JPH09294899A - ワイシャツのタックスリーブの仕上げ方法および装置 - Google Patents
ワイシャツのタックスリーブの仕上げ方法および装置Info
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- JPH09294899A JPH09294899A JP11379096A JP11379096A JPH09294899A JP H09294899 A JPH09294899 A JP H09294899A JP 11379096 A JP11379096 A JP 11379096A JP 11379096 A JP11379096 A JP 11379096A JP H09294899 A JPH09294899 A JP H09294899A
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Abstract
い状態でプレス仕上げできるようにすることにある。 【解決手段】 パッド台2に取り付けられるスリーブ緊
張用の空気袋3を、外袋3bと内袋3aの二重構造と
し、熱板4を閉じてプレス動作に入るのと同時に、外袋
3bだけを先に膨張させ、遅れて外袋3bより大きな圧
力の空気で内袋3aを膨張させる。内袋3aの膨張は、
外袋3bの膨張が終了した後に、かつ、プレスが完全に
閉じる手前で終了させる。このようにすると、スリーブ
Sの腕周りが小さい場合に、外袋3bの余った部分がシ
ワを形成し、そのシワが窪みHを作っても、内側から外
袋3bより高圧で内袋3aが膨張してくるので、その窪
みHが、内袋3aと、遅れて圧着してくる熱板4とに挟
まれて潰され、スリーブSが面着する外袋3bの外面が
フラットになる。
Description
ックスリーブをシワのない状態に仕上げる方法およびそ
の装置に関する。
れた袖立1にワイシャツのタックスリーブSを被せ、タ
ックスリーブSをパッド台2の表面と熱板4とで圧着し
てタックスリーブSをプレス仕上げする装置の一例とし
て、実開平1−164997号公報による仕上げ装置が
ある。
に、袖立1がパッド台2とその片側に取り付けられた膨
張自在な空気袋3とで形成されており、パッド台2は空
気袋取付け端に向かって断面が縮小し、かつ、他端はタ
ック部Tの腕周り形状に沿った曲面となっている。
る部分で二つ割りに分割されており、その各分割片を前
記当接部を支点として開閉可能に連結するとともに、各
分割片の圧着面が袖立1の形状に対応した曲面形状に構
成されている。
プレス開始ボタンを押すと、図7に示すように、袖立1
が傾動して熱板4内に入り込み、パッド台2の前面が熱
板4の中央部に押し当てられる。これにより、タック部
Tは熱板4とパッド台2との間で圧着されてプレスされ
る。
動作に入るが、それと同時に前記空気袋3の膨張を開始
させる。この空気袋3の膨張によってスリーブSのサイ
ズ変化に関係なく、スリーブSをその形状に沿ってシワ
のない緊張状態にし、スリーブS全体を光沢のあるプレ
ス面に仕上げようとするものである。
タック部Tをパッド台2と熱板4の回動支点との間に圧
着することにより、タック部Tが伸ばされないようにし
ているので、空気袋3が膨張してもタツクスリーブを正
しい形状に仕上げることができる。
構成の仕上げ装置によりワイシャツをプレスする際、パ
ッド台2と空気袋3から成る平均的なサイズの袖立1に
スリーブSの腕周り寸法の小さいワイシャツを被せた場
合、空気袋3の余った部分がスリーブSに拘束されてシ
ワを形成し、図9に示すように、空気袋3の表面に窪み
Hが発生する。このため、その状態でスリーブSをプレ
スすると、その空気袋3の表面の窪みHに対応するスリ
ーブSの部分にシワが生じ、折角タック部を正しい形状
に保持してプレスできるとしても仕上がり状態が必らず
しも満足なものにならない場合がある。
ックスリーブ仕上げの際の問題点を簡易な方法で解消
し、タック部を正しい形状に保持しつつシワのない状態
でプレス仕上げできるようにすることにある。
に、この発明は、膨張自在な内側空気袋と外側空気袋か
らなる二重の空気袋がパッド台の片側端に取り付けられ
た袖立にワイシャツのタックスリーブを被せ、熱板の圧
着開始と共に前記外側空気袋を膨張させ、その後さらに
前記内側空気袋に外側空気袋より高圧の空気を送り込ん
で膨張させ、外側空気袋並びに前記パッド台の表面と熱
板とでスリーブを圧着してプレス仕上げするようにした
のである(請求項1)。
自在な内側空気袋と外側空気袋からなる二重の空気袋が
取り付けられた袖立と、その袖立に被せたワイシャツの
タックスリーブを前記外側空気袋の表面並びにパッド台
の表面とで圧着してプレス仕上げする熱板とを備えたも
のを用いるようにしたのである(請求項2)。
ることにより、前記タックスリーブの腕周りの小さいワ
イシャツを仕上げる際、外側空気袋がタックスリーブに
拘束され、その余った部分がシワを形成し、そのシワで
表面に窪みが発生しても、遅れて膨張する(外側空気袋
の内圧より)高圧の内側空気袋が熱板との間でその窪み
を潰すので、外側空気袋の表面がフラットになる。
る。この実施形態の仕上げ装置は、従来例の装置におい
て袖立のパッド台に取り付けていたスリーブ緊張用の空
気袋を、上記したように、外側空気袋(以下、この項で
は外袋という)とその内部に設けた内側空気袋(以下、
内袋という)の二重構造としている点で従来例と異なる
が、袖立の他の構成は従来例と同様(図7参照)である
ので同一部分については同一符号を付し、説明は省略す
る。
上げ装置の袖立1の外観である。2がパッド台、3が空
気袋である。図3は、パッド台2の上方から下方にかけ
て図2に示す各位置での袖立1の断面を示している。
(b)に示すように、パッド台2の側面に外袋3bに囲
まれる形で外袋3bとともに縫い付けられている。内袋
3aはパッド台2の上方から下方に至るまでその断面形
状が一定であるが、外袋は下方にいくに従って、図1お
よび図2に示すように、末広がりの形状となっている。
そして、その末広がりの形状に対し、下方に進む途中、
図3(b)に示すように、内部に仕切り5が設けてあ
り、元の3bの空間が3b1 と3b2 の空間に仕切られ
ている。これは、外袋が種々のスリーブSの腕周り寸法
に対応出来るようにしたものであり、外袋に空気が供給
されると、3b1 と3b2 の両方に空気が供給される
が、スリーブSの腕周り寸法の大きなシャツの場合に
は、3b1 と3b2の両方の空間が膨張し、その部分の
表面にスリーブS内面が密着し、スリーブSの腕周り寸
法の小さなシャツの場合、3b2 の部分はスリーブSに
拘束されて部分的に収縮した形となる。
に位置する部分では、図3(c)に示すように、それぞ
れの袋に個別に空気を供給する各袋専用のパイプ6a、
6bが設けられており、各パイプ6a、6bは図示しな
いポンプに接続されている。
記のような構造になっており、次に、その仕上げ装置を
用いた仕上げ作業の手順を説明するが、前記したよう
に、この実施形態の装置と従来例で取り挙げた装置と
は、空気袋3の構造が違っており、以下では主として空
気袋3が作用する工程を取り挙げて説明する。
れている状態の熱板4側に袖立1を倒す。この状態での
袖立1(パッド台2、空気袋3)、スリーブS、熱板4
の関係を図4に断面で示す。この状態で空気袋3には内
袋3a、外袋3bとも空気は供給されていない。
入るが、それと同時に前記空気袋3の膨張を開始させ
る。その際、先ず外袋3bだけを先に膨張させる。外袋
3bの膨張は、図示しないポンプから前記パイプ6bを
通じて空気を供給して行う。
させ、外袋3bの膨張が終了した後に、かつ、プレスが
完全に閉じる手前で膨張を終了するようにする。そし
て、内袋3aは外袋3bより大きな圧力の空気で膨張さ
せる。内袋3aの膨張は、図示しないポンプから前記パ
イプ6aを通じて空気を供給して行う。
小さいシャツの場合に、従来例では、前記図9で示した
ように外袋3bがスリーブSに拘束され、外袋3bの余
った部分がシワを形成し、そのシワが窪みHを作って
も、この実施形態の装置では内側から外袋3bより高圧
で内袋3aが膨張してくるので、その窪みHが、内袋3
aと、遅れて圧着してくる熱板4とに挟まれて潰され、
図6に示すように、スリーブSが面着する外袋3bの外
面がフラットになる。従って、この状態で図5に示すよ
うに熱板4を圧着してもスリーブSにシワは生じない。
ば、パッド台の片側端に取り付けるスリーブ緊張用の空
気袋を外側空気袋とその内部に設けた内側空気袋の二重
構造にしたので、腕周りの寸法の小さいシャツをプレス
するときに外側空気袋にシワが発生し、そのシワが窪み
を形成しても、高圧の内側空気袋が熱板とはさんでこの
窪みを潰すようにしたので、外側空気袋の表面がフラッ
トになり、これとプレス面に圧着されるスリーブにはシ
ワが発生せず、タック部を正しい形状に保持しつつシワ
のない状態でプレス仕上げができるという効果がある。
による断面を(a)に示し、線B−Bによる断面を
(b)に示し、線C−Cによる断面を(c)に示した図
実施形態の断面図
態の断面図
Claims (2)
- 【請求項1】 膨張自在な内側空気袋と外側空気袋から
なる二重の空気袋がパッド台の片側端に取り付けられた
袖立にワイシャツのタックスリーブを被せ、熱板の圧着
開始と共に前記外側空気袋を膨張させ、その後さらに前
記内側空気袋に外側空気袋より高圧の空気を送り込んで
膨張させ、外側空気袋並びに前記パッド台の表面と熱板
とでスリーブを圧着してプレス仕上げするようにしたワ
イシャツのタックスリーブの仕上げ方法。 - 【請求項2】 パッド台の片側端に膨張自在な内側空気
袋と外側空気袋からなる二重の空気袋が取り付けられた
袖立と、その袖立に被せたワイシャツのタックスリーブ
を前記外側空気袋の表面並びにパッド台の表面とで圧着
してプレス仕上げする熱板とを備えたワイシャツのタッ
クスリーブの仕上げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11379096A JP2889530B2 (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | ワイシャツのタックスリーブの仕上げ方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11379096A JP2889530B2 (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | ワイシャツのタックスリーブの仕上げ方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09294899A true JPH09294899A (ja) | 1997-11-18 |
JP2889530B2 JP2889530B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=14621163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11379096A Expired - Lifetime JP2889530B2 (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | ワイシャツのタックスリーブの仕上げ方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2889530B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002050362A1 (de) * | 2000-12-20 | 2002-06-27 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Vorrichtung zum glätten von hemden mit einem unterteilten blähkörper |
CN110409108A (zh) * | 2018-04-28 | 2019-11-05 | 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 | 衣物处理设备 |
-
1996
- 1996-05-08 JP JP11379096A patent/JP2889530B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002050362A1 (de) * | 2000-12-20 | 2002-06-27 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Vorrichtung zum glätten von hemden mit einem unterteilten blähkörper |
US6913172B2 (en) | 2000-12-20 | 2005-07-05 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Apparatus for pressing shirts having a subdivided inflatable body |
CN110409108A (zh) * | 2018-04-28 | 2019-11-05 | 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 | 衣物处理设备 |
CN110409108B (zh) * | 2018-04-28 | 2022-04-19 | 青岛海尔洗涤电器有限公司 | 衣物处理设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2889530B2 (ja) | 1999-05-10 |
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