JPS63286192A - シヤツプレス機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ワイシャツや作業衣等のシャツをプレス仕
上げするシャツプレス機に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のシャツプレス機は、シャツのサイズ変化張させて
緊張させたのち、その前後面を一対の熱板で圧着してプ
レス仕上げする。

このようなプレス作業において、空気袋の膨張によりシ
ャツの前身頃が大きく開いた状態で熱板の圧着を行なう
と、シャツが崩れた形状で成形され極めて悪い仕上りに
なる。このため、従来の胴立には、シャツの前見頃が開
き過ぎないように、前身頃の下部を固定する前押え具が
取付けられている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この種の前押え具には、通常丁字形の仮バネの下端を胴
立の下部に固着したものが多く用いられている。これは
前押え具の上端が自身の弾力で胴立に圧着してシャツの
前身頃を固定する。しかしこの構造では、肥立にシャツ
を被せる場合に、手で前押え具を肥立から離しながら、
シャツの前身頃下部を、肥立と前押え具との間に挟み込
む必要があるため、作業に手間がかかる問題がある。

このため、前押え具の動きを機械的に行なうようにした
ものが実公昭６１−７６７９号公９１により桿案されて
いる。

これは、第６図及第７図に示すように、丁字形ハネの前
押え具２１を、肥立２２の前部下端に前後方向に揺動可
能に取付けた回動ブロック２３上部に固定し、その回動
ブロック２３を、水平方向のエアシリンダ２４とカム機
構２５の作用により揺動させるもので、エアシリンダ２
４の駆動により前押え具を肥立に圧着することができる
ので、手動のものに比べて作業が容易である点で借れて
いる。

しかし、」二記従来の構造では、いずれも前押え具がシ
ャツの前月頃を華に押付けるだけであるため、次に熱板
を圧着する際に、前身頃表面のしわが引き延ばされてい
ない状態でプレスされることがある。すなわち、前身頃
がしわを伸ばされた状態で固定されていないと、空気袋
が膨張した場合、シャツが正しい形状に膨張されず、仕
上げられるシャツ表面にしわが残ることになる。このた
め、従来は熱板の圧着時に作業者がシャツの下端を下方
に引張ってシャツ表面のしわを引き伸ばす操作が必要に
なっており、作業に余分な手間がかかると共に、高温に
なった前押え具への接触によるやけどなどの危険が伴な
う問題がある。

また、熱板の圧着時、前押え具が移動ゼずシャツを押イ
」すたままの状態で残るため、前押え具が熱板の圧着と
同時にプレスされ、その圧着跡がシャツに付いて均一な
仕−１−りが得られないという不具合もある。

この発明は、上述した従来の前押え具におｉ−する問題
を解決することを目的としてなされたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、」−記の問題を解決するために、肥立の前
部下端に、」二下方向の第１シリンダ装置を肥立に対し
て揺動可１１ヒに取付けると共に、その第１シリンダ装
置と肥立の前面下端との間に第２シリンダ装置を取付け
、上記第１シリンダ装置のピストン杆に、前押え具を取
付け、その前押え具が、ピストン杆の伸長時にシャツの
前身頃下部に対向する位置に位置するように設定した構
成としたものである。

〔作用〕

プレス開始前は、第１シリンダ装置を伸長し、前押え具
が肥立に対向した状態におき、その状態で肥立にシャツ
を被せる。その後第２シリンダ装置を作動させ、第１シ
リンダ装置を肥立に向かって揺動させて、前押え具をシ
ャツの前身頃に圧着する。次に第１シリンダ装置を収縮
させて前押え具を下方に移動させると、シャツが下方に
引き延ばされて表面のしわがのばされる。この状態で空
気袋の膨張と熱板の圧着を行なってプレス仕上げする。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を添付第１図及び第５図に基づ
いて説明する。

第１図に示すように、肥立１は、基板２と、その両側に
取付けられる一対の空気袋３．３′から成り、内部が空
気袋への熱風の通路となる支持枠４の上部に直立して取
付けられている。

上記支持枠４の前面には、軸５を介して、−に下方向に
伸縮する第１シリンダ装置６が、前後方向に揺動可能に
取付けられており、そのピストン杆６ａの先端に前押え
具７が取付けられている。

上記前押え具７は、第２図及び第５図に示すように、ピ
ストン杆６ａに連結する角状軸７ａと、その角状軸７ａ
にＴ字状に組合される押え棒８から成り、押え棒８の両
端表面には、粗面テープを巻くなどしてずべり止めＪｔ
ＪＩ８ａが設けられている。

上記第１シリンダ装置６の伸縮ストロークは、ピストン
杆６ａが伸長した時、上記押え棒８が、肥立１に被せた
シャツＡの前身頃下部に対向する位置にくるように設定
する。

