JP2003070319A - 甘藷挿苗機 - Google Patents

甘藷挿苗機

Info

Publication number
JP2003070319A
JP2003070319A JP2001270691A JP2001270691A JP2003070319A JP 2003070319 A JP2003070319 A JP 2003070319A JP 2001270691 A JP2001270691 A JP 2001270691A JP 2001270691 A JP2001270691 A JP 2001270691A JP 2003070319 A JP2003070319 A JP 2003070319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sweet potato
planting
seedling
claw
claws
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001270691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4988106B2 (ja
Inventor
Hideo Nakajima
英夫 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP2001270691A priority Critical patent/JP4988106B2/ja
Publication of JP2003070319A publication Critical patent/JP2003070319A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4988106B2 publication Critical patent/JP4988106B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗取のミスの防止と、甘藷苗の適切な植込姿
勢を実現する植込機構の構成を提案する。 【解決手段】 甘藷苗50を苗供給機構8によって植込
機構7の近傍まで搬送し、茎端部50cを左右一対の植
込爪12a・12bで掴んで苗取を行い、該植込爪12
a・12bを上下方向に揺動させ、植込爪12a・12
bを圃場に突入させることで、植込み作業を行う甘藷挿
苗機において、前記左右一対の植込爪12a・12b
は、爪開閉機構により開閉する構成とするとともに、植
込爪の苗取時における軌跡L1は、茎端部50aと略直
交させることとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、甘藷(さつまい
も)の苗を移植するための甘藷挿苗機に関する。
【0002】
【従来の技術】甘藷苗を圃場に植込む甘藷挿苗機には、
甘藷苗を苗供給機構によって植込機構の近傍まで搬送
し、茎端部を植込爪で掴み、該植込爪を上下方向に揺動
させ、植込爪の先端を圃場に突入させることで、植込み
作業を行うものがある。この形態の甘藷挿苗機には、種
々の機種が開発されており、植込作業の効率を向上する
ため、技術改良が行われてきた。例えば、特開2000
−333515号のごとく、苗の供給を円滑に行うこと
で作業効率の向上を図ったものがある。
【0003】また、甘藷苗の植込機構においては、開閉
式の左右の爪で甘藷苗を掴み、両爪の間からロッドを突
き出して植込む方式や、回転ドラムに甘藷苗を固定し
て、ドラム内からロッドを突き出して植込む方式が採用
されている。
【0004】また、マルチフィルムを被装した圃場にお
いては、マルチカッター機構を、前記植込機構と別体に
構成し、マルチフィルムを切り裂いた後に、植込む形態
となっている。
【0005】また、甘藷苗は、茎の端部を下にして、主
茎を斜めに傾けて寝かせた植込姿勢とすることが、甘藷
を健やかに生育させる観点から望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいては、作業効率の向上を目指す一方で、植込爪での
苗取のミスや、植込姿勢を考慮したものではなかった。
このため、苗の供給等のスピードアップが図られたもの
の、苗取のミスによる欠株や、不適当な植込姿勢による
甘藷の生育不良が発生するといった不具合があった。
【0007】また、甘藷苗の植込機構において、ロッド
を突き出して植込む方式では、甘藷苗を傷めてしまい、
甘藷の生育不良を来すことになる。
【0008】以上の不具合を解決すべく、本発明は、苗
取のミスの防止、甘藷苗の適切な植込姿勢、及び甘藷苗
を傷めることのない植込を実現する植込機構の構成を提
案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為
の手段を説明する。即ち、請求項1に記載のごとく、甘
藷苗を苗供給機構によって植込機構の近傍まで搬送し、
