JP2000195356A - グロメットの装着方法 - Google Patents

グロメットの装着方法

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JP2000195356A
JP2000195356A JP10370362A JP37036298A JP2000195356A JP 2000195356 A JP2000195356 A JP 2000195356A JP 10370362 A JP10370362 A JP 10370362A JP 37036298 A JP37036298 A JP 37036298A JP 2000195356 A JP2000195356 A JP 2000195356A
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grommet
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outer periphery
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Fumiaki Tedoriya
文美明 手取屋
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネス外周へのグロメットの装着に
際し、装着位置の調整を可能とする。 【解決手段】 ワイヤハーネスW/Hの外周所要位置に
目印としてのテープTを巻き付けて装着基準位置Pと
し、次いでグロメット1の小径筒部2を拡開してワイヤ
ハーネスW/Hを軸線方向に沿って挿通し、装着基準位
置Pが小径筒部2の端部の手前に至ったところで仮装着
位置として小径筒部2を閉じる。しかる後、小径筒部2
の一対の把持片2cを、捲り上げるようにして摘まむと
同時に、装着基準位置Pの方向へ引っ張ることにより、
小径筒部2が装着基準位置Pに合致するまでグロメット
1を移動させて所要位置に位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グロメットの装着
方法に関し、詳しくは、ワイヤハーネス外周へのグロメ
ットの装着に際し、装着位置の微調整を可能とすること
で所要の基準位置に正確に位置決めできるようにするも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車用ワイヤハーネスを、室内
側からエンジンルーム側へ配索する場合、円筒形状の小
径筒部と大径筒部とを連通したゴム製のグロメットにワ
イヤハーネスを挿通させ、この状態で車体パネルの貫通
穴にグロメットを内嵌することで防水および遮音を図る
ようにしている。従って、室内側とエンジンルーム側に
区割りされたワイヤハーネスは、グロメットの装着位置
を境界にして、それぞれ所要長さに設定される。このた
め、グロメットは所要の装着基準位置に正確に装着する
必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ワイヤハーネスへグロ
メットを装着するには、小径筒部に拡開治具を挿通し、
小径筒部を拡開させた状態でワイヤハーネスを順次挿通
する。そして、装着基準位置に達した時点で拡開治具を
閉じると共に、小径筒部から引き抜くことでワイヤハー
ネスの外周にグロメットを装着し、テープ巻き固定する
ようにしている。しかしながら、小径筒部から拡開治具
を引き抜く際に、グロメットが引きずられて装着基準位
置からずれることがある。グロメットの小径筒部は、ワ
イヤハーネスの外周に弾性的に密着し、かつ、ゴム製の
ため摩擦抵抗が大きく、よってグロメットを引っ張って
位置ずれを修正する操作が極めて困難で手間を要する作
業となっていた。
【0004】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、ワイヤハーネス外周の装着基準位置に、グロメッ
トを正確に位置決めして装着できる方法を提供すること
を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、車体パネルの貫通穴に内嵌
する大径筒部とワイヤハーネスの外周に密着状に外装さ
れる小径筒部を有するゴム製のグロメットを、ワイヤハ
ーネスの外周所要位置に装着する方法であって、上記小
径筒部の先端部には軸方向に少なくとも2本のスリット
が形成されて捲り上げ可能な一対の把持片が形成されて
なり、上記グロメットを装着すべきワイヤハーネスの外
周所要位置に目印としてのテープを巻き付けて装着基準
位置とし、次いで上記グロメットの小径筒部を拡開治具
により拡開してワイヤハーネスを軸線方向に沿って挿通
し、上記装着基準位置が小径筒部の端部の手前に至った
ところで拡開治具を引き抜いて仮装着位置として小径筒
部を閉じ、しかる後、上記小径筒部の一対の把持片を、
ワイヤハーネスを中心としてそれぞれ反対方向に捲り上
げるようにして摘まむと同時に、装着基準位置の方向へ
引っ張ることにより、小径筒部が装着基準位置に合致す
るまでグロメットを移動させてワイヤハーネスの所要位
置に位置決めするようにしたことを特徴とするグロメッ
トの装着方法を提供している。
【0006】上記方法によれば、一対の把持片をそれぞ
れ反対方向に捲り上げるようにしているため、小径筒部
が拡開してワイヤハーネス外周との密着面積が少なくな
ってワイヤハーネス外周との間の摩擦抵抗を減少させる
ことができる。このため、把持片を引っ張っることによ
り容易にグロメットを移動させることができ、装着基準
位置へ位置決めするための微調整作業を難なく行うこと
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、ワイヤハーネスW/Hに装
着すべきグロメット1を示し、該グロメット1はゴム製
よりなり、円筒形状の小径筒部2と、該小径筒部2の一
端に連続する拡径した大径筒部3とを備え、小径筒部2
の内部空間を電線挿通部2aとしている。上記大径筒部
3には、例えば自動車のエンジンルームと室内とを区割
りする車体パネル(図示せず)の貫通穴に係合する係止
溝3aを環状に凹設している。
【0008】上記電線挿通部2aの内径は、装着すべき
ワイヤハーネスW/Hの外径より小径に設定され、ワイ
ヤハーネスW/H外周への装着状態において電線挿通部
2aが弾性的に密着するようにしている。
【0009】上記小径筒部2の先端から約10mm内側
の位置には凸条2bを周設し、また、小径筒部2の先端
から凸条2bの手前位置まで軸方向に2本のスリット2
cを形成し、該スリット2cからそれぞれ外方へ捲り上
げ可能な一対の把持片2d、2eを形成している。スリ
ット2cの切り込み基部は、把持片2d、2eの捲り上
げ時の引き裂きを防止するため、角をなくしたR処理を
施している。さらに、凸条2bの先端方側に隣接する位
置には凹溝2fを周設して把持片2d、2eの捲り上げ
操作を容易にしている。
【0010】次に上記構成からなるグロメット1をワイ
ヤハーネスW/Hの外周へ装着する方法を説明すると、
先ず、図2(A)に示すように、グロメット1を装着す
べきワイヤハーネスW/Hの外周所要位置に目印として
のテープTを巻き付けて装着基準位置Pとする。なお、
上記テープTは、ワイヤハーネスW/Hの形態保持のた
めに外周に螺旋状に巻き付けられた形態固定用テープT
aとは異なる色のものを使用することで、装着基準位置
Pを認識し易くしている。次いで、グロメット1の小径
筒部2に、放射状に開閉する爪片を有する拡開治具4を
挿入して小径筒部2をワイヤハーネスW/Hの外径より
大径となるように拡開する。この状態からワイヤハーネ
スW/Hを、小径筒部2の電線挿通部2aに軸方向に沿
って挿通し、装着基準位置Pが小径筒部2の手前で離れ
たところに至った時点で拡開治具4を引き抜いて小径筒
部2を閉じ、図2(B)に示すように、ワイヤハーネス
W/H外周にグロメット1を一旦仮装着する。この状態
では、小径筒部2は弾性密着状態で、かつ、摩擦力の大
なるゴム材の特性よりグロメット1を軸方向にずらすの
は容易でない。
【0011】このため、図3(A)に示すように、両手
で小径筒部2の一対の把持片2d、2eを、ワイヤハー
ネスW/Hを中心としてそれぞれ反対方向に摘まんで捲
り上げるようにすると共に、装着基準位置Pの方向へ引
っ張り操作する。すると、ワイヤハーネスW/Hの外周
に弾性的に密着していた小径筒部2は、把持片2d、2
eが捲られるのに追従してワイヤハーネスW/H外周と
の密着範囲が少なくなり、これにより摩擦抵抗が減少す
る。よって、装着基準位置P方向への引っ張り操作に伴
ない、グロメット1は容易に追従して移動し、図3
(B)に示すように、スリット2cの基部が装着基準位
置Pの端部に合致した時点を正規の装着位置と認識して
把持片2d、2eから手を離す。
【0012】以上の装着操作によって、図4(A)に示
すように、グロメット1は所要の装着位置に位置決めさ
れ、小径筒部2の弾性によりワイヤハーネスW/Hの外
周に密着する。次いで、図4(B)に示すように、小径
筒部2の外周からテープTbを巻き付けて、グロメット
1をワイヤハーネスW/Hに確実に固定する。このと
き、小径筒部2に周設した凸状2bによってテープTの
ずれが防止される。
【0013】なお、上記実施形態では、装着基準位置P
のテープTの端部に小径筒部2のスリット2cの基部が
合致した点を正規の装着位置とする場合について説明し
たが、装着基準位置Pに対する小径筒部2のどの部分が
合致する点を正規の位置とするかは、任意に設定するこ
とができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明より明きらかなように、本発
明のグロメットの装着方法では、一旦仮位置に装着した
グロメットを、小径筒部の先端に形成した把持片を捲り
上げるようにして引っ張って装着基準位置に合致させる
ようにしているため、グロメットの装着位置調整を円滑
に操作することができる。よって、グロメットの装着位
置の精度を向上できると共に、装着作業の効率化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のグロメットの装着方法に使用するグ
ロメットの正面図である。
【図2】 (A)はグロメットを拡開してワイヤハーネ
スを挿通する工程の断面図、(B)は仮位置へのグロメ
ットの装着状態を示す断面図である。
【図3】 (A)(B)はグロメットの装着位置の調整
作業状態を示す図である。
【図4】 (A)は正規位置へのグロメットの装着状態
を示す図、(B)はテープによりワイヤハーネス外周に
固定した状態を示す図である。
【符号の説明】
W/H ワイヤハーネス P 装着基準位置 1 グロメット 2 小径筒部 2a 電線挿通部 2c スリット 2d、2e 把持片 3 大径筒部 4 拡開治具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルの貫通穴に内嵌する大径筒部
    とワイヤハーネスの外周に密着状に外装される小径筒部
    を有するゴム製のグロメットを、ワイヤハーネスの外周
    所要位置に装着する方法であって、 上記小径筒部の先端部には軸方向に少なくとも2本のス
    リットが形成されて捲り上げ可能な一対の把持片が形成
    されてなり、 上記グロメットを装着すべきワイヤハーネスの外周所要
    位置に目印としてのテープを巻き付けて装着基準位置と
    し、 次いで上記グロメットの小径筒部を拡開治具により拡開
    してワイヤハーネスを軸線方向に沿って挿通し、上記装
    着基準位置が小径筒部の端部の手前に至ったところで拡
    開治具を引き抜いて仮装着位置として小径筒部を閉じ、 しかる後、上記小径筒部の一対の把持片を、ワイヤハー
    ネスを中心としてそれぞれ反対方向に捲り上げるように
    して摘まむと同時に、装着基準位置の方向へ引っ張るこ
    とにより、小径筒部が装着基準位置に合致するまでグロ
    メットを移動させてワイヤハーネスの所要位置に位置決
    めするようにしたことを特徴とするグロメットの装着方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014117046A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット
JP2016119750A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 住友電装株式会社 グロメットおよびグロメット付きワイヤハーネス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014117046A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット
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