JPH09285043A - 鉄芯モータ及びその作製方法 - Google Patents

鉄芯モータ及びその作製方法

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JPH09285043A
JPH09285043A JP11558696A JP11558696A JPH09285043A JP H09285043 A JPH09285043 A JP H09285043A JP 11558696 A JP11558696 A JP 11558696A JP 11558696 A JP11558696 A JP 11558696A JP H09285043 A JPH09285043 A JP H09285043A
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JP
Japan
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iron core
core member
winding
motor
steel core
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Application number
JP11558696A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tatebayashi
剛 舘林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Brushless Motors (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクリップルを低減でき且つ整列巻きを容
易にした鉄芯を有するモータを提供する。 【解決手段】 永久磁石から成る回転子と、巻き線を有
する鉄芯から成る固定子とを備えた鉄芯モータの固定子
は、巻き線9〜12が施された巻き線部3〜6をその外
周に相互に直交して備える第1の鉄芯部材7と、第1の
鉄芯部材7を囲んで各巻き線部3〜6の端面とその内周
とが接する連続した第2の鉄芯部材8とから成る鉄芯1
を備えている。第2の鉄芯部材8は連続しているので一
様な磁路を形成でき、トルクリップルの低減に繋がる。
また、第1の鉄芯部材7の各巻き線部3〜6に予め巻き
線を整列巻きで施すことができるので、モータの特性を
改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄芯モータ及びそ
の作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】永久磁石から成る回転子と巻き線を有す
る鉄芯から成る固定子とを備えた鉄芯モータが種々の機
器に多数利用されている。
【0003】図4には、永久磁石から成る回転子と巻き
線を有する鉄芯から成る固定子とを備えた一般的なブラ
シレスモータの一例を示している。図4の(A)は、モ
ータの固定子及び回転子の要部縦断面を示し、図4の
(B)は鉄芯の横断面を示している。
【0004】図4の(A)に示すモータ40において、
複数の鉄板を積層して構成した鉄芯41に巻き線を施し
た固定子43は、ホルダー44にて支持され、該ホルダ
ー44は、固定子基板45に取り付けられている。一
方、永久磁石46を備えた回転子47は、所定の回転軸
48に連結されて、所定の装置を回転駆動する。
【0005】図4の(B)には、前記モータ40の固定
子43の鉄芯41の横断面を示している。前記鉄芯41
は、周方向に先細の4個のくさび型磁極部材49、5
0、51及び52がそれぞれ巻き線部49a、50a、
51a及び52aを経て円形鉄芯部材53で一体に連結
されて構成されている。そして、隣接するくさび型磁極
部材49と50との間、同じく50と51との間、同じ
く51と52との間及び同じく52と49との間には開
口部54を設けて、該開口部54から巻き線42を通し
て、前記巻き線部49a、50a、51a及び52aに
必要数施して作製しているのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記構成の鉄芯41
は、前記先細のくさび型磁極部材間に開口部54がある
ため、該開口部54が形成する空隙によって磁束の流れ
が一様にならず、また、磁極部材49〜52が先細の磁
路を形成するので先端に行くに従って流れる磁束が変化
する。このために、トルクリップルが発生することが分
かった。また、前記開口部54を通して巻き線を施すた
め、整列巻きが困難で乱巻きにせざるをえず、モータ特
性の効率が低下する。
【0007】このトルクリップルは、トルク変動となっ
て回転むらに繋がり、例えばビデオテープレコーダ等の
回転手段のワウ、フラッタ、ジッタが発生する。また、
振動や騒音の発生要因にもなっている。本発明は、トル
クリップルを低減でき、整列巻きの容易な鉄芯を備えた
鉄芯モータ及びその作製方法を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の鉄芯モータは、
巻き線を施す巻き線部を備えた第1の鉄芯部材と、該第
1の鉄芯部材の巻き線部の端面と接触する連続した第2
の鉄芯部材とから成る鉄芯を備えている。鉄芯の作製方
法は、第1の鉄芯部材の巻き線部に巻き線を施した後、
第2の鉄芯部材が第1の鉄芯部材を囲むように第1の鉄
芯部材に装着する。第2の鉄芯部材は連続しているので
磁路が一様になり、また、第1の鉄芯部材と第2の鉄芯
部材とを組み合わせて鉄芯を作製する際、予め第1の鉄
芯部材の巻き線部に巻き線を整列巻きすることが可能と
なる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の鉄芯の実施の形態
を説明する。図1には、鉄芯モータの固定子となる鉄芯
の第1の実施の形態の横断面を示している。図1に示す
ように、鉄芯1は、円形部2の外周から相互に直交して
突出した巻き線部3、4、5及び6を有する鉄板を複数
積層して構成した第1の鉄芯部材7と、環状鉄板を複数
積層して構成した円筒状の連続した第2の鉄芯部材8
と、前記各巻き線部3、4、5、6に施した巻き線9、
10、11、12とを備えている。
【0010】以下、前記第1の鉄芯部材7及び第2の鉄
芯部材8にて構成された鉄芯1の作製方法について説明
する。まず、前記第1の鉄芯部材の巻き線部3、4、5
及び6の各々に、巻き線9、10、11及び12を施
す。なお、前記巻き線として電気的絶縁被膜を施した銅
線などを使用する。
【0011】前記巻き線を施す際、前記巻き線部3〜6
の長さ寸法を精度良く形成して巻き線治具でストローク
を決めることで、巻き線9〜12を整列巻きにて巻くこ
とができる。
【0012】このようにして出来上がった第1の鉄芯部
材7に、環状鉄板を一枚ずつ又は複数枚ずつ圧入などで
挿入して積層し、第2の鉄芯部材8を装着する。この第
2の鉄芯部材8を第1の鉄芯部材7に装着する際、第1
の鉄芯部材7の前記巻き線部3〜6の先端面を第2の鉄
芯部材8の内周壁に密着させることにより磁路の不連続
を防ぐことができる。
【0013】このようにして作製された鉄芯1の第2の
鉄芯部材8は連続した円筒状になっているため、一様な
磁路が形成され、トルクリップルの発生を低減できる。
また、第1の鉄芯部材7を第2の鉄芯部材8に装着する
前に、巻き線9〜12を前記巻き線部3〜6に予め施す
ことができるので整列巻きが容易になり、モータ特性の
効率の改善が図れる。
【0014】次に、鉄芯モータの鉄芯の第2の実施の形
態を図2に基づいて説明する。図2の(A)は、鉄芯の
横断面を示し、図2の(B)はこの鉄芯に用いるボビン
の形状を示している。図2の(A)に示すように、鉄芯
20は、円形の鉄板を複数積層して構成した第1の鉄芯
部材21と、該第1の鉄芯部材21を囲むように密着し
て設けた電気的絶縁物からなるボビン22と、内周壁中
央部に突起23a、24a、25a、26aがそれぞれ
形成された円弧状の4個の第2の鉄芯部材23、24、
25、26と、巻き線28とを備えている。
【0015】そして、図2の(B)に示すようなボビン
22の枠22a〜22dの両側に形成した相互に隣接す
るフランジ27、27間に、前記第2の鉄芯部材23〜
26の突起23a〜26aがそれぞれ挿入されて第1の
鉄芯部材21と磁気的に接続されている。また、巻き線
28は隣接するフランジを囲むように整列巻きされてい
る。
【0016】以下、前記構成を有する鉄芯20の作製方
法を説明する。図2の(B)に示すように、その底が環
22eで繋がり、両側にフランジ27が形成された4個
の円弧状の枠22a、22b、22c及び22dを備
え、電気的絶縁性合成樹脂を成形して作製したボビン2
2を用意する。
【0017】そして、前記ボビン22の前記4個の枠2
2a〜22dで囲まれた空間に円形の鉄板を複数積層し
て、第1の鉄芯21を装着する。次に、前記4個の枠2
2a〜22dの隣接するフランジ27、27に、フラン
ジ間が所定間隔を保つように巻き線28を施す。これに
よって第1の鉄芯部材21はボビン22中に固定され、
巻き線28を施すことによりフランジ27には、その弾
性により外向きの押圧力が発生している。
【0018】次に、前記第2の鉄芯部材23〜26の各
突起23a〜26aを、巻き線28が施された各フラン
ジ間に挟み込むように挿入する。この時、前記第2の鉄
芯部材23〜26を同一形状にすると、隣接する第2の
鉄芯部材どうしがその両端面にて接触して段差をなくす
ることができる。
【0019】ところで、この第2の実施の形態におい
て、図2の(A)に破線で示すように、前記第2の鉄芯
部材の、例えば第2の鉄芯部材25の幅を隣接する第2
の鉄芯部材24と26の幅よりも大きくして段差29を
形成することにより磁束の流れを変えることができるの
で、これによってトルクリップル量の調整を行うことが
できる。
【0020】次に、第3の実施の形態を説明する。この
実施の形態では、巻き線の整列巻きはできないが、前記
従来の固定子のくさび型磁極部材49〜52を接触して
取り巻くように磁性材料からなる帯状バンド30を設
け、開口部54(図4)をなくして磁路を形成すること
によりトルクリップルを低減させることも可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明のような鉄芯を備えた鉄芯モータ
は、従来のような開口部を備えていないから一様な磁路
を形成でき、トルクリップルを低減することができる。
さらに、本発明の鉄芯モータの作製方法によれば、巻き
線の整列巻きが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄芯モータの鉄芯の第1の実施の形態
を示す図である。
【図2】本発明の鉄芯モータの鉄芯の第2の実施の形態
を示す図である。
【図3】本発明の鉄芯モータの鉄芯の第3の実施の形態
を示す図である。
【図4】従来例の鉄芯モータの鉄芯の説明図である。
【符号の説明】
1、20・・鉄芯 7、8、21、23、24、25、
26・・鉄芯部材 22・・ボビン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石から成る回転子と、巻き線を有
    する鉄芯から成る固定子とを備えた鉄芯モータにおい
    て、巻き線を施す巻き線部を外周に備えた第1の鉄芯部
    材と、前記第1の鉄芯部材を囲んで前記巻き線部の端面
    と接する連続した第2の鉄芯部材とから成る鉄芯を備え
    ることを特徴とする鉄芯モータ。
  2. 【請求項2】 永久磁石から成る回転子と、巻き線を有
    する鉄芯から成る固定子とを備えた鉄芯モータにおい
    て、第1の鉄芯部材と、該第1の鉄芯部材と接して該第
    1の鉄芯部材を囲み、その両側にフランジが形成された
    複数の電気的絶縁性の枠を有するボビンと、前記ボビン
    の複数の電気的絶縁性の枠の相互に隣接する2つのフラ
    ンジに施した巻き線と、その内周に突起を有し、該突起
    を前記巻き線を施した2つのフランジ間にそれぞれ挿入
    して前記第1の鉄芯部材に接すると共に、相互に端面が
    接する複数の第2の鉄芯部材とから成る鉄芯を備えるこ
    とを特徴とする鉄芯モータ。
  3. 【請求項3】 永久磁石から成る回転子と、巻き線を有
    する鉄芯から成る固定子とを備えた鉄芯モータにおい
    て、相互に隣接する位置に開口部を有する複数のくさび
    型磁極部材と、該複数のくさび型磁極部材に囲まれた鉄
    芯部材と、前記くさび型磁極部材と前記鉄芯部材とを連
    結し且つ巻き線が施される巻き線部と、前記複数のくさ
    び型磁極部材の外周を囲んで接する磁性体板とから成る
    鉄芯を備えることを特徴とする鉄芯モータ。
  4. 【請求項4】 永久磁石から成る回転子と、巻き線を有
    する鉄芯から成る固定子とを備えた鉄芯モータの作製方
    法において、 外周に複数の突起を形成した第1の鉄芯部材の前記各突
    起に巻き線を施す工程と、前記複数の突起の端面と接し
    且つ第1の鉄心部材を囲むように第2の鉄芯部材を前記
    第1の鉄芯部材に装着する工程とを有することを特徴と
    する鉄芯モータの作製方法。
  5. 【請求項5】 永久磁石から成る回転子と巻き線を有す
    る鉄芯から成る固定子とを備えた鉄芯モータの作製方法
    において、その両側にフランジが形成された複数の電気
    的絶縁性の枠を有するボビン中に第1の鉄芯部材を装着
    する工程と、前記ボビンの複数の電気的絶縁性の枠の隣
    接する2つのフランジに巻き線を施す工程と、その内周
    に突起を有する複数の第2の鉄芯部材の各突起を前記巻
    き線を施された2つのフランジ間に挿入して第2の鉄芯
    部材を第1の鉄芯部材に装着する工程とを備えることを
    特徴とする鉄芯モータの作製方法。
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