JPH07319629A - 記録用ディスク制御装置 - Google Patents

記録用ディスク制御装置

Info

Publication number
JPH07319629A
JPH07319629A JP11300394A JP11300394A JPH07319629A JP H07319629 A JPH07319629 A JP H07319629A JP 11300394 A JP11300394 A JP 11300394A JP 11300394 A JP11300394 A JP 11300394A JP H07319629 A JPH07319629 A JP H07319629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
block
sector
flag
recording disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11300394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2581003B2 (ja
Inventor
Masahiro Ichihara
正博 一原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP6113003A priority Critical patent/JP2581003B2/ja
Publication of JPH07319629A publication Critical patent/JPH07319629A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2581003B2 publication Critical patent/JP2581003B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上位装置に対して記録用ディスク装置を磁気
テープ装置として振る舞わせること。 【構成】 上位装置1と記録用ディスク装置3との間の
データ転送に係るデータを一時的に記憶するデータバッ
ファ部4と、上位装置1から受信したデータにブロック
境界を付加してデータバッファ部4に蓄積する上位装置
用転送制御部5と、データバッファ部4に蓄積されたデ
ータを記録用ディスク3Aに保存すると共にこの記録用
ディスク3Aに保存されたデータを受信してデータバッ
ファ部4に格納する位置付け制御部6とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録用ディスク制御装置
に係り、特に、記録用ディスク装置を磁気テープ装置で
あるように擬製する記録用ディスク制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、大規模なコンピューターシステ
ムでは、大規模な記憶容量を有するランダムアクセス可
能なファイル装置として磁気ディスク装置が使用されて
いる。そして、この磁気ディスク装置の故障や操作ミス
によるファイルの削除等に備えて、磁気ディスク装置に
記録されたデータを磁気テープにコピーすることでバッ
クアップを取るようにしている。このデータのバックア
ップに関しては、それぞれの業務やデータ量に応じた磁
気テープに対するバックアップを行うソフトウェアが数
多く開発されている。
【0003】一方、より高密度な記憶媒体として書換え
可能な光磁気ディスクが実用化されている。これは磁気
ディスクの記憶密度を大きく越えつつあり、しかも装置
もコンパクトにすることが可能である。そのため、大容
量高密度記憶媒体としての光磁気ディスクに着目すると
データのバックアップ用媒体として有用である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】大規模なコンピュータ
システムでは、相当な数の磁気ディスク装置が使用され
ており、これらの磁気ディスク装置のデータをバックア
ップする磁気テープ媒体の数も相当な規模となる。しか
もバックアップは一世代だけでなく数世代を管理対象と
することが普通であるから、全体の磁気ディスクの記憶
容量に匹敵する磁気テープ媒体量では不足することが多
い、という不都合があった。
【0005】例えば、1.5Gバイトの記憶容量を持つ
磁気ディスクを1000台使用するシステムを想定する
と、全体容量は1500Gバイトとなる。汎用コンピュ
ータで使用されているカートリッジ型磁気テープ媒体の
記憶容量は1巻当たり0.4Gバイトであり、これにバ
ックアップをとるならば、磁気ディスク1台あたり4巻
として4000巻必要であり、さらに2世代管理する場
合には8000巻の規模となる。ISO規格の5.25
インチ型光磁気ディスクは1枚当たり644Mバイトで
あるから、磁気ディスク1台当たり3枚として6000
枚の規模となる。また、近年、3.5インチ型光磁気デ
ィスクも大容量化が進行中である。
【0006】磁気テープの媒体の“重量×容積”と光磁
気ディスク媒体の“重量×容積”を比較すると、現状の
装置構成では光磁気ディスクの方が数分の1〜十分の1
程度になる。こういったことからバックアップ用の記憶
媒体として、光磁気ディスクも使いたいという要請があ
る。さらに利用者の立場からは、同じバックアップとし
ての機能であるならばこれまで使い慣れて来た磁気テー
プと同様に扱いたいという要請もある。
【0007】即ち、バックアップ用の記憶媒体として光
磁気ディスク等を利用したいが、この場合、今まで蓄積
した磁気テープへのバックアップ用のソフトウェアを利
用することができない、という不都合があった。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、係る従来例の有する不
都合を解消し、特に、上位装置に対して記録用ディスク
装置を磁気テープ装置として振る舞わせることのできる
記録用ディスク制御装置を提供することを、その目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明で
は、上位装置と記録用ディスク装置との間のデータ転送
に係るデータを一時的に記憶するデータバッファ部と、
上位装置から受信したデータにブロック境界を付加して
データバッファ部に蓄積する上位装置用転送制御部と、
データバッファ部に蓄積されたデータを記録用ディスク
装置に保存すると共にこの記録用ディスク装置に保存さ
れたデータを受信してデータバッファ部に格納する位置
付け制御部とを備えている。
【0010】しかも、この位置付け制御部が、データバ
ッファ部で転送処理中のデータのアドレスをヘッド位置
アドレスとして制御用メモリに逐次更新するアドレス管
理手段と、データバッファ部中のブロック境界に記録さ
れた制御用データを制御用メモリに逐次更新する制御用
データ管理手段と、ヘッド位置アドレスを磁気テープに
とってのヘッド位置として上位装置から各種命令を受け
付けて当該各種命令及び制御用メモリ内の制御用データ
に基づいてデータバッファ部と記録用ディスク装置との
間のデータ転送を制御する走行擬製手段とを備えた、と
いう構成を採っている。
【0011】請求項2記載の本発明では、上位装置用転
送制御部が、記録用ディスクの第一のセクタに付される
ブロック境界にBOTフラグを付加するBOTフラグ付
加手段を備えると共に、走行擬製手段が、上位装置から
巻き戻し命令を受信したときに記録用ディスクの第一の
セクタから順にデータを読み出してデータバッファ部に
書き込むBOT検索機能と、データバッファ部に当該デ
ータが蓄積されたときにBOTフラグが付加されたブロ
ック境界のアドレスをヘッド位置アドレスとしてアドレ
ス管理手段に出力するBOT位置付け機能を備えた、と
いう構成を採っている。
【0012】請求項3記載の本発明では、上位装置用転
送制御部が、上位装置から受信したデータのデータブロ
ックが開始するブロック境界にデータブロックフラグを
付加するデータブロックフラグ付加手段と、上位装置か
ら受信したデータを記録用ディスクのセクタサイズを単
位にセクタ境界を生成するセクタ境界生成手段と、セク
タ境界に連続するセクタ番号を付加するセクタ番号付加
