JP2011062401A - 清掃用粘着テープロールおよび粘着テープの製造装置並びにその製造方法 - Google Patents

清掃用粘着テープロールおよび粘着テープの製造装置並びにその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】1本でフローリングや絨毯など様々な被清掃面に対応可能な清掃用粘着テープロールをより安価に提供する。
【解決手段】ゴミを捕捉する粘着剤層4と、表面が粘着剤層4の表面よりも突出するように粘着剤層4よりも厚く塗布されるスペーサ層5とを所定の配列パターンで配置するテープ基材21の上にそれぞれ直に設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、被清掃面に存在しているゴミをゴミ取り面で捕捉する清掃用粘着テープロールに関し、さらに詳しく言えば、フローリングや絨毯など様々な被清掃面に対応可能な清掃用粘着テープロールに関する。
清掃用の粘着テープロールは、ゴミ取り面が表側を向くように巻回されており、例えば専用の治具を用いてゴミ取り面を床などの被清掃面に沿って転がすことにより、被清掃面上のゴミをゴミ取り面で捕らえることができるようになっている。
ところで、最近の床面は目的や場所に応じて、絨毯や畳、フローリング、クッションフロアなど多種多様であるが、この種の清掃用粘着テープロールは、床面に沿って粘着テープの巻戻し方向に転がした場合、粘着テープがレールのようになって床面に張り付く「レール引き現象」(例えば、特許文献1参照)を引き起こすことがあるため、床面の種類に応じて粘着テープロールも使い分ける必要があった。
具体的には、絨毯などのゴミ取り面が張り付きにくい面には、粘着力を強めた強粘着力タイプを用い、フローリングなどの粘着テープが張り付きやすい面には、粘着力を弱めた弱粘着タイプを用いるようにしている。
しかしながら、ユーザーが床面の種類に応じて粘着テープロール(または取付治具)をいちいち買い揃えていたのでは、面倒である。そこで、本出願人は特許文献2に記載された汎用性のある粘着テープロールを提案している。
この粘着テープロールは、テープ基材の一方の面に形成された粘着剤層の上に、弾性を有する剥離剤層を筋状として所定間隔で形成することを特徴とし、これによれば絨毯など凹凸がある素材が被清掃面の場合には、剥離剤層を超えて直接粘着剤層と接触するが、一方でフローリングなどの平滑素材が被清掃面の場合は、剥離剤層が床面と粘着剤層が直接貼りつくのを防止するスペーサとして働く。それにより絨毯用としてもフローリング用としても使用することができる。また、テープ基材の裏面(他方の面)に対しては剥離剤として作用するため、裏面側の剥離加工が不要になる。
しかしながら、破断を避けるために延伸強度の強い剥離剤層の配合選択と、生産性の面で改善すべき点がある。すなわち、粘着剤層上に剥離剤層を筋状に形成するに当たって、従来ではテープ基材を走行させながら、その一方の面に粘着剤層をベタ状に形成し、引き続いて、その粘着剤層上に溶融した剥離剤を細かい筋状に垂らして剥離剤層を形成するようにしていた。そのため、剥離剤が途切れることないように、テープ基材の走行速度を調節する必要があり、これが生産性を低いものにしている。
また、粘着剤層の上に剥離剤層を形成しているため、粘着剤と剥離剤の界面の親和性をよくするための添加剤などを添加する必要があり、その分コストが高くなる。
特開2001−218726号公報(図5) 特開2007−117534号公報
そこで、本発明は上述した課題を解決するため、フローリングや絨毯など様々な被清掃面に対応し得る低コストな清掃用粘着テープロールを提供することを目的としている。
上述した目的を達成するため、本発明は以下に示すいくつかの特徴を備えている。請求項1に記載の発明は、テープ基材の一方の面に形成されたゴミ取り面を有する清掃用粘着テープの製造装置において、所定のテープ搬送経路上を移動する上記テープ基材の一方の面上に所定のゴミ取り面形成材を塗布する塗布ノズルを含み、上記塗布ノズルは、上記テープ基材の一方の面上に粘着剤を直に塗布して被清掃面上に存在するゴミを捕捉する粘着剤層を形成する第1塗布部と、上記粘着剤よりも弱い弱粘着剤を含みゴム弾性を有するスペーサ剤を上記テープ基材の一方の面上における上記粘着剤層とは異なる位置に上記粘着剤とほぼ同時に直に塗布してスペーサ層を形成する第2塗布部とを一体に備え、上記第2塗布部は、上記テープ基材の一方の面に対して上記第1塗布部とほぼ同じ高さ位置に配置されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1において、上記塗布ノズルは、粘着剤注入口を有する第1ヘッド部およびスペーサ剤注入口を有する第2ヘッド部と、上記各ヘッド部間に狭持される第1シーム面および第2シーム面とを含み、上記第1シーム面の下端側には、所定の第1案内経路を介して上記粘着剤注入口と連通する第1吐出口が櫛刃状に形成され、上記第2シーム面の下端部には、所定の第2案内経路を介して上記スペーサ剤注入口と連通する第2吐出口が、上記第1吐出口の間に配置されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、テープ基材の一方の面に形成されたゴミ取り面を有する清掃用粘着テープの製造装置において、所定のテープ搬送経路上を移動する上記テープ基材の一方の面上に所定のゴミ取り面形成材を塗布する塗布ノズルを含み、上記塗布ノズルは、上記テープ搬送経路上の上流側に配置され、上記テープ基材の一方の面上に粘着剤を直に塗布して被清掃面上に存在するゴミを捕捉する粘着剤層を形成する第1塗布部と、上記テープ搬送経路上の下流側に配置され、上記粘着剤よりも弱い弱粘着剤を含みゴム弾性を有するスペーサ剤を塗布してスペーサ層を形成する第2塗布部とを一体に備え、上記第1塗布部および上記第2塗布部は、上記テープ基材の一方の面に対してほぼ同じ高さ位置に設けられており、上記第1塗布部は、上記テープ基材の幅方向に沿って連続して開口された第1吐出口を有し、上記第2塗布部は、上記テープ基材の幅方向に沿って櫛刃状に開口された上記第2吐出口を有し、上記第1吐出口から吐出された上記粘着剤を上記テープ基材の上に沿ってほぼ平坦な上記粘着剤層として塗布するとともに、上記粘着剤層の上に上記第2吐出口から吐出された上記スペーサ剤を筋状に塗布することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1,2または3において、上記粘着剤および上記スペーサ剤の塗布条件をそれぞれ独立して制御する制御部をさらに備えることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、上記請求項1ないし4のいずれか1項に記載において、上記第1塗布部と上記第2塗布部との間には、上記第1塗布部から吐出された上記粘着剤を均す均し部が上記テープ基材に向けて突設されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、上記請求項1ないし5のいずれか1項に記載において、少なくとも2台の上記塗布ノズルを上記テープ基材の流れ方向に配置してなることを特徴としている。
本発明は、この清掃用粘着テープロールの製造方法も含まれる。すなわち、請求項7に記載の発明は、テープ基材の一方の面に形成されたゴミ取り面を有する清掃用粘着テープの製造方法において、所定のテープ搬送経路上を移動する上記テープ基材の一方の面上に所定のゴミ取り面形成材を塗布する塗布ノズルを含み、上記塗布ノズルは、上記テープ基材の一方の面上に粘着剤を直に塗布して被清掃面上に存在するゴミを捕捉する粘着剤層を形成する第1塗布部と、上記粘着剤よりも弱い弱粘着剤を含みゴム弾性を有するスペーサ剤を上記テープ基材の一方の面上における上記粘着剤層とは異なる位置に上記粘着剤とほぼ同時に直に塗布してスペーサ層を形成する第2塗布部とを一体に備え、上記第2塗布部は、上記テープ基材の一方の面に対して上記第1塗布部とほぼ同じ高さ位置に配置されているとともに、上記第1塗布部と上記第2塗布部とから、上記粘着剤層の厚さをT1、上記スペーサ層の厚さをT2(T2>T1)となるように、上記テープ基材の一方の面上に上記粘着剤と上記スペーサ剤とをほぼ同時に直に塗布して、上記粘着剤層と上記スペーサ層とを形成することを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、上記請求項7において、上記粘着剤および上記スペーサ剤の塗布条件をそれぞれ独立して制御する制御部をさらに備え、上記制御部は、上記第1塗布部からの上記粘着剤の塗布量に対して上記第2塗布部からの上記スペーサ剤の塗布量を多くすることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、テープ基材の一方の面に形成されたゴミ取り面を有する清掃用粘着テープの製造方法において、所定のテープ搬送経路上を移動する上記テープ基材の一方の面上に所定のゴミ取り面形成材を塗布する塗布ノズルを含み、 上記塗布ノズルは、上記テープ搬送経路上の上流側に配置され、上記テープ基材の一方の面上に粘着剤を直に塗布して被清掃面上に存在するゴミを捕捉する粘着剤層を形成する第1塗布部と、上記テープ搬送経路上の下流側に配置され、上記粘着剤よりも弱い弱粘着剤を含みゴム弾性を有するスペーサ剤を塗布してスペーサ層を形成する第2塗布部とを一体に備え、上記第1塗布部は、上記テープ基材に沿って平坦な上記粘着剤層を形成するとともに、上記第2塗布部は、上記粘着剤層の上に上記テープ基材の繰り出し方向に沿って上記スペーサ層を筋状に形成することを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、上記請求項9において、上記第1塗布部と上記第2塗布部との間には、上記第1塗布部から吐出された上記粘着剤を均す均し部が上記テープ基材に向けて突設されており、上記均し部によって均された上記粘着剤層の上に上記スペーサ層が塗布されることを特徴としている。
本発明にはさらに、これら清掃用粘着テープロールの製造方法によって製造された清掃用粘着テープによる清掃用粘着テープロールも含まれる。すなわち、請求項11に記載の発明は、請求項7または8に記載の清掃用粘着テープの製造方法によって製造され、上記テープ基材の一方の面に、上記ゴミを捕捉する粘着剤層と、表面が上記粘着剤層の表面より上に突出するように上記粘着剤層よりも厚く形成されるスペーサ層とが上記テープ基材に対して直に設けられている清掃用粘着テープを上記テープ基材の一方の面が表側を向くように巻回してなることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、上記請求項11において、上記粘着剤層および上記スペーサ層は、それぞれ隣接して交互に配置されていることを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、上記請求項11または12において、上記粘着剤層および上記スペーサ層は、上記清掃用粘着テープの繰り出し方向に沿ってストライプ状に形成されていることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、上記請求項9または10に記載の清掃用粘着テープの製造方法によって製造され、上記粘着剤層は、上記テープ基材の一方の面の上にほぼ平坦に形成されており、上記粘着剤層の上に上記スペーサ層がストライプ状に設けられている清掃用粘着テープを上記テープ基材の一方の面が表側を向くように巻回してなることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、テープ基材の一方の面に形成されたゴミ取り面を有する清掃用粘着テープの製造装置において、所定のテープ搬送経路上を移動する上記テープ基材の一方の面上に所定のゴミ取り面形成材を塗布する塗布ノズルを含み、上記塗布ノズルは、上記テープ基材の一方の面上に粘着剤を直に塗布して被清掃面上に存在するゴミを捕捉する粘着剤層を形成する第1塗布部と、上記粘着剤よりも弱い弱粘着剤を含みゴム弾性を有するスペーサ剤を上記テープ基材の一方の面上における上記粘着剤層とは異なる位置に上記粘着剤とほぼ同時に直に塗布してスペーサ層を形成する第2塗布部とを一体に備え、上記第2塗布部は、上記テープ基材の一方の面に対して上記第1塗布部とほぼ同じ高さ位置に配置することにより、高さ位置を変えることなく、粘着剤とスペーサ剤を安定した状態で、かつ、高速に塗工でき、生産性が向上する。
また、従来のように剥離剤を上から垂らして剥離剤層を形成する場合、吐出された剥離剤層の断面は円柱状となる。テープ表面を平滑にして背面との最低限の接触させるため、ロール間に通し,平板状にする工程なども必要とされる。また、基材と吐出口に距離があるため、破断や間隔が不安定となる。それと比べてスペーサ層の塗布ノズルを基材に近づけての吐出は、破断防止、間隔精密性、生産性が飛躍的に向上するばかりでなく、粘着剤層とスペーサ層との構成材料に親和性を良くする添加剤などを配合する必要がなくなる。また、相溶性の悪い材料が相手に移行することもなく、双方の材料選択の制限が緩和され、よりコストを安く抑えることもできる。
請求項2に記載の発明によれば、上記塗布ノズルは、粘着剤注入口を有する第1ヘッド部およびスペーサ剤注入口を有する第2ヘッド部と、上記各ヘッド部間に狭持される第1シーム面および第2シーム面とを含み、上記第1シーム面の下端側には、所定の第1案内経路を介して上記粘着剤注入口と連通する第1吐出口が櫛刃状に形成され、上記第2シーム面の下端部には、所定の第2案内経路を介して上記スペーサ剤注入口と連通する第2吐出口が、上記第1吐出口の間に配置されているため、異なる塗工パターンの塗布物を複数形成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、テープ基材の一方の面に形成されたゴミ取り面を有する清掃用粘着テープの製造装置において、所定のテープ搬送経路上を移動する上記テープ基材の一方の面上に所定のゴミ取り面形成材を塗布する塗布ノズルを含み、上記塗布ノズルは、上記テープ搬送経路上の上流側に配置され、上記テープ基材の一方の面上に粘着剤を直に塗布して被清掃面上に存在するゴミを捕捉する粘着剤層を形成する第1塗布部と、上記テープ搬送経路上の下流側に配置され、上記粘着剤よりも弱い弱粘着剤を含みゴム弾性を有するスペーサ剤を塗布してスペーサ層を形成する第2塗布部とを一体に備え、上記第1塗布部および上記第2塗布部は、上記テープ基材の一方の面に対してほぼ同じ高さ位置に設けられており、上記第1塗布部は、上記テープ基材の幅方向に沿って連続して開口された第1吐出口を有し、上記第2塗布部は、上記テープ基材の幅方向に沿って櫛刃状に開口された上記第2吐出口を有し、上記第1吐出口から吐出された上記粘着剤を上記テープ基材の上に沿ってほぼ平坦な上記粘着剤層として塗布するとともに、上記粘着剤層の上に上記第2吐出口から吐出された上記スペーサ剤を筋状に塗布することにより、粘着剤層の上にスペーサ層を直接設けることで、レール引き現象を効果的に防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、上記粘着剤および上記スペーサ剤の塗布条件をそれぞれ独立して制御する制御部をさらに備えることにより、第1塗布部と第2塗布部が同じ高さ位置に設けられていたとしても、その塗布量などの条件をコントロールすることで、粘着剤層とスペーサ層の塗布厚を変えることができる。
請求項5に記載の発明によれば、上記第1塗布部と上記第2塗布部との間には、上記第1塗布部から吐出された上記粘着剤を均す均し部が上記テープ基材に向けて突設されているため、第1塗布部から吐出された粘着剤を均し部で均すことで、よりテープ基材に粘着剤層を定着させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、少なくとも2台の上記塗布ノズルを上記テープ基材の流れ方向に配置することで、異なる種類の粘着剤を自由に塗布することができる。さらには、粘着剤層を多層化することもできる。
請求項7に記載の発明によれば、テープ基材の一方の面に形成されたゴミ取り面を有する清掃用粘着テープの製造方法において、所定のテープ搬送経路上を移動する上記テープ基材の一方の面上に所定のゴミ取り面形成材を塗布する塗布ノズルを含み、上記塗布ノズルは、上記テープ基材の一方の面上に粘着剤を直に塗布して被清掃面上に存在するゴミを捕捉する粘着剤層を形成する第1塗布部と、上記粘着剤よりも弱い弱粘着剤を含みゴム弾性を有するスペーサ剤を上記テープ基材の一方の面上における上記粘着剤層とは異なる位置に上記粘着剤とほぼ同時に直に塗布してスペーサ層を形成する第2塗布部とを一体に備え、上記第2塗布部は、上記テープ基材の一方の面に対して上記第1塗布部とほぼ同じ高さ位置に配置されているとともに、上記粘着剤層の厚さをT1、上記スペーサ層の厚さをT2(T2>T1)として、上記テープ基材の一方の面に対して、上記第1塗布部をほぼ上記厚さT1に相当する高さ位置に配置するとともに、上記第2塗布部をほぼ上記厚さT2に相当する高さ位置に配置し、上記第1塗布部と上記第2塗布部とにより上記テープ基材の一方の面上に上記粘着剤と上記スペーサ剤とをほぼ同時に直に塗布して、上記粘着剤層と上記スペーサ層とを形成することにより、粘着剤層の接触を抑えて、レール引き現象を効果的に防止することができる。
請求項8に記載の発明によれば、上記粘着剤および上記スペーサ剤の塗布条件をそれぞれ独立して制御する制御部をさらに備え、上記制御部は、上記第1塗布部から塗布される上記粘着剤に対して上記第2塗布部から塗布される上記スペーサ剤の吐出圧、吐出量などの条件をコントロールすることで、第1塗布部と第2塗布部とが同じ高さ位置に設けられていても粘着剤層よりもスペーサ層の塗布厚を厚くすることができる。
請求項9に記載された発明の清掃用粘着テープによれば、テープ基材の一方の面に形成されたゴミ取り面を有する清掃用粘着テープの製造方法において、所定のテープ搬送経路上を移動する上記テープ基材の一方の面上に所定のゴミ取り面形成材を塗布する塗布ノズルを含み、上記塗布ノズルは、上記テープ搬送経路上の上流側に配置され、上記テープ基材の一方の面上に粘着剤を直に塗布して被清掃面上に存在するゴミを捕捉する粘着剤層を形成する第1塗布部と、上記テープ搬送経路上の下流側に配置され、上記粘着剤よりも弱い弱粘着剤を含みゴム弾性を有するスペーサ剤を塗布してスペーサ層を形成する第2塗布部とを一体に備え、上記第1塗布部は、上記テープ基材に沿って平坦な上記粘着剤層を形成するとともに、上記第2塗布部は、上記粘着剤層の上に上記テープ基材の繰り出し方向に沿って上記スペーサ層を筋状に形成することにより、テープ基材の全面にわたってに粘着剤層が形成されたいわゆるベタ塗り粘着テープであっても、レール引き現象の発生を効果的に抑えることができる。
また、上記スペーサ層は、上記粘着剤層の粘着剤よりも弱い弱粘着剤を含むことにより、レール引き現象を効果的に抑制しつつ、ゴミ取り面で捕捉したゴミを補助的に捕らえて、ゴミの脱落を確実に防止することができる。
請求項10に記載の発明によれば、上記第1塗布部と上記第2塗布部との間には、上記第1塗布部から吐出された上記粘着剤を均す均し部が上記テープ基材に向けて突設されており、上記均し部によって均された上記粘着剤層の上に上記スペーサ層が塗布されることにより、上記第1塗布部と上記第2塗布部との高さ位置が同じであっても、粘着剤層の上にスペーサ層を確実に形成できる。
請求項11に記載の発明に記載された発明の清掃用粘着テープロールによれば、上記テープ基材の一方の面に、上記ゴミを捕捉する粘着剤層と、表面が上記粘着剤層の表面より上に突出するように上記粘着剤層よりも厚く形成されるスペーサ層とが上記テープ基材に対して直に設けられている清掃用粘着テープを上記テープ基材の一方の面が表側を向くように巻回することにより、レール引き現象の発生を効果的に抑えることができる。また、強く押し付けることにより、ゴミ取り面が強く接触して、絨毯などの被清掃面を確実に清掃することができる。
請求項12に記載された発明の清掃用粘着テープロールによれば、粘着剤層とスペーサ層とが隣接して交互に配置されていることにより、粘着剤層が床面に張り付くことを確実に防止することができる。
請求項13に記載された発明の清掃用粘着テープロールによれば、粘着剤層とスペーサ層とが粘着テープの繰り出し方向に沿ってストライプ状に設けられていることにより、床面上をスムーズに転がすことができる。
請求項14に記載の清掃用粘着テープロールによれば、粘着剤層は、上記テープ基材の一方の面の上にほぼ平坦に形成され、上記粘着剤層の上に上記スペーサ層がストライプ状に設けられているため、粘着剤層の面積を広くでき、より捕捉性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る清掃用粘着テープロールの斜視図。 粘着テープのA−A線断面図および部分拡大図。 塗布ノズルの分解斜視図。 第1シーム部材の側面図。 第2シーム部材の正面図。 シーム部材内の塗布剤の吐出経路を示す模式図。 塗布ノズルの塗布状態を模式的に示す模式図。 粘着剤層とスペーサ層の塗工パターンの変形例を示す模式図。 塗布ノズルを2台並べた状態の模式図。 塗布ノズルの変形例を模式的に示す模式図。 (a)シーム部材内の塗布剤の吐出経路を示す模式図,(b)均し部の均し工程を示す模式図。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこの限りではない。図1は、本発明の一実施形態に係る清掃用粘着テープロールの粘着テープを繰り出した状態の斜視図であり、図2は、図1のA−A線断面図およびその部分拡大図である。図3はノズルヘッドの分解斜視図であり、図4はノズルヘッドに挟まれる一方のシーム部材(第1シーム部材)の側面図であり、図5は他方のシーム部材(第2シーム部材)の側面図である。図6はノズルヘッド内での粘着剤の動きを説明する説明図であり、図7はその塗布状態を示す模式図である。
図1に示すように、この清掃用粘着テープロール1は、テープ基材21の一方の面にゴミ取り面22が形成された粘着テープ2を有し、そのゴミ取り面22が表側(図1では上面側)を向くように巻芯3に沿ってロール状に巻回したものからなる。
この例において、巻芯3はボール紙などの紙製巻芯が用いられているが、これ以外に合成樹脂製の巻芯を用いてもよい。さらには、巻芯3を用いずに巻回する、いわゆるコアレス構造であってもよく、本発明において巻芯3の構成は任意である。
テープ基材21は、例えば紙製で、図2に示すように、裏面(図2では下面)には、テープ基材21の補強用としてのラミネートフィルム23が設けられている。この例において、ラミネートフィルム23は、ポリエチレン製でテープ基材21の裏面に一体的に貼り合わせられている。
本発明において、ラミネートフィルム23は任意的な構成要素であり、テープ基材21を紙に代えて、樹脂フィルムなどを用いることにより不要とすることができる。また、粘着剤の組成をコントロールすることによっても、ラミネートフィルム23を省くことができる。
図2を参照して、ゴミ取り面22には、ゴミを捕捉するための粘着剤層4と、粘着剤層4が図示しない被清掃面に対して接触しにくくするスペーサ層5とが含まれている。スペーサ層5は弾性変形可能で、例えばフローリング材などからなる床面に対して、無負荷状態で粘着剤層4を非接触に保つ役割を果たし、性状的には上記特許文献2の剥離剤層に相当している。
粘着剤層4は、例えばSIS(スチレン−イソプレン−スチレン)系粘着剤からなる母材に所定の添加剤を加えた粘着剤をテープ基材21の表面に、粘着テープ2の繰り出し方向(図2では紙面垂直方向)に沿ってスジ状に塗布することにより形成され、一定間隔をもってストライプ状に形成されている。なお、粘着剤の組成は、仕様に応じて任意に変更可能である。
図2の部分拡大図に示すように、各粘着剤層4は、テープ基材21の表面に厚さT1(T1:5〜20μm)で、幅W1(0.5〜1.5mm)となるように一様に塗布されている。粘着剤層4の厚さT1および幅W1は仕様に応じて任意に変更できる。
各粘着剤層4の両側には、スペーサ層5が設けられている。スペーサ層5は適度なゴム弾性を有するとともに、粘着剤層4の粘着剤よりも弱い粘着力の弱粘着剤からなり、その表面が粘着剤層4の表面から突出するように設けられている。
すなわち、スペーサ層5の厚さT2が粘着剤層4の厚さT1よりも厚くなる(T2>T1)となるように設けられている。この例において、スペーサ層5は、テープ基材21の表面に厚さT2(T1:60〜100μm)で、幅W2(0.3〜0.6mm)となるように一様に塗布されている。スペーサ層5の厚さT2および幅W2は仕様に応じて任意に変更できる。
この例において、粘着剤層4とスペーサ層5はともに、テープ基材21の表面に直に塗布されており、それらが微少な隙間Gをもって互いに平行にストライプ状に配置されているが、これ以外に波目状などに配置されていてもよく、粘着剤層4が被清掃面に直に張り付かないようにスペーサ層が配置されていれば、その配置形態は仕様に応じて任意である。
図1に示すように、粘着テープ2には、ほぼ1周長毎に使用済み粘着テープを切断するための切れ目24が設けられている。この例において、切れ目24はミシン目からなるが、これ以外の切断手段を用いてもよい。
ゴミ取り面22の幅方向の両端には、粘着性を持たない、いわゆるドライエッジ部25,25が設けられている。本発明において、ドライエッジ部25,25は任意的な構成要素であるため、その説明は省略する。
次に、図3〜図7を参照して、ゴミ取り面22の形成方法について説明する。図3に示すように、粘着剤層4とスペーサ層5は、専用の塗布ノズル6を用いてテープ基材21上に塗布される。
塗布ノズル6は、左右一対のヘッド部61,62と、各ヘッド部61,62の間に狭持される2枚のシーム部材63,64と、各シーム部材63,64の間に挟まれるセパレータ65とを備えている。ヘッド部61,62はともに、ステンレスなどの金属製で、細長い棒状を呈している。
第1ヘッド部61の上端面には、粘着剤が注入される第1注入ポート611が1箇所設けられている。第1注入ポート611には、タンクT1に貯留された粘着剤を注入する接続パイプが接続されており、接続パイプの途中には、流量を調節するバルブV1が設けられている。タンクT1は、ヒータH1によって加熱されており、粘着剤が所定の温度で保温できるようになっている。タンクT1,ヒータH1およびバルブV1は制御部Cによって制御されている。
第1ヘッド部61の内部には、第1注入ポート611から注入された粘着剤を第1ヘッド61の内側面に導く導通管613(図6参照)が設けられている。この例において、第1注入ポート611は1箇所設けられているが、その設置数は特に限定されない。
次に、第2ヘッド部62は、第1ヘッド部61とほぼ同じ金属製の成型品からなり、その上端面にはスペーサ剤が注入される第2注入ポート621が設けられている。タンクT2に貯留されたスペーサ剤を注入する接続パイプが接続されており、接続パイプの途中には、流量を調節するバルブV2が設けられている。タンクT2は、ヒータH2によって加熱されており、スペーサ剤が所定の温度で保温できるようになっている。これらタンクT2,ヒータH2およびバルブV2は、制御部Cによって制御されている。
第2ヘッド部62の内部には、第2注入ポート621から注入されたスペーサ剤を第2ヘッド62の内側面に導く導通管623(図6参照)が設けられている。この例において、第2注入ポート621は1箇所設けられているが、その設置数は特に限定されない。
図4を参照して、第1シーム部材63は金属製の扁平な板体からなり、第1ヘッド部61の内側面とセパレータ65との間に挟み込まれるように矩形状に形成されている。シーム部材の一方の側面の下端には、粘着剤が流し込まれる第1吐出口631が櫛刃状に多数設けられている。
第1吐出口631は、第1シーム部材63の下端縁から中央に向かって切り欠かれたスリット溝からなり、所定の間隔をもって互いに平行に設けられている。第1吐出口631に向けて第1ガイド溝614から粘着剤が供給されることにより、粘着剤がスジ状にテープ基材21上に塗布され、粘着剤層4がテープ基材2上に直に形成される。
図3を参照して、セパレータ65を挟んで他方の側面には、第2ヘッド部62の内側面に挟み込まれる第2シーム部材64が設けられている。
図5に示すように、第2シーム部材64には、スペーサ剤が流し込まれる第2吐出口641が多数設けられている。第2吐出口641は、第2シーム面64の下端から中央に向かって溝状に切り欠かれた切欠溝からなり、それらが所定の間隔をもって互いに平行に設けられている。
これによれば、図6,図7に示すように、第1注入ポート611から供給された粘着剤は、導通管613を通って第1ヘッド部61の内側面に運ばれたのち第1吐出口631に供給され、第1吐出口631の先端から吐出される。
他方において、図6,図7に示すように、第2注入ポート621から送り込まれたスペーサ剤は、導通管623を通って第2ヘッド部62の内側面に運ばれたのち、第2吐出口641の側面に供給されて、第2吐出口641の先端から吐出される。
図6の図面上において、第1シーム面63と第2シーム面64の第1吐出口631と第2吐出口641の位置は同一となっているが、実際には、スペーサ層5を粘着剤層4よりも厚塗り塗工するため、第2吐出口641の位置は、第1シーム面63の吐出口からみて高い位置に設けられている。なお、第1シーム面63の第1吐出口631が反ヘッド部61,62側に向けて突出して設けられていてもよい。
図7に示すように、第1吐出口631とスリット部64はそれぞれ交互に配置されている。これにより、各第1吐出口631の先端から吐出された粘着剤は、テープ基材21の表面にスジ状の粘着剤層4が形成され、その粘着剤層4の間にスペーサ層5がほぼ同時に平行に形成される。
これによれば、テープ基材21の表面に粘着剤層4とスペーサ層5を直接同時に形成できることにより、生産性が向上してより安価に製造できるばかりでなく、製品の信頼性も向上する。なお、粘着剤とスペーサ剤の溶融温度や塗布速度などは、仕様に応じて任意に設定される。
この例において、塗布ノズル6は、2枚のシーム部材63,64を用いて2種類の塗布物を塗布しているが、各ヘッド部61,62の間にシーム部材をさらに増やすことにより、第3、第4の塗布層をテープ基材21の上に設けることができる。
これとは別に、図9に示すように、テープ基材21の流れ方向に沿って2つの塗布ノズル6,6を配置することによっても、同様に塗布物の種類や形成パターンを変えることができる。このような態様も本発明に含まれる。
また、シーム部材63,64の形状を調節することにより、図8(a)に示すように、特許文献2と同じような粘着剤層4の上にスペーサ層5を筋状に高速で形成することも可能である。さらには、図8(b)に示すように、一部が凹まされた粘着剤層4の凹溝内に沿ってスペーサ層5を設けることもできる。
また、この例において、粘着剤層4およびスペーサ層5は、粘着テープ2の繰り出し方向に沿って平行に形成されているが、これ以外に、粘着テープ2の繰り出し方向に対して所定角度傾斜して設けられていてもよいし、繰り出し方向に対して直角に形成されていてもよい。
この例において、第2吐出口641の位置は、第1シーム面63の吐出口からみて高い位置に設けられているが、第1吐出口631と第2吐出口641とは相対的にほぼ同一平面上に設けられていてもよい。その場合、例えば粘着剤およびスペーサ剤の温度や粘度、さらには吐出圧や吐出量などを管理することにより、粘着剤層4およびスペーサ層5の塗布厚や形状を変えることができる。このような態様も本発明に含まれる。
すなわち、図3に示すように、制御部Cが、バルブV1,V2をコントロールすることで、第1吐出口及び第2吐出口のそれぞれの吐出圧、量、などを任意に設定し、スペーサ剤層が粘着剤層よりも高い塗布厚さになるようにすることができる。
また、ヒータH1,H2を制御部Cによってコントロールすることで、粘着剤の温度を高めて粘度を低くし、スペーサ剤の温度を低めに設定して粘度を高めることでも、スペーサ剤の高さと粘着剤の高さを変えることもできる。
図10に示すように、この塗布ノズル6Aは、上述した塗布ノズル6とほぼ同じ形状であり、同一と見なされる箇所には同じ参照符号を付した。この塗布ノズル6Aは、第1ヘッド部61は、第1シーム部63が基材21の幅方向に沿って連続して開口されており、第1吐出口631から粘着剤が幅方向に沿って連続的に供給されるようになっている。
これによれば、第1注入ポート611から供給された粘着剤は、導通管613を通って第1ヘッド部61の内側面に運ばれたのち第1吐出口631に供給され、第1吐出口631の先端から連続して吐出され、テープ基材21のほぼ全面にわたって粘着剤層4が形成される。
第2ヘッド部62は、上述した塗布ノズル6Aと同様に、第2ヘッド部62の延在方向に沿って間欠的に設けられた第2吐出口641を有し、第2吐出口641からスペーサ剤が吐出される。これによれば、第1ヘッド部61によってテープ基材21に塗布された粘着剤層4の上にスペーサ層5が筋状に連続して形成される。
この例において、第1ヘッド部61と第2ヘッド部62との間には、セパレータ65が設けられており、セパレータ65の先端には、第1ヘッド部61から吐出された粘着剤を均すための均し部66が設けられている。
図11(a),(b)に示すように、均し部66は、塗布ノズル6Aのノズル先端から突設された円弧面からなり、第1吐出口631から吐出された粘着剤の表面を均し部66が均すことで、粘着剤をテープ基材21に均一に塗布することができるようになっている。
これによれば、均し部66を設けたことで、より均一な粘着剤層4が得られるばかりでなく、第1吐出口631と第2吐出口641の吐出位置を同一平面内に設けたとしても、粘着剤層4の高さとスペーサ層5の高さとを異なる位置に設けることができる。
1 粘着テープロール
2 粘着テープ
21 テープ基材
22 ゴミ取り面
3 巻芯
4 粘着剤層
5 スペーサ層
6 塗布ノズル
61 第1ヘッド部
62 第2ヘッド部
63 第1シーム部材
631 第1吐出口
64 第2シーム部材
641 第2吐出口
65 セパレータ
66 均し部

Claims (14)

  1. テープ基材の一方の面に形成されたゴミ取り面を有する清掃用粘着テープの製造装置において、
    所定のテープ搬送経路上を移動する上記テープ基材の一方の面上に所定のゴミ取り面形成材を塗布する塗布ノズルを含み、
    上記塗布ノズルは、上記テープ基材の一方の面上に粘着剤を直に塗布して被清掃面上に存在するゴミを捕捉する粘着剤層を形成する第1塗布部と、上記粘着剤よりも弱い弱粘着剤を含みゴム弾性を有するスペーサ剤を上記テープ基材の一方の面上における上記粘着剤層とは異なる位置に上記粘着剤とほぼ同時に直に塗布してスペーサ層を形成する第2塗布部とを一体に備え、
    上記第2塗布部は、上記テープ基材の一方の面に対して上記第1塗布部とほぼ同じ高さ位置に配置されていることを特徴とする清掃用粘着テープの製造装置。
  2. 上記塗布ノズルは、粘着剤注入口を有する第1ヘッド部およびスペーサ剤注入口を有する第2ヘッド部と、上記各ヘッド部間に狭持される第1シーム面および第2シーム面とを含み、上記第1シーム面の下端側には、所定の第1案内経路を介して上記粘着剤注入口と連通する第1吐出口が櫛刃状に形成され、上記第2シーム面の下端部には、所定の第2案内経路を介して上記スペーサ剤注入口と連通する第2吐出口が、上記第1吐出口の間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の清掃用粘着テープの製造装置。
  3. テープ基材の一方の面に形成されたゴミ取り面を有する清掃用粘着テープの製造装置において、
    所定のテープ搬送経路上を移動する上記テープ基材の一方の面上に所定のゴミ取り面形成材を塗布する塗布ノズルを含み、
    上記塗布ノズルは、上記テープ搬送経路上の上流側に配置され、上記テープ基材の一方の面上に粘着剤を直に塗布して被清掃面上に存在するゴミを捕捉する粘着剤層を形成する第1塗布部と、上記テープ搬送経路上の下流側に配置され、上記粘着剤よりも弱い弱粘着剤を含みゴム弾性を有するスペーサ剤を塗布してスペーサ層を形成する第2塗布部とを一体に備え、
    上記第1塗布部および上記第2塗布部は、上記テープ基材の一方の面に対してほぼ同じ高さ位置に設けられており、上記第1塗布部は、上記テープ基材の幅方向に沿って連続して開口された第1吐出口を有し、上記第2塗布部は、上記テープ基材の幅方向に沿って櫛刃状に開口された上記第2吐出口を有し、
    上記第1吐出口から吐出された上記粘着剤を上記テープ基材の上に沿ってほぼ平坦な上記粘着剤層として塗布するとともに、上記粘着剤層の上に上記第2吐出口から吐出された上記スペーサ剤を筋状に塗布することを特徴とする清掃用粘着テープの製造装置。
  4. 上記粘着剤および上記スペーサ剤の塗布条件をそれぞれ独立して制御する制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1,2または3に記載の清掃用粘着テープの製造装置。
  5. 上記第1塗布部と上記第2塗布部との間には、上記第1塗布部から吐出された上記粘着剤を均す均し部が上記テープ基材に向けて突設されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の清掃用粘着テープの製造装置。
  6. 少なくとも2台の上記塗布ノズルを上記テープ基材の流れ方向に配置してなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の清掃用粘着テープの製造装置。
  7. テープ基材の一方の面に形成されたゴミ取り面を有する清掃用粘着テープの製造方法において、
    所定のテープ搬送経路上を移動する上記テープ基材の一方の面上に所定のゴミ取り面形成材を塗布する塗布ノズルを含み、
    上記塗布ノズルは、上記テープ基材の一方の面上に粘着剤を直に塗布して被清掃面上に存在するゴミを捕捉する粘着剤層を形成する第1塗布部と、上記粘着剤よりも弱い弱粘着剤を含みゴム弾性を有するスペーサ剤を上記テープ基材の一方の面上における上記粘着剤層とは異なる位置に上記粘着剤とほぼ同時に直に塗布してスペーサ層を形成する第2塗布部とを一体に備え、上記第2塗布部は、上記テープ基材の一方の面に対して上記第1塗布部とほぼ同じ高さ位置に配置されているとともに、
    上記第1塗布部と上記第2塗布部とから、上記粘着剤層の厚さをT1、上記スペーサ層の厚さをT2(T2>T1)となるように、上記テープ基材の一方の面上に上記粘着剤と上記スペーサ剤とをほぼ同時に直に塗布して、上記粘着剤層と上記スペーサ層とを形成することを特徴とする清掃用粘着テープの製造方法。
  8. 上記粘着剤および上記スペーサ剤の塗布条件をそれぞれ独立して制御する制御部をさらに備え、上記制御部は、塗布される上記粘着剤に対して上記第2塗布部から塗布される上記スペーサ剤の塗布条件を制御することで上記スペーサ層の塗布厚を厚くすることを特徴とする請求項7に記載の清掃用粘着テープロールの製造方法。
  9. テープ基材の一方の面に形成されたゴミ取り面を有する清掃用粘着テープの製造方法において、
    所定のテープ搬送経路上を移動する上記テープ基材の一方の面上に所定のゴミ取り面形成材を塗布する塗布ノズルを含み、
    上記塗布ノズルは、上記テープ搬送経路上の上流側に配置され、上記テープ基材の一方の面上に粘着剤を直に塗布して被清掃面上に存在するゴミを捕捉する粘着剤層を形成する第1塗布部と、上記テープ搬送経路上の下流側に配置され、上記粘着剤よりも弱い弱粘着剤を含みゴム弾性を有するスペーサ剤を塗布してスペーサ層を形成する第2塗布部とを一体に備え、
    上記第1塗布部は、上記テープ基材に沿って平坦な上記粘着剤層を形成するとともに、上記第2塗布部は、上記粘着剤層の上に上記テープ基材の繰り出し方向に沿って上記スペーサ層を筋状に形成することを特徴とする清掃用粘着テープロールの製造方法。
  10. 上記第1塗布部と上記第2塗布部との間には、上記第1塗布部から吐出された上記粘着剤を均す均し部が上記テープ基材に向けて突設されており、上記均し部によって均された上記粘着剤層の上に上記スペーサ層が塗布されることを特徴とする請求項9項に記載の清掃用粘着テープの製造装置。
  11. 請求項7または8に記載の清掃用粘着テープの製造方法によって製造され、上記テープ基材の一方の面に、上記ゴミを捕捉する粘着剤層と、表面が上記粘着剤層の表面より上に突出するように上記粘着剤層よりも厚く形成されるスペーサ層とが上記テープ基材に対して直に設けられている清掃用粘着テープを上記テープ基材の一方の面が表側を向くように巻回してなることを特徴とする清掃用粘着テープロール。
  12. 上記粘着剤層および上記スペーサ層は、それぞれ隣接して交互に配置されていることを特徴とする請求項11に記載の清掃用粘着テープロール。
  13. 上記粘着剤層および上記スペーサ層は、上記清掃用粘着テープの繰り出し方向に沿ってストライプ状に形成されていることを特徴とする請求項12に記載の清掃用粘着テープロール。
  14. 請求項9または10に記載の清掃用粘着テープの製造方法によって製造され、上記粘着剤層は、上記テープ基材の一方の面の上にほぼ平坦に形成されており、上記粘着剤層の上に上記スペーサ層がストライプ状に設けられている清掃用粘着テープを上記テープ基材の一方の面が表側を向くように巻回してなることを特徴とする清掃用粘着テープロール。
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