JPH09294467A - 接木機械の苗位置調節装置 - Google Patents

接木機械の苗位置調節装置

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JPH09294467A
JPH09294467A JP8111789A JP11178996A JPH09294467A JP H09294467 A JPH09294467 A JP H09294467A JP 8111789 A JP8111789 A JP 8111789A JP 11178996 A JP11178996 A JP 11178996A JP H09294467 A JPH09294467 A JP H09294467A
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JP
Japan
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seedling
rootstock
scion
cotyledon
grafting
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JP8111789A
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English (en)
Inventor
Haruki Otsuki
晴樹 大月
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】穂木苗、及び台木苗が保持される保持位置不良
で、この穂木苗、及び台木苗の切断位置が揃わないこと
により、良好な接木が行われないことがあった。 【解決手段】苗支持片21b,21b間で支持された穂
木苗Dの胚軸部Hは、穂木引下げ装置37bで下降さ
れ、又苗支持片21a,21a間で支持された台木苗C
の胚軸部Jは、台木引下げ装置37aで、下降される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、接木機械の苗位
置調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作業者によって、1本づつ順次台木・穂
木苗受装置へ供給されて保持された台木苗・穂木苗は、
台木・穂木接木装置へ引継ぎされて切断され、切断済み
の台木苗は、この台木接木装置で挾持される。切断済み
の穂木苗は、この穂木接木装置で挾持される。この挾持
された穂木苗は、この挾持された台木苗へ接合される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】台木苗、及び穂木苗
は、作業者により、1本づつが台木苗受装置、及び穂木
苗受装置へ供給されて保持され、この保持された台木
苗、及び穂木苗は、台木・穂木接木装置で引継ぎ保持さ
れて切断され、切断された台木苗、及び穂木苗は、接合
されるが、該台木・穂木苗受装置で正確に保持されてい
ないと、該台木・穂木接木装置での引継ぎ切断のとき
に、切断装置が不揃になり、このため良好な接合が行わ
れないことがあったが、これを解消しようとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、クレーム1の苗支持片21b,21b間で穂木苗D
の胚軸部Hを支持させて子葉下側径大部K(子葉下面の
展開部付近)の下面が該苗支持片21b,21b上面部
へ接触すべく下降させる穂木引下げ装置37bを設け、
又、クレーム2の苗支持片21a,21aで台木苗Cの
胚軸部Jを支持させて子葉下側径大部M(子葉下面の子
葉展開部付近)の下面が該苗支持片21a,21a上面
部へ接触すべく下降させる台木引下げ装置37aとを設
けたことを特徴とする接木機械の苗位置調節装置の構成
とする。
【0005】
【発明の作用】穂木苗Dは、苗支持片21b,21bで
支持され、台木苗Cは、苗支持片21a,21aで支持