手段と、上位装置から受信したデータブロックがセクタ
サイズを越えたときセクタ境界に継続フラグを付加する
継続フラグ付加手段と、セクタサイズを越えなかったと
きにはセクタ境界に終端フラグを付加する終端フラグ付
加手段とを備えた、という構成を採っている。
【0013】請求項4記載の本発明では、上位装置用転
送制御部が、上位装置からのデータ書込命令及びデータ
を受信したとき当該データのデータブロック毎に連続す
るブロック番号をブロック境界に付加するブロック番号
付加手段と、上位装置からテープマーク書込命令を受信
したときにテープマークフラグをブロック境界に付加す
るテープマークフラグ付加手段とを備えた、という構成
を採っている。
【0014】請求項5記載の本発明では、走行擬製手段
が、上位装置からテープマーク位置やブロック番号等へ
の位置付け命令を受信したときデータバッファ部のヘッ
ド位置アドレスから位置付け命令による検索方向に当該
位置を検索するバッファ内位置検索機能と、このバッフ
ァ内位置検索機能によって当該位置が検索されなかった
ときにヘッド位置アドレスが属するセクタ境界のセクタ
番号に続くセクタから記録用ディスクのデータを読み出
してデータバッファ部に格納するテープ位置検索機能と
を備えた、という構成を採っている。
【0015】本発明は、これらの手段によって、前述し
た目的を達成しようとするものである。
【0016】ここで、記録用ディスクとは、光磁気ディ
スクや光ディスクなど追記型で容量の大きい記録媒体を
いい、記録用ディスク装置とは、これら光磁気ディスク
等にデータを書き込み、また光磁気ディスクからデータ
を読み出す装置をいう。
【0017】
【作用】請求項1記載の本発明では、上位装置からのデ
ータを記録用ディスク装置に保存する処理に際して、ま
ず、上位装置用転送制御部は、上位装置から受信したデ
ータにブロック境界を付加してデータバッファ部に蓄積
し、続いて、位置付け制御部は、このデータバッファ部
に一時的に蓄積されたデータを記録用ディスク装置に保
存する。このとき、位置付け制御部では、アドレス管理
手段が、データバッファ部で転送処理中のデータのアド
レスをヘッド位置アドレスとして制御用メモリに逐次更
新している。即ち、上位装置用転送制御部によってデー
タバッファ部に蓄積されつつあるデータの当該バッファ
上のアドレスをヘッド位置アドレスとして制御用メモリ
に逐次更新している。以後このヘッド位置アドレスは、
磁気テープにとってのヘッド位置として扱われる。
【0018】続いて、走行擬製手段では、制御用メモリ
内の制御用データに基づいてデータバッファ部と記録用
ディスク装置との間のデータ転送を制御する。即ち、ヘ
ッド位置アドレス等の制御用データに基づいてデータバ
ッファ部内のデータを記録用ディスクに出力する。この
とき、位置付け制御部は、当該ヘッド位置アドレスを用
いてデータ転送を処理することで、記憶容量が有限であ
るデータバッファ部の使用を管理している。
【0019】一方、記録用ディスクに格納されていたデ
ータを読み出して上位装置に転送するとき、走行擬製手
段は、記録用ディスク装置に読み出し命令を出力し、当
該記録用ディスクに保存されたデータを記録用ディスク
装置から受信してデータバッファ部に格納している。こ
のとき、制御用データ管理手段は、データバッファ部中
のブロック境界に記録された制御用データを制御用メモ
リに逐次更新している。このブロック境界に記録された
制御用データは、例えばブロック番号等であり、エミュ
レートしようとする磁気テープの種類によってこの制御
用データ内容は異なる。
【0020】続いて、上位装置用転送制御部は、データ
バッファ部に一時的に蓄積されたデータを上位装置に転
送する。このとき、位置付け制御部は、走行擬製手段に
よってデータバッファ部に蓄積されつつあるデータの当
該バッファ上のアドレスをヘッド位置アドレスとして制
御用メモリに逐次更新している。これを受けて上位装置
用データ転送制御部では、ブロック境界から読み出した
制御用データ及びヘッド位置アドレス等の値に基づい
て、データバッファ部中のデータを上位装置に転送す
る。このとき、例えば磁気テープ媒体とは異なるデータ
長で記録用ディスクに保存されていたとしても、ブロッ
ク境界から読み出した制御用データに基づいた処理によ
って、磁気テープのデータ長に編集して上位装置に転送
している。また、ヘッド位置アドレスを用いてデータ転
送を処理することで、記憶容量が有限であるデータバッ
ファ部の使用を管理している。
【0021】請求項2記載の本発明では、上位装置用転
送制御部が、上位装置からのデータをデータバッファ部
に蓄積処理しているとき、BOTフラグ付加手段は、当
該受信したデータが記録用ディスクの第一のセクタに記
録されるものである場合、そのデータの直前のブロック
境界にBOTフラグを付加する。
【0022】一方、BOTフラグがブロック境界に付加
さた記録用ディスクに対して、走行擬製手段が上位装置
から巻き戻し命令を受信したとき、BOT検索機能は、
記録用ディスクの第一のセクタから順にデータを読み出
してデータバッファ部に書き込む。続いてBOT位置付
け機能は、BOTフラグが付加されたブロック境界のア
ドレスをヘッド位置アドレスとしてアドレス管理手段に
出力する。
【0023】請求項3記載の本発明では、データブロッ
クフラグ付加手段は、ブロック化されているデータをデ
ータバッファ部に蓄積するとき、当該データブロックが
開始するブロック境界にデータブロックフラグを付加す
る。また、セクタ境界生成手段は、記録用ディスクのセ
クタサイズを単位に上位装置から受信したデータにセク
タ境界を生成する。続いて、継続フラグ付加手段は、デ
ータバッファ部に蓄積しようとするデータブロックがセ
クタサイズを越えたときセクタ境界に継続フラグを付加
し、一方セクタサイズを越えなかったとき、終端フラグ
付加手段は、セクタ境界に終端フラグを付加する。
【0024】請求項4,5記載の本発明では、上位装置
用転送制御部がデータバッファ部にデータを蓄積する過
程で、ブロック番号付加手段は、当該データのデータブ
ロック毎に連続するブロック番号をブロック境界領域に
付加する。また、テープマークフラグ付加手段は、上位
装置からテープマーク書込命令を受信したときにテープ
マークフラグをブロック境界に付加する。このようにブ
ロック番号やファイルの終了を示すテープマークがブロ
ック境界に付加さた記録用ディスクに対して、位置付け
制御部が、上位装置からテープマーク位置やブロック番
号等への位置付け命令を受信したとき、まず、バッファ
内位置検索機能が、データバッファ部のヘッド位置アド
レスから位置付け命令による検索方向に当該位置を検索
する。
【0025】さらに、テープ位置検索機能は、バッファ
内位置検索機能によって当該位置が検索されなかったと
き、ヘッド位置アドレスが属するセクタ境界のセクタ番
号に続くセクタから記録用ディスクのデータを読み出し
てデータバッファ部に格納する。この新たにデータバッ
ファ部に格納されたデータに対して、バッファ内位置検
索機能は、前述のように位置付け命令に係る位置を検索
する。この検索は、実際には、制御用データ管理手段に
よって制御用メモリに出力されたブロック境界に記載さ
れていた各種制御用データに対して行っている。
【0026】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本実施例の構成を示す機能ブロック図であ
る。記録用ディスク制御装置2は、上位装置1と記録用
ディスク装置3との間のデータ転送に係るデータを一時
的に記憶するデータバッファ部4と、上位装置1から受
信したデータにブロック境界を付加してデータバッファ
部4に蓄積する上位装置用転送制御部5と、データバッ
ファ部4に蓄積されたデータを記録用ディスク3Aに保
存すると共にこの記録用ディスク3Aに保存されたデー
タを受信してデータバッファ部4に格納する位置付け制
御部6とを備えている。
【0027】データバッファ部4の記憶容量は、各種の
処理を容易にするため記録用ディスク装置3が扱うデー
タ長の整数倍となっている。上位装置用転送制御部5
は、上位装置1から磁気テープ装置に対する出力形式で
与えられるデータを記録用ディスク装置3が扱うことの
