JP2001325135A - データ記憶再生装置及びデータ記憶再生方法 - Google Patents

データ記憶再生装置及びデータ記憶再生方法

Info

Publication number
JP2001325135A
JP2001325135A JP2000141462A JP2000141462A JP2001325135A JP 2001325135 A JP2001325135 A JP 2001325135A JP 2000141462 A JP2000141462 A JP 2000141462A JP 2000141462 A JP2000141462 A JP 2000141462A JP 2001325135 A JP2001325135 A JP 2001325135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
data
directory
cluster
fat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000141462A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Akiyama
修 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Columbia Co Ltd filed Critical Nippon Columbia Co Ltd
Priority to JP2000141462A priority Critical patent/JP2001325135A/ja
Publication of JP2001325135A publication Critical patent/JP2001325135A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディレクトリ内の全ファイルを削除する場合に
時間がかかる。 【解決手段】符号化データを一時記憶すると共にDOS
フォーマットにおけるFAT領域のFATデータとディ
レクトリ・エントリの書き込み及び読み出しが行われる
第1メモリと、符号化データをDOSフォーマットに基
づいて記憶する第2メモリと、符号化データの記憶及び
再生の制御を行うと共に第2メモリに記憶されている符
号化データの削除の制御を行うシステムコントローラを
備えたデータ記憶再生装置において、システムコントロ
ーラは、ディレクトリ内に複数のファイルが存在して当
該ファイル全てを削除する場合、第1メモリに書き込ま
れたディレクトリ・エントリをセクタ単位又はクラスタ
単位に読み出して内容を変更した後にFATデータの内
容を変更し、ディレクトリ・エントリ及びFATデータ
を第2メモリに書き込む制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータで用いられるDOS(Disk Operating System)
フォーマットにより管理される記憶媒体を用いてデータ
の書き込み及び読み出しを行うデータ記憶再生装置及び
データ記憶再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの多くは、ハー
ドディスクドライブや書換型光ディスク等の記録媒体に
ファイルシステムを構築するためにDOSフォーマット
が用いられている。近年、パーソナルコンピュータの普
及に伴って、パーソナルコンピュータ以外の機器におい
てもDOSフォーマットを用いて記録媒体にデータを記
録し、その記録媒体に記録されたデータをパーソナルコ
ンピュータにより再生する場合がある。
【0003】DOSフォーマットは、記録するデータを
ファイルとして扱い、ファイルを階層構造(ディレクト
リ構造)で格納する。DOSフォーマットは、IPL
(Initial Program loader)領域、FAT(File Alloc
ation Table)領域、ルート・ディレクトリ領域、デー
タ領域を備えている。
【0004】図4は、DOSフォーマットの論理構造を
示す模式図である。図4において、DOSフォーマット
では、「0」から始まるセクタ番号と、「2」から始ま
るクラスタ番号とでデータが管理される。
【0005】IPL領域には、DOSを起動するための
プログラムや記録媒体の構造に関するパラメータ等が格
納される。
【0006】FAT領域は、データのビット長に基づい
て、12ビット用のFAT12、16ビット用のFAT
16、32ビット用のFAT32等の種類があり、ここ
では16ビット用のFAT16を例として説明する。F
AT領域は、通常、FAT(1)領域とFAT(2)領
域とを備えている。FAT領域に格納されているデータ
をFATデータとする。
【0007】FAT(1)領域には、データ領域のクラ
スタ毎の使用状況が、16ビットの使用状況コードを用
いて格納される。FAT(2)領域は、FAT(1)領
域のバックアップ用の領域であり、FAT(1)領域デ
ータと同じデータが格納される。
【0008】ルート・ディレクトリ領域には、1又は複
数のディレクトリ・エントリが格納される。DOSフォ
ーマットでは、ルート・ディレクトリの下位にサブディ
レクトリを作成することが可能であり、ルート・ディレ
クトリに複数のサブディレクトリやファイルを作成する
ことが可能である。
【0009】ディレクトリ・エントリとは、サブディレ
クトリ又はファイルに関する情報(ファイル名、拡張
子、属性、予約領域、更新時刻、更新日付、開始クラス
タ番号、ファイルサイズ)である。以下、サブディレク
トリに関する情報を、サブディレクトリ・エントリと
し、ファイルに関する情報をファイル・エントリとし、
サブディレクトリ・エントリ及びファイル・エントリを
総称してディレクトリ・エントリという。
【0010】ここで、図4に示すディレクトリ・エント
リは、ファイル属性によりファイル・エントリかサブデ
ィレクトリ・エントリかが判断され、ビット3及びビッ
ト4にフラグが立っている場合、当該ディレクトリ・エ
ントリはサブディレクトリ・エントリと判断され、ビッ
ト3及びビット4にフラグが立っていない場合、当該デ
ィレクリ・エントリはファイル・エントリと判断され
る。
【0011】データ領域には、サブディレクトリやファ
イルの内容がクラスタ単位で格納される。
【0012】クラスタは、複数のセクタの集合で構成さ
れる。データの読み出し及び書き込みは、クラスタ単位
で行われる。FAT(1)領域に示す16ビットの使用
状況コードにより、クラスタチェーンを構成し、1クラ
スタよりも大きいサイズのファイルや1クラスタ分を越
えるディレクトリ・エントリを、一連のまとまったファ
イルやサブディレクトリとして管理することができる。
【0013】ここで、ルート・ディレクトリ領域が固定
されているため、ルート・ディレクトリ領域に登録でき
るファイルやサブディレクトリのエントリ数も制限され
る。サブディレクトリは、データ領域に記録されるた
め、データ領域に空きがある限りエントリ数を増やすこ
とが可能である。
【0014】また、ファイル、サブディレクトリの削除
は、ファイル・エントリ、サブディレクトリ・エントリ
のファイル名の先頭バイトを、「0E5h」に書き換え
た後、対応するFAT領域の使用状況コードを「000
0h(未使用クラスタ)」に変更することにより行え
る。
【0015】また、ファイル・エントリ及びサブディレ
クトリ・エントリでは、ファイル名の先頭バイトが「0
0h」であれば、未使用エントリと見なされ、以降のエ
ントリ全てが未使用であることを示す。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】DOSフォーマットの
記憶媒体をパーソナルコンピュータで使用する場合は、
パーソナルコンピュータで動作するDOSを介して、前
記記憶媒体からのデータの読み出し及び記憶媒体へのデ
ータの書き込みを行う。
【0017】また、パーソナルコンピュータ以外にも、
例えば、オーディオ信号を半導体メモリに記憶し、記憶
したオーディオ信号を再生する半導体メモリ記憶再生装
置においても、半導体メモリはDOSフォーマットによ
りデータの管理が行われている。
【0018】このようなパーソナルコンピュータや半導
体メモリ記憶再生装置等のデータ記憶再生装置におい
て、あるディレクトリ内のファイル全てを削除する場合
は、FATデータとディレクトリ・エントリを順番に1
つずつ削除する作業を行う。
【0019】データ記憶再生装置は、記憶媒体からのデ
ータの読み出し及び記憶媒体へのデータの書き込みをク
ラスタ単位に行うため、あるディレクトリ内に登録され
ている複数のファイル全てを削除する場合、ファイルの
登録数だけ、クラスタ単位での記憶媒体からのデータの
読み出し及び記憶媒体へのデータの書き込みの処理が発
生する。そのため、アクセスに時間がかかる記憶媒体の
場合には、ファイルの削除に時間がかかる。
【0020】図5は、ディレクトリ内の全ファイルを削
除する場合の動作を説明する模式図である。図5(a)
に示すように、ディレクトリAに複数のファイル(ファ
イル1〜ファイルN)が存在し、複数のファイルは複数
のクラスタMからなり、ディレクトリAのファイル全て
