JP2577701Y2 - バドミントン用ラケットフレーム - Google Patents
バドミントン用ラケットフレームInfo
- Publication number
- JP2577701Y2 JP2577701Y2 JP1992010613U JP1061392U JP2577701Y2 JP 2577701 Y2 JP2577701 Y2 JP 2577701Y2 JP 1992010613 U JP1992010613 U JP 1992010613U JP 1061392 U JP1061392 U JP 1061392U JP 2577701 Y2 JP2577701 Y2 JP 2577701Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- grip
- badminton
- racket frame
- cap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Golf Clubs (AREA)
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バドミントン用ラケッ
トフレームの改良に関するものである。
トフレームの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バドミントン用ラケットフレームは、一
般に打球部とシャフトと、前記シャフトの末端に装着さ
れたグリップとから形成されている。そして前記グリッ
プ構成は、前記シャフトの周囲に形成された発泡合成樹
脂製のグリップ本体と、その外側に巻回されたグリップ
テープ及び、前記グリップ本体の先端部に装着された、
ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂などの熱可塑性合成樹
脂から形成された剣先キャップからなる。前記剣先キャ
ップはグリップの先端部で、前記グリップ本体とシャフ
トに接着剤により接着固定されていた。
般に打球部とシャフトと、前記シャフトの末端に装着さ
れたグリップとから形成されている。そして前記グリッ
プ構成は、前記シャフトの周囲に形成された発泡合成樹
脂製のグリップ本体と、その外側に巻回されたグリップ
テープ及び、前記グリップ本体の先端部に装着された、
ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂などの熱可塑性合成樹
脂から形成された剣先キャップからなる。前記剣先キャ
ップはグリップの先端部で、前記グリップ本体とシャフ
トに接着剤により接着固定されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような従
来より公知のバドミントン用ラケットフレームにおいて
は、以下のような問題点があった。バドミントン用ラケ
ットフレームには、競技の性格上、軽量で適度のしなや
かさが要求され、従ってテニス用ラケットフレームと比
較すれば、各部材の径が格段に小さく、シャフトのしな
りの度合いも大きい。従来、前記剣先キャップはABS
樹脂、ボリプロピレン樹脂等の比較的硬度の高いもので
形成されていたため、使用頻度が多くなった場合に、前
記剣先キャップとシャフトとの境界部分に応力が集中
し、この部分で折損しやすくなる恐れがあった。そのほ
か、シャフトのしなりに剣先キャップが追随出来ずにシ
ャフトから剥離し、シャトルコックを打った際に、剥離
した部分で、前記シャフトと前記剣先キャップが接触し
て変音が生じるといった問題点を有していた。そこで本
考案は、バドミントン用ラケットフレームに装着されて
いる剣先キャップを改良することにより、従来の問題点
を解決し、耐久性のあるバドミントン用ラケットフレー
ムを供給することを目的になされたものである。
来より公知のバドミントン用ラケットフレームにおいて
は、以下のような問題点があった。バドミントン用ラケ
ットフレームには、競技の性格上、軽量で適度のしなや
かさが要求され、従ってテニス用ラケットフレームと比
較すれば、各部材の径が格段に小さく、シャフトのしな
りの度合いも大きい。従来、前記剣先キャップはABS
樹脂、ボリプロピレン樹脂等の比較的硬度の高いもので
形成されていたため、使用頻度が多くなった場合に、前
記剣先キャップとシャフトとの境界部分に応力が集中
し、この部分で折損しやすくなる恐れがあった。そのほ
か、シャフトのしなりに剣先キャップが追随出来ずにシ
ャフトから剥離し、シャトルコックを打った際に、剥離
した部分で、前記シャフトと前記剣先キャップが接触し
て変音が生じるといった問題点を有していた。そこで本
考案は、バドミントン用ラケットフレームに装着されて
いる剣先キャップを改良することにより、従来の問題点
を解決し、耐久性のあるバドミントン用ラケットフレー
ムを供給することを目的になされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は以下のような構成とした。即ち、打球部と
シャフトと、前記シャフトの末端に装着されたグリップ
とからなるバドミントン用ラケットフレームにおいて、
前記グリップの先端部に、ショアA硬度20度〜D硬度
64度の軟質合成樹脂から形成される剣先キャップを装
着した。本考案に使用される材料としては、ショアA硬
度20度〜D硬度64度の成形性が良く、低温から高温
までの温度変化による硬度差が少ない軟質合成樹脂が良
い。前記材料の硬度がショアA硬度20度以下の材料で
