JPH11226469A - ストライプ塗工方法及び粘着テープの製造方法並びにストライプ塗工用ダイ - Google Patents

ストライプ塗工方法及び粘着テープの製造方法並びにストライプ塗工用ダイ

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JPH11226469A
JPH11226469A JP10032932A JP3293298A JPH11226469A JP H11226469 A JPH11226469 A JP H11226469A JP 10032932 A JP10032932 A JP 10032932A JP 3293298 A JP3293298 A JP 3293298A JP H11226469 A JPH11226469 A JP H11226469A
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JP
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die
coating
adhesive
stripe
lower die
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JP10032932A
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English (en)
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Kunihiko Kaida
邦彦 海田
Hirotaka Sato
博隆 佐藤
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0254Coating heads with slot-shaped outlet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C9/00Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
    • B05C9/06Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important for applying two different liquids or other fluent materials, or the same liquid or other fluent material twice, to the same side of the work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/027Coating heads with several outlets, e.g. aligned transversally to the moving direction of a web to be coated

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率良くストライプ塗工を行うストライプ塗
工方法及び粘着テープの製造方法並びにストライプ塗工
用ダイを提供する。 【解決手段】 上部ダイ4と下部ダイ5との間に、第1
櫛歯状プレート6と間仕切りプレート8と第2櫛歯状プ
レート7とを介在させて、ストライプ塗工用ダイを構成
する。上部ダイ4のマニホールド4aに供給された粘着
剤は、第1櫛歯状プレート6のスリット6aを通過し
て、スリット6aの終端から吐出される。同時に、下部
ダイ5のマニホールド5aに供給された粘着剤は、第2
櫛歯状プレート7のスリット7aを通過して、スリット
7aの終端から吐出される。このとき、ストライプ塗工
用ダイ1の先端部から吐出される粘着剤は、全体として
ストライプ状になる。このストライプ状の粘着剤をテー
プ基材に塗工することで、2種類の粘着剤がストライプ
塗工された粘着テープを製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも一種は
粘着剤である2種以上の塗布剤をシートやフィルムなど
の基材上にストライプ状に塗工するストライプ塗工方法
及び粘着テープの製造方法並びにストライプ塗工用ダイ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば粘着テープに機能性を与え
るために、粘着剤とそれ以外の機能性(例えば、剥離
性)を有する塗布剤とをテープ基材上にストライプ状に
塗工したものが提案実施されている。このような少なく
とも一種は粘着剤である2種以上の塗布剤を基材上にス
トライプ状に塗工するために、次のような手法が採られ
ている。まず、基材上に粘着剤をストライプ状に塗工し
て乾燥させ、続いて別種の塗布剤を先に塗工したストラ
イプ状の粘着剤相互の隙間に塗工して乾燥させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。粘着剤と別種の塗布剤とを個別に塗工しているの
で塗工効率が悪いという難点がある。また、先に塗工さ
れた粘着剤と後で塗工される塗布剤との間で位置ズレが
発生しやすく、特に塗布幅が1mm以下といった微細なピ
ッチで精度良く塗布することができないという問題点が
ある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、ストライプ塗工を容易かつ精度良く行
うことができるストライプ塗工方法及び粘着テープの製
造方法並びにストライプ塗工用ダイを提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、少なくとも一種は粘着剤
である2種以上の塗布剤を基材上にストライプ状に塗工
するストライプ塗工方法であって、基材の進行方向に対
してほぼ直交する方向に塗布剤の吐出口である複数個の
スロットをほぼ列状に並べて配置し、これらのスロット
の中の一群のスロットには粘着剤を供給し、他のスロッ
トには別種の塗布剤を供給し、各スロットから粘着剤と
別種の塗布剤とをそれぞれ同時に吐出させて基材上に粘
着剤と別種の塗布剤とをストライプ塗工することを特徴
とするものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、粘着剤と別種の
塗布剤とがテープ基材上にストライプ状に塗工形成され
た粘着テープの製造方法であって、テープ基材の進行方
向に対してほぼ直交する方向に粘着剤と別種の塗布剤の
吐出口である複数個のスロットをほぼ列状に並べて配置
し、これらのスロットの中の一群のスロットには粘着剤
を供給し、他のスロットには別種の塗布剤を供給し、各
スロットから粘着剤と別種の塗布剤とをそれぞれ同時に
吐出させてテープ基材上に粘着剤と別種の塗布剤とをス
トライプ塗工することを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、基材の進行方向
に対して下手側に配置される下手側ダイと、基材の進行
方向に対して上手側に配置される上手側ダイとを分割可
能に備え、下手側ダイと上手側ダイとを突き合わせて一
体化することにより、塗布剤を吐出する複数個のスロッ
トが下手側ダイと上手側ダイとの間にほぼ列状に並んで
形成され、これらのスロットの中の一群のスロットは下
手側ダイまたは上手側ダイに形成された塗布剤供給口に
連通接続され、他のスロットは下手側ダイまたは上手側
ダイに形成された別の塗布剤供給口に連通接続されてい
ることを特徴とするものである。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のストライプ塗工用ダイにおいて、下手側ダイおよび上
手側ダイの各々の突き合わせ面側に、各ダイに形成され
た塗布剤供給口に連通接続するマニホールドが穿たれて
おり、この下手側ダイと上手側ダイとの間に、間仕切り
プレートで仕切られた第1の櫛歯状プレートと第2の櫛
歯状プレートとが密着状態に介在され、かつ、各櫛歯状
プレートのスリットは互いに重なり合わないように位置
がずれているとともに、これらスリットの基端側は各ダ
イのマニホールドに達し、それらの先端側は塗布剤を吐
出するスロットとして終端しているものである。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
のストライプ塗工用ダイにおいて、下手側ダイおよび上
手側ダイの各々の突き合わせ面側に、各ダイに形成され
た塗布剤供給口に連通接続するマニホールドと、これら
のマニホールドに基端側が連通接続する複数本の細溝と
がそれぞれ穿たれており、かつ、各ダイの細溝は互いに
重なり合わないように位置をずらせて形成されており、
この下手側ダイと上手側ダイとが間仕切りプレートを介
して密着状態に突き合わされることにより、各ダイの細
溝の先端側が塗布剤を吐出するスロットとして終端して
いるものである。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項3に記載
のストライプ塗工用ダイにおいて、下手側ダイおよび上
手側ダイの各々の突き合わせ面側に、各ダイに形成され
た塗布剤供給口に連通接続するマニホールドが穿たれて
おり、この下手側ダイと上手側ダイとが間仕切りプレー
トを介して密着状態に突き合わせされ、かつ、この間仕
切りプレートの両面に複数本の細溝が互いに重なり合わ
ないように位置をずらせて形成されており、これらの細
溝の基端側は各マニホールドに連通し、それらの先端側
は塗布剤を吐出するスロットとして終端しているもので
ある。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項3に記載
のストライプ塗工用ダイにおいて、下手側ダイおよび上
手側ダイの少なくとも一方の突き合わせ面に、複数本の
細溝が穿たれており、これらの細溝の基端側のそれぞれ
に塗布剤供給口が連通接続されており、これらの細溝の
先端側は塗布剤を吐出するスロットとして終端している
ものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。粘着剤が供給された一群のスロットからは、この粘
着剤を基材上に吐出させる。これと同時に、別種の塗布
剤が供給された他の一群のスロットからは、この別種の
塗布剤を基材上に吐出させる。これら複数個のスロット
から各々吐出させた粘着剤および別種の塗布剤は、スロ
ット全体としてストライプ状に吐出されるので、これら
粘着剤および別種の塗布剤によって、基材上にはストラ
イプ塗工が施される。
【0013】請求項2に記載の発明の作用は次のとおり
である。粘着剤が供給された一群のスロットからは、こ
の粘着剤をテープ基材上に吐出させる。これと同時に、
別種の塗布剤が供給された他の一群のスロットからは、
この別種の塗布剤をテープ基材に吐出させる。これらス
ロット全体としては、粘着剤および別種の塗布剤がテー
プ基材に向けてストライプ状に吐出される。これら複数
個のスロットから吐出された粘着剤および別種の塗布剤
によって、ストライプ状に塗工形成された粘着テープが
製造される。
【0014】請求項3に記載の発明の作用は次のとおり
である。下手側ダイに形成された塗布剤供給口に連通接
続された一群のスロットは、その下手側ダイの塗布供給
口に供給された塗布剤を吐出する。上手側ダイに形成さ
れた塗布剤供給口に連通接続された一群のスロットは、
その上手側ダイの塗布供給口に供給された塗布剤を吐出
する。下手側ダイと上手側ダイとの間にほぼ列状に並ん
だ複数個のスロットは、下手側ダイに供給された塗布剤
と上手側ダイに供給された塗布剤とを、スロット全体と
してストライプ状に吐出する。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、下手側ダ
イに穿たれたマニホールドに供給された塗布剤は、下手
側ダイと間仕切りプレートとの間に介在した第1の櫛歯
状プレートのスリット内を流通する。このスリットの終
端であるスロットは、スリットを流通してきた塗布剤を
吐出する。これと同時に、上手側ダイに穿たれたマニホ
ールドに供給された塗布剤は、上手側ダイと間仕切りプ
レートとの間に介在した第2の櫛歯状プレートのスリッ
ト内を流通する。このスリットの終端であるスロット
は、スリットを流通してきた塗布剤を吐出する。第1の
櫛歯状プレートと第2の櫛歯状プレートとは、各櫛歯状
プレートのスリットがお互いに重なり合わないようにず
らされているので、これらスリットの終端である複数個
のスロットは、下手側ダイに供給された塗布剤と上手側
ダイに供給された塗布剤とをスロット全体としてストラ
イプ状に吐出する。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、下手側ダ
イのマニホールドに供給された塗布剤は、下手側ダイに
穿たれた複数本の細溝と間仕切りプレートとの間で形成
される空間である流路を流通する。この流路の終端であ
るスロットは、この流路を流通してきた塗布剤を吐出す
る。これと同時に、上手側ダイのマニホールドに供給さ
れた塗布剤は、上手側ダイに穿たれた複数本の細溝と間
仕切りプレートとの間で形成される空間である流路を流
通する。この流路の終端であるスロットは、この流路を
流通してきた塗布剤を吐出する。下手側ダイと上手側ダ
イとに各々穿たれた複数本の細溝は、お互いに重なり合
わないように位置がずらされているので、これら細溝
(流路)の終端である複数個のスロットは、上部に供給
された塗布剤と下部に供給された塗布剤とをスロット全
体としてストライプ状に吐出する。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、下手側ダ