できるデータとして編集している。また、データバッフ
ァ部4に蓄積されたデータを磁気テープ装置の出力形式
に編集して上位装置1に転送している。さらに、上位装
置用転送制御部5は、上位装置1からの磁気テープ装置
に対する位置付け等の制御命令を併設されている位置付
け制御部6に出力するようになっている。位置付け制御
部6は、データバッファ部4と記録用ディスク装置3と
の間のデータ転送を制御している。このとき、データバ
ッファ部4を介した以下の各種手段によって、上位装置
1に対して記録用ディスク装置3を磁気テープ装置に擬
製(エミュレート)している。
【0028】この位置付け制御部6は、データバッファ
部4で転送処理中のデータのアドレスをヘッド位置アド
レス26bとして制御用メモリ7に逐次更新するアドレ
ス管理手段8と、データバッファ部4中のブロック境界
に記録された制御用データを制御用メモリ7に逐次更新
する制御用データ管理手段10と、ヘッド位置アドレス
を磁気テープにとってのヘッド位置として上位装置1か
ら各種命令を受け付けて当該各種命令及び制御用メモリ
7内の制御用データに基づいてデータバッファ部4と記
録用ディスク装置3との間のデータ転送を制御する走行
擬製手段9とを備えている。
【0029】図2は請求項2に対応する構成を示してい
る。ここでは、制御用データとしてBOTを扱ってい
て、上位装置用転送制御部5は、記録用ディスク3Aの
第一のセクタに付されるブロック境界にBOTフラグ2
72を付加するBOTフラグ付加手段5Aと、上位装置
1から受信したデータのデータブロックが開始するブロ
ック境界にデータブロックフラグ273を付加するデー
タブロックフラグ付加手段5Bを備えている。
【0030】また、これらのフラグ付加手段に対応し
て、走行擬製手段9が、上位装置1から巻き戻し命令を
受信したときに記録用ディスク3Aの第一のセクタから
順にデータを読み出してデータバッファ部4に書き込む
BOT検索機能9Aと、データバッファ部4に当該デー
タが蓄積されたときにBOTフラグが付加されたブロッ
ク境界のアドレスをヘッド位置アドレスとして制御用デ
ータ管理手段10に出力するBOT位置付け機能9Bを
備えている。
【0031】これを詳細に説明する。本実施例では、図
3に示したハードウエア資源によって上記各手段を実現
している。ここでは、記録用ディスク装置として光磁気
ディスク装置3を用いている。この光磁気ディスク装置
3の記憶媒体は、セクタに分割された固定長形式でフォ
ーマットされており、データの記録/再生単位であるデ
ータブロックを有し、このデータブロック毎に識別子と
してのヘッダが付けられている。データブロックの配列
は、磁気ディスク媒体のような同心円状に並べたシリン
ダ形式であっても、あるいはうずまき状に並べたスパイ
ラル形式であってもよい。また、データバッファ部4は
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)から構成されて
いる。
【0032】記録用ディスク制御装置2は、ホストシス
テム1の発行する入出力命令に従い光磁気ディスク装置
3を制御するために、マイクロプロセッサ部24を備
え、上位装置としてのホストシステム1から入出力命令
の受信とデータ転送を行うためにホストインタフェース
制御部21とデータバッファ部4を駆動させ、また、光
磁気ディスク装置3に対するデータの読取り/書込みを
行うためにディスクインタフェイス制御部22とデータ
バッファ部4を駆動させる。
【0033】本実施例では、マイクロプロセッサ部24
がエミュレータコード25に従いアドレステーブル26
とポインタテーブル27を操作することによって、ホス
トシステム1に対して光磁気ディスク装置3を磁気テー
プ装置であるように見せている。エミュレータコード2
5は、マイクロプロセッサ部24を動作させる処理手順
が記載されたマイクロプログラムコードからなり、ホス
トシステム1の発行する入出力命令を解読して、その命
令処理目的に沿うように光磁気ディスク装置3を制御し
て磁気テープ装置にエミュレートするように構成されて
いる。マイクロプロセッサ部24は、このエミュレータ
コード25に基づいて各種制御を行うことで、前述した
位置付け制御部及び上位装置用転送制御部としても動作
し、各種手段を実行している。
【0034】本装置に電源が投入されると、エミュレー
タコード25はマイクロプロセッサ部24の制御メモリ
7内にアドレステーブル26とポインタテーブル27を
生成する。アドレステーブル26は、ヘッド位置アドレ
スやセクタ番号などの各種制御に用いる値を管理するた
めのテーブルであり、位置付け制御部6が生成すると共
に利用する。一方、ポインタテーブル27は、データブ
ロックフラグ27cなど光磁気ディスク3Aに付加する
ための値を管理するためのテーブルであり、上位装置用
転送制御部5が、上位装置1から受信したデータに付加
している。また、記録用ディスク3Aから読み出したブ
ロック境界に記載された制御データは、制御用データ管
理手段8が、その内容をポインタテーブル27に出力し
ている。ポインタテーブル27の一例を図4(A)に示
し、アドレステーブル26の一例を図4(B)に示し
た。
【0035】チェックサムコード27hはポインタテー
ブル27の内容を検証する目的で付加されており、テー
ブル内容を2バイト単位で2進加算した結果である。以
後の説明においてもチェックサムコード27hの更新を
逐次行っているが、言及を省略する。
【0036】次に、この記録用ディスク装置2の動作を
説明する。
【0037】上位装置1からのデータを光磁気ディスク
3Aに出力するとき、まず、上位装置用転送制御部5
は、ホストインタフェース21を介してホストシステム
1から受信したデータにブロック境界を付加してデータ
バッファ部4に蓄積する。ブロック境界は、データブロ
ックが終了したときや、各種制御用データを磁気テープ
に記録する旨の命令を受信したときに生成している。ま
た、このデータ蓄積中、アドレス管理手段10は、当該
蓄積されつつあるデータのバッファ上のアドレスをヘッ
ド位置アドレス26bとして制御用メモリ7のアドレス
テーブル26に逐次更新している。以後エミュレータコ
ードは、このヘッド位置アドレス26bを磁気テープに
とってのヘッド位置として扱っている。
【0038】続いて、走行擬製手段9では、ヘッド位置
アドレス26b等の制御用データに基づいてデータバッ
ファ部4内のデータをディスクインタフェース22を介
して光磁気ディスク装置3に出力する。例えば、データ
バッファ部4の記憶容量の上限値であるデータバッファ
アドレス26gとヘッド位置アドレス26bとが一致し
たとき、上位装置用転送制御部5にデータバッファ部4
への出力の一時中断を依頼し、続いて、当該データバッ
ファ部4に蓄積されていたデータを光磁気ディスク装置
3に出力する。
【0039】一方、光磁気ディスク3Aに格納されてい
たデータを読み出して上位装置1に転送するとき、ま
ず、走行擬製手段9は、ディスクインタフェース22を
介して光磁気ディスク装置3に読み出し命令を出力した
のち、光磁気ディスク3Aに保存されたデータをその光
磁気ディスク装置3から受信してデータバッファ部4に
格納する。このとき、制御用データ管理手段8は、デー
タバッファ部4中のブロック境界に記録された制御用デ
ータを制御用メモリ7に逐次更新している。
【0040】続いて、上位装置用転送制御部5は、デー
タバッファ部4に一時的に蓄積されたデータをホストイ
ンタフェース21を介して上位装置1に転送する。この
とき、アドレス管理手段10は、走行擬製手段9によっ
てデータバッファ部4に蓄積されつつあるデータの当該
バッファ上のアドレスをヘッド位置アドレス26bとし
て制御用メモリ7に逐次更新している。これを受けて上
位装置用転送制御部5では、ブロック境界から読み出し
た制御用データ及びヘッド位置アドレス等の値に基づい
て、データバッファ部4中のデータを上位装置1に転送
する。この転送に際して、例えば磁気テープ媒体とは異
なるデータ長で光磁気ディスク3Aに保存されていたと
しても、上位装置用転送制御部5は、ブロック境界から
読み出した制御用データに基づいた処理を行い、磁気テ
ープのデータ長に編集して上位装置に転送している。