茎端部を左右一対の植込爪で掴んで苗取を行い、該植込
爪を上下方向に揺動させ、植込爪を圃場に突入させるこ
とで、植込み作業を行う甘藷挿苗機において、前記左右
一対の植込爪は、爪開閉機構により開閉する構成とする
とともに、植込爪の苗取時における軌跡は、茎端部と略
直交させることである。
【0010】また、請求項2に記載のごとく、前記植込
爪において、圃場に突入する直前から最下点に到達する
までの軌跡、及び最下点から圃場より引き抜く際の軌跡
は、側面視において前高後低とすることである。
【0011】また、請求項3に記載のごとく、前記植込
爪において、中途部より上部を爪基部とし、左右の植込
爪が閉状態のときに、左右の爪基部の間に空間が形成さ
れることである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は本発明を適用した甘藷挿
苗機を示す側面図、図2は植込機構の構成を示す側面一
部断面図、図3は爪開閉機構の構成を示す斜視図、図4
は植込爪を開閉する動作を示す前面図、図5は植込爪の
静軌跡を示す側面図、図6は同じく動軌跡を示す側面
図、図7は甘藷苗を受取る際の植込爪の側面図、図8は
甘藷苗を植込む際の植込爪の側面図、図9は第二実施例
における植込爪の静軌跡を示す側面図、図10は同じく
動軌跡を示す側面図である。
【0013】図1に示すごとく、甘藷挿苗機1は、前方
左右のガイド車輪2と、後方左右に駆動車輪3を設けて
機体4を支持する構成としている。機体4の前方に、油
圧パッケージ41、燃料タンク42、灌水タンク43を
配設する。機体4のほぼ中央には、エンジン5と、エン
ジン5に連結してミッション6を配設する。機体4の後
方には、植込機構7と、植込機構7に苗を供給する苗供
給機構8を左右対称に配設する。甘藷挿苗機1の走行
は、エンジン5の出力をミッション6に伝達し、ミッシ
ョン6より伝達チェーンを介して駆動輪スプロケット3
aに動力を伝達して、駆動車輪3により機体4を走行さ
せる。植込機構7は、植込ミッション9と駆動リンク1
4と挿苗杆13とから構成される。ミッション6から伝
達チェーン、植込スプロケット9aを介して、植込ミッ
ション9に駆動が伝えられ、駆動リンク14を回転運動
させる。
【0014】また、植込機構7の前方には、機体後面視
において、左右一対の無端状のゴムベルト18にて
「V」字を成す苗供給機構(右側苗供給機構8)が配さ
れている。該左右のゴムベルト18は、互いに左右逆送
りで駆動させられるようになっており、交互に甘藷苗を
「V」字の底に間欠的に送り込むことで、甘藷苗が挿苗
杆13に一本ずつ受け渡されることを可能とするもので
ある。尚、図1には、右側苗供給機構8が示されてお
り、ゴムベルト18より苗仕切板19・19・・・を突
設させて、苗仕切板19・19・・・で仕切られる空間
に、甘藷苗を載置することで、所定の間隔で甘藷苗を搬
送する構成とするものである。
【0015】次に、植込機構7について説明する。図2
に示す、植込機構7は、植込ミッション9の枢軸9bに
揺動自在に構成した従動アーム11と、植込ミッション
9内の駆動により回転運動する駆動リンク14と、先端
に爪開閉機構20(図3)を有する植込爪12a・12
bを備えた挿苗杆13とから構成し、挿苗杆13の後端
を前記従動アーム11の先端に枢結し、挿苗杆13の中
途部を前記駆動リンク14の先端に枢結することで、駆
動リンク14の回転で、挿苗杆13が植込爪12a・1
2bを側面視において上下方向に揺動させるようにする
ものである。
【0016】また、図2乃至図4に示すごとく、前記爪
開閉機構20は、挿苗杆13のケース13a内部に構成
されており、該ケース13aの先端に備える左右一対の
植込爪12a・12bを開閉させることにより、甘藷苗
の苗取時/植込完了時においては開状態として、甘藷苗
の苗取/開放が行われ、苗取時から植込完了時の間にお
いては閉状態として、甘藷苗の保持を行うようにするも
のである。このように、ロッドを突き出して植込む構成
ではないため、甘藷苗を傷める事もなく、甘藷の生育不
良を来すことがない。
【0017】爪開閉機構20の構成は、図3に示すごと
く、カム22を嵌設した円盤状の軸21と、回動軸23
(図2)を中心として先端を上下方向に揺動させる揺動
アーム24と、一側端を左爪軸15aに固設され、他側
端を揺動アーム24の先端上方に位置させる連動アーム
26と、該連動アーム26の反左爪軸15aの上面に作
用するスプリング29と、左爪軸15aの反連動アーム
端に供える作用板体27aと、該作用板体27aより前
方に突設した連動柱28と、該連動柱28に係合し、か
つ、後方に右爪軸15bを突設する従動板体27bとか
らなるものであって、前記右爪軸15b・左爪軸15a
は、左右対称となる関係に配置され、作用板体27a・
従動板体27bには、それぞれ植込爪12a・12bの
上部が固設されている。
【0018】また、前記軸21は、円運動する駆動リン
ク14の先端に固設されるものであり、カム22の構成
