JPH0429623Y2 - - Google Patents

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JPH0429623Y2
JPH0429623Y2 JP1986024215U JP2421586U JPH0429623Y2 JP H0429623 Y2 JPH0429623 Y2 JP H0429623Y2 JP 1986024215 U JP1986024215 U JP 1986024215U JP 2421586 U JP2421586 U JP 2421586U JP H0429623 Y2 JPH0429623 Y2 JP H0429623Y2
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JP
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frame
ball
notch
racket
yoke
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JP1986024215U
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JPS62137062U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、ラケツトフレームの改良に係るもの
である。 (従来の技術) 従来よりラケツトフレームにおいては、ガツト
の張設力と打球圧力と耐える剛性を要するととも
に、打球の強弱・方向・回転等を自在に操作する
ために、適度の屈撓性を有することが必要であ
り、一本シヤフトのものや、オープンスロートの
二本シヤフトのもの等、種々のラケツトが提供さ
れている。さらに、特公昭59−22533号や特開昭
60−66765号、実開昭56−130764号では、オープ
ンスロートで、ヨーク部を一対の分割体で構成
し、打球部開口部とオープンスロート部を連通し
たり、分割体の自由端を軸着したり、ボールベア
リングを分割体の間に遊嵌することにより、フレ
ームを撓み易くし、打球時にボールとガツトの接
触時間を長くしようとする発明、考案が開示され
ている。 しかしながら、このようなヨーク部を分割体で
構成したラケツトフレームは、ガツト張設の際に
ヨーク部の分割部分において、ラケツトの中心軸
方向の応力がかかり、分割部分が接触して打球時
に変音したり、特にガツトを強く張設した場合、
ヨーク部が交差したり、ずれが生じ、フレーム全
体が捩れて、フレーム頭頂部領域で折損し易くな
り、実用に供しないラケツトになる欠点を有して
いた。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案はこれら従来の欠点に鑑み、フレーム特
にヨーク部を撓み易く、しかも、捩れに強く、耐
久性に富み、かつ、打球時の振動減衰効果の良好
なラケツトフレームを供給することを目的になさ
れたものである。 (問題点を解決するための手段) 本考案の構成を図面に基づいて説明すると、第
1図に示すように、ラケツトフレーム1のヨーク
部2の中央に切欠部3を設け、該切欠部3に弾性
部材よりなるアタツチメント4を、該切欠部3が
若干開閉可能に嵌合するとともに、前記ラケツト
フレーム1の頭頂部5の剛性または強度を強化し
たことを特徴とするラケツトフレーム1である。 該フレーム1は、木・軽合金または繊維強化プ
ラスチツク、あるいはこれらの複合体からなり、
弾性部材よりなるアタツチメント4は、ゴムまた
は同効質のエラストマーやその他の弾性体で形成
したもの、ナイロン・ABS・ウレタン等の熱可
塑性合成樹脂で形成したもの、熱可塑性合成樹脂
にカーボン・ガラス・アラミド・高性能ポリエチ
レン等の繊維を強化繊維とした繊維強化熱可塑性
合成樹脂で形成したものを使用することが好まし
い。また、前記熱可塑性合成樹脂のかわりに、エ
ポキシ・ウレタン・ポリイミド等の熱硬化性合成
樹脂の使用も可能である。 (作用) 以上の構成からなる本考案のラケツトフレーム
は、ヨーク部2中央に切欠部3を設け、該切欠部
3に弾性部材よりなるアタツチメント4を該切欠
部3が若干開閉可能に嵌合するとともに、フレー
ム頭頂部5を強化しているため、打球時にヨーク
部に及ぼす作用は、第3図乃至第5図に示すよう
に、ラケツトフレームの中央部の打球、すなわ
ち、センターヒツト時にはヨーク部2に及ぼす作
用は打球前の第3図の状態から、打球面の反対方
向にヨーク部が屈曲して第4図のように、ヨーク
部の切欠部3はアタツチメント4から若干開く状
態になり、ラケツトフレームの中央部をはずす打
球(第5図はラケツトフレームに面して中央部か
ら左側にはずれた打球の場合である)すなわち、
オフセンターヒツト時には打球面側のヨーク部2
は打球面の反対側に押されて第5図のように、ヨ
ーク部の切欠部3の片側はアタツチメント4から
若干開く状態になり、ヨーク部の切欠部はそれぞ
れ変形し、さらに、フレーム1に捩れとなつて伝
わる。次に、打球圧力により第4図、第5図形状
に捩れたヨーク部はフレームの頭頂部5の剛性と
ガツトの張力により、捩れが戻り、ラケツトフレ
ームと共にヨーク部2の変形は打球前の形状に復
元して第3図の状態に戻る。 以下、本考案の実施例を示す。 (実施例) 弾性部材よりなるアタツチメント4の実施例と
して、第2図に示すように、ガツト挿通用のグロ
メツトと一体に成形したり、基板上にグロメツト
を立設することにより、ヨーク部2の切欠部3と
アタツチメント4のずれを防止したり、グロメツ
トの先端円筒部をかしめ状に外方に広げヨーク部
2に係止することにより、ガツトの張り替え時の
ように、ガツトを張設していない場合においても
ヨーク部からの脱落防止になる。また、図示はし
なかつたが、打球部内周面に押さえ部材を設け、
アタツチメント4のグロメツトと嵌合あるいは接
着したり、アタツチメント4が分割体で構成さ
れ、各々に押さえ部材を備え、嵌合・接着等の手
段を経て、ヨーク部に嵌合することにより前記効
果を高め、しかも、ヨーク部2とアタツチメント
4の接触部を隠ぺいし、外観上においても美的効
果が得られるものである。 頭頂部5の実施例として、第6図乃至第9図に
示すように、頭頂部5の断面積が大となるように
構成するが、芯材8がフレーム1の剛性に寄与す
る場合は、第8図に示すように芯材8の断面積が
大きくなるように構成し、芯材8がフレーム1の
剛性に寄与しない場合(中空フレームも含む)
は、第9図に示すように、繊維強化プラスチツク
層9の断面積が大きくなるように構成することが
好ましい。 その他、前記実施例の他に、頭頂部5の補強方
法として、フレーム1の断面形状を変化させず
に、ガラス・カーボン・アラミド・高性能ポリエ
チレン・シリコンカーバイド等を強化繊維とした
繊維強化プラスチツク層を配置することによつて
も、同様の補強効果が得られる。その一例とし
て、第10図に示すように、芯材10と繊維強化
プラスチツク外皮層13との間に、打球部内周面
側に平織りの補強テープ12′、打球部外周面に
平織りの補強テープ12とロービング11を配置
する。頭頂部5では、ガツトの張設および打球時
において、打球部内周面側には圧縮、外周面側に
は引つ張りの応力がそれぞれかかるが、配置した
強化繊維によつて、曲げ剛性が高められており、
曲げ応力による折れの防止効果が顕著にあらわ
れ、また、繊維強化プラスチツク外皮層13にカ
ーボン・アラミドの混織のスリーブを使用するこ
とにより、フレームの捩れに対する剛性が強化で
きる。 (効果) 以上のように本考案においては、ヨーク部2中
央に切欠部3を設け、該切欠部3に弾性部材より
なるアタツチメント4を該切欠部3が若干開閉可
能に嵌合し、かつフレーム頭頂部5を強化するこ
とにより、以下の効果を有する。 まず、ヨーク部中央で切欠し、切欠部に弾性部
材よりなるアタツチメント4を該切欠部が若干開
閉可能に嵌合することにより、ガツト面で打球す
る際に生じるラケツトのグリツプ部に及ぼす衝撃
力と減衰率を従来のラケツトと比較し測定する
と、第1表の通りである。
【表】 ヨーク部の変形作用により第1表に示すよう
に、従来のヨーク部が一体に形成されたラケツト
に比較して大幅に衝撃を減衰するという効果を有
する。このような衝撃減衰性がすぐれるため、腕
へのフイーリングは実際の剛さ以上にソフトタツ
チになるという効果を有し、特にオフセンターで
打球した場合に顕著であるから、いわゆるスイー
トエリアが広くなることが実証された。 さらに、頭頂部5を強化することにより頭頂部
5の曲げ剛性が高まるため、ガツトに従来通り、
もしくは、それ以上の張力を付与することも可能
となり、しかも、ヨーク部2中央に切欠部3を設
け、弾性部材よりなるアタツチメント4を該切欠
部3が若干開閉可能に嵌合することによつて得ら
れる効果を失うことがなく、フレーム1が非常に
しなり易く、打球の方向性も安定し、打球感もや
わらかくなり、ボールにスピンや強弱をつけ易く
したラケツトフレームを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるラケツトフレームを示
す正面図、第2図は第1図に示す○印A部位の拡
大斜視図、第3図乃至第5図は本考案にかかる実
施例におけるヨーク部の作用を示す説明図、第6
図は第1図に示す○印B部の拡大斜視図、第7図
は第6図におけるC−C部分の断面図、第8図お
よび第9図は第6図におけるD−D部分の断面実
施例を示す断面図、第10図は第1図に示す○印
B部位のその他の実施例を示す一部切欠拡大斜視
図である。 1……フレーム、2……ヨーク部、3……切欠
部、4……アタツチメント、5……頭頂部、6…
…グリツプ、7……スリーブ、8,10……芯
材、9……繊維強化プラスチツク層、11……ロ
ービング、12,12′……補強テープ、13…
…繊維強化プラスチツク外皮層、14……塗膜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ラケツトフレームのヨーク部中央に切欠部を
    設け、該切欠間隙部に弾性部材からなるアタツ
    チメントを該切欠部が若干開閉可能に嵌合する
    とともに、該ラケツトフレームの頭頂部の剛性
    または強度を強化したことを特徴とするラケツ
    トフレーム。 2 前記フレーム頭頂部の断面積を大きくしたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のラケツトフレーム。 3 前記フレーム頭頂部を繊維強化プラスチツク
    で肉厚にした実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のラケツトフレーム。 4 前記フレーム頭頂部に剛性の大なる補強部材
    を配置したことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のラケツトフレーム。
JP1986024215U 1986-02-20 1986-02-20 Expired JPH0429623Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986024215U JPH0429623Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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JP1986024215U JPH0429623Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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JPS62137062U JPS62137062U (ja) 1987-08-28
JPH0429623Y2 true JPH0429623Y2 (ja) 1992-07-17

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JP1986024215U Expired JPH0429623Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0793951B2 (ja) * 1989-11-28 1995-10-11 住友ゴム工業株式会社 複合プレプリグ及びそれを用いたテニスラケット
JP6525745B2 (ja) * 2015-06-03 2019-06-05 ヨネックス株式会社 ラケット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5149167U (ja) * 1974-09-24 1976-04-13
JPS60132763U (ja) * 1984-02-16 1985-09-04 美津濃株式会社 テニスラケツト

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JPS62137062U (ja) 1987-08-28

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