【0041】(BOTをエミュレートする動作例)
【0042】ブロック境界には、上位装置用転送制御部
5によって、種々の制御用データが付加される。磁気テ
ープでは、磁気テープの記録可能な開始位置を示すBO
Tマーカーが磁気テープの裏側に張り付けられていて、
このBOT(Beginning of Tape)
は、記録/再生の開始位置として用いられている。その
ため、本実施例では、上位装置からこのBOTに基づい
た各種命令を受信して処理しなければならない。ここで
は、BOTに対する巻き戻し命令に対応することを課題
としている。
【0043】この請求項2に対応する実施例では、上位
装置用転送制御部5が上位装置からのデータをデータバ
ッファ部に蓄積処理しているとき、BOTフラグ付加手
段5Aは、当該受信したデータが光磁気ディスクの第一
のセクタに記録されるものである場合、そのデータの直
前のブロック境界にBOTフラグを付加する。
【0044】BOTフラグがブロック境界に付加さた光
磁気ディスク3Aに対して、走行擬製手段9が上位装置
1から巻き戻し命令を受信したとき、BOT検索機能9
Aは、光磁気ディスク3Aの第一のセクタから順にデー
タを読み出してデータバッファ部4に書き込む。続いて
BOT位置付け機能9Bは、BOTフラグが付加された
ブロック境界のアドレスをヘッド位置アドレス26bと
してアドレス管理手段10に出力する。このように本実
施例ではBOTに関する処理をエミュレートするため、
上位装置に対して光磁気ディスク装置を磁気テープであ
るかのように振る舞わせることができる。しかも、光磁
気ディスク装置による光磁気ディスク3Aの第一のセク
タの検索は直接アクセスであるため、磁気テープのよう
な巻き戻し時間が必要なく、BOTに対する巻き戻し処
理を磁気テープよりも飛躍的に高速に行うことができる
という効果をも奏する。また、通常の磁気テープ装置
は、BOTから第1のデータブロックまでの間に記録密
度等の制御データが記載されることとなるが、本実施例
では、BOTからデータブロックまでの間に磁気テープ
に記録するための制御データを記録する必要がないた
め、BOTの位置からデータの再生開始までの時間を大
幅に短縮することができる。
【0045】(データブロックをエミュレートする動作
例)
【0046】磁気テープでは、テープの走行速度が一定
になってから記録を行うようになっているため、テープ
が加速する時間に対応する部分にデータが記録されない
領域が生じる。このデータが記録されない領域の発生に
よる不経済を防止するため、上位装置からのレコードを
ブロック化係数に基づいてブロック化し、このデータブ
ロックを磁気テープ媒体に記録するようになっている。
そのため、本実施例では、上位装置からこのデータブロ
ックを前提とした各種命令を受信して処理しなければな
らない。このデータブロックをエミュレートする動作例
を次に説明する。ここでは、ブロック化係数を受信して
上位装置用転送制御部5がブロック化する場合であって
も、また、上位装置でブロック化したのちにそのデータ
を受信するような場合であってもよいものとする。その
ため、上位装置用転送制御部5が、データブロックをデ
ータバッファ部4に蓄積する際の処理例を説明する。こ
こでは、データブロックの長さと、データバッファ部の
容量と、記録用ディスクの記録単位の関係を整合するこ
とを課題とする。
【0047】この請求項3に対応する実施例では、上位
装置用転送制御部5が、上位装置から受信したデータの
データブロックが開始するブロック境界にデータブロッ
クフラグを付加するデータブロックフラグ付加手段5B
と、上位装置1から受信したデータを光磁気ディスク3
Aのセクタサイズを単位にセクタ境界を生成するセクタ
境界生成手段5Cと、上位装置1から受信したデータブ
ロックがセクタサイズを越えたときセクタ境界に継続フ
ラグを付加する継続フラグ付加手段5Dと、セクタサイ
ズを越えなかったときにはセクタ境界に終端フラグを付
加する終端フラグ付加手段5Eとを備えている。
【0048】これを詳細に説明する。図5は光磁気ディ
スク媒体のセクタの物理上のデータブロックに作られる
論理上のテープイメージを示している。図5(A)はデ
ータバッファメモリに連続するセクタ番号のデータが記
録された例を示し、図5(B)は当該各セクタ内のデー
タ構成を示している。上位装置用転送制御部5は、デー
タバッファ部4において書込むべき連続するセクタのデ
ータを参照番号340〜344のように格納する。ま
た、走行擬製手段9は、読取るべき連続するセクタのデ
ータを光磁気ディスク装置3から受信して参照番号34
0〜344のようにデータバッファ部4に格納する。
【0049】このデータバッファ部4に生成/格納され
る連続するセクタ範囲は、K+1個である。本実施例で
は、このK+1個のセクタ範囲のデータを光磁気ディス
ク装置3に対するアクセス単位として制御するため、一
度にK+1個の連続するセクタにデータを書込むかある
いは一度に読取る。従って、データバッファ部に生成/
格納される先頭のセクタデータ340の通しのセクタ番
号(論理セクタ番号)はK+1の整数倍である。
【0050】ECC301は光磁気ディスク装置3が生
成/チェックするエラー訂正コードであり、記録用ディ
スク制御装置2には直接見えない。また前述した識別子
としてのヘッダもデータブロックを識別するために光磁
気ディスク装置3の内部で制御に使用され、記録用ディ
スク制御装置2には直接見えない。従って、データバッ
ファ部4と光磁気ディスク装置3との間のデータ転送で
はデータブロックの正味のデータが処理対象になる。
【0051】セクタデータに構築されるフォーマットに
ついて説明すると、各セクタデータの先頭にセクタ境界
(310,315,317)領域が置かれ、テープ形式
のデータブロックの直前にブロック境界(311,31
3)領域が置かれる。また単独でブロック境界(31
9,320,321)領域を置く場合もある。これらの
ブロック境界には、図4(A)のポインタテーブル27
の内容が上位装置用転送制御手段によって書き込まれ
る。このフォーマットは、上位装置用転送制御部5とし
て動作するエミュレータコード25に基づいたマイクロ
プロセッサ部24によって確保される。
【0052】上位装置用転送制御部5のセクタ境界生成
手段5Cは、上位装置1から受信したデータを記録用デ
ィスク3Aのセクタサイズを単位にセクタ境界(31
0,315,317)を生成する。このセクタ境界に
は、セクタ番号が付加される。続いて、継続フラグ付加
手段5Dは、データバッファ部4に蓄積しようとするデ
ータブロックがセクタサイズを越えたときセクタ境界に
継続フラグを付加する。一方、データブロックがセクタ
サイズを越えなかったとき、終端フラグ付加手段は、セ
クタ境界に終端フラグを付加する。このように継続フラ
グ及び終端フラグをセクタ境界に付加することで、記録
用ディスクからの再生時に、上位装置用転送制御部5
は、データバッファ部4の記憶容量や記録用ディスクの
記録形式によらず磁気テープにおけるデータブロックを
再現することができる。即ち、記録用ディスクの種類に
よって生じる処理の複雑化をセクタ境界の生成及びフラ
グの付加によって吸収している。
【0053】(位置付け命令をエミュレートする動作
例)
【0054】磁気テープ装置には、前述したデータブロ
ック毎にシーケンシャルなブロック番号を付与する装置
があり、このような装置に対して上位装置は、特定のブ
ロック番号が付されたデータを再生する為にそのブロッ
ク番号が付されたデータブロックの先頭に位置付けるよ
うに命令を発するものがある。また、ファイルを単位と
して、一つのファイルが終了したときにテープマークを
付与する磁気テープ装置があり、この場合にも、上位装
置は、テープマークを検索して位置付けるような命令を
発する。そのため、本実施例では、上位装置からこのよ
うな位置付け命令を受信して処理しなければならない。
この位置付け命令をエミュレートする動作例を次に説明
する。ここでは、ブロック番号やテープマーク等を記録
用ディスクに保存しておくこと、及び命令を受信したと
きの検索手法とデータバッファとの整合をとることを課
題とする。
【0055】この請求項4,5に対応する実施例では、