を削除する場合、データ記憶再生装置内のシステムコン
トローラは、記憶媒体のディレクトリ・エントリをRA
M(Random Access Memory)に書き込み、RAMのディ
レクトリ・エントリの内容を変更してファイルを削除し
た後、RAMのディレクトリ・エントリを記憶媒体に書
き込むという処理をファイル数繰り返し行う。
【0021】図5(a)に示すディレクリAの全てのフ
ァイルを削除する場合、システムコントローラは、図5
(b)に示すように、記憶媒体からクラスタ1を読み出
してRAMに書き込み、クラスタ1のファイル1の削除
を行い、RAMからクラスタ1を読み出して記憶媒体に
書き込む。
【0022】次に再び記憶媒体からクラスタ1を読み出
してRAMに書き込み、クラスタ1のファイル2の削除
を行い、RAMからクラスタ1を読み出して記憶媒体に
書き込む。
【0023】クラスタ1のファイルの削除が終了する
と、記憶媒体からクラスタ2を読み出してRAMに書き
込み、クラスタ2のファイルの削除を行い、RAMから
クラスタ2を読み出して記憶媒体に書き込む。
【0024】このようにしてディレクトリAが複数のフ
ァイルNからなり、複数のファイルNが複数のクラスタ
Mからなる場合、システムコントローラは、記憶媒体か
らのデータの読み出し及び記憶媒体へのデータの書き込
みをファイル数(M×N回)分行わなければならない。
【0025】特に、前述した半導体メモリ記憶再生装置
は、マイク入力などによりオーディオ信号を半導体メモ
リに記憶し、記憶したオーディオ信号を再生することが
可能な携帯型装置として、インタビューの時などに用い
られる。このような装置において、半導体メモリに記憶
されたオーディオ信号の不要な部分を削除する場合、オ
ーディオ信号を削除処理に時間がかかると、インタビュ
ーにおける録音漏れなどが生じる場合がある。
【0026】また、ファイル数が非常に多く、クラスタ
チェーンが形成されている場合には、ディレクトリ内の
全ファイルが削除されても、そのチェーンが残り、以降
の動作に悪影響を与える場合がある。例えば、新しいフ
ァイルを作成しようとした場合、そのファイル名が重複
しているか否か、多くの領域を確認しなければならず、
時間がかかる。
【0027】したがって、本発明は、ディレクトリ内の
全ファイルを削除する時間を短縮することができ、ディ
レクトリ内のファイルを削除した後の動作の処理速度を
高速にすることができるデータ記憶再生装置及びデータ
記憶再生方法を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の発
明は、符号化データを記憶すると共にDOSフォーマッ
トにおけるFATデータとディレクトリ・エントリの書
き込み及び読み出しが行われる第1メモリと、前記符号
化データをDOSフォーマットに基づいて記憶する第2
メモリと、該第2メモリへの前記符号化データの記憶及
び前記第2メモリに記憶された前記符号化データの再生
の制御を行うと共に前記第2メモリに記憶されている前
記符号化データの削除の制御を行うシステムコントロー
ラを備えたデータ記憶再生装置において、前記システム
コントローラは、ディレクトリ内の複数のファイルの全
てを削除する場合、前記第1メモリに書き込まれた前記
ディレクトリ・エントリをセクタ単位又はクラスタ単位
に読み出して内容を変更した後に前記FATデータの内
容を変更し、前記内容を変更したディレクトリ・エント
リ及びFATデータを前記第2メモリに書き込む制御を
行うことを特徴とする。
【0029】本願の請求項2記載の発明は、請求項1記
載のデータ記憶再生装置において、前記システムコント
ローラは、前記ディレクトリ・エントリがクラスタチェ
ーンを構成する場合に前記FATデータの前記ディレク
トリのクラスタをクラスタチェーンの最後のクラスタで
あることを示す内容に変更することを特徴とする。
【0030】本願の請求項3記載の発明は、DOSフォ
ーマットで記憶されディレクトリ内に存在するファイル
全てを削除するデータ記憶再生方法において、ディレク
トリの先頭セクタから順に各ファイルのディレクトリ・
エントリを読み出すステップと、読み出された前記ディ
レクトリ・エントリの削除を行うステップと、現セクタ
が現クラスタの最終セクタの場合にFAT領域のFAT
データを参照してクラスタチェーンがあるか否かを確認
するステップと、前記クラスタチェーンがありサブディ
レクトリでない場合に前記FATデータをクラスタチェ
ーンが存在しない内容に書き換えるステップとを備えた
ことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のデータ記憶再生
装置の一実施例の概略構成を示す模式図である。本実施
例においては、記憶媒体を半導体メモリとし、半導体メ
モリにオーディオ信号をMPEG(Moving Picture Exp
erts Group)−Audioなどの高能率符号化方法を用
いて記憶する場合を例に説明する。
【0032】図1において、データ記憶再生装置は、入
力部101、符号化部102、復号化部103、出力部
104、第1メモリ105、第1メモリコントローラ1
06、第2メモリ107、第2メモリコントローラ10
8、システムコントローラ109を備えている。
【0033】入力部101は、アナログ/デジタルコン
バータ等を備え、入力されるオーディオ信号をアナログ
信号からデジタルデータ(オーディオデータ)に変換し
て出力する。
【0034】符号化部102は、入力部101から出力
されたオーディオデータを高能率符号化(例えば、MP
EG−Audioなど)して符号化データとして出力す
る。
【0035】復号化部103は、後述する第1メモリコ
ントローラ106から出力されたオーディオデータを復
号し、復号化したデジタルデータを出力する。
【0036】出力部104は、デジタル/アナログコン
バータ等を備え、複合化部103から入力されるデジタ
ルデータをアナログ信号(オーディオ信号)に変換して
出力する。
【0037】第1メモリ105は、符号化部102から
第1メモリコントローラ106を介して入力される符号
化データを一時記憶すると共に、第2メモリ107から
第2メモリコントローラ108及び第1メモリコントロ
ーラ106を介して入力される符号化データを一時記憶
する。
【0038】また、第1メモリ105は、ファイルの削
除の処理等における作業領域も備えている。第1メモリ
105では、第2メモリ107のFATデータ又はディ
レクトリ・エントリが書き込まれ、ファイル削除の処理
等によるデータの読み出し及び書き込みが行われる。
【0039】第1メモリコントローラ106は、符号化
部102から入力される符号化データを第1メモリ10
5に書き込み、第1メモリ105に予め定めた量の符号
化データが蓄積された後、第1メモリ105から符号化
データを読み出して第2メモリコントローラ108に転
送する。
【0040】また、第1メモリコントローラ106は、
第2メモリコントローラ108により第2メモリ107
から読み出された符号化データを第1メモリ105に書
き込み、第1メモリ105から一定の転送レートで符号
化データを読み出し、復号化部103に転送する。
【0041】また、第1メモリコントローラ106は、
第2メモリコントローラ108から入力される第2メモ
リ107のFAT領域に記憶されているFATデータを
第1メモリ105に記憶させ、記憶されたFATデータ
の読み出し及び書き込みを行うと共に、第1メモリ10
5に記憶されているFATデータを再び第2メモリコン
トローラ108に転送する。
【0042】第2メモリ107は、オーディオ信号が高
能率符号化された符号化データを記憶しておく記憶媒体
であり、例えばフラッシュメモリ等の半導体メモリであ
る。第2メモリ107は、符号化データをDOSフォー
マットに基づいて記憶する。DOSフォーマットは、パ
ーソナルコンピュータ等に用いられる周知のフォーマッ
トであるため、詳細な説明は省略する。
【0043】第2メモリコントローラ108は、第1メ
モリコントローラ106から入力される符号化データを
第2メモリ107に書き込む制御を行うと共に、第2メ
モリ107から符号化データを読み出し、第1メモリコ
ントローラ106に転送する。
【0044】システムコントローラ109は、第1メモ
リコントローラ106及び第2メモリコントローラ10
8を制御し、符号化データを第1メモリ105に一時記
憶させた後第2メモリ107に記憶させる制御及び第2
メモリ107に記憶されている符号化データを第1メモ
リ105に記憶させた後に再生する制御を行う。
【0045】また、システムコントローラ109は、操
作部(図示せず)からの指示信号に基づいて、オーディ
オ信号(符号化データ)の記憶開始や記憶停止の制御、
又は、オーディオ信号(符号化データ)の再生開始や再
生停止等を行うと共に、第2メモリ107に記憶されて
いる符号化データの削除等の制御を行う。
【0046】また、システムコントローラ109は、第
2メモリ107に記憶されている符号化データの削除を
行う場合、第2メモリコントローラ108を制御して、
第2メモリ107のFATデータ及びディレクトリ・エ
ントリを読み出し、第1メモリコントローラ106を制
御して、読み出したFATデータ及びディレクトリ・エ
ントリを第1メモリ105に記憶させる。
【0047】そして、システムコントローラ109は、
第1メモリ105に記憶されたFATデータ及びディレ
クトリ・エントリの変更を行い、第2メモリ107に記
憶された符号化データ(ファイル)の削除を行うと共
に、第1メモリコントローラ106を制御して、内容が
変更されたFATデータ及びディレクトリ・エントリを
第1メモリ105から読み出し、第2メモリコントロー
ラ108を制御して、第2メモリ107のFAT領域及
びルート・ディレクトリ領域又はデータ領域に書き込む
制御を行う。
【0048】本実施例のデータ記憶再生装置におけるオ
ーディオ信号の記憶動作について説明する。入力された
オーディオ信号は、入力部101によりテジタルデータ
に変換された後、符号化部102により高能率符号化さ
れる。符号化部102から出力された符号化データは、
第1メモリコントローラ106により、順次第1メモリ
105に書き込まれる。
【0049】第1メモリ105に予め定めた量の符号化
データが蓄積されると、第1メモリコントローラ106
により、符号化データは第1メモリ105から読み出さ
れ、第2メモリコントローラ108に転送される。第1
メモリコントローラ106から転送されてきた符号化デ
ータは、第2メモリコントローラ108によりDOSフ
ォーマットに従って、第2メモリ107に書き込まれ
る。
【0050】本実施例のデータ記憶再生装置におけるオ
ーディオ信号の再生動作について説明する。オーディオ
信号の再生要求が操作部によりシステムコントローラ1
09にあった場合、システムコントローラ109は、第
2メモリコントローラ108に第2メモリ107から符
号化データの読み出しを行わせる。第2メモリ107か
ら読み出された符号化データは、第2メモリコントロー
ラ108により第1メモリコントローラ106に転送さ
れる。
【0051】第2メモリコントローラ108から転送さ
れてきた符号化データは、第1メモリコントローラ10
6により、第1メモリ105に書き込まれる。第1メモ
リ105に書き込まれた符号化データは、第1メモリコ
ントローラ106により、一定の転送レートで第1メモ
リ105から読み出され、復号化部103に転送され
る。符号化データは、復号化部103により復号され、
出力部104によりデジタルデータからアナログ信号に
変換されオーディオ信号として出力される。
【0052】第2メモリ107に記憶されているディレ
クトリ内の符号化データ(ファイル)全てを削除する場
合の動作について説明する。図2は、本発明のデータ記
憶再生方法の一実施例におけるデータ削除処理を説明す
るフローチャートである。操作部から、第2メモリ10
7のあるディレクトリ内に記憶されている全てのファイ
ルを削除する指示があると、システムコントローラ10
9は、第2メモリコントローラ108を制御して第2メ
モリ107のFATデータを読み出し、第1メモリコン
トローラ106を制御して第1メモリ105にFATデ
ータを書き込む(ステップ201)。
【0053】ファイル削除の処理時間を短くするため
に、FATデータの書き換えは、第1メモリ105に書
き込まれたFATデータに対して行う。第2メモリ10
7は、一般的に書き込む速度がRAM等のメモリに比べ
て遅いため、第2メモリ107に書き込まれているFA
Tデータを直接書き換えると、ファイル削除に費やす時
間が長くなる。
【0054】システムコントローラ109は、第2メモ
リコントローラ108を制御し、第2メモリ107の現
ディレクトリの先頭セクタから順に各ファイルのファイ
ル・エントリを読み出して第1メモリ105に書き込む
(ステップ202)
【0055】システムコントローラ109は、第1メモ
リ105に書き込まれた、ファイル・エントリがエント
リ順か否かを確認しながら、各ファイル・エントリの削
除を行う(ステップ203)。
【0056】ファイル・エントリの削除は、当該ファイ
ル・エントリのファイル名の先頭バイトを「0E5h」
に変更することにより行われる。このことにより、当該
ファイル・エントリのファイルが削除される。
【0057】ファイル・エントリを削除した後、システ
ムコントローラ109は、現セクタが現クラスタの最終
セクタであるか否かを確認する(ステップ205)。現
セクタが最終セクタでない場合、ステップ202からス
テップ205までの処理を繰り返す。
【0058】現セクタが最終セクタの場合、第1メモリ
に書き込まれているFATデータを参照し、現クラスタ
に対して連続する次のクラスタ(クラスタチェーン)が
あるか否かを確認する(ステップ206)。
【0059】クラスタチェーンがある場合、該当するク
ラスタの先頭セクタの位置を算出し、ステップ202か
らの処理を繰り返す。
【0060】クラスタチェーンが存在しない場合、これ
までの処理でクラスタチェーンが1度でも存在したか否
かを確認する(ステップ207)。1度もクラスタチェ
ーンが存在していない場合、第1メモリ105に書き込
まれているFATデータの内容を変更した後に読み出
し、第2メモリ107に既に書き込まれているFATデ
ータに上書きする(ステップ208)。
【0061】1度でもクラスタチェーンが存在した場
合、サブディレクトリが存在していたか否かを確認する
(ステップ209)。サブディレクトリが存在した場
合、第1メモリ105に書き込まれているFATデータ
の内容を変更した後に読み出し、第2メモリ107に既
に書き込まれているFATデータに上書きする(ステッ
プ208)。
【0062】サブディレクトリが存在していない場合、
ディレクトリのファイルが前述の処理により全て削除さ
れているため、第1メモリ105に書き込まれているF
ATデータをクラスタチェーンが存在しない内容に書き
換え(ステップ210)、第2メモリ107に既に書き
込まれているFATデータに上書きする(ステップ20
8)。
【0063】次に、図2に示すフローチャートにおい
て、ステップ203に示されるファイル削除の動作につ
いて説明する。図3は、本実施例のデータ記憶再生方法
におけるファイル削除処理の動作を説明するフローチャ
ートである。ファイル削除処理は、先頭セクタから1エ
ントリずつ処理を進める。
【0064】ファイル・エントリが有効なエントリか否
かを確認する(ステップ301)。ファイル・エントリ
のファイル属性が、サブディレクトリ属性(ビット
「4」)ではなく、且つ、ファイル名の先頭バイトが
「00h(未使用ディレクトリ・エントリ)」又は「0
E5h(削除されたディレクトリ・エントリ)」以外で
あった場合、有効なファイル・エントリとする。
【0065】有効なファイル・エントリの場合、ファイ
ル名の先頭バイトを「0E5h」に変更し、当該ファイ
ル・エントリを削除されたファイル・エントリに変更す
る(ステップ302)
【0066】当該ファイル・エントリの開始クラスタ番
号を確認し、「0」以外であったならばFATデータを
確認し、クラスタチェーンが存在しない内容に変更する
(ステップ303)。
【0067】この段階で全てのエントリの削除が終了し
たか否かを確認し(ステップ306)、エントリが残っ
ている場合、ステップ301からステップ306までの
処理を繰り返す。
【0068】ステップ304において、有効なファイル
・エントリがなかった場合、有効なサブディレクトリ・
エントリであるか否かを確認する。有効なサブディレク
トリ・エントリであった場合、サブディレクトリ・エン
トリが存在することを示すフラグを設定し(ステップ3
05)、図2に示すステップ209の処理に用いる。
【0069】有効なサブディレクトリがなかった場合、
ステップ306に進む。
【0070】以上のように、あるディレクトリの全ての
ファイルを削除する際に、ファイル単位ではなく、複数
のファイルが格納されているセクタ又はクラスタ単位で
ファイル削除の処理を行うため、システムコントローラ
109が第2メモリ107にアクセスする回数が減り、
高速に処理を行うことがである。
【0071】また、ディレクトリがクラスタチェーンに
より第2メモリ107上に非連続的に記憶されている場
合に、クラスタチェーンを初期化することにより、全フ
ァイルを削除した後のディレクトリ内を確認し、処理時
間がかかることを防止することができる。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、ディレクトリ内の全フ
ァイルを削除する時間を短縮することができ、ディレク
トリ内のファイルを削除した後の動作の処理速度を高速
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ記憶再生装置の一実施例の概略
構成を示す模式図。
【図2】本発明のデータ記憶再生方法の一実施例におけ
るデータ削除処理を説明するフローチャート。
【図3】本実施例のデータ記憶再生方法におけるファイ
ル削除処理の動作を説明するフローチャート。
【図4】DOSフォーマットの論理構造を示す模式図。
【図5】ディレクトリ内の全ファイルを削除する場合の
動作を説明する模式図。
【符号の説明】
101・・・入力部、102・・・符号化部、103・
・・復号化部、104・・・出力部、105・・・第1
メモリ、106・・・第1メモリコントローラ、107
・・・第2メモリ、108・・・第2メモリコントロー
ラ、109・・・システムコントローラ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号化データを記憶すると共にDOSフォ
    ーマットにおけるFATデータとディレクトリ・エント
    リの書き込み及び読み出しが行われる第1メモリと、前
    記符号化データをDOSフォーマットに基づいて記憶す
    る第2メモリと、該第2メモリへの前記符号化データの
    記憶及び前記第2メモリに記憶された前記符号化データ
    の再生の制御を行うと共に前記第2メモリに記憶されて
    いる前記符号化データの削除の制御を行うシステムコン
    トローラを備えたデータ記憶再生装置において、前記シ
    ステムコントローラは、ディレクトリ内の複数のファイ
    ルの全てを削除する場合、前記第1メモリに書き込まれ
    た前記ディレクトリ・エントリをセクタ単位又はクラス
    タ単位に読み出して内容を変更した後に前記FATデー
    タの内容を変更し、前記内容を変更したディレクトリ・
    エントリ及びFATデータを前記第2メモリに書き込む
    制御を行うことを特徴とするデータ記憶再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデータ記憶再生装置におい
    て、前記システムコントローラは、前記ディレクトリ・
    エントリがクラスタチェーンを構成する場合に前記FA
    Tデータの前記ディレクトリのクラスタをクラスタチェ
    ーンの最後のクラスタであることを示す内容に変更する
    ことを特徴とするデータ記憶再生装置。
  3. 【請求項3】DOSフォーマットで記憶されディレクト
    リ内に存在するファイル全てを削除するデータ記憶再生
    方法において、ディレクトリの先頭セクタから順に各フ
    ァイルのディレクトリ・エントリを読み出すステップ
    と、読み出された前記ディレクトリ・エントリの削除を
    行うステップと、現セクタが現クラスタの最終セクタの
    場合にFAT領域のFATデータを参照してクラスタチ
    ェーンがあるか否かを確認するステップと、前記クラス
    タチェーンがありサブディレクトリでない場合に前記F
    ATデータをクラスタチェーンが存在しない内容に書き
    換えるステップとを備えたことを特徴とするデータ記憶
    再生方法。
JP2000141462A 2000-05-15 2000-05-15 データ記憶再生装置及びデータ記憶再生方法 Withdrawn JP2001325135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000141462A JP2001325135A (ja) 2000-05-15 2000-05-15 データ記憶再生装置及びデータ記憶再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000141462A JP2001325135A (ja) 2000-05-15 2000-05-15 データ記憶再生装置及びデータ記憶再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001325135A true JP2001325135A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18648572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000141462A Withdrawn JP2001325135A (ja) 2000-05-15 2000-05-15 データ記憶再生装置及びデータ記憶再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001325135A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006318016A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2007188130A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Fujitsu Ltd ファイル削除方法、ファイル・オープン方法、ファイル削除プログラム、および、ファイル・オープン・プログラム
US8185705B2 (en) 2003-10-31 2012-05-22 Panasonic Corporation Information recording medium, information recording medium accessing apparatus and accessing method

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8185705B2 (en) 2003-10-31 2012-05-22 Panasonic Corporation Information recording medium, information recording medium accessing apparatus and accessing method
JP2006318016A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2007188130A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Fujitsu Ltd ファイル削除方法、ファイル・オープン方法、ファイル削除プログラム、および、ファイル・オープン・プログラム
US8150809B2 (en) 2006-01-11 2012-04-03 Fujitsu Semiconductor Limited File delete method, file open method, storage medium storing file delete program, and storage medium storing file open program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6378031B1 (en) Data processing apparatus and file management method therefor
US7472219B2 (en) Data-storage apparatus, data-storage method and recording/reproducing system
JPH05313980A (ja) 情報記録方法
JP2002312214A (ja) ファイル管理方法、ファイル管理装置、プログラム
JP2006073196A (ja) コンパクトディスクメディアのデータの読み書き方法
KR100982118B1 (ko) Fat 방식으로 포맷된 정보 기록 매체에 데이터 파일을 기록하는 기록 장치, 방법, 및 프로그램이 기록되어 있는 컴퓨터가 판독가능한 기록 매체
JP4106702B2 (ja) 情報処理装置、データ記録再生方法、データ記録再生方法のプログラム及びデータ記録再生方法のプログラムを記録した記録媒体
US20050259542A1 (en) Reproduction device and method, recording medium, and program
JP2005078378A (ja) データ記憶装置及び不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法
JP2008269520A (ja) 記録装置及び記録方法
JP2001325135A (ja) データ記憶再生装置及びデータ記憶再生方法
JP2009026349A (ja) ビデオ記録再生方法および装置
JP2003173285A (ja) 情報記録方法及び情報記録再生装置
JP4269870B2 (ja) 記録再生装置及び記録方法
JP2004220355A (ja) ファイルシステム、ファイル操作機構、ファイル操作方法
JP4274783B2 (ja) 記録装置
JPH0512800A (ja) データ圧縮機能を備えた情報記録再生装置と情報記録媒体
JP3477800B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP2005165781A (ja) 記録再生装置及び方法、並びに記録再生システム
JPH07319629A (ja) 記録用ディスク制御装置
JP4269915B2 (ja) 記録再生装置及び方法、並びに記録再生システム
JP2005242708A (ja) ファイル修復方法、およびファイル記録装置
JP2008117491A (ja) 記録装置、記録方法、およびプログラム
JP2001043662A (ja) ディスク媒体管理方法
JPH11220693A (ja) 動画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807