JPH09295076A - 折曲げ加工方法およびその装置 - Google Patents

折曲げ加工方法およびその装置

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JPH09295076A
JPH09295076A JP8113729A JP11372996A JPH09295076A JP H09295076 A JPH09295076 A JP H09295076A JP 8113729 A JP8113729 A JP 8113729A JP 11372996 A JP11372996 A JP 11372996A JP H09295076 A JPH09295076 A JP H09295076A
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JP
Japan
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die
punch
holder
bending
plating
Prior art date
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Pending
Application number
JP8113729A
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English (en)
Inventor
Norihisa Koizumi
典久 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面がメッキされたワークに折曲げ加工を行
った後、パンチおよび/またはダイに付着されたメッキ
を除去して曲げ角度精度、ワークの位置決め精度に悪影
響を及ぼさないようにする。 【解決手段】 表面がメッキされたワークにパンチ3と
ダイ5との協働で折曲げ加工を行った後、前記パンチ3
および/またはダイ5へ付着したメッキを金型表面研摩
手段18で除去することを特徴とする折曲げ加工方法
と、パンチ3とダイ5との協働でワークに折曲げ加工を
行う折曲げ加工装置1において、折曲げ加工後に前記パ
ンチ3および/またはダイ5へ付着したメッキを除去す
る金型表面研摩手段18を設けてなることを特徴とする
折曲げ加工装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表面がメッキさ
れたワークに折曲げ加工を行う折曲げ加工方法およびそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ワークのさび止めを目的として、
表面がクロム、亜鉛メッキなどのメッキされたワークに
折曲げ加工を行うことが多くなってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、表面がメッ
キされたワークにパンチとダイとの協働で折曲げ加工を
行うと、ワークの表面にメッキされたメッキ部分が例え
ばダイやパンチにくっつくため目標角度よりもきつめの
角度(鋭角)となり、曲げ角度精度に悪影響を及ぼす。
【0004】また、ワークをロボットハンドにてハンド
リングする際に、ワークのメッキ部分とダイとがくっつ
きロボットグリッパーのグリップ位置がずれてしまうこ
とがある。そのために、ロボットハンドによるワークの
位置決め精度に悪影響を及ぼす。
【0005】この発明の目的は、表面がメッキされたワ
ークに折曲げ加工を行った後、パンチおよび/またはダ
イに付着されたメッキを除去して曲げ角度精度、ワーク
の位置決め精度に悪影響を及ぼさないようにした折曲げ
加工方法およびその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の折曲げ加工方法は、表面が
メッキされたワークにパンチとダイとの協働で折曲げ加
工を行った後、前記パンチおよび/またはダイへ付着し
たメッキを金型表面研摩手段で除去することを特徴とす
るものである。
【0007】したがって、表面がメッキされたワークに
パンチとダイとの協働て折曲げ加工が行われる。前記ワ
ークを複数枚前記パンチとダイとの協働で折曲げ加工を
行うと、パンチおよび/またはダイにメッキが付着され
るが、この付着されたメッキは金型表面研摩手段で除去
される。而して、曲げ角度精度、ワークの位置決め精度
に悪影響を及ぼさない。
【0008】請求項2によるこの発明の折曲げ加工装置
は、パンチとダイとの協働でワークに折曲げ加工を行う
折曲げ加工装置において、折曲げ加工後に前記パンチお
よび/またはダイへ付着したメッキを除去する金型表面
研摩手段を設けてなることを特徴とするものである。
【0009】したがって、折曲げ加工後にパンチおよび
/またはダイに付着されたメッキは金型表面研摩手段に
より除去される。而して、曲げ角度精度、ワークの位置
精度に悪影響を及ぼさない。
【0010】請求項3によるこの発明の折曲げ加工装置
は、請求項2の折曲げ加工装置において、前記パンチ、
ダイをそれぞれ上,下部テーブルに交換可能に設けると
共に、前記パンチ、ダイを交換せしめるための金型搬送
路近傍に、前記パンチおよび/またはダイの搬送時にパ
ンチおよび/またはダイの表面に接触自在な前記金型表
面研摩手段を設けてなることを特徴とするものである。
【0011】したがって、表面がメッキされたワークに
上、下部テーブルに交換可能に設けられたパンチとダイ
との協働で折曲げ加工が行われる。パンチおよび/また
はダイに例えばメッキが付着されて、パンチ、ダイを交
換する際のパンチおよび/またはダイの搬送時に、金型
搬送路近傍に設けられた金型表面研摩手段をパンチおよ
び/またはダイの表面に接触せしめてパンチ、ダイを搬
送せしめることにより、パンチおよび/またはダイの表
面からメッキが容易かつ確実に除去される。
【0012】請求項4によるこの発明の折曲げ加工装置
は、請求項2の折曲げ加工装置において、上,下部テー
ブルにそれぞれ設けたパンチ、ダイに対して前記金型表
面研摩手段をパンチおよび/またはダイへ付着したメッ
キを除去すべく移動自在に設けてなることを特徴とする
ものである。
【0013】したがって、表面がメッキされたワークに
上、下部テーブルに設けられたパンチとダイとの協働で
折曲げ加工が行われる。パンチおよび/またはダイに例
えばメッキが付着された場合には、金型表面研摩手段を
移動せしめてパンチおよび/またはダイに接触せしめた
後、パンチ、ダイの長手方向へ移動せしめることによ
り、パンチおよび/またはダイの表面に付着されたメッ
キが容易かつ確実に除去される。
【0014】請求項5によるこの発明の折曲げ加工装置
は、請求項3の折曲げ加工装置において、前記金型表面
研摩手段を、パンチ、ダイの高さ寸法に対応すべく上下
方向へ調整自在に設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0015】したがって、パンチ、ダイの高さが変わっ
ても金型表面研摩手段が上下方向へ移動調整されてパン
チ、ダイに接触し、パンチおよび/またはダイの表面に
付着されているメッキが除去される。
【0016】請求項6によるこの発明の折曲げ加工装置
は、請求項3,5の折曲げ加工装置において、前記金型
表面研摩手段を、前記搬送路に対して接触、離反自在に
設けてなることを特徴とするものである。
【0017】したがって、金型表面研摩手段が搬送路に
対して接近、離反自在に設けられているから、パンチお
よび/またはダイの表面に付着されたメッキを除去する
際には金型表面研摩手段が接近して接触してメッキが除
去されると共にメッキを除去する必要がない場合には金
型表面研摩手段がパンチおよび/またはダイから離反し
て退避される。
【0018】請求項7によるこの発明の折曲げ加工装置
は、請求項3,4,5,6の折曲げ加工装置において、
前記金型表面研摩手段が、回転自在なブラシからなると
共に、このブラシで除去されたメッキを集塵せしめる集
塵装置を設けてなることを特徴とするものである。
【0019】したがって、金型表面研摩手段が、回転自
在なブラシからなっているので、メッキを除去する際に
はブラシがパンチおよび/またはダイに接触すると共に
回転されてパンチおよび/またはダイに付着されたメッ
キがより一層容易かつ確実に除去される。しかも除去さ
れたメッキは集塵装置に容易かつ確実に集塵される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基いて詳細に説明する。
【0021】図3を参照するに、折曲げ加工装置として
のプレスブレーキ1に対してパンチ3およびダイ5の着
脱交換を行う金型交換装置7は、前記プレスブレーキ1
の側方位置に配置されている。
【0022】上記プレスブレーキ1は一般的なプレスブ
レーキと同様に、C型のサイドフレーム9の上部側に上
部テーブル11を備え、下部側に下部テーブル13を備
えてなるものである。上,下部のテーブル11,13の
適宜一方は可動テーブルとして、油圧シリンダあるいは
サーボモータによって回転されるボールネジ機構などの
駆動装置(図示省略)の駆動によって上下駆動される構
成となっている。
【0023】プレスブレーキ1における前記上部テーブ
ル11の下部には前記パンチ3を装着した長尺のパンチ
ホルダ15が着脱交換可能に装着されており、下部テー
ブル13の上部には前記ダイ5を装着した長尺のダイホ
ルダ17が着脱交換可能に装着されている。しかも、パ
ンチホルダ15およびダイホルダ17は前記上、下部テ
ーブル11,13に対して着脱交換できる機構は、すで
に例えば特開平7−116734号公報などで公知とな
っているので、本実施の形態の例では省略するものであ
る。
【0024】前記プレスブレーキ1と金型交換装置7と
の間には詳細を後述する金型表面摩耗手段18が設けら
れている。また、前記金型交換装置7は図4も併せて参
照するに、パンチホルダ15とダイホルダ17とを対と
して収納自在の金型収納装置をなすものであって、本実
施の形態の例においては次のように構成されている。
【0025】すなわち、金型交換装置7は、型鋼等を四
角形状に組立てたフレーム19を備えている。このフレ
ーム19の上部には前後方向(図4において左右方向)
に延伸したガイドビーム21が設けられており、このガ
イドビーム21の下面には前後方向のガイドレール23
が設けられている。
【0026】上記ガイドレール23には、スライダ25
を介して可動ラック27が前後方向へ移動自在に支承さ
れている。また、上記可動ラック27をガイドレール2
3に沿って前後方向へ移動し位置決めするために、サー
ボモータ(図示省略)によって回転されるボールネジ機
構を備えた移動位置決め装置29がフレーム19に設け
られている。
【0027】前記可動ラック27は、複数の金型収納部
31を前後方向に並列に備えている。より詳細には、図
5に示すように、可動ラック27は型鋼を格子状に組合
せた上部フレーム33を備えており、この上部フレーム
33の下面には、複数の支持フレーム35が前後方向
(図5においては左右方向)に適宜間隔に垂設してあ
り、上記各支持フレーム33の間に前記金型収納部31
が形成されている。
【0028】上記各金型収納部31は下側を開口してお
り、この金型収納部31の上部には、前記パンチホルダ
15の前記傾斜面を移動自在に支持する複数の支持ロー
ラ37を備えた上部ホルダ支持部39が設けられてい
る。また、前記金型収納部31の下部には、ダイホルダ
17を支持する複数の支持ローラ41を前記各支持フレ
ーム35の前後両面に設けることによって、前記ダイホ
ルダ17を支持する下部ホルダ支持部43が設けられて
いる。
【0029】前記金型収納部31内において前記上部ホ
ルダ支持部39に支持されたパンチホルダ15を固定す
るために、可動ラック27における前記上部フレーム3
3の上部には前後方向に延伸したブラケット45が取付
けてあり、このブラケット445には、各金型収納部3
1に対応して複数の固定シリンダ47が装着されてい
る。
【0030】上記固定シリンダ47に上下動自在に備え
たピストンロッド47Rの下部には、図6に示すよう
に、パンチホルダ15の移動を規制する溝形の規制部材
49およびパンチホルダ15の上面に形成した係合孔1
5Hに係脱自在の係止ピン51が取付けられいる。
【0031】したがって、前記固定シリンダ47を作動
して、規制部材49によってパンチホルダ15を規制
し、かつ係止ピン51を係合孔15Hに係合することに
より、上部ホルダ支持部39に支持されているパンチホ
ルダ15を不動状態に固定することができるものであ
る。
【0032】前記下部ホルダ支持部43に支持されてい
るダイホルダ17を固定するために、前記各支持フレー
ム35の端部にはショットピンシリンダ53がそれぞれ
装着されており、このショットピンシリンダ53に備え
たショットピン(図示省略)は、前記ダイホルダ17に
設けた係合孔(図示省略)に係合離脱自在に設けられて
いる。
【0033】したがって、上記各ショットピンシリンダ
53のショットピンをダイホルダ17の各係合孔に係合
することにより、各ダイホルダ17の各下部ホルダ43
に固定されるものである。
【0034】既に理解されるように、前記可動ラック2
7における各金型収納部31には上下に離隔して上部ホ
ルダ支持部39と下部ホルダ支持部43とが設けられて
いるので、上下に対応しかつ予め芯出しを行った状態の
パンチ3,ダイ5を支持したパンチホルダ15とダイホ
ルダ17とを対として同一の金型収納部31に対して同
時に収納することができ、また同時に搬出することがで
きるものである。
【0035】また、複数の金型収納部31は前後方向に
並設してあり、可動ラック27が前後方向に移動する構
成であって、上下反転する構成でないので、各金型収納
部31内に収納されている対としてのパンチ3,ダイ5
の支持構造が簡単になるものである。
【0036】前記プレスブレーキ1における上下のテー
ブル11,13の前記可動ラック27の各金型収納部3
1との間において金型の交換(パンチホルダ15とダイ
ホルダ17の交換)を行うために、前記金型交換装置7
には、プレスブレーキ1の上,下部テーブル11,13
からパンチホルダ15,ダイホルダ17を可動ラック2
7の金型収納部31へ同時に引込み自在、かつ金型収納
部31内のパンチホルダ15,ダイホルダ17を前記上
下のテーブル11,13へ同時に押出し自在のホルダ搬
出入装置55が設けられている。
【0037】より詳細には、図3,図4に示すように、
金型交換装置7のフレーム19には左右方向に延伸した
支持ビーム57が設けられており、この支持ビーム57
の左右両端部に設けた軸受59には左右方向に延伸した
ボールねじ61の左右両端部が回転自在に支承されてい
る。
【0038】このボールねじ61はサーボモータ(図示
省略)によって回転されるものであり、このボールねじ
61に移動自在に螺合したナット部材63には、先端部
がプレスブレーキ1の方向へ延伸した逆L字形状のアー
ム65が立設されている。そして、このアーム65の先
端部の上下には、前記パンチホルダ15およびダイホル
ダ17の端部に取付けたブラケット67,69を把持自
在のパンチホルダクランプ71およびダイホルダクラン
プ73が装着されている。
【0039】上記パンチホルダクランプ71及びダイホ
ルダクランプ73は、前記ブラケット67,69を把
持、解放できれば良いものであり、例えば通常のロボッ
トハンドの構成を採用してもよいものであるから、上記
両クランプ71,73の詳細については説明を省略す
る。
【0040】以上のごとき構成において、プレスブレー
キ1における上下のテーブル11,13に対してパンチ
3,ダイ5の着脱交換を行うには、先ず、パンチホルダ
15及びダイホルダ17を上部テーブル11,下部テー
ブル13の所定位置に位置決めし、上下の固定装置によ
ってそれぞれ固定する。
【0041】そして、パンチホルダ15とダイホルダ1
7とに対応するパンチ3,ダイ5を装着し、かつ可動側
のテーブルを上下動して上記パンチ3とダイ5とを係合
し、パンチ3とダイ5の芯出しを行ってパンチ3,ダイ
5をパンチホルダ15,ダイホルダ17に固定する。
【0042】上述のようにパンチ3と芯出しを行った
後、ホルダ搬出入装置55におけるパンチホルダクラン
プ71,ダイホルダクランプ73によってパンチホルダ
15に備えたブラケット67及びダイホルダ17に備え
たブラケット69を把持する。
【0043】その後、パンチホルダ15及びダイホルダ
17の固定を解除した後、ボールネジ61を駆動して、
可動ラック27において上,下部テーブル11,13の
側方位置の金型交換位置に位置決めしてある金型収納部
31の上下のホルダ支持部39,43へパンチホルダ1
5,ダイホルダ17を引込み、固定シリンダ47及びシ
ョットピンシリンダ53を作動してパンチホルダ15及
びダイホルダ17をそれぞれ固定する。
【0044】上述のごとき動作を行って、芯出しを行っ
た状態でパンチ3,ダイ5を保持した対のパンチホルダ
15,ダイホルダ17を、前記可動ラック27における
各金型収納部31に収納する。したがって、上記金型収
納部31には、予め芯出しを行ったパンチ3,ダイ5を
保持したパンチホルダ15,ダイホルダ17が対として
準備され収納されているものである。
【0045】上述のごとく、可動ラック27の各金型収
納部31にパンチホルダ15,ダイホルダ17を収納し
た状態にあるときと、可動ラック27を前後方向に移動
して所望の金型収納部31をプレスブレーキ1における
上,下部テーブル11,13に対応した金型交換位置に
位置決めする。
【0046】そして、ホルダ搬出入装置55におけるパ
ンチホルダクランプ71,ダイホルダクランプ73で各
ブラケット67,69をクランプし、対をなすパンチホ
ルダ15とダイホルダ17とをプレスブレーキ1におけ
る上,下部テーブル11,13の所定位置まで同時に押
出し、位置決め装置29によって上部テーブル11に対
してパンチホルダ15の位置決めを行い、その後に上,
下部テーブル11,13にパンチホルダ15,ダイホル
ダ17を固定装置によって固定することにより、上,下
部テーブル11,13に対するパンチホルダ15,ダイ
ホルダ17の装着が行われる。
【0047】上述のごとく、パンチホルダ15とダイホ
ルダ17とをプレスブレーキ1における上,下部テーブ
ル11,13の所定位置に固定したとき、上記パンチホ
ルダ15に支持されたパンチ3とダイホルダ17に支持
されたダイ5は予め芯出しが行われているので、改めて
芯出しを行う必要がなく、直ちにワークの折曲げ加工が
可能なものである。
【0048】前記金型表面摩耗手段18としては、図1
および図2に示されているように、立設されたフレーム
75を備えており、このフレーム75にはブラケット7
7を介して複数の上下用シリンダ79が固定されてい
る。この各上下用シリンダ79に装着されたピストンロ
ッド81の先端は支持部材83を介して支持ブロック8
5に設けられている。この支持ブロック85は上下ガイ
ド87に案内されて上下動されるものである。
【0049】上記構成により、上下用シリンダ79を作
動せしめるとピストンロッド81が上下動されるから、
支持部材83を介して支持ブロック85が上下ガイド8
7に案内されて上下動されることになる。
【0050】前記支持ブロック85にはブラケット89
が設けられていると共にこのブラケット89には前後用
シリンダ91が設けられている。この前後用シリンダ9
1に装着されたピストンロッド93の先端にはブラケッ
ト95が取付けられている。前記ブラケット89には図
2において左右方向へ延伸したガイドレール97が敷設
されていると共に、このガイドレール97には前記ブラ
ケット95の下部に設けられたスライダ99が摺動自在
に設けられている。前記ブラケット95には別のブラケ
ット101が取り付けられている。
【0051】上記構成により、前後用シリンダ91を作
動せしめてピストンロッド93を前後動せしめることに
よりスライダ99がガイドルール97上を前後に摺動し
てブラケットを介してブラケット101が前後動される
ことになる。
【0052】前記ブラケット101にはエアモータ10
3が設けられており、このエアモータ103には回転軸
105を介してブラシ107が回転自在に設けられてい
る。
【0053】上記構成により、エアモータ103を駆動
せしめると、回転軸105を介してブラシ107が回転
されることになる。したがって、上下用シリンダ79,
前後動用シリンダ91の作動でブラシ107が上下動、
前後動され、またエアモータ103の駆動で回転される
こととなる。
【0054】前記ブラケット101には集塵用ダクト1
09が設けられており、この集塵用ダクト109の先端
には前記ブラシ107を覆った集塵ファン11が取り付
けられている。また集塵用ダクト109の後部にはモー
タ113を備えた集塵装置115が設けられている。
【0055】上記構成により、モータ113を駆動せし
めると集塵装置115が駆動してブラシ107で除去さ
れたメッキが集塵ファン111より吸引されて集塵用ダ
クト109を経て集塵されることになる。
【0056】次、表面がメッキされたワークにパンチ3
とダイ5との協働で折曲げ加工を行った際に、前記ダイ
5に付着したメッキを除去する動作について説明する。
【0057】ダイ5を交換する際に、例えば金型交換装
置7の金型収納部31へアーム65の先端に備えられた
ダイホルダクランプ73でダイホルダ17をクランプし
てアンローディングするときに、エアモータ103の駆
動によりブラシ107を回転させ、また予めダイ5上面
に接する位置となるように上下用シリンダ79を作動せ
しめて高さを調整しておく。
【0058】そして、前記アーム65を金型交換装置7
の金型収納部31側へ移動させ、ブラシ107下面にく
ると、ダイ5の上面に付着したメッキが回転中のブラシ
107に接触することにより除去させることができる。
この除去されたメッキは集塵ファン111より集塵ダク
ト109を介して集塵装置115に集塵させることがで
きる。
【0059】而して、ダイ5の上面からメッキを除去す
ることにより、次回折曲げ加工する際はダイ5の表面に
付着したメッキはほとんど皆無状態で曲げ角度精度やワ
ークの位置決め精度に悪影響を与える問題は解消され、
ダイ5の上面へのメッキの付着、蓋積を防止することが
できる。また、ロボットハンドにおけるグリップ位置の
ズレを防止できる。
【0060】上下用シリンダ79によりブラシ107は
上下方向へ調整できるので、各種のダイハイトに対して
対応することができる。また、前後用シリンダ91によ
りブラシ107は前後方向へ移動できるので、例えばロ
ーディングの際に不要となるときは後方へ移動させ退避
させることができる。さらに、除去されたメッキは集塵
ファン111より集塵用ダクト109を介して集塵装置
115により集塵され、ダイ5への再付着を防止でき
る。
【0061】前記実施の形態の例では、ダイ5の上面に
付着したメッキを除去せしめる例で説明したが、パンチ
のみ、またはパンチ3とダイ5の両方に付着したメッキ
を除去せしめることも、同様にして行うことができる。
またダイ5を交換する際のアンローディング時にダイ5
の上面に付着したメッキを除去する例で説明したが、ロ
ーディング時にも同様にしてメッキを除去することがで
きる。
【0062】さらに、パンチ3,ダイ5を交換する際の
アンローディング、ローディング時にメッキを除去せし
める以外、上、下部テーブル11,13にパンチ3,ダ
イ5を装着した状態でも、金型表面研摩手段18として
のブラシ107をパンチ3および/またはダイ5の長手
方向へ接触させながら移動せしめて付着したメッキを除
去するようにしてよいものである。
【0063】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態の例に限定されることなく、適宜な変更を行うことに
より、その他の態様で実施し得るものである。
【0064】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1の発明によれば、表面がメッキさ
れたワークにパンチとダイとの協働て折曲げ加工が行わ
れる。前記ワークを複数枚前記パンチとダイとの協働で
折曲げ加工を行うと、パンチおよび/またはダイにメッ
キが付着されるが、この付着されたメッキを金型表面研
摩手段で除去することができる。而して、曲げ角度精
度、ワークの位置決め精度に悪影響を与えることなく、
折曲げ加工を行うことができる。
【0065】請求項2の発明によれば、折曲げ加工後に
パンチおよび/またはダイに付着されたメッキを金型表
面研摩手段により除去することができる。而して、曲げ
角度精度、ワークの位置精度に悪影響を与えることな
く、折曲げ加工を行うことができる。
【0066】請求項3の発明によれば、表面がメッキさ
れたワークに上、下部テーブルに交換可能に設けられた
パンチとダイとの協働で折曲げ加工が行われる。パンチ
および/またはダイに例えばメッキが付着されて、パン
チ、ダイを交換する際のパンチおよび/またはダイの搬
送時に、金型搬送路近傍に設けられた金型表面研摩手段
をパンチおよび/またはダイの表面に接触せしめてパン
チ、ダイを搬送せしめることにより、パンチおよび/ま
たはダイの表面からメッキを容易かつ確実に除去するこ
とができる。
【0067】請求項4の発明によれば、表面がメッキさ
れたワークに上、下部に設けられたパンチとダイとの協
働で折曲げ加工が行われる。パンチおよび/またはダイ
に例えばメッキが付着された場合には、金型表面研摩手
段を移動せしめてパンチおよび/またはダイに接触せし
めた後、パンチ、ダイの長手方向へ移動せしめることに
より、パンチおよび/またはダイの表面に付着されたメ
ッキを容易かつ確実に除去することができる。
【0068】請求項5の発明によれば、パンチ、ダイの
高さが変わっても金型表面研摩手段が上下方向へ移動調
整されてパンチ、ダイに接触し、パンチおよび/または
ダイの表面に付着されているメッキを除去することがで
きる。
【0069】請求項6の発明によれば、金型表面研摩手
段が搬送路に対して接近、離反自在に設けられているか
ら、パンチおよび/またはダイの表面に付着されたメッ
キを除去する際には金型表面研摩手段が接近して接触し
てメッキが除去されると共にメッキを除去する必要がな
い場合には金型表面研摩手段をパンチおよび/またはダ
イから離反して退避させることができる。
【0070】請求項7の発明によれば、金型表面研摩手
段が、回転自在なブラシからなっているので、メッキを
除去する際にはブラシがパンチおよび/またはダイに接
触すると共に回転されてパンチおよび/またはダイに付
着されたメッキをより一層容易かつ確実に除去すること
ができる。しかも除去されたメッキは集塵装置に容易か
つ確実に集塵させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示す金型表面摩耗手段の拡
大正面図である。
【図2】図1における側面図である。
【図3】本発明に係る装置とプレスブレーキとを示す正
面図である。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】可動ラック部の側面図である。
【図6】図5の主要部分の1部を拡大し断面した側面図
である。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ(折曲げ加工装置) 3 パンチ 5 ダイ 7 金型交換装置 11 上部テーブル 13 下部テーブル 15 パンチホルダ 17 ダイホルダ 18 金型表面研摩手段 31 金型収納部 55 ホルダ搬出入措置 65 アーム 71 パンチホルダクランプ 73 ダイホルダクランプ 79 上下用シリンダ 91 前後用シリンダ 103 エアモータ 107 ブラシ 115 集塵装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面がメッキされたワークにパンチとダ
    イとの協働で折曲げ加工を行った後、前記パンチおよび
    /またはダイへ付着したメッキを金型表面研摩手段で除
    去することを特徴とする折曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 パンチとダイとの協働でワークに折曲げ
    加工を行う折曲げ加工装置において、折曲げ加工後に前
    記パンチおよび/またはダイへ付着したメッキを除去す
    る金型表面研摩手段を設けてなることを特徴とする折曲
    げ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記パンチ、ダイをそれぞれ上,下部テ
    ーブルに交換可能に設けると共に、前記パンチ、ダイを
    交換せしめるための金型搬送路近傍に、前記パンチおよ
    び/またはダイの搬送時にパンチおよび/またはダイの
    表面に接触自在な前記金型表面研摩手段を設けてなるこ
    とを特徴とする請求項2記載の折曲げ加工装置。
  4. 【請求項4】 上,下部テーブルにそれぞれ設けたパン
    チ、ダイに対して前記金型表面研摩手段をパンチおよび
    /またはダイへ付着したメッキを除去すべく移動自在に
    設けてなることを特徴とする請求項2記載の折曲げ加工
    装置。
  5. 【請求項5】 前記金型表面研摩手段を、パンチ、ダイ
    の高さ寸法に対応すべく上下方向へ調整自在に設けてな
    ることを特徴とする請求項3記載の折曲げ加工装置。
  6. 【請求項6】 前記金型表面研摩手段を、前記搬送路に
    対して接触、離反自在に設けてなることを特徴とする請
    求項3,5記載の折曲げ加工装置。
  7. 【請求項7】 前記金型表面研摩手段が、回転自在なブ
    ラシからなると共に、このブラシで除去されたメッキを
    集塵せしめる集塵装置を設けてなることを特徴とする請
    求項2,3,4,5,6記載の折曲げ加工装置。
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