JPH099477A - 電線端末用の絶縁キャップ - Google Patents
電線端末用の絶縁キャップInfo
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- JPH099477A JPH099477A JP7178169A JP17816995A JPH099477A JP H099477 A JPH099477 A JP H099477A JP 7178169 A JP7178169 A JP 7178169A JP 17816995 A JP17816995 A JP 17816995A JP H099477 A JPH099477 A JP H099477A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、電線端末に迅速、かつ確実に、
しかも容易に装着でき、また、雨水等の浸入を有効に防
止できる電線端末用の絶縁キャップを提供するものであ
る。 【構成】 電線端末Aが挿入自在とされた有底筒状の合
成樹脂製キャップ本体1と、該キャップ本体1を閉塞せ
しめるべくその開口部4に嵌着された弾力性を有する略
テ−パ筒状の障壁部材7とよりなり、上記障壁部材7は
その小径部10より大径部11方向に向けて所要数のス
リット9が放射状に形成されると共に、同小径部10の
外周にはコイルバネ12が外嵌されている。そして、コ
イルバネ12の付勢力や障壁部材7の弾力に抗して所要
の電線端末Aをキャップ本体1内に強制的に挿入して装
着せしめ、キャップ本体1の開口部4を挿入電線端末A
と相まって障壁部材7により確実に閉塞せしめる。
しかも容易に装着でき、また、雨水等の浸入を有効に防
止できる電線端末用の絶縁キャップを提供するものであ
る。 【構成】 電線端末Aが挿入自在とされた有底筒状の合
成樹脂製キャップ本体1と、該キャップ本体1を閉塞せ
しめるべくその開口部4に嵌着された弾力性を有する略
テ−パ筒状の障壁部材7とよりなり、上記障壁部材7は
その小径部10より大径部11方向に向けて所要数のス
リット9が放射状に形成されると共に、同小径部10の
外周にはコイルバネ12が外嵌されている。そして、コ
イルバネ12の付勢力や障壁部材7の弾力に抗して所要
の電線端末Aをキャップ本体1内に強制的に挿入して装
着せしめ、キャップ本体1の開口部4を挿入電線端末A
と相まって障壁部材7により確実に閉塞せしめる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高低圧架空配電線工
事や引留め個所等における活線状態の配電線端末を絶縁
防護せしめるさいに使用する電線端末用の絶縁キャップ
に関する。
事や引留め個所等における活線状態の配電線端末を絶縁
防護せしめるさいに使用する電線端末用の絶縁キャップ
に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
より、高低圧架空配電線工事、例えば縁廻し部分の開放
等を行う場合には、電線端末に絶縁キャップを装着せし
め、充電部分を防護して感電等の危険を有効に防止する
ものとされている。そして、これらの工事は、場合によ
っては1〜2週間程度にわたって行われるケ−スが多々
あるものである。また、引留め個所においては、長期に
わたって装着使用されるものである。
より、高低圧架空配電線工事、例えば縁廻し部分の開放
等を行う場合には、電線端末に絶縁キャップを装着せし
め、充電部分を防護して感電等の危険を有効に防止する
ものとされている。そして、これらの工事は、場合によ
っては1〜2週間程度にわたって行われるケ−スが多々
あるものである。また、引留め個所においては、長期に
わたって装着使用されるものである。
【0003】ところで、上述の如き電線端末を防護せし
める絶縁キャップとしては、実開平3−11312号公
報記載のものが知られており、これを図7に基づいて説
明する。即ち、同図中、51は電線端末Aが挿入自在と
された有底筒状のキャップ本体、52は該キャップ本体
51の開口部53端に突設された取付けア−ム、54は
該取付けア−ム52に開閉作動自在に取付けられた絶縁
クリップ、55は該絶縁クリップ54を開閉作動せしめ
る間接活線工具である。
める絶縁キャップとしては、実開平3−11312号公
報記載のものが知られており、これを図7に基づいて説
明する。即ち、同図中、51は電線端末Aが挿入自在と
された有底筒状のキャップ本体、52は該キャップ本体
51の開口部53端に突設された取付けア−ム、54は
該取付けア−ム52に開閉作動自在に取付けられた絶縁
クリップ、55は該絶縁クリップ54を開閉作動せしめ
る間接活線工具である。
【0004】上述の如く構成された従来例は、間接活線
工具55でもって絶縁クリップ54を開作動せしめ、所
要の電線端末Aをキャップ本体51内に挿入せしめたの
ち、絶縁クリップ54を閉作動せしめることにより電線
端末Aを挾持して装着せしめるものである。
工具55でもって絶縁クリップ54を開作動せしめ、所
要の電線端末Aをキャップ本体51内に挿入せしめたの
ち、絶縁クリップ54を閉作動せしめることにより電線
端末Aを挾持して装着せしめるものである。
【0005】しかしながら、上記従来例は、所要の電線
端末Aに簡単に装着せしめることが出来る反面、絶縁ク
リップ54を介して挾持状態に装着せしめるものである
から、その装着が非常に不安定となりやすいのみなら
ず、開口部53端より雨水等が浸入しやすいものとなっ
ていた。
端末Aに簡単に装着せしめることが出来る反面、絶縁ク
リップ54を介して挾持状態に装着せしめるものである
から、その装着が非常に不安定となりやすいのみなら
ず、開口部53端より雨水等が浸入しやすいものとなっ
ていた。
【0006】さらに、実公昭54−28614号公報に
は、図8および図9に示すように、所要の長さを有する
有底筒状キャップ本体61の開口端にテ−パ状の電線支
持部62が一体形成されると共に、該電線支持部62の
外周方向に沿って所要数の環状リブ63、同長手方向に
沿って所要数のスリット64が各々形成されたものが開
示されている。
は、図8および図9に示すように、所要の長さを有する
有底筒状キャップ本体61の開口端にテ−パ状の電線支
持部62が一体形成されると共に、該電線支持部62の
外周方向に沿って所要数の環状リブ63、同長手方向に
沿って所要数のスリット64が各々形成されたものが開
示されている。
【0007】上述の如く構成された従来例は、スリット
64に沿って電線支持部62を拡開することによりその
開口径を自由に調整し、外径の異なる種々の電線端末A
に装着することが出来るのみならず、環状リブ63によ
り粘着性ポリエチレンテ−プ65の巻回を確実に保持す
ることが出来るものである。
64に沿って電線支持部62を拡開することによりその
開口径を自由に調整し、外径の異なる種々の電線端末A
に装着することが出来るのみならず、環状リブ63によ
り粘着性ポリエチレンテ−プ65の巻回を確実に保持す
ることが出来るものである。
【0008】しかしながら、上記の従来例は、粘着性ポ
リエチレンテ−プ65の巻回作業が非常に面倒で熟練性
を要するのみならず、作業性が悪いものとなっていた。
特に、間接活線工具を使用して作業を行う場合には、尚
更に粘着性ポリエチレンテ−プ65の巻回作業が極めて
面倒で手間がかかり、非常に作業性が悪いのみならず、
脱落防止機能や雨水等の浸入防止機能を有効に発揮せし
めずらいものであった。
リエチレンテ−プ65の巻回作業が非常に面倒で熟練性
を要するのみならず、作業性が悪いものとなっていた。
特に、間接活線工具を使用して作業を行う場合には、尚
更に粘着性ポリエチレンテ−プ65の巻回作業が極めて
面倒で手間がかかり、非常に作業性が悪いのみならず、
脱落防止機能や雨水等の浸入防止機能を有効に発揮せし
めずらいものであった。
【0009】この発明は、従来の問題点を一挙に解決
し、所要の電線端末に迅速、かつ確実に、しかも容易に
装着せしめることが出来、また、雨水等の浸入を有効に
防止することが出来る電線端末用の絶縁キャップを提供
しようとするものである。
し、所要の電線端末に迅速、かつ確実に、しかも容易に
装着せしめることが出来、また、雨水等の浸入を有効に
防止することが出来る電線端末用の絶縁キャップを提供
しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、電線
端末Aが挿入自在とされた有底筒状の合成樹脂製キャッ
プ本体1と、該キャップ本体1を閉塞せしめるべくその
開口部4に嵌着された弾力性を有する略テ−パ筒状の障
壁部材7とよりなり、上記障壁部材7はその小径部10
より大径部11方向に向けて所要数のスリット9が放射
状に形成されると共に、同小径部10の外周にはコイル
バネ12が外嵌された構成よりなるものである。
端末Aが挿入自在とされた有底筒状の合成樹脂製キャッ
プ本体1と、該キャップ本体1を閉塞せしめるべくその
開口部4に嵌着された弾力性を有する略テ−パ筒状の障
壁部材7とよりなり、上記障壁部材7はその小径部10
より大径部11方向に向けて所要数のスリット9が放射
状に形成されると共に、同小径部10の外周にはコイル
バネ12が外嵌された構成よりなるものである。
【0011】また、上記キャップ本体1の内部には粘着
性シ−ル材15が充填せしめられた構成よりなるもので
ある。
性シ−ル材15が充填せしめられた構成よりなるもので
ある。
【0012】
【作用】コイルバネ12の付勢力や障壁部材7の弾力に
抗して所要の電線端末Aをキャップ本体1内に強制的に
挿入せしめ、コイルバネ12の付勢力および障壁部材7
の反力により挿入電線端末A部位を挾持せしめることに
より迅速に、しかも確実に装着せしめることが出来るの
みならず、キャップ本体1の開口部4を挿入電線端末A
と相まって障壁部材7により確実に閉塞せしめることが
出来る。また、挿入電線端末A部位に粘着性シ−ル材1
5が密着し、雨水等の浸入を有効に防止せしめることが
出来る。
抗して所要の電線端末Aをキャップ本体1内に強制的に
挿入せしめ、コイルバネ12の付勢力および障壁部材7
の反力により挿入電線端末A部位を挾持せしめることに
より迅速に、しかも確実に装着せしめることが出来るの
みならず、キャップ本体1の開口部4を挿入電線端末A
と相まって障壁部材7により確実に閉塞せしめることが
出来る。また、挿入電線端末A部位に粘着性シ−ル材1
5が密着し、雨水等の浸入を有効に防止せしめることが
出来る。
【0013】
【実施例】以下に、この発明を図面に示す一実施例につ
いて説明する。1は電線端末Aが挿入自在とされた所要
の長さを有する有底円筒状のポリエチレン樹脂製キャッ
プ本体、2は該キャップ本体1の外周面に所定間隔をお
いて環状形成された補強リブ、3はキャップ本体1の開
口部4より中位にかけてその内部に形成された所要条の
ガイド用突条、5はキャップ本体1の開口部4より外方
へ若干突出すべく該各突条3の先部に突設された係合片
である。6は各突条3に対応すべくキャップ本体1の中
位より底部方向にかけてその内部に形成されたストッパ
−用突条である。
いて説明する。1は電線端末Aが挿入自在とされた所要
の長さを有する有底円筒状のポリエチレン樹脂製キャッ
プ本体、2は該キャップ本体1の外周面に所定間隔をお
いて環状形成された補強リブ、3はキャップ本体1の開
口部4より中位にかけてその内部に形成された所要条の
ガイド用突条、5はキャップ本体1の開口部4より外方
へ若干突出すべく該各突条3の先部に突設された係合片
である。6は各突条3に対応すべくキャップ本体1の中
位より底部方向にかけてその内部に形成されたストッパ
−用突条である。
【0014】7はキャップ本体1を閉塞せしめるべくそ
の開口部4に嵌着された弾力性を有する略テ−パ筒状の
障壁部材、8は該障壁部材7を構成するテ−パ筒状のポ
リエチレン樹脂製障壁部、9は該障壁部8の小径部10
より大径部11方向に向けて放射状に形成された所要数
のスリット、12は小径部10の外周に外嵌されたコイ
ルバネ、13は大径部11の外周縁に形成された取付け
フランジ、14は各係合片5に対応すべく該取付けフラ
ンジ13に形成された係合孔である。そして、かかる障
壁部材7はその障壁部8をキャップ本体1に嵌合せしめ
ると共に、取付けフランジ13の係合孔14に係合片5
を係合せしめることによりキャップ本体1に嵌合係着せ
しめられている。15はキャップ本体1の内部に充填さ
れた粘着性シ−ル材である。
の開口部4に嵌着された弾力性を有する略テ−パ筒状の
障壁部材、8は該障壁部材7を構成するテ−パ筒状のポ
リエチレン樹脂製障壁部、9は該障壁部8の小径部10
より大径部11方向に向けて放射状に形成された所要数
のスリット、12は小径部10の外周に外嵌されたコイ
ルバネ、13は大径部11の外周縁に形成された取付け
フランジ、14は各係合片5に対応すべく該取付けフラ
ンジ13に形成された係合孔である。そして、かかる障
壁部材7はその障壁部8をキャップ本体1に嵌合せしめ
ると共に、取付けフランジ13の係合孔14に係合片5
を係合せしめることによりキャップ本体1に嵌合係着せ
しめられている。15はキャップ本体1の内部に充填さ
れた粘着性シ−ル材である。
【0015】その他、16は電柱17に腕金18等を介
して支持された架空配電線を示す。
して支持された架空配電線を示す。
【0016】なお、上記粘着性シ−ル材15の材質とし
ては、ブチルゴム系、シリコ−ン系、アクリル系などの
シ−ル材等を好適に採択使用することが出来る。
ては、ブチルゴム系、シリコ−ン系、アクリル系などの
シ−ル材等を好適に採択使用することが出来る。
【0017】上述の如く構成された実施例を電線端末A
に装着せしめるさいには、所要の間接活線工具等を介し
て電線端末Aの先端に障壁部材7の障壁部8を当てが
い、しかるのち、キャップ本体1を電線端末A方向に押
圧せしめる(図4参照)。そして、コイルバネ12の付
勢に抗して障壁部8をスリット9に沿って各々強制的に
拡開作動せしめつつ、電線端末Aの先部をキャップ本体
1内に挿入せしめ、コイルバネ12の付勢と共に障壁部
8の反力により電線端末Aの挿入部位を挾持して安定的
に装着せしめる(図5参照)。そして、かかる装着状態
においては、障壁部8の内周面や自由端が各々電線端末
Aの挿入部位外周面に圧接せしめられているから、挿入
電線端末Aとも相まってキャップ本体1の開口部4を確
実に閉塞せしめ、また、挿入電線端末Aには粘着性シ−
ル材15が密着して雨水等の浸入を有効に防止せしめ得
る。なお、障壁部8はコイルバネ12を介して外方へ拡
開自在とされているため、外径の異なる種々の電線端末
Aにも適用せしめることが出来る。
に装着せしめるさいには、所要の間接活線工具等を介し
て電線端末Aの先端に障壁部材7の障壁部8を当てが
い、しかるのち、キャップ本体1を電線端末A方向に押
圧せしめる(図4参照)。そして、コイルバネ12の付
勢に抗して障壁部8をスリット9に沿って各々強制的に
拡開作動せしめつつ、電線端末Aの先部をキャップ本体
1内に挿入せしめ、コイルバネ12の付勢と共に障壁部
8の反力により電線端末Aの挿入部位を挾持して安定的
に装着せしめる(図5参照)。そして、かかる装着状態
においては、障壁部8の内周面や自由端が各々電線端末
Aの挿入部位外周面に圧接せしめられているから、挿入
電線端末Aとも相まってキャップ本体1の開口部4を確
実に閉塞せしめ、また、挿入電線端末Aには粘着性シ−
ル材15が密着して雨水等の浸入を有効に防止せしめ得
る。なお、障壁部8はコイルバネ12を介して外方へ拡
開自在とされているため、外径の異なる種々の電線端末
Aにも適用せしめることが出来る。
【0018】逆に、装着せしめた実施例を電線端末Aよ
り撤去せしめるさいには、障壁部8の反力およびコイル
バネ12の付勢力に抗してキャップ本体1を電線端末A
より強制的に抜き去るか、あるいは、障壁部8を拡開せ
しめるべく所要の治具を使用するとよい。このさい、障
壁部8はコイルバネ12の付勢により確実に原状に復元
し、継続的な再利用が可能である。
り撤去せしめるさいには、障壁部8の反力およびコイル
バネ12の付勢力に抗してキャップ本体1を電線端末A
より強制的に抜き去るか、あるいは、障壁部8を拡開せ
しめるべく所要の治具を使用するとよい。このさい、障
壁部8はコイルバネ12の付勢により確実に原状に復元
し、継続的な再利用が可能である。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば以上の次第で、電線端
末Aが挿入自在とされた有底筒状の合成樹脂製キャップ
本体1と、該キャップ本体1を閉塞せしめるべくその開
口部4に嵌着された弾力性を有する略テ−パ筒状の障壁
部材7とよりなり、上記障壁部材7はその小径部10よ
り大径部11方向に向けて所要数のスリット9が放射状
に形成されると共に、同小径部10の外周にはコイルバ
ネ12が外嵌されているから、コイルバネ12の付勢力
や障壁部材7の弾力に抗して所要径の電線端末Aをキャ
ップ本体1内に強制的に挿入せしめ、コイルバネ12の
付勢力、および障壁部材7の反力により挿入電線端末A
部位を挾持せしめるという簡単な操作でもって、迅速
に、しかも確実に装着せしめることが出来るのみなら
ず、キャップ本体1の開口部4を挿入電線端末Aとも相
まって障壁部材7により確実に閉塞せしめることが出来
る。また、キャップ本体1の内部には粘着性シ−ル材1
5が充填されているから、挿入電線端末Aに粘着性シ−
ル材15が密着して雨水等の浸入を有効に防止せしめる
ことが出来る。さらに、障壁部材7は弾力性を有すると
共にコイルバネ12が外嵌されているから、外径の異な
る種々の電線端末Aにも適用せしめることが出来るのみ
ならず、使用後においても確実に原状に復元して継続的
な再利用が可能である。
末Aが挿入自在とされた有底筒状の合成樹脂製キャップ
本体1と、該キャップ本体1を閉塞せしめるべくその開
口部4に嵌着された弾力性を有する略テ−パ筒状の障壁
部材7とよりなり、上記障壁部材7はその小径部10よ
り大径部11方向に向けて所要数のスリット9が放射状
に形成されると共に、同小径部10の外周にはコイルバ
ネ12が外嵌されているから、コイルバネ12の付勢力
や障壁部材7の弾力に抗して所要径の電線端末Aをキャ
ップ本体1内に強制的に挿入せしめ、コイルバネ12の
付勢力、および障壁部材7の反力により挿入電線端末A
部位を挾持せしめるという簡単な操作でもって、迅速
に、しかも確実に装着せしめることが出来るのみなら
ず、キャップ本体1の開口部4を挿入電線端末Aとも相
まって障壁部材7により確実に閉塞せしめることが出来
る。また、キャップ本体1の内部には粘着性シ−ル材1
5が充填されているから、挿入電線端末Aに粘着性シ−
ル材15が密着して雨水等の浸入を有効に防止せしめる
ことが出来る。さらに、障壁部材7は弾力性を有すると
共にコイルバネ12が外嵌されているから、外径の異な
る種々の電線端末Aにも適用せしめることが出来るのみ
ならず、使用後においても確実に原状に復元して継続的
な再利用が可能である。
【図1】この発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】図1のI−I線に沿う断面図である。
【図4】図2のII−II線に沿う断面図である。
【図5】電線端末Aに装着せしめた状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図6】使用状態を示す斜視図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【図8】他の従来例を示す斜視図である。
【図9】同使用状態を示す半截断面図である。
1 キャップ本体 4 開口部 7 障壁部材 8 障壁部 9 スリット 10 小径部 11 大径部 12 コイルバネ 15 粘着性シ−ル材 A 電線端末
Claims (2)
- 【請求項1】電線端末Aが挿入自在とされた有底筒状の
合成樹脂製キャップ本体1と、該キャップ本体1を閉塞
せしめるべくその開口部4に嵌着された弾力性を有する
略テ−パ筒状の障壁部材7とよりなり、上記障壁部材7
はその小径部10より大径部11方向に向けて所要数の
スリット9が放射状に形成されると共に、同小径部10
の外周にはコイルバネ12が外嵌されてなることを特徴
とする電線端末用の絶縁キャップ。 - 【請求項2】キャップ本体1の内部に粘着性シ−ル材1
5が充填せしめられてなることを特徴とする請求項1記
載の電線端末用の絶縁キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17816995A JP3440447B2 (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 電線端末用の絶縁キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17816995A JP3440447B2 (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 電線端末用の絶縁キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH099477A true JPH099477A (ja) | 1997-01-10 |
JP3440447B2 JP3440447B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=16043826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17816995A Expired - Fee Related JP3440447B2 (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 電線端末用の絶縁キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3440447B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102707096A (zh) * | 2012-05-22 | 2012-10-03 | 辽宁省电力有限公司沈阳供电公司 | 66kV电缆耐压试验通用绝缘帽 |
USD947135S1 (en) * | 2020-10-06 | 2022-03-29 | Curtis Alan Roys | Field sensitive proximity switch housing |
-
1995
- 1995-06-20 JP JP17816995A patent/JP3440447B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102707096A (zh) * | 2012-05-22 | 2012-10-03 | 辽宁省电力有限公司沈阳供电公司 | 66kV电缆耐压试验通用绝缘帽 |
USD947135S1 (en) * | 2020-10-06 | 2022-03-29 | Curtis Alan Roys | Field sensitive proximity switch housing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3440447B2 (ja) | 2003-08-25 |
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