JPH09294455A - コンバインの選別装置 - Google Patents

コンバインの選別装置

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Publication number
JPH09294455A
JPH09294455A JP13261996A JP13261996A JPH09294455A JP H09294455 A JPH09294455 A JP H09294455A JP 13261996 A JP13261996 A JP 13261996A JP 13261996 A JP13261996 A JP 13261996A JP H09294455 A JPH09294455 A JP H09294455A
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JP
Japan
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grain culm
sensor
grain
sheave
speed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13261996A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Akiyama
隆夫 秋山
Masami Osaki
正美 大崎
Junji Doihara
純二 土居原
Toshiro Nagai
敏郎 長井
Masami Matsui
正実 松井
Akira Sawamura
亮 澤村
Yasushi Ihara
靖 井原
Koji Izumi
浩二 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP13261996A priority Critical patent/JPH09294455A/ja
Publication of JPH09294455A publication Critical patent/JPH09294455A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバインの選別装置の制御の適切化、迅速
化。 【解決手段】 前記刈取部4には穀稈センサ60を設
け、機体所望位置には車速センサ61を設け、前記脱穀
装置3の風選室18には、穀粒と異物とを選別する複数
のシーブ32を該シーブ32の間隔を変更自在に設けた
揺動選別装置16を設け、前記車速センサ61が一定速
度以上の高速を検知しているとき、前記穀稈センサ60
が非検出状態から検出状態になると、穀稈センサ60の
検出状態からt7秒後にシーブ32の間隔を開け、また、
穀稈センサ60が既に検出状態のときに当初低速の車速
が一定速度以上の高速に増速したときは、前記t7秒より
短いt9秒後にシーブ32の間隔を開けるように構成した
コンバインの選別装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの選別装置
に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の特公平6−24449号公報に
は、走行装置の前方に設けられ圃場の穀稈を刈り取る刈
取部と、前記走行装置の上方に設けられ前記刈取部で刈
取った穀稈を脱穀する脱穀装置を有するコンバインにお
いて、前記刈取部には穀稈センサを設け、機体所望位置
には車速センサを設け、前記脱穀装置の風選室には、穀
粒と異物とを選別する複数のシーブを該シーブの間隔を
変更自在に設けた揺動選別装置を設けた構成について記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、走行速
度の変化により穀稈供給量の変化を把握し、これにより
穀稈供給量が減少したとき、所定時間経過後に、シーブ
の間隔を閉じるものであるから、作業開始時、および、
作業中のシーブの間隔を開ける具体的基準はなく、作業
開始時および作業中の適切な制御ができないという課題
がある。
【0004】
【発明の目的】コンバインの選別装置の制御の適切化、
迅速化。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行装置2の
前方に設けられ圃場の穀稈を刈り取る刈取部4と、前記
走行装置2の上方に設けられ前記刈取部4で刈取った穀
稈を脱穀する脱穀装置3を有するコンバインにおいて、
前記刈取部4には穀稈センサ60を設け、機体所望位置
には車速センサ61を設け、前記脱穀装置3の風選室1
8には、穀粒と異物とを選別する複数のシーブ32を該
シーブ32の間隔を変更自在に設けた揺動選別装置16
を設け、前記車速センサ61が一定速度以上の高速を検
知しているとき、前記穀稈センサ60が非検出状態から
検出状態になると、穀稈センサ60の検出状態からt7秒
後にシーブ32の間隔を開け、また、穀稈センサ60が
既に検出状態のときに当初低速の車速が一定速度以上の
高速に増速したときは、前記t7秒より短いt9秒後にシー
ブ32の間隔を開けるように構成したコンバインの選別
装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、1
は機体フレーム、2は機体フレーム1の下部位置に設け
た走行装置、3は前記機体フレーム1の上方位置に設け
た脱穀装置、4は機体フレーム1の前方位置に設けた刈
取部である。刈取部4には、その最前方位置に分草体5
を設け、該分草体5の後方に穀稈引起装置6を設け、穀
稈引起装置6の後方に刈刃7を設けている。8は刈取ら
れた穀稈を搬送する搬送装置、9は搬送装置8の終端に
設けた前記脱穀装置3に穀稈を供給する穀稈供給装置で
ある。前記脱穀装置3の前側上部には脱穀室12を設
け、該脱穀室12内には扱胴13を軸装する。扱胴13
の主として下方側は扱網15により包囲する。前記扱網
15の下方には揺動選別装置16の移送棚17を臨ませ
る。脱穀室12の下方の後側には風選室18を形成し、
該風選室18には前記移送棚17の下方に設けた送風唐
箕19からの選別風を送風する。前記送風唐箕19は、
任意の手段によって送風量を強弱に調節し得るように構
成する。実施例では、送風唐箕19を設けた送風唐箕ケ
ース20の側面に吸引口21を形成し、吸引口21に該
吸引口21の開口面積を調節し得る一対の調節板22の
基部を軸23、24により軸着し、軸23、24と唐箕
用モーター27の間に連結手段を設ける。軸23には連
結手段のアーム25を固定し、アーム25にはロッド2
6の一端を接続し、ロッド26はモーター27により回
動するアーム28に軸着する。28a はセクタギヤ、2
8b はモーター27の出力歯車である。
【0007】前記軸23には別のアーム29を固定し、
アーム29には前記軸24に固定したアーム30に軸着
したロッド31を接続する。なお、調節板22を開閉さ
せる構成は他の構成でもよく、リンク機構、ワイヤー等
により開閉させればよい。また、前記送風唐箕19の回
転そのものを変更するように構成してもよく、風量を切
替える(変更)手段は任意である。前記揺動選別装置1
6は送風唐箕19からの送風方向に揺動するように構成
し、前記移送棚17の後側に穀粒と異物とを選別するシ
ーブ32を設ける。シーブ32は、揺動選別装置16の
揺動枠体33に対して傾斜角度を調節自在に取付ける。
シーブ32には、揺動枠体33に下部を中心に上部が回
動するように取付け、シーブ32には角度を変更し得る
角度調節板34を取付け、角度調節板34の上下中間部
はシーブ32と同一中心で回動するようにし、角度調節
板34の下部にワイヤー35の一端を接続し、ワイヤー
35の他端はシーブ用モーター36により回動するアー
ム37に接続する。37a はセクタギヤ、37b はモー
ター36の出力歯車である。また、図4において、38
はシーブ32に続けて設けたストローラック、39は一
番コンベア、40は二番コンベアである。しかして、前
記脱穀室12の終端側部には排塵処理装置41を設け
る。排塵処理装置41は、前記扱胴13と平行な排塵処
理胴42の外周面に排塵処理刃43を設け、排塵処理胴
42の主として下方側を処理網44により包囲して排塵
処理室45を形成して構成する。排塵処理室45は、そ
の始端部を平面視前記脱穀室12の終端部と連通口46
により連通させる。排塵処理室45の終端には排塵口4
7を形成し、排塵口47は前記揺動選別装置16のスト
ローラック38の上方位置に臨ませる。
【0008】そして、前記排塵処理胴42と同一軸芯状
に二番処理装置50の二番処理胴51を設け、排塵処理
装置41と二番処理装置50とを同軸状に配置する。二
番処理装置50は、前記二番コンベア40の終端に接続
した二番物戻し装置52により回収供給された二番物を
処理するものであり、二番処理胴51は前記排塵処理胴
42よりも小径に形成し、二番処理胴51の外周面に二
番物処理刃53を設け、二番処理胴51の主として下方
側を二番物処理網54により包囲して二番物処理室55
を形成して構成する。前記排塵処理胴42および二番処
理胴51は、同方向に回転するが、排塵処理刃43は排
塵物を後方に移送するように作用し、二番物処理刃53
は二番物を前方に移送するように、夫々配置構成し、二
番物処理室55の終端の排出口56は揺動選別装置16
の移送棚17の始端部上方に臨ませる。したがって、前
記二番物戻し装置52の上部排出口57は二番物処理室
55の始端部に開口させ、上部排出口57の下方には無
孔に形成したガイド板58を設け、二番物戻し装置52
により供給された二番物が処理されないうちに落下する
のを防止している。しかして、前記刈取部4には穀稈の
有無を検知する穀稈センサ(自動方向制御用、あるい