あると材質が柔らか過ぎるため剣先キャップを成形する
ことができず、ショアD硬度64度以上の村料である
と、ゴム状弾性を有さないため好ましくない。更に好ま
しくは、ショアA硬度60度〜ショアA硬度90度まで
のスチレン系エラストマー、ポリエステルエラストマ
ー、塩ビ系エラストマー、EVA、熱可塑性ポリウレタ
ンエラストマー、ポリアミドエラストマーから選ぶこと
が出来る。
に、本考案は以下のような構成とした。即ち、打球部と
シャフトと、前記シャフトの末端に装着されたグリップ
とからなるバドミントン用ラケットフレームにおいて、
前記グリップの先端部に、ショアA硬度20度〜D硬度
64度の軟質合成樹脂から形成される剣先キャップを装
着した。本考案に使用される材料としては、ショアA硬
度20度〜D硬度64度の成形性が良く、低温から高温
までの温度変化による硬度差が少ない軟質合成樹脂が良
い。前記材料の硬度がショアA硬度20度以下の材料で
あると材質が柔らか過ぎるため剣先キャップを成形する
ことができず、ショアD硬度64度以上の村料である
と、ゴム状弾性を有さないため好ましくない。更に好ま
しくは、ショアA硬度60度〜ショアA硬度90度まで
のスチレン系エラストマー、ポリエステルエラストマ
ー、塩ビ系エラストマー、EVA、熱可塑性ポリウレタ
ンエラストマー、ポリアミドエラストマーから選ぶこと
が出来る。
【0005】
【作用】本考案は、バドミントン用ラケットフレームの
グリップの先端部に装着される剣先キャップをゴム状弾
性を有する軟質合成樹脂で形成したことにより、剣先キ
ャップがシャフトのしなりや振動などの動きに追随出来
るようになるため、前記剣先キャップがシャフトや、グ
リップから剥離するのを防止出来る。また、接着部分に
応力が集中するのを防止出来るほか、打球時のバドミン
トン用ラケットフレームの振動が手に伝わるのを減少さ
せることが出来る。
グリップの先端部に装着される剣先キャップをゴム状弾
性を有する軟質合成樹脂で形成したことにより、剣先キ
ャップがシャフトのしなりや振動などの動きに追随出来
るようになるため、前記剣先キャップがシャフトや、グ
リップから剥離するのを防止出来る。また、接着部分に
応力が集中するのを防止出来るほか、打球時のバドミン
トン用ラケットフレームの振動が手に伝わるのを減少さ
せることが出来る。
【0006】
【実施例】実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図
2は、本考案の説明図であり、図1は全体図であり、図
2はグリップ部分の断面説明図である。本考案のバドミ
ントン用ラケットフレーム1は、打球部2、シャフト3
とそのシャフトの末端に装着されたグリップ4とからな
っている。またグリップ4は、シャフト3の外側に発泡
合成樹脂製のグリップ本体6が成形されその外周にはグ
リップテープ7が巻き付けられ、グリップ本体6の先端
部には剣先キャップ5が装着された構成となっている。
ここでは前記剣先キャップ5は、ショアA硬度70度の
水添型スチレン−ブタジエン−スチレン系エラストマー
で射出成形法により成形した。このとき剣先キャップ5
のシャフト挿通孔の内径は、挿入するシャフトの直径よ
り0.2〜0.5mm程度小さく成形する。そして上記
のように成形された剣先キャップ5を、約80度の湯水
に浸漬後グリップの先端部に装着する。
2は、本考案の説明図であり、図1は全体図であり、図
2はグリップ部分の断面説明図である。本考案のバドミ
ントン用ラケットフレーム1は、打球部2、シャフト3
とそのシャフトの末端に装着されたグリップ4とからな
っている。またグリップ4は、シャフト3の外側に発泡
合成樹脂製のグリップ本体6が成形されその外周にはグ
リップテープ7が巻き付けられ、グリップ本体6の先端
部には剣先キャップ5が装着された構成となっている。
ここでは前記剣先キャップ5は、ショアA硬度70度の
水添型スチレン−ブタジエン−スチレン系エラストマー
で射出成形法により成形した。このとき剣先キャップ5
のシャフト挿通孔の内径は、挿入するシャフトの直径よ
り0.2〜0.5mm程度小さく成形する。そして上記
のように成形された剣先キャップ5を、約80度の湯水
に浸漬後グリップの先端部に装着する。
【0007】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
は、バドミントン用ラケットフレームのグリップの先端
部に装着されている剣先キャップを、ショアA硬度20
度〜D硬度64度の軟質合成樹脂で形成して装着したこ
とにより、剣先キャップがバドミントン用ラケットフレ
ームの使用時のシャフトの動きに迫随出来るので、シャ
フトや、グリップ本体から剥離するのを防止出来、した
がって変音の発生を防ぐことが出来る。また、シャトル
コックを打った時に、剣先キャップとシャフトとの接着
部分に応力が集中するのを減少させることが出来るの
で、バドミントン用ラケットフレームの耐久性が向上す
る。
は、バドミントン用ラケットフレームのグリップの先端
部に装着されている剣先キャップを、ショアA硬度20
度〜D硬度64度の軟質合成樹脂で形成して装着したこ
とにより、剣先キャップがバドミントン用ラケットフレ
ームの使用時のシャフトの動きに迫随出来るので、シャ
フトや、グリップ本体から剥離するのを防止出来、した
がって変音の発生を防ぐことが出来る。また、シャトル
コックを打った時に、剣先キャップとシャフトとの接着
部分に応力が集中するのを減少させることが出来るの
で、バドミントン用ラケットフレームの耐久性が向上す
る。
