JPH09290630A - 車両用空調フィルター - Google Patents

車両用空調フィルター

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JPH09290630A
JPH09290630A JP10887096A JP10887096A JPH09290630A JP H09290630 A JPH09290630 A JP H09290630A JP 10887096 A JP10887096 A JP 10887096A JP 10887096 A JP10887096 A JP 10887096A JP H09290630 A JPH09290630 A JP H09290630A
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filter medium
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air
pin
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JP10887096A
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Yuji Nakajo
條 勇 二 中
Tatsuya Kitajima
島 達 也 北
Takahiro Watanabe
辺 隆 裕 渡
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Bosch Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルター交換の費用の低減と、フィルター
の均質化を図るとともに、除塵機能を犠牲にすることな
く所定量の清浄空気を得られ、しかもフィルターの目詰
まり時には最低風量を確保し得る車両用空調フィルター
を提供すること。 【解決手段】 フィルター枠10にプリーツ状の濾材1
1を取付け、該枠10を空調ダクト1内に配置する。フ
ィルター枠10の上下側枠10a,10bの何れか一方
の内面の上流側に複数のピン12を突設する。ピン12
に上流側に突出する濾材11のプリーツ11aを着脱可
能に掛け止める。濾材11をフィルター枠10に簡便に
着脱でき、濾材11のみの交換を可能にする。均一のプ
リーツ形状を得られ、フィルターの品質ないし性能の均
質化を得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルター交換の費
用の低減と、フィルターの均質化を図るとともに、除塵
機能を犠牲にすることなく所定量の清浄空気を得られ、
しかもフィルターの目詰まり時には最低風量を確保し得
るようにした車両用空調フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフィルターの中には、例
えば実開平6ー12133号公報のように、不織布をプ
リーツ状に成形して濾材を製作し、該濾材の両端をフィ
ルター枠に固定して構成し、これを空調ダクトの側面に
設けた挿通孔から差し込んで取付けたものがある。
【0003】しかし、この従来のフィルターは、濾材の
両端をフィルター枠に接着等で固定する際、プリーツの
形を整えることが難しく、品質や性能のバラツキが大き
くなるとともに、目詰まり等によるフィルターの交換時
には、濾材のみを取り換えることが構造上困難で、使い
捨てを前提としているため、その交換費用が高価になる
等の問題がある。
【0004】一方、上記従来のフィルターは、その目詰
まり時にレバーハンドルを操作し、濾材を収縮すること
で、所要の空気を確保でき、例えばウィンドガラスの曇
りを除去することができるが、レバーハンドルの操作が
煩わしく、また窮屈な姿勢を強いられる。このような不
具合を改善するものとして、例えば特開平7ー7621
2号公報では、フィルター枠の両側にバイパス孔を設
け、フィルターの目詰まり時に自動的に所定の風量を得
られるようにしている。しかし、この従来のフィルター
は常時バイパス孔を開口しているため、除塵機能が犠牲
になって、目詰まり前の除塵機能の低下を避けられな
い、という問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決し、フィルター交換の費用の低減と、フィルタ
ーの均質化を図るとともに、除塵機能を犠牲にすること
なく所定量の清浄空気を得られ、しかもフィルターの目
詰まり時に最低風量を確保し得るようにした車両用空調
フィルターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明は、フィルター枠にプリーツ状の濾材を取付け、該枠
を空調ダクト内に配置した車両用空調フィルターにおい
て、フィルター枠の上下側枠の何れか一方の内面の上流
側に複数のピンを突設し、該ピンに上流側に突出する濾
材のプリーツを着脱可能に掛け止め、濾材をフィルター
枠に簡便に着脱できるとともに、前記濾材のみの交換を
可能にし、フィルター交換の費用の低減を図るようにし
ている。請求項2の発明は、フィルター枠の上下側枠の
何れか一方の内面の上下流側に複数のピンと凸部とを突
設し、前記ピンに濾材の上流側に突出するプリーツを着
脱可能に掛け止め、前記凸部に下流側に突出するプリー
ツを着脱可能に掛け止め、濾材のプリーツ形状を整然と
維持し、所期の除塵効果を長期に亙って得られるように
している。請求項3の発明は、ピンを所定の風圧で下流
側に変位可能に設け、フィルター枠と濾材との間にバイ
パス通路を形成可能にし、該通路を介し導入空気を濾材
から分流可能にして、濾材の目詰まり時に、例えばウィ
ンドガラスの曇り除去に必要な最低風量を確保するよう
にしている。請求項4の発明は、ピンの先端部に上流側
に向けて掛止突起を突設し、該突起に上流側に突出する
濾材のプリーツを着脱可能に掛け止め、濾材の目詰まり
時に、濾材を上下側枠に沿って下流側へ平行移動させ、
バイパス風量の増量を図っている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明をエバポレータの上
流側にブロアを配置した、いわゆる押し込み式の空調装
置に適用した図示の実施形態について説明すると、図1
乃至図4において1は空調ダクトで、その上流側に内外
気取入口とブロア(図示略)が設けられ、該ブロアの下
流側にエバポレータ2が設置されている。
【0008】エバポレータ2は、空調ダクト1の下部に
設けた略U字形断面のドレン溜3上に設置され、該ドレ
ン溜3に隣接してドレン桶部4が設けられている。ドレ
ン桶部4はドレン溜3に沿って下向きに緩やかに傾斜
し、その最下位置に排水管(図示略)を接続可能なドレ
ン管5を突設している。
【0009】ドレン溜3の上流側で、該溜3よりも若干
高位置には仕切壁6を介してフィルター収容部7が形成
され、該収容部7はドレン溜3と平行に形成されてい
て、該収容部7に複数のフィルター8,9が上下に重合
して配置されている。
【0010】フィルター8,9は実質的に同一に構成さ
れ、これはポリプロピレン等の合成樹脂製のフィルター
枠10と、濾材11とからなり、このうちフィルター枠
10は細長の箱形に形成され、これを空調ダクト1の周
面に形成したフィルター挿入孔(図示略)に挿入可能に
している。フィルター枠10の上下側枠10a,10b
の外面には、ガイド溝とガイドレール(図示略)とが形
成され、これらを他のフィルター8,9のガイド溝また
はガイドレール(図示略)に摺動可能に嵌合させてい
る。
【0011】上下側枠10a,10bの一方、この実施
形態では下側枠10bの内面に複数のピン12と凸部1
3とが突設され、このうちピン12は直杆状に形成さ
れ、その高さは図4のように、フィルター枠10の高さ
の略1/2に形成されていて、図3のように下側枠10
bの上流側に等間隔に配置され、濾材11の目詰まり時
には、濾材11から受ける風圧によって、下流側へ湾曲
変位可能にされている。
【0012】また、凸部13はピン12と略同径の直杆
状に形成され、その高さは図4のようにピン12の高さ
の1/2以下に形成されていて、図3のように下側枠1
0bの下流側に等間隔に配置され、かつ隣接するピン1
2,12の中央に位置している。
【0013】一方、濾材11は撥水性を有する繊維を細
かく織り込んだ不織布からなり、これを図示のように波
状に折り曲げて、上流側に突出する山形のプリーツ11
aと、下流側に突出する山形のプリーツ11bとを形成
し、かつそのピッチ方向に一定の弾性を与えられてい
る。
【0014】上記濾材11は図3および図4のように、
左右の両端部をフィルター枠10の内面に移動可能に係
合し、各プリーツ11aの下半部内側にピン12を介在
し、また各プリーツ11bの下端部内側に凸部13を介
在させて、当該部の隅角部を掛け止め、更に各プリーツ
11aの上端部を、上側枠10aに突設した前縁14に
係合可能に配置して、フィルター枠10に取付けられて
いる。
【0015】そして、濾材11は、その目詰まり前はピ
ン12および凸部13に規制されて、図3の実線のよう
な当初の取付け位置、換言すれば当初のプリーツ形状を
保持し、その目詰まり後は風圧に押し動かされて、その
上半部を図3,4の仮想線のように下流側へ変位し、上
側枠10aの直下に空気のバイパス通路15を形成可能
にしている。
【0016】図中、16,17はフィルター枠10,1
0を貫通して形成した開口窓で、空調ダクト1の通気路
に臨ませて配置され、18はフィルター枠10,10の
側端に設けた端板で、前記フィルター挿入孔の開口部に
係合可能にされ、その表面に把手部19を設けている。
【0017】図5乃至図8は本発明の他の実施の形態を
示し、前述の実施形態と対応する構成部分には同一の符
号を用いている。このうち、図5に示す第2の実施形態
は、ピン12を直杆状に形成する代わりに、ピン12を
下側枠10bの前述の位置よりも若干下流側に配置し、
その上端に掛止突起12aを上流側に向けて突設し、ピ
ン12を略逆L字形状に形成している。
【0018】そして、濾材11の各プリーツ11aの中
高位置内側の隅角部を掛止突起12aで掛け止め、また
各プリーツ11bの下端部の内側隅角部を凸部13で掛
け止め、更に濾材11の上端部を前縁14に係合可能に
配置する。
【0019】この実施形態では、フィルター枠10に対
する濾材11の取付け、および取外し作業は前述の実施
形態と差程変わらないが、各プリーツ11aの下半部内
側をピン12で線接触させて掛け止める代わりに、濾材
11の中高位置を掛止突起12aで点接触させて掛け止
めている。
【0020】したがって、濾材11の目詰まり時、ピン
12が風圧によって下流側に変位すると、濾材11は掛
止突起12aの変位に同動して、図5の仮想線のように
下側枠10bに沿って平行移動する。
【0021】この結果、濾材11全体が下流側へ移動
し、これが平面的には図3のような状況を形成して、そ
の左右両端部にバイパス通路15,15が上下位置全域
に亙って形成される。したがって、フィルター枠10の
上部にのみバイパス通路15が形成される前述の実施形
態に比べて、目詰まり時の風量が増量される利点があ
る。
【0022】図6乃至図8に示す第3の実施形態は、前
述のピン12を上側枠10aから下向きに突設するとと
もに、凸部13をプリーツ11aの後方に一つ置きに設
けて、濾材11の取付け時、プリーツ11aの上端部を
前縁14に係合し、その中高部を掛止突起12aに掛け
止めるだけでよく、前述のようにプリーツ11bを凸部
13に掛け止める面倒がない。
【0023】このように構成しても、濾材11の目詰ま
り前は掛止突起12aによって、その定位置が保たれ、
また濾材11の目詰まり後、これが風圧によって下流側
へ移動した場合は、プリーツ11a,11bの中間部が
凸部13と係合し、前述の掛止突起12aと併せてその
移動を規制するから、使用に支障を来さない。
【0024】このように構成した車両用空調フィルター
は、図1乃至図4の実施形態の場合、フィルター8,9
の下側枠10b,10bの上流側に、濾材11のプリー
ツ11a,11bの形状寸法に対応してピン12を設
け、また下側枠10b,10bの下流側で隣接するピン
12,12の中央位置に凸部13を設ける。
【0025】この場合、ピン12は濾材11を支持し、
かつ濾材11の目詰まり時における変位の形成と強度に
必要な、長さと断面形状ないし断面積に形成され、この
実施形態では、ピン12をフィルター8,9の高さの略
1/2の丸棒状に形成し、凸部13はピン12の高さの
1/2以下で、ピン12と略同径の丸棒状に形成してい
る。
【0026】このようなフィルター枠10に濾材11を
取付ける場合は、各プリーツ11aを対応するピン12
の前に位置付け、その上端を前傾して濾材11を前縁1
4の手前から開口窓16,17に挿入する。その際、各
プリーツ11aの下半部内面を対応するピン12に押し
当て、該ピン12を内側へ押し曲げて、濾材10を押し
入れ、プリーツ11bの下端部内面を対応する凸部13
に掛け止める。
【0027】この後、濾材11を前方へ起こしピン12
を起立させて、プリーツ11aの上端部を前縁14の内
面に係合すればよい。
【0028】このように濾材11の取付けに際しては、
従来のようなフィルター枠10への接着や固定を要せ
ず、これを単に押し込むだけでよいから、この種の取付
け作業を簡便に行える。
【0029】この状況は図3,4のようで、各プリーツ
11aの下半部内面の隅角部にピン12が線接触状態で
位置し、その上端部が前縁14の内面に係合し、また各
プリーツ11bの下端部内面の隅角部に凸部13が位置
して、濾材11が下側枠10a上に垂直に支持され、か
つその左右両端部がフィルター枠10の内面に係合して
いて、各プリーツ11a,11bがピン12と凸部13
とを介して、その形状を整然と維持している。
【0030】したがって、濾材11のプリーツ形状を一
定に維持し得るから、従来の接着等による固定式のもの
に比べて、品質ないし性能が均質かつ安定する。
【0031】次に濾材11を取付けたフィルター8,9
を空調ダクト1に取付ける場合は、先ず下側に配置する
フィルター9を把手部19を介して保持し、その先端部
をフィルター挿入孔(図示略)の下部に差し込み、かつ
これをフィルター収容部7上に収容して奥部へ押し込
む。その際、仕切壁6がフィルター枠10の下端部と係
合して、フィルター9の移動を誘導する。
【0032】次に上側に配置するフィルター8を把手部
19を介して保持し、その先端部をフィルター挿入孔
(図示略)の上部に差し込み、かつこれをフィルター9
の上側枠10a上に載せて奥部へ押し込む。その際、フ
ィルター8の下側枠10bの下面に形成したガイドレー
ルまたはガイド溝(図示略)を、フィルター9の上側枠
10aに形成したガイドレールまたはガイド溝(図示
略)に嵌合させて、フィルター8を摺動させる。
【0033】この取付け状況は図1のようで、フィルタ
ー8,9がエバポレータ2の上流側に近接して垂直に積
み重ねられ、開口窓16,17に装着した濾材11.1
1が、エバポレータ2の熱交換部全面に亙って配置され
る。
【0034】このような状況の下で空調装置が冷房運転
されると、ブロア(図示略)が駆動して内外気取入口か
ら内気または外気が取入れられ、これが空調ダクト1を
移動してフィルター8,9に導かれ、該フィルター8,
9で除塵後、エバポレータ2に導かれて冷却され、その
冷風が車室に吹き出される。
【0035】この場合、導入空気がフィルター8,9を
移動する際、その風圧によって濾材11,11が下流側
へ押圧されるが、濾材11の目詰まり前は圧力損失が小
さく、上記押圧力が小さいため、これにピン12の弾性
が打ち勝ち、濾材11は下流側へ変位しない。
【0036】したがって、濾材11は取付け時と同位置
で整然としたプリーツ形状を維持し、均質かつ安定した
濾過作用を呈して、フィルター8,9を通過する全ての
空気を除塵し、その清浄な空気を車室に供給する。それ
ゆえ、フィルターにバイパス孔を設けた従来のものに比
べて、除塵機能を犠牲にすることなく、清浄な空気を大
量に車室に供給する。
【0037】一方、濾材11,11が使用に伴って目詰
まりを生ずると、濾材11,11の圧力損失が大きくな
り、その風圧がピン12の弾性に打ち勝つようになる。
この結果、ピン12がその弾性に抗して下流側へ湾曲変
位し、これに濾材11が同動する。
【0038】この場合、凸部13はプリーツ11bの下
端部に位置し、また上記変位によってプリーツ11bが
凸部13から離間するから、凸部13には何らの押圧力
も作用せず原状を維持し、プリーツ11bの下端部が当
初の取付け位置と略同位置を維持する。
【0039】この状況は図3,4の仮想線のようで、ピ
ン12の変位は上方に向かって増大し、これに濾材11
が追従して、濾材11の上端部がフィルター枠10の下
流側端部から突出し、それらと上側枠10aとの間にバ
イパス通路15が形成される
【0040】このため、導入空気の一部が図4の仮想線
のようにバイパス通路15に導かれて、濾材11の通気
路から分流し、これが下流側へ移動して車室へ供給され
る。したがって、濾材11,11の目詰まり時に一定の
バイパス風量を得られ、ウィンドガラスの曇りを除去で
きるから、安全な運転視界を得られるとともに、ブロア
モータの過負荷運転を防止する。
【0041】この場合、上記バイパス風量は、出願人の
実験ではフィルター8,9の空気通路面積の約11%相
当量が得られ、所期の目的を達成している。したがっ
て、上記バイパス風量は、少なくとも濾材11,11の
目詰まり時に必要な最低風量に設定し、ウィンドガラス
の曇り除去を確保することが望ましい
【0042】なお、濾材11,11の目詰まり時、これ
を交換する場合は、フィルター8,9をフィルター挿入
孔(図示略)から引き出し、濾材11の両端部を保持
し、その上端部を下流側に押し倒して、ピン12を同方
向へ押し曲げ、各プリーツ11bを凸部13から掛け外
して、フィルター枠10から取り外す。
【0043】次に新規な濾材11,11を前述の要領で
フィルター枠10に取付け、これをフィルター挿入孔
(図示略)に差し込めば、一連の交換作業が終了する。
このように、本発明は濾材11のみを交換し得るから、
使い捨て式の従来のものに比べて、交換費用の低減を図
れる。
【0044】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、フィル
ター枠の上下側枠の何れか一方の内面の上流側に複数の
ピンを突設し、該ピンに上流側に突出する濾材のプリー
ツを着脱可能に掛け止めたから、濾材をフィルター枠に
簡便に着脱できるとともに、濾材のみの交換が可能にな
り、従来のような使い捨て式のフィルターに比べて、フ
ィルター交換費用の低減を図ることができる。請求項2
の発明は、フィルター枠の上下側枠の何れか一方の内面
の上下流側に複数のピンと凸部とを突設し、前記ピンに
濾材の上流側に突出するプリーツを着脱可能に掛け止
め、前記凸部に下流側に突出するプリーツを着脱可能に
掛け止めたから、濾材のプリーツ形状を整然と維持し、
所期の除塵効果を長期に亙って得られる効果がある。請
求項3の発明は、ピンを所定の風圧で下流側に変位可能
に設け、フィルター枠と濾材との間にバイパス通路を形
成可能にしたから、濾材の目詰まり時にバイパス通路を
介して導入空気を濾材からバイパスさせ、これを車室に
送り込んで、例えばウィンドガラスの曇りを除去するこ
とができる。請求項4の発明は、ピンの先端部に上流側
に向けて掛止突起を突設し、該突起に上流側に突出する
濾材のプリーツを着脱可能に掛け止めたから、濾材の目
詰まり時に、濾材を上下側枠に沿って下流側へ平行移動
させることができ、濾材の一端を下流側へ変位してバイ
パス通路を形成するものに比べ、バイパス風量の増量を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の要部を分解して示す斜視図である。
【図3】本発明に適用したフィルターの平面図である。
【図4】図3のAーA線に沿う断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の要部を示す断面図で
ある。
【図6】本発明の第3の実施形態の要部を示す背面図で
ある。
【図7】図6のBーB線に沿う断面図である。
【図8】図6の側面図である。
【符号の説明】
1 空調ダクト 8,9 フィルター 10 フィルター枠 10a 上側枠 10b 下側枠 11 濾材 11a,11b プリーツ 12 ピン 12a 掛止突起 13 凸部 15 バイパス通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡 辺 隆 裕 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルター枠にプリーツ状の濾材を取付
    け、該枠を空調ダクト内に配置した車両用空調フィルタ
    ーにおいて、フィルター枠の上下側枠の何れか一方の内
    面の上流側に複数のピンを突設し、該ピンに上流側に突
    出する濾材のプリーツを着脱可能に掛け止めたことを特
    徴とする車両用空調フィルター。
  2. 【請求項2】 フィルター枠の上下側枠の何れか一方の
    内面の上下流側に複数のピンと凸部とを突設し、前記ピ
    ンに濾材の上流側に突出するプリーツを着脱可能に掛け
    止め、前記凸部に下流側に突出するプリーツを着脱可能
    に掛け止めた請求項1記載の車両用空調フィルター。
  3. 【請求項3】 前記ピンを所定の風圧で下流側に変位可
    能に設け、フィルター枠と濾材との間にバイパス通路を
    形成可能にした請求項1または2記載の車両用空調フィ
    ルター。
  4. 【請求項4】 前記ピンの先端部に上流側に向けて掛止
    突起を突設し、該突起に上流側に突出する濾材のプリー
    ツを着脱可能に掛け止めた請求項1または2または3記
    載の車両用空調フィルター。
JP10887096A 1996-04-30 1996-04-30 車両用空調フィルター Withdrawn JPH09290630A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10123969C1 (de) * 2001-05-17 2002-11-07 Freudenberg Carl Kg Filteranordnung
JP2009511332A (ja) * 2005-10-12 2009-03-19 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 自動車の換気システム用のエアフィルタ

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