は、軸21の半径において、略半周側面分が大となるよ
うに構成するものであり、植込爪12a・12bの苗取
時及び植込完了時において開状態が実現されるように揺
動アーム24に作用する構成としている。そして、前記
スプリング29は、押しバネとして、連動アーム26の
反左爪軸15a側の上面に作用させることで、左爪軸1
5aを反時計回り(図4)に回転させる方向に付勢して
いる。
【0019】以上の構成で、駆動リンク14の回転に従
い、軸21が駆動リンク軸14aを中心として公転し、
該公転とともに、カム22が揺動アーム24に作用する
と、揺動アーム24の先端が、連動アーム26の先端下
面に作用して、該連動アーム26の先端を、スプリング
29aの付勢力に抗して上方に押し上げ、左爪軸15a
を時計回り(図4)に回動させる。該左爪軸15aの時
計回りの回動により、作用板体27aが同じく時計回り
に回動し、連動柱28が上方向に移動する。そして、該
連動柱28に係合する従動板体27bが、連動柱28に
押し上げられるようにして、右爪軸15bを中心に反時
計周りに回動させる。即ち、作用板体27aと従動板体
27bとが同時に動作するのである。以上に述べた作用
板体27a及び従動板体27bの動作により、植込爪1
2a・12bが、閉状態となるのである。(図4)
【0020】一方で、駆動リンク14の回転において、
カム22が揺動アーム24に作用しない回転の範囲で
は、押しバネであるスプリング29の付勢力により、連
動アーム26の反左爪軸15a側の上面が押し下げら
れ、左爪軸15aが反時計回り(図4)に回動すること
になる。該左爪軸15aの反時計回りの回動により、作
用板体27aが同じく反時計回りに回動し、連動柱28
が下方向に移動する。そして、該連動柱28に係合する
従動板体27bが、連動柱28に押し下げられるように
して、右爪軸15bを中心に時計回りに回動する。即
ち、作用板体27aと従動板体27bとが同時に動作す
るのである。この作用板体27aと従動板体27bの動
作により、植込爪12a・12bが、開状態となるので
ある。該開状態は、甘藷苗50の茎端部50a(図7)
を掴む上で、充分な広さに開くようになっており、茎端
部50aが曲がったり、ささくれ立ったりしている場合
においても、確実に保持できるようになっている。
【0021】次に、植込爪12a・12bの構造及び形
状について詳述する。植込爪12a・12bは、図4に
示すごとく、左右一対に構成され、上述したごとく、互
いの内側面を近づけて閉状態とし、両者の間に甘藷苗の
茎の端部を挟持するものである。また、該植込爪12a
・12bは、図2に示すごとく、中途部33よりも下部
(先端側)を「掴み部35」とし、該掴み部35の前面
及び後面を、それぞれ「前側下部端面31」、「後側下
部端面32」とし、側面視において、両者を略平行と
し、該前側下部端面は、植込時において前高後低をなす
ようになっている。また、掴み部35は、苗取時の側面
視において、茎端部50aと略直交(図7に示す直角
R)するように従動アーム11及び駆動リンク14を配
設している。
【0022】さらに、中途部33よりも上部を「爪基部
46」として、該掴み部35の前面及び後面を、それぞ
れ「前側上部端面36」、「後側上部端面37」として
いる。また、該爪基部46を中途部33において後方に
屈曲させることで、植込爪12a・12bが、左側面視
において略「く」字形をなすようにしている。
【0023】そして、植込爪12a・12bの先端39
(図2)から始まって、後側下部端面32、中途部3
3、後側上部端面37の中途部33側端までの辺は、そ
の断面形状を鋭角としてナイフ状としたマルチカッター
刃45とすることで、別構成のマルチフィルムカッター
機構を設けることなく、マルチフィルム55で覆われた
圃場面に植え込む(移植)するときに、同時にマルチフ
ィルム55を切断できるようにしている。
【0024】また、植込爪12a・12bは、図4に示
す正面視において略「く」字形を形成され、左右対称に
取り付けることで、閉じたときに中途部33よりも下部
は密着し、上部において左右の間隔を広くした三角形状
の空間34を形成するものである。この略「く」字形に
ついては、図4に示すごとく、左右の植込爪12a・1
2bが閉状態のときに、掴み部35・35を上下方向に
垂直な面とすることで、中途部33よりも上部の爪基部
46・46が、その上部を外側に広げた形になって、左
右の爪基部46・46の間に空間34を形成するもので
ある。即ち、図2に示す前側下部端面31で上下に垂直
な面の掴み部35が形成され、前側上部端面36によっ
て、左右の植込爪12a・12bを合わせたときに略
「V」字の空間34が形成されるようにしている。
【0025】次に、以上の構成の植込機構7において、
植込爪12a・12bが形成する軌跡の特徴について説
明する。図5は、側面視において、植込爪12aの先端
が形成する軌跡を示すものであって、機体の進行による
植込爪12aの動きを加味しない場合の(静)軌跡L1
を示したものである。図6は、側面視において、同じく
植込爪12aの先端が形成する軌跡を示すものである
が、機体の進行による植込爪12aの動きを加味した場
合の(動)軌跡L2を示したものである。また、図中の
位置P1〜P24は、単位時間あたりにおける植込爪1
2aの先端の位置を示したものである。
【0026】以上の軌跡において、苗取時の範囲である
位置P22〜P1の単位時間あたりの移動距離は、苗取
後〜圃場へ突入する直前の範囲である位置P1〜P7の
範囲におけるものよりも、小さくなっている。また、地
中内の位置P8〜P17の単位時間あたりの移動距離
は、地中から抜き取られた後の範囲である位置P17〜
P22までのものよりも小さくなっている。即ち、植込
爪12a・12bの移動速度は、苗取時及び地中内では
遅くなり、苗取後、及び地中から引き抜かれた後では、
速くなっているのである。このことから、苗取時では、
ゆっくりと動いて、甘藷苗50(茎端部50c)を確実
に掴みことができるようになり、地中内でも、ゆっくり
と動いて、確実に植込むことができるのである。
【0027】また、植込爪12a・12bが甘藷苗50
を掴んで受取る際の植込爪12a・12bの軌跡L1、
即ち、図5に示すごとく、甘藷苗50を掴む作業が行わ
れる位置P1〜P2の範囲における軌跡L1は、甘藷苗
50の茎端部50aに対して略直交するようになってい
る。さらに、前記苗供給機構8(ゴムベルト18)によ
る甘藷苗50の搬送方向54と、植込爪12a・12b
による甘藷苗50の苗取時における掴み部35の移動方
向は、略平行となるようにしている。
【0028】また、圃場へ突入する直前から最下点に到
達するまでの範囲である位置P7からP13の範囲にお
ける軌跡は、図6に示すごとく、側面視において前高後
低になるようになっている。つまり、掴み部35に対し
て略直角に把持された甘藷苗50は寝かせた状態で圃場
に突入される。
【0029】また、最下点から圃場より引き抜く際の範
囲である位置P14からP19の範囲における軌跡は、
図6に示すごとく、側面視において前高後低になるよう
になっている。つまり、機体の前進方向に斜めに植込爪
12a・12bを抜くことになり、マルチフィルム55
を破らないようにしている。
【0030】次に、植込爪12a・12bが形成する軌
跡の特徴による作用・効果について説明する。第一に、
甘藷苗50を受取る際(位置P22〜P1)には、甘藷
苗50と植込爪12a・12bとの間の相対速度が小さ
くなる様に作用するため、植込爪12a・12bが甘藷
苗50の苗取りに失敗することが無く、苗取り失敗によ
る欠株といった不具合を生じないという効果が得られ
る。
【0031】また、第二に、甘藷苗50を植込んだ後
(位置P17〜P22)においては、植込爪12a・1
2bは、圃場から素早く抜き取られるように作用するた
め、該植込爪12a・12bが、マルチフィルム55を
前後方向に切り裂く距離S1を極力小さく抑えることが
でき、孔を形成することにより生じる雑草の生育等とい
った不具合が生じないという効果が得られる。
【0032】また、第三に、苗取り時において、甘藷苗
50の茎端部50aに対して軌跡L2(L1)が略直交
し、掴み部35が軌跡L1と平行となるため、植込爪1
2a・12bは、両爪の掴み部35・35の間に茎端部
50aを存在させる時間が長くなるように作用する。そ
して、この間に植込爪12a・12bが閉状態となれ
ば、確実に茎端部50aを掴むことができる。即ち、植
込爪12a・12bを閉状態とする動作開始のタイミン
グに時間的な余裕ができるため、動作開始時がずれた場
合や、茎端部50aが多少屈曲している場合にも対応で
き、苗取のミスを防止することができる。
【0033】また、第四に、苗取時において、ゴムベル
ト18の搬送方向54と軌跡L2とが、略平行となるた
め、ゴムベルト18(苗供給機構8)による甘藷苗50
の搬送速度と、植込爪12a・12bとの相対速度が小
さくなるように作用するため、両者の移動速度の違いに
よる苗取のミスを防止することができる。
【0034】また、第五に、圃場へ突入して最下点まで
の軌跡は、前高後低の傾斜を形成するようになっている
ので、植込爪12a・12bは、図8に示すごとく、甘
藷苗50の主茎50bが前高後低となるように植込むよ
うに作用する。こうして、主茎50bを斜めに傾けて寝
かせた状態の植込姿勢が実現され、甘藷を健やかに生育
させることができる。
【0035】また、第六に、最下点から圃場より引き抜
く範囲の軌跡は、前高後低の傾斜を形成するようになっ
ているので、植込爪12a・12bは、図6に示すごと
く、斜め前方に引き抜かれる。こうして、マルチフィル
ム55を切り裂く範囲である距離S1を極力短くするこ
とができる。
【0036】次に、植込爪12a・12bを上述した形
状とすることによる特別な作用・効果について説明す
る。第一に、植込爪12a・12bの掴み部35は、図
7に示すごとく、苗取時の側面視において、茎端部50
aに直交する形状としたので、苗取時において、茎端部
50aと、掴み部35を略直角Rに交差させることが可
能となり、掴み部35の側面視における長手方向の広い
範囲M1で、植込爪12a・12bを閉状態とするタイ
ミングをミートさせればよいことから、植込爪12a・
12bが閉じるタイミングのズレによって生じ得る苗取
りミスの発生を防止することができる。即ち、植込爪1
2a・12bを閉状態とする動作開始のタイミングに時
間的な余裕ができるため、動作開始時がずれた場合や、
茎端部50aが多少屈曲している場合にも対応でき、苗
取のミスを防止することができる。
【0037】また、第二に、図8に示すごとく、動軌跡
における最下点の植込時において、前側下部端面31
に、前高後低の傾斜を形成させることで、該前側下部端
面31(図2)が主茎50bに当接して、主茎50bを
程よく前高後低に寝かせた状態で植込むことが可能とな
る。こうして、甘藷苗50の生育における最適な植込姿
勢となって、甘藷の健やかな成長が実現される。
【0038】また、第三に、図2に示すごとく、中途部
33よりも下部の掴み部35・35において、前側下部
端面31と後側下部端面32を、側面視において、両者
を略平行な関係とし、植込爪12が圃場から引き抜かれ
る際に、後側下部端面32が前方斜め上方に向かって引
き抜かれるようにしている。こうして、後側下部端面3
2に形成したマルチカッター刃45が上方に向かって移
動することがなくなり、マルチフィルム55を切り裂く
範囲を最小限に抑えることができる。
【0039】また、第四に、植込爪12を正面視「く」
字形にすることで、図4に示すごとく、中途部33より
も下部の掴み部35・35において、上下に垂直な面を
形成させて、中途部33よりも上部において、植込爪1
2a・12bの間に、空間34が形成されるようになっ
ている。こうして、図8に示すように、茎50cや葉5
0dを該空間34の間に存在させることが可能となり、
これらと、植込爪12a・12bとが干渉する事がな
く、甘藷苗50が安定した状態で圃場に突入し、甘藷苗
50の主茎50bに無理な力がかかることによって、甘
藷苗50が傷められることがない。
【0040】そして、第五に、植込爪12を側面視
「く」字形にすることで、図7に示すごとく、苗取時に
おいて、植込爪12が、苗供給機構8に近接した際にお
いても、前側上部端面36と、苗供給機構の8との間の
空間44が保たれることから、植込爪12がゴムベルト
18やアイドラ47に干渉することがなく、また、苗供
給機構8と、植込機構7との間の距離をより短くするこ
とが可能となり、機体のコンパクト化を図ることができ
る。
【0041】次に、植込機構の構成の第二実施例につい
て説明する。図9及び図10に示す第二実施例の植込機
構70の構成は、植込ミッション9に備えるガイド体6
1と、植込ミッション9内の駆動により回転運動する駆
動リンク14と、先端に爪開閉機構20(図3)を有す
る植込爪12a・12bを備えた挿苗杆13とから構成
し、挿苗杆13の後端に枢結した被ガイド体62を、前
記ガイド体61に形成したガイド長孔63内を摺動自在
とするように係合させるとともに、挿苗杆13の中途部
を前記駆動リンク14の先端に枢結することで、駆動リ
ンク14の回転で、挿苗杆13が植込爪12a・12b
を側面視において上下方向に揺動させるようにするもの
である。該構成は、上述した図2に示す構成と比較する
と、植込機構7において、従動アーム11で構成すると
ころを、ガイド体61及び被ガイド体62で構成したも
のである。
【0042】次に、以上の構成の植込機構70におい
て、植込爪12a・12bが形成する軌跡の特徴と、そ
の作用・効果について説明する。図9は、植込爪12a
(以下の説明において、植込爪12bも同じ)の先端が
形成する軌跡を示すものであって、機体の進行による植
込爪12aの動きを加味しない場合の軌跡L3を示した
ものである。図10は、同じく植込爪12aの先端が形
成する軌跡を示すものであるが、機体の進行による植込
爪12aの動きを加味した場合の軌跡L4を示したもの
である。また、図中の位置P1〜P24は、単位時間あ
たりの植込爪12aの先端の位置を示したものである。
【0043】以上の軌跡において、苗取時の範囲である
位置P22〜P1の単位時間あたりの移動距離は、苗取
後〜圃場へ突入する直前の範囲である位置P1〜P7の
範囲におけるものよりも、小さくなっている。また、地
中内の位置P8〜P17の単位時間あたりの移動距離
は、地中から抜き取られた後の範囲である位置P17〜
P22までのものよりも小さくなっている。即ち、植込
爪12a・12bの移動速度は、苗取時及び地中内では
遅くなり、苗取後、及び地中から引き抜かれた後では、
速くなっているのである。このことから、苗取時では、
ゆっくりと動いて、甘藷苗50(茎端部50c)を確実
に掴みことができるようになり、地中内でも、ゆっくり
と動いて、確実に植込むことができるのである。
【0044】以上の植込爪12aの移動速度の特性によ
り、甘藷苗50を受取る際(位置P22〜P1)には、
甘藷苗50と植込爪12aとの間の相対速度が小さくな
るため、植込爪12aが甘藷苗50の苗取りに失敗する
ことが無く、苗取り失敗による欠株といった不具合が生
じることが無い。
【0045】また、甘藷苗50を植込んだ後(位置P1
7〜P22)においては、植込爪12aは、圃場から素
早く抜き取られるため、該植込爪12aが、マルチフィ
ルム55を前後方向に切り裂く距離S2を極力小さく抑
えることができ、マルチフィルム55に孔を形成するこ
とにより生じ得る雑草の生育等といった不具合を防ぐこ
とができる。
【0046】ここで、植込爪12aが、マルチフィルム
55を前後方向に切り裂く距離について、本実施例であ
る図10に示す植込機構70における距離S2と、上述
の実施例での図6に示す植込機構7における距離S1と
を比較すると、距離S2の方が距離S1よりも短くなっ
ていることが解る。これは、ガイド体61に構成するガ
イド長孔63の形状を変えることにより、軌跡L4の変
形が可能であることに基づくものであり、距離S2を極
力短くするようにガイド長孔63の形状をシュミレーシ
ョンすることで、マルチフィルム55を切り裂く距離を
短くすることを実現したものである。つまりは、図6に
示すところの従動アーム11で構成するものでは、従動
アーム11の長さの変更に基づく軌跡L2の変更であっ
たものを、ガイド体61の構成では、ガイド長孔63の
形状の変更に基づく軌跡L4の変更を可能としたため、
軌跡の形状を変える自由度が広がり、距離S2を短く構
成することが実現できたのである。
【0047】このように、マルチフィルム55を前後方
向に切り裂く距離S2が極力短くなるように、植込爪1
2aの描く軌跡L4を調整することで(ガイド体61・
ガイド長孔63の形状を調整することで)、マルチフィ
ルム55に孔を形成することにより生じ得る雑草の生育
等といった不具合を防ぐことができる。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上のごとく構成したので、次
のような効果を奏するのである。即ち、請求項1のごと
く、甘藷苗を苗供給機構によって植込機構の近傍まで搬
送し、茎端部を左右一対の植込爪で掴んで苗取を行い、
該植込爪を上下方向に揺動させ、植込爪を圃場に突入さ
せることで、植込み作業を行う甘藷挿苗機において、前
記左右一対の植込爪は、爪開閉機構により開閉する構成
とするとともに、植込爪の苗取時における軌跡は、茎端
部と略直交させるので、植込爪を閉状態とする動作開始
のタイミングに時間的な余裕ができるため、動作開始時
がずれた場合や、茎端部が多少屈曲している場合にも対
応でき、苗取のミスを防止することができる。
【0049】また、請求項2に記載のごとく、前記植込
爪において、圃場に突入する直前から最下点に到達する
までの軌跡、及び最下点から圃場より引き抜く際の軌跡
は、側面視において前高後低とするので、甘藷苗の主茎
を斜めに傾けて寝かせた状態に植込むことが可能となっ
て、甘藷を健やかに生育させることができるとともに、
マルチフィルムを切り裂く範囲を極力短くし、雑草の生
育等の不具合を防ぐことができる。
【0050】また、請求項3に記載のごとく、前記植込
爪において、中途部より上部を爪基部とし、左右の植込
爪が閉状態のときに、左右の爪基部の間に空間が形成さ
れるので、甘藷苗を掴んだ状態で、茎や葉を該空間の間
に存在させることが可能となり、これらと、植込爪とが
干渉する事がなく、甘藷苗が安定した状態で圃場に突入
し、甘藷苗の主茎に無理な力がかかることによって、甘
藷苗が傷められることがない。また、植込爪が開いて甘
藷苗50を開放した後は、前記空間がさらに広くなるた
め、植込爪が抜き取られる際に、植込爪が茎や葉に干渉
することがないので、浮き苗や、植込姿勢の乱れといっ
た不具合が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した甘藷挿苗機を示す側面図であ
る。
【図2】植込機構の構成を示す側面一部断面図である。
【図3】爪開閉機構の構成を示す斜視図である。
【図4】植込爪を開閉する動作を示す前面図である。
【図5】植込爪の静軌跡を示す側面図である。
【図6】同じく動軌跡を示す側面図である。
【図7】甘藷苗を受取る際の植込爪の側面図である。
【図8】甘藷苗を植込む際の植込爪の側面図である。
【図9】第二実施例における植込爪の静軌跡を示す側面
図である。
【図10】同じく動軌跡を示す側面図である。
【符号の説明】
7 植込機構 8 苗供給機構 12a 植込爪 12b 植込爪 50 甘藷苗 50a 茎端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 甘藷苗を苗供給機構によって植込機構の
    近傍まで搬送し、茎端部を左右一対の植込爪で掴んで苗
    取を行い、該植込爪を上下方向に揺動させ、植込爪を圃
    場に突入させることで、植込み作業を行う甘藷挿苗機に
    おいて、前記左右一対の植込爪は、爪開閉機構により開
    閉する構成とするとともに、植込爪の苗取時における軌
    跡は、茎端部と略直交させることを特徴とする甘藷挿苗
    機。
  2. 【請求項2】 前記植込爪において、圃場に突入する直
    前から最下点に到達するまでの軌跡、及び最下点から圃
    場より引き抜く際の軌跡は、側面視において前高後低と
    することを特徴とする請求項1に記載の甘藷挿苗機。
  3. 【請求項3】 前記植込爪において、中途部より上部を
    爪基部とし、左右の植込爪が閉状態のときに、左右の爪
    基部の間に空間が形成されることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の甘藷挿苗機。
JP2001270691A 2001-09-06 2001-09-06 甘藷挿苗機 Expired - Fee Related JP4988106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001270691A JP4988106B2 (ja) 2001-09-06 2001-09-06 甘藷挿苗機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001270691A JP4988106B2 (ja) 2001-09-06 2001-09-06 甘藷挿苗機

Related Child Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006285571A Division JP4988295B2 (ja) 2006-10-19 2006-10-19 甘藷挿苗機
JP2006285574A Division JP4988298B2 (ja) 2006-10-19 2006-10-19 甘藷挿苗機
JP2006285572A Division JP4988296B2 (ja) 2006-10-19 2006-10-19 甘藷挿苗機
JP2006285573A Division JP4988297B2 (ja) 2006-10-19 2006-10-19 甘藷挿苗機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003070319A true JP2003070319A (ja) 2003-03-11
JP4988106B2 JP4988106B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=19096310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001270691A Expired - Fee Related JP4988106B2 (ja) 2001-09-06 2001-09-06 甘藷挿苗機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4988106B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006129780A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Seirei Ind Co Ltd 甘藷挿苗機
JP2006166734A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Seirei Ind Co Ltd 甘藷挿苗機
JP2007049928A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Yanmar Co Ltd 苗移植機
JP2009261343A (ja) * 2008-04-26 2009-11-12 Iseki & Co Ltd 野菜苗移植機
CN109429641A (zh) * 2018-12-24 2019-03-08 重庆市万盛区夜郎水稻种植专业合作社 水稻抛秧机构
CN113016305A (zh) * 2021-05-06 2021-06-25 新疆天至农业机械制造有限公司 移栽机取苗装置
CN114208459A (zh) * 2022-01-07 2022-03-22 武汉轻工大学 一种自动插苗装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63133916A (ja) * 1986-11-25 1988-06-06 三菱農機株式会社 苗移植機における植付装置
JPH06153624A (ja) * 1992-11-27 1994-06-03 Mametora Noki Kk 移植機における挿苗装置
JPH0889030A (ja) * 1994-09-28 1996-04-09 Iseki & Co Ltd 苗植込み装置
JPH08289624A (ja) * 1995-04-25 1996-11-05 Mametora Noki Kk 苗保持器
JPH10178830A (ja) * 1996-12-19 1998-07-07 Kubota Corp 移植機
JP2000333515A (ja) * 1999-05-26 2000-12-05 Mametora Noki Kk 甘藷挿苗機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63133916A (ja) * 1986-11-25 1988-06-06 三菱農機株式会社 苗移植機における植付装置
JPH06153624A (ja) * 1992-11-27 1994-06-03 Mametora Noki Kk 移植機における挿苗装置
JPH0889030A (ja) * 1994-09-28 1996-04-09 Iseki & Co Ltd 苗植込み装置
JPH08289624A (ja) * 1995-04-25 1996-11-05 Mametora Noki Kk 苗保持器
JPH10178830A (ja) * 1996-12-19 1998-07-07 Kubota Corp 移植機
JP2000333515A (ja) * 1999-05-26 2000-12-05 Mametora Noki Kk 甘藷挿苗機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006129780A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Seirei Ind Co Ltd 甘藷挿苗機
JP2006166734A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Seirei Ind Co Ltd 甘藷挿苗機
JP2007049928A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Yanmar Co Ltd 苗移植機
JP2009261343A (ja) * 2008-04-26 2009-11-12 Iseki & Co Ltd 野菜苗移植機
CN109429641A (zh) * 2018-12-24 2019-03-08 重庆市万盛区夜郎水稻种植专业合作社 水稻抛秧机构
CN113016305A (zh) * 2021-05-06 2021-06-25 新疆天至农业机械制造有限公司 移栽机取苗装置
CN113016305B (zh) * 2021-05-06 2024-01-19 新疆天至农业机械制造有限公司 移栽机取苗装置
CN114208459A (zh) * 2022-01-07 2022-03-22 武汉轻工大学 一种自动插苗装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4988106B2 (ja) 2012-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4988298B2 (ja) 甘藷挿苗機
JP2003070319A (ja) 甘藷挿苗機
JP2000333515A (ja) 甘藷挿苗機
JP2003070320A (ja) 甘藷挿苗機
JP2009022224A (ja) 地下茎作物の収穫機
JP4988295B2 (ja) 甘藷挿苗機
JP4988296B2 (ja) 甘藷挿苗機
JP4988297B2 (ja) 甘藷挿苗機
JP2008067660A (ja) 苗移植機
JP4542879B2 (ja) 移植機
JP3870077B2 (ja) 甘薯苗の移植機
JP2000253711A (ja) 苗移植機
JPH0928142A (ja) 野菜の収穫機
JP2006141262A (ja) 移植機の押圧装置
JP2000209909A (ja) 苗移植機
JP4047828B2 (ja) 移植機
JP4539931B2 (ja) 野菜収穫機
JP3804051B2 (ja) 野菜移植機
JP2008067658A (ja) 苗移植機
JP2006129780A (ja) 甘藷挿苗機
JP4047829B2 (ja) 移植機
JP3815387B2 (ja) 苗移植機
JP4899256B2 (ja) 苗移植機
JP2004073115A (ja) 収穫機などの縦向き茎葉引起こし装置
JP2002354910A (ja) 苗移植機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080729

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees