JPH09287802A - マルチ形空気調和機 - Google Patents
マルチ形空気調和機Info
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
水のオーバーフローによる異常のない室内ユニットにつ
いては運転の継続を行う。 【解決手段】ドレン異常時に、例えば異常発生側室内ユ
ニット2の送風機24aを止め、電子膨脹弁21aを全
閉とし、かつ異常発生側の熱交換器23aの温度をサー
ミスタ30aにより検知して、その温度が上昇していれ
ばドレン異常の発生していない室内ユニット3の運転を
続け、温度が上昇していなければ全室内ユニット2、3
の運転を停止する。又、ドレン異常発生時に停止してい
た圧縮機5が再起動したとき、異常発生側の熱交換器2
3aの温度が下がっているか否かを判断し、この温度が
下がっていなければ他の室内ユニット3の運転を続け、
温度が下がっていれば全室内ユニット2、3の運転を停
止する。
Description
に対して複数台の室内ユニットを冷媒配管で接続したマ
ルチ形空気調和機に関する。
図である。1台の室外ユニット1には、複数台、例えば
2台の室内ユニット2、3が冷媒配管4a、4bを介し
て接続されている。
設けられ、この圧縮機5の冷媒ガス出力端にオイルセパ
レータ6を介して四方切換弁7が接続されている。オイ
ルセパレータ6は、冷媒ガスを冷媒ガスと油とに分離す
るもので、冷媒ガスを四方切換弁7に送り、油を圧縮機
5の吸入端に接続された吸入管8に送っている。
換器9、10が並列接続され、さらにこれら室外熱交換
器9、10に対してそれぞれディストリビュータ11、
12、逆止弁13、14又は電子膨脹弁15、16が接
続されている。
膨脹弁15、16が共通にレシーバ17に接続され、こ
のレシーバ17に冷媒配管4aを介して2台の室内ユニ
ット2、3が接続されている。
タ18から吸入管8を通して圧縮機5に接続されてい
る。一方、2台の室内ユニット2、3は、それぞれ冷媒
配管4aに対してストレーナ20a、20bを接続し、
これらストレーナ20a、20bにそれぞれ電子膨脹弁
21a、21b、ディストリビュータ22a、22b、
室内熱交換器23a、23bを接続し、これら室内熱交
換器23a、23bを冷媒配管4bに接続した構成とな
っている。
ぞれ送風機(送風ファン)24a、24bが設けられ、
かつその底には空気に対する冷却により分離された水を
溜めるドレンパン25a、25bが設けられている。こ
れらドレンパン25a、25bに溜まった水は、それぞ
れドレンポンプ26a、26bにより排出、又は自然排
出されるものとなっている。
は、それぞれフロートスイッチ27a、27bが配置さ
れ、これらドレンパン25a、25bのうちいずれか一
方又は両方に溜まったドレン水がオーバーフローしたと
き、これを検知して全ユニットを停止させるものとなっ
ている。
を行う場合、圧縮機5から吐出された冷媒ガスは、オイ
ルセパレータ6により冷媒ガスと油とに分離され、この
うち油は吸入管8に戻される。
各室外熱交換器9、10に導かれ、ここで凝縮される。
これら室外熱交換器9、10により凝縮された冷媒液
は、それぞれディストリビュータ11、12、逆止弁1
3、14を通り、さらにレシーバ17を通り、冷媒配管
4aから2台の室内ユニット2、3に導かれる。
閉じているので、冷媒液は逆止弁13、14を通る。こ
れら室内ユニット2、3において冷媒液は、それぞれス
トレーナ20a、20b、電子膨脹弁21a、21b、
ディストリビュータ22a、22bを通って室内熱交換
器23a、23bに導かれ、ここで蒸発してガス状とな
る。
て室外ユニット1に戻り、四方切換弁7、アキュームレ
ータ18、吸入管8を通って再び圧縮機5に吸入され
る。このような冷房運転中、各室内ユニット2、3の室
内熱交換器23a、23bは、空気を冷却し、その空気
中の水分が空気と分離されてドレンパン25a、25b
にドレン水として溜まる。
たドレン水は、ドレンポンプ26a、26bにより排出
されたり、又は自然排出される。ところが、なんらかの
原因によりドレンパン25a、25bにドレン水が溜ま
り、ドレン水がドレンパン25a、25bからオーバー
フローしそうになると、このドレン異常がフロートスイ
ッチ27a、27bにより検出される。
5に示す異常制御フローチャートに従って行われる。す
なわち、いずれかの室内ユニット2又は3、例えば室内
ユニット2におけるドレンパン25aでドレン水がオー
バーフローとなり、フロートスイッチ27aが動作する
と、全ての室内ユニット2、3を停止し、かつリモート
コントロールパネルに異常を表示する。
ルチ形空気調和機では、複数の室内ユニット、すなわち
2台の室内ユニット2、3が運転中であり、このときに
例えば1台の室内ユニット2のフロートスイッチ27a
が作動すると、他の1台の室内ユニット3は運転を継続
することが可能であるにも拘らず、全ての室内ユニット
2、3の運転を停止しまっている。
ち、ドレン水のオーバーフローによる異常のない室内ユ
ニットについては運転を継続できるマルチ形空気調和機
を提供することを目的とする。
の室内ユニットに対し、熱交換器、送風ファン及び電子
膨脹弁を有する複数台の室内ユニットを接続してなり、
かつこれら室内ユニットに熱交換器で発生したドレンを
受けて排出するドレンパンと、このドレンパン内の水位
が所定水位に達したとき、異常信号を出力する水位検知
スイッチを具備してなるマルチ形空気調和機において、
熱交換器に温度センサを設けると共に、水位検知スイッ
チが異常信号を出力しているか否かを判断し、異常発生
時に異常発生側室内ユニットの送風ファンを止め、電子
膨脹弁を全閉とする異常停止手段と、異常発生時に異常
発生側ユニットの温度センサの検知温度が上昇している
か否かを判断し、温度が上昇していれば他の室内ユニッ
トの運転を続け、温度が上昇していなければ全室内ユニ
ットの運転を停止する運転可否決定手段と、を備えたマ
ルチ形空気調和機である。
ドレンパン内の水位が所定水位に達したときに水位検知
スイッチがこれを検知して異常信号を出力すると、この
異常発生時に異常発生側室内ユニットの送風ファンを止
め、電子膨脹弁を全閉とし、かつこの異常発生時に異常
発生側ユニットの温度センサの検知温度が上昇している
か否かを判断し、温度が上昇していれば他の室内ユニッ
トの運転を続け、温度が上昇していなければ全室内ユニ
ットの運転を停止する。
よる異常のない室内ユニットについては運転が継続でき
る。請求項2によれば、請求項1記載のマルチ形空気調
和機において、運転可否決定手段に、異常発生時に停止
していた圧縮機が再起動したとき、温度センサの検知温
度が下がっているか否かを判断し、温度が下がっていな
ければ他の室内ユニットの運転を続け、温度が下がって
いれば全室内ユニットの運転を停止する再起度決定手段
を付設した。
いて図面を参照して説明する。なお、図4と同一部分に
は同一符号を付してその詳しい説明は省略する。図1は
マルチ形空気調和機の構成図である。
器23a、23bには、それぞれ温度センサとしてのサ
ーミスタ30a、30bが設けられている。これらサー
ミスタ30a、30bは、それぞれ室内熱交換器23
a、23bの温度を感知し、これら室内熱交換器23
a、23bの温度に応じた信号を出力するものとなって
いる。
制御系には、水位検知スイッチとしての各フロートスイ
ッチ27a、27bからそれぞれ出力される各異常信号
を受け取る異常停止手段31が備えられている。
ッチ27a、27bから異常信号が出力されているか否
かを判断し、ドレン水のオーバーフローの異常発生時に
異常発生側の室内ユニット2、3の送風機24a、24
bを止め、かつ電子膨脹弁21a、21bを全閉とする
機能を有している。
段31からドレン水のオーバーフローの異常発生の旨を
受けたとき、出力手段33を通して室外ユニット1の圧
縮機5の運転状態を判断し、この圧縮機5が運転状態に
あれば、異常発生側の室内ユニット2、3のサーミスタ
30a、30bの検知温度、すなわち室内熱交換器23
a、23bの温度が上昇しているか否かを判断し、この
検知温度が上昇していれば他の室内ユニット3、2の運
転を続け、かつ室内熱交換器23a、23bの温度が上
昇していなければ全室内ユニット2、3の運転を停止す
る機能を有している。
度決定手段34が付設されている。この再起度決定手段
34は、ドレン水のオーバーフローの異常発生時に停止
していた圧縮機5が再起動したとき、サーミスタ30
a、30bにより検知された室内熱交換器23a、23
bの温度が下がっているか否かを判断し、室内熱交換器
23a、23bの温度が下がっていなければ他の室内ユ
ニット3、2の運転を続け、かつ室内熱交換器23a、
23bの温度が下がっていれば全室内ユニット2、3の
運転を停止する機能を有している。
用について図3に示す異常制御フローチャートに従って
説明する。例えば冷房運転を行う場合、圧縮機5から吐
出された冷媒ガスは、上記同様に、オイルセパレータ6
により冷媒ガスと油とに分離され、このうち冷媒ガス
は、四方切換弁7を通って各室外熱交換器9、10に導
かれ、ここで凝縮される。
ストリビュータ11、12、逆止弁13、14を通り、
さらにレシーバ17、冷媒配管4aを通って2台の室内
ユニット2、3に導かれる。
は、それぞれストレーナ20a、20b、電子膨脹弁2
1a、21b、ディストリビュータ22a、22bを通
って室内熱交換器23a、23bに導かれ、ここで蒸発
してガス状となる。
室外ユニット1に戻り、四方切換弁7、アキュームレー
タ18、吸入管8を通って再び圧縮機5に吸入される。
このような冷房運転中、各室内ユニット2、3の室内熱
交換器23a、23bは、空気を冷却し、その空気中の
水分が空気と分離されてドレンパン25a、25bにド
レン水として溜まる。
たドレン水は、ドレンポンプ26a、26bにより排出
されたり、又は自然排出されるが、なんらかの原因によ
りドレンパン25a、25bにドレン水が溜まり、オー
バーフローしそうになると、フロートスイッチ27a、
27bが作動し、ドレン水のオーバーフローの異常信号
を出力する。
1において、各フロートスイッチ27a、27bから異
常信号が出力されているか否かを判断する。この判断の
結果、ドレン異常が発生していれば、異常停止手段31
は、ステップ#2においてドレン水のオーバーフローの
異常発生側の室内ユニット2、3、例えばフロートスイ
ッチ27aから異常信号が出力されていれば、室内ユニ
ット2の送風機24aの動作を止め、次のステップ#3
において電子膨脹弁21aを全閉とする。
段31からドレン水のオーバーフローの異常発生の旨を
受けたとき、ステップ#4において、出力手段33を通
して室外ユニット1の圧縮機5の運転状態を判断する。
ば、運転可否決定手段32は、ステップ#5に移って異
常発生側の室内ユニット2のサーミスタ30aの検知温
度を受け取り、室内熱交換器23aの温度が上昇してい
るか否かを判断する。
内熱交換器23aの温度が上昇していれば、運転可否決
定手段32は、この室内熱交換器23aのドレン水の増
加の虞はないと判断してステップ#6に移り、異常発生
側の室内ユニット2のみ運転を停止し、他の室内ユニッ
ト3の運転を継続する。
発生側の室内熱交換器23aの温度が上昇していないと
判断すると、運転可否決定手段32は、ステップ#7に
移って全室内ユニット2、3の運転を停止する。
態の判断の結果、圧縮機5が停止していれば、再起度決
定手段34は、ステップ#8において次に圧縮機5が再
起動するのを待ち、この圧縮機5が再起動したときに、
次のステップ#9においてサーミスタ30aの検知温度
を取り込み、異常発生側の室内熱交換器23aの温度が
下がっているか否かを判断する。
器23aの温度が下がっていなければ、再起度決定手段
34は、ステップ#10に移って異常発生側の室内ユニ
ット2の運転を停止し、他の室内ユニット3の運転を継
続する。
aの温度が下がっていれば、運転可否決定手段32は、
ステップ#11に移って全室内ユニット2、3の運転を
停止する。
ドレンパン内の水位が所定水位に達してドレン異常が発
生したとき、異常発生側の室内ユニット2、3の送風機
24a、24bを止め、電子膨脹弁21a、21bを全
閉とし、かつ異常発生側室内ユニットのサーミスタ30
a、30bの検知温度から室内熱交換器23a、23b
の温度が上昇しているか否かを判断し、この温度が上昇
していれば他の室内ユニット3、2の運転を続け、温度
が上昇していなければ全室内ユニット2、3の運転を停
止し、かつ異常発生時に停止していた圧縮機5が再起動
したとき、室内熱交換器23a、23bの温度が下がっ
ているか否かを判断し、この温度が下がっていなければ
他の室内ユニット3、2の運転を続け、温度が下がって
いれば全室内ユニット2、3の運転を停止するので、複
数の室内ユニット2、3のうち、ドレン異常の発生した
室内ユニット、例えば室内ユニット2におけるドレン水
の増加の虞はないとしてドレン異常発生の室内ユニット
2の運転のみを停止し、他の室内ユニット3の運転を継
続できる。
けて、ドレン異常発生の室内ユニット2の運転のみを停
止するか、又は全室内ユニット2、3を停止するかを判
断できる。
ニット2、3の使用が可能となる。なお、本発明は、上
記一実施の形態に限定されるものでなく次の通り変形し
てもよい。
度を検知する温度センサは、サーミスタ30a、30b
に限らず、他の温度検知素子を用いてもよい。又、室内
ユニットが2台以上の複数台あれば、ドレン異常の発生
した全ての室内ユニットの運転を停止し、残りの室内ユ
ニットの運転を継続するものとなる。
2によれば、複数の室内ユニットのうち、ドレン水のオ
ーバーフローによる異常のない室内ユニットについては
運転を継続できるマルチ形空気調和機を提供できる。
形態を示す構成図。
ト。
Claims (2)
- 【請求項1】 1台の室内ユニットに対し、熱交換器、
送風ファン及び電子膨脹弁を有する複数台の室内ユニッ
トを接続してなり、かつこれら室内ユニットに前記熱交
換器で発生したドレンを受けて排出するドレンパンと、
このドレンパン内の水位が所定水位に達したとき、異常
信号を出力する水位検知スイッチを具備してなるマルチ
形空気調和機において、 前記熱交換器に温度センサを設けると共に、前記水位検
知スイッチが異常信号を出力しているか否かを判断し、
異常発生時に異常発生側室内ユニットの送風ファンを止
め、電子膨脹弁を全閉とする異常停止手段と、 前記異常発生時に前記異常発生側ユニットの前記温度セ
ンサの検知温度が上昇しているか否かを判断し、温度が
上昇していれば他の室内ユニットの運転を続け、温度が
上昇していなければ全室内ユニットの運転を停止する運
転可否決定手段と、を具備したことを特徴とするマルチ
形空気調和機。 - 【請求項2】 前記運転可否決定手段に、異常発生時に
停止していた圧縮機が再起動したとき、前記温度センサ
の検知温度が下がっているか否かを判断し、温度が下が
っていなければ他の室内ユニットの運転を続け、温度が
下がっていれば全室内ユニットの運転を停止する再起度
決定手段を付設したことを特徴とする請求項1記載のマ
ルチ形空気調和機。
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