JP5841776B2 - 給水装置 - Google Patents

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本発明は、増圧して建造物に水を供給する給水装置に関する。
現在、高層の建造物への水の給水方法として、水道本管に増圧給水ユニットを直結するとともに、増圧給水ユニットを直列に複数接続する給水装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。給水装置は、圧力に応じて増圧給水ユニットの増圧回路部のポンプを駆動制御し、水を増圧する。給水装置は、直列に増圧給水ユニットを接続することで、水道本管からの水を高層階へ直接給水が可能となる。
このような給水装置は、水道本管に水が逆流することを防止するために、増圧給水ユニットの増圧回路部の一次側に、減圧式の逆流防止装置が設けられる。
特開2008−223269号公報
上述した給水装置では、以下の問題があった。即ち、上述した給水装置は、現場や時間帯によって水道本管の圧力が低下する虞がある。この水道本管の圧力が所定の圧力以下となると、増圧回路部のポンプにおいて吸込圧力不足となり、揚水不能による建造物への水の供給が停止して断水する虞がある。
そこで本発明は、断水を極力回避可能な給水装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の給水装置は、次のように構成されている。
本発明の一態様として、水道本管から分岐された水を増圧することで、建造物に水を供給する給水装置において、並列に設けられた、前記水道本管から分岐された水を増圧する複数の第1増圧回路部及びバイパス回路部、並びに、前記第1増圧回路部及び前記バイパス回路部の二次側に設けられた減圧式の逆流防止装置を有する第1ポンプユニットと、前記第1ポンプユニットからの水を増圧する並列に複数の接続された第2増圧回路部を有し、前記第1ポンプユニットと異なる階層に設けられるとともに、前記第1ポンプユニットの二次側に直列に接続された第2ポンプユニットと、前記第1増圧回路部及び前記バイパス回路部の一次側に設けられ、前記分岐された水の圧力を検知する圧力センサと、前記圧力センサにより検知された前記分岐された水の圧力により、前記第1増圧回路部の運転及び停止を制御する制御盤と、を備える。
本発明によれば、断水を極力回避可能な給水装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る給水装置の構成を模式的に示す説明図。 同給水装置に用いられる第1増圧給水ユニットの構成を模式的に示す説明図。 同給水装置に用いられる第2増圧給水ユニットの構成を模式的に示す説明図。 本発明の変形例に係る給水装置に用いられる第2増圧給水ユニットの構成を模式的に示す説明図。
以下、本発明の一実施形態に係る給水装置1を図1乃至図3を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る給水装置1の構成を模式的に示す説明図、図2は同給水装置1に用いられる第1増圧給水ユニット10の構成を模式的に示す説明図、図3は給水装置1に用いられる第2増圧給水ユニット30の構成を模式的に示す説明図である。なお、図1中Eは地面、Gは建造物、Hは水の流れ方向、Pは水道本管、Tは給水口をそれぞれ示している。
給水装置1は、例えば、高層の建造物Gに設けられ、水道本管Pの分岐管5に直結されるとともに、複数の増圧給水ユニットを直列に接続し、且つ、それぞれ異なる階層に設置された、所謂直結増圧給水システムである。給水装置1は、それぞれの増圧給水ユニットにより、所定の高さの階層まで増圧した水を供給するとともに、その二次側に他の増圧給水ユニットが設けられている場合に、当該増圧給水ユニットへ水を供給可能に形成されている。
図1に示すように、給水装置1は、水道本管Pの分岐管5に接続されたメータユニット(量水器)6と、このメータユニット6の二次側に接続された第1増圧給水ユニット10と、この第1増圧給水ユニット10の二次側に直列に接続され第2増圧給水ユニット30と、を備えている。
給水装置1は、第1増圧給水ユニット10の二次側に設けられた第1アキュムレータ51と、第2増圧給水ユニット30の一次側に設けられた第2アキュムレータ52と、第2増圧給水ユニット30の二次側に設けられた第3アキュムレータ53と、を備えている。
なお、本実施形態においては、給水装置1は、第1増圧給水ユニット10の二次側に、2台の第2増圧給水ユニット30を直列に接続した構成を用いて説明する。
メータユニット6は、第1増圧給水ユニット10に、配管7を介して接続される。メータユニット6は、例えばメータの一次側と二次側とを分岐させてバイパス管を設けたメータバイパスユニットで形成されている。また、このようなメータユニット6は、メータの一次側にメータ側とバイパス管側に流路を切替可能な流路切替弁と、メータの二次側の流路を仕切る仕切弁とを有している。なお、例えばメータユニット6は、地面Eに設けられたメータ溝6aに設けられ、蓋6bにより外気に露出しないように設置される。
第1増圧給水ユニット10は、その二次側に給水配管11を介して第2増圧給水ユニット30の一が接続される。なお、給水配管11には、各給水配管11の中途部が複数に分岐し、その端部に蛇口等の各給水口Tが設けられる。第1増圧給水ユニット10は、第1ポンプユニット12と、この第1ポンプユニット12に信号線Sを介して接続された制御盤13と、を備えている。
図2に示すように、第1ポンプユニット12は、その一次側が配管7に接続され、その二次側が建造物Gの低階層である階層FLに設けられた各給水口T及び中階層である階層FMに水を供給する第2増圧給水ユニット30に給水配管11を介して接続される。即ち、第1ポンプユニット12は、建造物Gの階層FLの給水口T及び階層FMに供給する第2増圧給水ユニット30に水を供給する。
第1ポンプユニット12は、逆流防止装置15と、第1増圧回路部16と、バイパス回路部17と、第1圧力タンク18と、を備えている。具体的には、第1ポンプユニット12は、配管7に接続され、当該配管7が分岐することで並列に設けられた複数の第1増圧回路部16及びバイパス回路部17と、第1増圧回路部16及びバイパス回路部17が合流した二次側の給水配管11に設けられた逆流防止装置15と、逆流防止装置15の二次側に設けられた第1圧力タンク18と、を備えている。
また、第1ポンプユニット12は、第1増圧回路部16及びバイパス回路部17の一次側及び逆流防止装置15二次側にそれぞれ設けられた圧力センサ19と、第1増圧回路部16及びバイパス回路部17の二次側、且つ、逆流防止装置15の一次側に設けられた流量センサ20と、圧力センサ19及び流量センサ20の二次側に設けられた手動で開閉を行う仕切弁21と、を備えている。このような第1ポンプユニット12は、圧力センサ19及び流量センサ20で検知した情報に基づいて、制御盤13により制御されることで、複数の第1増圧回路部16による交互運転が行われる。
逆流防止装置15は、減圧式の逆流防止装置である。第1増圧回路部16は、例えば、二系統設けられる。第1増圧回路部16は、一次側から、手動の仕切弁22、モータが回転軸を介して接続された、羽根車を複数有する多段のポンプ23、逆止弁24及び仕切弁22が順次接続されている。なお、モータは、制御盤13に信号線Sを介して接続されており、制御盤13により制御可能に形成されている。また、二系統の第1増圧回路部16は同一の構成に形成されている。
バイパス回路部17は、その中間位置に逆止弁27を有している。第1圧力タンク18は、第1増圧回路部16及びバイパス回路部17の二次側、且つ、仕切弁21の一次側であって、逆流防止装置15の二次側の圧力センサ19の近傍に設けられる。なお、本実施の形態においては、第1圧力タンク18は、逆流防止装置15の二次側、且つ、圧力センサ19の一次側に配置される。
圧力センサ19は、それぞれ制御盤13に接続され、第1増圧回路部16及びバイパス回路部17の一次側及び二次側の圧力を検知可能、且つ、当該検知した情報を制御盤13に送信可能に形成されている。
流量センサ20は、制御盤13に接続され、第1増圧回路部16及びバイパス回路部17の二次側の流量を検知可能、且つ、当該検知した情報を制御盤13に送信可能に形成されている。
制御盤13は、インバータを有し、圧力センサ19及び流量センサ20で検知した情報に基づいて、複数の第1増圧回路部16による交互運転制御を行う。制御盤13は、第1増圧回路部16及びバイパス回路部17の一次側に設けられた圧力センサ19で検知された圧力が所定の圧力以上の場合に、ポンプ23の運転を行い、当該圧力が所定の圧力以下の場合には、ポンプ23の運転を停止させる。
