JP3650992B2 - 情報記録方法とそれに用いる情報記録システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD−DAドライブ装置等の外部デバイスから読み出された記録情報を一時的にバッファ手段に記憶しつつ、該バッファ手段から読み出してCD−R等の記録媒体に記録する情報記録方法とそれに用いる情報記録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、情報記録媒体に記録情報を記録する情報記録装置としては、光ディスク記録装置が知られている。中でも、一度記録したデータを消去することができない、いわゆる、ライトワンス(write once)メディアを使用した装置として、CD−R(Compact Disc Recordable)ドライブ装置やDVD−R(Digital Versatile Disc-Recordable)ドライブ装置が知られており、CD−DA(Compact Disc-Digital Audio)等に記録されているデータのバックアップに用いられている。このような光ディスク記録装置は、図1に示すように、光ディスクドライブ装置4とその本体内部に内蔵されたバッファメモリ4a(以下において、バッファと略記する)とによって構成され、CD−DA等の上位装置5から入力される記録情報を一時的にバッファ4aに蓄え、光ディスクへの書き込み速度に合わせて書き込みヘッドに順次データを送り出す、いわゆる、オンザフライ制御がなされている。この光ディスク記録装置4においては、外部に設けた上位装置5から入力される記録情報の入力速度が、メディアに記録情報を記録する記録速度よりも遅くなると、バッファ4aに蓄えられるデータが不足する、いわゆる、アンダーラン状態(以下において、アンダーランと略記する)が発生する。特に、最近では、光ディスク記録装置4の記録速度の高速化が顕著であるため、バッファ4aにアンダーランが発生しやすい傾向にある。このアンダーランが生じると、メディアに記録させる記録情報の連続性が保てなくなり、ディスクアットワンス(disc at once)やトラックアットワンス(track at once)のように予め書き込むファイル群を指定する場合は、その記録メディアが使用できなくなるという問題がある。
【0003】
このようなアンダーランを抑制する方法の一つとしては、バッファ4aの記憶容量を大きく設定することが考えられる。しかしながら、バッファ4aに使用されるメモリは高価であるため、その記憶容量を増やすことは、装置の製造コストの上昇を招くことになる。そこで、特開平10−63433号公報及び特開2000−40302号公報に開示された光ディスク記録装置では、装置本体に前記アンダーランを検出する検出手段を設け、該検出手段によりアンダーランを検出したときは、メディアへの記録を中断させる制御を行っている。しかしながら、装置本体にこのようなアンダーラン検出手段を設ければ、その製造コストが上昇するばかりか、装置の小型化が困難になる。
【0004】
また、同じくアンダーランを抑制することを目的として、特開平9−231011号公報に開示されている光ディスク記録装置がある。これは、装置本体に入力装置との間のデータ転送速度を認識する転送速度認識手段を備え、該手段によって認識した入力装置からのデータ転送速度に応じてメディアへの記録速度を制御するものである。しかしながら、この光ディスク記録装置においても、装置本体にこのような転送速度認識手段を設ければ、その製造コストは上昇すると共に、装置の小型化が困難になる。
【0005】
そこで、少ない記憶容量のバッファを用いた場合であっても、バッファのアンダーランを抑制する方法として、図2に示すような、CD−DAドライブ装置3等の入力装置とバッファとの間にパソコン2のハードディスク2cに代表される記録手段を介在させたシステムが考えられている。これは、CPU2aの制御により、CD−DAドライブ装置3からのデータを一時的にハードディスク2c内の一つのファイルに格納し、その後、該データをCD−Rドライブ装置4に内蔵されたバッファ4aに転送して書き込んだ後、CD−Rに順次記録するものである。しかしながら、このような方法にあっては、CD−DAドライブ装置3から読み出されるデータをハードディスク2c内の一つのファイルに格納しているため、データの格納が完了するまでは、該ファイルからデータを読み込んでバッファ4aに対して転送することができない。従って、例えば、入力装置としてCD−DA3やDVDを適用した場合等のように読み出されるデータ量が多くなると、ハードディスク2cへのデータの格納に時間がかかり、その間バッファ4aへのデータの転送開始が遅れるため、実用上の問題がある。また、前記ファイルは、ハードデイスク2cの空き領域に作成されるため、入力装置から読み出されるデータ量が大きい場合は、他のデータとの兼ね合いからも大容量のハードディスク2cが必要とされ、実用上の制約が大きい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、データの記録速度を減少させることなく、バッファのアンダーランを抑制することができる情報記録方法とそれに用いる情報記録システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、外部デバイスから記録情報を読み出してバッファメモリに記憶する手順を経て、記録媒体に書き込む情報記録方法において、前記バッファメモリとは別途に設けたハードディスクに、前記記録情報のデータ量に応じて、前記記録情報のデータ量よりも小さい容量のファイルをリング状に複数個作成するリングファイル作成手順と、外部デバイスから前記記録情報を所定の情報群ごとに読み出し、前記リングファイル作成手順により作成されたリングファイルに循環させながら順次格納する格納制御手順と、前記格納制御手順にて前記リングファイルに格納された情報群を、前記バッファメモリとは別途に設けたメインメモリへの書き込み手順及び前記バッファメモリへの書き込み手順を経て、前記記録媒体に循環させながら順次書き込む書き込み手順とを有し、前記格納制御手順によるリングファイルへの情報群の格納は、前記書き込み手順による前記メインメモリへの情報群の書き込みを終えたリングファイルに対して順次行われ、リングファイルへの情報群の格納とメインメモリへの情報群の転送とが並行して実行されるものである。
【0008】
この方法においては、ハードディスク内のリングファイルを循環させながら外部デバイスで読み出した情報群を格納し、メインメモリに転送している。これによって、記録情報の緩衝制御を行うことができ、メインメモリに転送されるデータ量の変動を抑えてバッファメモリへのデータの転送を円滑に行い、バッファメモリのアンダーランを抑制している。従って、バッファメモリの記憶容量が少ない場合であっても、アンダーランを抑制することができる。また、記録情報は情報群ごとに読み出して格納されるため、外部デバイスの不具合等によって記録情報の読み出しに失敗した場合であっても、再度、失敗した情報群のみを読み出せばよい。従って、再度の読み出しに要する時間は少なく済み、その後の手順に遅延を及ぼすことが少ない。また、ハードディスクに作成されるリングファイルは、各情報群を格納するために必要な容量を確保したものであって、ハードディスクの空き容量に応じて所定数だけ作成すればよい。従って、ハードディスクの空き容量が少ない場合であっても差し支えなく、リングファイルを作成することができる。
【0009】
請求項2の発明は、外部デバイスから記録情報を読み出してバッファメモリに記憶した後、記録媒体に書き込む情報記録システムにおいて、前記バッファメモリとは別途に設けたハードディスクに、前記記録情報のデータ量に応じて、前記記録情報のデータ量よりも小さい容量のファイルをリング状に複数個作成するリングファイル作成手段と、外部デバイスから前記記録情報を所定の情報群ごとに読み出し、前記リングファイル作成手順により作成されたリングファイルに循環させながら順次格納する格納制御手段と、前記格納制御手段によって前記リングファイルに格納された情報群を、前記バッファメモリとは別途に設けたメインメモリへの書き込み及び前記バッファメモリへの書き込みを経て、前記記録媒体に循環させながら順次書き込む書き込み手段とを有し、前記格納制御手段によるリングファイルへの情報群の格納は、前記書き込み手段によって前記メインメモリへの情報群の書き込みを終えたリングファイルに対して順次行われ、リングファイルへの情報群の格納とメインメモリへの情報群の転送とが並行して実行されるものである。この構成においては、請求項1の発明と同様な作用を得ることができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2に記載の情報記録システムにおいて、前記読み出し手段による記録情報の読み出しと、前記書き込み手段による情報群の書き込みとが、少なくとも一部において並行して実行され、前記読み出し手段による読み出し速度が前記書き込み手段による書き込み速度より大きいものである。この構成においては、ハードディスク内のリングファイルへの情報群の格納と、既にリングファイルに格納された情報群のメインメモリへの書き込みとを並行して行うことで、すべての情報群の格納と書き込みに要する時間を短縮することができる。また、前記読み出し手段による読み出し速度が前記書き込み手段による書き込み速度より大きいので、前記読み出し手段による読み出し処理が前記書き込み手段による書き込み処理よりも先行して行われていく。従って、前期メインメモリやバッファメモリに記憶されるデータ量が不足することが少ないため、書き込み手段に設けられるバッファメモリのアンダーランを抑制することができる。
【0011】
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載の情報記録システムにおいて、前記リングファイルの記憶容量が前記メインメモリの記憶容量の1/2以下であるものである。この構成においては、メインメモリに書き込まれる情報群のデータ量がメインメモリの記憶容量に対して十分に小さいので、メインメモリに書き込まれているデータ量の変動をさらに小さくすることができる。従って、メインメモリからバッファメモリへのデータの転送も円滑に行うことができ、前記バッファメモリのアンダーランをさらに効果的に抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態である情報記録システムを図面を参照して説明する。本発明の情報記録システムの概略構成を図3に示す。本システム1は、CD−DAドライブ装置3等の外部の入力装置(デバイス)に接続されたパソコン2と、このパソコン2に接続されたCD−Rドライブ装置4とにより構成されている。パソコン2はCPU2aを中心として、入力インターフェース(以下、I/Fと略記する)2b、ハードディスク2c、メインメモリ2d、出力I/F2eとによって概略が構成される。
【0013】
入力I/F2bは、CD−DAドライブ装置3から情報群として分割して読み出された記録情報を受け、CPU2aに転送する機能を有する。CPU2aは、パソコン2内で、ハードディスク2c等に格納されたプログラムに従って、以下の処理を行うための中央演算装置である。まず、CPU2aは、メインメモリ2dの容量に応じてハードディスク2c内に、入力I/F2bから転送される情報群を格納するリングファイル#0,#1,#2,・・を所定数だけ作成し情報群を順次格納する。次に、CPU2aは、前記リングファイル#0,#1,#2,・・に格納されている情報群を順次読み出してメインメモリ2dに書き込む。ハードディスク2cはパソコン2に内蔵された記録手段であり、CPU2aを制御するためのプログラムを格納すると共に、所定数のリングファイル#0,#1,#2,・・を保有している。本実施形態では図4に示すように、ハードディスク内に4個のリングファイル#0〜#3を作成し、これらをリング状に配置している。そして、CPU2aからの制御によりリングファイル#0〜#3を循環させながら、CD−DAドライブ装置3で読み出した情報群を各リングファイル#0〜#3に格納したり、各リングファイル#0〜#3からバッファ2bに転送して書き込むことによって、リングバッファと同等の緩衝制御を実現している。
【0014】
メインメモリ2dは、CPU2aを介してハードデイスク2cに作成したリングファイル#0〜#3に格納されている情報群の転送を受け、それを一時的に書き込んで記憶するための記憶手段である。さらに、メインメモリ2dは、CD−Rドライブ装置4の処理速度に合わせて、記憶した情報群をCPU2aと出力I/F2eとを介してCD−Rドライブ装置4に転送し、CD−Rに書き込ませる。なお、上記情報群の転送はCPU2aを介さずにメインメモリ2dから直接、出力I/F2eを介して行ってもよい。出力I/F2eは、メインメモリ2dに一時的に書き込んで記憶させた情報群をCD−Rドライブ装置4に転送する機能を有する。そして、CD−Rドライブ装置4は、記録媒体であるCD−Rを駆動し、このCD−Rに記録情報を書き込み、又は、既に記録したデータを読み出すための装置である。このCD−Rドライブ装置4は、従前の装置と同等の構成であり、バッファ4aを内蔵する。
【0015】
次に、図4を用いて、CD−DAドライブ装置3にて読み込んだデータが、ハードディスク2c及びメインメモリ2dを介して、CD−Rドライブ装置4にて書き込まれる手順について説明する。まず、メインメモリ2dの記憶容量に基づいて、ハードディスク2c内に作成する各リングファイル#0,#1,#2,・・の記憶容量を決定する。リングファイル#0,#1,#2,・・の記憶容量についての検証を行った結果、その記憶容量をメインメモリ2dの記憶容量の1/2以下となるように設定すれば、メインメモリ2dに記憶されるデータ量の変動が少なくなるため、バッファ4aへのデータの転送も良好なものとなり、その結果、バッファ4aのアンダーランが発生しにくいことが判明した。これを本実施形態に適用している。また、上記設定においては、メインメモリ2dに記憶されるデータ量の変動が抑制されるので、バッファ4aに転送される情報群のデータ量がバッファ4aの記憶容量を超過するオーバーラン状態を抑制することも容易に行える。上記のごとく各リングファイル#0,#1,#2,・・の記憶容量を決定した後は、ハードディスク2cの空き領域を考慮して、リングファイル数を設定し、該ファイル#0,#1,#2,・・を作成する。図4では、4個のリングファイルを作成している。次に、リングファイル名を生成し、各変数の初期化を行う。図5により具体的な手順を示す。
【0016】
まず、ハードディスク2cにファイル数として設定した数のリングファイル名(ファイル番号)を作成し、所定の配列に格納する(S1)。図4においては、4個のリングファイル#0〜#3を生成し、それぞれのファイル番号0〜3が格納される。次に各変数を初期化する(S2)。具体的には、「ロードファイル」を0とし、「レコードファイル」を「ファイル数−1」とし、「制御ステータス」を「制御開始」とする。ここで、ロードファイルとはCD−DAから読み込んだ情報群の格納処理を行っているリングファイルとし、レコードファイルとはメインメモリ2dに対して情報群の転送及び書き込み処理を行っているリングファイルとする。こうして、各変数の初期化が行われる。
【0017】
各ファイル番号0〜3は、図6に示すリングファイルの更新(ファイル番号のカウントアップ)に関するサブルーチンに従って、更新される。このリングファイルの更新に関するサブルーチンを用いて、各ファイル番号に該当するリングファイルに情報群が順次格納され、又は、該リングファイルからメインメモリ2dに順次転送され書き込まれる。以下にリングファイルの更新について説明する。まず、ファイル番号を表すポインタ(以下*Aとする)をカウントアップさせる演算処理がなされる(S6)。図4の場合は、*Aを1ずつカウントアップさせる処理がなされている。次に、*Aとリングファイル数とが比較され(S7)、*Aがリングファイル数未満の場合は(S7でNO)、そのままファイル*Aに対して格納又は転送の処理がなされる。一方、*Aがリングファイル数以上となったときは(S7でYES)、A=0とし(S8)、再び、ファイル#0に対して格納又は転送の処理がなされる。このようにして、各リングファイルの循環制御が行われる。
【0018】
次に、CD−DAドライブ装置3から読み込んだ情報群を順次リングファイル#0〜#3に格納する手順(ディスクロード)について図7を用いて説明する。まず、レコードファイルがロードファイルと一致しないかが判定される(S11)。すなわち、情報群を格納しようとするリングファイルが、メインメモリ2dに情報群を転送中のリングファイルでないかが判定される。一致すれば(S11でNO)、転送が終了するまで時間待ち処理を行い(S18)、再度S11に戻る。一致しなければ(S11でYES)、ロードファイルを開く(S12)。次に、CD−DAドライブ装置3にて読み出されるデータの有無を確認する(S13)。データがあれば(S13でYES)、該データを格納する(S14)。その後、データが予め設定されたファイルあたりの規定数(記憶容量の上限値)に達したかが判定され(S15)、規定数に達してなければ(S15でNO)、さらにS13に戻る。規定数に達すれば(S15でYES)、ロードファイルを閉じ(S16)、図6に示した手順に従ってロードファイル番号を更新する(S17)。一方、CD−DAドライブ装置3より読み出されるデータがなければ(S13でNO)、制御ステータスに「終了」を書き込み(S19)、ロードファイルを閉じ(S20)、図6に示した手順に従ってロードファイル番号を更新する(S21)。こうして、CD−DAドライブ装置3から読み出された情報群が、リングファイル#0〜#3に順次記録される。
【0019】
次に、リングファイル#0〜#3に格納された情報群を順次バッファメモリ2dに書き込む手順(ディスクレコード)について、図8を用いて説明する。まず、本サブルーチン内で使用する変数Vについてローカル変数宣言がなされる(S31)。次に、制御ステータスが「終了」でないかが確認される(S32)。制御ステータスが「終了」でなければ(S32でYES)、Vにレコードファイル番号を代入する(S33)。次に図6に示した手順に従ってVを更新する(S34)。次に、Vがロードファイルと一致しないか否かが判定され(S35)、一致すれば(S35においてNO)、時間待ち処理を行って(S40)、さらにS32に戻る。一方、一致しなければ(S35においてYES)、レコードファイル番号にVの値を代入する(S36)。その後、レコードファイルを開き(S37)、該ファイルにデータがあれば(S38でYES)、該データをメインメモリ2dに転送して書き込み(S39)、さらにS38を繰り返す。そして、データがなくなれば(S38でNO)、レコードファイルを閉じて(S41)、さらにS32に戻る。そして、制御ステータスが「終了」になるまで(S32でNO)、S32〜S41の手順を繰り返す。なお、図4に矢印で示した状態では、ロードファイルに該当するのはファイル#3であり、レコードファイルに該当するのはファイル#1である。
【0020】
このように本実施形態にあっては、ハードディスク2c内に作成したリングファイル#0〜#3にCD−DAドライブ装置3で読み込んだ情報群を順次格納し、メインメモリ2dに転送することで記録情報の緩衝制御を行っているので、メインメモリ2dに記憶されるデータ量の変動が抑えらるから、メインメモリ2dからバッファ4aへのデータの転送も良好となり、バッファ4aのアンダーランを抑制することができる。さらに、本実施形態では、メインメモリ2dへの情報群の書き込みが終了したリングファイルに対して次の情報群を順次上書きして格納する。つまり、所定数のリングファイル#0〜#3を循環させつつ、該リングファイル#0〜#3に情報群を次々と上書きすることで、記録情報のすべての情報群に対応することができる。従って、ハードディスク2d内の空き領域がCD−DAドライブ装置3によって読み出される記録情報に対して 少ない場合であっても、前述した記録情報の緩衝制御を行うことができる。また、リングファイルへの情報群の格納とメインメモリ2dへの情報群の転送とが並行して実行されるため、それらの処理が迅速に行える。従って、CD−DAドライブ装置3による読み出しからCD−Rドライブ装置4による書き込みまでの処理に遅延をもたらすことはない。また、この場合において、各処理速度を適宜設定して、CD−DAドライブ装置3によって読み出されるデータの読み出し速度をCD−Rドライブ装置4によってCD−Rに書き込まれるデータの書き込み速度より速くすれば、前述の記録情報の緩衝制御において、記録情報の書き込みに対して記録情報の読み込みが先行して行われることとなり、さらに効果的にバッファ4aのアンダーランを抑制することができる。さらに、CD−DAドライブ装置3から読み出される記録情報を各情報群ごとにリングファイル#0〜#3に格納しているので、ディスクの傷等により、CD−DAドライブ装置3の読み出しエラーが生じた場合であっても、該読み出しエラーが生じた部分のみを再読み出しを行えばよいため、CD−DAドライブ装置3による記情報の読み出しに遅延をもたらすことも少ない。
【0021】
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく種々の変形が可能であり、例えば、リングファイル#0〜#3に格納した情報群をメインメモリを介さずに直接バッファメモリに転送してもよい。また、本実施形態のようにCD−DAドライブ装置3又は、CD−Rドライブ装置4をパソコン2の外部に設けた構成としてもよいし、パソコン2の内部に設けた構成としてもよい。さらに記録媒体に書き込む装置としては、CD−Rドライブ装置4に限られることなく、DVD−Rドライブ装置であってもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上のように請求項1又は請求項2の発明によれば、ハードディスク内のリングファイルを循環させながら外部デバイスで読み出した情報群を格納し、メインメモリに転送することによって記録情報の緩衝制御を行い、バッファメモリのアンダーランを低減することができる。従って、バッファメモリの記憶容量が少ない場合であっても、アンダーラン検知手段等を設けることなく安価なコストでアンダーランを抑制することができる。
【0023】
請求項3の発明によれば、ハードディスク内のリングファイルへの情報群の格納と、既にリングファイルに格納された情報群のメインメモリへの書き込みとを並行して行うことにより、すべての情報群の格納と書き込みに要する時間を短縮することができ、その結果、記録媒体への書き込み速度を高く維持することができる。また、前記読み出し手段による読み出し速度が前記書き込み手段による書き込み速度より大きくなるようにすることにより、バッファメモリに記憶されるデータ量が不足することが低減され、より効果的にアンダーランを抑制することができる。
【0024】
請求項4の発明によれば、リングファイルからメインメモリに転送され書き込まれる情報群のデータ量がメインメモリの記憶容量に対して十分に小さくなるので、メインメモリに記憶されるデータ量の変動もさらに小さくなり、バッファへのデータの転送も良好に行えるため、バッファのアンダーランをさらに効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の情報記録システムのブロック図。
【図2】 従来の別な情報記録システムのブロック図。
【図3】 本発明の一実施形態である情報記録システムのブロック図。
【図4】 同システムによってCD−DAドライブ装置より読み出される記録情報を緩衝制御し、CD−Rドライブ装置に転送し書き込む手順を示した説明図。
【図5】 同システムにおいてファイル名を生成し、各変数の初期化をする手順を説明するフローチャート。
【図6】 同システムにおけるリングファイルの更新の手順を示すフローチャート。
【図7】 同システムにおける情報群をリングファイルに格納する手順を示すフローチャート。
【図8】 同システムにおけるリングファイルに格納された情報群をメインメモリに書き込む手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 情報記録システム
2 パソコン
2a CPU(格納手段、書き込み手段)
2c ハードディスク(記録手段)
2d メインメモリ(記憶手段)
3 CD−DAドライブ装置(外部デバイス)
4 CD−Rドライブ装置(書き込み手段)
4a バッファメモリ(バッファ手段)
#0,#1,#2,#3 リングファイル

Claims (4)

  1. 外部デバイスから記録情報を読み出してバッファメモリに記憶する手順を経て、記録媒体に書き込む情報記録方法において、
    前記バッファメモリとは別途に設けたハードディスクに、前記記録情報のデータ量に応じて、前記記録情報のデータ量よりも小さい容量のファイルをリング状に複数個作成するリングファイル作成手順と、
    外部デバイスから前記記録情報を所定の情報群ごとに読み出し、前記リングファイル作成手順により作成されたリングファイルに循環させながら順次格納する格納制御手順と、
    前記格納制御手順にて前記リングファイルに格納された情報群を、前記バッファメモリとは別途に設けたメインメモリへの書き込み手順及び前記バッファメモリへの書き込み手順を経て、前記記録媒体に循環させながら順次書き込む書き込み手順とを有し、
    前記格納制御手順によるリングファイルへの情報群の格納は、前記書き込み手順による前記メインメモリへの情報群の書き込みを終えたリングファイルに対して順次行われ、リングファイルへの情報群の格納とメインメモリへの情報群の転送とが並行して実行されることを特徴とする情報記録方法。
  2. 外部デバイスから記録情報を読み出してバッファメモリに記憶した後、記録媒体に書き込む情報記録システムにおいて、
    前記バッファメモリとは別途に設けたハードディスクに、前記記録情報のデータ量に応じて、前記記録情報のデータ量よりも小さい容量のファイルをリング状に複数個作成するリングファイル作成手段と、
    外部デバイスから前記記録情報を所定の情報群ごとに読み出し、前記リングファイル作成手順により作成されたリングファイルに循環させながら順次格納する格納制御手段と、
    前記格納制御手段によって前記リングファイルに格納された情報群を、前記バッファメモリとは別途に設けたメインメモリへの書き込み及び前記バッファメモリへの書き込みを経て、前記記録媒体に循環させながら順次書き込む書き込み手段とを有し、
    前記格納制御手段によるリングファイルへの情報群の格納は、前記書き込み手段によって前記メインメモリへの情報群の書き込みを終えたリングファイルに対して順次行われ、リングファイルへの情報群の格納とメインメモリへの情報群の転送とが並行して実行されることを特徴とする情報記録システム。
  3. 前記読み出し手段による記録情報の読み出しと、前記書き込み手段による情報群の書き込みとが、少なくとも一部において並行して実行され、前記読み出し手段による読み出し速度が前記書き込み手段による書き込み速度より大きいことを特徴とする請求項2に記載の情報記録システム。
  4. 前記リングファイルの記憶容量が前記メインメモリの記憶容量の1/2以下であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の情報記録システム。
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