の受像シ
ート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10923696A JP3733639B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 受像シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10923696A JP3733639B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 受像シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09295389A true JPH09295389A (ja) | 1997-11-18 |
JP3733639B2 JP3733639B2 (ja) | 2006-01-11 |
Family
ID=14505070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10923696A Expired - Lifetime JP3733639B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 受像シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3733639B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000001538A1 (fr) * | 1998-07-03 | 2000-01-13 | Oji-Yuka Synthetic Paper Co., Ltd. | Feuille d'enregistrement a transfert thermique |
KR100421582B1 (ko) * | 2001-07-12 | 2004-03-12 | 김만철 | 전사지 필름의 표면슬립 코팅제 조성물 및 이를 도포한전사지 필름 |
JP2006334966A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Toray Ind Inc | 空洞含有白色積層ポリエステルフィルム |
JP2011104965A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP10923696A patent/JP3733639B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2000001538A1 (fr) * | 1998-07-03 | 2000-01-13 | Oji-Yuka Synthetic Paper Co., Ltd. | Feuille d'enregistrement a transfert thermique |
US6465087B1 (en) | 1998-07-03 | 2002-10-15 | Oji-Yuka Synthetic Paper Co., Ltd. | Thermal transfer recording sheet |
KR100421582B1 (ko) * | 2001-07-12 | 2004-03-12 | 김만철 | 전사지 필름의 표면슬립 코팅제 조성물 및 이를 도포한전사지 필름 |
JP2006334966A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Toray Ind Inc | 空洞含有白色積層ポリエステルフィルム |
JP2011104965A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート |
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JP3733639B2 (ja) | 2006-01-11 |
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