なお、ここで所定の圧力とは、第1ポンプユニット12を駆動した場合に、本給水装置1以外の給水装置が設けられた分岐管、即ち、本給水装置1が設けられる分岐管5に隣接する他の分岐管において、当該他の分岐管の水が水道本管Pへ逆流する虞のある圧力である。換言すると、所定の圧力とは、給水装置1で増圧給水すると、水道本管Pの圧力がさらに低下し、他の分岐管の水が水道本管Pに逆流する虞のある水道本管Pの圧力である。
第2増圧給水ユニット30は、第1増圧給水ユニット10に、給水配管11を介して接続される。また、第1増圧給水ユニット10に接続された第2増圧給水ユニット30は、その二次側に給水配管31を介して第2増圧給水ユニット30の一が接続される。また、最下流の第2増圧給水ユニット30は、その二次側に給水配管31が設けられる。これら給水配管31には、各給水配管31の中途部が複数に分岐し、その端部に蛇口等の各給水口Tが設けられる。
第2増圧給水ユニット30は、第2ポンプユニット32と、この第2ポンプユニット32に信号線Sを介して接続された制御盤33と、を備えている。
第2ポンプユニット32は、給水配管31に設けられた逆流防止装置35と、逆流防止装置35の二次側の給水配管31が分岐することで並列に設けられた複数の第2増圧回路部36及びバイパス回路部37と、第2増圧回路部36及びバイパス回路部37が合流した二次側の給水配管31に設けられた第2圧力タンク38と、を備えている。また、第2ポンプユニット12は、逆流防止装置15の一次側及び第1圧力タンク18の二次側に設けられた圧力センサ39と、第1圧力タンク18の二次側に設けられた流量センサ40と、圧力センサ39及び流量センサ40の二次側に設けられた手動で開閉を行う仕切弁41と、を備えている。
逆流防止装置35は、減圧式、単式、又は、複式の逆流防止装置である。第2増圧回路部36は、例えば、二系統設けられる。第2増圧回路部36は、一次側から、手動の仕切弁42、モータが回転軸を介して接続された、羽根車を複数有する多段のポンプ43、逆止弁44及び仕切弁42が順次接続されている。
ポンプ43は、ポンプ43停止時に、水の流路を確保可能に形成されている。なお、ポンプ43は、停止時に水が通過可能であれば、単段であっても、例えば、羽根車以外により水を増圧させる構成であってもよい。モータは、制御盤13に信号線Sを介して接続されており、制御盤33により制御可能に形成されている。また、二系統の第2増圧回路部36は同一の構成に形成されている。
第2圧力タンク38は、第2増圧回路部36の二次側、且つ、仕切弁41の一次側であって、第2増圧回路部36の二次側の圧力センサ39の近傍に設けられる。なお、本実施の形態においては、第2圧力タンク38は、第2増圧回路部36の二次側、且つ、圧力センサ39の一次側に配置される。
圧力センサ39は、それぞれ制御盤33に接続され、第2増圧回路部36及びバイパス回路部37の一次側及び二次側の圧力を検知可能、且つ、当該検知した情報を制御盤33に送信可能に形成されている。
流量センサ20は、制御盤33に接続され、第2増圧回路部36及びバイパス回路部37の二次側の流量を検知可能、且つ、当該検知した情報を制御盤33に送信可能に形成されている。
制御盤33は、インバータを有し、圧力センサ39及び流量センサ40で検知した情報に基づいて、複数の第1増圧回路部36による交互運転制御を行う。
第1アキュムレータ51は、第1増圧給水ユニット10の二次側であって、且つ、第1増圧給水ユニット10と同一階層に設けられる。なお、第1アキュムレータ51は、第1増圧給水ユニット10から吐出された水の脈動等を低減可能な容量であれば、単数であっても複数であってもよい。
第2アキュムレータ52は、第2増圧給水ユニット30の一次側にそれぞれ設けられる。また、第2アキュムレータ52は、その設けられた第2増圧給水ユニット30と同一階層に設けられる。第2アキュムレータ52は、第1アキュムレータ51と、その容量が同一に形成されている。なお、第2アキュムレータ52は、第2増圧給水ユニット30に供給される、換言すると吸い込まれる水の脈動等を低減可能な容量であって、第1アキュムレータ51と同一容量あれば、単数であっても複数であってもよい。
第3アキュムレータ53は、第2増圧給水ユニット30の二次側にそれぞれ設けられる。また、第3アキュムレータ53は、その設けられた第2増圧給水ユニット30と同一階層に設けられる。第3アキュムレータ53は、第1アキュムレータ51及び第2アキュムレータと、その容量が同一に形成されている。なお、第3アキュムレータ53は、第2増圧給水ユニット30から吐出された水の脈動等を低減可能な容量であって、第1アキュムレータ51及び第2アキュムレータ52と同一容量あれば、単数であっても複数であってもよい。
また、第1アキュムレータ51と第2アキュムレータ52、及び、第3アキュムレータ53と当該第3アキュムレータ53の二次側の第2増圧給水ユニット30の一次側に設けられる第2アキュムレータ52は、それら封入圧力値が、配置される高低差を圧力換算した封入圧力値に設定されている。即ち、第1アキュムレータ51及び当該第1アキュムレータ51の二次側の直近の第2アキュムレータ52では、その封入圧力値は、第1アキュムレータ51が第2アキュムレータ52よりも第2アキュムレータ52の高さだけ高圧に設定されている。同様に、第3アキュムレータ53は、その二次側の直近の第2アキュムレータ52よりも、その封入圧力値が高圧に設定されている。
このように構成された給水装置1は、給水装置1が駆動され、第1増圧給水ユニット10の第1増圧回路部16及びバイパス回路部17の一次側の圧力が所定の圧力以上であると、制御盤13,33によりモータを駆動させてポンプ23,43を作動し、水道本管Pから分岐された水を各階層FL,FM,FHの給水口Tに供給することが可能となる。
具体的には、まず、第1増圧回路部16及びバイパス回路部17の一次側の圧力センサ19が所定の圧力以上であることを検知すると、制御盤13によりポンプ23が駆動される。第1増圧給水ユニット10は、第1ポンプユニット12のポンプ23により、分岐管5から供給された水を供給先の給水口T及び二次側の第2増圧給水ユニット30が設けられた各階層FL,FMへ供給するのに必要な水圧に増圧し、その二次側に供給する。このように、低層階である階層FLに設けられた給水口Tに水が給水されることで、給水口Tから水が給水可能となる。
また、第1増圧給水ユニット10の二次側の第2増圧給水ユニット30が設けられた階層に揚水された水は、第2増圧給水ユニット30へ供給される。第2増圧給水ユニット30は、第2ポンプユニット32に設けられたポンプ43により、第1増圧給水ユニット10から供給された水を供給先の給水口T及び二次側の第2増圧給水ユニット30が設けられた各階層FM,FHへ供給するのに必要な水圧に増圧し、二次側に供給する。そして、図1に示すように、中層階である階層FMに設けられた給水口Tに水が給水されることで、給水口Tから水が給水可能となる。
同様に、第2増圧給水ユニット30の二次側に設けられた第2増圧給水ユニット30により、高層階である階層FHに供給するのに必要な水圧に増圧され、当該階層FHに設けられた給水口Tに供給される。
なお、第1増圧回路部16及びバイパス回路部17の一次側の圧力センサ19が所定の圧力以下であることを検知すると、制御盤13は、モータを停止し、ポンプ23の駆動を停止させる。
このように構成された給水装置1によれば、直列に複数接続された第1増圧給水ユニット10及び第2増圧給水ユニット30により、高層階への給水が可能となる。また、給水装置1は、水道本管Pの分岐管5に接続された増圧給水ユニット、即ち、第1増圧給水ユニット10に設けられる水道本管Pへの逆流を防止するための減圧式の逆流防止装置15を、第1増圧回路部16及びバイパス回路部17の二次側に設けることで、ポンプ23の一次側での圧力損失を防止することが可能となる。これにより、ポンプ23の吸込側は、逆流防止装置15による圧力の低下を防止することが可能となり、吸込側圧力不足による揚水機能の停止、即ち、断水を極力回避することが可能となる。
さらに詳しく述べると、逆流防止装置15は、その構成から圧力損失が大きく、このため、水道本管Pから分岐された分岐管5から逆流防止装置15を通過すると圧力損失により水道本管Pの圧力よりも圧力が減少する。
しかし、本実施形態の給水装置1は、ポンプ23の停止を制御する圧力は、減圧式の逆流防止装置15を通過しない水道本管Pの圧力を、第1増圧回路部16及びバイパス回路部17の二次側で検知する構成であることから、ポンプ23の吸込側の圧力損失を極力防止することが可能となる。これにより、ポンプ23の吸込側圧力を確保可能となり、不要な断水を回避することが可能となる。
また、給水装置1は、第1圧力タンク18及び第2圧力タンク38は、第1増圧回路部16及び第2増圧回路部36の二次側であって、当該二次側に設けられた圧力検出装置19,39の近傍に配置されることから、圧力検出装置19,39周囲の圧力変動を緩衝することが可能となる。これにより、当該圧力が安定することから、当該圧力検出装置19,39で検出される圧力の値も安定し、当該安定した圧力により第1増圧回路部16及び第2増圧回路部36を制御することが可能となる。
また、第1アキュムレータ51、第2アキュムレータ52及び第3アキュムレータ53は、その容量が同一に形成され、且つ、封入圧力値が配置される高さを考慮して設定されることから、圧力変動に対して流入及び流出量を略等しくすることが可能となる。これにより、直列に接続された第1増圧給水ユニット10及び第2増圧給水ユニット30は、それぞれの吸込側圧力及び吐出側圧力の変動(脈動)を極力防止し、圧力の安定化が可能となる。
上述したように、本発明の給水装置1によれば、逆流防止装置15を第1増圧回路部16及びバイパス回路部17の二次側に設け、圧力センサ19を第1増圧回路部16及びバイパス回路部17の一次側に設けることで、ポンプ23の吸込側の圧力損失を極力防止し、断水を極力回避することが可能となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。上述した例では、第2増圧給水ユニット30は、第2ポンプユニット32にバイパス回路部37を有する構成を説明したがこれに限定されない。例えば、第2ポンプユニット32は、図4に示す本発明の変形例に係る給水装置1の第2増圧給水ユニット30Aに示すように、バイパス回路部37を有さない構成であってもよい。
例えば、バイパス回路部37を有さない構成とする場合には、ポンプ43は、ポンプ43停止時に、水の流路を確保可能に形成されている。即ち、ポンプ43は、停止時に水が通過可能な構成とすることで、停止中の第2増圧回路部36にバイパス機能を代替させればよい。このように、第2増圧給水ユニット30Aは、バイパス回路部37を有さない構成とすることで、小型化が可能となる。
また、第1アキュムレータ51により、第2アキュムレータ52及び第3アキュムレータ53を設ける構成であるため、バイパス回路を有さない第2増圧給水ユニット30Aとすることで、流路抵抗が増大しても、脈動等の発生を防止することが可能となる。
また、上述した例では、第1増圧給水ユニット10及び第2増圧給水ユニット30は、第1増圧回路部16及び第2増圧回路部36をそれぞれ二系統設ける構成を説明したがこれに限定されない。例えば、各増圧回路部16.36は三系統以上設ける構成であってもよい。なお、三系統以上設ける場合には、メンテナンス性の向上のために、流量センサ20,40は、逆止弁24,44及び逆止弁24,44の二次側の仕切弁22,42の間にそれぞれ設ける構成が望ましい。
また、上述した例では、第1圧力タンク18及び第2圧力タンク38は、逆流防止装置15の二次側であって、圧力検出装置19の一次側、及び、第2増圧回路部36の二次側であって、圧力検出装置39の一次側の例を説明したがこれに限定されない。例えば、第1圧力タンク18及び第2圧力タンク38は、圧力検出装置19,39の二次側であっても、第1増圧回路部16及び第2増圧回路部36の二次側、且つ、仕切弁21,41の一次側であればよい。即ち、第1圧力タンク18及び第2圧力タンク38は、圧力検出装置19,39の近傍に配置されていればよい。
さらに、上述した例では、第2増圧給水ユニット30,30Aに逆流防止装置35を有する構成を説明したが、これに限定されず、逆流防止装置35を有さない構成であってもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 水道本管から分岐された水を増圧することで、建造物に水を供給する給水装置において、
並列に設けられた、前記水道本管から分岐された水を増圧する複数の第1増圧回路部及びバイパス回路部、並びに、前記第1増圧回路部及び前記バイパス回路部の二次側に設けられた減圧式の逆流防止装置を有する第1ポンプユニットと、
前記第1ポンプユニットからの水を増圧する並列に複数の接続された第2増圧回路部を有し、前記第1ポンプユニットと異なる階層に設けられるとともに、前記第1ポンプユニットの二次側に直列に接続された第2ポンプユニットと、
前記第1増圧回路部及び前記バイパス回路部の一次側に設けられ、前記分岐された水の圧力を検知する圧力センサと、
前記圧力センサにより検知された前記分岐された水の圧力により、前記第1増圧回路部の運転及び停止を制御する制御盤と、
を備えることを特徴とする給水装置。
[2] 前記第2ポンプユニットは、前記第1ポンプユニットより高い階層に配置されることを特徴とする[1]に記載の給水装置。
[3] 前記第2ポンプユニットは、バイパス回路部を有することを特徴とする[1]に記載の給水装置。
[4] 前記第2ポンプユニットは、その停止時に、前記水の流路を形成し、
前記第1ポンプユニットの一次側であって、且つ、前記第1ポンプユニットと同階層に設けられた第1アキュムレータをさらに備えることを特徴とする[1]に記載の給水装置。
[5] 前記第2ポンプユニットは、
その一次側であって、且つ、前記第2ポンプユニットと同階層に設けられた第2アキュムレータと、
その二次側であって、且つ、前記第2ポンプユニットと同階層に設けられた第3アキュムレータと、を備えることを特徴とする[4]に記載の給水装置。
[6] 前記第2ポンプユニットは、異なる階層に直列に複数接続されることを特徴とする[1]に記載の給水装置。
[7] 前記第1ポンプユニットは、前記第1増圧回路部の二次側であって、且つ、前記第1アキュムレータの一次側に第1圧力タンクを備えることを特徴とする[4]に記載の給水装置。
[8] 前記第2ポンプユニットは、前記第2増圧回路部の二次側であって、且つ、前記第3アキュムレータの一次側に第2圧力タンクを備えることを特徴とする[7]に記載の給水装置。
1…給水装置、5…分岐管、6…メータユニット、6a…メータ溝、6b…蓋、7…配管、10…増圧給水ユニット、11…給水配管、12…第1ポンプユニット、13…制御盤、15…逆流防止装置、16…第1増圧回路部、17…バイパス回路部、18…第1圧力タンク、19…圧力センサ、20…流量センサ、21…仕切弁、22…仕切弁、23…ポンプ、24…逆止弁、27…逆止弁、30、30A…第2増圧給水ユニット、31…給水配管、32…第2ポンプユニット、33…制御盤、35…逆流防止装置、36…第2増圧回路部、37…バイパス回路部、38…第2圧力タンク、39…圧力センサ、40…流量センサ、41…仕切弁、42…仕切弁、43…ポンプ、44…逆止弁、51…第1アキュムレータ、52…第2アキュムレータ、53…第3アキュムレータ、G…建造物、P…水道本管、S…信号線、T…給水口。

Claims (8)

  1. 水道本管から分岐された水を増圧することで、建造物に水を供給する給水装置において、
    並列に設けられた、前記水道本管から分岐された水を増圧する複数の第1増圧回路部及びバイパス回路部、並びに、前記第1増圧回路部及び前記バイパス回路部の二次側に設けられた減圧式の逆流防止装置を有する第1ポンプユニットと、
    前記第1ポンプユニットからの水を増圧する並列に複数の接続された第2増圧回路部を有し、前記第1ポンプユニットと異なる階層に設けられるとともに、前記第1ポンプユニットの二次側に直列に接続された第2ポンプユニットと、
    前記第1増圧回路部及び前記バイパス回路部の一次側に設けられ、前記分岐された水の圧力を検知する圧力センサと、
    前記圧力センサにより検知された前記分岐された水の圧力により、前記第1増圧回路部の運転及び停止を制御する制御盤と、
    を備えることを特徴とする給水装置。
  2. 前記第2ポンプユニットは、前記第1ポンプユニットより高い階層に配置されることを特徴とする請求項1に記載の給水装置。
  3. 前記第2ポンプユニットは、バイパス回路部を有することを特徴とする請求項1に記載の給水装置。
  4. 前記第2ポンプユニットは、その停止時に、前記水の流路を形成し、
    前記第1ポンプユニットの二次側であって、且つ、前記第1ポンプユニットと同階層に設けられた第1アキュムレータをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の給水装置。
  5. 前記第2ポンプユニットは、
    その一次側であって、且つ、前記第2ポンプユニットと同階層に設けられた第2アキュムレータと、
    その二次側であって、且つ、前記第2ポンプユニットと同階層に設けられた第3アキュムレータと、を備えることを特徴とする請求項4に記載の給水装置。
  6. 前記第2ポンプユニットは、異なる階層に直列に複数接続されることを特徴とする請求項1に記載の給水装置。
  7. 前記第1ポンプユニットは、前記第1増圧回路部の二次側であって、且つ、前記第1アキュムレータの一次側に第1圧力タンクを備えることを特徴とする請求項4に記載の給水装置。
  8. 前記第2ポンプユニットは、前記第2増圧回路部の二次側であって、且つ、前記第3アキュムレータの一次側に第2圧力タンクを備えることを特徴とする請求項5に記載の給水装置。
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