イのマニホールドに供給された塗布剤は、下手側ダイ
と、間仕切りプレートに穿たれた細溝との間で形成され
る空間である流路を流通する。この流路の終端であるス
ロットは、この流路を流通してきた塗布剤を吐出する。
これと同時に、上手側ダイのマニホールドに供給された
塗布剤は、上手側ダイと、間仕切りプレートに穿たれた
細溝との間で形成される空間である流路を流通する。こ
の流路の終端であるスロットは、この流路を流通してき
た塗布剤を吐出する。間仕切りプレートの両面に穿たれ
た細溝は、お互いに重なり合わないように位置をずらし
て形成されているので、スロット全体からは、上部に供
給された塗布剤と下部に供給された塗布剤とをストライ
プ状に吐出する。
【0018】請求項7に記載の発明によれば、下手側ダ
イ側から供給された塗布剤は、下手側ダイまたは上手側
ダイの少なくとも一方の突き合わせ面に穿たれた複数本
の細溝のうち、下手側ダイ側の塗布剤供給口に連結され
た細溝と、細溝が穿たれていない面との間で形成される
空間である流路を流通して、この流路の終端であるスロ
ットから吐出される。これと同時に、上手側ダイ側から
供給された塗布剤は、上手側ダイ側の塗布剤供給口に連
結された細溝と、細溝が穿たれていない面との間で形成
される空間である流路を流通して、この流路の終端であ
るスロットから吐出される。したがって、スロット全体
からはストライプ状の塗布剤が吐出される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。 <第1実施例>図1は、第1実施例に係るストライプ塗
工装置の概略構成を示す斜視図である。このストライプ
塗工装置は、例えば2種類の粘着剤をテープ基材3にス
トライプ状に塗工するストライプ塗工用ダイ1と、この
ストライプ塗工用ダイ1に粘着剤Aを供給する第1粘着
剤供給タンク11と、同様に粘着剤Bを供給する第2粘
着剤供給タンク12と、ストライプ塗工用ダイ1に対向
配置されてテープ基材3を裏面側から支持するバックア
ップロール2とから構成されている。なお、この実施例
では、2種類の粘着剤をストライプ塗工する場合につい
て説明するが、例えば、粘着剤と、導電性塗布剤等の非
粘着剤との組み合わであってもよい。この点は、後述す
る他の実施例でも同様である。
【0020】バックアップロール2は、図示しないベア
リングなどにより回転可能に構成されていて、テープ基
材3の搬送に伴って回転する。このとき、テープ基材3
は、後述する多層塗工用ダイ1に備えるスロットと一定
の間隔を保つようにバックアップロール2によって裏面
から支持される。
【0021】テープ基材3は、後述するストライプ塗工
用ダイ1によって塗工された粘着剤A、Bをその状態で
保持するものであり、例えば、布やプラスチックフィル
ム等で形成される粘着テープ用の基材である。このテー
プ基材3は、ストライプ塗工用ダイ1によってストライ
プ塗工された粘着剤A、Bを保持しながら、図示しない
基材搬送機構の駆動によって、次工程の乾燥装置等へ搬
送される。なお、粘着剤A、Bが塗工される前の工程で
は、テープ基材3に粘着剤A、Bが定着し易くするため
の前処理が施されている。
【0022】第1粘着剤供給タンク11は、ストライプ
塗工用ダイ1の後述する下手側ダイ4に粘着剤Aを供給
するものである。第2粘着剤供給タンク12は、ストラ
イプ塗工用ダイ1の後述する上手側ダイ5に粘着剤Bを
供給するものである。各粘着剤供給タンク11、12
は、エアなどでそのタンク内の粘着剤の液面を加圧する
ことで、所定量の粘着剤をストライプ塗工用ダイ1に供
給することができる。
【0023】ストライプ塗工用ダイ1は、バックアップ
ロール2に対向して配置されている。そのバックアップ
ロール2に対向するストライプ塗工用ダイ1の対向面
は、後述する図3に示すように、バックアップロール2
に近づくにつれて先細りの断面形状となっている。ま
た、その先端部は、テープ基材3の進行方側(下手側ダ
イ4)では鋭角を、進行方向の反対側(上手側ダイ5)
では鈍角を形成する断面形状になっている。
【0024】以下、本発明に係るストライプ塗工用ダイ
1について、図2〜図5を用いて詳細に説明する。スト
ライプ塗工用ダイ1は、バックアップロール2によって
搬送されるテープ基材3の進行方向に対して下手側に配
置される下手側ダイ4と、テープ基材3の進行方向に対
して上手側に配置される上手側ダイ5とが分割可能に突
き合わされて一体的に構成されている。下手側ダイ4に
は粘着剤Aが、上手側ダイ5には粘着剤Bが、それぞれ
供給される。
【0025】図2の分解斜視図に示すように、ストライ
プ塗工用ダイ1は、下手側ダイ4と上手側ダイ5との間
に、第1櫛歯状プレート6と、間仕切りプレート8と、
第2櫛歯状プレート7とを介在させて構成されている。
なお、この実施例では、便宜上、各櫛歯状プレート6、
7および間仕切りプレート8の厚みを実際よりも厚めに
図示するが、これらの厚みは、好ましくは0.3mm程度
で形成されるものである。また、間仕切りプレート8の
厚みは、薄いほど好適なストライプ塗工を施すことがで
きる。
【0026】下手側ダイ4における第1櫛歯状プレート
6との突き合わせ面側には、粘着剤Aが溜まるマニホー
ルド4aが穿たれている。このマニホールド4aの略中
央には、マニホールド4aに粘着剤Aを供給するため
に、下手側ダイ4の上面側からマニホールド4aに貫通
する粘着剤供給口10が設けられる。また、このマニホ
ールド4aから外れた位置に螺子止め孔13と、後述す
る各プレートと上手側ダイ5との位置決め用のノックピ
ン孔9とが設けられている。
【0027】第1櫛歯状プレート6には、複数本のスリ
ット6aが櫛歯状に形成されるとともに、ノックピン孔
9および螺子止め孔13が設けられている。第1櫛歯状
プレート6と下手側ダイ4とを突き合わせて位置決めし
た際に、第1櫛歯状プレート6のスリット6aの基端部
は、下手側ダイ4のマニホールド4a上にくるように形
成されている。
【0028】上手側ダイ5は、下手側ダイ4とほぼ同様
に構成されており、第2櫛歯状プレート7との突き合わ
せ面側に、粘着剤Bが溜まるマニホールド5aが穿たれ
ている。このマニホールド5aの略中央には、このマニ
ホールド5aに粘着剤Bを供給するための、粘着剤供給
口14が設けられている。さらに、このマニホールド5
aから外れた位置に螺子止め孔13が形成されていると
ともに、ノックピン孔9に差し込まれるノックピン15
が埋設されている。
【0029】第2櫛歯状プレート7には、櫛歯状になっ
た複数本のスリット7a、ノックピン孔9および螺子止
め孔13が形成されている。第2櫛歯状プレート7と上
手側ダイ5とを突き合わせた際に、第2櫛歯状プレート
7のスリット7aの基端側は、下手側ダイ5のマニホー
ルド5a上にくるように形成されている。また、第1櫛
歯状プレート6と第2櫛歯状プレート7とを突き合わせ
た際に、スリット6aとスリット7aとが重なり合わな
いように構成されている。なお、各櫛歯状プレート6、
7のスリット幅は、粘着剤A、Bをストライプ状にする
際の各粘着剤の幅に基づいて形成するものである。ま
た、ストライプ状の各粘着剤の境界面の直線性を高くす
るためには、各スリットの幅=(塗工後に形成したい粘
着剤の幅)×0.8にすることが好ましい。
【0030】間仕切りプレート8には、ノックピン孔9
および螺子止め孔13が設けられている。この間仕切り
プレート8は、第1櫛歯状プレート6と第2櫛歯状プレ
ート7との間に挟み込まれる。これによって、各マニホ
ールド4a、5aおよび各スリット6a、7aが塞がれ
て独立した空間が形成される。つまり、下手側ダイ4と
上手側ダイ5とは、各々独立して、異なる種類の粘着剤
を吐出することができるようになる。
【0031】上述した下手側ダイ4及び各プレート6、
7、8にそれぞれ設けられたノックピン孔9が、上手側
ダイ5に埋設されたノックピン15に差し込まれること
によって、各々が位置決めされる。この位置決めされた
状態で、下手側ダイ4と上手側ダイ5とをボルト16に
よって連結固定することによって、下手側ダイ4、上手
側ダイ5及び各プレート6、7、8がそれぞれ密着した
状態となる。このようにして、第1実施例に係るストラ
イプ塗工用ダイ1が構成される。
【0032】図3の縦断面図に示すように、間仕切りプ
レート8が第1櫛歯状プレート6と突き合わされて位置
決めされると、第1櫛歯状プレート6の複数本のスリッ
ト6aは、その基端部でマニホールド4aに連通すると
ともに、その先端部がマニホールド4aに供給された粘
着剤Aを吐出するためのスロット6bとなる流路空間が
形成される。なお、第1櫛歯状プレート6のスリット6
aと、第2櫛歯状プレート7のスリット7aとは重なり
合わないように互い違いになっているので、図3におい
ては、第1櫛歯状プレート6のスリット6aは図示され
ないが、第2櫛歯状プレート7のスリット7aが図示さ
れる。
【0033】さらに、第2櫛歯状プレート7が上手側ダ
イ5と間仕切りプレート8とに挟み込まれると、第2櫛
歯状プレート7の複数本のスリット7aは、第1櫛歯状
プレート6と同様に、その基端部がマニホールド5aに
連通するとともに、その先端部がマニホールド5aに供
給された粘着剤Bを吐出するためのスロット7bとなる
流路空間を形成する。
【0034】このように構成されたストライプ塗工用ダ
イ1は、図3中のA−A矢視で示した横断面図である図
4に示すように、第1櫛歯状プレート6と第2櫛歯状プ
レート7とが間仕切りプレート8を介在した状態におい
て、第1櫛歯状プレート6のスリット6aと、第2櫛歯
状プレート7のスリット7aとは、重なり合わないよう
に各々が互い違いになる、いわゆる千鳥状に配置されて
いる。その結果、各スリット6a、7aの終端であるス
ロット6bとスロット7bとは千鳥状に並ぶ。
【0035】以下、ストライプ塗工の動作を説明する。
エアで加圧された第1粘着剤タンク11から送られてき
た粘着剤Aは、下手側ダイ4の粘着剤供給口10からマ
ニホールド4a内に供給される。マニホールド4a内が
粘着剤Aで満たされると、さらに送られてくる粘着剤A
の供給圧力によって、マニホールド4a内の粘着剤Aが
徐々に各スリット6a内に流れ込む。各スリット6a内
に流れ込んだ粘着剤Aは、各スリット6aの終端である
各スロット6bから押し出される。これと同時に、上記
粘着剤Aと同様にして、第2粘着剤タンク12から上手
側ダイ5のマニホールド5aに供給された粘着剤Bも各
スロット7bから押し出される。つまり、ストライプ塗
工用ダイ1は、各スロット6bから粘着剤Aを吐出する
とともに、各スロット7bから粘着剤Bを吐出する。
【0036】このとき、ストライプ塗工用ダイ1は、ス
ロット全体として、2種類の粘着剤をストライプ状に吐
出する。この吐出されたストライプ状の粘着剤は、対向
するバックアップロール2に支持されているテープ基材
3の塗工面に到達する。テープ基材3は、到達したスト
ライプ状の粘着剤を保持する。ストライプ塗工用ダイ1
は、ストライプ状の粘着剤をさらに吐出し続ける。この
吐出されている間、バックアップロール2は、ストライ
プ状の粘着剤を保持したテープ基材3を乾燥装置に向け
て一定速度で搬送し続けるので、ストライプ塗工用ダイ
1の対向面を通過したテープ基材3には、ストライプ状
の粘着剤が連続して塗工される(図1参照)。ストライ
プ塗工されたテープ基材3は、次工程である乾燥装置な
どに送られ、粘着剤の溶剤成分などが除去された後、更
に所定の後工程を通過して、2種類の粘着剤がストライ
プ塗工された粘着テープが完成する。
【0037】このとき製造される粘着テープの断面図を
図5に示す。図5に示すように粘着テープは、テープ基
材3上に粘着剤Aと粘着剤Bとが交互に塗工されて形成
されている。この第1実施例のストライプ塗工用ダイ1
は、粘着剤Aと粘着剤Bとの塗工幅がほぼ同じ幅になる
ようにしたが、例えば、第1櫛歯状プレート6の各スリ
ット6aまたは第2櫛歯状プレート7の各スリット7a
の幅を変更することで、粘着剤Aまたは粘着剤Bの幅を
変更することができる。
【0038】<第2実施例>次に、図6〜図8を用いて
第2実施例について説明する。上述した実施例と共通す
る部分については、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0039】バックアップロール2に対向して配置され
たストライプ塗工用ダイ1は、粘着剤Aが供給される下
手側ダイ4と、粘着剤Bが供給される上手側ダイ5とが
分割可能に突き合わされて一体的に構成されている。図
6の分解斜視図に示すように、ストライプ塗工用ダイ1
は、下手側ダイ4と上手側ダイ5との間に、間仕切りプ
レート8を介在させて構成されている。
【0040】下手側ダイ4における間仕切りプレート8
との突き合わせ面には、粘着剤Aが溜まるマニホールド
4aと、このマニホールド4aからバックアップロール
2に対向する下手側ダイ4の端面にまで複数本の細溝4
eとが穿たれている。このマニホールド4aの略中央に
は、マニホールド4aに粘着剤Aを供給するための、粘
着剤供給口10が、下手側ダイ4の表面側からマニホー
ルド4aに貫通するように設けられる。さらに、このマ
ニホールド4aから外れた位置に螺子止め孔13および
ノックピン孔9が設けられている。
【0041】上手側ダイ5は、下手側ダイ4とほぼ同様
に構成されており、間仕切りプレート8との突き合わせ
面に、粘着剤Bが溜まるマニホールド5aと、このマニ
ホールド5aからバックアップロール2に対向する上手
側ダイ5の端面にまで複数本の細溝5eとが穿たれてい
る。このマニホールド5aの略中央には、このマニホー
ルド5aに粘着剤Bを供給するための粘着剤供給口14
が設けられ、このマニホールド5aから外れた位置には
螺子止め孔13が設けられている。さらに、下手側ダイ
4および間仕切りプレート8のノックピン孔9に差し込
まれるノックピン15が埋設されている。なお、下手側
ダイ4の細溝4eと、上手側ダイ5の細溝5eとの溝幅
は、後述する粘着剤A、Bをストライプ状にする際の各
粘着剤の幅に基づいて決められるものである。また、ス
トライプ状の各粘着剤の境界面の直線性を高くするため
には、各細溝の幅=(塗工後に形成したい粘着剤の幅)
×0.8にすることが好ましい。
【0042】なお、下手側ダイ4に穿たれた細溝4e
と、上手側ダイ5に穿たれた細溝5eとは、下手側ダイ
4と上手側ダイ5とを突き合わせた際に、各々の細溝同
士が重ならないように、位置をずらせて形成されてい
る。
【0043】間仕切りプレート8には、ノックピン孔9
および螺子止め孔13が設けられている。この間仕切り
プレート8は、下手側ダイ4と上手側ダイ5との間に挟
み込まれる。これによって、各マニホールド4a、5a
および各細溝4e、5eが塞がれて、独立した流路空間
が形成される。つまり、下手側ダイ4と上手側ダイ5と
は、各々独立して、異なる種類の粘着剤をそれぞれ吐出
することができるようになる。
【0044】上述した下手側ダイ4及び間仕切りプレー
ト8は、それぞれ設けられたノックピン孔9に、上手側
ダイ5に埋設されたノックピン15に差し込まれること
で、各々が位置決めされる。この位置決めされた状態
で、下手側ダイ4と上手側ダイ5とをボルトによって連
結固定することによって、下手側ダイ4と間仕切りプレ
ート8と上手側ダイ5とが密着して一体的に構成され
る。このようにして、本発明の第2実施例に係るストラ
イプ塗工用ダイ1が構成される。
【0045】図7の拡大縦断面図に示すように、下手側
ダイ4と間仕切りプレート8とが位置決めされると、下
手側ダイ4の各細溝4eは、その一端側がマニホールド
4aに連通するとともに、他端側がマニホールド4aに
供給された粘着剤Aを吐出するためのスロット6bとな
る流路空間を形成する。
【0046】さらに、この間仕切りプレート8と上手側
ダイ5とが位置決めされると、上手側ダイ5の各細溝5
eは、下手側ダイ4の細溝4eと同様に、その一端側が
マニホールド5aに連通するとともに、他端側がマニホ
ールド5aに供給された粘着剤Bを吐出するためのスロ
ット7bとなる流路空間を形成する。
【0047】このように構成されたストライプ塗工用ダ
イ1は、図7のB−B矢視で示した横断面図である図8
に示すように、下手側ダイ4の各細溝4eと上手側ダイ
5の各細溝5eとが間仕切りプレート8を介して、各々
の細溝4e、5eが千鳥状になるように構成される。そ
の結果、各細溝4e、5eの終端であるスロット6cと
スロット7cとは千鳥状に並ぶ。
【0048】以下、第2実施例に係るストライプ塗工の
動作を説明する。下手側ダイ4のマニホールド4a内が
粘着剤Aで満たされると、さらに送られてくる粘着剤A
の供給圧力によって、マニホールド4a内の粘着剤Aが
徐々に各細溝4e内に流れ込む。各細溝4e内に流れ込
んだ粘着剤Aは、各細溝4eの終端である各スロット6
bから押し出される。これと同時に、上記粘着剤Aと同
様にして、上手側ダイ5のマニホールド5aに供給され
た粘着剤Bも各細溝5eの終端である各スロット7bか
ら押し出される。つまり、ストライプ塗工用ダイ1は、
各スロット6aから粘着剤Aを吐出するとともに、各ス
ロット7bから粘着剤Bを吐出するので、スロット全体
として2種類の粘着剤をストライプ状に吐出する。
【0049】このとき製造される粘着テープの断面図
は、第1実施例と同様に図5に示されたようになる。第
2実施例のストライプ塗工用ダイ1は、粘着剤Aと粘着
剤Bとの塗工幅がほぼ同じ幅になるようにしたが、例え
ば、下手側ダイ4の各細溝4eまたは上手側ダイ5の各
細溝5eの溝幅を変更することで、粘着剤Aまたは粘着
剤Bの幅を変更することができる
【0050】第2実施例のストライプ塗工用ダイ1によ
れば、第1実施例のもの比べて、部品点数が少なくなる
ので、より安価にストライプ塗工用ダイを製造すること
ができる。
【0051】<第3実施例>次に、図9〜図11を用い
て第3実施例について説明する。上述した実施例と共通
する部分については、同一符号を付し、その説明を省略
する。
【0052】バックアップロール2に対向して配置され
たストライプ塗工用ダイ1は、粘着剤Aが供給される下
手側ダイ4と、粘着剤Bが供給される上手側ダイ5とが
ボルトなどによって連結されて、一体的に構成されてい
る。図9の分解斜視図に示すように、ストライプ塗工用
ダイ1は、下手側ダイ4と上手側ダイ5との間に、間仕
切りプレート8を介在させて構成されている。
【0053】下手側ダイ4には、間仕切りプレート8と
の突き合わせ面に、前記粘着剤Aが溜まるマニホールド
4aが穿たれている。このマニホールド4aの略中央に
は、マニホールド4aに粘着剤Aを供給するための粘着
剤供給口10が、下手側ダイ4の表面側からマニホール
ド4aに貫通するように設けられる。さらに、このマニ
ホールド4aから外れた位置に螺子止め孔13およびノ
ックピン孔9が設けられている。
【0054】上手側ダイ5は、下手側ダイ4とほぼ同様
に構成されており、間仕切りプレート8との突き合わせ
面に、粘着剤Bが溜まるマニホールド5aが穿たれてい
る。このマニホールド5aの略中央には、このマニホー
ルド5aに粘着剤Bを供給するための粘着剤供給口14
が設けられ、このマニホールド5aから外れた位置に
は、螺子止め孔13が設けられている。さらに、ノック
ピン孔9に差し込まれるノックピン15が埋設されてい
る。
【0055】間仕切りプレート8における下手側ダイ4
との突き合わせ面には、複数本の細溝8aが穿たれると
ともに、上手側ダイ5との突き合わせ面にも、複数本の
細溝8bが穿たれている。間仕切りプレート8の両面に
穿たれた細溝8aと細溝8bとは、各々の細溝同士が重
ならないように、位置をずらせて形成されている。これ
ら各細溝8a、8bの一端側は、下手側ダイ4および上
手側ダイ5を突き合わせた際に、各々のダイ4、5に穿
たれたマニホールド4a、5aに向き合う位置にまで穿
たれているとともに、その他端側は、間仕切りプレート
8の端面にまで達している。さらに、間仕切りプレート
8には、下手側ダイ4と上手側ダイ5との位置合わせ用
のノックピン孔9および螺子止め孔13が設けられてい
る。なお、間仕切りプレート8に穿たれた細溝8a、8
bとの溝幅は、粘着剤A、Bをストライプ状にする際の
各粘着剤の幅に基づいて穿つものである。また、ストラ
イプ状の各粘着剤の境界面の直線性を高くするために
は、各細溝の幅=(塗工後に形成したい粘着剤の幅)×
0.8にすることが好ましい。
【0056】上述した下手側ダイ4及び間仕切りプレー
ト8に、それぞれ設けられたノックピン孔9は、上手側
ダイ5に埋設されたノックピン15に差し込まれること
によって、各々が位置決めされる。この位置決めされた
状態で、下手側ダイ4と上手側ダイ5とをボルトで連結
固定することによって、下手側ダイ4と間仕切りプレー
ト8と上手側ダイ5とが密着して一体的に構成される。
このようにして、本発明の第3実施例に係るストライプ
塗工用ダイ1が構成される。
【0057】図10の縦断面図に示すように、下手側ダ
イ4と間仕切りプレート8と位置決めされると、間仕切
りプレート8の各細溝8aは、その一端側がマニホール
ド4aに連通するとともに、他端側がマニホールド4a
に供給された粘着剤Aを吐出するためのスロット6bと
なる流路空間を形成する。
【0058】さらに、この間仕切りプレート8と上手側
ダイ5とが位置決めがなされると、間仕切りプレート8
の各細溝8bは、上記下手側ダイ4の細溝4eと同様に
して、その一端側がマニホールド5aに連通するととも
に、他端側がマニホールド5aに供給された粘着剤Bを
吐出するためのスロット7bとなる流路空間を形成す
る。
【0059】このように構成されたストライプ塗工用ダ
イ1は、図10のC−C矢視で示した横断面図である図
11に示すように、間仕切りプレート8の下手側ダイ4
に突き合わせる面に穿たれた細溝8aと、上手側ダイ5
に突き合わせる面に穿たれた細溝8bとが、細溝が互い
違いになった、いわゆる千鳥状になる。その結果、各細
溝8a、8bの終端であるスロット6bとスロット7b
とは千鳥状に並ぶ。
【0060】以下、第3実施例に係るストライプ塗工の
動作を説明する。下手側ダイ4のマニホールド4a内が
粘着剤Aで満たされると、さらに送られてくる粘着剤A
の供給圧力によって、マニホールド4a内の粘着剤Aが
徐々に間仕切りプレート8に穿たれた各細溝8a内に流
れ込む。各細溝8a内に流れ込んだ粘着剤Aは、各細溝
8aの終端である各スロット6bから押し出される。こ
れと同時に、上記粘着剤Aと同様にして、第2粘着剤タ
ンク12から上手側ダイ5のマニホールド5aに供給さ
れた粘着剤Bも間仕切りプレート8に穿たれた各細溝8
bの終端である各スロット7bから押し出される。つま
り、ストライプ塗工用ダイ1は、各スロット6aから粘
着剤Aを吐出するとともに、各スロット7bから粘着剤
Bを吐出するので、スロット全体としてストライプ状の
粘着剤を吐出する。
【0061】このとき製造される粘着テープの断面図
は、第1実施例と同様に図5に示されたようになる。第
3実施例のストライプ塗工用ダイ1は、粘着剤Aと粘着
剤Bとの塗工幅がほぼ同じ幅になるようにしたが、例え
ば、間仕切りプレート8の各細溝8aおよび各細溝8b
の溝幅を変更することで、粘着剤Aまたは粘着剤Bの幅
を変更することができる
【0062】上述した第3実施例のストライプ塗工用ダ
イは、テープ基材3に塗工する粘着剤の各ストライプ幅
を変更する際に、それぞれ希望する幅で穿たれた間仕切
りプレート8を交換するだけで、種々のストライプ幅の
条件に対応させることができる。
【0063】<第4実施例>次に、図12〜図14を用
いて第4実施例について説明する。上述した実施例と共
通する部分については、同一符号を付し、その説明を省
略する。なお、以下の第4実施例では、5種類の粘着剤
をストライプ塗工する場合について説明するが、例え
ば、粘着剤と、色素顔料等の非粘着剤との組み合わせと
してもよい。
【0064】図12の斜視図に示すように、図示しない
バックアップロールに対向して配置されたストライプ塗
工用ダイ1は、粘着剤Aを供給する第1供給管20と、
粘着剤Bを供給する第2供給管21と、粘着剤Cを供給
する第3供給管22とがそれぞれ接続された下手側ダイ
4と、さらに粘着剤Dを供給する第4供給管23と、粘
着剤Eを供給する第5供給管24とがそれぞれ接続され
た上手側ダイ5とが分割可能に突き合わされて一体的に
構成されている。第1〜第5供給管20〜24は、各々
の基端側で粘着剤供給源に繋がれていて、この粘着剤供
給源から送られてきた粘着剤A〜Eを下手側ダイ4また
は上手側ダイ5にまで送るものである。
【0065】図13の分解斜視図に示すように、下手側
ダイ4における上手側ダイ5との突き合わせ面には、例
えば5本の細溝41〜45が穿たれている。これら各細
溝41〜45は、下手側ダイ4の端面にまで達してい
る。さらに、細溝41の基端部には、第1供給管20に
連通接続された供給口20aが穿たれている。細溝4
3、45の基端部にも同様にして、第2供給管21、第
3供給管22に連通接続された供給口21a、22aが
穿たれている。また、下手側ダイ4には螺子止め孔13
が設けられている。なお、この実施例では、下手側ダイ
4に複数本の細溝41〜45を穿いたが、例えば、上手
側ダイ4に複数本の細溝を設けたり、下手側ダイ4と上
手側ダイ5とに複数本の細溝を振り分けて設けるような
構成にしてもよい。
【0066】上手側ダイ5における下手側ダイ4との突
き合わせ面には、下手側ダイ4の細溝42の基端部に対
向する位置に第4供給管23に連通接続された供給口2
3aと、下手側ダイ4の細溝43の基端部に対向する位
置に第5供給管24に連通接続された供給口24aとが
穿たれている。また、上手側ダイ5には、螺子止め孔1
3が設けられている。
【0067】上述した下手側ダイ4と上手側ダイ5とを
突き合わせた状態で、図示しないボルトを螺子止め孔1
3に挿入して、下手側ダイ4と上手側ダイ5とを連結固
定する。このとき、下手側ダイ4の細溝41〜45が、
上手側ダイ5の突き合わせ面によって塞がれることで流
通空間が形成され、下手側ダイ4と上手側ダイ5との先
端面では、図14の正面図に示すように、粘着剤を吐出
する複数個のスロットが一直線状に形成される。また、
下手側ダイ4の細溝42は、上手側ダイ5の供給口23
aと連通接続された状態となる。細溝44も同様にし
て、上手側ダイ5の供給口24aと連通接続される。第
4実施例に係るストライプ塗工用ダイは、このようにし
て構成される。なお、下手側ダイ4に穿たれた細溝41
〜45は、後述するテープ基材にストライプ状の各粘着
剤の境界面の直線性を高くするためには、テープ基材に
塗工後の粘着剤の幅の80%の溝幅で形成されている。
【0068】以下、第4実施例に係るストライプ塗工の
動作を説明する。第1供給管20から送られてくる粘着
剤Aは、供給口20aを通じて細溝41に供給される。
さらに、粘着剤Aは、細溝41を通ってその細溝の終端
であるスロットから吐出される。同様に、第2供給管2
1から送られてくる粘着剤Bは、供給口21aを介して
細溝43に供給され、その終端のスロットから吐出され
る。さらに同様に、第3供給管22から送られてくる粘
着剤Cは、供給口22aを介して細溝45に供給され、
その終端のスロットから吐出される。
【0069】第4供給管23から送られてくる粘着剤D
は、上手側ダイ5の供給口23aに供給される。上手側
ダイ5の供給口23aは、その供給口23aが連通接続
された下手側ダイ4の細溝42に粘着剤Dを供給する。
この粘着剤Dは、細溝42の終端であるスロットから吐
出される。同様に、第5供給管24から送られてくる粘
着剤Eは、上手側ダイ5の供給口24aを介して下手側
ダイ4の細溝44に供給される。細溝44に供給された
粘着剤Eは、その終端であるスロットから吐出される。
【0070】上述した各細溝への粘着剤A〜Eの供給は
ほぼ同時に行われるので、各スロットからは吐出される
粘着剤A〜Eは、スロット全体としてストライプ状な
る。このストライプ状の粘着剤をテープ基材上に塗工す
ることで、粘着テープが製造される。このとき製造され
る粘着テープの断面図は、第1実施例と同様に図5に示
されたようになる。
【0071】なお、第4実施例では、5本の細溝が下手
側ダイ4に穿たれたが、例えば、2本以上の細溝であれ
ば何本でもよく、これらの細溝に粘着剤を各々供給する
ことで、さらに多数種類の粘着剤によるストライプ塗工
を行うことができる。
【0072】また、第4実施例では、5本の細溝の溝幅
をほぼ同じ幅にしたが、例えば、それぞれ異なる溝幅で
構成された複数本の細溝にすることもできる。
【0073】なお、上述した第1〜第4実施例におい
て、良好なストライプ塗工を行うためには、粘着剤また
は粘着剤以外の塗布剤の粘度を1〜200ポイズにすれ
ばよく、さらに好ましくは、50〜100ポイズの塗布
剤にすればよい。この50〜100ポイズの塗布剤によ
ってストライプ塗工を行うと、各塗布剤の境界面の直線
性が高く、かつ、各塗布剤の混ざりが少ないので、非常
に良好な状態のストライプ塗工面を得ることができる。
【0074】また、上述した第1〜第4実施例におい
て、ストライプ塗工用ダイに供給する塗布剤の粘度の差
は、100ポイズ以下のものが好ましく、さらに好まし
くは、粘度差が10ポイズ以下のものが、より良好なス
トライプ塗工を行うことができる。
【0075】また、千鳥状に配置されたスロットを備え
た上述した第1〜第3実施例において、下手側ダイ側と
上手側ダイ側とから吐出する塗布剤の粘度に差がある場
合に、上手側ダイ側に高粘度の塗布剤を、下手側ダイ側
に低粘度の塗布剤をそれぞれ供給するような構成にすれ
ば、基材上で広がりにくい高粘度の塗布剤が基材に、わ
ずかな時間ではあるが先に塗布され、その後、基材上で
広がりやすい低粘度の塗布剤が塗布されるので、2種類
の塗布剤の境界面の直線性がより良好なストライプ塗工
を行うことができる。仮に、上手側ダイに低粘度の塗布
剤を、下手側ダイに高粘度の塗布剤をそれぞれ供給する
と、基材上に先に塗布された低粘度の塗布剤が幅方向に
拡がるので、後で塗布される高粘度の塗布剤との境界面
の直線性が悪くなる傾向になる。
【0076】上述した第1〜第4実施例において、以下
の2種類の条件によって、基材にストライプ塗工を施し
た結果、粘着剤の塗布幅(ストライプ幅)が、0.1〜
1mmという微細な幅であるにもかかわらず密着性がよ
く、かつ、直進性のよい境界面が得られるとともに、塗
布面が平滑な粘着テープを製造することができた。
【0077】 <条件1> 粘着剤A:アクリル系粘着剤+架橋剤0.3部+緑色顔料 粘度10ポイズ、粘着剤中の固形成分20% 粘着剤B:ゴム系粘着剤+赤色顔料 粘度195ポイズ、粘着剤中の固形成分20% 基材 :PET38μm 塗布厚 :35μm、基材搬送速度:1m/min 、ストライプ幅:1mm
【0078】 <条件2> 粘着剤A:アクリル系粘着剤+架橋剤0.3部+黄色顔料 粘度5ポイズ、粘着剤中の固形成分16% 粘着剤B:アクリル系粘着剤+架橋剤0.6部+青色顔料 粘度5ポイズ、粘着剤中の固形成分16% 基材 :PET38μm 塗布厚 :6μm、基材搬送速度:1m/min 、ストライプ幅:0.1mm
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、ほぼ列状に並んだ複数個のス
ロットを、粘着剤を吐出させる一群のスロットと別の種
類の塗布剤を吐出させる一群のスロットとに分けている
ので、各々の一群のスロットから別種の塗布剤を同時に
吐出することで、スロット全体としてストライプ状の塗
布剤を基材に塗工することができる。その結果、単一の
塗工工程によって、効率良くストライプ塗工を行うこと
ができる。また、従来のような塗布剤ごとの位置ズレを
発生させることなく、精度良くかつ容易にストライプ塗
工を行うことができる。
【0080】請求項2に記載の発明によれば、スロット
全体として、粘着剤と別種の塗布剤とをテープ基材にス
トライプ状に同時に塗工することができるので、効率良
くストライプ塗工を行うことができる。また、粘着剤と
別種の塗布剤との位置ズレが生じていない高品位の粘着
テープを容易に製造することができる。
【0081】請求項3に記載の発明によれば、ストライ
プ塗工用ダイは、下手側ダイと上手側ダイとの間に形成
された複数個のスロットを、下手側ダイから供給された
塗布剤を吐出する一群のスロットと、上手側ダイから供
給された塗布剤を吐出する他の一群のスロットとに分け
て、各々の一群のスロットから別種の塗布剤を同時に吐
出しているので、単一の塗工工程でストライプ塗工を行
うことができる。また、ほぼ一直線状に並んだ複数個の
スロットから別種の塗布剤を吐出しているので、基材に
ストライプ塗工を精度良く施すことができる。
【0082】請求項4に記載の発明によれば、第1の櫛
歯状プレートのスリットが、下手側ダイと間仕切りプレ
ートによって挟まれることでスロットを形成し、第2の
櫛歯プレートのスリットも上手側ダイと間仕切りプレー
トとで同様にスロットを形成するしているので、複数個
のスロットはほぼ列状に並ぶ。このとき、各櫛歯状プレ
ートのスリットは、お互いに重ならないように位置がず
れているので、各々のスロットもお互いに重ならない。
このように構成されたストライプ塗工用ダイは、スロッ
ト全体としてストライプ状の塗布剤を基材に吐出するこ
とができるので、塗工工程を削減することができるとと
に、ストライプ塗工を精度良く施すことができる。
【0083】請求項5に記載の発明によれば、下手側ダ
イおよび上手側ダイの各々の突き合わせ面側にスロット
を形成するための細溝が穿たれているので、請求項4で
いう櫛歯状プレートを必要とすることなく、ストライプ
塗工用ダイを構成することができる。つまり、請求項4
に比べてより簡単な構成にすることができるとともに、
製造コストを低減することがきる。
【0084】請求項6に記載の発明によれば、下手側ダ
イおよび上手側ダイと突き合う、間仕切りプレートの両
面にスロットを形成するための細溝が穿たれているの
で、ストライプ塗工の各塗布剤の幅を変更する際に、希
望する細溝が穿たれた間仕切りプレートに変更すること
で対応することができる。つまり、種々の条件に容易に
対応することができるストライプ塗工用ダイをより安価
に製造することができる。
【0085】請求項7に記載の発明によれば、下手側ダ
イまたは上手側ダイの少なくとも一方の突き合わせ面に
細溝が穿たれて、これらの細溝に塗布剤を各々供給して
いるので、簡単な構造で3種類以上の塗布剤を同時に基
材に吐出することができる。その結果、3種類以上の塗
布剤によるストライプ塗工を精度良く施すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るストライプ塗工装置の概略構成を
示す斜視図である。
【図2】第1実施例に係るストライプ塗工用ダイの分解
斜視図である。
【図3】第1実施例に係るストライプ塗工用ダイの縦断
面図である。
【図4】図3のA−A矢視横断面図である。
【図5】ストライプ塗工されたテープ基材の様子を示す
断面図である。
【図6】第2実施例に係るストライプ塗工用ダイの分解
斜視図である。
【図7】第2実施例に係るストライプ塗工用ダイの要部
拡大縦断面図である。
【図8】図7のB−B矢視拡大横断面図である。
【図9】第3実施例に係るストライプ塗工用ダイの分解
斜視図である。
【図10】第3実施例に係るストライプ塗工用ダイの要
部拡大縦断面図である。
【図11】図10のC−C矢視拡大横断面図である。
【図12】第4実施例に係るストライプ塗工用ダイの概
略構成を示す斜視図である。
【図13】第4実施例に係るストライプ塗工用ダイの分
解斜視図である。
【図14】第4実施例に係るストライプ塗工用ダイの正
面図である。
【符号の説明】
1 … ストライプ塗工用ダイ 2 … バックアップロール 3 … テープ基材 4 … 下手側ダイ 4a… マニホールド 5 … 上手側ダイ 5a… マニホールド 6 … 第1櫛歯状プレート 6a… スリット 6b… スロット 7 … 第2櫛歯状プレート 7a… スリット 7b… スロット 8 … 間仕切りプレート 9 … ノックピン孔 10、14… 粘着剤供給口 13… 螺子止め孔 15… ノックピン 16… ボルト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一種は粘着剤である2種以上
    の塗布剤を基材上にストライプ状に塗工するストライプ
    塗工方法であって、 基材の進行方向に対してほぼ直交する方向に塗布剤の吐
    出口である複数個のスロットをほぼ列状に並べて配置
    し、これらのスロットの中の一群のスロットには粘着剤
    を供給し、他のスロットには別種の塗布剤を供給し、各
    スロットから粘着剤と別種の塗布剤とをそれぞれ同時に
    吐出させて基材上に粘着剤と別種の塗布剤とをストライ
    プ塗工することを特徴とするストライプ塗工方法。
  2. 【請求項2】 粘着剤と別種の塗布剤とがテープ基材上
    にストライプ状に塗工形成された粘着テープの製造方法
    であって、 テープ基材の進行方向に対してほぼ直交する方向に粘着
    剤と別種の塗布剤の吐出口である複数個のスロットをほ
    ぼ列状に並べて配置し、これらのスロットの中の一群の
    スロットには粘着剤を供給し、他のスロットには別種の
    塗布剤を供給し、各スロットから粘着剤と別種の塗布剤
    とをそれぞれ同時に吐出させてテープ基材上に粘着剤と
    別種の塗布剤とをストライプ塗工することを特徴とする
    粘着テープの製造方法。
  3. 【請求項3】 基材の進行方向に対して下手側に配置さ
    れる下手側ダイと、基材の進行方向に対して上手側に配
    置される上手側ダイとを分割可能に備え、下手側ダイと
    上手側ダイとを突き合わせて一体化することにより、塗
    布剤を吐出する複数個のスロットが下手側ダイと上手側
    ダイとの間にほぼ列状に並んで形成され、これらのスロ
    ットの中の一群のスロットは下手側ダイまたは上手側ダ
    イに形成された塗布剤供給口に連通接続され、他のスロ
    ットは下手側ダイまたは上手側ダイに形成された別の塗
    布剤供給口に連通接続されていることを特徴とするスト
    ライプ塗工用ダイ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のストライプ塗工用ダイ
    において、 下手側ダイおよび上手側ダイの各々の突き合わせ面側
    に、各ダイに形成された塗布剤供給口に連通接続するマ
    ニホールドが穿たれており、この下手側ダイと上手側ダ
    イとの間に、間仕切りプレートで仕切られた第1の櫛歯
    状プレートと第2の櫛歯状プレートとが密着状態に介在
    され、かつ、各櫛歯状プレートのスリットは互いに重な
    り合わないように位置がずれているとともに、これらス
    リットの基端側は各ダイのマニホールドに達し、それら
    の先端側は塗布剤を吐出するスロットとして終端してい
    るストライプ塗工用ダイ。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のストライプ塗工用ダイ
    において、 下手側ダイおよび上手側ダイの各々の突き合わせ面側
    に、各ダイに形成された塗布剤供給口に連通接続するマ
    ニホールドと、これらのマニホールドに基端側が連通接
    続する複数本の細溝とがそれぞれ穿たれており、かつ、
    各ダイの細溝は互いに重なり合わないように位置をずら
    せて形成されており、この下手側ダイと上手側ダイとが
    間仕切りプレートを介して密着状態に突き合わされるこ
    とにより、各ダイの細溝の先端側が塗布剤を吐出するス
    ロットとして終端しているストライプ塗工用ダイ。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載のストライプ塗工用ダイ
    において、 下手側ダイおよび上手側ダイの各々の突き合わせ面側
    に、各ダイに形成された塗布剤供給口に連通接続するマ
    ニホールドが穿たれており、この下手側ダイと上手側ダ
    イとが間仕切りプレートを介して密着状態に突き合わせ
    され、かつ、この間仕切りプレートの両面に複数本の細
    溝が互いに重なり合わないように位置をずらせて形成さ
    れており、これらの細溝の基端側は各マニホールドに連
    通し、それらの先端側は塗布剤を吐出するスロットとし
    て終端しているストライプ塗工用ダイ。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載のストライプ塗工用ダイ
    において、 下手側ダイおよび上手側ダイの少なくとも一方の突き合
    わせ面に、複数本の細溝が穿たれており、これらの細溝
    の基端側のそれぞれに塗布剤供給口が連通接続されてお
    り、これらの細溝の先端側は塗布剤を吐出するスロット
    として終端しているストライプ塗工用ダイ。
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