JP6840005B2 - 給水システム、および、給水システムの制御方法 - Google Patents

給水システム、および、給水システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、給水システム、および、給水システムの制御方法に関する。
オフィスビルまたはマンションなどの建物に水(水道水)を供給するための装置として給水装置が広く使用されている。給水装置は、一般に、水を圧送するためのポンプと、このポンプの運転を制御する制御部と、を備えている。ポンプの吸込み口は水道管(水道本管)に接続されており、水道管からポンプに吸い込まれた水は、ポンプによって昇圧された後、建物内部に設けられた配水管を介して各給水栓(給水対象)に供給される。このような水道管に直結された給水装置は、一般に直結式給水装置と呼ばれている。
また、従来、水道管に直結される第1の給水装置と、第1の給水装置の吐出側に連結される第2の給水装置と、を備えた給水システムが提案されている。こうした給水システムは例えば高層建築物への給水に使用され、第1の給水装置が水道管からの水を昇圧して低層階に供給し、第2の給水装置が第1の給水装置からの水を更に昇圧して高層階に供給する。
このような直列に連結された2つの給水装置を備える給水システムでは、第1の給水装置が停止している状態で第2の給水装置が運転されると、第1の給水装置と第2給水装置とを連結する配水管の圧力が低下して負圧が形成されることがある。この状態で、排水管に連通する給水栓が開かれると、その給水栓から空気が吸い込まれてしまう。このため、特許文献1に記載の給水装置では、第1の給水装置の吐出側の圧力、第2の給水装置の吸込み側の圧力、または、第2の給水装置の吐出側の圧力がそれぞれの始動圧力に達したときに、第1の給水装置におけるポンプを始動させている。
特許5643385号明細書
上記したような給水システムでは、第1の給水装置のポンプの運転中においても、第2の給水装置の運転状態によって第1の給水装置と第2の給水装置とを連結する配水管の圧力が低下するおそれがある。これに対して、第1の給水装置のポンプの回転数が迅速に変化するように第1の給水装置を制御することが考えられる。しかし、第2の給水装置からの給水量が小さいときにも第1の給水装置のポンプの回転数を高い追従性で変化させると、少量の水の使用に対してもポンプの回転数が大きく変化し、第1の給水装置のポンプの停止する機会が減って給水システムのエネルギ効率が低下してしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、直列に連結された2つの給水装置を備える給水システムにおいて、エネルギ効率の向上を図るとともに2つの給水装置を連結する配管の圧力が意図しない低圧となることを防止することを目的とする。
[形態1]形態1によれば、給水対象に給水する給水システムが提案され、かかる給水システムは、水道管に連結される第1の給水装置と、第1の給水装置の吐出側に直列に連結される第2の給水装置と、を備える。第1の給水装置は、第1のポンプと、第1のポンプ
の吐出側圧力に基づいて第1のポンプの運転を制御する第1の制御部と、を有する。第2の給水装置は、第2のポンプと、第2のポンプの吐出側圧力に基づいて第2のポンプの運転を制御する第2の制御部と、を有する。そして、第1の制御部は、第2のポンプが第1の出力で運転しているときには、第1の追従性で第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように第1のポンプの回転数を設定して第1のポンプの運転を制御し、第2のポンプが第1出力より大きい第2出力で運転しているときには、第1の追従性より高い第2の追従性で第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように第1のポンプの回転数を設定して第1のポンプの運転を制御する。
かかる給水システムによれば、第2の給水装置のポンプが大きな出力で運転しているときには、高い追従性で第1の給水装置のポンプの回転数が変化する。これにより、第2の給水装置の運転状態の変化に応じて迅速に第1の給水装置の運転を変更させることができ、第1の給水装置と第2の給水装置とを接続する配管の圧力が意図しない低圧となることを防止できる。また、第2の給水装置のポンプが小さな出力で運転しているときには、低い追従性で第1の給水装置のポンプの回転数が変化する。これにより、第1の給水装置のポンプの回転数を緩やかに変化させて、給水システムのエネルギ効率の向上を図ることができる。
[形態2]形態2によれば、形態1において、第1の制御部は、第2のポンプの回転数に基づいて第2のポンプの出力を判断する。
つまり、形態2によれば、第1の制御部は、第2のポンプが第1の回転数で運転しているときには、第1の追従性で第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように第1のポンプの回転数を設定する。また、第1の制御部は、第2のポンプが第1の回転数より大きい第2の回転数で運転しているときには、第1の追従性より大きい第2の追従性で第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように第1のポンプの回転数を設定する。
[形態3]形態3によれば、形態1または2において、第1の制御部は、第2のポンプの駆動源または第2の給水装置に流れる電流に基づいて第2のポンプの出力を判断する。
つまり、形態3によれば、第1の制御部は、第2のポンプの駆動源に第1電流が流れているときには、第1の追従性で第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように第1のポンプの回転数を設定する。また、第1の制御部は、第2のポンプの駆動源に第1電流より大きい第2電流が流れているときには、第1の追従性より大きい第2の追従性で第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように第1のポンプの回転数を設定する。
[形態4]形態4によれば、形態1から3の何れか1つにおいて、第1の制御部は、第2のポンプまたは第2の給水装置の消費電力に基づいて第2のポンプの出力を判断する。
つまり、形態4によれば、第1の制御部は、第2のポンプまたは第2の給水装置の消費電力が第1電力であるときには、第1の追従性で第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように第1のポンプの回転数を設定する。また、第1の制御部は、第2のポンプの消費電力が第1電力より大きい第2電力であるときには、第1の追従性より大きい第2の追従性で第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように第1のポンプの回転数を設定する。
[形態5]形態5によれば、形態1から4の何れか1つにおいて、第1の制御部は、第2のポンプの温度に基づいて第2のポンプの出力を判断する。
つまり、形態5によれば、第1の制御部は、第2のポンプの温度が第1温度であるときには第1の追従性で第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように第1のポンプの回転数を設定する。また、第1の制御部は、第2のポンプの温度が第1温度より高い第2温度であるときには、第1の追従性より大きい第2の追従性で第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように第1のポンプの回転数を設定する。
[形態6]形態6によれば、形態1から5の何れか1つにおいて、第1の制御部と第2の制御部とは通信機能を有し、通信機能を介して運転情報を通信するように構成されている。
こうすれば、第1の制御部は、通信機能を介して第2の制御部から第2の給水装置の運転情報を受信し、受信した運転情報に基づいて上記した制御を実行することができる。
[形態7]形態7によれば、形態6において、第1の制御部と第2の制御部とは、電力線を通信回線として利用する。
こうすれば、新たに通信線を設ける場合などに比して、給水システムを簡易な構成とすることができる。
[形態8]形態1によれば、水道管に連結された第1のポンプを有する第1の給水装置と、前記第1の給水装置の吐出側に直列に連結された第2のポンプを有する第2の給水装置と、を備える給水システムの制御方法が提案される。かかる給水システムの制御方法では、第2のポンプが第1の出力で運転しているときには、第1の追従性で第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように第1のポンプの回転数を設定して第1のポンプの運転を制御する。また、第2のポンプが第1出力より大きい第2出力で運転しているときには、第1の追従性より高い第2の追従性で第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように第1のポンプの回転数を設定して第1のポンプの運転を制御する。
かかる給水システムの制御方法によれば、上記した給水システムと同様の効果を奏することができる。
本発明の一実施形態に係る給水システムの概略構成を示す図である。 第1の給水装置を示す模式図である。 第2の給水装置を示す模式図である。 第2のポンプの出力と第1のポンプの追従性との関係の一例を示す図である。 第2のポンプの出力と第1のポンプの追従性との関係の別の一例を示す図である。 第2のポンプの出力と第1のポンプの追従性との関係の別の一例を示す図である。 第2のポンプの出力と第1のポンプの追従性との関係の別の一例を示す図である。 第2の給水装置の他の構成例を示す模式図である。 第1の給水装置の他の構成例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面では、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る給水システムの概略構成を示す図である。以下では、給水システムの一例として、高層建築物(例えば16階以上の建物)である建物16に水を供給するためのシステムを説明するが、これには限られない。図1に示すように、給水システム20は、水道管(水道本管)12に連結された第1の給水装置BP1と、第1の給水装置BP1の吐出側に直列に連結された第2の給水装置BP2と、を備えている。本実施形態では、第1の給水装置BP1は、地面または地下に設置されており、第2の給水装置BP1は、建物16の中間層階に設置されている。
第1の給水装置BP1の吸込口は、導入管13を介して水道管12に接続されている。第1の給水装置BP1の吐出口と第2の給水装置BP2の吸込口とは第1の配水管14a
によって連結されており、この第1の配水管14aは、建物16の低階層の各給水栓(第1の給水対象)18aに枝管17aを介して連結されている。また、第2の給水装置BP2の吐出口には、第2の配水管14bが接続されており、この第2の配水管14bは、建物の高層階の各給水栓(第2の給水対象)18bに枝管17bを介して連結されている。こうした構成により、第1の給水装置BP1は、水道管12からの水を昇圧して建物16の低階層の各給水栓18aに水を供給するようになっている。そして、第2の給水装置BP2は、第1の給水装置BP1からの水を更に昇圧して建物16の高階層の各給水栓18bに水を供給するようになっている。
図2は、第1の給水装置BP1を示す模式図である。図2に示すように、第1の給水装置BP1は、導入管13を介して水道管12に連結されるポンプ(第1のポンプ)P1を備えている。本実施形態では、ポンプP1は、駆動源としてのモータM1と、モータM1の回転速度を可変制御するインバータINV1と、を含むものとして説明する。また、第1の給水装置BP1は、ポンプP1の吐出側に配置された逆止弁CV1と、逆止弁CV1の吐出側に配置されたフロースイッチSW1、圧力センサPS1、及び圧力タンクPT1と、を備えている。これらの構成要素は、キャビネットCB1内に収容されている。
逆止弁CV1は、ポンプP1の吐出口に接続された吐出管L1に設けられており、ポンプP1が停止したときの水の逆流を防止するための弁である。フロースイッチSW1は吐出管L1を流れる水の流量が所定の値にまで低下したこと(小水量)を検知する流量検知器である。圧力センサPS1は、ポンプP1の吐出側圧力を測定するための水圧測定器である。圧力タンクPT1は、ポンプP1が停止している間の吐出側圧力を保持するための圧力保持器である。吐出管L1は第1の配水管14aに接続されている。
ポンプP1には、ポンプP1の回転数(周波数)を検出する回転数センサRS1、モータM1に流れる電流値を計測する電流計AS1、ポンプP1で消費される電力量を計測する電力計ES1、及びポンプP1の温度を計測する温度計TS1が備えられていている。ここで、回転数センサRS1は、ポンプP1の図示しないインペラの回転数を直接に計測するものでもよいし、モータM1の回転数を計測するものでもよい。また、ポンプP1の回転数は、回転数センサRS1を設けずにインバータINV1の出力周波数から推定してもよい。なお、本実施形態では、ポンプP1のインペラとモータM1とは同期しており、インペラの回転数とモータM1の回転数とは同一である。ポンプP1のインペラとモータM1とに変速器が介在する場合には、変速器の変速比(可変である場合には現在の変速比)とモータM1の回転数とに基づいて、ポンプP1の回転数を取得してもよい。また、電流計AS1または電力計ES1は、モータM1に流れる電流値または電力量を計測してもよいし、インバータINV1に流れる電流値または電力量を計測してもよい。さらに、ポンプP1の電力量は、ポンプP1の電流値などに基づいて算出されてもよい。また、モータM1に流れる電流およびポンプP1の消費電力に代えて、給水装置BP1に流れる電流および消費電力が計測されてもよい。さらに、温度計TS1は、モータM1の温度を測定してもよいし、インバータINV1の温度を測定してもよい。
ポンプP1の吸込口には逆流防止器21が接続されている。この逆流防止器21は、水道管12への水の逆流を防止するために設置されている。なお、本実施形態では、逆流防止器21として、逃し弁が配置された中間室を2つの逆止弁が挟むように配置された構成を有する減圧式逆流防止器が用いられている。
また、第1の給水装置BP1は、給水動作を制御する制御部(コントローラ)CN1を備えている。制御部CN1には、インバータINV1、フロースイッチSW1、圧力センサPS1、回転数センサRS1、電流計AS1、電力計ES1、及び温度計TS1が信号線を介して接続されている。
ポンプP1の停止中に吐出側圧力(吐出管L1内の水圧)が所定の始動圧力まで低下すると、制御部CN1はポンプP1の運転を開始するようインバータINV1に指令を出す。ポンプP1の運転中は、設定された圧力(設定圧)により推定末端圧力一定制御または目標圧力一定制御などの制御が行われる。具体的には推定末端圧力一定制御の場合は、ポンプP1の回転数と目標圧力制御カーブとを用いてポンプP1の吐出圧力に対する目標圧力(SV)を設定し、目標圧力一定制御の場合は、設定圧をそのまま目標圧力(SV)とする。また、圧力センサPS1によって検出された吐出側圧力を現在圧(PV)とする。そして、SVとPVの偏差にて比例ゲインGp、及び、積分ゲインGiを用いたPI演算、もしくは、比例ゲインGp、積分ゲインGi、及び、微分ゲインGdを用いたPID演算を行い、ポンプP1の指令回転数が設定される。なお、制御部CN1は、ポンプP1の吸込側圧力(流入圧力)に基づいて目標圧力制御カーブを補正してもよい。具体的には目標圧力制御カーブを吸込側圧力だけ加算し、目標圧(SV)を算出すればよい。
ポンプP1の運転中に建物での水の使用が少なくなると、フロースイッチSW1は、過少水量を検出し、その検出信号を制御部CN1に送る。制御部CN1はこの検出信号を受け、ポンプP1に指令を出して吐出側圧力が所定の運転停止圧力に達するまでポンプP1の回転数を増加させ、圧力タンクPT1に蓄圧した後ポンプP1を停止(小水量停止)させる。ポンプP1が小水量停止した後に、再び建物内で水が使用されると吐出側圧力が始動圧力以下まで低下しポンプP1が始動する。なお、小水量を検知する方法としては、フロースイッチSW1を用いずに、モータ部の電流値による低負荷や締切圧力等その他の手段を用いてもよい。
図3は、第2の給水装置BP2を示す模式図である。第2の給水装置BP2の基本的な構成および動作は、上述した第1の給水装置BP1と同様であり、同一の構成要素には対応する符号が付されている。この第2の給水装置BP2は、逆流防止器を備えていない点で第1の給水装置BP1と相違する。ただし、第2の給水装置BP2は、第1の給水装置BP1と同様に逆流防止器を備えていてもよい。
本実施形態では、第1の給水装置BP1の制御部CN1および第2の給水装置BP2の制御部CN2は、電力線22を通信回線としたいわゆるPLC(Power Line Communication (電力線通信))によって互いに運転情報を通信するように構成されている。ただし、こうした例に限定されず、制御部CN1および制御部CN2は、RS−232などのインターフェイス(シリアルポート)を有し、通信線を介して互いに接続されることによって、通信機能を有していてもよい。また、制御部CN1,CN2は、シリアル通信に代えて、接点信号(電気的なON/OFF信号)を用いる通信を用いてもよい。さらに、制御部CN1,CN2は、有線によって互いに通信機能を有するものに限定されず、無線によって互いに通信可能に構成されてもよい。また、制御部CN1,CN2は、中継機または上位の制御部(コントローラ)を介して互いに通信可能に構成されてもよい。また、制御部CN1,CN2とは別に、第1の給水装置BP1または第2の給水装置BP2の運転情報を取得して、第2の給水装置BP2または第1の給水装置BP1に送信する通信機を備えてもよい。さらに、制御部CN1,CN2は通信機能を有するものに限らず、例えば制御部CN1は、第2の給水装置BP2の計測器から直接に信号を受信することにより、第2の給水装置BP2の運転情報を取得してもよい。
ポンプP1,P2の運転・停止、圧力センサPS1,PS2の測定値(吐出側圧力)、回転数センサRS1,RS2の測定値、電流計AS1,AS2の測定値、電力計ES1,PS2の測定値、温度計TS1,TS2の測定値、給水装置BP1,BP2の故障情報、および、ポンプP1,P2に対する運転指令などを含む運転情報は、制御部CN1と制御部CN2との間で双方向に伝送される。このような通信機能は、第1の給水装置BP1と
第2の給水装置BP2の連携運転を可能とする。
第1の給水装置BP1が停止している状態でポンプP2のみが運転していると、第1の配水管14a内に負圧が形成されることがある。この状態で低層階の給水栓18aが開かれると、その給水栓18aから空気が吸い込まれるおそれがある。そこで、このような空気の吸い込みを防止するために、ポンプP1を始動させてからポンプP2を始動させる。
上記したように、ポンプP1,P2は、それぞれの吐出側圧力が所定の始動圧力にまで低下したときに始動される。したがって、制御部CN1,CN2には、ポンプP1,P2を始動させるトリガーとなる始動圧力S1,S3がそれぞれ設定されている。さらに、制御部CN1には、ポンプP1を始動させるための第2の始動圧力S2が設定されている。この第2の始動圧力S2は第2の給水装置BP2の吐出側圧力(圧力センサPS2の測定値)に基づく始動のための第2のしきい値である。第2の始動圧力S2は、ポンプP2の始動圧力S3よりも大きく設定されている(S2>S3)。これは、上述したように、ポンプP2が始動される前にポンプP1を始動させるためである。
制御部CN1は、圧力センサPS1の測定値が第1の始動圧力S1にまで低下したとき、および圧力センサPS2の第2の始動圧力S2にまで低下したときの2つのトリガーに基づきポンプP1を始動させる。ポンプP2の吐出側圧力が低下すると、圧力センサPS2は、始動圧力S3よりも先に始動圧力S2を検出する。制御部CN1は、電力線22を通じて送られてくる圧力センサPS2の測定値(すなわち、ポンプP2の吐出側圧力)が始動圧力S2に達したときに、ポンプP1を始動させる。
ポンプP1が停止している状態で、低層階で水が使用されると、ポンプP1の吐出側圧力が低下する。そして、この吐出側圧力が始動圧力S1にまで低下すると、ポンプP1が始動される。このように、ポンプP1は、2つの圧力センサPS1,PS2の測定値に基づいて始動される。
制御部CN2は、ポンプP1が始動されたことを確認した後にポンプP2を始動させることが好ましい。制御部CN2は、例えば、ポンプP1の回転数が所定回転数(例えば、定格回転数の30%、40%など)を超えたこと、モータM1の電流値または消費電力量が所定のしきい値を超えたこと、および、モータM1の温度が所定温度を超えたこと、の少なくとも1つに基づいて、ポンプP1が始動したか否かを判断してもよい。
ポンプP2が運転している間は、ポンプP1の運転が維持される。ここで、ポンプP1の運転中においても、例えばポンプP2の吐出流量が急に大きくなるなど第2の給水装置の運転状態によって、ポンプP1,P2を連結する第1の配水管14a内に負圧が形成されるおそれがある。このため、第1の給水装置BP1の制御部CN1は、第2の給水装置BP2のポンプP2の出力に応じて、第1のポンプP1の追従性を変化させる。つまり、制御部CN1は、ポンプP2が第1出力で運転しているときには、第1の追従性でのポンプP1の吐出側圧力が目標圧力に至るようにポンプP1の回転数(周波数)を設定してポンプP1の運転を制御する。また、制御部CN1は、ポンプP2が第1出力より大きい第2出力で運転しているときには、第1の追従性より高い第2の追従性でポンプP1の吐出側圧力が目標圧力に至るようにポンプP1の回転数を設定してポンプP1の運転を制御する。
本実施形態では、制御部CN1は、ポンプP2の出力が大きいほど高い追従性でポンプP1の吐出側圧力が目標圧力に至るようにポンプP1の運転を制御する。ここで、制御部CN1は、ポンプP2の回転数に基づいてポンプP2の出力の大きさを判断してもよい。つまり、制御部CN1は、ポンプP2の回転数が大きいほど高い追従性でポンプP1の吐
出側圧力が目標圧力に至るようにポンプP1の運転を制御する。具体的には、制御部CN1は、ポンプP2の回転数が大きいほど、ポンプP1の目標回転数(指令周波数)を設定するためのPI制御またはPID制御の比例ゲインGpを大きくしてもよい。このときには、予め実験等によりポンプP2の回転数Np2(出力)と比例ゲインGpとの関係を定めたマップまたは関係式を用いて、制御部CN1がポンプP2の回転数に基づいて比例ゲインGpを定めることが考えられる。ここで、比例ゲインGpは、図4に示すように、ポンプP2の回転数Np2(出力)に対して比例して大きくなるものとしてもよい。また、図5に示すようにポンプP2の回転数Np2(出力)が大きくなるほど大きな変化量で比例ゲインGpが大きくなるものとしてもよいし、図6に示すようにポンプP2の回転数Np2(出力)が大きくなるほど小さな変化量で比例ゲインGpが大きくなるものとしてもよい。さらに、図7に示すようにポンプP2の出力が所定回転数より小さいときにはポンプP2の出力が大きくなるほど大きな変化量で比例ゲインGpが大きくなり、ポンプP2の出力が所定回転数より大きいときにはポンプP2の出力が大きくなるほど小さな変化量で比例ゲインGpが大きくなるものとしてもよい。こうした制御により、第2の給水装置BP2のポンプP2が大きな出力で運転しているときには、高い追従性でポンプP1の回転数が変化する。これにより、ポンプP2の運転状態の変化に応じて迅速にポンプP1の出力を変更させることができ、第1の配水管14a内が意図しない低圧となることを防止できる。また、ポンプP2が小さな出力で運転しているときには、低い追従性でポンプP1の回転数が変化する。これにより、ポンプP1の回転数を緩やかに変化させて、給水システム20のエネルギ効率の向上を図ることができる。
また、比例ゲインGpを変化させるものに代えて、制御部CN1は、ポンプP2の回転数Np2(出力)が大きいほど、現在のポンプP1の回転数と目標回転数(指令周波数)との差が大きくなるように、ポンプP1の目標回転数を補正するものとしてもよい。たとえば、制御部CN1は、ポンプP1の吐出側圧力(PV)と目標圧力(SV)とに基づいて仮の目標回転数を設定する。続いて、設定した仮の目標回転数から現在のポンプP1の回転数を減じてポンプP1の回転数変化量を算出する。そして、算出したポンプP1の回転数変化量にポンプP2の回転数Np2(出力)が大きいほど大きくなる補正係数Kpを乗じることにより、ポンプP1の回転数変化量を補正する。そして、制御部CN1は、現在のポンプP1の回転数に対して、補正した回転数変化量を加えることにより、ポンプP1の目標回転数(指令周波数)を設定する。ここで、補正係数Kpについては、比例ゲインGpにおいて図4〜7を用いて説明したのと同様に、ポンプP2の回転数Np2に対して予め実験等によりマップまたは関係式などが定められればよい。こうした制御においても、上記した比例ゲインGpを変更する場合と同様の効果を奏することができる。
さらに、制御部CN1は、ポンプP2のモータM2に流れる電流値A2に基づいてポンプP2の出力の大きさを判断してもよい。つまり、制御部CN1は、モータM2に流れる電流値が大きいほど高い追従性でポンプP1の吐出側圧力が目標圧力に至るようにポンプP1の運転を制御する。この場合には、一例として電流値A2と比例ゲインGpまたは補正係数Kpとの関係を示すマップまたは関係式を実験等により予め定めることにより(図4〜7参照)、上記したポンプP2の回転数Np2を用いた場合と同様にポンプP1の運転を制御することができる。なお、制御部CN1は、モータM2に流れる電流値A2に代えて、第2の給水装置BP2に流れる電流値を用いて、ポンプP2の出力の大きさを判断してもよい。
また、制御部CN1は、ポンプP2が消費する電力量E2に基づいてポンプP2の出力の大きさを判断してもよい。つまり、制御部CN1は、ポンプP2の消費する電力量E2が大きいほど高い追従性でポンプP1の吐出側圧力が目標圧力に至るようにポンプP1の運転を制御する。この場合には、一例として電力量E2と比例ゲインGpまたは補正係数Kpとの関係を示すマップまたは関係式を実験等により予め定めることにより(図4〜図
7参照)、上記したポンプP2の回転数Np2などを用いた場合と同様にポンプP1の運転を制御することができる。なお、制御部CN1は、ポンプP2が消費する電力量E2に代えて、第2の給水装置BP2が消費する電力量を用いて、ポンプP2の出力の大きさを判断してもよい。
また、制御部CN1は、ポンプP2の温度T2に基づいてポンプP2の出力の大きさを判断してもよい。つまり、制御部CN1は、ポンプP2の温度T2が高いほど高い追従性でポンプP1の吐出側圧力が目標圧力に至るようにポンプP1の運転を制御する。この場合には、一例として温度T2と比例ゲインGpまたは補正係数Kpとの関係を示すマップまたは関係式を実験等により予め定めることにより(図4〜図7参照)、上記したポンプP2の回転数Np2などを用いた場合と同様にポンプP1の運転を制御することができる。
なお、図4〜図7に示す例では、比例ゲインGpまたは補正係数Kpは、ポンプP2の出力が大きいほど大きくなる傾向に滑らかに変化するものとした。しかし、これに限らず、比例ゲインGpまたは補正係数Kpは、ポンプP2の出力に応じて、2段階以上で段階的に変化するものとしてもよい。
そして、ポンプP1とポンプP2の両方が運転している状態から給水動作を停止させるときは、ポンプP2を停止させた後に、ポンプP1が停止される。これらの連携動作は、制御部CN1,CN2間で伝達される運転情報に基づいて行われる。制御部CN1は、例えば、ポンプP2の回転数が所定回転数(例えば、定格回転数の30%、40%など)未満であること、モータM2の電流または電力が所定のしきい値未満であること、および、モータM2の温度が所定温度未満であること、の少なくとも1つに基づいて、ポンプP2が停止したか否かを判断してもよい。このような連携動作により、ポンプP2が停止する前にポンプP1が停止することを防止でき、第1の配水管14a内に負圧が形成されることを防止できる。
なお、本実施形態の給水システム20では、2つの給水装置BP1,BP2を備えるものとしたが、3段以上の給水装置を直列に繋げた場合も、同様に、階層の低い順からポンプが始動され、階層の高い順からポンプが停止されればよい。
第1の給水装置BP1が故障したときに、第2の給水装置BP2のポンプP2のみが運転されると、上述した空気吸い込みの問題が起こりうる。そこで、第1の給水装置BP1が故障したときは、制御部CN1はその故障情報を制御部CN2に送信し、制御部CN2はポンプP2の運転を停止させる。この場合、仮に高層階で水が使用されていても、ポンプP2は強制的に停止される。
第2の給水装置BP2が故障すると、高層階では断水が起こる。第1の給水装置BP1の給水能力に余裕がある場合は、第1の給水装置BP1の給水圧力を最大値に引き上げることが好ましい。すなわち、第2の給水装置BP2が故障したときは、制御部CN2はその故障情報を制御部CN1に送信し、制御部CN1はポンプP1をその最大給水能力で運転させる。第1の給水装置BP1によって高層階のすべての給水栓18bに水を供給できるとは限らないが、第1の給水装置BP1は少なくとも高層階の一部に水を供給することはできるので、高層階全体での断水を避けることができる。
図8は、第2の給水装置BP2の他の構成例を示す模式図である。図8に示すように、ポンプP2の上流側には、ポンプP2の吸込側圧力を測定する圧力センサ(吸込側圧力センサ)30が設置されている。第2の給水装置BP2のその他の構成は、図3に示す構成と同様である。圧力センサ30は、制御部CN2に信号線を介して接続されている。圧力
センサ30の測定値(すなわち、吸込側圧力)は、運転情報として電力線22を介して第1の給水装置BP1に送られる。
第1の給水装置BP1の制御部CN1は、第2の給水装置BP2から送られてくる圧力センサ30の測定値に基づき、低層階の給水栓18aの給水圧力(末端圧力)が所定の目標値となるようにフィードバック制御する。つまり、第1の給水装置BP1は、第2の給水装置BP2の吸込側圧力をポンプP1の吐出側圧力としてポンプP1の運転を制御する。具体的には、制御部CN1は、圧力センサ30の測定値を現在圧(PV)として所定の目標圧(SV)を維持するようにポンプP1の運転を制御する。低層階の末端圧力は、第2の給水装置BP2の吸込側圧力に実質的に等しいので、圧力センサ30の測定値は低層階の給水栓18aの給水圧力(末端圧力)を示していると考えることができる。したがって、圧力センサ30の測定値から、低層階の実際の末端圧力を監視することができる。
このような運転制御方法によれば、実際の末端圧力に基づいてポンプP1の運転が制御されるので、配水管内の摩擦抵抗に起因する圧力降下の影響を受けない末端圧力一定制御が実現される。したがって、所望の末端圧力での給水が可能となる。なお、第2の給水装置BP2の圧力センサ30は、第1の給水装置BP1の圧力センサPS1の代用として用いることができるので、圧力センサPS1を省略してもよい。
上述した第1の給水装置BP1および第2の給水装置BP2は、いずれも1台のポンプのみを有しているが、図9に示すように複数のポンプを有してもよい。図9は、複数のポンプを備えた第1の給水装置BP1を示す模式図である。図示しないが、第2の給水装置BP2も、同様の配置に従って複数のポンプを備えることができる。複数のポンプを備えることにより、ローテーションおよび台数制御を伴う複数台運転を行ったり、運転中にあるポンプまたはインバータの異常が検知された場合に、他の正常なポンプやインバータに運転を切り替えて給水を継続することができる。
第2の給水装置BP2が複数のポンプP2を備える場合には、第1の給水装置BP1の制御部CN1は、複数のポンプP2の合計出力に基づいて、ポンプP1の運転を制御してもよい。つまり、制御部CN1は、複数のポンプP2の合計出力が大きいほど高い追従性でポンプP1の吐出側圧力が目標圧力に至るようにポンプP1の回転数を設定してポンプP1の運転を制御してもよい。一例として、制御部CN1は、複数のポンプP2のそれぞれの最大回転数の合計に対する複数のポンプP2のそれぞれの現在の回転数の合計の割合が大きいほど、第1の給水装置BP1における比例ゲインGpまたは補正係数Kpを大きく設定してもよい。また、制御部CN1は、複数のポンプP2の平均回転数が大きいほど、第1の給水装置BP1における比例ゲインGpまたは補正係数Kpを大きく設定してもよい。さらに、複数のポンプP2の回転数に代えて、複数のポンプP2のモータM2に流れる電流値、複数のポンプP2で消費される電力量、または、複数のポンプP2の温度に基づいて、複数のポンプP2の回転数を用いる場合と同様に第1の給水装置BP1における比例ゲインGpまたは補正係数Kpを設定してポンプP1を制御してもよい。
上記した実施形態では、第1の給水装置BP1の制御部CN1は、第2の制御装置BP2のポンプP2の回転数、電流値、電力量、または、温度に基づいて、ポンプP2の出力を判断するものとした。しかし、制御部CN1は、これらのうち2つ以上のパラメータを用いてポンプP2の出力を判断してもよい。一例として、複数のパラメータに対するポンプP2の出力の大きさを示すマップまたは関係式を実験等により予め定めて制御部CN1に記憶しておいてもよい。または、制御部CN1は、それぞれのパラメータに基づいて推定されるポンプP2の出力のうち最も大きいものに基づいて、ポンプP1の運転を制御してもよい。こうすれば、第1の配水管14aが負圧になることをより確実に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその均等物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、実施形態および変形例の任意の組み合わせが可能であり、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
12…水道管
13…導入管
16…建物
20…給水システム
21…逆流防止器
22…電力線
30…圧力センサ
14a…第1の配水管
14b…第2の配水管
18a,18b…給水栓
BP1,BP2…給水装置
P1,P2…ポンプ
CN1,CN2…制御部
M1,M2…モータ
INV1,INV2…インバータ
SW1,SW2…フロースイッチ
PS1,PS2…圧力センサ
CN1,CN2…制御部
AS1,AS2…電流計
ES1,ES2…電力計
RS1…回転数センサ

Claims (8)

  1. 給水対象に給水する給水システムであって、
    水道管に連結される第1の給水装置と、
    前記第1の給水装置の吐出側に直列に連結される第2の給水装置と、を備え、
    前記第1の給水装置は、第1のポンプと、前記第1のポンプの吐出側圧力に基づいて前記第1のポンプの運転を制御する第1の制御部と、を有し、
    前記第2の給水装置は、第2のポンプと、前記第2のポンプの吐出側圧力に基づいて前記第2のポンプの運転を制御する第2の制御部と、を有し、
    前記第1の制御部は、前記第2のポンプが第1の出力で運転しているときには、第1の追従性で前記第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように前記第1のポンプの回転数を設定して前記第1のポンプの運転を制御し、前記第2のポンプが前記第1出力より大きい第2出力で運転しているときには、前記第1の追従性より高い第2の追従性で前記第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように前記第1のポンプの回転数を設定して前記第1のポンプの運転を制御する、
    給水システム。
  2. 前記第1の制御部は、前記第2のポンプの回転数に基づいて前記第2のポンプの出力を判断する、
    請求項1に記載の給水システム。
  3. 前記第1の制御部は、前記第2のポンプの駆動源または前記第2の給水装置に流れる電流に基づいて前記第2ポンプの出力を判断する、
    請求項1または2に記載の給水システム。
  4. 前記第1の制御部は、前記第2のポンプまたは前記第2の給水装置の消費電力に基づいて前記第2のポンプの出力を判断する、
    請求項1から3の何れか1つに記載の給水システム。
  5. 前記第1の制御部は、前記第2のポンプの温度に基づいて前記第2のポンプの出力を判断する、
    請求項1から4の何れか1つに記載の給水システム。
  6. 前記第1の制御部と前記第2の制御部とは通信機能を有し、前記通信機能を介して運転情報を通信するように構成されている、
    請求項1から5の何れか1つに記載の給水システム。
  7. 前記第1の制御部と前記第2の制御部とは、電力線を通信回線として利用する、
    請求項6に記載の給水システム。
  8. 水道管に連結された第1のポンプを有する第1の給水装置と、前記第1の給水装置の吐出側に直列に連結された第2のポンプを有する第2の給水装置と、を備える給水システムを制御する方法であって、
    前記第2のポンプが第1の出力で運転しているときには、第1の追従性で前記第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように前記第1のポンプの回転数を設定して前記第1のポンプの運転を制御し、前記第2のポンプが前記第1出力より大きい第2出力で運転しているときには、前記第1の追従性より高い第2の追従性で前記第1のポンプの吐出側圧力が目標圧力に至るように前記第1のポンプの回転数を設定して前記第1のポンプの運転を制御する、
    給水システムの制御方法。
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