【図1】 本考案のバドミントン用ラケットフレームの
全体図。
全体図。
【図2】 図1のグリップ部分の断面説明図。
1 バドミントン用ラケットフレーム 2 打球部 3 シャフト 4 グリップ 5 剣先キャップ 6 グリップ本体 7 グリップテープ 8 シャフト挿通孔
Claims (1)
- 【請求頂1】 打球部とシャフトと、前記シャフトの末
端に装着されたグリップとからなるバドミントン用ラケ
ットフレームにおいて、前記グリップの先端部に、ショ
アA硬度20度〜D硬度64度の軟質合成樹脂から形成
される剣先キャップを装着したことを特徴とするバドミ
ントン用ラケットフレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992010613U JP2577701Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | バドミントン用ラケットフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992010613U JP2577701Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | バドミントン用ラケットフレーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562279U JPH0562279U (ja) | 1993-08-20 |
JP2577701Y2 true JP2577701Y2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=11755094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992010613U Expired - Lifetime JP2577701Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | バドミントン用ラケットフレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577701Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6155126B2 (ja) * | 2013-07-24 | 2017-06-28 | ヨネックス株式会社 | ラケット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59174064A (ja) * | 1983-03-24 | 1984-10-02 | Tamura Electric Works Ltd | 公衆電話機の硬貨処理制御信号発生方式 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1992010613U patent/JP2577701Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0562279U (ja) | 1993-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7201683B2 (en) | Elastic grip handle for a baseball/softball bat | |
JP2003180883A (ja) | スポーツラケットの2ピースグロメット組立体 | |
US6910978B2 (en) | Game racket | |
JP4108498B2 (ja) | ゴルフパター | |
JP2577701Y2 (ja) | バドミントン用ラケットフレーム | |
US6514164B1 (en) | Football apparatus | |
JPH08332250A (ja) | グリップ及びゴルフクラブ | |
KR200428670Y1 (ko) | 테니스야구공 | |
JP3742905B2 (ja) | ラケットフレーム | |
JPH0411737Y2 (ja) | ||
JPH0928838A (ja) | バドミントン用ラケットフレーム | |
JP3019387U (ja) | グリップ及びゴルフクラブ | |
KR200199698Y1 (ko) | 고무줄이 부착된 놀이공 | |
JP3097083U (ja) | ゴルフ用手袋 | |
JP3009432U (ja) | バドミントン用ラケットフレームのグリップ | |
JP3107628U (ja) | 軟式野球、ソフトボール用バット | |
JP3137052U (ja) | 指用装着具 | |
KR940003204Y1 (ko) | 놀이용 라켓 | |
KR200461622Y1 (ko) | 배드민턴용 손잡이 | |
JPH0796879A (ja) | ハンドル、握り部等に使用するグリップ | |
JPS61203985A (ja) | ラケツトフレ−ムのヨ−ク部材 | |
JP4393818B2 (ja) | トレーニング用バット | |
JP3895429B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
JP3078976U (ja) | ゴルフクラブ用グリップ | |
JP2526491Y2 (ja) | グリップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |