JPH09287573A - 水道管直結用ブースタポンプ装置 - Google Patents

水道管直結用ブースタポンプ装置

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Publication number
JPH09287573A
JPH09287573A JP10119296A JP10119296A JPH09287573A JP H09287573 A JPH09287573 A JP H09287573A JP 10119296 A JP10119296 A JP 10119296A JP 10119296 A JP10119296 A JP 10119296A JP H09287573 A JPH09287573 A JP H09287573A
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JP
Japan
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pipe
water
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pumps
discharge
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Application number
JP10119296A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Tamagawa
充 玉川
Hisanori Mizuno
久範 水野
Masahiro Nakanishi
正浩 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
Original Assignee
Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来から用いられている受水槽用自動給水ポン
プ装置の部品を共通して使用し、コスト安になり、小形
・コンパクト化が可能な水道管直結用ブースタポンプ装
置を提供すること。 【解決手段】基台61に、2台の電動ポンプ42、アキ
ュムレータ48および制御盤65を設置し、上記ポンプ
を吐出合流管44に連結し、上記吐出合流管44に圧力
センサ47および流量センサ46を取付け、上記圧力セ
ンサが所定値以下の圧力を検出した場合に上記ポンプを
運転し、かつ流量センサが所定流量以下であることを検
出した場合に上記ポンプを停止するようにした受水槽用
自動給水ポンプ装置と;上記ポンプのそれぞれ吸込み側
に接続されたヘッダー11と;上記ヘッダーと吐出合流
管との間に設けられてヘッダーから吐出合流管へ水の流
れを許す逆止め弁14と;を具備した水道管直結用ブー
スタポンプ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道管に直結され、水
道管の水圧を増圧して上層階に供給する水道管直結用ブ
ースタポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公共水道は、一般に給水圧が1.5〜
2.0kg/cm2 程度に維持されており、この程度の水
圧ではオフィスビルやマンションなどの中・高層ビルに
おける3階以上の階層に給水するには水圧が不足するこ
とがあり、このため従来、水道管から供給される水を一
旦、地下に形成した地下受水槽または屋上に設置した屋
上受水槽に溜め、これら受水槽から各階の末端水栓など
に供給するようになっている。 地下受水槽から中・上
層階に水を汲み上げる場合は、地下受水槽の水圧が大気
圧に等しいためこれをポンプで所定の供給圧まで加圧す
る必要がある。また、屋上に受水槽を設置してここに水
を溜める場合も水道管から屋上の受水槽に水を汲み上げ
るためにポンプが必要である。
【0003】上記従来の地下受水槽式自動給水システム
について、特開昭59−200094号公報にも開示さ
れているが、図5に示す配管図にもとづき詳細に説明す
る。図5は2台のポンプを交互または並列運転する場合
の地下受水槽式自動給水システムを示し、符号1は水道
管、2はこの水道管からビルに引き込まれた水道分岐
管、3は水道使用量を計測する使用量メータである。ま