され、この穂木苗Dの胚軸部Hは、穂木引下げ装置37
bで、この穂木苗D子葉下側径大部K(子葉下面の子葉
展開部付近)の下面が該苗支持片21b,21bの上面
部へ接触するまで下降される。この台木苗Cの胚軸部J
は、台木引下げ装置37aで、この台木苗C子葉下側径
大部M(子葉下面の子葉展開部付近)の下面が該苗支持
片21a,21aの上面部へ接触するまで下降される。
下降したこれら穂木苗Dの胚軸部Hの所定位置と、台木
苗Cの胚軸部Jの所定位置とが切断される。この切断済
み穂木苗Dの切断部は、切断済み台木苗Cの切断部へ接
合される。
【0006】
【発明の効果】苗支持片21b,21bで保持された穂
木苗Dの胚軸部Hは、穂木引下げ装置37bで、所定位
置まで下降されることにより、この穂木苗Dの上下位
置、及び苗支持片21a,21aで保持された台木苗C
の胚軸部Jは、台木引下げ装置37aで、所定位置まで
下降されることにより、この台木苗Cの上下位置は、略
同じ位置となり、このために胚軸部H、及びJの切断位
置は、略同じ位置が切断され、切断位置の揃いがよくな
り、このため良好な接木を得る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、ウリ科野菜で根鉢部を切断して接木す
るときを示す。台木苗Aから切断された台木苗Cが、更
に切断された台木苗Eと、穂木苗Bから切断された穂木
苗Dが、更に切断された穂木苗Fとを接木する接木機械
1について説明する。
【0008】前記接木機械1は、機枠2内下部には、コ
ンプレッサ、及び各電磁弁(共に図示せず)を設け、こ
の機枠2上側には、台木・穂木苗箱供給装置3a,3
b、接木苗箱供給装置4を設け、これら各苗箱供給装置
3a,3b,4上側には、台木・穂木供給装置5a,5
b、台木・穂木整列装置6a,6b、台木・穂木接木装
置7a,7b、台木・穂木カッタ8a,8b、接木紐装
置9、仮植装置10、及び台木・穂木引下げ装置37
a,37b等よりなる構成としている。
【0009】前記台木苗箱供給装置3aは、左右両側に
軸支した各プーリに、搬送ベルト11aを掛け渡した構
成であり、この搬送ベルト11aは、長さの異なる長・
中・短の3個を左右方向に順次設け、これら各搬送ベル
ト11a上側に、苗根を有した台木苗Aを縦・横両方向
に所定間隔で複数列収容した台木苗箱イを搭載して、所
定位置まで順次移送する構成としている。
【0010】前記穂木苗箱供給装置3bは、左右両側に
軸支した各プーリに、搬送ベルト11bを掛け渡した構
成であり、この搬送ベルト11bは、長さの異なる長・
中・短の3個を左右方向に順次設け、これら各搬送ベル
ト11b上側には、苗根を有した穂木苗Bを縦横方向に
所定間隔で複数列収容した穂木苗箱ロを搭載して、所定
位置まで順次移送する構成としている。
【0011】前記接木苗箱供給装置4は、台木苗箱供給
装置3aの前外側に設け、左右両側に軸支した各プーリ
に、搬送ベルト11cを掛け渡した構成であり、この搬
送ベルト11cは、長さの異なる長・中・短の3個を左
右方向に順次設け、これら各搬送ベルト11c上側に
は、凹孔部に所定量の土を入れた接木苗箱ハを搭載し
て、所定位置まで順次移送する構成としている。
【0012】前記台木・穂木苗箱供給装置3a,3b、
及び接木苗箱供給装置4は、略同一平面上に設けた構成
としている。前記台木供給装置5aは、台木苗箱供給装
置3aの前側で、左右方向所定位置に設け、この台木供
給装置5aは、支持軸12aにシリンダー(図示せず)
で回動、及び上下移動自在で中央部に台木溝33aを設
けた支持メタル13aを挿入して設け、この支持メタル
13a上側には、各シリンダー(図示せず)で前後、及
び左右へ摺動移動自在な支持杆14a、及び支持杆15
aを設けると共に、台木苗Aの胚軸の根鉢部の所定位置
を切断する台木ナイフ31aを設けた構成であり、該支
持杆15aの挾持側には、弾性部材32を設けた構成と
している。
【0013】台木苗箱イに収容した台木苗A一列分を同
時に挾持するときの作動は、支持メタル13aが所定位