上位装置用転送制御部5が、上位装置からのデータ書込
命令及びデータを受信したとき当該データのデータブロ
ック毎に連続するブロック番号をブロック境界領域に付
加するブロック番号付加手段5Fと、上位装置からテー
プマーク書込命令を受信したときにテープマークフラグ
271をブロック境界に付加するテープマークフラグ付
加手段5Gとを備えている。
【0056】これに対応して、走行擬製手段9が、上位
装置からテープマーク位置やブロック番号等への位置付
け命令を受信したときデータバッファ部4のヘッド位置
アドレス26bから位置付け命令による検索方向に当該
位置を検索するバッファ内位置検索機能9Cと、このバ
ッファ内位置検索機能9Cによって当該位置が検索され
なかったときにヘッド位置アドレス26bが属するセク
タ境界のセクタ番号に続くセクタから光磁気ディスク3
Aのデータを読み出してデータバッファ部4に格納する
テープ位置検索機能9Dとを備えている。
【0057】ブロック番号付加手段5Fは、受信したデ
ータブロック毎に連続するブロック番号をブロック境界
領域に付加する。また、テープマークフラグ付加手段5
Gは、上位装置からテープマーク書込命令を受信したと
きにテープマークフラグをブロック境界に付加する。こ
のようにブロック番号やファイルの終了を示すテープマ
ークがブロック境界に付加さた記録用ディスクに対し
て、まず、バッファ内位置検索機能9Cが、データバッ
ファ部4のヘッド位置アドレスから位置付け命令による
検索方向に当該位置を検索する。
【0058】さらに、テープ位置検索機能9Dは、バッ
ファ内位置検索機能9Cによって当該位置が検索されな
かったとき、ヘッド位置アドレス26bが属するデータ
バッファ部4における端部であるセクタ境界のセクタ番
号に続くセクタから記録用ディスク3Aのデータを読み
出してデータバッファ部4に格納する。この新たにデー
タバッファ部4に格納されたデータに対して、バッファ
内位置検索機能9Cは、前述のように位置付け命令に係
る位置を検索する。この検索は、実際には、制御用デー
タ管理手段8によって制御用メモリ7に出力されたブロ
ック境界に記載されていた各種制御用データに対して行
っている。
【0059】上位装置1からの命令に係る位置をデータ
バッファ部4において発見したとき、アドレス管理手段
10によって、当該位置を示すフラグが付加されていた
ブロック境界のアドレスがヘッド位置アドレス26bと
されているため、上位装置用転送制御部5は、当該ブロ
ック境界に続くデータの再生処理等を行う。本実施例で
は、位置付け命令を受けたときにこのように動作するた
め、テープマークやブロック番号を使用する磁気テープ
を前提とした上位装置であっても、光磁気ディスク等を
磁気テープ装置として振る舞わせることができる。
【0060】(制御用データ)
【0061】次に、制御用メモリに記録される制御用デ
ータに基づいて上述した各実施例を再度説明する。ここ
では、上記の機能別の説明で随時参照していた図4に示
す制御用メモリの内容を定義すると共に各変数の値が示
す状況について説明する。
【0062】(ポインタテーブル)
【0063】テープマークフラグ27aがセットされ他
のフラグがリセット状態であるときは、ブロック境界が
磁気テープフォーマットのテープマークに対応し、テー
プマークであることを表示する。
【0064】BOT(テープ始端)フラグ27bがセッ
トされ他のフラグがリセット状態であるときは、ブロッ
ク境界が磁気テープフォーマットのBOTマーカ(テー
プ始端を示すマークが印された所)に対応し、BOTマ
ーカであることを表示する。
【0065】データブロックフラグ27cと終端フラグ
27eがセットされ他のフラグがリセット状態であると
きは、このブロック境界の次が磁気テープフォーマット
にとってののデータブロックに対応していて、これがデ
ータブロックであることを表示している。しかも、この
データブロックはこのブロック境界の置かれたセクタデ
ータ領域内で終了していることを示している。
【0066】データブロックフラグ27cと継続フラグ
27dがセットされ他のフラグがリセット状態であると
きは、このブロック境界の次のデータブロック域が次の
セクタデータ領域の先頭のデータブロックに継続してい
ることを示している。データブロックサイズ27gはデ
ータブロックフラグ27cがセットされているときに有
効であり、ブロック境界の次に置かれるデータブロック
のバイト長をバイナリ表示する。
【0067】継続フラグ27dがセットされ他のフラグ
がリセット状態であるときは、直前のセクタデータ領域
の最後尾のデータブロックの続きが、このブロック境界
の次のデータブロックに継続していることを表示すると
共に、さらに次のセクタデータ領域の先頭のデータブロ
ックに継続していることを表示する。
【0068】継続フラグ27dと終端フラグ27eがセ
ットされ他のフラグがリセット状態であるときは、この
ブロック境界の次のデータブロックでそのデータブロッ
クが終了していることを表示する。終端フラグ27eが
セットされ他のフラグがリセット状態であるときは、こ
のブロック境界が記録された最終の情報でありこれ以降
には有意な情報が存在しないことを表示する。
【0069】以上のフラグの組み合わせと図5のブロッ
ク境界の関係例を図6に示す。ここで論理値‘1’はセ
ット、‘0’はリセット状態を意味する。
【0070】図5に示すデータブロック312は、完結
しており他のセクタデータ領域には継続していない。ま
た、データブロック314とデータブロック316とデ
ータブロック318が継続しており、これらが論理的な
一個のデータブロックを構成することが図6のフラグの
組合せから識別できるものである。
【0071】ブロック番号27fは、すべてのブロック
境界に無条件に付与されたバイナリ表示の通し番号であ
る。このブロック番号27fがオーバフローしたときは
ゼロにもどされ、巡回的に番号が付与される。
【0072】(アドレステーブル)
【0073】次に図4(B)のアドレステーブル26に
ついて説明する。アドレステーブル26は、データバッ
ファ部4に格納したデータの位置およびセクタ番号を管
理するためのものであり、ポインタテーブル27の指す
ブロック境界のデータバッファ部4上の位置をヘッド位
置アドレス26bで表示し、またデータバッファ部4上
におけるセクタの先頭位置をセクタ境界アドレス26d
で表示し、さらにポインタテーブル27の指すセクタの
セクタ番号を論理セクタ番号26aで表示する。
【0074】ポインタテーブル27の内容はデータバッ
ファ部4に格納したセクタのデータに構築されているブ
ロック境界内容の写しである。アドレステーブル26の
ヘッド位置アドレスは、このブロック境界の存在するデ
ータバッファ部4上のアドレスを与えるように制御され
る。
【0075】(上位装置からの各種命令)
【0076】以下、入出力命令に関するエミュレータコ
ード25に基づくマイクロプロセッサ部24の動作につ
いて、制御用メモリ7に対する操作を中心に説明する。
【0077】まず、磁気テープ媒体が装置にマウントさ
れたことは、光磁気ディスク媒体が装置にマウントされ
たことに相当するので、すでにマウントされレディ状態
にあるものとする。上位装置用転送制御部5は、光磁気
ディスク3Aが光磁気ディスク装置3にマウントされた
とき、ポインタテーブル27を初期化する。全てのフラ
グ27a〜27dをリセットし、ブロック番号27e及
びデータブロックサイズ27fの値を「0」にする。同
様に位置付け制御部6は、アドレステーブル26をゼロ
に初期化する。
【0078】さて、ホストシステム1は、磁気テープ装
置をアクセスするつもりであるから磁気テープ用の入出
力命令を発行する。その際に記録用ディスク制御装置2
のエミュレータコード25のプログラムに従い、マイク
ロプロセッサ部24は以下のように制御する。
【0079】REWIND命令は、磁気テープをBOT
(テープ始端)マーカまで巻きもどす命令である。これ
に関しては、アドレステーブル26の論理セクタ番号2
6aをゼロ、ヘッド位置アドレス26bとセクタ境界ア
ドレス26dをデータバッファ部4の先頭アドレスにセ
ットし、セクタ0からセクタKまでのデータを光磁気デ
ィスク3Aからデータバッファ部4へ図1の如く読込
