JPH05119818A - 板材折曲機の誤差調整方法 - Google Patents

板材折曲機の誤差調整方法

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JPH05119818A
JPH05119818A JP30996691A JP30996691A JPH05119818A JP H05119818 A JPH05119818 A JP H05119818A JP 30996691 A JP30996691 A JP 30996691A JP 30996691 A JP30996691 A JP 30996691A JP H05119818 A JPH05119818 A JP H05119818A
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JP
Japan
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error
plate
plate material
allowed
bending
Prior art date
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JP30996691A
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English (en)
Inventor
Atsushi Momokita
淳 百北
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイクルタイムを長引かせることなく、板材
の誤差を誤差の許される部分に割り当て、高品質な曲げ
製品を得る。 【構成】 板材Wを挟持型3a間に送り込んで、板材W
の挟持型3aから突出した部分を曲型3bで折曲する板
材折曲機に適用する。調整に際しては、自動プログラミ
ング装置39で加工プログラム36を作成する入力画面
40で、予め、誤差の許容される部分か否かの区別を入
力する。この可否データ45は、加工プログラム36に
おける板材の送り指令44に付加される。加工プログラ
ム36を実行して加工を開始するときに、板幅を実測し
て板幅入力データとの誤差ΔX,ΔYを演算する。この
誤差演算値を、誤差許容「可」のデータを有する送り指
令44に割り当て、送り量指令値をオフセットする。こ
のように加工することにより、加工順序を変えることな
く、誤差の許される部分に誤差を持って行くことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板材を挟持型と曲型
とで端曲げする板材折曲機において、板材の実際の寸法
と加工プログラム上の寸法との誤差を調整する板材折曲
機の誤差調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材折曲機において、図5に示す
ように板材送り装置51により板材Wを挟持型52に送
り込み、板材Wの挟持型52から突出した部分Waを曲
型53の上昇によって端曲げするものがある。このよう
な板材折曲機を用いて図6に示すように板材Wを多段に
折り曲げる場合、図7(A)〜(E)に示すように、板
材Wの曲げと送りとを繰り返し、先端側の曲げ部分から
順次加工する。
【0003】前記の板材折曲機の運転は、一般に数値制
御で行われるが、加工プログラム上の板幅データと実際
の板幅とに誤差が生じることがある。このように誤差が
生じたときに、その誤差をどのように調整するかが問題
となる。この誤差調整につき説明する。
【0004】通常の板金の曲げ加工では、必ず曲げ部分
のどこかに誤差が許される部分がある。例えば、図8に
示すように2組の曲げ製品を組み合わせる場合、寸法
A,Bの箇所の誤差は許されないが、寸法C,Dの部分
は少しの誤差は許される。また、図9に示すように2組
の曲げ製品を噛み合い状態に組み合わせる場合は、A,
Bの部分には誤差が許されるが、Dの部分は許されな
い。
【0005】ここで、板材折曲機で加工される板材は、
製品に合わせた大きさにシャーリングマシン等で切ら
れ、その後、パンチ加工等を終えた後に曲げ加工が行わ
れるが、シャーリングマシンの精度により、板材の長短
が発生する。
【0006】通常、この曲げ長さの誤差が、図8,図9
と共に説明したような誤差の許される部分に来るよう
に、加工方法、加工順を組み合わせて曲げ加工が行われ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように加
工方法や加工順で調整する方法であると、複雑な加工の
場合、加工順が著しく制限されたることがあり、そのた
め能率的な加工順をとることができず、著しくサイクル
タイムが長くなることがある。
【0008】この発明の目的は、サイクルタイムを長引
かせることなく、板材の誤差を誤差の許される部分に割
り当て、高品質な曲げ製品を得ることのできる板材折曲
機の誤差調整方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図1と共に説明する。この誤差調整方法は、
板材(W)を挟持型(3a)間に送り込んで、板材
(W)の挟持型(3a)から突出した部分を折曲する板
材折曲機に適用される。この誤差調整方法によると、加
工プログラム(36)における板材の送り指令(44)
に、予め誤差許容の可否データ(45)を付加してお
き、加工の開始時に板幅(X1),(Y1)を実測して
板幅入力データとの誤差(ΔX),(ΔY)を演算す
る。この誤差演算値を、誤差許容「可」のデータを有す
る送り指令(44)に割り当て、送り量指令値をオフセ
ットする。
【0010】
【作用】この発明方法によると、板材(W)の実際の幅
寸法(X1),(Y1)を測定して、加工プログラム
(36)上の板幅入力データとの誤差(ΔX),(Δ
Y)を求め、この誤差を予め可否データ(45)によっ
て指定した送り指令(44)に割り当てるので、加工順
を変更することなく、板材(W)の誤差を誤差の許され
る部分にもって行くことができる。
【0011】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図4に基づ
いて説明する。まず、この発明方法を適用する板材折曲
機の構成を説明する。図2に示すように、この板材折曲
機は折曲機本体3と板材送り装置1とで構成され、折曲
機本体3に、上下に開閉可能な挟持型3aと、昇降駆動
される曲型3bとが設けられている。
【0012】板材送り装置1は、板材Wを載置するテー
ブル2と、テーブル2上の板材Wを板材回転装置5で把
持して前後(Y軸方向)に移動するキャリッッジ4とを
備えている。キャリッジ4は、ベッド13上にレールを
介して設置され、送りねじ14およびその駆動用のサー
ボモータ15により前後送りが行われる。板材回転装置
5は、板材Wを上下から挟持する一対のパッド5a,5
bと、下パッド5bを回転駆動するインデッスクモータ
(図示せず)とからなり、板材Wを所定角度(例えば9
0°)毎に割出回転させる。上パッド5aは、キャリッ
ジ4の先端に設けた縦レール17に沿って昇降自在な昇
降ホルダ18に取付けられており、シリンダ装置等の昇
降装置16で昇降駆動される。
【0013】図3は板材送り装置1の平面図である。テ
ーブル2は、中央部にキャリッジ4を通過させるキャリ
ッジ通路10を有し、多数の短冊状板2aで構成されて
いる。テーブル2の各短冊状板2a間の隙間9には、板
材Wの幅決め用のセンタリングピン8が突没可能に突出
し、テーブル2の前縁に、シリンダ装置(図示せず)で
突没される前後位置決め用のエンドロケータ11が設け
られている。
【0014】キャリッジ6の両側には、一対のサブキャ
リッジ6がレール21を介して進退自在に設置され、サ
ブキャリッジ6の前端に、板材持替え用のサブクランプ
装置7が設けられている。サブキャリッジ6は、キャリ
ッジ4に設置された送りねじ22(図2)およびサーボ
モータ23により進退駆動される。
【0015】このサブキャリッジ6に、テーブル2上の
板材Wを前記エンドロケータ11に押し付けるプッシャ
24(図1)が設けられ、かつプッシャ24には、その
進退駆動用のシリンダ装置25による突出長さを測定す
るリニアスケール26が付設されている。
【0016】図4は、図3のセンタリングピン8を駆動
するセンタリング装置27を示す。左右のセンタリング
ピン8は、送りねじ28の左右の逆ねじに部分に螺合す
る一対の可動台29に各々設置され、サーボモータ30
の駆動により対称移動する。センタリングピン8には、
板材Wを確実に挟んだことを検出する挟み検出スイッチ
31が設けてあり、この検出スイッチ31のオン動作時
に、サーボモータ30のパルスコーダ32の出力から板
材Wの板幅を検出する左右板幅検出器33が、後に説明
するNC装置の一部に設けられている。
【0017】図1は制御系のブロック図である。NC装
置34は、加工プログラムメモリ35の加工プログラム
36を演算制御部37で実行し、板材折曲機の全体を制
御する手段であり、各軸のサーボコントローラ38およ
びプログラマブルコントローラ(図示せず)を備えてい
る。前記演算制御部37に、後にその機能を説明するオ
フセット演算手段41と誤差演算手段42とが設けてあ
る。
【0018】自動プログラミング装置39は、CRTと
キーボード等で構成される表示・入力装置40により、
対話式に必要データを入力することによって加工プログ
ラム36を自動生成する手段である。
【0019】次に、上記構成による誤差調整方法を説明
する。自動プログラミング装置39によるプログラム作
成過程では、表示・入力装置40の画面に折曲製品の完
成図形を登録図形から呼出すことなどによって描画し、
各部の寸法A〜Dのデータを入力する。このとき、各部
の寸法A〜Dの部分が誤差の許容できる部分であるか否
かのデータも入力する。
【0020】自動プログラミング装置39は、これらの
入力データにより、NCコードからなる加工プログラム
36を自動生成し、加工プログラムメモリ35に転送す
る。加工プログラム36は、完成図形の入力データから
演算されたX,Y方向の板幅データのブロック43と、
送り指令のブロック44と、曲げ指令のブロック46等
で構成される。送り指令のブロック44は、キャリッジ
4に板材Wの送りを行った後に曲型3bによる曲げを行
わせる指令であり、寸法入力データA〜Dから演算され
た送り量指令値と共に、前記の入力設定した誤差許容の
可否データ45が記述される。
【0021】加工プログラム36が実行され、テーブル
2上に板材Wが搬入されると、板材Wの位置決め時に、
前後左右の板幅寸法が実測される。すなわち、板材W
は、キャリッジ4のサブキャリッジ6に設けられたプッ
シャ24でエンドロケータ11に押付けることにより前
後に位置決めされる。このときのプッシャ24の位置を
リニアスケール26で読み取ることにより、板材Wの前
後幅(Y1)が実測される。なお、キャリッジ4および
サブキャリッジ6が原点位置から移動している場合は、
その移動量をリニアスケール26の読み取りデータに加
算する。板材Wの左右幅(X1)は、センタリング装置
27で板材Wを左右に挟んだときの左右幅検出器33の
検出値で測定される。
【0022】これらX,Y方向の実測値X1,Y1は、
誤差演算手段42によって加工プログラム36の板幅デ
ータと比較され、各方向の誤差ΔX,ΔYが演算して記
憶される。
【0023】加工プログラム36の各送り指令および曲
げ指令のブロック44,46は、NC装置34で順次実
行され、これにより図7に示したような板材Wの送りと
曲げとが繰り返され、図1の表示・入力手段40に示し
た多段折り曲げ形状の加工が行われる。
【0024】この場合に、誤差演算手段42による誤差
ΔYは、誤差許容の可否データ45が「可」である送り
指令が実行されるときに、その送り量指令値が誤差ΔY
でオフセットされる。X軸方向の誤差ΔXは、板材Wを
板材回転装置5で90°回転させた状態で曲げを行うと
きに、前記と同様にオフセットする。
【0025】この誤差調整方法によると、このように板
材Wの実際の幅寸法X1,Y1を測定して、加工プログ
ラム36上の板幅入力データとの誤差ΔX,ΔYを求
め、この誤差ΔX,ΔYを予め可否データ45によって
指定した送り指令に割り当てるので、加工順を変更する
ことなく、板材Wの誤差を誤差の許される部分にもって
行くことができる。そのため、サイクルタイムを上げた
ままで、誤差を誤差許容部分に吸収し、高品質な曲げ製
品を得ることができる。
【0026】なお、誤差許容箇所が複数ある場合は、オ
フセット演算手段41により誤差ΔY(またはΔX)の
値を適宜分割してオフセットしても良く、所定の1箇所
だけてオフセットするようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】この発明の誤差調整方法は、板材の実際
の幅寸法を測定して、加工プログラム上の板幅入力デー
タとの誤差を求め、この誤差を予め可否データによって
指定した送り指令に割り当てるので、加工順を変更する
ことなく、板材の誤差を誤差の許される部分にもって行
くことができる。そのため、サイクルタイムを上げたま
まで、誤差を誤差許容部分に吸収し、高品質な曲げ製品
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の誤差調整方法を適用する
制御系のブロック図である。
【図2】その誤差調整方法を適用する板材折曲機の破断
側面図である。
【図3】同板材折曲機の平面図である。
【図4】同板材折曲機におけるセンタリング装置の正面
図である。
【図5】従来の板材折曲機の動作説明図である。
【図6】その板材の折曲形状例の説明図である。
【図7】同じくその折曲動作手順の説明図である。
【図8】板材の折曲製品例の側面図である。
【図9】板材の他の折曲製品例の側面図である。
【符号の説明】
1…板材送り装置、2…テーブル、3…折曲機本体、3
a…挟持型、3b…曲型、4…キャリッジ、5…板材回
転装置、11…エンドロケータ、24…プッシャ、26
…リニアスケール、27…センタリング装置、34…N
C装置、36…加工プログラム、39…自動プログラミ
ング装置、40…表示・入力装置、41…オフセット手
段、42…誤差演算手段、44…送り指令のブロック、
45…誤差許容可否データ、W…板材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材を挟持型間に送り込み、板材の挟持
    型から突出した部分を折曲する板材折曲機の加工プログ
    ラムにおいて、板材の送り指令に誤差許容の可否データ
    を付加する過程と、加工の開始時に板幅を実測して板幅
    入力データとの誤差を演算する過程と、誤差許容可の送
    り指令に誤差演算値を割り当てて送り量指令値をオフセ
    ットする過程とを含む板材折曲機の誤差調整方法。
JP30996691A 1991-10-28 1991-10-28 板材折曲機の誤差調整方法 Pending JPH05119818A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0836896A2 (de) * 1996-10-18 1998-04-22 Schechtl Maschinenbau GmbH Computersteuerbare Schwenkbiegemaschine
JP2006122191A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Asahi:Kk 金属製棚及び金属製ワゴン
CN106216451A (zh) * 2016-08-17 2016-12-14 南通惠宇机床有限公司 全自动在线折弯机控制系统

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