置まで下降し、支持杆14a、及び支持杆15aが後方
へ摺動移動作動して、その後に台木苗Aを挾持する方向
へ摺動移動作動して、台木苗箱イの横方向の一列分の所
定本数の台木苗Aの子葉の下側を挾持すると共に、この
各台木苗Aの胚軸の根鉢部の所定位置は、台木ナイフ3
1aで切断されて台木苗Cになる構成である。台木苗A
の胚軸の根鉢部を切断しないで挾持させるときは、該台
木ナイフ31aを取り外せばよい構成としている。
【0014】前記穂木供給装置5bは、穂木苗箱供給装
置3bの前側で、左右方向は、台木供給装置5aより所
定位置右側に位置させて設け、この穂木供給装置5b
は、支持軸12bにシリンダー(図示せず)で回動、及
び上下移動自在で中央部に穂木溝33bを設け支持メタ
ル13bを挿入して設け、この支持メタル13b上側に
は、各シリンダー(図示せず)で前後、及び左右摺動移
動自在な支持杆14b、及び支持杆15bを設けると共
に、穂木苗Bの胚軸の根鉢部の所定位置を切断する穂木
ナイフ31bを設けた構成であり、該支持杆15bの挾
持側には、弾性部材32を設けた構成としている。
【0015】穂木苗箱ロに収容した穂木苗B一列分を同
時に挾持するときの作動は、台木供給装置5aと同じ作
動して、穂木ナイフ31bで切断されて穂木苗Dになる
構成である。穂木苗Bの胚軸の根鉢部を切断しないで挾
持させるときは、該穂木ナイフ31bを取り外せばよい
構成としている。前記台木・穂木供給装置5a,5bの
作用関係は、図9の1,2,3,4の如く、作用する。
台木・穂木ナイフ31a,31bでそれぞれ切断された
台木苗C、及び穂木苗Dを挾持状態で略90度右方向へ
回動移動して停止し、台木・穂木苗箱供給装置3a,3
bの始端部方向(左側方向)へ向けて所定距離摺動移動
して停止し、その後所定位置まで上昇して停止して、台
木・穂木整列装置6a,6b部へ向けて摺動移動して、
一列分の所定本数の台木苗C、及び穂木苗Dは、これら
台木・穂木整列装置6a,6bへ供給される構成であ
り、上記の摺動移動は、各支持杆14a,14b、及び
各支持杆15a,15bが摺動移動する構成としてい
る。
【0016】台木苗C、及び穂木苗Dの胚軸部は、摺動
移動のときは、各支持メタル13a,13bの台木溝3
3a、及び穂木溝33b部を通過する構成として、この
胚軸部は、該支持メタル13a,13bに接触しない構
成としている。前記台木整列装置6aは、台木供給装置
5a右側に設け、左右方向の長さを台木苗箱イの横方向
の長さ、又は縦方向の長さより、所定長さ長くした受板
16a,16bを前後両側に設け、中央部には、切断済
みの各台木苗Cが台木供給装置5aより、挿入される挿
入溝17aを設け、この受板16a,16a下側には、
各台木苗Cを支持する櫛状の支持板18aを設け、この
支持板18aは、後外側に設けた整列作動装置36aに
より、クランク作動して、この各台木苗Cを所定位置へ
順次移動すべく設け、一方側の該受板16a始端部外側
には、振動装置19aを設け、この振動装置19aから
の振動発生により、子葉を上部にして吊り下げ状態に保
持された各台木苗Cの子葉の下面が、該受板16a,1
6a上側面に当接するまで下降すると共に、垂下姿勢が
修正され、又終端部へ向けて順次移送されると共に、子
葉の向きを揃える構成としている。
【0017】前記挿入溝17a部に挿入されて、垂下状
態に保持された各台木苗Cは、支持板18aのクランク
運動作動により、この各台木苗Cは、この支持板18a
によって、台木整列装置6aの終端部へ1本づつが順次
移送される構成としている。前記穂木整列装置6bは、
台木整列装置6aの後側で穂木供給装置5b右側に設
け、始端部は、該台木整列装置6aの始端部位置より、
所定距離右側に位置させて設けた構成としている。
【0018】前記穂木整列装置6bは、左右方向の長さ
を穂木苗箱ロの横方向の長さ、又は、縦方向の長さよ
り、所定長さ長くした受板16b,16bを前後両側に
設け、中央部には、切断済み各穂木苗Dが穂木供給装置
5bより、挿入される挿入溝17bを設け、この受板1
6b,16b下側には、各穂木苗Dを支持する櫛状の支
持板18bを設け、この支持板18bは、後外側に設け
た整列作動装置36bにより、クランク作動して、この
各穂木苗Dを所定位置へ順次移動すべく設け、一方側の
該受板16b始端部外側には、振動装置19bを設け、
この振動装置19bからの振動発生により、子葉を上部
にして吊り下げ状態に保持された各穂木苗Dの子葉の下
面が、該受板16b,16b上側面に当接するまで下降
すると共に、垂下姿勢が修正され、又終端部へ向けて順
次移送されると共に、子葉の向きを揃える構成としてい
る。
【0019】前記挿入溝17b部へ挿入されて、垂下状
態に保持された各穂木苗Dは、支持板18bのクランク
運動作動により、この各穂木苗Dは、この支持板18b
によって、穂木整列装置6bの終端部へ1本づつが順次
移送される構成としている。前記台木引下げ装置37a
は、台木整列装置6a終端部の下部で、台木接木装置7
aの支持板22先端部の苗支持片21a,21aの下部
に設け、この台木引下げ装置37aは、シリンダー(図
示せず)で回動する受板38を受軸39で回動自在に軸
支して設け、該受板38には、樹脂材等よりなるブラシ
40を外周部に設けた回転体41を、回転体支持軸42
で回転自在に軸支した構成である。該ブラシ40は、ゴ
ム等の弾性部材で形成するもよい。
【0020】台木引下げ装置37aの台木苗C引下げの
作動は、台木整列装置6aの終端部へ移送された台木苗
Cは、この台木整列装置6aの右側に設けた台木接木装
置7aの回転自在に設けた十文字形状の支持板22の各
十文字状先端部のシリンダー(図示せず)で開閉自在な
苗支持片21a,21aの切欠孔20a,20a間で支
持されて引継ぎされ、この台木苗Cの一方側の子葉は、
保持板43上側面へシリンダー44の作動により、開閉
自在な押板45は、スプリングの弾発により、下方へ向
けて押下げられて、押付けられる構成であり、押付けが
終了すると、該台木引下げ装置37aは、所定位置へ回
動され、回転体41、及びブラシ40が回転始動して、
このブラシ40が、この台木苗Cの胚軸部Jへ接触して
回転することにより、この台木苗Cは、所定量が(該苗
支持片21a,21aの上面部へ台木苗C胚軸Jの径大
部Mの下面部が接触するまで)下方へ引下げ移動され
る。移動が終了すると台木カッタ8aが始動して、この
台木苗Cの子葉一枚残して胚軸部Jの所定位置が再度切
断されて、台木苗Eができる構成としている。この構成
によって、この台木苗Cの胚軸部Jの曲り修正、及び子
葉一枚を残して、該台木カッタ8aで切断する胚軸部J
の切断位置を安定させて、接木性能を向上させる構成と
している。
【0021】前記した切断が終了すると、台木接木装置
7aは、90度回転して停止する構成であり、この停止
した位置が台木苗Eと穂木苗Fとを接木する位置であ
り、この接木が終了すると接木苗Gができる構成であ
り、接木が終了すると、更に、この台木接木装置7a
は、90度回転して停止する構成であり、この停止位置
が接木苗Gを仮植装置10へ引継ぎする位置とした構成
としている。
【0022】前記台木接木装置7aの苗支持片21a,
21aの切欠孔20a,20aは、台木苗Cの胚軸部J
の軸径により、若干大きくしているが、この台木苗Cの
子葉下側の胚軸部Jの径大部M(子葉下面の子葉展開部
付近)よりは、小さくした構成として、胚軸部Jの径大
部M以外の箇所は、上下移動可能な構成としている。こ
の構成によって、台木苗Cを下部へ引下げるときは、径
大部Mの下面部で止まることにより、上下方向の位置が
安定して、胚軸部Jの切断位置が安定すると共に、胚軸
部Jは、子葉部側の軸径の幅が小さく、他側が大きいこ
とにより、該切欠孔20a,20aの形状を、これに合
せた形状にしたことにより、子葉の展開方向の位置ぎめ
も可能となり、接木性能をアップさせることができる。
【0023】前記穂木引下げ装置37bは、穂木整列装
置6b終端部の下部で、該穂木整列装置6bに右側に設
けた穂木接木装置7bの直線形状で台木接木装置7aの
支持板22の回転方向とは、逆回転自在に設けた支持板
23の先端部のシリンダー(図示せず)で開閉自在な苗
支持片21b,21bの下側に設け、この苗支持片21
b,21bには、切欠孔20b,20bを設け、この切
欠孔20b,20b間で穂木苗Dの胚軸部Hを支持する
構成である。穂木引下げ装置37bは、シリンダー46
で上下移動自在な支持板47に、各シリンダー(図示せ
ず)で回動する受板48a,48bを受軸49a,49
bで回動自在に軸支して設け、該受板48aには、樹脂
材等よりなるブラシ50を外周部に設けた回転体51を
回転体支持軸52で回転自在に軸支した構成としてい
る。該ブラシ50は、ゴム等の弾性部材で形成するもよ
い。
【0024】前記受板48bには、弾性部材等よりなる
ホイル53を、ホイル軸54で回転自在に軸支した構成
としている。前記穂木引下げ装置37b,37bの穂木
苗D引下げの作動は、穂木整列装置6bの終端部へ移送
された穂木苗Dは、穂木接木装置7bの苗支持片21
b,21bの切欠孔20b,20b間で支持されて引継
ぎされ、該穂木引下げ装置37b,37bは、所定位置
へ回動され、回転体51とブラシ50、及びホイル53
が回転始動して、このブラシ50とこのホイル53と
が、この穂木苗Dの胚軸部Hへ接触して回転することに
より、この穂木苗Dは、所定量が下方へ引下げ移動され
る。この所定量は、穂木苗Dの子葉下側の胚軸部Hの径
大部K(子葉下面の子葉展開部付近)となった下面部位
置が、該穂木接木装置7bの該苗支持片21b,21b
上面部へ接触するまで引下げされる。この引下げによ
り、一方側の子葉は、該保持板56へ当接した状態にな
る構成としている。
【0025】穂木苗Dの引下げ作動が終了すると、穂木
接木装置7bの開閉自在に設けた子葉押え板57は、シ
リンダー(図示せず)の作動により、閉状態に作動され
て、他方側の子葉は、この子葉押え板57で押されて、
保持板56へ押付けられる構成であり、これによって両
側(2枚)の子葉は、該保持板56へ押付けられた状態
になると、穂木ナイフ8bが始動して、この穂木苗Dの
胚軸部Hの所定位置が再度切断されて、穂木苗Fができ
る構成である。この構成によって、穂木苗Dを引継して
支持と、切断、及び接木が同時にできることにより、作
業能率の向上が図れ、又両子葉を押えて搬送されること
により、搬送速度を高速にすることもできるし、又穂木
苗Dの胚軸部Hを切断のときに、子葉を傷つけない構成
としている。
【0026】前記した切断が終了すると、穂木接木装置
7bは、180°回転して停止する構成であり、この停
止位置が穂木苗Fと台木苗Eとを接合する位置である。
この接木位置で、台木接木装置7aに切断されて挾持さ
れた台木苗Eの切断部に該穂木接木装置7bに切断され
た保持された穂木苗Fの切断部が接合する位置とした構
成であり、この位置で接木が行われる構成としている。
【0027】前記台木・穂木接木装置7a,7bは、複
数本の台木苗C、及び穂木苗Dを挾持させることのでき
る構成として、作業内容の異なった作業を同時に行わせ
る構成として接木作業の能率アップを図った構成として
いる。台木苗C、及び穂木苗Dを保持する台木・穂木整
列装置6a,6bから引継ぎ、台木・穂木接木装置7
a,7bでの接木、及び接木済み接木苗Gをこの台木接
木装置7aから仮植装置10への引継ぎの作用関係は図
8の如く行わせる構成としている。
【0028】前記穂木接木装置7bの支持片21b,2
1bの切欠孔20b,20bは、穂木苗Dの胚軸部Hの
軸径より、若干大きくしているが、この穂木苗Dの子葉
下側の胚軸部Hの径大部Kよりは、小さくした構成とし
て、胚軸部Hの径大部K以外の箇所は、上下移動可能な
構成としている。この構成によって、穂木苗Dを下部へ
引下げるときに、径大部Kの下面部で止まることによ
り、上下方向の位置が安定して、胚軸部Hの切断位置が
安定して、接木性能をアップさせることができる。
【0029】前記接木紐装置9は、台木苗Eと穂木苗F
とを接合する上部に設け、前後両側の支持枠24,24
に設けた支持軸24aに、回転自在にリール25を軸支
して設け、このリール25には、台木苗Eと穂木苗Fと
の接合部を両側より、保持する凹形状と、凸形状とより
なる保持部材26を巻き付けた構成であり、この保持部
材26は、図10の如く、左右両側より移動するする開
閉自在な挾持片26a,26aで挾持され、カッタで所
定長さに切断されると共に、台木苗Eと穂木苗Fとの接
合部がこの保持部材26で両側より保持され、接木が終
了して、接木苗Gができる構成であり、接木が終了する
と、穂木接木装置7bの挾持が解放され、台木接木装置
7aは、接木が終了した接木苗Gを挾持保持した状態で
90度回転して停止する構成であり、この停止位置で、
この接木苗Gは、仮植装置10に引継ぎされる構成とし
ている。該保持部材26は、接木苗Gが生育するに伴い
自然にはずれて、落下する構成としている。
【0030】接木苗Gの搬送は、穂木接木装置7bを解
放させて、重量のある台木苗E側を挾持させて、回動搬
送中の接木部の離脱を防止させた構成であり、台木苗E
と穂木苗Fとの接合部の保持のときは、これら台木苗E
と穂木苗Fの左右方向より、挾持片26a,26aを移
動させることにより、これら挾持片26a,26aとこ
れら台木苗E、穂木苗Fとが接触しても、接合部のズレ
の原因にならない構成として、接木率の向上を図った構
成であり、又苗搬送路を交差しない構成として、機構の
簡略化を計った構成としている。更に、保持部材26
は、紐状にして、コスト低減を図った構成としている。
【0031】前記仮植装置10は、台木接木装置7aの
右側に設け、上部レール27には、シリンダー(図示せ
ず)により前後移動自在なテーブル28を設け、このテ
ーブル28には、シリンダー(図示せず)により、上下
移動自在に支持軸29を軸支して設け、この支持軸29
下端部には、開閉自在な挾持片30,30を設け、この
挾持片30,30間に接木済み接木苗Gを挾持して、該
台木接木装置7aから引継ぎする構成であり、引継ぎし
た接木苗Gは接木苗箱供給装置4で移送された接木苗箱
ハの凹孔部内の土の中に順次仮植されて収容される構成
としている。
【0032】操作装置(図示せず)には、制御装置(図
示せず)を設け、この制御装置でコンプレッサ、及び各
電磁弁等を始動、及び停止制御して、接木機械1の各部
が始動、及び停止制御され、接木作業が行われる構成と
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の拡大正面図。
【図2】要部の拡大平面図。
【図3】要部の拡大作用正面図。
【図4】要部の拡大正面図。
【図5】要部の拡大平面図。
【図6】苗支持片の拡大平面図。
【図7】接木機械の全体平面図。
【図8】接木機械の全体正面図。
【図9】苗供給装置の拡大作用平面図。
【図10】接木装置の拡大作用平面図。
【符号の説明】
21a 苗支持片 21b 苗支持片 37a 台木引下げ装置 37b 穂木引下げ装置 C 台木苗 D 穂木苗 H 胚軸部 J 胚軸部 K 径大部 M 径大部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗支持片21b,21bで穂木苗Dの胚
    軸部Hを支持させて子葉下側径大部K(子葉下面の子葉
    展開部付近)の下面が該苗支持片21b,21b上面部
    へ接触すべく下降させる穂木引下げ装置37bを設けた
    ことを特徴とする接木機械の苗位置調節装置。
  2. 【請求項2】 苗支持片21a,21aで台木苗Cの胚
    軸部Jを支持させて子葉下側径大部M(子葉下面の子葉
    展開付近)の下面が該苗支持片21a,21aの上面部
    へ接触すべく下降させる台木引下げ装置37aを設けた
    ことを特徴とする接木機械の苗位置調節装置。
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