JP3085261B2 - ラケットフレーム - Google Patents
ラケットフレームInfo
- Publication number
- JP3085261B2 JP3085261B2 JP09256687A JP25668797A JP3085261B2 JP 3085261 B2 JP3085261 B2 JP 3085261B2 JP 09256687 A JP09256687 A JP 09256687A JP 25668797 A JP25668797 A JP 25668797A JP 3085261 B2 JP3085261 B2 JP 3085261B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- racket frame
- frp
- metal body
- metal
- racket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
ン等のラケットフレームに係り、特にFRP(繊維強化
合成樹脂)製のラケットフレーム本体に金属体を複合一
体化させてなるラケットフレームに関する。
フレームは、周知の通り、ガットが張られるフェース部
と、プレーヤーによって把持されるグリップ部と、これ
らをつなぐシャフト部とを備えている。
ルミニウム等の軽量な金属で構成されている。チタン又
はチタン合金製のラケットフレームも公知である(特公
昭59−18138号公報)。
合わせたラケットフレームもある。
振動吸収性、操作性等を目的に応じて任意に設計するに
は、ラケットフレームの剛性分布を任意に調整する必要
があるが、従来のラケットフレームは、その全体がFR
P、アルミニウム又はチタンといった単一材料で構成さ
れているため、剛性が一様で、局部的に任意に剛性分布
を操作することが非常に困難であった。即ち、全体的に
柔軟なラケットフレームとするか、全体的にある程度剛
性の高いラケットフレームとすることしかできなかっ
た。
たラケットフレームもあるが、従来のこの種のラケット
フレームは、金属パイプとFRPパイプとを単に連結し
たものであるため、異種材料の境界部分(不連続部分)
ができ、この部分における強度が著しく劣るものとな
る。
P製フレーム本体の剛性分布を任意に調整することがで
き、これにより、目的に応じて反発弾性や振動吸収性、
操作性等を容易に設計することができるラケットフレー
ムを提供することを目的とする。
ムは、ほぼ全体がFRPにて構成されたラケットフレー
ムであって、FRPよりなるラケットフレーム本体と、
該ラケットフレーム本体の一部に設けられた金属体とを
備えてなり、該金属体は、FRP部分を包囲するように
設けられ、かつFRP部分と一体化さていることを特徴
とする。
設けた部分における剛性をその近傍のFRPのみからな
る部分よりも高いものとすることができる。この金属体
はFRP製ラケットフレーム本体のFRP部分を包囲す
るように、かつFRP部分と一体的に設けられているた
め、金属体を設けることによりラケットフレームの強度
が損なわれることはない。
に設けることにより、ラケットフレームの剛性分布を任
意に制御して反発弾性、振動吸収性、操作性等のラケッ
ト性能の調整の自由度を飛躍的に高めることができる。
ム本体の外面に設けられていることが好ましい。
ることにより、シャフト部の剛性を大幅に高めて、反発
弾性を飛躍的に向上させることができる。また、ヘッド
ライトとなり、操作性も向上する。
より、フェース面の安定性を大幅に高めて、スピン性
能、反発弾性、ボールコントロール性等を飛躍的に向上
させることができる。
からチタン又はチタン合金製であることが好ましい。
について説明する。図1(a)は実施の形態に係るテニ
ス用ラケットフレームの正面図であり、図1(b),
(c)はそれぞれ図1(a)のB−B線、C−C線に沿
う断面図である。
2、シャフト部3及びグリップ部4よりなる。フェース
部2はほぼ長円形状となっているが、方形に近い形状等
としても良い。
空チューブ状のラケットフレーム本体5と、このラケッ
トフレーム本体5のうちシャフト部3に設けられたパイ
プ状の金属体7とで構成されている。
6の外面を包囲するように、かつFRP層6と一体的に
設けられている。このようにシャフト部3に金属体7を
設けることにより、シャフト部3の剛性を大幅に高め
て、反発弾性を飛躍的に向上させることができる。ま
た、ヘッドライトとなり、操作性も向上する。
又はチタン合金、ジュラルミン、ステンレス、超硬スチ
ール等が好適であるが、軽量で剛性が高く耐久性に優れ
ることからチタン又はチタン合金が最も好ましい。
性の向上レベル等によって適宜設定されるが、通常の場
合、長さLは5〜200mm、特に20〜100mm、
とりわけ30〜70mmの範囲、厚さtは0.1〜2.
0mm、特に0.2〜1.0mmとりわけ0.3〜0.
7mmの範囲で適宜選定される。
例えば、所定の位置に金属体を配置した金型に、FRP
成形材料を挿入して一体成形することにより容易に製造
することができる。
シャフト部3に設けているが、金属体7はフェース部に
設けることもでき、これにより、フェース面の安定性を
大幅に向上させてスピン性能、反発弾性、ボールコント
ロール性を飛躍的に向上させることができる。
方に設けられても良く、また、各々の部分に複数個設け
ることも可能である。
するように、かつ、FRP層と一体的に設けられていれ
ば良く、金属体の形状は、必ずしも図1に示すような均
一厚みのパイプ状である必要はなく、部分的に厚みが異
なっていても良い。また、金属体の長さについても部分
的に短い部分や長い部分があっても良い。ただし、金属
体7の外表面7Aと、ラケットフレーム本体5のFRP
層6の外表面6Aとは、面一となるようにするのが好適
である。
を高めるために、接触面に細かな凹凸をつけたり、粗面
化処理をしても良い。
製ラケットフレーム本体の補強繊維としては、引張弾性
率が16〜40ton/mm2 とりわけ24〜30to
n/mm2 のものが好適であり、カーボン繊維、ボロン
繊維、アルミナ繊維、超極細鉄線、Ti−Si−C−O
系繊維(商品名チラノ繊維)、芳香族ポリアミド繊維、
芳香族ポリエステル繊維、超高分子ポリエチレン繊維な
どを用い得るが、コストの面からもカーボン繊維が好適
である。
ンなどが好適であるが、強度、耐久性及び価格の点でエ
ポキシ樹脂が好適である。
その部位によっても異なるが、通常、金属体の非設置部
で0.5〜2.0mm程度、金属体の設置部ではそれか
ら金属体の厚みを差し引いた程度である。
シャフト部7が断面楕円形状であるが、この断面形状は
楕円形に限らず、角形、円形、その他の形状であっても
良い。
任意の箇所に設けることにより、ラケットフレームの強
度を損なうことなく、その剛性分布を目的に応じて任意
に制御して、反発弾性、振動吸収性、操作性等のラケッ
ト性能が著しく良好なラケットフレームが提供される。
フレームの正面図、(b)図は(a)図のB−B線に沿
う断面図、(c)図は(a)図のC−C線に沿う断面図
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ほぼ全体がFRPにて構成されたラケッ
トフレームであって、FRPよりなるラケットフレーム
本体と、該ラケットフレーム本体の一部に設けられた金
属体とを備えてなり、 該金属体は、FRP部分を包囲するように設けられ、か
つFRP部分と一体化されていることを特徴とするラケ
ットフレーム。 - 【請求項2】 請求項1において、前記金属体はラケッ
トフレーム本体の外面に設けられていることを特徴とす
るラケットフレーム。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記金属体は
シャフト部に設けられていることを特徴とするラケット
フレーム。 - 【請求項4】 請求項1又は2において、前記金属体は
フェース部に設けられていることを特徴とするラケット
フレーム。 - 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
て、前記金属体はチタン又はチタン合金よりなることを
特徴とするラケットフレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09256687A JP3085261B2 (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | ラケットフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09256687A JP3085261B2 (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | ラケットフレーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189973A JPH1189973A (ja) | 1999-04-06 |
JP3085261B2 true JP3085261B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=17296088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09256687A Expired - Fee Related JP3085261B2 (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | ラケットフレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3085261B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6579198B2 (en) | 2001-11-14 | 2003-06-17 | Yonex Kabushiki Kaisha | Tennis racket with shaft having light weight metal piece |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3600760B2 (ja) | 1999-08-24 | 2004-12-15 | 住友ゴム工業株式会社 | ラケットフレーム |
JP4699590B2 (ja) * | 2000-07-31 | 2011-06-15 | Sriスポーツ株式会社 | ラケットフレーム |
FR2821756B1 (fr) * | 2001-03-12 | 2003-06-06 | Rossignol Sa | Raquette de tennis, de squash ou de badmington |
FR2822715B1 (fr) * | 2001-03-29 | 2003-05-16 | Rossignol Sa | Raquette de tennis ou de squash |
-
1997
- 1997-09-22 JP JP09256687A patent/JP3085261B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6579198B2 (en) | 2001-11-14 | 2003-06-17 | Yonex Kabushiki Kaisha | Tennis racket with shaft having light weight metal piece |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1189973A (ja) | 1999-04-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6056648A (en) | Golf club shaft | |
US5324032A (en) | Golf club shaft | |
JP2003210621A (ja) | 中空ゴルフクラブヘッド | |
AU598892B2 (en) | Tennis racket | |
JPH10328340A (ja) | ゴルフクラブシャフト | |
JP3085261B2 (ja) | ラケットフレーム | |
JP3540195B2 (ja) | 繊維強化樹脂製ゴルフクラブ用シャフト | |
US5913740A (en) | Flat beam aerodynamic tennis racquet | |
JPH1085373A (ja) | スポーツ用具用管状体 | |
JP2648852B2 (ja) | テニスラケットフレーム | |
US6234921B1 (en) | Sports racquets with tripod weighting | |
JP3024578B2 (ja) | バトミントンラケット | |
JPH11309226A (ja) | ゴルフクラブシャフト | |
JP3463438B2 (ja) | ラケットフレーム | |
JP4295484B2 (ja) | ラケットフレーム | |
JP3114650B2 (ja) | ラケットフレーム | |
JPH0429623Y2 (ja) | ||
JPH09285569A (ja) | テニスラケット | |
JPH1028746A (ja) | ラケットフレーム | |
JP2828018B2 (ja) | テニスラケット | |
JPH0425153Y2 (ja) | ||
JPH10248961A (ja) | バドミントン用ラケットフレーム | |
JPH0984900A (ja) | テニスラケット | |
JP2532737Y2 (ja) | 金属バット | |
JP2877016B2 (ja) | ラケットフレーム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080707 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080707 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090707 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090707 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130707 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |