JPH0928838A - バドミントン用ラケットフレーム - Google Patents

バドミントン用ラケットフレーム

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Publication number
JPH0928838A
JPH0928838A JP7201271A JP20127195A JPH0928838A JP H0928838 A JPH0928838 A JP H0928838A JP 7201271 A JP7201271 A JP 7201271A JP 20127195 A JP20127195 A JP 20127195A JP H0928838 A JPH0928838 A JP H0928838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
racket frame
shaft
sword
cap
badminton
Prior art date
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Pending
Application number
JP7201271A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuya Watanabe
光哉 渡邊
Nagamasa Takenaka
寿優 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mizuno Corp filed Critical Mizuno Corp
Priority to JP7201271A priority Critical patent/JPH0928838A/ja
Publication of JPH0928838A publication Critical patent/JPH0928838A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剣先キャップの組み付け作業を容易に行うこ
とができ、かつシャフトのしなりや、ねじれにも追随で
きる耐久性のあるバドミントン用ラケットフレームを提
供する。 【構成】 硬質合成樹脂材料で形成した内側層8aと、
ショアA硬度20度〜90度の軟質合成樹脂材料で形成
した外側層8bとを積層一体化して形成した剣先キャッ
プ8を装着したバドミントン用ラケットフレーム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バドミントン用ラケッ
トフレームの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にバドミントン用ラケットフレーム
は、図6に示すように、打球部12とシャフト13と、
前記シャフト13の末端に装着されるグリップ14とか
ら形成されている。そして、前記グリップ14の先端部
には、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂などの比較的硬
度の高い熱可塑性合成樹脂で形成された剣先キャップ1
8が接着により装着されている。
【0003】バドミントン用ラケットフレームは、テニ
ス用のラケットフレームに比して、各部の径が格段に細
く、従って、シャフトのしなりや、ねじれの度合いも大
きいため、使用頻度が多くなった場合に、シャフトのし
なりや、ねじれによる応力が剣先キャップ18とシャフ
ト13との境界部分に集中して、シャフトのしなりに剣
先キャップ18が追随できずに該境界部分で剥離が生
じ、シャトルコックを打った際に剥離した部分が摩擦し
て変音が生じるといった問題等があることから、近年で
は、実開平5−62279号に開示され、図7に示すよ
うに、ショアA硬度20度〜D硬度64度の軟質合成樹
脂で形成した剣先キャップ19を装着したバドミントン
用ラケットフレームが提案され一般に知られるようにな
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバドミントン用ラケットフレームにおいては、以下
のような問題点があった。通常、剣先キャップとシャフ
トとは、前記剣先キャップの略中央部に形成されたシャ
フト挿通孔内にシャフトを挿通させて組み付けられるも
のであるが、前記剣先キャップが硬質の材料で保形性に
優れたものである場合には、前記剣先キャップの先端部
にシャフトが密着した状態で接着されて組み付けられ
る。しかし、前記軟質合成樹脂材料で形成される剣先キ
ャップは、図7に示すように、材料自体が軟質で剛性が
小さいために、剣先キャップ19の形状を保持できる剛
性を得るためには、通常の材料で形成される剣先キャッ
プよりも肉厚を大きくして形成しなければならないが、
剣先キャップの肉厚を大きくして形成することは、該剣
先キャップ19とシャフト13との密着部分が多くなる
こととなり、シャフトを挿通させて組み付ける工程の作
業性が悪くなるといった問題を有していた。更に、剣先
キャップの肉厚が厚く形成されることで重量増加を招い
てしまい、結果として、バドミントン用ラケットフレー
ムの軽量化を図ることができないといった問題があっ
た。
【0005】そこで本発明は、これら従来技術の問題点
に鑑み、バドミントン用ラケットフレームに装着されて
いる剣先キャップを改良することで、シャフトのしなり
や、ねじりに追随でき、かつ剣先キャップの組み付け作
業が容易に行うことができ、耐久性のあるバドミントン
用ラケットフレームを提供することを目的になされたも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、以下のような構成とした。即ち、本発明
のバドミントン用ラケットフレームは、打球部とシャフ
トと、前記シャフトの末端に装着されるグリップとから
なり、前記グリップの先端部に円錐形状の剣先キャップ
が装着されてなるバドミントン用ラケットフレームにお
いて、前記剣先キャップは、硬質合成樹脂材料で形成し
た内側層と、ショアA硬度20度〜90度の軟質合成樹
脂材料で形成した外側層とを一体的に形成したことを特
徴とする構成とした。
【0007】前記剣先キャップの外側層を形成する材料
としては、ショアA硬度20度〜90度の成形性が良
く、低温から高温までの温度変化による硬度差が少ない
材料が望ましい。例えば、好ましい軟質の材料の一例と
しては、スチレン系エラストマー、ポリエステルエラス
トマー、塩ビ系エラストマー、EVA、熱可塑性ポリウ
レタンエラストマー、ポリアミドエラストマーなどから
形成されることが好ましい。前記材料の硬度がショアA
硬度20度以下の材料であると材質が柔らか過ぎるため
剣先キャップを成型することができず、ショアA硬度9
0度以上の材料であると硬すぎてゴム状の柔らかい性質
を有さないため好ましくない。
【0008】又、前記内側層を形成する硬質合成樹脂材
料としては、外側層を形成する軟質材料との接着性が良
い硬質の樹脂材料であることが好ましい。例えば、その
一例としてABS樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニ
ル樹脂などの熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂などの熱硬化性樹脂が好適に使用でき
る。更には、これらの硬質合成樹脂材料にカーボン、ガ
ラス等の補強繊維を混入させたものを使用することもで
きる。
【0009】
【作用】上記のように、本発明のバドミントン用ラケッ
トフレームは、グリップの先端部に装着される剣先キャ
ップを、硬質合成樹脂材料からなる内側層と、軟質合成
樹脂材料からなる外側層の二層構造とし、前記内外の二
層を一体的に設けた構造としたことから、内側層により
剣先キャップの形状を保持できる剛性を得ることがで
き、外側層によりシャフトのしなりや、ねじりにも追随
させることができるため、使用によるシャフトと剣先キ
ャップとの剥離を防止することができ、バドミントン用
ラケットフレームの耐久性を向上させることができる。
又、前記剣先キャップを組み付ける際には、シャフトと
密着する部分が少なくなるので、シャフトを挿通させて
組み付ける作業が容易に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例であるバドミントン用
ラケットフレームの平面図であり、図2は、本発明の一
実施例であるバドミントン用ラケットフレームのグリッ
プ部分の要部断面説明図である。図1〜図2に示すよう
に、本実施例のバトミントン用ラケットフレーム1は、
打球部2とシャフト3と、前記シャフト3の末端に装着
されたグリップ4とから構成されている。前記グリップ
4は、例えば、木材或は、発泡合成樹脂などの比較的軽
量であって剛性を有する材料で、その先端部が円錐形状
に形成されたグリップ芯材4aと、その外周部に巻回被
覆されたグリップレザー5、及び後端にはエンドキャッ
プ6が装着されている。そして、前記グリップ4の中央
部には、その軸線に沿って、シャフト3を受け入れるた
めのシャフト挿通孔7が穿設されており、該シャフト挿
通孔7にFRP製のシャフト3が装着された構成となっ
ている。そして、前記グリップ4の先端部には、該グリ
ップ芯材4aの先端部の外周を外嵌するように円錐形状
の剣先キャップ8が装着された構成を有している。
【0011】図3に示すように、ここでは前記剣先キャ
ップ8は、比較的硬度の高いABS樹脂で厚みが0.7
mmの内側層8aと、ショアA硬度70度の水添型スチレ
ン−ブタジエン−スチレンエラストマーで厚みが1.3
mmの外側層8bとを二色成形法により一体的に成形し
た。上記のように成形された剣先キャップ8の内周部に
設けられる硬質の内側層8aは、剣先キャップとしての
形状を保持できる剛性を有し、且つ外側層8bの柔軟で
柔らかい感触を損なうことがないようにする必要があ
る。
【0012】本実施例の剣先キャップ8を成形するに
は、硬質合成樹脂材料からなる内側層8a或は、軟質合
成樹脂材料からなる外側層8bの内のどちらか一方を予
め射出成形法により成形した後に、その外周部に、或
は、内周部に、もう一方の軟質の、或は、硬質の合成樹
脂材料を射出成形することで一体的に硬軟二層構造の剣
先キャップ8が形成される。
【0013】その他の実施例としては、図4に示すよう
に剣先キャップ8の構成を、硬質の内側層8aの外側面
に形成される軟質の外側層8bが、前記内側層8aの上
端9を覆うように延長して設けられ、この部分における
前記外側層8bの肉厚が内側層8aの肉厚分だけ厚く形
成される構成としたり、又、図5に示すように、軟質の
外側層8bが内側層8aの上端9を覆い、且つ前記内側
層8aの内周面に折り返して配置された構成として、前
記外側層8bの一端をシャフトと接触させるようにする
ことによって、シャフトのしなりに柔軟に追随させるよ
うにすることが出来る。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成とすること
によって以下のような効果を奏するものである。即ち、
本発明のバドミントン用ラケットフレームは、グリップ
の先端部に装着される剣先キャップを、硬質合成樹脂材
料からなる内側層と、軟質合成樹脂材料からなる外側層
とを積層一体化して形成した構造としたことから、剣先
キャップの形状を保持しながら軟質材料の持つ柔軟で柔
らかい感触を剣先キャップの表面に残すことができ、グ
リップを握った時の感触を良好にし、また、シャフトの
しなりや振動などの動きに該剣先キャップが追随しやす
くなるため、シャフトと剣先キャップの境界部分に応力
が集中するのを防止できるので、シャフトやグリップか
らの剥離を防止することができ、また、打球時のラケッ
トフレームの振動が手に伝わるのを減少させることがで
きる。更に、前記剣先キャップを組み付ける際には、従
来の肉厚の剣先キャップと比べて、シャフトと接着する
部分を少なくすることができるため、組み付け作業が容
易に行うことができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバドミントン用ラケットフレーム
を示す平面図。
【図2】本発明に係るバドミントン用ラケットフレーム
のグリップ部分の一実施例を示す要部断面説明図。
【図3】本発明に係るバドミントン用ラケットフレーム
に装着される剣先キャップの一実施例を示す断面説明
図。
【図4】本発明に係るバドミントン用ラケットフレーム
に装着される剣先キャップの他の実施例を示す断面説明
図。
【図5】本発明に係るバドミントン用ラケットフレーム
に装着される剣先キャップの他の実施例を示す断面説明
図。
【図6】従来のバドミントン用ラケットフレームを示す
平面図。
【図7】従来のバドミントン用ラケットフレームのグリ
ップ部分を示す説明図。
【符号の説明】
1 バドミントン用ラケットフレーム 2 打球部 3 シャフト 4 グリップ 4a グリップ芯材 5 グリップレザー 6 エンドキャップ 7 シャフト挿通孔 8 剣先キャップ 8a 内側層 8b 外側層 9 上端 12 打球部 13 シャフト 14 グリップ 18 剣先キャップ 19 剣先キャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打球部とシャフトと、前記シャフトの末
    端に装着されるグリップとからなり、前記グリップの先
    端部に円錐形状の剣先キャップが装着されてなるバドミ
    ントン用ラケットフレームにおいて、前記剣先キャップ
    は、硬質合成樹脂材料で形成した内側層と、ショアA硬
    度20度〜90度の軟質合成樹脂材料で形成した外側層
    とを一体的に形成したことを特徴とするバドミントン用
    ラケットフレーム。
  2. 【請求項2】 前記外側層は、スチレン系エラストマ
    ー、ポリエステルエラストマー、塩ビ系エラストマー、
    EVA、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、ポリアミ
    ドエラストマーなどから形成されることを特徴とする請
    求項1記載のバドミントン用ラケットフレーム。
JP7201271A 1995-07-14 1995-07-14 バドミントン用ラケットフレーム Pending JPH0928838A (ja)

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JP7201271A JPH0928838A (ja) 1995-07-14 1995-07-14 バドミントン用ラケットフレーム

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JP7201271A JPH0928838A (ja) 1995-07-14 1995-07-14 バドミントン用ラケットフレーム

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JPH0928838A true JPH0928838A (ja) 1997-02-04

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ID=16438197

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JP7201271A Pending JPH0928838A (ja) 1995-07-14 1995-07-14 バドミントン用ラケットフレーム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325862A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Sri Sports Ltd テニスラケット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325862A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Sri Sports Ltd テニスラケット

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