JPH09295064A - 曲げ加工における板材の位置決め方法及びこの方法を用いた板材曲げ加工機 - Google Patents

曲げ加工における板材の位置決め方法及びこの方法を用いた板材曲げ加工機

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JPH09295064A
JPH09295064A JP11377196A JP11377196A JPH09295064A JP H09295064 A JPH09295064 A JP H09295064A JP 11377196 A JP11377196 A JP 11377196A JP 11377196 A JP11377196 A JP 11377196A JP H09295064 A JPH09295064 A JP H09295064A
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plate material
die
axis direction
back gauge
bending
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Osamu Watanabe
修 渡辺
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボット等の板材供給装置により板材を供給
・位置決めする際に板材と金型の位置合せを自動で行う
ことができるような曲げ加工における板材の位置決め方
法を提供する。 【解決手段】 パンチPおよびダイDの協働により板材
Wに曲げ加工を行う際に、まず板材Wを把持した板材搬
入装置15が板材WをバックゲージBGに当接させてY
軸方向の位置決めを一応行う。その後、待避位置にある
金型合せ手段43を金型P、Dの端面位置にセットし、
板材搬入装置15により板材WをX軸方向へ移動させて
金型合せ手段43に当接させることによりX軸方向の位
置決めを行う。続いて、バックゲージBGを再び加工位
置にセットし、板材搬入装置15により再び板材Wをバ
ックゲージBGに当接させてY軸方向の位置決めを最終
的に完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロボット等の板
材搬入装置を用いて板材をX軸方向およびY軸方向へ移
動・位置決めする曲げ加工における板材の位置決め方法
およびそ方法を用いた曲げ加工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ロボットで板材を搬入して曲
げ加工機により曲げ加工を行う場合には、金型と板材の
合せを作業者が行っている。
【0003】図9を参照するに、曲げ加工機1において
は、切欠かれた板材Wをロボットグリッパ3によりクラ
ンプして切り起しをする場合には、板材Wの曲げ位置特
にX軸方向位置をパンチP及びダイDの位置に正確に合
せる必要がある。
【0004】すなわち、ロボットグリッパ3を有するロ
ボット等の板材供給装置は、コストや技術的な問題から
曲げに十分必要な精度をもって板材を供給・位置決めす
ることが非常に困難であるため、ロボットグリッパ3を
有するロボットのプログラムを作成する時には、この誤
差を考慮しなければならないがこれも困難である。この
ため、現実に使用する曲げ加工機1及び板材Wを用いて
その状況を測定し、ティーチングによりプログラムを変
更しているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、実際に加工に用いられる曲
げ加工機1及び板材Wを用いてティーチングを行っても
ロボットプログラムの変更を行うことは、データ修正量
が多く段取りに時間を要するため作業効率が悪いという
問題がある。
【0006】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、ロボット等の板材供
給装置により板材を供給・位置決めする際に板材と金型
の位置合せを自動で行うことができるような曲げ加工に
おける板材の位置決め方法およびその方法を用いた曲げ
加工機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の曲げ加工における板材の位
置決め方法は、パンチとダイとの協働によリ板材に曲げ
加工を行う曲げ加工における板材の位置決め方法であっ
て、前記板材を板材搬入装置により搬入して所定位置に
設定されているバックゲージに当接させてY軸方向位置
決めをした後、前記バックゲージを一旦後退させてバッ
クゲージに備えられた金型合せ手段又はワークの端面を
金型の少なくとも一方の金型合せ位置に、前記板材搬入
装置またはバックゲージをX軸方向へ移動させてセット
し、前記金型合せ手段に板材の端面を、又は板材の端面
に金型合せ手段を当接させることによりX軸方向の位置
決めを行い、再びバックゲージをセットしてこのバック
ゲージに板材を当接させることにより前記板材のY軸方
向の位置決めを補正すること、を特徴とするものであ
る。
【0008】従って、パンチとダイとの協働により位置
決めされた板材に曲げ加工を行う際に、まずバックゲー
ジによりY軸方向の位置決めを行うが、この位置決めは
最終的なものではなく、次の段階のためのものである。
すなわち、バックゲージを後退させた後、板材搬入装置
またはバックゲージをX軸方向へ移動させて金型合せ手
段又は板材を金型合せ位置にセットし、金型合せ手段に
板材の端面を、又はワークの端面に金型合せ手段を当接
させることによりX軸方向位置を金型の端面位置に合せ
る。この後、再びバックゲージをセットしてこのバック
ゲージに板材を当接することによりY軸方向位置の補正
を行い、X軸方向およびY軸方向の位置決めが完了す
る。
【0009】請求項2による発明の板材曲げ加工機は、
バックゲージにより位置決めされた板材にパンチとダイ
との協働で曲げ加工を行う曲げ加工機であって、前記板
材を把持してX軸およびY軸方向へ移動・位置決め自在
の板材搬入装置と、前記パンチおよび/またはダイの端
面位置を示すべくX軸方向へ移動・位置決め自在且つ板
材との干渉を回避すべく待避自在の金型合せ手段と、前
記金型合せ手段をパンチおよび/またはダイの端面位置
へ位置決めまたは前記板材と干渉しない位置に待避すべ
く制御すると共に前記板材搬入装置により板材をX軸方
向およびY軸方向へ移動・位置決めすべく制御する制御
装置と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0010】従って、パンチとダイとの協働により板材
に曲げ加工を行う際に、まず板材を把持した板材搬入装
置により板材をバックゲージに当接させてY軸方向の位
置決めを一応行う。その後、バックゲージを後退させ
て、板材搬入装置又はバックゲージをX軸方向へ移動さ
せて金型合せ手段又はワークの端面を金型合せ位置にセ
ットし、金型合せ手段にワークの端面を、又はワークの
端面に金型合せ手段を当接させることによりX軸方向の
位置決めを行う。続いて、バックゲージを再び加工位置
にセットし、板材搬入装置により再び板材をバックゲー
ジに当接させてY軸方向の位置決めを最終的に完了す
る。
【0011】請求項3による発明の板材曲げ加工機は、
請求項2記載の金型合せ手段が、前記バックゲージに待
避自在に設けられた支持部材と、この支持部材の先端に
設けられ当接信号を前記制御装置に発せしめる圧力セン
サとを備えてなること、を特徴とするものである。
【0012】従って、支持部材の先端に設けられた圧力
センサが金型合せ位置に位置決めされ、板材搬入装置又
はバックゲージがこの圧力センサに板材の端面を、又は
板材の端面を圧力センサを当接させることにより圧力セ
ンサから当接信号が制御装置に発せられて、板材のX軸
方向位置決めを行う。
【0013】また、請求項4による発明の板材曲げ加工
機は、請求項2、3記載の制御装置が、種々のデータを
指令せしめるMMI部と、加工機本体を制御する加工機
コントロール部と、板材搬入装置を制御する搬入装置コ
ントロール部と、前記MMI部からの金型合せ指令によ
り前記加工機コントロール部および搬入装置コントロー
ル部に所定の指令を行うラインコントロール部と、を備
えてなることを特徴とするものである。
【0014】従って、必要に応じて作業者が入力した曲
げ加工データや金型合せデータはMMI部を介して各コ
ントロール部に伝達される。ラインコントロール部は加
工機コントロール部に曲げ加工命令を発して曲げ加工を
行ったり、金型合せ指令を発してバックゲージや金型合
せ手段を制御する。また、ラインコントロール部は搬入
装置コントロール部に指令を送って、X軸方向およびY
軸方向の移動・位置決めを行う。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて説明する。
【0016】図2には、この発明にかかる曲げ加工機と
してのプレスブレーキ5の全体が示されている。
【0017】プレスブレーキ5の両側(図2中紙面直交
方向の両側)には側板7が立設されており、この側板7
の前面(図2中右側)上部には上部フレーム9を備え、
側板7の前面下部には下部フレーム11を備えている。
【0018】上部フレーム9の下端にはパンチPが着脱
自在に装着され、下部フレーム11には図示省略のラム
がZ軸方向へ昇降自在に設けられており、ラムの上端に
は前記パンチPに対向するダイDが着脱自在に設けられ
ている。なお、上部フレーム9の前面には制御装置とし
てのNC装置13が設けられている。
【0019】従って、図示省略の昇降装置によりダイD
を昇降させてパンチPとの協働で板材Wに曲げ加工を行
うものである。
【0020】ダイD及びパンチPの後方(図2中左方
向)には、詳細を後述するが、板材WのY軸方向位置決
めを行うべくバックゲージBGがY軸前後方向へ移動・
位置決め自在に設けられている。
【0021】プレスブレーキ5の前側には板材搬入装置
としてのロボット15が装着してある。このロボット1
5はごく一般的なものであるのでその概略を説明する。
下部フレーム11にはX軸方向へ延伸するベースプレー
ト17が一体的に取付けられており、このベースプレー
ト17にはX軸方向へ移動自在の移動台19が設けられ
ている。ロボット15はこの移動台19に取付けられて
いるので、前記ベースプレート17に沿ってX軸方向へ
位置・位置決めされる。
【0022】また、移動台19には扇状部材21が鉛直
面内でY軸方向へ取付けられており、この扇状部材21
には昇降支柱23が扇状部材21に沿って回動自在に設
けられている。昇降支柱23の上端にはアーム25が取
付けられており、このアーム25の先端にはロボットグ
リッパ27がA軸及びB軸回りに回動自在に設けられて
いる。
【0023】従って、移動台19をベースプレート17
に沿ってX軸方向へ移動させ、昇降支柱23をZ軸上下
方向へ位置決めし、アーム25を扇状部材21に沿って
回動させることにより板材Wを所望の位置に送り込んで
バックゲージBGに当接させて位置決めし、パンチPと
ダイDとの協働により曲げ加工を行うものである。
【0024】一方、図1を併せて参照するに、前述のバ
ックゲージBGはY軸方向へ前後動自在の移動機構29
(図2参照)に支持されて前後方向へ移動・位置決め自
在のストレッチ31を有している。このストレッチ31
はX軸方向へ延伸されており、複数の突当てスライダ3
3が各々別個にストレッチ31に沿ってX軸方向へ移動
・位置決め自在に設けられている。突当てスライダ33
には、突当て35がY軸方向へ突出して設けられてい
る。
【0025】このようなバックゲージBGでは、例え
ば、ストレッチ31にはラック37が取付けられてお
り、図示しないが突当てスライダ33には前記ラック3
7に噛合するピニオンが設けられており、サーボモータ
39によりX軸方向へ移動する。また、図示しないが、
突当て35は各々Z軸方向へ昇降自在となっている。
【0026】前記突当て35には金型合せ手段としての
支持部材41が図示省略の移動機構により待避可能(例
えば図1の矢印方向へ回動する)に設けられており、こ
の支持部材41の先端には圧力センサ43が設けられて
いる。すなわち、前記支持部材41及び圧力センサ43
は、板材WをバックゲージBGに当接させてY軸方向の
位置決めを行う場合には待避させることにより板材Wと
の干渉を回避することができる。
【0027】次に、図3に基づいてNC装置13の構成
について説明する。NC装置13は、主に、MMI部
(マン・マシン・インターフェース部)45、プレスブ
レーキコントロール部47、ラインコントロール部4
9、ロボットコントロール部51等を備えている。
【0028】MMI部45では、入出力装置53により
入力された曲げ加工データや金型合せデータ等をプレス
ブレーキコントロール部47に転送してラインコントロ
ール部49に対して「金型合せ有り曲げ指令」を伝達す
る。また、必要なデータを入出力装置53により表示し
たりする。
【0029】ラインコントロール部49では、MMI部
45からの「金型合せ有り曲げ指令」を受けて、プレス
ブレーキコントロール部47とロボットコントロール部
51のタイミングをとりながらプレスブレーキコントロ
ール部47及びロボットコントロール部51に対して曲
げ指令や金型合せ指令を伝達する。
【0030】プレスブレーキコントロール部47では、
ラインコントロール部49の指令によりプレスブレーキ
5のバックゲージBGを移動する。
【0031】また、ロボットコントロール部51では、
ラインコントロール部49の指令によりロボット15の
移動を行う。この時、バックゲージBGに設けられてい
る圧力センサ43から圧力検出器55を介して伝達され
る当接信号に基づいて、ロボットコントロール部51が
板材Wとの位置関係を把握してロボット15を移動させ
る。
【0032】次に、図4〜図8に基づいて、以上説明し
たようなプレスブレーキ5における板材Wの位置決め及
び曲げ加工手順について説明する。
【0033】まず、図4を参照するに、ロボット15は
把持している板材WをパンチP及びダイDの間に搬入し
て、予め所定の位置に位置決めされているバックゲージ
BGに当接させることによりY軸方向及びA軸方向の板
材Wの位置決めを行う。このとき、バックゲージBGは
板材WのX軸方向位置を知っているので、突当て35間
隔を板材Wの大きさに対応させている。また、支持部材
41及び圧力センサ43は待避している。
【0034】続いて図5を参照するに、Y軸方向及びA
軸方向の位置決めが完了すると、バックゲージBGをY
軸方向に後退(図2中左方向)させ、一方の突当て35
Aを予め入力されている金型端面を示す金型合せ位置K
に位置決めすると共に支持部材41及び圧力センサ43
をセットし、他方の突当て35を逃げ位置Nに移動させ
る。ここで、金型合せ位置Kとは曲げ加工を行う金型
P、Dの一方の端面に対応する位置をいう。また、逃げ
位置Nとは次の動作で板材WとバックゲージBGが当接
しないような位置をいう。
【0035】図6を参照するに、バックゲージBGを前
進させ、ロボット15をX軸方向へ移動させて圧力セン
サ43が所定の押圧力を検出して当接信号を発したら停
止し、計算値とのオフセットをする。
【0036】図7を参照するに、バックゲージBGを後
退させると共に支持部材41及び圧力センサ43を待避
させて、突当て35を板材Wに対応する間隔へ移動させ
る(X軸方向)。
【0037】最後に、図8を参照するに、バックゲージ
BGを所定位置へ位置決めし(Y軸方向)、再度ロボッ
ト15により板材WをY軸方向へ位置決めして曲げ加工
を行う。
【0038】以上の結果から、バックゲージBGに設け
た圧力センサ43の位置を金型P、Dの端面に合せ、ロ
ボット15を制御して前記圧力センサ43に板材Wを当
接させることにより板材Wの位置決めを行うので、板材
Wと金型P、Dとの位置関係を自動により正確に設定す
ることができる。これにより、段取り時間を大幅に短縮
することができると共に、作業の安全性を確保すること
ができる。
【0039】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の実
施の形態においては、金型合せ位置Kを予め入力してお
き、この位置に圧力センサ43を合せるようにしたが、
実際に装着されている金型P、Dの位置をバックゲージ
BGの突当て35を移動させることにより検出し、この
位置に板材Wを合せるようにして位置決めしても良い。
また、前述した実施の形態の例では支持部材41を金型
合せ位置Kにセットし、ワークWを支持部材41に当接
せしめる例で説明したが、ワークWを金型合せ位置Kに
セットし、支持部材41をワークWに当接せしめて位置
決めするようにしてもよい。
【0040】また、前述の実施の形態においては、一方
の突当て35に圧力センサ43を設けて、金型P、Dの
一端面のみを検出したが、二つの突当て35、35に圧
力センサ43を設けて、金型P、Dの両端面を検出する
ようにしても良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる曲げ加工における板材の位置決め方法では、パンチ
とダイとの協働により位置決めされた板材に曲げ加工を
行う際に、まずバックゲージによりY軸方向の位置決め
を行い、続いて板材搬入装置又はバックゲージをX軸方
向へ移動させて金型合せ位置に金型合せ手段又は板材の
端面をセットし、この金型合せ手段にワークの端面を、
又はワークの端を金型合せ手段に当接させてX軸方向位
置決めを行い、その後、再びバックゲージをセットして
このバックゲージに板材を当接することによりY軸方向
位置の補正を行ってX軸方向およびY軸方向の位置決め
を行うので、自動により高精度の板材の位置決めを行う
ことができ、高精度の曲げ加工を迅速に行うことができ
る。
【0042】請求項2の発明による板材曲げ加工機で
は、まず板材を把持した板材搬入装置が板材をバックゲ
ージに当接させてY軸方向の位置決めを一応行い、その
後、板材搬入装置又はバックゲージをX軸方向へ移動さ
せて金型合せ手段又はワークの端面を金型合せ位置にセ
ットし、金型合せ手段にワークの端面を、又はワークの
端面に金型合せ手段を当接させてX軸方向の位置決めを
行う。続いて、バックゲージを再び加工位置にセットし
て板材搬入装置により再び板材をバックゲージに当接さ
せてY軸方向の位置決めを行うので、自動により高精度
の板材の位置決めを行うことができ、高精度の曲げ加工
を迅速に行うことができる。
【0043】請求項3の発明による板材曲げ加工機で
は、支持部材の先端に設けられた圧力センサが金型合せ
位置に位置決めされ、板材搬入装置又はバックゲージが
この圧力センサに板材の端面を、又は板材の端面をを当
接させることにより圧力センサから当接信号が制御装置
に発せられるので、当接信号により板材が圧力センサに
当接したことを明確に確認することができる。これによ
り、板材と金型の位置関係を確実に把握することができ
る。
【0044】また、請求項4の発明による板材曲げ加工
機では、必要に応じて作業者が入力した曲げ加工データ
や金型合せデータはMMI部を介して各コントロール部
に伝達される。ラインコントロール部は加工機コントロ
ール部に曲げ加工命令を発して曲げ加工を行ったり、金
型合せ指令を発してバックゲージや金型合せ手段を制御
し、ラインコントロール部は搬入装置コントロール部に
指令を送って、X軸方向およびY軸方向の移動・位置決
めを行うので、板材と金型との位置決めおよび曲げ加工
を迅速且つ高精度で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る板材曲げ加工機における板材の
位置決めに関する要部を示す斜視図である。
【図2】この発明に係る板材曲げ加工機の全体を示す側
面図である。
【図3】NC装置の内部構成を示すブロック構成図であ
る。
【図4】この発明に係る曲げ加工における板材の位置決
め方法の一ステップを示す状態説明図である。
【図5】この発明に係る曲げ加工における板材の位置決
め方法の一ステップを示す状態説明図である。
【図6】この発明に係る曲げ加工における板材の位置決
め方法の一ステップを示す状態説明図である。
【図7】この発明に係る曲げ加工における板材の位置決
め方法の一ステップを示す状態説明図である。
【図8】この発明に係る曲げ加工における板材の位置決
め方法の一ステップを示す状態説明図である。
【図9】従来における問題点を説明する斜視図である。
【符号の説明】
5 プレスブレーキ(曲げ加工機) 13 NC装置(制御装置) 15 ロボット(板材搬入装置) 41 支持部材(金型合せ手段) 43 圧力センサ 45 MMI部 47 プレスブレーキコントロール部(加工機コントロ
ール部) 49 ラインコントロール部 51 ロボットコントロール部(搬入装置コントロール
部) P パンチ D ダイ W 板材 BG バックゲージ PD 金型

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチとダイとの協働によリ板材に曲げ
    加工を行う曲げ加工における板材の位置決め方法であっ
    て、前記板材を板材搬入装置により搬入して所定位置に
    設定されているバックゲージに当接させてY軸方向位置
    決めをした後、前記バックゲージを一旦後退させてバッ
    クゲージに備えられた金型合せ手段又はワークの端面を
    金型の少なくとも一方の金型合せ位置に、前記板材搬入
    装置またはバックゲージをX軸方向へ移動させてセット
    し、前記金型合せ手段に板材の端面を、又は板材の端面
    に金型合せ手段を当接させることによりX軸方向の位置
    決めを行い、再びバックゲージをセットしてこのバック
    ゲージに板材を当接させることにより前記板材のY軸方
    向の位置決めを補正すること、を特徴とする曲げ加工に
    おける板材の位置決め方法。
  2. 【請求項2】 バックゲージにより位置決めされた板材
    にパンチとダイとの協働で曲げ加工を行う曲げ加工機で
    あって、前記板材を把持してX軸およびY軸方向へ移動
    ・位置決め自在の板材搬入装置と、前記パンチおよび/
    またはダイの端面位置を示すべくX軸方向へ移動・位置
    決め自在且つ板材との干渉を回避すべく待避自在の金型
    合せ手段と、前記金型合せ手段をパンチおよび/または
    ダイの端面位置へ位置決めまたは前記板材と干渉しない
    位置に待避すべく制御すると共に前記板材搬入装置によ
    り板材をX軸方向およびY軸方向へ移動・位置決めすべ
    く制御する制御装置と、を備えてなることを特徴とする
    板材曲げ加工機。
  3. 【請求項3】 前記金型合せ手段が、前記バックゲージ
    に待避自在に設けられた支持部材と、この支持部材の先
    端に設けられ、当接信号を前記制御装置に発せしめる圧
    力センサとを備えてなること、を特徴とする請求項2記
    載の板材曲げ加工機。
  4. 【請求項4】 前記制御装置が、種々のデータを指令せ
    しめるMMI部と、加工機本体を制御する加工機コント
    ロール部と、板材搬入装置を制御する搬入装置コントロ
    ール部と、前記MMI部からの金型合せ指令により前記
    加工機コントロール部および搬入装置コントロール部に
    所定の指令を行うラインコントロール部と、を備えてな
    ることを特徴とする請求項2、3記載の板材曲げ加工
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014504555A (ja) * 2011-02-01 2014-02-24 トルンプ マシーネン オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 工具位置を感知する感知手段を備えた製造デバイス及び製造デバイスの操作方法
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