JP4652068B2 - 給水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水道本管(配水管)に直結され、トイレ、給水栓、シャワーなどの給水末端へ給水する給水装置に係り、特に水道本管からの水を補助的に加圧して一戸建て住宅などの低層住宅の2階や3階に設けられた給水末端に給水する目的で使用される直結型給水装置に関するものである。
水道本管(配水管)からの水を受水槽を介さずに直接に加圧ポンプ(ブースタポンプ)で加圧し、給水末端へ給水する直結型給水装置が従来から用いられている。このような直結型給水装置は、比較的高層の集合住宅やビルなど、ブーストアップが不可欠な大規模な建物を対象としているため、複数台の加圧ポンプやインバータを備えている。高層の建物においては、ポンプの故障が断水に直結するため、運転中に特定のポンプやインバータの異常が検知された場合には、他の正常なポンプやインバータに運転を切替えて給水を継続するようになっている。
しかしながら、一戸建て住宅などの低層の小規模住宅においては、ほとんどの場合は水道本管の圧力のみで給水末端(トイレ、給水栓、シャワーなど)への給水が可能である。最近では、トイレやバスを2階又は3階に設置する二世帯住宅が増加しており、また、従来のロータンク方式とは異なるタンクレストイレが製品化されている。このため、水圧不足が懸念される2階や3階の給水末端に供給する水を補助的に加圧することを目的とした給水装置が開発されている。
このような給水装置においては、加圧ポンプの吐出側圧力が所定値以下になると加圧ポンプが始動するようになっている。そして、加圧ポンプ運転中においては該ポンプの吐出し圧力が一定となるように、または給水末端圧力が一定となるように加圧ポンプの回転速度が制御される。加圧ポンプの吸込側流路と吐出側流路はバイパス流路を介して接続されており、加圧ポンプの停止中はバイパス流路を通じて水道本管の圧力による給水末端への給水が行われる。従って、加圧ポンプに異常が生じて運転不能となった場合でも、バイパス流路を通じて水道本管の圧力による給水末端への給水が行われる。
このような直結給水方式では、水道本管の圧力が低下した状態で加圧ポンプの運転が継続されると、水道本管の圧力低下を助長することになる。そこで、加圧ポンプの吸込側圧力が所定値以下に低下した場合は保護動作として加圧ポンプを停止させ、吸込側圧力が回復したときに加圧ポンプを運転可能な状態に復帰させるようにしている。
通常、水道本管には給水用の枝管が接続され、枝管は1階用配管と2階又は3階用配管に分岐する。そして、2階又は3階用配管に上述した給水装置が取り付けられる。ここで、水道本管の圧力が低く、1階で大量の水を使用中にさらに2階である程度の量の水を使用した場合、枝管に過大な水が流れて吸込側圧力が大きく低下し、加圧ポンプが停止する。加圧ポンプが停止すると水の使用量が減るため、吸込側圧力が回復して加圧ポンプが運転可能となる。このとき、給水末端で大量の水が使用され続けていると、吐出側圧力が低下して加圧ポンプが始動し、これに伴い吸込側圧力が低下して加圧ポンプが再び停止する。このようにして、加圧ポンプは停止と始動を激しく繰り返すチャタリング状態に陥り、激しい圧力変動や水量変動が生じてしまう。
吸込側圧力の大幅な低下を抑えるためには、加圧ポンプ始動時の回転速度の立ち上げを緩やかにする始動方法が考えられる。しかしながら、給水装置は、給水末端の使用時に水が途切れないよう速やかに吐出側圧力の低下を補う必要があるため、このような方法は給水装置にとって好ましくない。また、このような始動方法を採用したとしても、水道本管の圧力低下、加圧ポンプ吸込側までの配管損失の増加、1階又は2階の使用水量の増加などの悪条件の度合が大きくなると、吸込側圧力が大きく低下してしまう。
そこで、チャタリング発生防止策として考えられるのは、加圧ポンプを停止させるときの吸込側圧力の値を水道本管保護のための必要最低限の値に設定し、無駄な保護動作によるポンプ停止を回避することである。しかしながら、この場合も前述の悪条件の度合が大きくなると、吸込側圧力が大きく低下して加圧ポンプが停止してしまう。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、どのような条件でも、吸込側圧力の低下と回復の繰返しに起因する加圧ポンプの停止と始動の繰り返しを防止することができる給水装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、加圧ポンプと、前記加圧ポンプを駆動するモータと、前記加圧ポンプの吸込側流路と吐出側流路とを接続するバイパス流路と、前記加圧ポンプを制御する制御装置と、前記加圧ポンプの吸込側圧力が第1の所定値以下になったこと、及び第2の所定値以上になったことを検出する吸込側圧力検出器とを備え、前記制御装置は、吸込側圧力が第1の所定値以下になったことを前記吸込側圧力検出器が検出したときに前記加圧ポンプを停止させ、所定のポンプ停止時間が経過するまでは前記加圧ポンプの停止状態を継続させ、前記ポンプ停止時間が経過した後であって吸込側圧力が回復したときに前記加圧ポンプを運転可能な状態とすることを特徴とする給水装置である。
本発明の好ましい態様は、前記制御装置は、吸込側圧力が第2の所定値以上になったことを前記吸込側圧力検出器が検出したときに吸込側圧力が回復したと判断することを特徴とする。
本発明によれば、ポンプ停止時間が経過するまで加圧ポンプの停止が維持されるので、ポンプ停止時間が経過する前に給水末端での水の使用量が通常の量に戻れば、加圧ポンプの停止と始動の繰り返しを防止することができる。この場合、ポンプ停止時間は、タンクレストイレなどの多量の水を必要とする特定の給水末端の作動時間に基づいて決定することが好ましい。
本発明の好ましい態様は、前記ポンプ停止時間は10〜30秒であることを特徴とする。
通常、一般的な一戸建て住宅においては、吸込側圧力が低下して加圧ポンプが停止することが想定される場合としては、水道本管の圧力が低い時に複数台のタンクレストイレを同時に使用している場合以外は殆どないと考えられる。従って、タンクレストイレの作動時間である25秒を基準に上記ポンプ停止時間を設定することが好ましい。
ポンプ停止時間が経過して加圧ポンプが始動した後、再度吸込側圧力低下によるポンプ停止を避けるためには、ポンプ停止時間を30秒程度にするのが好ましい。また、できるだけ加圧ポンプの復帰を早めたい場合は、ポンプ停止時間を10秒程度にするのが好ましい。実際、複数台のタンクレストイレが同時に使用されているときに吸込側圧力の低下に陥る場合が通常なので、吸込側圧力が第1の所定値以下となる時間は短いと考えられる。従って、ポンプ停止時間を10秒程度に設定しても、加圧ポンプの停止及び始動の繰り返しを防止するには十分と考えられる。
このように、吸込側圧力の低下は、タンクレストイレなどの特定の給水末端を含むいくつかの給水末端の同時使用という事象のもとで発生するため、その事象が継続し得る時間をポンプ停止時間に設定することで、運転復帰後の吸込側圧力の変動による停止と始動の繰返しを避けることができる。ただし、ポンプ停止時間が10〜30秒の範囲外であっても本発明の効果が得られることは勿論である。
本発明の一参考例は、加圧ポンプと、前記加圧ポンプを駆動するモータと、前記加圧ポンプの吸込側流路と吐出側流路とを接続するバイパス流路と、前記加圧ポンプを制御する制御装置と、前記加圧ポンプの吸込側圧力が所定値以下になったことを検出する吸込側圧力検出器とを備え、前記制御装置は、吸込側圧力が所定値以下になったことを前記吸込側圧力検出器が検出したときに前記加圧ポンプを停止させ、手動リセット手段から送信されるリセット信号を受信したときに前記加圧ポンプを運転可能な状態とすることを特徴とする給水装置である。
本発明の参考例によれば、吸込側圧力の低下により一旦加圧ポンプが停止すると、使用者が手動リセット手段を操作するまで加圧ポンプの運転が再開されないため、使用水量が過大であったことを使用者に認識してもらうことができる。
本発明の好ましい態様は、前記バイパス流路の少なくとも一部は、フレキシブルホースで構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、吸込側流路と吐出側流路とを接続する際に生じる組み付け誤差をフレキシブルホースによって吸収することができる。
本発明の好ましい態様は、前記加圧ポンプの吐出側圧力を検出する吐出側圧力検出器を更に備え、前記制御装置は、加圧された流体の供給先の末端圧力を加圧ポンプの吐出流量に拘わらず略一定にするための目標圧力を演算する演算部と、前記吐出側圧力検出器により検出された吐出側圧力が前記演算された目標圧力に一致するように前記モータの回転速度を制御する回転速度制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、推定末端圧力一定制御を行うことができるため、吐出し圧力一定制御のような動力の無駄をなくすことができる。すなわち、吐出し圧力一定制御では、最大の水使用量のときに生ずる管路の圧力損失を見込んで、加圧ポンプの吐出し圧力の目標圧力を設定するため、水量の少ない領域では必要な圧力より高めの圧力で給水していることになり、無駄な動力を消費する。これに対して、推定末端圧力一定制御では、給水末端圧力を推定して、加圧ポンプの吐出し圧力の目標圧力を変化させるので、動力の無駄をなくすことができる。
本発明によれば、どのような条件でも、吸込側圧力の低下と回復の繰返しに起因する加圧ポンプの停止と始動の繰り返しを防止する最適な保護機能を確立することができる。
以下、本発明に係る給水装置の実施形態について図1から図10を参照して詳細に説明する。なお、図1から図10において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本発明の給水装置1の基本構成を示す模式図である。本発明の給水装置1は、2,3階建ての一戸建て住宅に好適に用いることができ、通常時には水道本管(配水管)2の圧力(通常圧力)のみで給水末端に給水できる場合に好適である。
図1に示すように、給水装置1は、1台の加圧ポンプ3と、ポンプ3を駆動するモータ4と、ポンプ3の吸込口に接続されるポンプ吸込管(吸込側流路)5と、ポンプ3の吐出口に接続されるポンプ吐出管(吐出側流路)6と、ポンプ3をバイパスしてポンプ吸込管5とポンプ吐出管6とを接続するバイパス管(バイパス流路)7とを備えている。ポンプ吸込管5は、水道本管(配水管)2から延びる上流側給水管30に接続され、給水を装置内に吸込むための装置本体吸込口5aを有している。またポンプ吐出管6は、需要家の給水末端に延びる下流側給水管31に接続され、ポンプ3により加圧された給水を装置から吐出するための装置本体吐出口6aを有している。ポンプ吸込管5には、チャッキ弁8および仕切弁9が設けられている。ポンプ吐出管6には、フロースイッチ10、圧力タンク11、圧力センサ(吐出側圧力検出器)12、および仕切弁13が設けられている。バイパス管7には、吐出側から吸込側への逆流を防止するチャッキ弁14および吸込側圧力の検出用の圧力スイッチ(吸引側圧力検出器)15が設けられている。
給水装置1は、ポンプ3、モータ4およびその他の機器を制御する制御装置40を備え、制御装置40は、モータ4の回転周波数(回転速度)を可変速制御するインバータ装置50と、給水装置1の運転状態を表示したり、運転条件の入力などの各種設定を行ったりするための表示操作部(図示せず)を備えている。
ポンプ吐出管6に設けられた圧力センサ12は、ポンプ吐出管6内の水圧(吐出側圧力)を検出するようになっており、この圧力センサ12の出力信号は制御装置40に送られる。また、バイパス管7に設けられた圧力スイッチ15は、水道本管2の水圧が第1の所定値以下となったときに作動し、第2の所定値以上となったときに作動が解除されるようになっている。この圧力スイッチ15の出力信号は制御装置40に送られる。
上述したように、通常時には、水道本管2の圧力(通常圧力)により給水末端の十分な給水が行えるため、給水装置1のポンプ3は停止しており、したがって、水道本管2内の水道水は、主に上流側給水管30、バイパス管7、下流側給水管31を通って給水末端に供給される。なお、一部の水道水は、ポンプ吸込管5、ポンプ3、ポンプ吐出管6を通過して下流側給水管31に至る。
ここで、地域の水の使用量が増大するなどにより水道本管2の圧力が低下すると、高い位置にある給水末端で十分な給水を確保するには水道本管2の圧力だけでは不十分となる場合がある。このような場合には、ポンプ吐出管6に設けられた圧力センサ12が、予め設定された始動圧力を下回ったことを検出し、これを受けて制御装置40は、ポンプ3を起動させる。このとき、水道本管2の圧力の変動を抑制するため、ポンプ3はソフトスタートされる。ポンプ3の始動後は、圧力センサ12により検出された圧力が、演算された目標圧力と一致するように、インバータ装置50によりポンプ3の回転速度が制御され、推定末端圧力一定制御が行われる(後述する)。
水道本管2の圧力が低い状態でポンプ3の運転が継続されると、水道本管2の圧力の低下を助長することになり好ましくない。そこで、制御装置40は、ポンプ3の吸引側圧力が第1の所定値以下となったときにポンプ3を停止させるようになっている。すなわち、吸込側圧力が第1の所定値以下となって圧力スイッチ15が作動すると、制御装置40は圧力スイッチ15からの作動信号を受けてポンプ3を停止させる。制御装置40には所定のポンプ停止時間が表示操作部を介して予め入力されており、制御装置40は、ポンプ3が停止してからポンプ停止時間が経過するまでポンプ3の停止状態を継続させるようになっている。その後、吸込側圧力が第2の所定値以上となって圧力スイッチ15の作動が解除されると、制御装置40は吸込側圧力が回復したと判断し、ポンプ3を運転可能とする。すなわち、ポンプ停止時間の経過後であって吸込側圧力が第2の所定値以上となったときに、制御装置40はポンプ3を運転可能な状態に復帰させる。そして、水の使用に伴って、ポンプ3の吐出側圧力が始動圧力以下となると、制御装置40はポンプ3を再び始動させる。
上記ポンプ停止時間は、タンクレストイレなどの多量の水を必要とする特定の給水末端の作動時間に基づいて決定することが好ましい。通常、一般的な一戸建て住宅においては、吸込側圧力が低下してポンプ3が停止することが想定される場合としては、水道本管の圧力が低い時に複数台のタンクレストイレを同時に使用している場合以外は殆どないと考えられる。従って、タンクレストイレの作動時間である25秒を基準に上記ポンプ停止時間を設定することが好ましい。ポンプ停止時間が経過して加圧ポンプが始動した後、再度吸込側圧力低下によるポンプ停止を避けるためには、ポンプ停止時間を30秒程度に設定するのが好ましい。また、できるだけ加圧ポンプの復帰を早めたい場合は、ポンプ停止時間を10秒程度に設定するのが好ましい。このような理由から、ポンプ停止時間は10〜30秒の範囲で設定することが好ましい。
なお、本実施形態では吸込側圧力検出器として圧力スイッチを用いたが、これに代えて吸込側圧力を連続的に測定する圧力センサを用いてもよい。また、本実施形態ではポンプ停止時間の経過後であって吸込側圧力が第2の所定値以上となったときに、自動的にポンプ3が運転可能となるが、手動リセット手段を用いて手動でポンプ3を運転可能な状態に復帰させるようにしてもよい。例えば、吸込側圧力が第1の所定値以下となってポンプ3が停止した後、制御装置40に備えられた手動リセットスイッチ41を押すことにより、リセット信号を制御装置40に送信し、制御装置40はリセット信号を受けてポンプ3を運転可能な状態にする。この場合は、制御装置40はリセット信号を受信するまでポンプ3を停止させるため、上記ポンプ停止時間を設ける必要はない。なお、手動リセットスイッチ41に代えて、通信回線を介して接続された遠隔操作器から制御装置40にリセット信号を送信するようにしてもよい。
図2および図3は図1に示す給水装置の外観を示す図であり、図2は給水装置の平面図、図3は部分断面正面図である。図2および図3に示すように、ユニットベース20上には、ポンプ3、モータ4、圧力タンク11、制御装置40が載置され、これらの機器はボルト等の固定具により固定されている。そして、これらの機器(ポンプ3、モータ4、圧力タンク11、制御装置40)およびチャッキ弁8、圧力センサ12の全体を覆うように、ユニットカバー21が設けられている。また、ポンプ吸込管5およびポンプ吐出管6から分岐し、かつユニットカバー21で覆われた各機器を迂回するようにバイパス管7が配置されている。ポンプ吸込管5およびポンプ吐出管6は、それぞれ上流側給水管30および下流側給水管31(図2および図3では図示省略)に接続できるように、各端部に、フランジ部5f,6fを備えている。
本実施の形態では、ポンプ3はカスケードポンプから構成されている。カスケードポンプは摩擦ポンプの名前でも呼ばれるポンプであり、周縁に多数の溝を切った円板として形成された羽根車23を備える。ポンプ3は、ポンプケーシング22内に羽根車23を収容して構成され、ポンプケーシング22の羽根車の軸の方向から見た正面には、ポンプケーシングカバー24がボルトで取り付けられており、これを取り外すと羽根車23にアクセスでき、保守点検が容易である。
羽根車23の下流側には、気水分離室25が設けられ、気水分離室25の下流側にフロースイッチ10、その近傍に圧力センサ12が配置されている。圧力タンク11の鉛直方向上部には呼水栓26が設けられている。
図4は、図2に示す給水装置の別の形態を示す平面図である。図4に示す給水装置1は、図2に示す給水装置と同様に、1台の加圧ポンプ3と、ポンプ3を駆動するモータ4と、ポンプ3の吸込口に接続されるポンプ吸込管5と、ポンプ3の吐出口に接続されるポンプ吐出管6と、ポンプ3をバイパスしてポンプ吸込管5とポンプ吐出管6とを接続するバイパス管7とを備えている。図2に示す実施形態においては、ポンプ吸込管5に仕切弁9とバイパス管7の接続用の分岐管とが一体に設けられていたが、図4に示す実施形態においては、ポンプ吸込管5に仕切弁9がねじ込みによって接続され、仕切弁9にバイパス管7の接続用の吸込側分岐管16がねじ込みによって接続されている。また、図2に示す実施形態においては、ポンプ吐出管6に仕切弁13とバイパス管7の接続用の分岐管とが一体に設けられていたが、図4に示す実施形態においては、ポンプ吐出管6に仕切弁13がねじ込みによって接続され、仕切弁13にバイパス管7の接続用の吐出側分岐管17がねじ込みによって接続されている。
吸込側分岐管16は、水道本管(配水管)2から延びる上流側給水管30(図1参照)に接続され、給水を装置内に吸込むための装置本体吸込口5aを有している。また吐出側分岐管17は、需要家の給水末端に延びる下流側給水管31(図1参照)に接続され、ポンプ3により加圧された給水を装置から吐出するための装置本体吐出口6aを有している。
また、図4に示す実施形態においては、バイパス管7は、ステンレス鋳物等からなる曲管(エルボ)7Aと、フレキシブルメタルホース等からなるフレキシブルホース7Bとから構成されている。曲管7Aには、チャッキ弁14および圧力スイッチ15が一体に設けられている。曲管7Aは吸込側分岐管16とフランジ接続され、フレキシブルホース7Bは吐出側分岐管17およびチャッキ弁14にねじ込みによって接続されている。
図4に示す給水装置によれば、ポンプのメンテナンス時には仕切弁9および仕切弁13の2つのバルブを閉じることにより、バイパス管7からなるバイパス流路のみによる給水を行うことができる。また、図4に示す給水装置によれば、吸込側の管路をポンプ吸込管5と、仕切弁9と、吸込側分岐管16とを相互に接続することにより構成し、吐出側の管路をポンプ吐出管6と、仕切弁13と、吐出側分岐管17とを相互に接続することにより構成しているため、仕切弁9および仕切弁13に市販のバルブを使用することができ、装置コストの低減を図ることができる。
吸込側は、ポンプ吸込管5、仕切弁9、吸込側分岐管16、曲管7Aの順にねじ込みまたはフランジ接続され、吐出側は、ポンプ吐出管6、仕切弁13、吐出側分岐管17の順にねじ込み接続されるため、接続回数を重ねるごとに管路の同軸度、フランジ面の直角度、取り合い寸法等に少しずつばらつきが累積されるが、最終的に上記2系統の管路を接続するフレキシブルホース7Bで累積された組み付け誤差を吸収している。
また、バイパス管7は、曲管7Aとフレキシブルホース7Bとで構成しているが、曲管7Aを短くし、フレキシブルホース7Bを長くすることによって、ステンレス鋳物や青銅鋳物からなる曲管7Aの製作を容易にしている。そして、フレキシブルホース7Bに市販のフレキシブルホースを使用することでコスト面においても有利な構造になっている。
図4に示した実施形態においては、吸込側に曲管7Aを設け、吐出側にフレキシブルホース7Bを設けたが、吸込側の構造と吐出側の構造を入れ替えて、吸込側にフレキシブルホース7Bを設け、吐出側に曲管7Aを設けるようにしてもよい。
次に、図5のブロック図を参照して、本実施の形態の給水装置の制御装置及び作用につき説明する。
ポンプ吐出管6の先には需要家の給水末端に延びる下流側給水管31が接続されている。下流側給水管31の末端31aには蛇口等の弁32c−1,32c−2,32c−3・・・が取り付けられている。推定末端圧力はこの末端31aにおける圧力を推定したものである。これは最高所及び/又は最長配管の末端であり、ポンプの目標吐出し圧力を支配する部分である。ポンプの吐出し圧力を所定の目標圧力に制御することにより、弁32c−1,32c−2,32c−3・・・から所望の水量が放流されることを可能とする。
図5において、信号ラインに(D)で示す信号はデジタル信号、(A)で示す信号はアナログ信号である。インバータ装置50(二点鎖線で表示)は、モータ4としての直流ブラシレスモータに駆動電力を供給するIPM(Intelligent Power Module)52、IPM52をコントロールするDCBLコントローラ53、DCBLコントローラ53をコントロールするマイコン54を備える。
マイコン54には、CPU55、CPU55で用いるプログラムを保存したメモリー56、外部からの入力信号を受け付け、また外部に信号を出力する中継装置であるI/O57を備える。圧力タンク11は、フロースイッチ10よりも下流側に設置されているので、ポンプ3が停止しているときに圧力タンク11から供給される水流をフロースイッチ10が検出することはない。
DCBL(直流ブラシレス)コントローラ53は、直流ブラシレスモータ4から磁極信号のフィードバックを受けて、駆動電力の周波数を直流ブラシレスモータ4の回転速度に同期させ、モータ4の固定子に回転磁界を形成する。DCBL(直流ブラシレス)コントローラ53は、IPM52にPWM波形信号を送信する。IPM52は、その信号に対応した(と同波形の)電力を直流ブラシレスモータ4に供給する。
圧力センサ12からの圧力信号は、圧力コントローラ部58に入力され、圧力コントローラ部58は速度コントローラ部59に速度設定値を送る。速度コントローラ部59は、モータ4の回転速度のフィードバックを受けて、設定速度と実際の運転速度との差に応じた制御信号(電圧信号Ve)をDCBLコントローラ53に出力する。すなわち、速度コントローラ部59は、圧力センサ(吐出圧力検出器)12により検出された吐出し圧力が演算された目標圧力に一致するようにモータ4の回転速度を制御する回転速度制御部を構成する。
IPM52は、先に説明したようにモータ4に駆動電力を供給する。IPM52は、DCBL(直流ブラシレス)コントローラ53からPWM駆動波形信号を受信して、その信号波形と同じ波形の電力を生成する。IPM52は、いわば増幅器である。IPM52は、電力トランジスタを内蔵しており、そのゲートにオン/オフ信号が入力し、その信号と同じオン/オフの電力を出力する。電力トランジスタは、いわゆるスイッチング動作をする。
IPM52では、DCBLコントローラ53からのオン/オフ信号と同じ周期で、電力トランジスタにスイッチング動作をさせる。この結果、オンとオフの発生周期が一定(t1)で、オンの継続時間WにW1、W2・・と広狭があり、オン/オフの広狭が周期Tで繰り返される、電圧が一定の直流電力が得られる。この直流電力は、直流ではあるが、時間幅Wの狭い箇所は実効値が低く、広い箇所は高い、全体的に周期がTの交流電力と同等の電力となる。
また、信号電圧Veが高いときは、時間幅Wが全体的に広くなるので、交流電力と見たときの全体の実効値が高くなる。このようにして、ポンプ3の負荷が大きくなっても回転速度が維持される。DCBLコントローラ53は、CPU55中の速度コントローラ部59から、電圧信号Veを受信する。電圧信号Veは、CPU55から出力されるときは、デジタル信号であるが、途中に備えられたD/A変換器(デジタルアナログ変換器)60でアナログ信号(0〜5V)に変換されDCBLコントローラ53に入力する。CPU55はIC構造を有する。電圧信号Veの定めるデューティ比は、広狭の幅を1山ずつではなく1周期分につき1セットで定める。
一方、DCBLコントローラ53は、モータ4から磁極信号のフィードバックを受けて、出力信号であるPWM駆動波形信号の周期Tを調節する。モータ4の回転子(不図示)の回転速度と固定子(不図示)の回転磁界の回転速度が等しくないと、いわゆる脱調を起こすからである。
例えば、ポンプ3の負荷が増大してモータ4の回転子の回転が落ちてくると、それはDCBLコントローラ53にフィードバックされて、固定子の回転磁界の回転速度も低下する。このときポンプの吐出し圧力が低下するので、圧力コントローラ部58と速度コントローラ部59が働いて電圧信号Veが高くなり、先に説明したように、IPM52からの駆動電力の実効電圧が高くなり、モータ4の出力が増大し、ポンプ3の回転速度が維持され、吐出し圧力が維持されることになる。
DCBLコントローラ53の出力であるPWM駆動波形の周期Tが可変、すなわち周波数が可変であり、結局、モータ4の回転速度が可変であることにより、ポンプ3の流量に応じて適正な吐出し圧力を得るような制御が可能となる。
CPU55は、速度コントローラ部59と、圧力コントローラ部58と、推定末端圧力一定制御用演算部61と、自動発停制御部62を含んで構成されている。推定末端圧力一定制御用演算部61は、昇圧された流体の供給先の末端圧力を加圧ポンプ3の吐出流量に拘わらず略一定にするための目標圧力を演算する演算部を構成する。推定末端圧力一定制御については、別図を参照して説明する。
速度コントローラ部59には、圧力コントローラ部58からの設定速度信号(デジタル信号)が入力される。またDCBLコントローラ53から出力されたデジタルの速度信号がフィードバックされる。ここでいうデジタルの速度信号は、回転速度に比例した時間当たりパルス数のパルス出力である。
速度コントローラ部59は、圧力コントローラ部58からの設定速度とフィードバックされた速度との差が0になるようにPI(比例積分)制御する。速度コントローラ部59には圧力コントローラ部58からの設定速度信号が入力する。圧力コントローラ部58には、ポンプ3の吐出し圧力を検出した圧力検出器12からのアナログの圧力信号がA/D変換器(アナログデジタル変換器)63でデジタル信号に変換されて入力する。一方、設定圧力信号(デジタル信号)が、推定末端圧力一定制御用演算部61から入力する。
圧力コントローラ部58は、ポンプ3の吐出し圧力が設定圧力信号による設定圧力になるように、設定速度信号を調節する。すなわち、ポンプ吐出し圧力が低下すると設定速度を高めるように調節する。これもPI制御である。
速度コントローラ部59が設けられているので、ポンプ3の最高回転速度の上限を抑えるような設定が可能となる。すなわちオーバースピードを防止する制御が可能である。
また、速度コントローラ部59を設けたので、そこに入力する設定速度信号を推定末端圧力一定制御用演算部61で用いる回転速度信号として利用することができる。なお、DCBLコントローラ53からの速度信号を、上記目的に利用してもよい。推定末端圧力一定制御のための演算部61については、後述する。
CPU55は自動発停制御部62を有しており、自動発停信号を外部から受信して、停止信号を速度コントローラ部59とDCBLコントローラ53に送信する。
CPU55はマイコンの中核部品である。CPU55が演算するためのプログラムは、マイコン54内のメモリー56に保存されている。
CPU55には、先に説明したように、圧力コントローラ部58、速度コントローラ部59、推定末端圧力一定制御用演算部61、自動発停制御部62があり、メモリー56に保存されたコントロールプログラム、演算プログラムによって、演算処理が行なわれる。DCBLコントローラ53は、ICで構成されており、各種の情報信号が入力される。
図6のポンプ運転特性曲線図を参照して、推定末端圧力一定制御を説明する。横軸が水量であり、縦軸がヘッドすなわち揚程(以下適宜「圧力」ともいう)であり、曲線Nxはポンプ回転速度一定の運転特性である。ここで抵抗曲線Rは、ポンプ3から給水末端迄の使用水量に応じた管路損失であり、水量Qが0の点を原点としたとき使用水量の略二乗に比例した曲線となっている。したがって、ポンプ3の吐出側の圧力を一定に制御するためには、ポンプ3の吐出側の圧力Paが一定となるようにポンプの回転速度をNo(後で説明するNmaxに対応)とNb’(締め切り圧がPaの性能曲線)との間で制御すればよい。このような制御をすると最小流量では末端の圧力は必要以上の圧力となる。一方、推定末端圧力一定制御においては使用水量に応じた(抵抗曲線Rで示される)管路損失を見込む必要があるため、この損失を考慮してポンプ回転速度をNoとNb(締め切り圧がPbの性能曲線)との間で制御する。中間の流量では、中間の回転速度Na(後で説明するNに対応)で運転する。ポンプの吐出し圧力は抵抗曲線Rに沿って変化する。
先に説明した推定末端圧力一定制御用演算部61は、ポンプ3の回転速度Nに応じて抵抗曲線Rに乗るような設定圧力f(N)を演算で求めて、その設定値f(N)を圧力コントロ−ラ部58に設定値として与えるものである。
本給水装置1は、水の使用量の下限を設定しておき、フロースイッチ10がその下限値を検出すると、マイコン54が作動してモータ4を、ひいてはポンプ3を停止する。その後、水が使用されるとしばらくは圧力タンク11から水が供給されるが、圧力タンク11内の水が少なくなり、さらに圧力が低下すると、圧力センサ12がこれを検出して、マイコン54がモータ4を始動する。
このとき、水量が低下してモータ4を停止する際に、一時的にポンプの運転速度を上昇させることにより吐出し圧力を上昇させ、圧力タンク11内に十分な水が貯留されるようにするとよい。水の流量低下によるポンプ3の停止は、フロースイッチ10によらず、回転速度の下限値に基づいて行なってもよい。
図7のポンプ運転特性曲線図を参照して、本発明の第1の実施の形態を説明する。まず推定末端圧力一定制御を説明する。図中、横軸が水量Qであり、縦軸がヘッドHあるいは圧力である。本実施の形態の給水装置は、制御目標圧力を制御することによって末端必要圧力がほぼ一定となるような制御をする制御装置を備える。
本給水装置では、最低必要流量(典型的には流量ゼロ「締めきり状態」)でのポンプの各回転速度における圧力値を記憶したデータテーブル(不図示)と、必要最大流量時に必要末端圧力を出しているときのポンプ回転速度と圧力値のデータ(図7中の点Pa、Nmax1)を用いて各ポンプ回転速度毎の制御目標圧力を決定することができる。
または締め切り圧力と回転速度の関係式(典型的には2次方程式)の係数を記憶しておき、抵抗曲線算出に必要な値(例えばNb)をその方程式から計算してもよい。
なお、N−H座標(不図示)上で運転カーブSV=f(N)(SVは目標圧力)を規定するためには2点が定まればよいので、そのうちの1点が締め切り時である必要はない。要は運転カーブ上にあるべき点の中から2点を選べばよい。ただし、運転カーブが定まっていない段階で運転カーブ上にあるべき点を規定することができるのは、一般に最大必要流量の点と締め切り点だけである。それ以外の点では、運転カーブが未定義の段階では、流量と回転速度と吐出し圧力の関係は未知だからである。逆にいえば、流量と回転速度と吐出し圧力の関係を定めているのが運転カーブである。但し、末端に圧力計を設置して、その実測圧力がPbとなるように回転速度を調整することにより、中間の点でも運転カーブを規定するための点として採用することができる。
すなわち、図中、締め切り状態で末端圧力Pb(回転速度Nb)の点と最大流量で配管損失を見込んだポンプ吐出し圧力Pa(回転速度Nmax1)の点を結ぶ線である抵抗曲線Rを設定する。抵抗曲線はQ−H座標上でほぼ2次曲線である。その線を得るためにN−H(回転速度−揚程)座標上で、該2点を結ぶ1つの直線又は中間点で折れ曲がった2本の直線で近似してもよい。これをQ−H座標上に投影するとほぼ2次曲線となる。
ここで、Nmax(必要最大水量時の必要回転速度)は設計計算によってあらかじめ求めておき入力することもできる。しかしながら、前もってわかっていなくても次のようにして本装置を運転、制御することができる。
インバータ装置50は、不図示の最大回転速度記憶装置(不図示)を備える。ここに記憶された最大回転速度に基づいて抵抗曲線Rを演算し設定できる。前回最大回転速度記憶装置内に適切な最大回転速度のデータがない場合は、あらかじめ定められた一定時間はあらかじめ定められた一定の目標圧力を出力し、一定時間後一定目標圧力で運転していた時の最大回転速度を用いて制御目標圧力の適切な演算ができるように、推定末端圧力一定制御用演算部61は構成されている。
ここで、前回最大回転速度記憶装置内に適切な最大回転速度のデータがない場合とは、電源が入れられた直後等で前回最大回転速度記憶装置内に最大回転速度のデータがない、またはノイズにより有りえないデータ(30000Hzや、数値でないデータ)ではあるが適切な最大回転速度のデータではない場合であり、このような場合に本装置を現場へ据え付けた後、目標圧力=Paとして運転させ、その間の最大回転速度をNmaxとして、速度データが得られるようになったところで抵抗曲線Rを決定することができる。具体的には、適切な最大回転速度のデータがない期間、および現在の正常な回転速度が前回の最大回転速度を越え、且つ増加中である期間について目標圧力=Paとして運転させる。
また、制御を抵抗曲線Rによるものに移した後でも最大回転速度Nmaxが変化したとき、それにともなって制御演算の基になる抵抗曲線Rを修正することができる。すなわち、前回最大回転速度を越える正常な回転速度が入力されたときにその最大回転速度の値を推定末端圧力一定制御用演算部61に送り、ポンプの回転速度毎の制御目標圧力との関係を再設定することができる。
以上を具体的に説明する。例えばポンプの実質的な最大回転速度は通常50Hz(又は60Hz)であるが使用者側の定格に応じて、制御の最大値は50Hz以下の適切な値が存在する。適切な値とはポンプを回転速度制御して給水し実際に回転速度が最大に上がった点と考えられる。
ここで、上記の前回最大回転速度を越える正常な回転速度が入力されたときにとは、例えば、ある50Hz以下のNmax(仮に45Hzとする)で抵抗曲線Rに従って制御目標圧力を演算しながら運転していたとき、ポンプの回転速度が47Hzまで上がった、言いかえれば前回最大回転速度(Nmax=45Hz)を越える回転速度が入力された場合を言う。正常な回転速度とは、ここではたとえば50Hz以下(又は60Hz以下)のことで、ノイズなどによりデータが書き換わり制御上有り得ない異常な値(30000Hzや、数値でないデータ)でない回転速度という意味であり、又、その最大回転速度の値(上記例では47Hz)を推定末端圧力一定制御用演算部61に送り、ポンプの回転速度毎の制御目標圧力との関係を再設定することができるとは、抵抗曲線Rを47Hzにより作り直し、その後の抵抗曲線Rにしたがって制御するということを意味する。
回転速度が正常か否かは、例えば下記条件の両方が成立するときに回転速度が正常であると判定することができる。
(1)回転数指令値≦定格回転数(誘導電動機ポンプにおける50Hzもしくは60Hzに相当する値)
(2)圧力と回転数の関係が平衡状態もしくはそれに近い状態になっている。具体的には、プログラム内で次の式により状態識別する。(目標圧力(圧力コントローラ部のSV値)と吐出し圧力(圧力コントローラ部のPV値))の差の絶対値≦0.3m)
回転速度は水の使われ方によって様々に変化する。例えば、水が最大に使われた時に、回転速度は最大回転速度となる。さらに水が使われて、今度は47Hzが49Hzになったときは、またその最大回転速度の値(49Hz)を推定末端圧力一定制御用演算部61に送り、ポンプの回転速度毎の制御目標圧力との関係(抵抗曲線R)を再設定する。ただし1000Hzのように正常でない回転速度となった時は再設定しない。
しかしながら、需要先の配管は、その清掃等のため一部が取り外されて、ポンプが運転される場合がある。そのようなとき、配管抵抗は低下する。図7中、抵抗曲線Rがそのような場合であるとする。清掃が終わり配管が取り付けられても、推定末端圧力一定制御用演算部61は抵抗曲線Rにより目標圧力を演算するので、ポンプの回転速度は本来の欲しい回転速度よりも低い値となってしまう。
そこで、本発明の第1の実施の形態では、最高回転速度を予め設定されたスケジュールに従って初期化されるように構成されている。
図8のフロー図を参照して、第1の実施の形態をさらに詳しく説明する。
S1:まずポンプを始動する。
S2:ポンプをある初期回転速度Nで運転する。
S3:ポンプの運転回転速度Nに基づき推定末端圧力一定制御用演算部61で演算をして目標吐出し圧力を求める。求めた目標吐出し圧力を圧力コントローラ部58(図5参照)に設定圧力として入力する。
S4:一方、圧力センサ12が、運転回転速度Nで運転されているポンプの吐出し圧力を検出する。検出された圧力を圧力コントローラ部58に入力する。
S5:圧力コントローラ部58は、S3で求めた目標吐出し圧力とS4で検出された実際の吐出し圧力とを比較する。
S6:圧力コントローラ部58は、本実施の形態では比例積分(PI)制御調節器である。したがって、S5による比較に基づき、両者の差がゼロになる方向にポンプの回転速度の設定値を決めて速度コントローラ部59に出力する。例えば回転速度Nで運転されているポンプ吐出し圧力が抵抗曲線Rで定まる目標圧力よりも低いときは、回転速度の設定値を上げる。このようにして、目標吐出し圧力と検出された実際の吐出圧とが等しくなったところで安定した運転が継続される。
S7:先に説明したように、ポンプを現場へ据え付けた後の初期状態では、推定末端圧力一定制御用演算部61は、目標圧力=Paとして運転させ、その間の最大回転速度をNmaxとして、速度データが得られるようになったところで抵抗曲線Rを決定する。
S8:本実施の形態の給水装置では、給水装置が運転継続中に初期化時期に至っているか否かを、下記のように判断する。すなわち、装置を据え付けて運転開始後、又は前回の初期化後、第1の所定期間としての13日間(約2週間)経過した後4日以内にポンプが停止したときに抵抗曲線Rの再設定、すなわち初期化を行う。また前記4日以内にポンプが停止しないときは、強制的に初期化を行うように構成されている。
前回の初期化から13日以内の停止であれば初期化はしない。したがって頻繁すぎる初期化を避けることができる。また13日経過後の停止であれば、ポンプ停止時に初期化するので、運転中の初期化をさけることができ、需要者が水の使用中に水の流れ方が急変することを回避できる。また4日の間にポンプが停止しないときは、強制的に初期化するので、抵抗曲線が不自然なRになっていたとしても、そこで本来の抵抗曲線Rに戻すことができる。
S9:初期化時期でなければ(S8がNo)、ポンプ最大流量が過去の最大流量を越えたか否かを判断し、越えていなければ(S9がNo)、そのままの状態でポンプの運転を継続する(S2へ戻る)。
S10:ポンプ最大流量が過去の最大流量を越えていれば(S9がYes)、新しい最大流量に基づき演算カーブ(例えばR)を設定する。最大流量に基づき設定するとは、具体的には、その最大流量で配管損失を見込んだポンプ吐出し圧力Paになるポンプ回転速度Nmax2に基づいてカーブRを定めるということである。
図9を参照して、本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態は、ポンプの吸込圧力が変化する用途に適した給水装置である。
図9(a)は、推定末端圧力一定制御用演算部61で、まず抵抗曲線R(Ps)が、吸込圧力がPsで設定されている場合を示す。抵抗曲線R(Ps)は、締め切り圧力Pb(回転速度Nb(Ps))の点と最大流量で圧力がPa(回転速度がNmax)の点との間に設定されている。Psは水道本管2の圧力が低い状態のものであるとする。
次に水道本管2の圧力が上昇し、Psより高いPs’になったとする。線図の縦軸Pは吐出し圧力を示すので、ポンプの吸込圧力が上昇すれば性能曲線は図中上方に移動する。すなわち、Pb一定、Pa一定の下では、抵抗曲線Rは図中右方向に移動する。言い換えれば、抵抗曲線R(Ps’)は抵抗曲線R(Ps)よりも下方に位置するようになる。
したがって、水道本管2の圧力が低くて推定末端圧力は本来欲しい圧力であったものが、水道本管2の圧力が上昇しポンプの吸込圧力が高くなると、推定末端圧力が低い値に演算されることになる。すなわち、吸込圧力が上昇するにつれて、推定末端圧力一定制御の結果、ポンプの吐出し圧力がかえって低下するという現象が起こる。ポンプの能力はあるにもかかわらず吐出し圧力が低下する。また本来欲しい吐出水量が得られない。
例えば、最大必要流量で運転したいときは推定末端圧力は(a)に示されるように、Paとなるべきである。すなわち、Nmax(Ps)の性能カーブと圧力Paの交点で運転されるべきである。ところが、抵抗曲線がR(Ps’)に移った結果、推定末端圧力はNmax(Ps)と抵抗曲線R(Ps’)との交点の圧力(Paよりも低い)となってしまう。このような制御がされて、結局本来の性能曲線Nmax(Ps)ではなく図中性能曲線N(<Nmax(Ps))と抵抗曲線R(Ps’)の交点の圧力、水量まで下がってしまう。
本発明の第2の実施の形態では、(b)に示すように、当該給水装置について想定される最高吸込圧力に対して抵抗曲線Rを設定する。
このように構成すると、ポンプの吸込圧力は低下するしかないので、図中性能曲線は下方に移動する。その結果、抵抗曲線Rは図中左方向、同一水量について言えば上方に移動する。このような移動の結果、吸込圧力が下降するにつれて、推定末端圧力一定制御の結果、ポンプの吐出し圧力は欲しい圧力よりも高めになり、ポンプの能力があるにもかかわらず吐出し圧力が低く運転されることがなく、また言い換えれば、本来欲しい吐出水量が得られないということがなくなる。吸込圧力検出器を用いずとも、上記のような制御が可能となる。
図10のポンプ運転特性曲線図を参照して、本発明の第3の実施の形態を説明する。この実施の形態は、最高回転速度を予め設定されたスケジュールに従って初期化するが、吸込圧力をポンプの想定される最高吸込圧力にはしていない場合である。本図では縦軸をP(圧力)の代わりにH(揚程ヘッド)で表してあるが本質は変わらない。また図中運転カーブの設定をAutomaxと表示してある。また運転カーブ(Ps)は既に説明した抵抗曲線R(Ps)を意味する。
(1)まず、(a)に示すように、吸込圧力Psに対して運転カーブ(Ps)を設定する。運転カーブ(Ps)は、Nmax(Ps)のポンプ特性曲線とH=Paの直線(Q軸に平行)が交差した点1とNb(Ps)のポンプ特性曲線とH=Pbの直線(Q軸に平行)が交差した点2とを結ぶ曲線すなわち運転カーブ(Ps)となる。
(2)次に、(b)に示すように、吸込圧力がPsからPs’へ上昇したとする。ここでPs<Ps’とする。前述のように、運転カーブは、Nmax(Ps’)のポンプ特性曲線とH=Paの直線(Q軸に平行)が交差した点1’とNb(Ps’)のポンプ特性曲線とH=Pbの直線(Q軸に平行)が交差した点2’を結ぶ曲線すなわち運転カーブ(Ps’)へシフトする。ここでは運転カーブ(Ps)を破線で、新しい運転カーブ(Ps’)を実線で表している。
(3)Nmax(Ps)のポンプ特性曲線とH=Paの直線(Q軸に平行)が交差した点が建物のバルブ最大開放時だったとすると、建物のバルブ最大開放のままであるにもかかわらず、運転カーブ(Ps)から運転カーブ(Ps’)へ運転カーブがシフトした結果圧力、流量ともに不足することになる。
(4)(3)で述べた問題を軽減するために、(c)(d)に示すように、Nmaxを初期化し、運転カーブの再設定を行う。Nmax(Ps)のポンプ特性曲線とH=Paの直線(Q軸に平行)が交差した点が建物のバルブ最大開放時だったとすると、Nmaxを初期化し運転カーブの再設定を行っている時もこの点以上右側へ動作点を持っていくことはできない。その時の回転数をNmax’とすると、Nmaxを初期化し運転カーブの再設定を行った結果得られる運転カーブ(再設定した運転カーブ(Ps’))の右端の点は、Nmax’(Ps’)のポンプ特性曲線とH=Paの直線(Q軸に平行)が交差した点3(=1)となる。なお、Nmax’(Ps’)のポンプ特性曲線とNmax(Ps)のポンプ特性曲線を同じQ−H座標上に描くと概ね重なり合う(Nmax’<Nmax)。一方、再設定した運転カーブ(Ps’)の左端の点は、Nb(Ps’)のポンプ特性曲線とH=Pbの直線(Q軸に平行)が交差した点のままである。これは初期化および運転カーブの再設定はNmaxに関しての作業であり、Nbに関しては再設定しない。すなわち、吸込圧力Ps’時の締切り圧力がPbとなるような回転速度Nb’を求める作業を行わない。こうすることにより、吸込圧力Ps’で締切り時の回転速度Nb’を求める必要がなくなり、したがって前回の初期化以来一度も締切り状態、すなわちポンプ停止していない場合においても、運転カーブの再設定を行うことが可能となる。前回の初期化以来今回の初期化までの間に締切り状態すなわちポンプ停止があった場合は、その時の回転速度と吐出し圧力を用いて、その時の吸込圧力(ほぼPs’であると考えて良い)において締切り圧力がPbとなるような回転速度Nb’を求め、そのNb’と前述のNmax’を用いて運転カーブを再設定しても良い。Nb’を求めるか求めないかに拘わらず、すなわち上述のどちらの方法によっても、吸込み側に圧力センサを設置すること無しに、吸込圧力の変動に起因する運転カーブのシフトを補正でき、使用者に不便を強いることのない運転カーブを再設定できるようになる。
以上のように本発明の実施の形態では、ポンプを備える給水装置において、あらかじめポンプの回転速度毎の制御目標圧力を定め(あるいは回転速度より制御目標圧力を演算する関数を定め)回転速度の変化にともなって制御目標圧力を変化させる制御装置を備えたため、ポンプ吐出し圧力一定で制御する場合のようなエネルギー損失がない。
また、給水設備毎に個別に実測して制御を行うような労力と時間のかかる方法を必要としないで、配管末端圧力をほぼ一定に保つことができる。
また、必要以上に高い流量に基づいた抵抗曲線が設定されてしまった場合でも、スケジュールに従って初期化するので、適切な時期に正常な推定末端圧力制御に戻すことができる。また、ポンプの吸込圧力の変化に対応して、ポンプの性能をフルに発揮できる状態で推定末端圧力一定制御をすることができる。
なお、本発明の実施形態として単一のポンプを備えた給水装置について説明してきたが、本発明は複数のポンプを備えた給水装置にも適用することができる。すなわち、本発明の給水装置は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、また図示例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。
本発明の給水装置の基本構成を示す模式図である。 図1に示す給水装置の外観を示す平面図である。 図1に示す給水装置の外観を示す部分断面正面図である。 図2に示す給水装置の別の形態を示す平面図である。 本発明の実施の形態による給水装置の制御装置及び作用につき説明するブロック図である。 推定末端圧力一定制御を説明するポンプの運転特性図である。 本発明の第1の実施の形態のポンプ運転特性曲線図である。 本発明の第1の実施の形態を説明するフロー図である。 本発明の第2の実施の形態(吸込圧力が変化する用途に適した給水装置)を説明するポンプの運転特性図である。 本発明の第3の実施の形態(吸込圧力は任意に決めて運転カーブの再設定を行う給水装置)を説明するポンプの運転特性図である。
符号の説明
1 給水装置
2 水道本管(配水管)
3 ポンプ
4 モータ
5 ポンプ吸込管
5a 装置本体吸込口
5f,6f フランジ部
6 ポンプ吐出管
6a 装置本体吐出口
7 バイパス管(バイパス流路)
7A 曲管(エルボ)
7B フレキシブルホース
8,14 チャッキ弁
9,13 仕切弁
10 フロースイッチ
11 圧力タンク
12 圧力センサ(吐出側圧力検出器)
15 圧力スイッチ(吸込側圧力検出器)
16 吸込側分岐管
17 吐出側分岐管
20 ユニットベース
21 ユニットカバー
22 ポンプケーシング
23 羽根車
24 ポンプケーシングカバー
25 気水分離室
30 上流側給水管
31 下流側給水管
31a 下流側給水管の末端
32c−1,32c−2,32c−3・・・ 弁
40 制御装置
41 手動リセットスイッチ(手動リセット手段)
50 インバータ装置
52 IPM
53 DCBLコントローラ
54 マイコン
55 CPU
56 メモリー
57 I/O
58 圧力コントローラ部
59 速度コントローラ部
60 D/A変換器
61 推定末端圧力一定制御用演算部
62 自動発停制御部
63 A/D変換器

Claims (5)

  1. 加圧ポンプと、
    前記加圧ポンプを駆動するモータと、
    前記加圧ポンプの吸込側流路と吐出側流路とを接続するバイパス流路と、
    前記加圧ポンプを制御する制御装置と、
    前記加圧ポンプの吸込側圧力が第1の所定値以下になったこと、及び第2の所定値以上になったことを検出する吸込側圧力検出器とを備え、
    前記制御装置は、吸込側圧力が第1の所定値以下になったことを前記吸込側圧力検出器が検出したときに前記加圧ポンプを停止させ、所定のポンプ停止時間が経過するまでは前記加圧ポンプの停止状態を継続させ、前記ポンプ停止時間が経過した後であって吸込側圧力が回復したときに前記加圧ポンプを運転可能な状態とすることを特徴とする給水装置。
  2. 前記制御装置は、吸込側圧力が第2の所定値以上になったことを前記吸込側圧力検出器が検出したときに吸込側圧力が回復したと判断することを特徴とする請求項1に記載の給水装置。
  3. 前記ポンプ停止時間は10〜30秒であることを特徴とする請求項1または2に記載の給水装置。
  4. 前記バイパス流路の少なくとも一部は、フレキシブルホースで構成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の給水装置。
  5. 前記加圧ポンプの吐出側圧力を検出する吐出側圧力検出器を更に備え、
    前記制御装置は、加圧された流体の供給先の末端圧力を加圧ポンプの吐出流量に拘わらず略一定にするための目標圧力を演算する演算部と、前記吐出側圧力検出器により検出された吐出側圧力が前記演算された目標圧力に一致するように前記モータの回転速度を制御する回転速度制御部とを備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の給水装置。
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