JPH09288922A - 完全密閉型グロメット - Google Patents

完全密閉型グロメット

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Publication number
JPH09288922A
JPH09288922A JP8102137A JP10213796A JPH09288922A JP H09288922 A JPH09288922 A JP H09288922A JP 8102137 A JP8102137 A JP 8102137A JP 10213796 A JP10213796 A JP 10213796A JP H09288922 A JPH09288922 A JP H09288922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter portion
grommet
wire harness
tubular
diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP8102137A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Goto
昌樹 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP8102137A priority Critical patent/JPH09288922A/ja
Publication of JPH09288922A publication Critical patent/JPH09288922A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ワイヤハーネスの取付け作業の作
業性を向上させることができるとともに筒状小径部が破
損するのを防止することができ、さらに、ワイヤハーネ
スの適用サイズの範囲の広げることができる使用性の高
い完全密閉型グロメットを提供するものである。 【解決手段】 外周部にパネルの開口部に装着される環
状溝12aが形成された筒状大径部12と、該大径部12から
突出し、ワイヤハーネス14の挿通孔13aを有する筒状小
径部13と、からなる完全密閉型グロメット11において、
少なくとも筒状小径部13を熱収縮部材から構成するとと
もに、この筒状小径部13の挿通孔13aの内径をワイヤハ
ーネス14の外径よりも大径にしたことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、完全密閉型グロメ
ットに関し、詳しくは、車体や電気機器等のパネルの開
口部にワイヤハーネス等の線材束を挿通する際に、該開
口部とワイヤハーネスが接触するのを防止するととも
に、開口部を通してパネル内に水やガス等が侵入するの
を防止することができる完全密閉型グロメットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネスは、例えば、車体パネル
等に形成された開口部を通して制御機器等とバッテリー
等を接続するようになっており、このような場合には、
ワイヤハーネスをグロメットによって開口部に支持する
ようになっている。ところで、このグロメットにあって
は、開口部を通して車体パネル内に水が侵入したり、あ
るいは、バッテリーの充電時に発生する水素ガスが制御
機器の収納ボックスに形成された開口部を通して収納ボ
ックス内に侵入したりするのを防止するために、開口部
を密閉する必要がある。
【0003】従来のこの種の密閉型グロメットとして
は、例えば、図3に示すようなものが知られている。1
はグロメットであり、このグロメット1は、外周部に車
体や電気機器等の図示しないパネルの開口部に嵌合され
る環状溝2aが形成された筒状大径部2と、この筒状大
径部2から突出し、ワイヤハーネス4の挿通孔3aを有
する筒状小径部3と、有している。
【0004】このようなグロメット1にワイヤハーネを
取付けるには、筒状小径部3を図示しないグロメット拡
径機に取付け、この拡径機の4つの拡径治具5によって
ワイヤハーネス4の外径よりもけ内径が大きくなるよう
に筒状小径部を拡げた後、筒状小径部3にワイヤハーネ
ス4を挿通する。次いで、拡径治具5によって筒状小径
部3を閉じた後、グロメット1を拡径機から取り外す。
次いで、筒状小径部3の外周部とワイヤハーネス4の外
周部にテープ6を巻き付けて筒状小径部3とワイヤハー
ネス4の連結部を完全に密閉する。この後、筒状大径部
2の環状溝2aをパネルの開口部に嵌合させることによ
り、ワイヤハーネス4をグロメット1を介してパネルに
取付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のグロメット1にあっては、グロメット1にワ
イヤハーネス4を取付ける際に、グロメット1をグロメ
ット拡径機に保持するようになっていたため、長尺のワ
イヤハーネス4をわざわざグロメット拡径機まで移動さ
せなければならなかった。このため、ワイヤハーネス4
を所望する位置でグロメット1に取付けることができ
ず、取付け作業が面倒であるという問題があった。
【0006】また、筒状小径部3を拡径治具5によって
拡径させていたため、筒状小径部3が破損してしまうこ
とがあり、グロメット1が使用できなくなってしまっ
た。筒状小径部3を破損させないようにするには、筒状
小径部3を拡径治具5によって必要以上に拡径しなけれ
ば良いのであるが、このようにすると、筒状小径部3に
取付けることができるワイヤハーネス4の外径の適用範
囲が狭くなってしまい、グロメット1の使用性が非常に
悪いものとなってしまっうという問題が発生してしまっ
た。
【0007】そこで本発明は、ワイヤハーネスの取付け
作業の作業性を向上させることができるとともに筒状小
径部が破損するのを防止することができ、さらに、ワイ
ヤハーネスの適用サイズの範囲の広げることができる使
用性の高い完全密閉型グロメットを提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、外周部に相手側部材の開口
部に装着される環状溝が形成された筒状大径部と、該大
径部から突出し、線材束の挿通孔を有する筒状小径部
と、からなる完全密閉型グロメットにおいて、少なくと
も前記筒状小径部を熱収縮部材から構成するとともに、
該筒状小径部の挿通孔の内径を線材束の外径よりも大径
にしたことを特徴とするものである。
【0009】その場合、筒状小径部に線材束を挿通した
後に筒状小径部を加熱し、筒状小径部の内径をワイヤハ
ーネスの外径と同径になるまで収縮させることにより、
ワイヤハーネスを筒状小径部に取付けることができる。
このため、従来のようにグロメットをグロメット拡径機
に保持させて筒状小径部を拡径治具で拡径させるのを不
要にでき、所望する位置でワイヤハーネスをグロメット
に取付けて取付け作業の作業性を向上させることができ
るとともに、筒状小径部が破損するのを確実に防止する
ことができる。
【0010】また、大径に形成された筒状小径部を熱に
よってワイヤハーネスの外径と同径になるまで収縮させ
ているので、ワイヤハーネスの適用サイズを広くするこ
とができ、グロメットの使用性を向上させることができ
る。請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明において、前記筒状大径部を熱
収縮部材から構成された筒状小径部と別部材から構成
し、筒状小径部を筒状大径部に取付けることにより一体
化されることを特徴としている。
【0011】その場合、グロメットが一体成形される場
合に、筒状小径部のみを熱収縮部材にするのが困難であ
るのに対し、筒状小径部と筒状大径部を別体に成形した
後、両部材を一体化することで、筒状小径部を加熱、収
縮させてワイヤハーネスを容易に取付けることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1、2は本発明に係る完全密閉型グ
ロメットの一実施例を示す図であり、請求項1または2
記載の発明に対応している。まず、構成を説明する。図
1において、11はグロメットであり、このグロメット11
は、外周部に車体や電気機器等の相手側部材の図示しな
いパネルに形成された開口部に装着される環状溝12aが
形成された筒状大径部12と、この筒状大径部12から突出
し、後述するワイヤハーネス(線材束)の挿通孔13aを
有する筒状小径部13と、を備え、筒状大径部12および筒
状小径部13は熱収縮部材(例えば、電子線で架橋したポ
リオレフィン、PVC、ポリフッ化ビニリデン等)によ
って一体成形されている。また、筒状小径部13の挿通孔
13aの内径aは従来のグロメットの筒状小径部の内径よ
り大きく形成されている。
【0013】次に、グロメット11にワイヤハーネスを取
付ける方法を図2に基づいて説明する。まず、筒状小径
部13の挿通孔13aにワイヤハーネス14を挿通した後、筒
状小径部13の外周部のみを工業用のドライヤー15によっ
て加熱する。このため、筒状小径部13が次第に収縮して
行く。
【0014】挿通孔13aの内径とワイヤハーネス14の外
径が同径状になるまで加熱したとき、筒状小径部13の外
周部とワイヤハーネス14の外周部にテープ16を巻き付け
て筒状小径部13とワイヤハーネス14の連結部を完全に密
閉する。この後、筒状大径部12の環状溝12aをパネルの
開口部に嵌合させることにより、ワイヤハーネス14をグ
ロメット11を介してパネルに取付ける。
【0015】このように本実施例では、筒状小径部13に
ワイヤハーネス14を挿通した後に筒状小径部13を加熱
し、筒状小径部13の内径をワイヤハーネス14の外径と同
径になるまで収縮させることにより、ワイヤハーネス14
を筒状小径部13に取付けることができるため、従来のよ
うにグロメットをグロメット拡径機に保持させて筒状小
径部を拡径治具で拡径させるのを不要にでき、所望する
位置でワイヤハーネス14をグロメット11に取付けて取付
け作業の作業性を向上させることができるとともに、筒
状小径部13が破損するのを確実に防止することができ
る。
【0016】また、大径に形成された筒状小径部13を熱
によってワイヤハーネス14の外径と同径になるまで収縮
させているので、ワイヤハーネス14の適用サイズを小サ
イズから大サイズまでと広くすることができ、グロメッ
ト11の使用性を向上させることができる。なお、本実施
例では、グロメット11を筒状大径部12と筒状小径部13が
一体化された熱収縮部材から構成しているが、筒状大径
部12を熱収縮部材から構成された筒状小径部13と別部材
(例えば、ゴム)から構成し、筒状小径部13を筒状大径
部12に取付けることにより一体化しても良い。このよう
にすれば、グロメット11を一体成形する場合に、筒状小
径部13のみを熱収縮部材にするのが困難であるのに対
し、筒状小径部13と筒状大径部12を別体に成形した後、
両部材12、13を一体化することで、筒状小径部13を加
熱、収縮させてワイヤハーネス14を容易に取付けること
ができる。要は、少なくとも筒状小径部13が熱収縮部材
から構成されれば、本実施例の効果を十分に得ることが
できるのである。
【0017】なお、別体に設けられた筒状大径部12と筒
状小径部13を一体化するには、筒状大径部12および筒状
小径部13の何れか一方に環状の嵌合溝を設け、筒状小径
部13および筒状大径部12の何れか他方に嵌合溝に嵌合さ
れる環状の突起を設ける等することにより、容易に達成
することができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、従来のよ
うにグロメットをグロメット拡径機に保持させて筒状小
径部を拡径治具で拡径させるのを不要にでき、所望する
位置でワイヤハーネスをグロメットに取付けて取付け作
業の作業性を向上させることができるとともに、筒状小
径部が破損するのを確実に防止することができる。
【0019】また、大径に形成された筒状小径部を熱に
よってワイヤハーネスの外径と同径になるまで収縮させ
ているので、ワイヤハーネスの適用サイズを広くするこ
とができ、グロメットの使用性を向上させることができ
る。請求項2記載の発明によれば、グロメットが一体成
形される場合に、筒状小径部のみを熱収縮部材にするの
が困難であるのに対し、筒状小径部と筒状大径部を別体
に成形した後、両部材を一体化することで、筒状小径部
を加熱、収縮させてワイヤハーネスを容易に取付けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る完全密閉型グロメットの一実施例
を示す図であり、(a)はその正面図、(b)は同図
(a)のA−A矢視断面図である。
【図2】一実施例のグロメットにワイヤハーネスを取付
ける手順を示す図である。
【図3】(a)は従来のグロメットの正面図、(b)は
同図(a)のB−B矢視断面図である。
【図4】従来のグロメットにワイヤハーネスを取付ける
手順を示す図である。
【符号の説明】
11 グロメット 12 筒状大径部 12a 環状溝 13 筒状小径部 13a 挿通孔 14 ワイヤハーネス(線材束)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周部に相手側部材の開口部に装着される
    環状溝が形成された筒状大径部と、該大径部から突出
    し、線材束の挿通孔を有する筒状小径部と、からなる完
    全密閉型グロメットにおいて、 少なくとも前記筒状小径部を熱収縮部材から構成すると
    ともに、該筒状小径部の挿通孔の内径を線材束の外径よ
    りも大径にしたことを特徴とする完全密閉型グロメッ
    ト。
  2. 【請求項2】前記筒状大径部を熱収縮部材から構成され
    た筒状小径部と別部材から構成し、筒状小径部を筒状大
    径部に取付けることにより一体化されることを特徴とす
    る請求項1記載の完全密閉型グロメット。
JP8102137A 1996-04-24 1996-04-24 完全密閉型グロメット Pending JPH09288922A (ja)

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JP8102137A JPH09288922A (ja) 1996-04-24 1996-04-24 完全密閉型グロメット

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JP8102137A JPH09288922A (ja) 1996-04-24 1996-04-24 完全密閉型グロメット

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JPH09288922A true JPH09288922A (ja) 1997-11-04

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ID=14319387

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JP8102137A Pending JPH09288922A (ja) 1996-04-24 1996-04-24 完全密閉型グロメット

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JP (1) JPH09288922A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115325279A (zh) * 2022-07-07 2022-11-11 中铁建设集团有限公司 防渗组件及建筑外墙穿墙结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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