は、条横判定用等いずれのものでもよい)60を設け、
また、走行装置2あるいは機体所望位置には車速センサ
61を設け、前記排塵処理装置41の排塵処理室45内
の排塵物の量を検出する排塵負荷検出装置62を設け、
これらの信号により制御部63は制御し、図7は、一例
として、4つのパターンを例示している。図7のパター
ンでは、倒伏穀稈、あるいは湿田であるとか、穀稈条
件および圃場条件が悪いため、低速走行し、送風唐箕1
9の風量およびシーブ32の角度は変更せず、図7のパ
ターンでは、相当に条件が良く、最初から高速走行で
あるので、穀稈センサ60が検出状態になってからt1秒
後送風唐箕19の風量を強く変更し、t7秒後シーブ32
を開け、排塵負荷検出装置62により一定以下に負荷が
減少したことを感知すると、t2秒後送風唐箕19の風量
を弱くし、t8秒後にシーブ32を閉じる。また、図7の
パターンでは、途中から穀稈条件および圃場条件が良
好になって、走行速度が途中から高速になって、これに
伴なってt3秒後に送風唐箕19の風量を強くし、t9秒後
にシーブ32の間隔を開け、排塵負荷検出装置62によ
り一定以下に負荷が減少したことを感知すると、t4秒後
送風唐箕19の風量を弱くし、t10 秒後にシーブ32を
閉じる。また、図7のパターンでは、最初は条件が良
く、当初より高速走行で、穀稈センサ60が検出状態に
なってからt5秒後送風唐箕19の風量を強くし、t11 秒
後シーブ32を開け、途中より条件が低下し、走行速度
を低速にし、これに伴なってt6秒後送風唐箕19の風量
を弱くし、t12 秒後にシーブ32を閉じる。
【0009】この場合、前記車速センサ61が一定速度
以上の高速を検知しているとき、前記穀稈センサ60が
非検出状態から検出状態(刈取開始)になると、穀稈セ
ンサ60の検出状態からt1秒後に前記シーブ32の間隔
を開け、前記穀稈センサ60が検出状態から検出状態の
ままで(刈取作業中)、車速が低速から一定速度以上の
高速に増速したときは、t7秒より短いt9秒後に前記シー
ブ32の間隔を開けるように構成する。この点が、本発
明の要旨である。即ち、高速走行中に刈取作業を開始し
たときは(図7のパターン)、低速走行に比し(図7
のパターン)、脱穀室12に供給される穀稈量は多い
ので、所定時間であるt7秒後に前記シーブ32の間隔を
開けるが、低速で刈取作業中に、高速に増速したときは
(図7のパターン)、低速走行中に既に脱穀室12に
穀稈が供給されており、更に供給量は多くなるので、高
速にしてから所定時間であるt9秒(t7秒より短い)後に
前記シーブ32の間隔を開けて、風選効率を向上させ、
迅速に対応するようにしているのである。したがって、
t7>t9とし、t7とt11 は条件が同じなので、t7=t11 と
する。
【0010】また、高速走行中に刈取り作業が終了して
(図7のパターン)、前記穀稈センサ60が非検出状
態になると、それから、所定時間後に排塵処理装置41
の排塵処理室45内の負荷が減少し、負荷が減少してか
らt8秒後にシーブ32の間隔を閉じるが、高速から低速
走行に減速した状態で刈取り作業が終了したときは(図
7のパターン)、低速走行になってからt12 秒後にシ
ーブ32の間隔を閉じるように構成する。即ち、低速走
行の場合は(図7のパターン)、そもそも高速走行よ
りも穀稈供給量が少ないので、シーブ32の間隔を変化
させず、同様に、高速走行中に刈取作業が終了すると、
脱穀室12に残存している穀稈量は減少するから、排塵
負荷検出装置62により排塵処理室45内の負荷が一定
値以下に減少したときからt8秒後に前記シーブ32の間
隔を閉じるが、高速の刈取作業中に低速に減速したとき
は(図7のパターン)、刈取作業は続行中であり、脱
穀室12内に高速作業の残存穀稈があるから、低速走行
であっても所定時間のt12秒はシーブ32の間隔をその
まま開けておき、t12 秒後閉じるようにし、t12 秒はt8
秒より長く設定して、落下効率を向上させている。した
がって、t12 >t8とし、t8とt10 は条件が同じなので、
t8=t10 とする。また、図中、65は排塵吸引ファン、
66は排塵吸引ファン65の後部に設けたカッター、6
7は刈取上下シリンダ、68は運転席、69はグレンタ
ンク、70は揚殻筒、71は排出オーガーである。
【0011】
【作用】次に作用を述べる。走行装置2により前進する
と、分草体5が分草し、分草穀稈を引起装置6が引き起
こし、引き起こした穀稈を刈刃7が切断し、切断した穀
稈を搬送装置8により穀稈供給装置9に搬送し、穀稈供
給装置9は脱穀装置3の脱穀室12に穀稈を供給する。
脱穀室12に供給された穀稈は脱穀室12内で回転する
扱胴13により脱穀され、脱穀された穀粒は扱網15よ
り揺動選別装置16の移送棚17上に落下し、移送棚1
7により移送されて風選室18に至り、揺動選別装置1
6のシーブ32では、揺動するシーブ32と送風唐箕1
9からの送風とにより藁屑と穀粒が分離し、シーブ32
の隙間より穀粒が落下して一番コンベア39より機外に
取り出される。また、扱網15より落下しない脱穀被処
理物は、脱穀室12の終端の連通口46より排塵処理装
置41の排塵処理室45内に入り、回転する排塵処理胴
42の排塵処理刃43により処理され、処理されたうち
の穀粒は処理網44より下方に落下して、風選室18で
風選され、処理網44より落下しない藁屑等の被処理物
は排塵口47よりストローラック38の上方に落下して
機外に排出される。
【0012】また、シーブ32の隙間より落下しない藁
屑等は、揺動選別装置16の揺動と送風唐箕19の送風
により排出側に移動し、風選室18の終端側では、塵埃
や藁屑を排塵吸引ファン65により吸引排除され、排塵
吸引ファン65により吸引されない藁屑はストローラッ
ク38上に至り、ストローラック38より落下しない藁
屑等は機外に排出される。また、揺動選別装置16の揺
動で落下した穂切れ、枝梗付着粒等は二番コンベア40
に回収され、二番コンベア40の終端から二番物戻し装
置52により二番処理装置50の二番物処理室55に送
られ、脱穀室12の始端部側に送られながら二番物処理
刃53により処理して、処理されたうちの穀粒は二番物
処理網54より下方に落下して、風選室18で風選さ
れ、二番物処理網54より落下しない二番物は排出口5
6より揺動選別装置16の移送棚17上に落下し、再び
揺動および風により選別される。しかして、脱穀装置3
は、刈取部4の刈取穀稈の有無を検知する穀稈センサ6
0、走行速度を検出する車速センサ61、排塵処理装置
41の排塵処理室45内の排塵物の量を検出する排塵負
荷検出装置62等の信号により制御部63が、前記送風
唐箕19の風量、シーブ32の開き具合を制御して、作
業効率を向上させており、一例として、図7に4つのパ
ターンを例示している。
【0013】即ち、倒伏穀稈あるいは湿田であるとか、
穀稈条件および圃場条件が悪いときは、低速走行して刈
取精度を向上させ、また、送風唐箕19の風量は弱くし
て、送風による選別物の移動を遅くすることにより精度
を高くし、また、シーブ32の角度も閉じて藁屑の落下
を阻止して選別精度を向上させている(図7のパターン
)。また、反対に、穀稈が直立している等穀稈の刈取
条件が良好で、圃場の走行条件もよいときは、高速走行
で刈取作業を行い、脱穀装置3では送風唐箕19の風量
を強くして風選室18の負荷を軽減させ、また、シーブ
32の間隔も開けて落下を促進させて作業効率を向上さ
せる(図7のパターン)。しかして、以上のような自
動制御において、既に車速センサ61が一定速度以上の
高速を検知していて、穀稈センサ60が非検出状態から
検出状態になるとき、穀稈センサ60の検出状態からt7
秒後にシーブ32の間隔を開けるが、穀稈センサ60が
既に検出状態のときに、当初低速の車速が一定速度以上
の高速に増速したときは、前記t7秒より短いt9秒後にシ
ーブ32の間隔を開けるように構成しているから、揺動
選別装置16における詰まりを防止して、円滑に作業を
行える。
【0014】即ち、高速走行中でも刈取作業開始時の脱
穀室12に供給される穀稈量は多くないこと、低速で刈
取作業中に高速に増速したときの穀稈量は、低速走行中
に既に供給されている穀稈量に、更に高速走行での供給
量が加わることから、この作業開始時の穀稈量に比べて
低速刈取作業中の増速したときの穀稈量は、多くなり、
そのため、刈取作業開始時のt7秒より短いt9秒後にシー
ブ32の間隔を開けて、穀粒落下および風選効率を向上
させ、迅速に対応する。しかして、高速走行の刈取作業
中は前記したようにシーブ32の間隔を開けるが、排塵
処理装置41の排塵処理室45内の負荷が減少してから
t8秒後にシーブ32の間隔を閉じて、藁屑の落下混入を
阻止して選別精度を向上させる。また、そもそも、低速
走行のときはシーブ32の間隔を開けない。しかし、高
速走行の刈取作業中に低速走行に減速したときは、t12
>t8とし、前記t8秒より長いt12 秒間はシーブ32の間
隔を開けたままにし、t12 秒後閉じるようにしているか
ら、揺動選別装置16における詰まりを防止して、円滑
に作業を行うことができる。以上のように、穀稈センサ
60による穀稈の有無のみならず、正確に把握できる車
速センサ61による車速、排塵負荷検出装置62による
非処理物の量のデータに基づいて、シーブ32の間隔の
制御をするので、迅速かつ適切にできる。なお、脱穀装
置3は、前記送風唐箕19の風量、シーブ32の開き具
合の他、揺動選別装置16の揺動振幅数、走行速度、刈
取部4の処理速度等の全部あるいはその一部を自動制御
するように構成することもある。即ち、例えば、走行速
度について、種々の信号に基づいて制御することがある
が、どのような制御であっても、この点は要件ではな
い。
【0015】
【効果】本発明は、走行装置2の前方に設けられ圃場の
穀稈を刈り取る刈取部4と、前記走行装置2の上方に設
けられ前記刈取部4で刈取った穀稈を脱穀する脱穀装置
3を有するコンバインにおいて、前記刈取部4には穀稈
センサ60を設け、機体所望位置には車速センサ61を
設け、前記脱穀装置3の風選室18には、穀粒と異物と
を選別する複数のシーブ32を該シーブ32の間隔を変
更自在に設けた揺動選別装置16を設け、前記車速セン
サ61が一定速度以上の高速を検知しているとき、前記
穀稈センサ60が非検出状態から検出状態になると、穀
稈センサ60の検出状態からt7秒後にシーブ32の間隔
を開け、また、穀稈センサ60が既に検出状態のときに
当初低速の車速が一定速度以上の高速に増速したとき
は、前記t7秒より短いt9秒後にシーブ32の間隔を開け
るように構成したコンバインの選別装置としたものであ
るから、高速走行により穀稈供給量が多くなってもシー
ブ32の間隔を開けて迅速に対応して選別効率を向上さ
せて詰まりを防止し、また、低速から高速に増速したと
きは、より迅速にシーブ32の間隔を開けて選別効率を
向上させて詰まりを防止しでき、選別作業の開始時にお
いて一層適切に制御できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの側面図。
【図2】 コンバインの側面図。
【図3】 同正面図。
【図4】 脱穀装置の断面図。
【図5】 同横断平面略図。
【図6】 ブロック図。
【図7】 制御のタイムチャート図。
【図8】 脱穀装置の断面図。
【図9】 同横断平面略図。
【図10】 シーブの間隔調節装置の略図。
【符号の説明】
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…
刈取部、5…分草体、6…穀稈引起装置、7…刈刃、8
…搬送装置、9…穀稈供給装置、12…脱穀室、13…
扱胴、15…扱網、16…揺動選別装置、17…移送
棚、18…風選室、19…送風唐箕、20…送風唐箕ケ
ース、21…吸引口、22…調節板、23…軸、24…
軸、25…アーム、26…ロッド、27…モーター、2
8…アーム、29…アーム、30…アーム、31…ロッ
ド、32…シーブ、33…揺動枠体、34…角度調節
板、35…ワイヤー、36…モーター、37…アーム、
38…ストローラック、41…排塵処理装置、42…排
塵処理胴、43…排塵処理刃、44…処理網、45…排
塵処理室、46…連通口、47…排塵口、50…二番処
理装置、51…二番処理胴、52…二番物戻し装置、5
3…二番物処理刃、54…二番物処理網、55…二番物
処理室、56…排出口、57…上部排出口、58…ガイ
ド板、60…穀稈センサ、61…車速センサ、62…排
塵負荷検出装置、63…制御部、65…排塵吸引ファ
ン、66…カッター、67…刈取上下シリンダ、68…
運転席、69…グレンタンク、70…揚殻筒、71…排
出オーガー、72…処理枠、73…検知板、74…検出
装置、75…軸、76…圧縮バネ、77…軸、78…ア
ーム、79…ストッパー、80…取付軸、81…長孔、
82…牽引バネ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長井 敏郎 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 松井 正実 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 澤村 亮 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 井原 靖 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 泉 浩二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置2の前方に設けられ圃場の穀稈
    を刈り取る刈取部4と、前記走行装置2の上方に設けら
    れ前記刈取部4で刈取った穀稈を脱穀する脱穀装置3を
    有するコンバインにおいて、前記刈取部4には穀稈セン
    サ60を設け、機体所望位置には車速センサ61を設
    け、前記脱穀装置3の風選室18には、穀粒と異物とを
    選別する複数のシーブ32を該シーブ32の間隔を変更
    自在に設けた揺動選別装置16を設け、前記車速センサ
    61が一定速度以上の高速を検知しているとき、前記穀
    稈センサ60が非検出状態から検出状態になると、穀稈
    センサ60の検出状態からt7秒後にシーブ32の間隔を
    開け、また、穀稈センサ60が既に検出状態のときに当
    初低速の車速が一定速度以上の高速に増速したときは、
    前記t7秒より短いt9秒後にシーブ32の間隔を開けるよ
    うに構成したコンバインの選別装置。
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