JPH09282796A - 光ディスクシステム装置 - Google Patents

光ディスクシステム装置

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JPH09282796A
JPH09282796A JP8518496A JP8518496A JPH09282796A JP H09282796 A JPH09282796 A JP H09282796A JP 8518496 A JP8518496 A JP 8518496A JP 8518496 A JP8518496 A JP 8518496A JP H09282796 A JPH09282796 A JP H09282796A
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JP
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data
recording
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buffer memory
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JP8518496A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Yokogawa
剛志 横川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度に複数のパケットを光ディスクに連続し
て記録する光ディスクシステム装置を提供し、追記回数
の増加、及び記録処理時間を短縮を行う。 【解決手段】 制御部81の記録指示により最適記録パ
ワー値算出手段87により最適記録パワー値を算出した
後、ホストシステム装置12のバッファメモリ部82に
蓄積された複数のユーザーデータをドライブシステム装
置15のバッファメモリ部85に転送する際、データ判
別手段13により各ユーザーデータの連続性を確認後、
パケット境界情報生成手段14にて各ユーザーデータ間
にそれぞれ挿入するパケット境界情報を作成する。バッ
ファメモリ部85に各ユーザーデータを格納するとき、
各パケット境界情報に応じてリンク用ブロック生成手段
16が作成した継ぎ目データをデータ挿入手段17によ
り挿入してパケット形態のデータを形成する。その各パ
ケットはディスク記録手段89により連続記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は追記型光ディスクの
データ書き込み装置等の光ディスクシステム装置に関す
るものであり、特にデータ記録の方法に特徴があるもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より記録可能な光ディスクシステム
装置の一例として、CD−WO(CD規格のライトワン
ス(追記)型)記録装置があり、音楽やコンピュータの
情報データの記録に利用されている。このCD−WO記
録装置は、前記情報データを記録する際には、その都度
CD−WOディスク(以下、光ディスクという)の特定
エリア(Power Calibration Are
a:以下、PCAと言う)にディスク記録手段である光
ピックアップ装置(図示せず)から照射されるビームの
出力値(以下、記録パワー値という)を15段階に変化
させて記録・再生を繰り返すことにより最適記録パワー
値を算出し、その最適記録パワー値を用いることにより
記録が行われている。この最適記録パワー値の算出が行
われるPCAは、CD−WOの規格(Orange B
ook Part 2)上、光ディスク内には100回
分の最適記録パワー値算出を行える分の領域しか確保さ
れていないものである。
【0003】又、情報データの一部を記録する最小単位
であるブロックのメインフレームは2352バイトで構
成されるとともに、図8に示すように、その都度最適記
録パワー値を算出して記録される1回の記録分を表す情
報データの記録単位であるパケットは、1個以上の前記
ブロックからなるユーザデータが書き込まれるユーザデ
ータ領域26と、そのユーザデータ領域26の前に付加
される5ブロックからなるリンク用ブロック(以下、継
ぎ目データという)領域と、ユーザデータ領域26の後
ろに付加される2ブロックからなる継ぎ目データ領域と
により構成されている。
【0004】すなわち、ユーザデータ領域26の前方に
位置する継ぎ目データ領域には、順番にリンクブロック
(Link Block)21、ラン−イン1ブロック
(Run−in1 block)22、ラン−イン2ブ
ロック(Run−in2 block)23、ラン−イ
ン3ブロック(Run−in3 block)24、ラ
ン−イン4ブロック(Run−in4 block)2
5の5ブロックからなる前方配置用の継ぎ目データが付
加され、ユーザデータ領域26の後方に位置する継ぎ目
データ領域は、順番にラン−アウト1ブロック(Run
−out1 block)27,ラン−アウト2ブロッ
ク(Run−out2 block)28の2ブロック
からなる後方配置用の継ぎ目データが付加されている。
【0005】ユーザデータ領域26に記録されているユ
ーザデータのブロック総数をパケットサイズと呼び、固
定のパケットサイズで記録する方式を、固定長記録方式
(Fixed Packet Writing)、可変
のパケットサイズで記録する方式を、可変長記録方式
(Variable Packet Writing)
と呼んでいる。
【0006】図7はホストシステム装置83とドライブ
システム装置86からなるCD−WOディスク装置のブ
ロック図を示したものである。この光ディスクシステム
装置による記録処理を説明すると、ホストシステム装置
の制御部81は、継ぎ目データも含んだパケット内の全
データをバッファメモリ部82に格納する。その後、ド
ライブシステム装置86に対しての記録指示とともにバ
ッファメモリ部82に格納した1個のパケット分のデー
タを転送する。84はドライブシステム装置の制御部で
あり、ホストシステム装置から記録指示を受け取ると、
最適記録パワー値算出手段87の制御によってディスク
内のPCAに移動させているディスク記録手段89の光
ピックアップ装置の記録パワー値を異なる15段階の値
に分けて15ブロック分記録し、その各ブロックを再生
することにより最適記録パワー値を算出する。その後、
1個のパケット分のデータを制御部81より受信しなが
ら、バッファメモリ部85に格納していく。
【0007】バッファメモリ部85に対して、1パケッ
ト分のデータ格納が終了した場合、又は、バッファメモ
リ部85の格納エリアが一杯になった時点で、制御部8
4はデータ受信処理を中断して、光ディスクの記録目的
位置にディスク記録手段89の光ピックアップ装置をシ
ークする。そして、ディスク記録手段89はバッファメ
モリ部85に格納されていたデータを光ディスクに記録
することを開始する。
【0008】尚、パケット内の全データがホストシステ
ム装置から受信されずバッファメモリ部85に格納され
ていない場合には、ディスク記録手段89による記録処
理と並行して、記録処理済みデータが格納されていた格
納エリアに残りのデータを順次受信・格納された後、そ
の順次格納されたデータはディスク記録手段89の光ピ
ックアップ装置によって光ディスクに記録処理される。
【0009】又、CD−WOディスク装置においては光
ディスクの同一領域の書き換えができないため、一度記
録を開始するとパケットの終了まで記録の中断は許され
ない。したがって、ドライブシステム装置の制御部84
は、記録開始後はバッファメモリ部85内に記録すべき
データが不足しないよう管理する必要があるとともに、
記録終了後はトラッキング安定化手段88を用いて、ト
ラッキングが安定するデータ記録とデータ未記録との境
が前後近傍にないエリア(以下、安定化エリア)にシー
クしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のCD−WOディ
スク装置においては、1個のパケットを記録する度に最
適記録パワー値を算出していたために、最大100個の
パケット分の追記しか許されず、ディスク容量では十分
に記録余裕を残しながら記録できないことが発生してい
た。また、1個のパケット記録する度に記録開始位置へ
のシーク処理やトラッキングの安定化処理が行なわれる
こととなるため、記録処理に関して相当な時間がかかっ
ていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、光ディスク板上の特定エリアに異なる記録パワー値
で記録・再生することにより得た最適記録パワー値を用
いてパケットデータ記録を行なう光ディスクシステム装
置において、前記最適記録パワー値を用いて光ディスク
板上にデータ記録する際、第1のバッファメモリ部より
転送されたその各ユーザデータ間のそれぞれにパケット
境界情報が付加された複数のユーザデータと、その各パ
ケット境界情報に応じて作成された継ぎ目データを前記
各パケット境界情報に代えて前記各ユーザデータの前後
にそれぞれ付加することにより、パケットの形態に形成
して第2のバッファメモリ部に格納した後、その各パケ
ットを一括して光ディスク板上にデータ記録する光ディ
スクシステム装置である。
【0012】本発明によれば、ユーザーデータと継ぎ目
データとからなるパケットを一度に複数記録するにあた
って、各パケットが情報データとして連続しているとい
う条件を満たしておれば、1回の最適記録パワー値の算
出だけで複数パケットの記録が可能となり、光ディスク
に記録される記録データを増やすことができることとな
るので、限られた最適記録パワー値算出の回数内で多く
のデータを光ディスクに記録できることとなり、従来の
ように光ディスクに多くの未記録領域を残しながら記録
できなくなくなるという状態を少なくすることができ
る。
【0013】さらに、1回の最適記録パワー値算出だけ
で複数パケットの記録が可能であるので、記録開始位置
へのシーク処理から記録後のトラッキングの安定化処理
との一連の動作は複数パケットの記録ごとに行うことが
できることとなり、記録処理の高速化が実現できること
となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、光ディスク板上の特定エリアに異なる記録パワー値
で記録・再生することにより得た最適記録パワー値を用
いてパケットデータ記録を行なう光ディスクシステム装
置において、前記最適記録パワー値を用いて光ディスク
板上にデータ記録する際、第1のバッファメモリ部より
転送されたその各ユーザデータ間のそれぞれにパケット
境界情報が付加された複数のユーザデータと、その各パ
ケット境界情報に応じて作成された継ぎ目データを前記
各パケット境界情報に代えて前記各ユーザデータの前後
にそれぞれ付加することにより、パケットの形態に形成
して第2のバッファメモリ部に格納した後、その各パケ
ットを一括して光ディスク板上にデータ記録するように
構成していることにより、ユーザーデータと継ぎ目デー
タとからなる複数のパケットが情報データとして連続し
ているという条件を満たしておれば、一度の最適記録パ
ワー値の算出によって前記各パケットを連続して記録す
ることができる光ディスクシステム装置となるので、複
数のパケットを記録するにあたって、1回の最適記録パ
ワー値算出だけで複数パケットの記録が可能となり、光
ディスクに記録される記録データを増やすことができる
こととなるので、限られた最適記録パワー値算出の回数
内で多くのデータを光ディスクに記録できることとな
り、従来のように光ディスクに多くの未記録領域を残し
ながら記録できなくなくなるという状態を少なくするこ
とができる。
【0015】さらに、1回の最適記録パワー値算出だけ
で複数パケットの記録が可能であるので、記録開始位置
へのシーク処理から記録後のトラッキングの安定化処理
との一連の動作は複数パケットの記録ごとに行うことが
できることとなり、記録処理の高速化が実現できること
となる。
【0016】(実施の形態1)以下に、本発明の請求項
1に記載された発明の実施の形態について、図1〜図7
を参照しながら説明する。尚、図中、従来と同様な部分
には図7及び図8と同一符号を付して説明を省略する。
【0017】図1において、図は本発明のCD−WO記
録装置のブロック図であり、図7で示す従来のホストシ
ステム装置83及びドライブシステム装置86に対し
て、本発明のCD−WO記録装置におけるホストシステ
ム装置12及びドライブシステム装置15のそれぞれ異
なる点を述べると、先ず、本発明のホストシステム装置
12においては、バッファメモリ部82はパケットの形
態で構成されるべきであるユーザデータのみが格納され
るとともに、その格納されたユーザーデータが複数であ
り連続した情報データとして記録すべきかの可否を判別
するデータ判別手段13と、そのデータ判別手段13が
情報データとして記録すべきであるユーザデータである
と判別した場合には、その判別した各ユーザーデータの
区切りを示すパケット境界情報を生成するパケット境界
情報生成手段14とを従来のホストシステム装置83に
追加している点にある。
【0018】さらに、本発明のドライブシステム装置1
5においては、パケット境界情報生成手段14の各ユー
ザーデータの区切りを示すパケット境界情報に応じて継
ぎ目データを自動生成するリンク用ブロック生成手段1
6と、そのリンク用ブロック生成手段16の各継ぎ目デ
ータを、パケット境界情報生成手段14の前記各パケッ
ト境界情報に応じたユーザーデータの前後位置となるバ
ッファメモリ部85の指定位置にそれぞれ挿入するデー
タ挿入手段17が追加されている。
【0019】図2において、図はホストシステム装置1
2における記録処理の過程を示すフローチャートであ
る。先ず、ホストシステム装置12よりドライブシステ
ム装置15にデータを送信する際には、ステップ31と
して、制御部81は記録したいデータをバッファメモリ
部82に格納する。この格納されるデータは図8に示す
従来例においてはパケットで構成されたデータが格納さ
れていたが、実施の形態1においては前記格納されるデ
ータは単数あるいは複数のパケットを構成しているユー
ザーデータのみをバッファメモリ部82に格納する。
【0020】次に、ステップ32として、バッファメモ
リ部82に格納された単数あるいは複数のユーザーデー
タは単数あるいは複数のパケットにより区分けされるべ
きものであるかをデータ判別手段13により判別する。
さらに、各ユーザーデータが複数のパケットにより区分
けされるべきものであると判別された場合には、ステッ
プ33として、前記各ユーザーデータは連続した情報デ
ータとして記録すべきものであるかの可否をデータ判別
手段13によって判別する。
【0021】ステップ32とステップ33とにより、ユ
ーザーデータが複数のパケットに区分けされるべきもの
であり、かつ、その複数のユーザーデータが連続した情
報データとして記録すべきものであると判別されると、
ステップ34として、各ユーザデータ間に挿入されるパ
ケット境界情報をパケット境界情報生成手段14により
生成する。尚、このパケット境界情報は、固定長記録方
式の場合には、パケットサイズが固定であるため、パケ
ット境界情報としてはパケットサイズだけで十分である
が、可変長記録方式の場合には、パケットサイズが各々
異なるため、各パケットごとにその境界に関する情報が
必要となる。
【0022】ステップ35として、制御部81よりドラ
イブシステム装置15に記録指示が出力されると、ステ
ップ36として、パケット境界情報生成手段14のパケ
ット境界情報が制御部81を介してドライブシステム装
置15の制御部84に転送される。そして、前記パケッ
ト境界情報が転送されると、ステップ37として、バッ
ファメモリ部82に格納されたユーザーデータの1パケ
ット分が制御部81を介してドライブシステム装置15
の制御部84に転送される。そして、ステップ36とス
テップ37がバッファメモリ部82に格納されているユ
ーザデータが区分けされるべきパケット数を処理するま
で繰り返し行なわれる。
【0023】ここで、ステップ32において、単数のパ
ケットと判別されたユーザーデータの前後、あるいは、
ステップ33において、不連続な情報データと判別され
た複数のユーザーデータの前後、もしくは、連続なもの
と判別された複数のユーザーデータの中でバッファメモ
リ部82への格納順番が第1番目の先頭と最終番目の終
端においては、ステップ34において、前記パケット境
界情報がパケット境界情報生成手段14により生成され
ない状態で、ユーザデータのみが制御部81を介してド
ライブシステム装置15の制御部84に転送されること
となる。この場合には、制御部84等のドライブシステ
ム装置15側は受信したユーザーデータが1パケット分
であることが、転送の開始あるいは終了により認識可能
であるので、そのユーザーデータの前後にパケット境界
情報が付加されているものとしてその後の処理を行な
う。
【0024】図3、図5及び図6において、図3はドラ
イブシステム装置15におけるホストシステム装置12
からのデータ受信処理の過程を示すフローチャート、図
5はホストシステム装置から転送したユーザデータと内
部で自動生成した継ぎ目データの全データが、バッファ
メモリ部85内に一括格納される場合を示した格納状態
図、図6はホストシステム装置から受信したユーザデー
タと内部で自動生成した継ぎ目データの全データが、バ
ッファメモリ部85の格納領域不足によりバッファメモ
リ部85内に一括して格納できず、データ受信及び継ぎ
目データの自動生成・挿入処理について、格納済みのデ
ータが記録されエリアが空くまで待たなければならない
場合を示した格納状態図である。
【0025】先ず、ステップ41として、制御部81よ
り境界パケット境界情報とユーザデータが転送される前
に、制御部81より制御部84に記録指示を行う。この
記録指示を制御部84が受信すると、ステップ42とし
て、制御部84は最適記録パワー値算出手段87を制御
して図8で示した従来例と同様な処理を行い最適記録パ
ワー値を算出する。
【0026】続いて、ステップ43として、バッファメ
モリ部85のデータ格納領域にユーザーデータ等の有効
データが格納されていない状態に初期化、すなわち、図
5(a)において示すように、データ格納ポインタp1と
データ記録ポインタp2をバッファメモリ部85の最下
位位置に位置するように初期化する。
【0027】次に、ステップ44として、制御部81よ
り各ユーザデータとその各ユーザデータ間に付加された
境界パケット境界情報とが制御部84にそれぞれ転送さ
れてくる。そして、制御部84よりバッファメモリ部8
5に転送されている各ユーザデータ間に付加された境界
パケット境界情報に応じて動作するリンク用ブロック生
成手段16は、図8に示す各ユーザデータの前方に付加
される前記前方配置用の継ぎ目データと、各ユーザデー
タ26の後方に付加される前記後方配置用の継ぎ目デー
タとを格納可能となるタイミングに合わせて自動生成し
ていく。
【0028】又、前記の各境界パケット境界情報に応じ
て各ユーザデータごとにそれぞれ自動生成されていく前
記前方配置用の継ぎ目データと前記後方配置用の継ぎ目
データは、データ挿入手段17によってバッファメモリ
部85に格納処理中の各ユーザデータとともに各境界パ
ケット境界情報が位置していた位置に応じて随時格納さ
れていくこととなり、各ユーザーデータとそのユーザー
データの前後に付加される継ぎ目データとからなるパケ
ットの形態を取りながら順次格納されていく。
【0029】ステップ45において、バッファメモリ部
85に順次格納されていく各パケットが、図5(b)に示
すように全て格納された状態、あるいは、図6(b)に示
すように全て格納できず、格納途中の何れかのパケット
(本実施の形態1では、例として、第4番目に格納され
る第4番目パケットで示す)の途中で格納出来ない状態
のどちらであるかを判別する。
【0030】図5(b)に示すように、前方配置用の継ぎ
目データ52、ユーザデータ53(の第1番目に格納さ
れるユーザデータ)及び後方配置用の継ぎ目データ54
からなる第1番目パケット92と、前方配置用の継ぎ目
データ55、ユーザデータ56(第2番目に格納される
ユーザデータ)及び後方配置用の継ぎ目データ57から
なる第2番目パケット93と、前方配置用の継ぎ目デー
タ58、ユーザデータ59(第3番目に格納されるユー
ザデータ)及び後方配置用の継ぎ目データ60からなる
第3番目パケット94とがバッファメモリ85に全て格
納された場合、例えば、格納可能領域51とデータ格納
ポインタp1とが後方配置用の継ぎ目データ60の終端
側に位置した状態であると判別された場合には、ステッ
プ4aに移行する。
【0031】このステップ4aにおいては、ステップ4
6に移行した場合において行なわれることとなるバッフ
ァメモリ部85に格納された各パケットを制御部84を
介してディスク記録手段89に順次転送して、そのディ
スク記録手段89により各パケットのデータ記録を行な
うというデータ記録処理が行なわれているかの有無を判
別することが行なわれる。
【0032】この判別においては、正常な状態ではステ
ップ46は行なわれていないので、次のステップ4bに
移行することとなり、ステップ46に代わって、バッフ
ァメモリ部85に格納された各パケットを制御部84を
介してディスク記録手段89に順次転送し、かつ、その
ディスク記録手段89による光ディスクへのデータ記録
処理が行なわれることとなる。
【0033】そして、次のステップとして、図5(c)に
示すように、各パケットのディスク記録手段89への転
送が終了してデータ記録ポインタp2が後方配置用の継
ぎ目データ60の終端以降に位置した状態となっても、
図5を用いて説明したドライブシステム装置15におけ
るホストシステム装置12からのデータ受信処理の各ス
テップはディスク記録手段89による記録が終了するま
で待機状態となる。
【0034】又、ステップ45において、図6(b)に示
すようにバッファメモリ部85の格納領域不足により各
パケットが全て格納できず、例えば、前記第1番目〜第
3番目パケット92,93,94まで格納を完了し、か
つ、第4番目パケットの前方配置用の継ぎ目データ61
とユーザーデータ62の途中まで格納された状態(デー
タ格納ポインタp1がバッファメモリ部85の最上位位
置に位置する)の場合には、ステップ46に移行してス
テップ46にて行なわれるディスク記録手段89による
前記データ記録処理が行なわれる。
【0035】このデータ記録処理の実行において、図6
(c)に示すようにバッファメモリ部85よりディスク記
録手段89に転送(データ記録ポインタp2が前方配置
用の継ぎ目データ55の方向に移動)されていくデータ
を格納していた格納領域がその転送に応じて格納可能領
域51となっていく(データの格納領域がなくなってバ
ッファメモリ部85の最下位位置に再度位置していたデ
ータ格納ポインタp1が前方配置用の継ぎ目データ55
の位置方向に移動)と、その格納可能領域51にその途
中で格納を停止していた第4番目パケットの残りユーザ
データ62が格納されていく。
【0036】ステップ47として、ユーザデータ62の
格納が完了した後に格納可能領域51が生じるまで待っ
て、ユーザデータ62の転送後に制御部84より送られ
てきている境界パケット境界情報によりリンク用ブロッ
ク生成手段16が後方配置用の継ぎ目データ63を作成
し、データ挿入手段17によってユーザデータ62の後
に挿入して格納可能領域51に格納していく。
【0037】さらに、後方配置用の継ぎ目データ63の
作成/格納と同時に、後方配置用の継ぎ目データ63を
作成する際に受信されていた境界パケット境界情報によ
りリンク用ブロック生成手段16が動作して第5番目に
格納されるユーザデータの前方に付加される前方配置用
の継ぎ目データを作成し、その前方配置用の継ぎ目デー
タをデータ挿入手段17によって後方配置用の継ぎ目デ
ータ63の後に挿入する。
【0038】ステップ48として、後方配置用の継ぎ目
データ63のバッファメモリ部85への格納が完了して
バッファメモリ部85に格納可能領域51が生じると、
第5番目に格納されるユーザデータがバッファメモリ部
85に格納され始める。そして、ステップ49に移行す
ることにより、第5番目に格納されるユーザデータの格
納が完了して新たにバッファメモリ部85格納可能領域
51の生じるまで格納は待機状態となるとともに、第5
番目に格納されるユーザデータ26の転送後に制御部8
4より送られてきている境界パケット境界情報によりリ
ンク用ブロック生成手段16が後方配置用の継ぎ目デー
タを作成する。そして、格納可能領域51が生じると、
後方配置用の継ぎ目データは、挿入手段17によって第
5番目に格納されるユーザデータの後に挿入された状態
で格納可能領域51に格納され、最後には、バッファメ
モリ部85に格納された前方配置用の継ぎ目データ6
1、ユーザーデータ62、後方配置用の継ぎ目データは
ステップ4a,4bに順次移行してデータ記録処理が行
なわれることとなる。
【0039】さらに、ホストシステム装置12のバッフ
ァメモリ部82よりドライブシステム装置15のバッフ
ァメモリ部85に第5番目以降に転送された残りの各パ
ケット、すなわち、各ユーザデータ及びその各ユーザデ
ータに関する各境界パケット境界情報の受信処理は、前
記残りのパケット1個分ごとにステップ44に戻って上
述したステップ49までのステップを実行して、前記残
りのパケットの数だけ繰り返される。
【0040】次に、バッファメモリ部85に第5番目以
降に1パケット分ごとに格納された前方配置用の継ぎ目
データ、ユーザーデータ、後方配置用の継ぎ目データ
は、ステップ4a,4bに順次移行してデータ記録処理
が行なわれる。そして、バファメモリ部85より全ての
データがディスク記録手段89に転送されても光ディス
クへのデータ記録が完了するまで、図6を用いて説明し
たドライブシステム装置15におけるホストシステム装
置12からのデータ受信処理の各ステップはディスク記
録手段89による記録が終了するまで待機状態となる。
【0041】図4において、図はディスク記録手段89
における記録処理過程を示すフローチャート図である。
図3におけるステップ46あるいはステップ4aが行わ
れてバッファメモリ部85に格納された各パケットが制
御部84を介してディスク記録手段89に順次転送され
てくると、ステップ4cとして、そのディスク記録手段
89の光ピックアップ装置は光ディスク上の記録目的位
置にシーク処理する。
【0042】そして、ステップ4dとして、バッファメ
モリ部85よりディスク記録手段89に順次転送されて
きた各パケットは光ピックアップ装置により光ディスク
に順次データ記録される。ステップ4eとして、このデ
ータ記録の終了をチェックされており、データ記録中で
あれば、ステップ4dの実行を継続し、データ記録終了
ならば、ステップ4fに移行し、トラッキング安定化手
段88を用いて、トラッキングが安定する前記安定化エ
リアにシークする。このシークを行う理由の1つは、C
D−WOディスク装置においては光ディスクの同一領域
の書き換えができないため、振動等による外因による影
響を受けやすい記録終了した位置に留まる必要がないた
めである。
【0043】以上の構成からなる本発明のCD−WO記
録装置は、ユーザーデータと継ぎ目データとからなる複
数のパケットが情報データとして連続しているという条
件を満たしておれば、最適記録パワー値算出手段87の
制御による一度の最適記録パワー値の算出によって前記
複数のパケットをディスク記録手段89によって光ディ
スクに連続して記録することができるように構成されて
いるので、光ディスクに記録される記録データを増やす
ことができ、かつ、限られた最適記録パワー値算出の回
数内で多くのデータを光ディスクに記録できることとな
る。その結果、従来のように光ディスクに多くの未記録
領域を残しながら記録できなくなくなるという状態を少
なくすることができる。
【0044】さらに、1回の最適記録パワー値算出だけ
で複数パケットの記録が可能であるので、記録開始位置
へのシーク処理から記録後のトラッキングの安定化処理
との一連の動作は複数パケットの記録ごとに行うことが
できることとなり、記録処理の高速化が実現できること
となる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の光ディスクシステ
ム装置は、複数のパケットが情報データとして連続して
いるという条件を満たしておれば、最適記録パワー値算
出手段の制御による一度の最適記録パワー値の算出によ
って前記複数のパケットをディスク記録手段によって光
ディスクに連続して記録することができるように構成さ
れているので、光ディスクに記録される記録データを増
やすことができ、かつ、限られた最適記録パワー値算出
の回数内で多くのデータを光ディスクに記録できること
となる。その結果、従来のように光ディスクに多くの未
記録領域を残しながら記録できなくなくなるという状態
を少なくすることができる。
【0046】さらに、1回の最適記録パワー値算出だけ
で複数パケットの記録が可能であるので、記録開始位置
へのシーク処理から記録後のトラッキングの安定化処理
との一連の動作は複数パケットの記録ごとに行うことが
できることとなり、記録処理の高速化が実現できること
となる。
【0047】さらに、パケットサイズが固定である固定
長記録方式の記録においては、複数パケットをまとめて
記録してもよい場合が数多く発生するため、特に顕著な
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光ディスクシス
テム装置の構成図
【図2】同光ディスクシステム装置のホストシステム装
置12における記録処理の過程を示すフローチャート
【図3】同光ディスクシステム装置のドライブシステム
装置15におけるホストシステム装置12からのデータ
受信処理の過程を示すフローチャート
【図4】同光ディスクシステム装置のディスク記録手段
における記録処理過程を示すフローチャート図
【図5】(a)ドライブシステム装置15のバッファメモ
リ部が初期化された場合を示した格納状態図 (b)同ドライブシステム装置15のバッファメモリ部に
全データが一括格納された場合を示した格納状態図 (c)ドライブシステム装置15のバッファメモリ部より
全データがディスク記録手段に転送された場合を示した
格納状態図
【図6】(b)同ドライブシステム装置15のバッファメ
モリの格納領域不足によりデータが途中で格納出来なく
なった場合を示した格納状態図 (c)同ドライブシステム装置15のバッファメモリより
データがディスク記録手段に転送され、かつ、残りのデ
ータが括格中である場合を示した格納状態図
【図7】従来のCD−WOディスク装置におけるブロッ
ク図
【図8】従来の記録方法における記録単位であるパケッ
トを模式的に示す図
【符号の説明】
12 ホストシステム装置 13 データ判別手段 14 パケット境界情報生成手段 15 ドライブシステム装置 16 リンク用ブロック生成手段 17 データ挿入手段 26 ユーザデータ 51 格納可能領域 52 前方配置用の継ぎ目データ 53 ユーザデータ 54 後方配置用の継ぎ目データ 55 前方配置用の継ぎ目データ 56 ユーザデータ 57 後方配置用の継ぎ目データ 58 前方配置用の継ぎ目データ 59 ユーザデータ 60 後方配置用の継ぎ目データ 61 前方配置用の継ぎ目データ 62 ユーザーデータ 63 後方配置用の継ぎ目データ 81 制御部 82 バッファメモリ部 84 制御部 85 バッファメモリ部 87 最適記録パワー値算出手段 89 ディスク記録手段 91 記録前処理データ 92 第1番目パケット 93 第2番目パケット 94 第3番目パケット 95 記録後処理データ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク板上の特定エリアに異なる記
    録パワー値で記録・再生することにより得た最適記録パ
    ワー値を用いてパケットデータ記録を行なう光ディスク
    システム装置において、前記最適記録パワー値を用いて
    光ディスク板上にデータ記録する際、第1のバッファメ
    モリ部より転送されたその各ユーザデータ間のそれぞれ
    にパケット境界情報が付加された複数のユーザデータ
    と、その各パケット境界情報に応じて作成された継ぎ目
    データを前記各パケット境界情報に代えて前記各ユーザ
    データの前後にそれぞれ付加することにより、パケット
    の形態に形成して第2のバッファメモリ部に格納した
    後、その各パケットを一括して光ディスク板上にデータ
    記録することを特徴とする光ディスクシステム装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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