JPH0512800A - データ圧縮機能を備えた情報記録再生装置と情報記録媒体 - Google Patents
データ圧縮機能を備えた情報記録再生装置と情報記録媒体Info
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- JPH0512800A JPH0512800A JP3164316A JP16431691A JPH0512800A JP H0512800 A JPH0512800 A JP H0512800A JP 3164316 A JP3164316 A JP 3164316A JP 16431691 A JP16431691 A JP 16431691A JP H0512800 A JPH0512800 A JP H0512800A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定長のセクタ単位に分割された情報記録媒
体に対して、圧縮率がデータの内容に依存して変化する
データ圧縮技術を適用してデータを記録することによ
り、媒体の容量を拡大する。 【構成】 ホストコンピュータ5から転送されたデータ
は、データ圧縮回路7により圧縮され、さらにデータ長
補正回路9によりダミーデータが付加されてセクタ長の
整数倍の圧縮データが生成される。マイクロプロセッサ
1は、このデータに圧縮処理の制御情報を付加して目標
セクタに記録する。また、圧縮後のデータ長はメッセー
ジとしてホストコンピュータ5へ転送されてファイル管
理データの一部としてディレクトリエントリに登録され
ることにより、ホストコンピュータ5は圧縮データの記
録領域を管理する。
体に対して、圧縮率がデータの内容に依存して変化する
データ圧縮技術を適用してデータを記録することによ
り、媒体の容量を拡大する。 【構成】 ホストコンピュータ5から転送されたデータ
は、データ圧縮回路7により圧縮され、さらにデータ長
補正回路9によりダミーデータが付加されてセクタ長の
整数倍の圧縮データが生成される。マイクロプロセッサ
1は、このデータに圧縮処理の制御情報を付加して目標
セクタに記録する。また、圧縮後のデータ長はメッセー
ジとしてホストコンピュータ5へ転送されてファイル管
理データの一部としてディレクトリエントリに登録され
ることにより、ホストコンピュータ5は圧縮データの記
録領域を管理する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定長のセクタ単位に
情報が分割して記録される情報記録媒体とこの情報記録
媒体を用いて情報の記録再生動作を実行する情報記録再
生装置であり、特にデータ圧縮機能を備えたことを特徴
とする情報記録再生装置である。
情報が分割して記録される情報記録媒体とこの情報記録
媒体を用いて情報の記録再生動作を実行する情報記録再
生装置であり、特にデータ圧縮機能を備えたことを特徴
とする情報記録再生装置である。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録媒体に記録できるデータ
容量の拡大を目的として、データ圧縮技術の検討が進め
られるとともに、このデータ圧縮機能を高速に実行する
ための専用LSIが開発されている。そして、このよう
なLSIを磁気テープ装置のような外部記録装置に組み
込むことにより、ホストコンピュータから転送されたデ
ータを圧縮して記録することができる。したがって、同
じ記録密度の媒体を使用した場合、データ圧縮機能を持
つ外部記憶装置はより大きな容量のデータを記録するこ
とが可能となる。
容量の拡大を目的として、データ圧縮技術の検討が進め
られるとともに、このデータ圧縮機能を高速に実行する
ための専用LSIが開発されている。そして、このよう
なLSIを磁気テープ装置のような外部記録装置に組み
込むことにより、ホストコンピュータから転送されたデ
ータを圧縮して記録することができる。したがって、同
じ記録密度の媒体を使用した場合、データ圧縮機能を持
つ外部記憶装置はより大きな容量のデータを記録するこ
とが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなデータ圧縮技術を適用したとき、データの圧縮率は
一定でなく被圧縮データの内容に依存する。一方、ディ
スク状の情報記録媒体では、媒体上に多数のトラックが
形成されるとともに各トラックは複数セクタに分割され
て、各セクタには固定長のデータが記録される。特に光
ディスクの場合、ディスク製造工程において案内トラッ
クおよびアドレス情報を持つセクタが公知のスタンパ技
術を用いて形成される。したがって、ホストコンピュー
タよりセクタ長を単位とするライトデータが転送された
とき、圧縮後のデータ長はセクタ長の整数倍とは一致し
ないため、そのままではエラー訂正符号などを付加する
ことができない。またホストコンピュータは、先頭セク
タアドレスとライトデータの容量に対応したセクタ数を
パラメータとして媒体上のデータ記録領域を指定する
が、データ圧縮によりライトデータの容量が減少するた
めホストコンピュータはデータが記録された領域を正確
に管理することができない。
うなデータ圧縮技術を適用したとき、データの圧縮率は
一定でなく被圧縮データの内容に依存する。一方、ディ
スク状の情報記録媒体では、媒体上に多数のトラックが
形成されるとともに各トラックは複数セクタに分割され
て、各セクタには固定長のデータが記録される。特に光
ディスクの場合、ディスク製造工程において案内トラッ
クおよびアドレス情報を持つセクタが公知のスタンパ技
術を用いて形成される。したがって、ホストコンピュー
タよりセクタ長を単位とするライトデータが転送された
とき、圧縮後のデータ長はセクタ長の整数倍とは一致し
ないため、そのままではエラー訂正符号などを付加する
ことができない。またホストコンピュータは、先頭セク
タアドレスとライトデータの容量に対応したセクタ数を
パラメータとして媒体上のデータ記録領域を指定する
が、データ圧縮によりライトデータの容量が減少するた
めホストコンピュータはデータが記録された領域を正確
に管理することができない。
【0004】本発明はかかる点に鑑み、固定長のセクタ
内に圧縮データを記録するためのデータ構造を持つこと
を特徴とした情報記録媒体、ならびにこの情報記録媒体
を用いて圧縮データをセクタ単位で記録再生することを
特徴とした情報記録再生装置を提供することを目的とす
る。
内に圧縮データを記録するためのデータ構造を持つこと
を特徴とした情報記録媒体、ならびにこの情報記録媒体
を用いて圧縮データをセクタ単位で記録再生することを
特徴とした情報記録再生装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホストコンピ
ュータに接続されて、ディスク状の情報記録媒体に対し
てセクタ単位でデータを記録再生する情報記録再生装置
であり、 ホストコンピュータとの間でコマンドとデー
タと、そして圧縮データのデータ長が含まれるメッセー
ジの転送を制御するインタフェース制御手段と ホスト
コンピュータとの間で転送されるデータを一時的に保存
する転送データ保存手段と、 データを圧縮するととも
に、圧縮データを復元するデータ圧縮手段と、圧縮デー
タを一時的に保存する圧縮データ保存手段と、圧縮デー
タにダミーデータを付加してセクタ単位のブロックデー
タを生成するデータ長補正手段と、ブロックデータにデ
ータ圧縮のコントロールデータを付加してセクタデータ
を生成する制御情報付加手段と、データ記録再生動作が
行われる目標セクタを検出するセクタ検出手段と、セク
タデータを目標セクタに記録するデータ記録手段と、目
標セクタからセクタデータを再生するデータ再生手段
と、セクタデータに含まれるコントロールデータを用い
てデータ再生動作を制御する再生動作制御手段とを備え
たことを特徴とする情報記録再生装置である。
ュータに接続されて、ディスク状の情報記録媒体に対し
てセクタ単位でデータを記録再生する情報記録再生装置
であり、 ホストコンピュータとの間でコマンドとデー
タと、そして圧縮データのデータ長が含まれるメッセー
ジの転送を制御するインタフェース制御手段と ホスト
コンピュータとの間で転送されるデータを一時的に保存
する転送データ保存手段と、 データを圧縮するととも
に、圧縮データを復元するデータ圧縮手段と、圧縮デー
タを一時的に保存する圧縮データ保存手段と、圧縮デー
タにダミーデータを付加してセクタ単位のブロックデー
タを生成するデータ長補正手段と、ブロックデータにデ
ータ圧縮のコントロールデータを付加してセクタデータ
を生成する制御情報付加手段と、データ記録再生動作が
行われる目標セクタを検出するセクタ検出手段と、セク
タデータを目標セクタに記録するデータ記録手段と、目
標セクタからセクタデータを再生するデータ再生手段
と、セクタデータに含まれるコントロールデータを用い
てデータ再生動作を制御する再生動作制御手段とを備え
たことを特徴とする情報記録再生装置である。
【0006】本発明は、セクタ単位でデータが記録され
るディスク状の情報記録媒体であり、データ圧縮のコン
トロールデータを記録するためのコントロールデータ領
域が各セクタ内に割り当てられることを特徴とした情報
記録媒体である。
るディスク状の情報記録媒体であり、データ圧縮のコン
トロールデータを記録するためのコントロールデータ領
域が各セクタ内に割り当てられることを特徴とした情報
記録媒体である。
【0007】
【作用】本発明は上記の構成により、ホストコンピュー
タから転送されたライトデータは、圧縮された後にその
データ長がセクタ長の整数倍となるようにダミーデータ
が付加され、さらにデータ圧縮処理の有無や圧縮データ
のデータ長を含むコントロールデータが付加されること
により、固定長のセクタ内に圧縮データが記録される。
また、圧縮後のデータ長はメッセージを用いてホストコ
ンピュータへ転送されてファイル管理データの一部とし
て使用されることにより、ホストコンピュータはデータ
の記録領域を正確に管理することが可能となる。
タから転送されたライトデータは、圧縮された後にその
データ長がセクタ長の整数倍となるようにダミーデータ
が付加され、さらにデータ圧縮処理の有無や圧縮データ
のデータ長を含むコントロールデータが付加されること
により、固定長のセクタ内に圧縮データが記録される。
また、圧縮後のデータ長はメッセージを用いてホストコ
ンピュータへ転送されてファイル管理データの一部とし
て使用されることにより、ホストコンピュータはデータ
の記録領域を正確に管理することが可能となる。
【0008】
【実施例】本発明の情報記録再生装置の一実施例につい
て、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本発
明の情報記録再生装置の一構成例を示すブロック図であ
る。図1において、マイクロプロセッサ1はその内部に
格納された制御プログラムを用いて情報記録再生装置2
全体を制御する回路であり、ライトデータにデータ圧縮
に関するコントロールデータを付加するとともにリード
データに含まれるコントロールデータを用いてデータ再
生動作の手順を制御する。インタフェース制御回路3
は、SCSIのようなホストインタフェース4を介して
ホストコンピュータ5と接続され、ホストコンピュータ
5との間のコマンドやユーザデータやステータスなどの
転送動作を制御する。転送データバッファ6は、ホスト
コンピュータ5との間で転送されるデータを一時的に保
存するメモリ回路である。データ圧縮回路7は転送デー
タバッファ6に保存されたデータを圧縮するとともに、
圧縮データを復元する。圧縮データバッファ8は、圧縮
データを一時的に保存するメモリ回路である。データ長
補正回路9は、圧縮後のデータ長がセクタ長の整数倍に
一致しないときダミーデータを付加する。内部データバ
ス10は、転送データバッファ6および圧縮データバッ
ファ8に保存されるデータを装置内で転送するためのバ
スである。ドライブ装置11は、内部に装着された情報
記録媒体(図示せず)に対してセクタ単位でデータの記
録再生動作を実行する。目標セクタ検出回路12は、ド
ライブ装置11から送出される再生信号100からセク
タID部に記録されたアドレス信号を弁別・復調して、
マイクロプロセッサ1が送出する目標セクタアドレス1
01との一致検出を行う。データ再生回路13は、ドラ
イブ装置11から送出される再生信号100から目標セ
クタのデータ部に記録されたデータ信号を弁別・復調し
て、生成したリードデータを転送データバッファ6ある
いは圧縮データバッファ8に転送する。データ記録回路
14は、転送データバッファ6あるいは圧縮データバッ
ファ8からライトデータを読みだして変調し、記録信号
102をドライブ装置11に送出して目標セクタのデー
タ部に記録する。
て、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本発
明の情報記録再生装置の一構成例を示すブロック図であ
る。図1において、マイクロプロセッサ1はその内部に
格納された制御プログラムを用いて情報記録再生装置2
全体を制御する回路であり、ライトデータにデータ圧縮
に関するコントロールデータを付加するとともにリード
データに含まれるコントロールデータを用いてデータ再
生動作の手順を制御する。インタフェース制御回路3
は、SCSIのようなホストインタフェース4を介して
ホストコンピュータ5と接続され、ホストコンピュータ
5との間のコマンドやユーザデータやステータスなどの
転送動作を制御する。転送データバッファ6は、ホスト
コンピュータ5との間で転送されるデータを一時的に保
存するメモリ回路である。データ圧縮回路7は転送デー
タバッファ6に保存されたデータを圧縮するとともに、
圧縮データを復元する。圧縮データバッファ8は、圧縮
データを一時的に保存するメモリ回路である。データ長
補正回路9は、圧縮後のデータ長がセクタ長の整数倍に
一致しないときダミーデータを付加する。内部データバ
ス10は、転送データバッファ6および圧縮データバッ
ファ8に保存されるデータを装置内で転送するためのバ
スである。ドライブ装置11は、内部に装着された情報
記録媒体(図示せず)に対してセクタ単位でデータの記
録再生動作を実行する。目標セクタ検出回路12は、ド
ライブ装置11から送出される再生信号100からセク
タID部に記録されたアドレス信号を弁別・復調して、
マイクロプロセッサ1が送出する目標セクタアドレス1
01との一致検出を行う。データ再生回路13は、ドラ
イブ装置11から送出される再生信号100から目標セ
クタのデータ部に記録されたデータ信号を弁別・復調し
て、生成したリードデータを転送データバッファ6ある
いは圧縮データバッファ8に転送する。データ記録回路
14は、転送データバッファ6あるいは圧縮データバッ
ファ8からライトデータを読みだして変調し、記録信号
102をドライブ装置11に送出して目標セクタのデー
タ部に記録する。
【0009】図2は、本発明の情報記録媒体において、
各セクタのデータ部に形成される領域の構成を概略的に
示した領域構成図である。図2において、各セクタには
圧縮データあるいは非圧縮データが記録される512バ
イト長のブロックデータ領域とデータ圧縮のコントロー
ルデータが記録される4バイト長のコントロールデータ
領域から構成されるセクタデータ領域と、エラー訂正処
理において使用するエラー訂正コード領域が含まれる。
また、コントロールデータ領域には、データの圧縮/非
圧縮を識別するための圧縮フラッグ領域と、データ記録
再生動作の完了を制御するための最終セクタフラッグ領
域と、そして圧縮後のデータ長を記録するための有効デ
ータ長領域が含まれる。さらに、エラー訂正コード領域
には、誤訂正を検出するために付加されるCRCCを記
録する4バイト長のCRCC領域と、エラー訂正のため
に付加されるパリティコードを記録する80バイト長の
パリティコード領域が含まれる。なお、図2においてコ
ントロールデータ領域を除く各領域の構成や、CRCC
およびパリティコードの生成方法については90mm書換
型光ディスクを対象としたドラフト提案書(CD 10
090)に記載されたセクタフォーマットに準拠してい
る。
各セクタのデータ部に形成される領域の構成を概略的に
示した領域構成図である。図2において、各セクタには
圧縮データあるいは非圧縮データが記録される512バ
イト長のブロックデータ領域とデータ圧縮のコントロー
ルデータが記録される4バイト長のコントロールデータ
領域から構成されるセクタデータ領域と、エラー訂正処
理において使用するエラー訂正コード領域が含まれる。
また、コントロールデータ領域には、データの圧縮/非
圧縮を識別するための圧縮フラッグ領域と、データ記録
再生動作の完了を制御するための最終セクタフラッグ領
域と、そして圧縮後のデータ長を記録するための有効デ
ータ長領域が含まれる。さらに、エラー訂正コード領域
には、誤訂正を検出するために付加されるCRCCを記
録する4バイト長のCRCC領域と、エラー訂正のため
に付加されるパリティコードを記録する80バイト長の
パリティコード領域が含まれる。なお、図2においてコ
ントロールデータ領域を除く各領域の構成や、CRCC
およびパリティコードの生成方法については90mm書換
型光ディスクを対象としたドラフト提案書(CD 10
090)に記載されたセクタフォーマットに準拠してい
る。
【0010】また、図3は図2のセクタデータ領域に記
録されるセクタデータのデータ構成図である。図3
(a)は、非圧縮データが記録される場合であり、ブロ
ックデータが非圧縮データであることから圧縮フラッグ
は0に設定される。非圧縮データではディスク上のデー
タ記録領域がデバイスコマンにより明確に指定されるた
め、最終セクタフラッグには保留として0が有効データ
長には512がそれぞれ設定される。一方、圧縮データ
が記録される場合、そのデータ長をセクタ長の整数倍と
するためにデータの終端にダミーデータが付加される。
例えば、5120バイトのデータが3000バイトに圧
縮されて6セクタに分割して記録されるとき、先頭から
5番目までのセクタでは圧縮データのみがブロックデー
タとして記録されるが、最終セクタでは440バイトの
圧縮データに72バイトのダミーデータを付加したブロ
ックデータが記録される。このような圧縮データが記録
されるとき、図3(b)は先頭から5番目までのセクタ
に記録されるセクタデータの構成であり、図3(c)は
最終セクタに記録されるセクタデータの構成である。
録されるセクタデータのデータ構成図である。図3
(a)は、非圧縮データが記録される場合であり、ブロ
ックデータが非圧縮データであることから圧縮フラッグ
は0に設定される。非圧縮データではディスク上のデー
タ記録領域がデバイスコマンにより明確に指定されるた
め、最終セクタフラッグには保留として0が有効データ
長には512がそれぞれ設定される。一方、圧縮データ
が記録される場合、そのデータ長をセクタ長の整数倍と
するためにデータの終端にダミーデータが付加される。
例えば、5120バイトのデータが3000バイトに圧
縮されて6セクタに分割して記録されるとき、先頭から
5番目までのセクタでは圧縮データのみがブロックデー
タとして記録されるが、最終セクタでは440バイトの
圧縮データに72バイトのダミーデータを付加したブロ
ックデータが記録される。このような圧縮データが記録
されるとき、図3(b)は先頭から5番目までのセクタ
に記録されるセクタデータの構成であり、図3(c)は
最終セクタに記録されるセクタデータの構成である。
【0011】図4は、本発明の情報記録再生装置が使用
するデバイスコマンドおよびメッセージのデータ構成図
である。図4(a)はホストコンピュータ5から転送さ
れるデバイスコマンドのデータ構成であり、操作コード
と論理ブロックアドレスとデータ転送長と物理データ長
と制御バイトから構成される。操作コードにはデバイス
コマンドの種類を識別するためのコードが設定され、論
理ブロックアドレスにはデータ記録動作あるいはデータ
再生動作が実行される先頭セクタの論理ブロックアドレ
スが設定される。データ転送長にはホストコンピュータ
5との間で転送されるライトデータまたはリードデータ
のデータ長がセクタ単位あるいはバイト単位で設定され
る。物理データ長は圧縮データの再生を要求するリード
コマンドにおいて有効であり、ディスクから読みだされ
る圧縮データのデータ長がバイト単位で設定される。こ
の物理データ長は、ライトコマンドの実行時にメッセー
ジとしてホストコンピュータ5へ転送され、ファイル管
理データの一つとしてディレクトリエントリなどに保存
される。制御バイトにはデバイスコマンドの実行条件を
制御するためのビットが割り当てられる。例えば、この
制御バイトに割り当てられた圧縮ビットが1に設定され
たとき、ライトコマンドでは圧縮されたデータがディス
クに記録され、リードコマンドではディスクから読みだ
された圧縮データが復元された後ホストコンピュータ5
へ転送される。一方、この圧縮ビットが0に設定された
とき、データは圧縮処理されずに記録されるとともに、
ディスクから読みだされたデータは復元処理されずにホ
ストコンピュータ5へ転送される。また、図4(b)は
データ圧縮を行うライトコマンドの実行時にホストコン
ピュータ5へ転送されるメッセージのデータ構成図であ
り、メッセージコードと物理データ長から構成される。
メッセージコードにはメッセージの種類を識別するため
のコードが設定されるとともに、物理データ長にはディ
スクに記録された圧縮データのデータ長がバイト単位で
設定される。
するデバイスコマンドおよびメッセージのデータ構成図
である。図4(a)はホストコンピュータ5から転送さ
れるデバイスコマンドのデータ構成であり、操作コード
と論理ブロックアドレスとデータ転送長と物理データ長
と制御バイトから構成される。操作コードにはデバイス
コマンドの種類を識別するためのコードが設定され、論
理ブロックアドレスにはデータ記録動作あるいはデータ
再生動作が実行される先頭セクタの論理ブロックアドレ
スが設定される。データ転送長にはホストコンピュータ
5との間で転送されるライトデータまたはリードデータ
のデータ長がセクタ単位あるいはバイト単位で設定され
る。物理データ長は圧縮データの再生を要求するリード
コマンドにおいて有効であり、ディスクから読みだされ
る圧縮データのデータ長がバイト単位で設定される。こ
の物理データ長は、ライトコマンドの実行時にメッセー
ジとしてホストコンピュータ5へ転送され、ファイル管
理データの一つとしてディレクトリエントリなどに保存
される。制御バイトにはデバイスコマンドの実行条件を
制御するためのビットが割り当てられる。例えば、この
制御バイトに割り当てられた圧縮ビットが1に設定され
たとき、ライトコマンドでは圧縮されたデータがディス
クに記録され、リードコマンドではディスクから読みだ
された圧縮データが復元された後ホストコンピュータ5
へ転送される。一方、この圧縮ビットが0に設定された
とき、データは圧縮処理されずに記録されるとともに、
ディスクから読みだされたデータは復元処理されずにホ
ストコンピュータ5へ転送される。また、図4(b)は
データ圧縮を行うライトコマンドの実行時にホストコン
ピュータ5へ転送されるメッセージのデータ構成図であ
り、メッセージコードと物理データ長から構成される。
メッセージコードにはメッセージの種類を識別するため
のコードが設定されるとともに、物理データ長にはディ
スクに記録された圧縮データのデータ長がバイト単位で
設定される。
【0012】次に、データ記録動作の処理手順につい
て、図1のブロック図を参照しながら図5のフローチャ
ートにしたがって以下に説明する。 (A)ホストコンピュータ5がデータ記録を要求するラ
イトコマンドを送出すると、インタフェース制御回路3
は受信したコマンド103をマイクロプロセッサ1へ転
送する。マイクロプロセッサ1は、図4(a)のデータ
構成にしたがってデバイスコマンドを解釈して、データ
転送長が含まれたインタフェース制御情報104をイン
タフェース制御回路3に設定してデータ転送動作を起動
する。インタフェース制御回路3は、内部データバス1
0を介してホストコンピュータ5が送出するライトデー
タを転送データバッファ6へ転送する。 (B)マイクロプロセッサ1は、デバイスコマンドの制
御バイトに含まれる圧縮ビットの値を検査する。この圧
縮ビットが1に設定されているとき、マイクロプロセッ
サ1は処理手順(C)と(D)にしたがってデータ圧縮
とダミーデータの付加を行なう。一方、圧縮ビットが0
に設定されているとき、これらの処理手順はスキップさ
れる。 (C)マイクロプロセッサ1は、転送データバッファ6
に保存されたライトデータのアドレス情報とデータ長お
よび圧縮データが保存される圧縮データバッファ8のア
ドレス情報を持つ圧縮制御情報105をデータ圧縮回路
7に設定する。データ圧縮回路7は転送データバッファ
6から読み出したライトデータに対する圧縮処理を実行
し、圧縮されたデータを圧縮データバッファ8へ転送す
る。データ圧縮処理が終了すると、データ圧縮回路7は
圧縮データのデータ長を持つ圧縮ステータス106をマ
イクロプロセッサ1へ送出する。 (D)マイクロプロセッサ1は、圧縮ステータス106
の内容から圧縮データに付加されるダミーデータのデー
タ長を算出する。そして、ダミーデータの付加が必要な
とき、マイクロプロセッサ1はダミーデータを付加する
圧縮データバッファ8のアドレス情報とそのデータ長を
持つ補正制御情報107をデータ長補正回路9に設定す
る。データ長補正回路9は、補正制御情報107にした
がって圧縮データバッファ8に保存された圧縮データに
ダミーデータを付加する。 (E)圧縮されないライトデータが転送データバッファ
6に保存されたり、圧縮されたライトデータが圧縮デー
タバッファ8に保存されると、マイクロプロセッサ1は
図3にしたがって説明したコントロールデータを生成
し、内部データバス10を介して転送データバッファ6
または圧縮データバッファ8のライトデータに付加す
る。次に、マイクロプロセッサ1はドライブコマンド1
08を送出し、デバイスコマンドの論理ブロックアドレ
スで指定された先頭セクタへのシーク動作を指令する。
シーク動作が完了すると、ドライブ装置11はドライブ
ステータス109を送出する。次に、マイクロプロセッ
サ1が目標セクタアドレス101を設定すると、目標セ
クタ検出回路12は再生信号100に含まれるアドレス
信号を弁別・復調して目標セクタアドレス101との一
致検出を行なう。アドレスの一致が検出されると、目標
セクタ検出回路12は検出信号110を送出してデータ
記録回路14を起動する。データ記録回路14は、予め
マイクロプロセッサ1が指定したアドレスにしたがって
転送データバッファ6または圧縮データバッファ8から
ライトデータを読み出す。そして、データ記録回路14
は図2に示すようなCRCCおよびパリティコードを付
加した後に変調し、記録信号102をドライブ装置11
へ送出して目標セクタに記録する。このようなセクタ単
位のデータ記録動作は、転送データバッファ6または圧
縮データバッファ8に保存された全セクタのライトデー
タについて実行される。 (F)マイクロプロセッサ1は、処理手順(C)におい
て与えられた圧縮ステータス106の内容にしたがって
図4(b)に示すようなメッセージを生成する。そし
て、マイクロプロセッサ1はこのメッセージを持つイン
タフェース制御情報104をインタフェース制御回路3
に設定してホストコンピュータ5へ送出してコマンド処
理を完了する。
て、図1のブロック図を参照しながら図5のフローチャ
ートにしたがって以下に説明する。 (A)ホストコンピュータ5がデータ記録を要求するラ
イトコマンドを送出すると、インタフェース制御回路3
は受信したコマンド103をマイクロプロセッサ1へ転
送する。マイクロプロセッサ1は、図4(a)のデータ
構成にしたがってデバイスコマンドを解釈して、データ
転送長が含まれたインタフェース制御情報104をイン
タフェース制御回路3に設定してデータ転送動作を起動
する。インタフェース制御回路3は、内部データバス1
0を介してホストコンピュータ5が送出するライトデー
タを転送データバッファ6へ転送する。 (B)マイクロプロセッサ1は、デバイスコマンドの制
御バイトに含まれる圧縮ビットの値を検査する。この圧
縮ビットが1に設定されているとき、マイクロプロセッ
サ1は処理手順(C)と(D)にしたがってデータ圧縮
とダミーデータの付加を行なう。一方、圧縮ビットが0
に設定されているとき、これらの処理手順はスキップさ
れる。 (C)マイクロプロセッサ1は、転送データバッファ6
に保存されたライトデータのアドレス情報とデータ長お
よび圧縮データが保存される圧縮データバッファ8のア
ドレス情報を持つ圧縮制御情報105をデータ圧縮回路
7に設定する。データ圧縮回路7は転送データバッファ
6から読み出したライトデータに対する圧縮処理を実行
し、圧縮されたデータを圧縮データバッファ8へ転送す
る。データ圧縮処理が終了すると、データ圧縮回路7は
圧縮データのデータ長を持つ圧縮ステータス106をマ
イクロプロセッサ1へ送出する。 (D)マイクロプロセッサ1は、圧縮ステータス106
の内容から圧縮データに付加されるダミーデータのデー
タ長を算出する。そして、ダミーデータの付加が必要な
とき、マイクロプロセッサ1はダミーデータを付加する
圧縮データバッファ8のアドレス情報とそのデータ長を
持つ補正制御情報107をデータ長補正回路9に設定す
る。データ長補正回路9は、補正制御情報107にした
がって圧縮データバッファ8に保存された圧縮データに
ダミーデータを付加する。 (E)圧縮されないライトデータが転送データバッファ
6に保存されたり、圧縮されたライトデータが圧縮デー
タバッファ8に保存されると、マイクロプロセッサ1は
図3にしたがって説明したコントロールデータを生成
し、内部データバス10を介して転送データバッファ6
または圧縮データバッファ8のライトデータに付加す
る。次に、マイクロプロセッサ1はドライブコマンド1
08を送出し、デバイスコマンドの論理ブロックアドレ
スで指定された先頭セクタへのシーク動作を指令する。
シーク動作が完了すると、ドライブ装置11はドライブ
ステータス109を送出する。次に、マイクロプロセッ
サ1が目標セクタアドレス101を設定すると、目標セ
クタ検出回路12は再生信号100に含まれるアドレス
信号を弁別・復調して目標セクタアドレス101との一
致検出を行なう。アドレスの一致が検出されると、目標
セクタ検出回路12は検出信号110を送出してデータ
記録回路14を起動する。データ記録回路14は、予め
マイクロプロセッサ1が指定したアドレスにしたがって
転送データバッファ6または圧縮データバッファ8から
ライトデータを読み出す。そして、データ記録回路14
は図2に示すようなCRCCおよびパリティコードを付
加した後に変調し、記録信号102をドライブ装置11
へ送出して目標セクタに記録する。このようなセクタ単
位のデータ記録動作は、転送データバッファ6または圧
縮データバッファ8に保存された全セクタのライトデー
タについて実行される。 (F)マイクロプロセッサ1は、処理手順(C)におい
て与えられた圧縮ステータス106の内容にしたがって
図4(b)に示すようなメッセージを生成する。そし
て、マイクロプロセッサ1はこのメッセージを持つイン
タフェース制御情報104をインタフェース制御回路3
に設定してホストコンピュータ5へ送出してコマンド処
理を完了する。
【0013】以上で説明したような処理手順にしたがっ
て、圧縮データまたは非圧縮データの記録動作がセクタ
単位で実行される。図6は、MS−DOSにおいて使用
する情報記録媒体の領域構成図である。図6において情
報記録媒体は、FAT領域とディレクトリ領域、そして
データ領域から構成される。データ領域にはファイルが
クラスタと呼ばれる固定長の部分領域に分割して記録さ
れ、ディレクトリ領域には各ファイルの管理情報を持つ
ディレクトリエントリがまとめて記録される。また、F
AT領域にはファイルを構成するクラスタのリンク情報
や、未使用クラスタおよび不良クラスタの位置情報を持
つFATが記録される。そして、データ領域ではファイ
ルが圧縮して記録されるが、ディレクトリ領域では物理
データ長が登録されたディレクトリエントリが圧縮され
ずに記録される。また、FATは容量が小さく冗丁度の
低いコードデータであることから、圧縮されずに記録さ
れる。一般に、ファイル自体は圧縮して記録されるが、
FATやディレクトリなどのファイル管理データは圧縮
されずに記録される。
て、圧縮データまたは非圧縮データの記録動作がセクタ
単位で実行される。図6は、MS−DOSにおいて使用
する情報記録媒体の領域構成図である。図6において情
報記録媒体は、FAT領域とディレクトリ領域、そして
データ領域から構成される。データ領域にはファイルが
クラスタと呼ばれる固定長の部分領域に分割して記録さ
れ、ディレクトリ領域には各ファイルの管理情報を持つ
ディレクトリエントリがまとめて記録される。また、F
AT領域にはファイルを構成するクラスタのリンク情報
や、未使用クラスタおよび不良クラスタの位置情報を持
つFATが記録される。そして、データ領域ではファイ
ルが圧縮して記録されるが、ディレクトリ領域では物理
データ長が登録されたディレクトリエントリが圧縮され
ずに記録される。また、FATは容量が小さく冗丁度の
低いコードデータであることから、圧縮されずに記録さ
れる。一般に、ファイル自体は圧縮して記録されるが、
FATやディレクトリなどのファイル管理データは圧縮
されずに記録される。
【0014】図7は、ディレクトリエントリのデータ構
成図である。図7において、ディレクトリエントリは、
ファイル名・ファイル属性・作成日時・ファイル位置情
報・ファイルサイズ、そして物理データ長から構成され
る。これらの中で物理データ長以外は従来のディレクト
リエントリでも使用するパラメータである。そして、M
S−DOSの場合、ファイル位置情報にはファイルを構
成する先頭クラスタの位置が記録される。また、物理デ
ータ長はデータ領域内に記録された圧縮後のファイル容
量を管理するために新しく追加されたパラメータであ
り、データ領域に対するライトコマンドを実行したと
き、メッセージとして情報記録再生装置から転送され
る。
成図である。図7において、ディレクトリエントリは、
ファイル名・ファイル属性・作成日時・ファイル位置情
報・ファイルサイズ、そして物理データ長から構成され
る。これらの中で物理データ長以外は従来のディレクト
リエントリでも使用するパラメータである。そして、M
S−DOSの場合、ファイル位置情報にはファイルを構
成する先頭クラスタの位置が記録される。また、物理デ
ータ長はデータ領域内に記録された圧縮後のファイル容
量を管理するために新しく追加されたパラメータであ
り、データ領域に対するライトコマンドを実行したと
き、メッセージとして情報記録再生装置から転送され
る。
【0015】次に、データ再生動作の処理手順につい
て、図1のブロック図を参照しながら図8のフローチャ
ートにしたがって以下に説明する。 (G)ホストコンピュータ5がデータ再生動作を要求す
るリードコマンドを送出すると、インタフェース制御回
路3は受信したコマンド103をマイクロプロセッサ1
へ転送する。マイクロプロセッサ1はデバイスコマンド
の解釈において、圧縮ビットの値を検査する。圧縮ビッ
トが1に設定されたとき、デバイスコマンドに含まれる
物理データ長からデータ再生動作を実行するセクタ数を
算出する。例えば、この物理セクタ長が3000バイト
であれば6セクタに対してデータ再生動作が実行され
る。一方、圧縮ビットが0に設定されたときには、ライ
トコマンドと同じようにデータ転送長からこのセクタ数
が与えられる。 (H)マイクロプロセッサ1は、処理手順(E)と同様
に目標セクタへのシーク動作を実行する。次に、目標セ
クタ検出回路12は再生信号100からアドレス信号を
復調し、マイクロプロセッサ1が設定した目標セクタア
ドレス101との一致検出を行なう。アドレスの一致が
検出されると、目標セクタ検出回路12は検出信号11
0を送出してデータ再生回路13を起動する。データ再
生回路13は、再生信号100からデータ信号を弁別・
復調し、さらにCRCCとパリティコードを用いたエラ
ー訂正処理を行なう。そして、データ再生回路13は、
生成したリードデータを予めマイクロプロセッサ1が指
定したアドレスにしたがって転送データバッファ6ある
いは圧縮データバッファ8へ転送する。このようなセク
タ単位のデータ再生動作は、処理手順(G)において指
定された全セクタについて実行される。 (I)マイクロプロセッサ1は、デバイスコマンドに設
定された圧縮ビットの値にしたがって転送データバッフ
ァ6あるいは圧縮データバッファ8に保存されたリード
データの圧縮フラッグを検査する。この圧縮ビットが1
に設定されているとき、マイクロプロセッサ1は処理手
順(J)により圧縮データの復元処理を行なう。一方、
圧縮ビットが0の場合、処理手順(J)はスキップされ
る。 (J)マイクロプロセッサ1は、圧縮データバッファ8
に保存されたリードデータに含まれるコントロールデー
タの内容を確認する。このとき、圧縮フラッグは全て1
に、また最終セクタフラッグは最終セクタのみ1に設定
されるとともに、有効データ長の和はデバイスコマンド
で設定された物理データ長に一致しなければならない。
次に、マイクロプロセッサ1は、圧縮データバッファ8
に保存された圧縮データのアドレス情報と物理データ長
を持つ圧縮制御情報105をデータ圧縮回路7に設定す
る。データ圧縮回路7は圧縮データバッファ6から読み
出した圧縮データの復元処理を実行し、復元されたリー
ドデータを転送データバッファ6へ転送する。データ復
元処理が終了すると、データ圧縮回路7は復元されたリ
ードデータのデータ長を持つ圧縮ステータス106をマ
イクロプロセッサ1へ送出する。 (K)マイクロプロセッサ1は、復元されたリードデー
タのデータ長がデバイスコマンドで設定されたデータ転
送長に等しいことを確認した後、データ転送長が含まれ
たインタフェース制御情報104をインタフェース制御
回路3に設定してデータ転送動作を起動する。インタフ
ェース制御回路3は、内部データバス10を介して転送
データバッファ6に保存されたリードデータをホストコ
ンピュータ5へ転送してコマンド処理を完了する。
て、図1のブロック図を参照しながら図8のフローチャ
ートにしたがって以下に説明する。 (G)ホストコンピュータ5がデータ再生動作を要求す
るリードコマンドを送出すると、インタフェース制御回
路3は受信したコマンド103をマイクロプロセッサ1
へ転送する。マイクロプロセッサ1はデバイスコマンド
の解釈において、圧縮ビットの値を検査する。圧縮ビッ
トが1に設定されたとき、デバイスコマンドに含まれる
物理データ長からデータ再生動作を実行するセクタ数を
算出する。例えば、この物理セクタ長が3000バイト
であれば6セクタに対してデータ再生動作が実行され
る。一方、圧縮ビットが0に設定されたときには、ライ
トコマンドと同じようにデータ転送長からこのセクタ数
が与えられる。 (H)マイクロプロセッサ1は、処理手順(E)と同様
に目標セクタへのシーク動作を実行する。次に、目標セ
クタ検出回路12は再生信号100からアドレス信号を
復調し、マイクロプロセッサ1が設定した目標セクタア
ドレス101との一致検出を行なう。アドレスの一致が
検出されると、目標セクタ検出回路12は検出信号11
0を送出してデータ再生回路13を起動する。データ再
生回路13は、再生信号100からデータ信号を弁別・
復調し、さらにCRCCとパリティコードを用いたエラ
ー訂正処理を行なう。そして、データ再生回路13は、
生成したリードデータを予めマイクロプロセッサ1が指
定したアドレスにしたがって転送データバッファ6ある
いは圧縮データバッファ8へ転送する。このようなセク
タ単位のデータ再生動作は、処理手順(G)において指
定された全セクタについて実行される。 (I)マイクロプロセッサ1は、デバイスコマンドに設
定された圧縮ビットの値にしたがって転送データバッフ
ァ6あるいは圧縮データバッファ8に保存されたリード
データの圧縮フラッグを検査する。この圧縮ビットが1
に設定されているとき、マイクロプロセッサ1は処理手
順(J)により圧縮データの復元処理を行なう。一方、
圧縮ビットが0の場合、処理手順(J)はスキップされ
る。 (J)マイクロプロセッサ1は、圧縮データバッファ8
に保存されたリードデータに含まれるコントロールデー
タの内容を確認する。このとき、圧縮フラッグは全て1
に、また最終セクタフラッグは最終セクタのみ1に設定
されるとともに、有効データ長の和はデバイスコマンド
で設定された物理データ長に一致しなければならない。
次に、マイクロプロセッサ1は、圧縮データバッファ8
に保存された圧縮データのアドレス情報と物理データ長
を持つ圧縮制御情報105をデータ圧縮回路7に設定す
る。データ圧縮回路7は圧縮データバッファ6から読み
出した圧縮データの復元処理を実行し、復元されたリー
ドデータを転送データバッファ6へ転送する。データ復
元処理が終了すると、データ圧縮回路7は復元されたリ
ードデータのデータ長を持つ圧縮ステータス106をマ
イクロプロセッサ1へ送出する。 (K)マイクロプロセッサ1は、復元されたリードデー
タのデータ長がデバイスコマンドで設定されたデータ転
送長に等しいことを確認した後、データ転送長が含まれ
たインタフェース制御情報104をインタフェース制御
回路3に設定してデータ転送動作を起動する。インタフ
ェース制御回路3は、内部データバス10を介して転送
データバッファ6に保存されたリードデータをホストコ
ンピュータ5へ転送してコマンド処理を完了する。
【0016】以上で説明したような処理手順にしたがっ
て、圧縮データまたは非圧縮データの再生動作がセクタ
単位で実行される。なお、処理手順(G)では圧縮デー
タの再生動作において、デバイスコマンドで設定された
物理データ長から再生動作を実行するセクタ数を算出し
た。しかし、デバイスコマンドにこのようなパラメータ
が含まれないときには、データ再生動作で読みだされた
コントロールデータを使用して次のように制御される。
まず、処理手順(G)では物理データ長の初期値を0に
設定する。次に、処理手順(H)では目標セクタからの
データ再生動作が終わると、有効データ長の値を物理デ
ータ長に加算する。そして、最終セクタフラッグの値を
検査し、このフラッグが0に設定されていれば後続セク
タに対するデータ再生動作を行い、このフラッグが1に
設定されていればデータ再生動作を終了する。最後に、
こうして与えられた物理データ長は、処理手順(K)に
おいてデータ記録動作の場合と同様にメッセージとして
ホストコンピュータ5へ転送されて、ディレクトリエン
トリに保存された値との一致が確認される。
て、圧縮データまたは非圧縮データの再生動作がセクタ
単位で実行される。なお、処理手順(G)では圧縮デー
タの再生動作において、デバイスコマンドで設定された
物理データ長から再生動作を実行するセクタ数を算出し
た。しかし、デバイスコマンドにこのようなパラメータ
が含まれないときには、データ再生動作で読みだされた
コントロールデータを使用して次のように制御される。
まず、処理手順(G)では物理データ長の初期値を0に
設定する。次に、処理手順(H)では目標セクタからの
データ再生動作が終わると、有効データ長の値を物理デ
ータ長に加算する。そして、最終セクタフラッグの値を
検査し、このフラッグが0に設定されていれば後続セク
タに対するデータ再生動作を行い、このフラッグが1に
設定されていればデータ再生動作を終了する。最後に、
こうして与えられた物理データ長は、処理手順(K)に
おいてデータ記録動作の場合と同様にメッセージとして
ホストコンピュータ5へ転送されて、ディレクトリエン
トリに保存された値との一致が確認される。
【0017】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明は上記の
構成により、ホストコンピュータから転送されたライト
データは、圧縮された後にそのデータ長がセクタ長の整
数倍となるようにダミーデータが付加され、さらにデー
タ圧縮処理の有無や圧縮データのデータ長を含むコント
ロールデータが付加されることにより、固定長のセクタ
内に圧縮データを記録することが可能となり、情報記録
媒体の容量は拡大される。また、圧縮後のデータ長はメ
ッセージを用いてホストコンピュータへ転送されてファ
イル管理データの一部としてディレクトリエントリに登
録されることにより、ホストコンピュータはデータ記録
領域を正確に管理することが可能となり、その実用的効
果は大きい。
構成により、ホストコンピュータから転送されたライト
データは、圧縮された後にそのデータ長がセクタ長の整
数倍となるようにダミーデータが付加され、さらにデー
タ圧縮処理の有無や圧縮データのデータ長を含むコント
ロールデータが付加されることにより、固定長のセクタ
内に圧縮データを記録することが可能となり、情報記録
媒体の容量は拡大される。また、圧縮後のデータ長はメ
ッセージを用いてホストコンピュータへ転送されてファ
イル管理データの一部としてディレクトリエントリに登
録されることにより、ホストコンピュータはデータ記録
領域を正確に管理することが可能となり、その実用的効
果は大きい。
【図1】本発明の一実施例における情報記録再生装置の
ブロック図
ブロック図
【図2】本発明の情報記録媒体のセクタ内におけるデー
タ部の領域構成図
タ部の領域構成図
【図3】セクタデータのデータ構成図
【図4】情報記録再生装置が使用するデバイスコマンド
およびメッセージのデータ構成図
およびメッセージのデータ構成図
【図5】情報記録再生装置が実行するデータ再生動作の
フローチャート
フローチャート
【図6】情報記録媒体の領域構成図
【図7】ディレクトリエントリのデータ構成図
【図8】情報記録再生装置が実行するデータ再生動作の
フローチャート
フローチャート
1 マイクロプロセッサ
2 情報記録再生装置
3 インタフェース制御回路
4 ホストインタフェース
5 ホストコンピュータ
6 転送データバッファ
7 データ圧縮回路
8 圧縮データバッファ
9 データ長補正回路
10 内部データバス
11 ドライブ装置
12 目標セクタ検出回路
13 データ再生回路
14 データ記録回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 東谷 易
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 濱坂 浩史
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】ホストコンピュータに接続されて、ディス
ク状の情報記録媒体に対してセクタ単位でデータを記録
再生する情報記録再生装置であり、 ホストコンピュータとの間でコマンドとデータと、そし
て圧縮データのデータ長が含まれるメッセージの転送を
制御するインタフェース制御手段と、 ホストコンピュータとの間で転送されるデータを一時的
に保存する転送データ保存手段と、 データを圧縮するとともに、圧縮データを復元するデー
タ圧縮手段と、 圧縮データを一時的に保存する圧縮データ保存手段と、 圧縮データにダミーデータを付加してセクタ単位のブロ
ックデータを生成するデータ長補正手段と、 ブロックデータにデータ圧縮のコントロールデータを付
加してセクタデータを生成する制御情報付加手段と、 データ記録再生動作が行われる目標セクタを検出するセ
クタ検出手段と、 セクタデータを目標セクタに記録するデータ記録手段
と、 目標セクタからセクタデータを再生するデータ再生手段
と、 セクタデータに含まれるコントロールデータを用いてデ
ータ再生動作を制御する再生動作制御手段とを備えたこ
とを特徴とする情報記録再生装置。 - 【請求項2】前記制御情報付加手段は、データの圧縮/
非圧縮を識別するための圧縮フラッグをコントロールデ
ータとして記録することを特徴とする請求項1記載の情
報記録再生装置。 - 【請求項3】前記制御情報付加手段は、ブロックデータ
に含まれる圧縮データのデータ長を管理する有効データ
長をコントロールデータとして記録することを特徴とす
る請求項1記載の情報記録再生装置。 - 【請求項4】前記制御情報付加手段は、データ記録再生
動作の完了を制御するための最終セクタフラッグをコン
トロールデータとして記録することを特徴とする請求項
1記載の情報記録再生装置。 - 【請求項5】セクタ単位でデータが記録されるディスク
状の情報記録媒体であり、データ圧縮のコントロールデ
ータを記録するためのコントロールデータ領域が各セク
タ内に割り当てられることを特徴とした情報記録媒体。 - 【請求項6】前記コントロールデータ領域には、データ
の圧縮/非圧縮を識別するための圧縮フラッグ領域が含
まれることを特徴とする請求項5記載の情報記録媒体。 - 【請求項7】前記コントロールデータ領域には、ブロッ
クデータに含まれる圧縮データのデータ長を記録するた
めの有効データ長領域が含まれることを特徴とする請求
項5記載の情報記録媒体。 - 【請求項8】前記コントロールデータ領域には、データ
記録再生動作の完了を制御するための最終セクタフラッ
グ領域が含まれることを特徴とする請求項5記載の情報
記録媒体。 - 【請求項9】情報記録媒体に圧縮されたファイルと圧縮
されないファイル管理データとが記録されることを特徴
とする請求項5記載の情報記録媒体。 - 【請求項10】前記ファイル管理データには、圧縮後の
ファイル容量が含まれることを特徴とする請求項9記載
の情報記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164316A JPH0512800A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | データ圧縮機能を備えた情報記録再生装置と情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164316A JPH0512800A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | データ圧縮機能を備えた情報記録再生装置と情報記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0512800A true JPH0512800A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=15790836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3164316A Pending JPH0512800A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | データ圧縮機能を備えた情報記録再生装置と情報記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0512800A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08249159A (ja) * | 1995-03-09 | 1996-09-27 | Fujitsu Ltd | ディスク制御装置 |
US7228000B2 (en) | 2002-03-15 | 2007-06-05 | Ricoh Co., Ltd. | Image data generation with reduced amount of processing |
US7352908B2 (en) | 2002-03-15 | 2008-04-01 | Ricoh Co., Ltd. | Image compression device, image decompression device, image compression/decompression device, program for executing on a computer to perform functions of such devices, and recording medium storing such a program |
US7626733B2 (en) | 2002-08-26 | 2009-12-01 | Ricoh Company, Ltd. | Image-processing apparatus, an image-processing method, a program, and a memory medium |
JP2013516000A (ja) * | 2009-12-23 | 2013-05-09 | サンディスク テクノロジィース インコーポレイテッド | メモリ装置における制御データの誤り訂正システムおよび方法 |
JP2013131146A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Aisin Aw Co Ltd | データ読出しシステム |
-
1991
- 1991-07-04 JP JP3164316A patent/JPH0512800A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08249159A (ja) * | 1995-03-09 | 1996-09-27 | Fujitsu Ltd | ディスク制御装置 |
US7228000B2 (en) | 2002-03-15 | 2007-06-05 | Ricoh Co., Ltd. | Image data generation with reduced amount of processing |
US7352908B2 (en) | 2002-03-15 | 2008-04-01 | Ricoh Co., Ltd. | Image compression device, image decompression device, image compression/decompression device, program for executing on a computer to perform functions of such devices, and recording medium storing such a program |
US7577308B2 (en) | 2002-03-15 | 2009-08-18 | Ricoh Company, Ltd. | Image data generation with reduced amount of processing |
US7626733B2 (en) | 2002-08-26 | 2009-12-01 | Ricoh Company, Ltd. | Image-processing apparatus, an image-processing method, a program, and a memory medium |
JP2013516000A (ja) * | 2009-12-23 | 2013-05-09 | サンディスク テクノロジィース インコーポレイテッド | メモリ装置における制御データの誤り訂正システムおよび方法 |
JP2013131146A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Aisin Aw Co Ltd | データ読出しシステム |
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