一方、支持枠４の下部には、前後方向に伸長する第２シ
リンダ装置９がピン１１を介して回動可能に取付けられ
、そのピストン杆９ａの先端が、第１シリンダ装置６に
連結したリンク板１０の下端にピン１２により回動可能
に連結しており、第２ソリンダ装置９が伸縮すると、第
１シリンダ装置６が軸５を支点に前後方向に揺動する。

なお、ピストン杆９ａの先端を、直接第】シリンダ装置
６の下端に連結するようにしてもよい。

この実施例は上記の構成であり、プレス開始前は、第２
図に示すように第１シリンダ装置６が伸長し、第２シリ
ンダ装置９が収縮した状態に設定されている。この状態
で前押え具７の押え棒８は肥立１から離れた位置にあり
、シャツＡの胴部を肥立１と前押え具７との間に簡単に
装着することができる。

肥立１にシャツＡを被せた後、例えば足踏みスイッチの
起動により、第２シリンダ装置９のピストン杆９ａを伸
長させて、第１シリンダ装置６を胴立１前面に揺動させ
る。これにより第３図に鎖線で示すように前押え具の押
え棒８は、肥立１に押し付けられて、シャツＡの前身頃
を肥立１の前面に強く圧着する。

ついで、第３図に実線で示すように第１シリンダ装置６
を収縮させて、押え捧８をシャツＡに圧着したままで下
方向へ移動させると、シャツＡの前身頃は、下方に強く
引き伸ばされて、表面のしわが延ばされる。

この第１シリンダ装置６のピストン杆６ａの収縮は、押
え棒８が熱板１３の移動範囲から下方に位置した段階で
停止し、その状態で押え棒がシャツの前身頃を固定する
。次に、上記肥立１をシャツプレス機のプレス位置に移
動させ、第４図に示すように、熱板１３を圧着してプレ
ス仕上げを行なう。このプレス仕上げは、例えば、最初
に前側の熱板を弱くシャツに圧着し、ついで空気袋を弱
く膨張させてから、後側の熱板を弱くプレスし、その後
側熱板を強く圧着させると共に、空気袋を強く膨張させ
てシャツ全体を熱板に圧着する方法がとられる。

プレス仕上げが終了し、肥立がプレス機のシャツセット
位置に移動すると、今度は先ず第２シリンダ装置９を収
縮させて押え棒８をシャ・ンＡから離反させ、次に第１
シリンダ装置６を伸長させて、第２図に示すプレス開始
前の状態に復帰させる。

なお、上記前押え具７は、第６図に示すような丁字形の
ハネを用いることもできる。

また、第１シリンダ装置６は、伸縮ストロークを長くと
る必要があるので、例えば、ピストンが伸長方向に多段
に形成されたテレスコシリンダを用いるようにしてもよ
い。

〔発明の効果〕

以上述べたように、この発明は、前押え具をシャツの前
身頃に圧着して肥立に押し付けたのち、下方向に移動さ
せて前身頃を緊張させるようにしたので、シャツをしわ
が十分に引き延ばされた状態でプレス仕上げすることが
でき、正確で安定したプレス仕上げが行なえると共に、
従来のように作業者がシャツの下端を引いてしわを伸ば
す必要がないので、高能率で安全なプレス作業を行なう
ことができる。

また、熱板の圧着時に、前押え具を下方向に移動させて
圧着範囲から逃がすことができるので、シャツの仕上り
面から前押え具の圧着跡を無くすことができ、美しい仕
上りを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るシャツプレス機の肥立を示す正
面図、第２図は同上の要部を拡大して示す側面図、第３
図及び第４図は同上の作用状態を示す側面図、第５図は
前押え具を示す斜視図、第６図は従来例を示す肥立の正
面図、第７図は同上の要部を拡大して示す縦断側面図で
ある。 １・・・・・・肥立、３・・・・・・空気袋、　　６・
・・・・・第１シリンダ装置、７・・・・・・前押え具
、９・・・・・・第２シリンダ装置、１３・・・・・・
熱板、Ａ・・・・・・シャツ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 胴立に被せたシャツの前身頃下部を、前押え具で胴立に
   押さえ、その胴立の前後面をシャツを介在させて一対の
   熱板により圧着して前記シャツをプレス仕上げするシャ
   ツプレス機において、上記胴立の前面下端に、上下方向
   の第１シリンダ装置を前後方向に揺動可能に取付けると
   共に、その第１シリンダ装置と前記胴立の前面下端との
   間に第２シリンダ装置を取付け、かつ、前記第１シリン
   ダ装置のピストン杆の先端に、上記前押え具を取付け、
   その前押え具は前記ピストン杆の伸長時、上記シャツの
   前身頃下部に対向する位置に位置するように設定されて
   いることを特徴とするシャツプレス機。