た、4…は各階層に設置された蛇口などの末端水栓であ
る。
【0004】そして、40は地下に設置された受水槽、
41は吸込み合流管、42,42は給水ポンプ、43,
43は上記ポンプ42,42を自動運転する可変速誘導
モータ、44は吐出合流管、45,45は逆止め弁、4
6,46は流量スイッチ、47は圧力センサ、48はア
キュムレータ、49は制御器、50,50は仕切り弁を
示す。
【0005】このような受水槽式自動給水システムにお
いては、逆止め弁45よりも下流側の水圧を圧力センサ
47で検知するようになっており、各階層の末端水栓4
を開くことにより圧力センサ47が最上階への給水に必
要な所定の圧力値以下に低下したことを検出すると制御
器49により、誘導モータ43,43に交互運転または
並列運転の指令を出し、これらモータ43,43をイン
バータにより可変速運転し、給水ポンプ42,42を作
動させる。給水ポンプ42,42の運転により受水槽4
0内の水が吸い上げられ、吸入合流管41から給水ポン
プ42,42に導入されて加圧され、吐出合流管44を
経て各階層の末端水栓4へ供給される。
【0006】そして、末端水栓4の使用水量が減少する
と吐出合流管44内の流量が減少し、これが所定水量以
下に下がると流量スイッチ46,46がこれを検知し、
制御器49から誘導モータ43,43へ運転停止の指令
を出し、ポンプ42,42を停止するようになってい
る。
【0007】したがって、このような受水槽式自動給水
システムは、末端水栓4側の使用水量に応じて給水ポン
プ42,42を交互または並列運転することができ、最
上階層で必要とする水圧を維持し、しかもポンプを効率
よくかつ経済的に運転することができるなどの利点があ
る。
【0008】ところで、上記のような受水槽式自動給水
システムにおいては、給水ポンプ42,42、アキュム
レータ48および制御器49を1台の基台にまとめてユ
ニット化し、受水槽用自動給水ポンプ装置60を構成す
るようにしている。
【0009】図6および図7は本願出願人が実施してい
る受水槽用自動給水ポンプ装置60の構成を示す図であ
る。同図において、図5に示す部品と同一部品は同一番
号を用いて説明するが、61は基台であり、この基台6
1には給水ポンプ42,42が並行に配置されており、
これら給水ポンプ42,42は可変速誘導モータ43,
43に直結されている。これら給水ポンプ42,42は
吸込みフランジ62,62が正面に向かって開口されて
おり、これら吸込みフランジ62,62はほぼ同一平面
内に位置されている。また、給水ポンプ42,42の吐
出側はそれぞれ吐出管63,63を介して吐出合流管4
4に接続されており、この吐出合流管44の吐出側フラ
ンジ64も正面に向かって開口されている。
【0010】吐出管63,63には、それぞれ流量スイ
ッチ46,46が取り付けられており、またそれぞれの
吐出管63,63と吐出合流管44の間には逆止め弁4
5,45が取り付けられている。また、吐出合流管44
には圧力センサ47が取り付けられている。
【0011】上記基台61には、上記誘導モータ43,
43間に位置してアキュムレータ48が配置されてい
る。また、基台61の一側に偏った位置に制御盤65が
制御盤支持脚66を介して取り付けられており、この制
御盤65には前記制御器49が形成されている。
【0012】このような構成の受水槽用自動給水ポンプ
装置60は、図4に示す地下受水槽式自動給水システム
で必要とする部品が備えられており、かつ配管および配
線構造が図4に示す構成を満足している。よって、地下
受水槽式自動給水システムに用いることができる。しか
も、各部品が一台の基台61に集中的に配置されている
から、全体的にコンパクトに配置され、小形にまとま
り、取扱いやメンテナンスが容易になるなどの利点があ
る。
【0013】ところで、地下に形成した地下受水槽や屋
上に設置した屋上受水槽は、不使用時間が長くなると溜
まった水の水質が劣化するといった心配があり、また衛
生面およびその管理に手間を要するという問題がある。
このため、最近では、水道管から導入した水を地下受水
槽や屋上受水槽に溜めるのを止めて、直接各階層に給水
する水道管直結方式が検討され、実用化されつつある。
水道管の水を直接各階層に給水するようにすれば、格別
な受水槽が不要になり、衛生管理面でも手間を要さず、
かつ不使用時間が長くなっても水質が劣化するといった
不具合はなくなる。
【0014】しかし、水道管直結方式の場合、水道管の
水圧のみでは上層階に届かず、上層階の給水が困難にな
ることがある。そこで、特公平6−102909号公報
に記載されているように、水道水をブースタポンプで昇
圧し、上層階へ給水する方法が採用されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような水道管直結
式自動給水システムにおいても、上記特公平6−102
909号公報から理解できる通り、誘導モータ、アキュ
ムレータ、制御器などが必要である。これら誘導モー
タ、アキュムレータ、制御器などの部品は基台に取り付
けられて水道管直結用ブースタポンプ装置を構成してい
る。
【0016】しかしながら、受水槽用自動給水ポンプ装
置60で使用されている部品は、水道管直結用ブースタ
ポンプ装置にも共通して使用できる部品が多くあり、部
品の共通化が可能である。にも拘らず、従来の水道管直
結用ブースタポンプ装置は、特別設計された専用基台に
誘導モータ、アキュムレータ、制御器などの部品を独自
の配管、配線にて取り付けた構造を採用しており、すな
わち受水槽用自動給水ポンプ装置60とは全く別個に設
計製造され、異なる仕様で組み付けられていたため、多
種機能のポンプ装置を製造しなければならず、コスト高
になっていた。
【0017】本発明は上記の事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、従来から用いられてい
る受水槽用自動給水ポンプ装置を利用し、部品の共通化
を可能にしてコスト安になり、しかも小形・コンパクト
化が可能になる水道管直結用ブースタポンプ装置を提供
しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基台
に、2台の電動ポンプが設けられているとともにアキュ
ムレータおよび制御盤が設置され、上記ポンプはそれぞ
れの吐出側が吐出合流管に連結されており、上記アキュ
ムレータはこの吐出合流管に接続されているとともに、
上記吐出合流管に圧力センサおよび流量センサが取付け
られ、上記圧力センサにて検出した吐出合流管内の圧力
が所定値以下の場合に制御盤により上記2台のポンプを
交互または並列運転し、かつ流量センサが上記吐出合流
管内の流量が所定の流量以下であることを検出した場合
に上記制御盤により上記ポンプを停止するようにした受
水槽用自動給水ポンプ装置と; 上記各ポンプのそれぞ
れ吸込み側に接続されるとともに、一端または他端が水
道管に連結されるヘッダーと; 上記ヘッダーと吐出合
流管との間に設けられ、ヘッダーから吐出合流管へ水の
流れを許す逆止め弁と; を具備していることを特徴と
する水道管直結用ブースタポンプ装置である。
【0019】請求項1の発明によれば、2台の電動ポン
プを交互または並列運転するようにした受水槽用自動給
水ポンプ装置に、ヘッダーおよび逆止め弁を設けること
により特公平6−102909号公報に記載された水道
管直結式自動給水システムに適用可能な水道管直結用ブ
ースタポンプ装置を構成することができる。したがっ
て、受水槽用自動給水ポンプ装置を構成する基台、2台
の電動ポンプ、アキュムレータ、制御盤、吐出合流管お
よび圧力センサならびに流量センサなどの部品を共通し
て使用することが可能になる。そして、受水槽用自動給
水ポンプ装置にヘッダーおよび逆止め弁を設けることで
水道管直結用ブースタポンプ装置を形成することができ
るから、部品管理、製品管理が容易になり、しかも構成
が簡単であり、小形・コンパクト化できる。
【0020】請求項2の発明は、ヘッダーと吸込み側フ
ランジとが仕切り弁により連結されていることを特徴と
する請求項1に記載の水道管直結用ブースタポンプ装置
である。
【0021】請求項2の発明によれば、ヘッダーと吸込
み側フランジが仕切り弁により連結されるから、仕切り
弁を閉めると電動ポンプと流路が遮断されるようにな
り、電動ポンプの修理、交換等のメンテナンスが容易に
なる。しかも、仕切り弁はヘッダーと吸込み側フランジ
との間に取り付けたから他の格別な箇所に設置する必要
がなく、部品の有効配置が可能になり、小形・コンパク