み、ヘッド位置アドレス26bの指すブロック境界内容
を初期化しポインタテーブル27に格納する。ここでの
初期化においては、BOTフラグ27bが‘1’にセッ
トされる。
【0080】BOTフラグ27bが‘1’であるとき、
さらにテープを巻きもどす方向への入出力命令が発行さ
れると、その命令に対してBOT状態ステータスを報告
し命令を終了させる。
【0081】WRITE命令は、ホストシステム1から
受信する一連のデータをデータブロックとして順方向に
書込む命令である。これに関しては、現在のアドレステ
ーブル26と、それの指すブロック境界の写しであるポ
インタテーブル27を次のように制御する。
【0082】BOTフラグ27bが‘1’ならばアド
レステーブル26とポインタテーブル27を次のブロッ
ク境界に進めてもう一度処理をやり直す。このとき、ブ
ロック番号27fは1だけ歩進しておく。ヘッド位置ア
ドレス26bもブロック境界サイズだけ歩進しておく。
【0083】テープマークフラグ27a…‘0’、B
OTフラグ27b…‘0’、データブロックフラグ27
c…‘1’、継続フラグ27d…‘0’、終端フラグ2
7e…‘1’、データブロックサイズ27g…例として
次のセクタ境界までのバイト数、の内容でポインタテー
ブル27を更新し、データバッファ部4に反映する。続
く次のデータバッファ部4領域からWRITE命令のデ
ータをデータブロックサイズ27gだけ書込む。このと
き、WRITE命令のデータがデータブロックサイズ2
7gに満たないときは、転送されたデータ・バイト数を
データブロックサイズ27gに格納しデータバッファ部
4にも反映させる。もし、WRITE命令のデータがデ
ータブロックサイズ27gを超えるときは、継続フラグ
27dを‘1’、終端フラグ27eを‘0’に更新しデ
ータバッファ部4にも反映させて、次のブロック境界を
生成するためにポインタテーブル27とアドレステーブ
ル26の内容を次のように更新する。
【0084】データブロックフラグ27c…‘0’、継
続フラグ27d…‘1’、終端フラグ27e…‘1’、
ブロック番号27f…1だけ歩進、データブロックサイ
ズ27g…仮として次のセクタ境界までのバイト数、論
理セクタ番号26a…1だけ歩進、セクタ境界アドレス
26d…セクタサイズだけ歩進、ヘッド位置アドレス2
6b…セクタ境界アドレス26dに一致させる。
【0085】続いてヘッド位置アドレス26の指すデー
タバッファ部4にポインタテーブル27内容を書込み、
その続くデータバッファ部4領域から残りWRITE命
令のデータをデータブロックサイズ27gだけ書込む。
データブロックサイズ27gに満たないときは、残り転
送されたデータバイト数をデータブロックサイズ27g
に格納し、データバッファ部4にも反映させる。
【0086】WRITE命令のデータ書込みが終了した
ら、図1のブロック境界321を書込むようにする。当
然ポインタテーブル27とアドレステーブル26も更新
しておく。次に再びWRITE命令が発行された場合
は、アドレステーブル26の指すブロック境界から更新
するように制御する。
【0087】READ命令は、順方向に検出される次の
データブロックのデータを読取りホストシステム1にそ
の一連のデータを転送する命令である。これに関して
は、現在のアドレステーブル26の指すブロック境界の
写しであるポインタテーブル27の内容により次のよう
に制御する。
【0088】BOTフラグ27bが‘1’ならば、ア
ドレステーブル26とポインタテーブル27を次のブロ
ック境界に進めて、もう一度処理をやり直す。
【0089】テープマークフラグ27aが‘1’なら
ば、次のブロック境界に進めてから、READ命令に対
してテープマーク検出ステータスを報告し、READ命
令を終了する。
【0090】データブロックフラグ27cが‘1’な
らば、このブロック境界に続くデータバッファ部4のデ
ータをデータブロックサイズ27gまで転送する。ただ
し継続フラグ27dが‘1’ならば、終端フラグ27e
が‘1’であるブロック境界に続くデータブロックまで
読取る。
【0091】論理セクタ番号26aの値がEOT論理
セクタ番号26eの値を超えている場合は、READ命
令のデータ転送後にEOT(テープ終端)ステータスを
報告しREAD命令を終了する。
【0092】論理セクタ番号26aの値が上限論理セ
クタ番号26fの値を超えている場合は、順方向のすべ
ての命令に対してエラーを報告する。
【0093】WRITE TAPE MARK命令は、
ファイル境界を示すテープマークを書込む順方向の命令
である。これに関しては、現在のアドレステーブル26
と、それの指すブロック境界の写しであるポインタテー
ブル27を次のように制御する。
【0094】BOTフラグ27bが‘1’ならば、ア
ドレステーブル26とポインタテーブル27を次のブロ
ック境界に進めてもう一度処理をやり直す。
【0095】テープマークフラグ27a…‘1’、B
OTフラグ27b…‘0’、データブロックフラグ27
c…‘0’、継続フラグ27d…‘0’、終端フラグ2
7e…‘0’、データブロックサイズ27g…ゼロ、の
内容でポインタテーブル27を更新し、データバッファ
部4に反映する。
【0096】ヘッド位置アドレス26b…ブロック境
界サイズだけ歩進、ポインタテーブル27を更新しブロ
ック終端としての図1のようなブロック境界321を生
成する。
【0097】その他の入出力命令であるFORWARD
SPACE BLOCK,BACKSPACE BL
OCK,FORWARD SPACE TO TAPE
MARK,BACKSPACE TO TAPE M
ARKなども上記と同様に制御することができる。
【0098】次にデータバッファ部4のデータ管理につ
いて説明する。エミュレータコード25のプログラムは
前述の入出力命令において順方向に処理を進めていく過
程で、ヘッド位置アドレス26bの値がヘッド位置アド
レス上限値26gを超えるか否かをチェックする。
【0099】超える場合、WRITE系命令ならばデー
タバッファ部4上のK+1個のセクタデータは光磁気デ
ィスク装置3に書き戻される。もしREADあるいはS
PACE系命令ならば、次のセクタK+1個が光磁気デ
ィスク3から読込まれ、データバッファ部4上に格納さ
れる。
【0100】逆に逆方向(テープ巻きもどし)の入出力
命令においてヘッド位置アドレス26bの値が所定(ヘ
ッド位置アドレス下限値)の値以下に更新しなければな
らない場合は、逆方向のK+1個のセクタ、つまり「現
セクタ番号−(K+1)」から「現セクタ番号−1」の
セクタ番号を有する一連のセクタデータをデータバッフ
ァ部4に格納する。
【0101】以上説明したように実施例によると、光磁
気ディスク装置におけるセクタデータを大規模データバ
ッファ部に展開し、そのデータに対してブロック境界領
域を設けてテープマークフラグとBOTマークフラグと
データブロックフラグとデータブロックサイズを表示で
きるようにしたので、上位システムから光磁気ディスク
装置を磁気テープ装置として扱うことができるという結
果を有する。
【0102】なお、ここでは、セクタ境界とブロック境
界とを分離して説明したが、実際のエミュレータコード
作成の際には、これを同一に扱っている。
【0103】また、本記録用ディスク制御装置を、複数
の光磁気ディスクに対する制御を行うサブシステム用の
ディスク制御装置と併用することで、本発明による磁気
テープ装置のエミュレートを光磁気ディスクのサブシス
テムにおいて実施することができる。
【0104】
【発明の効果】請求項1記載の本発明では、上位装置用
転送制御部が、上位装置から受信したデータにブロック
境界を付加してデータバッファ部に蓄積し、続いて、位
置付け制御部が、このデータバッファ部に一時的に蓄積
されたデータを記録用ディスクに保存するため、データ
バッファに生成したブロック境界と共に記録用ディスク
に出力することができる。しかも、アドレス管理手段
が、データバッファ部で転送処理中のデータのアドレス
をヘッド位置アドレスとして制御用メモリに逐次更新し
ているため、このヘッド位置アドレスを磁気テープにと
ってのヘッド位置として扱うことができ、従って、直接
アクセスであるデータバッファを用いて順次アクセスで
ある磁気テープを擬製することができる。さらに、走行
擬製手段は、制御用メモリ内の当該ヘッド位置アドレス
に基づいてデータバッファ部と記録用ディスク装置との
間のデータ転送を制御するため、データバッファ部の記
憶容量を有効に活用してデータ転送を行うことができ
る。このように、ハードウエア資源を有効に活用しつつ
記録用ディスク装置を磁気テープ装置として振る舞わせ
ることのできる従来にない極めて優れた記録用ディスク
制御装置を提供することができる。
【0105】請求項2記載の本発明では、上位装置用転
送制御部が、上位装置からのデータをデータバッファ部
に蓄積処理しているとき、BOTフラグ付加手段は、当
該受信したデータが記録用ディスクの第一のセクタに記
録されるものである場合、そのデータの直前のブロック
境界にBOTフラグを付加し、このような記録用ディス
クに対する巻き戻し命令を受信したとき、BOT検索機
能は、記録用ディスクの第一のセクタから順にデータを
読み出してデータバッファ部に書き込み、続いてBOT
位置付け機能は、BOTフラグが付加されたブロック境
界のアドレスをヘッド位置アドレスとしてアドレス管理
手段に出力するため、上位装置からの命令が磁気テープ
にとってのテープ開始位置(BOT)を前提としたもの
であっても、記録用ディスク装置を磁気テープ装置とし
て振る舞わせることのできる従来にない優れた記録用デ
ィスク制御装置を提供することができる。
【0106】請求項3記載の本発明では、データブロッ
クフラグ付加手段が、ブロック化されているデータをデ
ータバッファ部に蓄積するとき、当該データブロックが
開始するブロック境界にデータブロックフラグを付加
し、また、セクタ境界生成手段が、上位装置から受信し
たデータに対して記録用ディスクのセクタサイズを単位
にセクタ境界を生成するため、磁気テープにおけるデー
タブロックを正確に扱いつつ記録用ディスクのデータ形
式に編集することができる。しかも、継続フラグ付加手
段が、データバッファ部に蓄積しようとするデータブロ
ックがセクタサイズを越えたときセクタ境界に継続フラ
グを付加するため、磁気テープにとってのデータブロッ
クがデータバッファサイズやセクタサイズよりも大きい
場合であっても、これを正確に記録用ディスクに保存す
ることができ、従って、当該データブロックを正確に再
現することができる。このように、上位装置からの命令
が磁気テープにとってのデータブロックを前提としたも
のであっても、記録用ディスク装置を磁気テープ装置と
して振る舞わせることのできる従来にない優れた記録用
ディスク制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す機能ブロック図
である。
【図2】図1に示した構成にBOTに関する処理につい
ての構成を付加した一例を示す機能ブロック図である。
【図3】図1に示した実施例を実行するためのハードウ
エア資源の構成を示すブロック図である。
【図4】制御用メモリの内容を示し、図4(A)はポイ
ンタテーブルの一例を示す説明図で、図4(B)はアド
レステーブルの一例を示す説明図である。
【図5】光磁気ディスク媒体のセクタの物理上のデータ
ブロックに作られる論理上のテープイメージを示し、図
5(A)はデータバッファメモリに連続するセクタ番号
のデータが記録された例を示す説明図で、図5(B)は
当該各セクタ内のデータ構成を示す説明図である。
【図6】各種フラグの論理値と図5におけるブロック境
界の対応を示す図表である。
【符号の説明】
1 ホストシステム 2 記録用ディスク制御装置 3 記録用ディスク装置 3A 記録用ディスク 4 データバッファ部 5 上位装置用転送制御部 6 位置付け制御部 7 制御用メモリ 8 制御用データ管理手段 9 走行擬製手段 10 アドレス管理手段 23 データバッファ部 24 マイクロプロセッサ部 26 アドレステーブル 27 ポインタテーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置と記録用ディスク装置との間の
    データ転送に係るデータを一時的に記憶するデータバッ
    ファ部と、前記上位装置から受信したデータにブロック
    境界を付加して前記データバッファ部に蓄積する上位装
    置用転送制御部と、前記データバッファ部に蓄積された
    データを前記記録用ディスク装置に保存すると共にこの
    記録用ディスク装置に保存されたデータを受信して前記
    データバッファ部に格納する位置付け制御部とを備え、 この位置付け制御部が、前記データバッファ部で転送処
    理中のデータのアドレスをヘッド位置アドレスとして制
    御用メモリに逐次更新するアドレス管理手段と、前記デ
    ータバッファ部中のブロック境界に記録された制御用デ
    ータを前記制御用メモリに逐次更新する制御用データ管
    理手段と、前記ヘッド位置アドレスを磁気テープにとっ
    てのヘッド位置として前記上位装置から各種命令を受け
    付けて当該各種命令及び前記制御用メモリ内の前記制御
    用データに基づいてデータバッファ部と記録用ディスク
    装置との間のデータ転送を制御する走行擬製手段とを備
    えたことを特徴とする記録用ディスク制御装置。
  2. 【請求項2】 前記上位装置用転送制御部が、記録用デ
    ィスクの第一のセクタに付されるブロック境界にBOT
    フラグを付加するBOTフラグ付加手段を備えると共
    に、前記走行擬製手段が、前記上位装置から巻き戻し命
    令を受信したときに前記記録用ディスクの第一のセクタ
    から順にデータを読み出して前記データバッファ部に書
    き込むBOT検索機能と、前記データバッファ部に当該
    データが蓄積されたときにBOTフラグが付加されたブ
    ロック境界のアドレスをヘッド位置アドレスとして前記
    アドレス管理手段に出力するBOT位置付け機能を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の記録用ディスク制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記上位装置用転送制御部が、前記上位
    装置から受信したデータのデータブロックが開始するブ
    ロック境界にデータブロックフラグを付加するデータブ
    ロックフラグ付加手段と、前記上位装置から受信したデ
    ータを前記記録用ディスクのセクタサイズを単位にセク
    タ境界を生成するセクタ境界生成手段と、前記セクタ境
    界に連続するセクタ番号を付加するセクタ番号付加手段
    と、前記上位装置から受信したデータブロックが前記セ
    クタサイズを越えたとき前記セクタ境界に継続フラグを
    付加する継続フラグ付加手段と、セクタサイズを越えな
    かったときには前記セクタ境界に終端フラグを付加する
    終端フラグ付加手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の記録用ディスク制御装置。
  4. 【請求項4】 前記上位装置用転送制御部が、前記上位
    装置からのデータ書込命令及びデータを受信したとき当
    該データのデータブロック毎に連続するブロック番号を
    前記ブロック境界に付加するブロック番号付加手段と、
    前記上位装置からテープマーク書込命令を受信したとき
    にテープマークフラグを前記ブロック境界に付加するテ
    ープマークフラグ付加手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1,2又は3記載の記録用ディスク制御装置。
  5. 【請求項5】 前記走行擬製手段が、前記上位装置から
    テープマーク位置やブロック番号等への位置付け命令を
    受信したときデータバッファ部の前記ヘッド位置アドレ
    スから前記位置付け命令による検索方向に当該位置を検
    索するバッファ内位置検索機能と、このバッファ内位置
    検索機能によって当該位置が検索されなかったときに前
    記ヘッド位置アドレスが属するセクタ境界のセクタ番号
    に続くセクタから前記記録用ディスクのデータを読み出
    して前記データバッファ部に格納するテープ位置検索機
    能とを備えたことを特徴とする請求項4記載の記録用デ
    ィスク制御装置。
JP6113003A 1994-05-26 1994-05-26 記録用ディスク制御装置 Expired - Fee Related JP2581003B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6113003A JP2581003B2 (ja) 1994-05-26 1994-05-26 記録用ディスク制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6113003A JP2581003B2 (ja) 1994-05-26 1994-05-26 記録用ディスク制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07319629A true JPH07319629A (ja) 1995-12-08
JP2581003B2 JP2581003B2 (ja) 1997-02-12

Family

ID=14601013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6113003A Expired - Fee Related JP2581003B2 (ja) 1994-05-26 1994-05-26 記録用ディスク制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2581003B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0974910A2 (en) * 1998-07-20 2000-01-26 Hewlett-Packard Company Apparatus and method for storing retrievable boundary information into a buffer memory of a receiving device
SG85729A1 (en) * 1999-12-28 2002-01-15 Toshiba Kk Magnetic disk apparatus
US6636942B2 (en) 2001-10-05 2003-10-21 International Business Machines Corporation Storage structure for storing formatted data on a random access medium
US7568067B1 (en) 1999-08-06 2009-07-28 Fujitsu Limited Method for controlling magnetic tape unit
US7990367B2 (en) 2006-05-29 2011-08-02 Denso Corporation On-vehicle manipulating system

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04364516A (ja) * 1991-06-12 1992-12-16 Fujitsu Ltd 光ディスク装置のアクセス制御方式

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04364516A (ja) * 1991-06-12 1992-12-16 Fujitsu Ltd 光ディスク装置のアクセス制御方式

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0974910A2 (en) * 1998-07-20 2000-01-26 Hewlett-Packard Company Apparatus and method for storing retrievable boundary information into a buffer memory of a receiving device
EP0974910A3 (en) * 1998-07-20 2001-09-05 Hewlett-Packard Company, A Delaware Corporation Apparatus and method for storing retrievable boundary information into a buffer memory of a receiving device
US7568067B1 (en) 1999-08-06 2009-07-28 Fujitsu Limited Method for controlling magnetic tape unit
SG85729A1 (en) * 1999-12-28 2002-01-15 Toshiba Kk Magnetic disk apparatus
US6636942B2 (en) 2001-10-05 2003-10-21 International Business Machines Corporation Storage structure for storing formatted data on a random access medium
US7990367B2 (en) 2006-05-29 2011-08-02 Denso Corporation On-vehicle manipulating system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2581003B2 (ja) 1997-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05313980A (ja) 情報記録方法
EP0971358B1 (en) Data processing apparatus and file management method therefor
JPH04141867A (ja) ファイル管理方法
JP2006073196A (ja) コンパクトディスクメディアのデータの読み書き方法
JPH0566674B2 (ja)
JPH10188481A (ja) Cd−romの作成方法とその作成システム
JP3511053B2 (ja) インクリメンタルパケットモードにて記録された光記憶媒体
JP2581003B2 (ja) 記録用ディスク制御装置
JP4211563B2 (ja) 再生記録装置
JPH0876935A (ja) バックアップデータ作成再生システム
JP2003173285A (ja) 情報記録方法及び情報記録再生装置
JP2004220355A (ja) ファイルシステム、ファイル操作機構、ファイル操作方法
JPH0512800A (ja) データ圧縮機能を備えた情報記録再生装置と情報記録媒体
JPH03217972A (ja) ファイル検索装置
JPH0635780A (ja) 大容量記憶装置のファイル管理方法
JP2003150413A (ja) データファイル管理装置及びデータファイル管理方法
JP2834081B2 (ja) 磁気ディスク制御装置
JP3453185B2 (ja) 追記型光ディスク作成再生システム
JP2784650B2 (ja) 光ディスクの記憶管理方法
JP2001325135A (ja) データ記憶再生装置及びデータ記憶再生方法
JP2649675B2 (ja) 光ディスクの記憶管理方法
JP2001043662A (ja) ディスク媒体管理方法
JP2005115696A (ja) ファイルアクセス方法及び情報処理装置
JPH01128144A (ja) フレキシブルディスク装置
JPH07105067A (ja) ファイル制御方式

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960924

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071121

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees