JPH09285759A - 紫外線硬化型ホットメルト粘着剤の塗布方法 - Google Patents

紫外線硬化型ホットメルト粘着剤の塗布方法

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JPH09285759A JP12254696A JP12254696A JPH09285759A JP H09285759 A JPH09285759 A JP H09285759A JP 12254696 A JP12254696 A JP 12254696A JP 12254696 A JP12254696 A JP 12254696A JP H09285759 A JPH09285759 A JP H09285759A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、乾燥装置などの大型の装置を必要
とせず、また環境汚染物質の揮散や有害ガスの発生もな
く、更に基材に対する熱ストレスが少なく、操作条件が
容易で、単位面積当りの粘着剤の使用量も少なくてす
む、粘着ラベルや粘着テープの製造における、紫外線硬
化型ホットメルト粘着剤の塗布方法を提供することを目
的とするものである。 【解決手段】 連続的に移送される長尺のフイルム状基
材(31)が、50〜120°Cの範囲に温調されたバ
ックアップロール(4)の表面に接触している状態で、
100〜135°Cで溶融された紫外線硬化型ホットメ
ルト粘着剤(30)をスロットダイ(9)から押し出し
塗布し、続いて紫外線照射装置(16)で紫外線を照射
して紫外線硬化型ホットメルト粘着剤を硬化させ、続い
て5〜25°Cの範囲に温調されたラミネーションロー
ル(5)で引き取るようにした、紫外線硬化型ホットメ
ルト粘着剤の塗布方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一例を上げると、
商品に貼付されるラベルやダンボール箱の封かん用等に
用いられる粘着ラベルや粘着テープ等の製造に用いられ
る粘着剤の塗布方法に関し、特に紫外線硬化型ホットメ
ルト粘着剤を用いた、粘着ラベル又は粘着テープの製造
における紫外線硬化型ホットメルト粘着剤の塗布方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、OPP(オリエンテッドポリプロ
ピレン)やPET(ポリエチレンテレプタレート)系の
フイルムに粘着剤を塗布して粘着ラベルや粘着テープ等
の粘着性製品を製造する場合、主としてOPPやPET
フイルム基材に溶剤型のゴム系接着剤あるいはエマルジ
ョン系の接着剤をロール転写方式又はTダイからの押し
出し塗布方式により塗布した後、乾燥工程で溶剤や溶媒
を除去して製造されていた。また最近では、脱溶剤の風
潮からホットメルト型粘着剤の塗布による製造も試みら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来技術には
次のような問題があった。すなわち、溶剤型のゴム系接
着剤あるいはエマルジョン系の接着剤を用いたものは、
乾燥工程で溶剤や溶媒などが揮散し、これが光化学スモ
ッグやオゾン層破壊あるいは悪臭といった環境汚染の原
因物質となるため、脱溶剤型の粘着製品の製造方法の開
発が求められていた。また溶剤型又はエマルジョン系の
粘着剤は、粘着剤を塗布した後に溶剤を除去しなければ
ならず、そのために乾燥装置等の溶剤除去プロセスが必
要となり、設備的に大型化していたので、設置面積が少
なくてすむよう小型化が求められていた。
【0004】更に、脱溶剤型の粘着剤すなわちホットメ
ルト型粘着剤を用いたものでは、溶剤型の粘着剤に比べ
て環境汚染物質の揮散はほとんどないが、粘着剤の種類
によっては、加熱溶融時に有害性の分解ガスを発生する
ものもあり、そのような粘着剤にあっては取り扱いにく
いのでその改善が求められていた。更に、ホツトメルト
型粘着剤は、塗布時に160〜180°Cと、比較的高
温で塗布されるので、被塗物であるフイルム基材へ与え
る熱ストレスの影響が大きく、ひずみや変形、カールの
発生といった問題があり、長尺ものの巻き取りでは、し
わが発生したり巻きずれを起こすなどの品質上の問題が
あり、改善が求められていた。
【0005】特に基材としてOPPやPETフイルムを
用いた場合、塗布時の熱によるダメージが大きかった。
またホットメルト型粘着剤は、溶剤型やエマルジョン型
粘着剤に比べて耐熱性や耐候性といった点で劣り、特殊
用途を除きあまり普及していない。また一般的に粘着剤
の単位面積当りの塗布量は少ないほど、粘着剤の消費量
が少なくてすむのでコスト的に有利であるが、ホットメ
ルト型粘着剤の場合、塗布量が30g/m2 以下になる
と、被塗物である基材への濡(ぬれ)性が低下し、膜形
成ができにくくなり、均一な塗布ができなかった。
【0006】また最近紫外線硬化型の合成樹脂が開発さ
れ、各分野で活用されるようになってきた。そして接着
剤としての分野でも普及が進みつつあり、特に光学系各
種機器の接着や電子部品の接着等の、高品質が要求され
る分野で接着剤としての使用が普及しつつあるが、粘着
ラベルや粘着テープの製造といった分野では未だ使用実
績が見受けられない。それは、従来のホットメルト型粘
着剤の取り扱いと操作条件が異なったり、あるいは従来
の製造装置が転用できない点も一つの要因と考えられ
る。
【0007】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たものであり、乾燥装置などの大型の装置を必要とせ
ず、また環境汚染物質の揮散や有害ガスの発生もなく、
更に基材に対する熱ストレスが少なく、操作条件が容易
で、単位面積当りの粘着剤の使用量も少なくてすむ、粘
着ラベルや粘着テープの製造における、紫外線硬化型ホ
ットメルト粘着剤の塗布方法を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明では次のような紫外線硬化型ホットメル
ト粘着剤の塗布方法とした。すなわち、連続的に移送さ
れる長尺のフイルム状基材(31)が、50〜120°
Cの範囲に温調されたバックアップロール(4)の表面
に接触している状態で、100〜135°Cの範囲で溶
融された紫外線硬化型ホットメルト粘着剤をスロットダ
イ(9)から押し出し塗布し、続いて紫外線照射装置
(16)で紫外線を照射して紫外線硬化型ホットメルト
粘着剤を硬化させ、続いて5〜25°Cの範囲に温調さ
れたラミネーションロール(5)で引き取るようにした
ことを特徴とする、紫外線硬化型ホットメルト粘着剤の
塗布方法とした。
【0009】更に粘着剤を押し出し塗布するためのスロ
ットダイ(9)として、スロットダイの先端に回転ロッ
ド(25)が組み込まれているスロットダイを用いるこ
とを特徴とする、紫外線硬化型ホットメルト粘着剤の塗
布方法とした。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。本発明では、前記したような手段の紫外線硬化型ホ
ットメルト粘着剤の塗布方法としたので、極めて高品質
の粘着ラベル又は粘着テープの製造が行われる。すなわ
ち、あらかじめ印刷などの前処理工程を済ませた長尺の
被塗物である基材は、連続的に移送され、50〜120
°Cの範囲に温調されたバックアップロールまで進と、
バックアップロールに接触した状態で100〜135°
Cの範囲で溶解された紫外線硬化型ホットメルト粘着剤
が基材の塗布面にスロットダイから押し出し塗布され
る。
【0011】そして紫外線硬化型ホットメルト粘着剤が
塗布された基材は、続いて紫外線照射装置で紫外線が照
射され、紫外線硬化型ホットメルト粘着剤が硬化された
後、5〜25°Cの範囲に温調されたラミネーションロ
ールで引き取られ、その後、次工程である裁断、カッテ
ィング、不要部の除去、巻き取りといった工程へと、搬
送されて製品として仕上げられる。また粘着ラベルのよ
うな場合は、引き取りロール部で、粘着剤塗布面を保護
するためあらかじめ離形材などがコーティングされたセ
パレーターとラミネートされて、裁断、カッティング、
不要部の除去、巻き取りあるいは積み重ね、といった次
工程へ搬送される。
【0012】そしてこのような紫外線硬化型ホットメル
ト粘着剤の塗布方法によれば、紫外線硬化型ホットメル
ト粘着剤の塗布温度は100〜135°Cと、従来のホ
ットメルト型粘着剤の塗布温度160〜180°Cに比
べて塗布温度が極めて低いため、被塗物である基材へ与
える熱ストレスも少なくてすむ。またバックアップロー
ルを50〜120°C、ラミネーションロールを5〜2
5°Cの範囲に調温することにより、基材の塗布面と裏
面との温度関係がほどよく調和し、基材が変形やひずみ
あるいはカールしたりすることもない。また紫外線硬化
型ホットメルト粘着剤は、100〜135°Cの温度範
囲で流動性、濡れ性、平滑性といった点が優れているの
で、単位面積当りの塗布量も極めて少量ですみ、従来不
可能であった15〜30g/m2 といつた薄膜塗布が可
能となった。
【0013】更に基材上に塗布された紫外線硬化型ホッ
トメルト粘着剤の表面には、粘着剤中に含まれているご
みや溶解中の劣化炭化物あるいは空気中に浮遊するほこ
りなどに起因する極細の擦り傷が発生する場合がある
が、粘着剤を押し出し塗布するためのスロットダイとし
て、スロットダイの先端に回転ロッドが組み込まれてい
るスロットダイを用いることにより、擦り傷の発生が防
止され、同時に均一な薄膜が塗布できる。
【0014】回転ロッドが組み込まれたスロットダイ構
造とは、いわばボールペンのような構造をしたものを想
定していただけば容易に理解されるであろう。すなわ
ち、ボールペンでは、ペン先に設けた球体が回転しなが
らインクを用紙に付着させるのに対し、本スロットダイ
はスロットダイ先端にスロット幅の全幅をまかなう回転
ロツドが組み込まれており、この回転ロッドが回転しな
がら基材上に粘着剤を幅広に塗布する構造をしている。
【0015】また本方法の紫外線硬化型ホットメルト粘
着剤の塗布方法では、粘着剤を硬化させるために紫外線
照射装置が必要であるが、これは溶剤型やエマルジョン
系の粘着剤のように、溶剤や溶媒を除去するための乾燥
工程に比べればはるかに小型のものであり、そのぶん装
置構造がコンパクトに設計できる。
【0016】
【実施例】以下本発明の紫外線硬化型ホットメルト粘着
剤の塗布方法を、その実施例を示す図と共に具体的に説
明する。図1は本発明の紫外線硬化型ホットメルト粘着
剤の塗布方法を実施するための装置の要部構成を示した
ものであり、図2はスロットダイ先端に回転ロッドが組
み込まれたスロットダイの一例を示す構造説明図であ
る。
【0017】すなわち、図1は紫外線硬化型ホットメル
ト粘着剤の塗布装置1の要部構成図であり、該塗布装置
1には、フレーム2に第1ロール3、バックアップロー
ル4、ラミネーションロール5、ニップロール6、案内
ロール7及び8が回転可能に軸支されている。そしてバ
ックアップロール4とラミネーションロール5は、温調
用の加熱油あるいは水などの流体を循環させて、必要温
度に温調できるように構成されている。
【0018】またラミネーションロール5とニップロー
ル6の軸間距離Lは任意に調整でき、後述する基材31
とセパレーター32がロール表面間を通過する際に所望
の圧力を付与して圧接したり、また軸間距離Lを大きく
とってロール表面間を大きく開放することもできる。
【0019】9はスロットダイで、該スロットダイ9は
後で詳述するように回転ロッドが組み込まれている。ま
たスロットダイ9はエア操作型の開閉弁10と一体構造
をしており取り付け用のブラケット11によりフレーム
2に取り付けられている。
【0020】12は粘着剤供給装置で、該粘着剤供給装
置は粘着剤を溶融するための加熱溶融槽や溶融した粘着
剤を圧送するためのポンプ機構等から構成されており、
ホース等の管路13を介して溶融した粘着剤をスロット
ダイ9に組み込まれた開閉弁10へ供給する。
【0021】14は制御エア供給部で、該制御エア供給
部14から供給される制御エアは電磁制御弁15を介し
て、スロットダイ9に組み込まれたエア操作型の開閉弁
10のアクチュエーター部へ供給される。16はバック
アップロール4とラミネーションロール5の間に設置さ
れた紫外線照射装置をしめす。
【0022】また図1には表示されていないが、フレー
ム2の背面等には、各ロールを回転するためのドライブ
機構や、回転速度を制御する制御機構、ロールを温調す
るための温調機構等が組み込まれている。
【0023】次に図2を用いてスロットダイ9を説明す
る。すなわちスロットダイ9は、2つのダイブロックを
備えており、該ダイブロック20,21の間には先端が
切り欠き開放されたシム板材22が介在し、シム板材2
2の切り欠き開放部が粘着剤の押し出し通路23を形成
している。そしてダイブロック21の先端部にはドクタ
ーブレード24が設けられ、該ドクターブレード24の
先端には回転ロッド25が設けられている。
【0024】そして前記開閉弁10が開操作されたと
き、粘着剤30が開閉弁10からダイブロツク20の粘
着剤通路26及び27を通って押し出し通路23へと流
れ、さらに押し出し通路23から押し出された粘着剤3
0はドクターブレード24の先端に設けた回転ロッド2
5が回転しながら粘着剤30を押圧して基材31の表面
に押し出し塗布される。
【0025】次にこのように構成された塗布装置1によ
る粘着ラベル等の製造の際の紫外線硬化型ホットメルト
粘着剤の塗布方法を説明する。先ず、紫外線硬化型ホッ
トメルト粘着剤は粘着剤供給装置12によって溶解され
100〜135°Cの範囲の溶解温度でスロットダイ9
0の開閉弁10へ圧送される。
【0026】一方、あらかじめ印刷などの前処理工程を
済ませた長尺の被塗物である基材31が、連続的に移送
され、第1ロール3から50〜120°Cの範囲に温調
されたバックアップロール4へと進むと、制御装置から
の制御信号により電磁制御弁15が操作され、制御エア
が開閉弁10のアクチュエーター部に供給され、開閉弁
10が開操作される。そして基材31がバックアップロ
ール4に接触した状態で100〜135°Cの範囲で溶
解された紫外線硬化型ホットメルト粘着剤が基材の塗布
面にスロットダイ9から押し出し塗布される。
【0027】そして紫外線硬化型ホットメルト粘着剤が
塗布された基材31は、続いて紫外線照射装置16で紫
外線が照射され、紫外線硬化型ホットメルト粘着剤が硬
化される。本実施例では紫外線照射エネルギーとして5
00mj/cm2 となるように紫外線ランプで照射し
た。そしてその後、5〜25°Cの範囲に温調されたラ
ミネーションロール5とニツプロール6に挟まれた部分
で、粘着剤塗布面を保護するために、あらかじめ離形材
がコーティングされたセパレーター32とラミネートさ
れながら引き取られ、その後案内ロール7及び8を経
て、図外の次工程である裁断、カッティング、不要部の
除去、巻き取りといった工程へと、搬送される。
【0028】そしてこのような紫外線硬化型ホットメル
ト粘着剤の塗布方法によれば、紫外線硬化型ホットメル
ト粘着剤30の塗布温度は100〜135°Cと、従来
のホットメルト型粘着剤の塗布温度160〜180°C
に比べて塗布温度が極めて低いため、被塗物である基材
31へ与える熱ストレスも少なくてすむ。またバックア
ップロール4を50〜120°C、引き取りロール5を
5〜25°Cの範囲に調温することにより、基材31の
塗布面と裏面との温度関係がほどよく調和し、基材31
が変形やひずみあるいはカールしたりすることもない。
また紫外線硬化型ホットメルト粘着剤は、100〜13
5°Cの温度範囲で流動性、濡れ性、平滑性といった点
が優れているので、単位面積当りの塗布量も極めて少量
ですみ、従来不可能であった15〜30g/m2 といつ
た薄膜塗布が可能となった。
【0029】また本方法の紫外線硬化型ホットメルト粘
着剤の塗布方法では、粘着剤を硬化させるために紫外線
照射装置16が必要であるが、これは溶剤型やエマルジ
ョン系の粘着剤のように、溶剤や溶媒を除去するための
乾燥工程に比べればはるかに小型のものであり、そのぶ
ん装置構造がコンパクトに設計できる。
【0030】更に粘着剤を押し出し塗布するためのスロ
ットダイ9として、スロットダイ9の先端に回転ロッド
25が組み込まれているスロットダイを用いることによ
り、粘着剤の塗布面に擦り傷の発生が防止され、同時に
均一な薄膜が塗布される。
【0031】なお、本実施例の説明は、便宜上、粘着ラ
ベルの製造を想定して、あらかじめ印刷などの前処理工
程を済ませた長尺の被塗物を基材31とし、紫外線硬化
型ホットメルト粘着剤を塗布し紫外線を照射して硬化さ
せた後、粘着材塗布面を保護するために離形剤がコーテ
ィングされたセパレーター32をラミネートするように
説明したが、これを基材31とセパレーター32とを逆
に用い、セパレーターの離形剤塗布面に紫外線硬化型ホ
ットメルト粘着剤を塗布し紫外線を照射して硬化させた
後、これにあらかじめ印刷などの前処理工程を済ませた
長尺の被塗物の粘着剤塗布面と張り合わせて次工程へ搬
送し、粘着剤がセパレーター側から基材側へ転写される
ように施工してもよい。
【0032】また封かんなどに用いられる粘着テープ状
の製品を製造する場合には、あらかじめ粘着剤塗布面の
裏面側に離形剤をコーティングした基材を用い、紫外線
硬化型ホットメルト粘着剤を塗布し、続いて紫外線を照
射して硬化させた後、ラミネーションロール5とニップ
ロール6との間隔をあらかじめ十分に開けておき、ニッ
プロールの押し圧力を開放して、次工程へと搬送するこ
とにより、ロール状に巻き取られて製品化される。
【0033】また基材として主にプラスチックフイルム
を用いたもので説明してきたが、基材としてはこれに限
定されるものではなく、例えば紙、不織不、ゴムあるい
は複合材等、いずれでもよい。
【0034】また本発明者らは、主成分がアクリル酸エ
ステル共重合体、溶融粘度が120°Cで54000c
ps,140°Cで25000cps、の紫外線硬化型
ホットメルト粘着剤を用い、粘着ラベル及び粘着テープ
の製造実験を行い、前記した条件で粘着剤の塗布に好結
果が得られた。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、紫外線
硬化型ホットメルト粘着材の塗布方法としたので、乾燥
装置などの大型の装置を必要とせず、また環境汚染物質
の揮散や有害ガスの発生もなく、更に基材に対する熱ス
トレスが少なく、操作条件が容易で、単位面積当りの粘
着剤の使用量も少なくてすむ、粘着ラベルや粘着テープ
の製造における、紫外線硬化型ホットメルト粘着財の塗
布方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紫外線硬化型ホットメルト粘着剤の塗
布方法を実施するための装置の要部構成図。
【図2】スロットダイの構造説明図。
【符号の説明】
1…塗布装置、 2…フレーム、 4…バックアップロ
ール、 5…ラミネーションロール、 6…ニップロー
ル、 9…スロットダイ、 10…開閉弁、12…粘着
剤供給装置、 16…紫外線照射装置、 25…回転ロ
ッド、 30…粘着剤、 31…基材、 32…セパレ
ーター、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 3/06 102 B05D 3/06 102Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に移送される長尺のフイルム状基
    材(31)が、50〜120°Cの範囲に温調されたバ
    ックアップロール(4)の表面に接触している状態で1
    00〜135°Cの範囲で溶融された紫外線硬化型ホッ
    トメルト粘着剤(30)をスロットダイ(9)から押し
    出し塗布し、続いて紫外線照射装置(16)で紫外線を
    照射して紫外線硬化型ホットメルト粘着剤を硬化させ、
    続いて5〜25°Cの範囲に温調されたラミネーション
    ロール(5)で引き取るようにしたことを特徴とする、
    紫外線硬化型ホットメルト粘着剤の塗布方法。
  2. 【請求項2】 粘着剤を押し出し塗布するためのスロッ
    トダイ(9)として、スロットダイの先端に回転ロッド
    (25)が組み込まれているスロットダイを用いること
    を特徴とする、請求項1に記載された紫外線硬化型ホッ
    トメルト粘着剤の塗布方法。
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