ト化に有利である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明について、一実施の形
態を図1ないし図3にもとづき説明する。図3は、本実
施の形態における水道管直結式自動給水システムの配管
図である。図3において図5に示す受水槽式自動給水シ
ステムと同一部材は同一番号を付して説明し、1は水道
管、2はこの水道本管からビルに引き込まれた水道分岐
管、3は水道使用量を計測する使用量メータ、4は各階
層に設けられた蛇口などの末端水栓である。そして、5
は水道分岐管に接続された吸込み管、6はこの吸込み管
5に取り付けられた吸込み側圧力センサである。
【0023】11は吸入合流管に相当するヘッダー、4
2,42はブースタポンプ、43,43は上記ポンプ4
2,42を自動運転する可変速誘導モータ、44は吐出
合流管、45,45は逆止め弁、46,46は流量スイ
ッチ、47は圧力センサ、48はアキュムレータ、49
は制御器、50は仕切り弁を示す。
【0024】そして、ヘッダー11とブースタポンプ4
2,42の吸込みフランジの間には仕切り弁12,12
が設置されているとともに、ヘッダー11と吐出合流管
44の間はバイパス管13で連結されており、このバイ
パス管13にはヘッダー12から吐出合流管44に向け
て流れを許す逆止め弁14が取り付けられている。ま
た、吐出合流管44には仕切り弁15,15が設置され
ている。
【0025】このような構成の水道管直結式自動給水シ
ステムでは、水道管1が工事などにより給水を止められ
ている等の原因で水道管1の圧力が極端に低い場合や、
水道管1の水圧のみで十分上層階の末端水栓4まで給水
可能な場合は、給水側圧力センサ6が吸入側の圧力を検
知し、制御器49によりポンプの運転を停止するように
指令を出す。
【0026】水道管1の圧力が所定圧以上で、しかも水
道管1の水圧のみで上層階の末端水栓4まで給水が可能
な場合は、各ブースタポンプ42,42を運転せず、ヘ
ッダー11からバイパス管13を通じて吐出合流管44
に給水がなされ、この吐出合流管44から各階の末端水
栓4へ給水する。
【0027】一方、水道管1の圧力が所定圧以上で、し
かしながら水道管1の水圧のみでは上層階の末端水栓4
まで給水が不可能な場合は、各階層の末端水栓4を開け
るとブースタポンプ42,42よりも下流側の水圧が低
下し、この圧力を圧力センサ47が検知し、制御器49
から誘導モータ43,43へ交互運転または並列同時運
転の指令を出し、これらモータ43,43をインバータ
により可変速運転し、ブースタポンプ42,42を作動
させる。ブースタポンプ42,42が運転すると、水道
管1内の水を吸引し、これを加圧して各階層の末端水栓
4へ供給する。
【0028】末端水栓4の使用水量が減少すると吐出合
流管44内の流量が減少し、これが所定水量以下に下が
ると、流量スイッチ46,46がこれを検知して、制御
器49から誘導モータ43,43へ運転停止信号を出
し、ポンプ42,42の運転を停止するようになってい
る。
【0029】したがって、このような水道管直結式自動
給水システムは、末端水栓4側の使用水量に応じてブー
スタポンプ42,42を停止したり、または単独交互運
転もしくは並列同時運転することができ、最上階層で必
要とする水圧を維持し、しかもポンプを効率よくかつ経
済的に運転することができる利点がある。そして、格別
な受水槽が不要であり、水質管理、衛生面で有利であ
る。
【0030】上記のような水道管直結式自動給水システ
ムにおいては、ブースタポンプ42,42、アキュムレ
ータ48および制御器49等を1台の基台にまとめてユ
ニット化し、水道管直結式自動給水ポンプ装置10を構
成するようにしている。
【0031】図1および図2は、本実施の形態の水道管
直結式自動給水ポンプ装置10の構成を示す図である。
同図において、図6および図7に示す部品と同一部品は
同一番号を用いて説明する。
【0032】すなわち、61は基台であり、この基台6
1にはブースタポンプ42,42が並行に配置されてお
り、これらブースタポンプ42,42は可変速誘導モー
タ43,43に直結されている。これらブースタポンプ
42,42は吸込みフランジ62,62が正面に向かっ
て開口されており、これら吸込みフランジ62,62は
ほぼ同一平面内に位置されている。また、ブースタポン
プ42,42はそれぞれの吐出管63,63を介して吐
出合流管44に接続されており、この吐出合流管44の
吐出側フランジ64も正面に向かって開口されている。
【0033】吐出管63,63には、それぞれ流量スイ
ッチ46,46が取り付けられており、また各吐出管6
3,63と吐出合流管44の間には逆止め弁45,45
および仕切り弁15,15が設けられている。そして、
この吐出合流管44には圧力センサ47が取り付けられ
ている。
【0034】上記基台61には、上記誘導モータ43,
43間に位置してアキュムレータ48が配置されてい
る。また、基台61の一側に偏った位置に制御盤65が
制御盤支持脚66を介して取り付けられており、この制
御盤65には前記制御器49が形成されている。
【0035】そして、ブースタポンプ42,42の吸込
みフランジ62,62の前方には、ヘッダー11が配置
されており、このヘッダー11は直管形パイプ構造をな
しており、両端部の近傍で仕切り弁12,12を介して
それぞれブースタポンプ42,42の吸込みフランジ6
2,62に接続されている。
【0036】このヘッダー11の中央部にはバイパス管
13が接続されており、このバイパス管13はT字形を
なし、一端が上記ヘッダー11の中央部に接続されてい
るとともに他方の端部が吐出合流管44の吐出側フラン
ジ64に接続されており、残りの端部が接続フランジ1
6となっている。そして、このバイパス管13には、ヘ
ッダー11から吐出合流管44に向かって水の流れを許
す逆止め弁14が設置されている。
【0037】上記ヘッダー11は、両端のうちのいずれ
か一方に吸込み管5が連結される。吸込み管5には前記
吸込み側圧力センサ6、ボール弁20,20、ストレー
ナ21、および逆流防止装置22が取り付けられてい
る。
【0038】このような構成の水道管直結用ブースタポ
ンプ装置10は、図3に示す水道管直結式自動給水シス
テムで必要とする部品を備えており、かつ配管および配
線構造が図3に示す構成を満足している。よって、水道
管直結式自動給水システムに用いることができる。
【0039】しかも、各部品が一台の基台61に集中的
に配置されているから、全体的にコンパクトに配置さ
れ、小形にまとまり、取扱いやメンテナンスが容易にな
るなどの利点がある。
【0040】加えて、図1および図2に示す水道管直結
用ブースタポンプ装置10は、図6および図7に示す受
水槽用自動給水ポンプ装置60の部品の大半を共通化し
て使用することができる。すなわち、図1および図2に
示す水道管直結用ブースタポンプ装置10は、図6およ
び図7に示す受水槽用自動給水ポンプ装置60に比べ、
仕切り弁15,15を有する吐出合流管44を使用して
ある点、およびヘッダー11、仕切り弁12,12、バ
イパス管13および逆止め弁14を備える点で受水槽用
自動給水ポンプ装置60と異なり、その他の基台61、
ブースタポンプ42,42、誘導モータ43,43、ア
キュムレータ48および制御盤65を共通して使用する
ことができる。
【0041】このため、従来の受水槽用自動給水ポンプ
装置60をわずかな部品交換、つまり仕切り弁15,1
5を有する吐出合流管44と交換するのみで水道管直結
用ブースタポンプ装置10として使用することができ、
部品の共通化が可能になる。よって、専用の水道管直結
用ブースタポンプ装置を必要とせず、多種機能のポンプ
装置が不要となり、製造管理、在庫管理などを含めてコ
スト安になる。
【0042】そして、各ブースタポンプ42,42の吸
込み側および吐出側に仕切り弁12,12および15,
15を設けたので、ポンプ42,42を交換する場合は
これら仕切り弁12,12および15,15によりポン
プ42,42を管路から遮断してポンプのみを取り外す
ことができ、交換が容易になる。
【0043】また、ヘッダー11は直管形状であるか
ら、図4に示す変形例のように、他端側に吸込み管5を
連結することもできる。また、同じく図4に示すよう
に、吸込み管5はヘッダー11の軸線方向に沿って接続
することに限らず、ヘッダー11に対して前後や上下に
屈曲した方向に接続したり、またはヘッダー11と並行
となるように屈曲して配置することも可能であり、設置
現場の状況に応じて吸込み管5の接続形態を任意に選択
することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の発明によれ
ば、従来の受水槽用自動給水ポンプ装置の部品を構成す
る基台、2台の電動ポンプ、アキュムレータ、制御盤、
吐出合流管および圧力センサならびに流量センサなどの
部品を共通して使用することにより水道管直結用ブース
タポンプ装置を構成することができ、部品の共通化によ
り部品の種類を少なくすることができるとともに、構成
が簡単になり、小形・コンパクト化を実現することがで
きる。
【0045】また、請求項2の発明によれば、ヘッダー
と吸込み側フランジを仕切り弁により連結したから、電
動ポンプのメンテナンスなどのために電動ポンプへ水の
流れ込みを停止するための仕切り弁を他の格別な箇所に
設置する必要がなく、部品の有効配置が可能になり、小
形・コンパクト化に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す水道管直結用ブー
スタポンプ装置の平面図。
【図2】同水道管直結用ブースタポンプ装置の正面図。
【図3】同水道管直結用ブースタポンプ装置を用いた水
道管直結式自動給水システムの配管図。
【図4】上記水道管直結用ブースタポンプ装置に吸込み
管を接続する場合の他の配管例を示す平面図。
【図5】従来の受水槽式自動給水ポンプシステムの配管
図。
【図6】従来の受水槽式自動給水ポンプ装置の平面図。
【図7】同受水槽式自動給水ポンプ装置の正面図。
【符号の説明】
1…水道管 2…水道分岐管 3…メータ 4…末端水栓 5…吸込み管 6…吸込み側圧力センサ 10…水道管直結用ブースタポンプ装置 11…ヘッダー 12…仕切り弁 13…バイパス管 14…逆止め弁 15…仕切り弁 42…ブースタポンプ 43…誘導モータ 44…吐出合流管 45…逆止め弁 46…流量スイッチ 47…圧力センサ 48…アキュムレータ 49…制御器 61…基台 63…吐出管 65…制御盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に、2台の電動ポンプが設けられて
    いるとともにアキュムレータおよび制御盤が設置され、
    上記ポンプはそれぞれの吐出側が吐出合流管に連結され
    ており、上記アキュムレータはこの吐出合流管に接続さ
    れているとともに、上記吐出合流管に圧力センサおよび
    流量センサが取付けられ、上記圧力センサにて検出した
    吐出合流管内の圧力が所定値以下の場合に制御盤により
    上記2台のポンプを単独または並列運転し、かつ流量セ
    ンサが上記吐出合流管内の流量が所定の流量以下である
    ことを検出した場合に上記制御盤により上記ポンプを停
    止するようにした受水槽用自動給水ポンプ装置と;上記
    各ポンプのそれぞれ吸込み側に接続されるとともに、一
    端または他端が水道管に連結されるヘッダーと;上記ヘ
    ッダーと吐出合流管との間に設けられ、ヘッダーから吐
    出合流管へ水の流れを許す逆止め弁と;を具備している
    ことを特徴とする水道管直結用ブースタポンプ装置。
  2. 【請求項2】 上記ヘッダーと吸込み側フランジは仕切
    り弁により連結されていることを特徴とする請求項1に
    記載の水道管直結用ブースタポンプ装置。
JP10119296A 1996-04-23 1996-04-23 水道管直結用ブースタポンプ装置 Pending JPH09287573A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002155547A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Kawamoto Pump Mfg Co Ltd 給水装置
JP2002310070A (ja) * 2001-04-16 2002-10-23 Kawamoto Pump Mfg Co Ltd 直結式自動給水装置
JP2008261276A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Kawamoto Pump Mfg Co Ltd 給水装置

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