JP2005078378A - データ記憶装置及び不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法 - Google Patents

データ記憶装置及び不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フラッシュメモリの消去ブロックの一部分に対してデータの書き換えが発生した場合であっても、高速に書き換え処理を行うとともにデータの信頼性を確保する。
【解決手段】データ記憶装置10は、フラッシュメモリ11と、フラッシュメモリ11に対してデータの書き込み及び読み出しを行うコントローラ17とを備えている。コントローラ17は、記録済みブロック内の一部分のデータの書き換えを行う場合、まず、新たな消去済みブロックを確保する。その消去済みブロックに対して、非書き換えデータをコピーするとともに新たなデータを書き込む。この際に、当該ブロックに対する書き換え処理がn回(nは2以上の自然数。)発生したうちの、少なくとも1回についてはエラー訂正処理を行った通常のコピー処理を行い、それ以外の場合についてはエラー訂正処理を行わないチップコピーを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、記憶媒体としてNAND型フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いたデータ記憶装置及び不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法に関するものである。
電気的に消去可能な不揮発性メモリの一つであるNAND型のフラッシュメモリでは、データを一括消去するブロックを設けて、このブロック単位でデータの消去を行った後、新たなデータの書き込みがされる。また、NAND型のフラッシュメモリでは、ブロックのサイズと、データの書き込み単位(ページ)とが異なっており、1つのブロック内に複数のページが設けられている。
NAND型のフラッシュメモリでは、データの書き込みを行う場合には、データが消去された状態の領域に書き込みを行わなければならない。すなわち、NAND型のフラッシュメモリでは、記録済みの領域上に新たなデータの上書きを行うことができない。
そのため、ブロック内の途中の一部分データの書き換えを行う場合には、消去済みのブロックに対して新たなデータを書き込むとともに、書き換え対象となっているページを除いたブロック内の全データをその消去済みブロックにコピーするといったブロック書き換え処理をしなければならない。
ところで、NAND型のフラッシュメモリに例えばMS-DOS(商標)等のファイルシステムを採用した場合、ブロックサイズよりも小さなデータであるFATやディレクトリ等の書き換えが非常に頻繁に発生する。しかしながら、NAND型のフラッシュメモリの場合、このような頻繁に発生する書き換え処理に対しても、上述のブロック書き換え処理を行わなければならず、書き込み速度の低下の原因となっている。
また、NAND型のフラッシュメモリには、一般に、モジュール内で完結したコピー処理(アドレスの移動)を行うチップコピーと呼ばれる機能が設けられている。チップコピー機能を用いると、フラッシュメモリの外部へデータが出力されないため、コピー速度が大幅に早くなる。しかしながら、チップコピー機能を用いたコピーは、ごくまれにビットエラーが発生してしまう。そのため、定常的にチップコピー機能を用いてコピーをした場合、内部データの信頼性を確保するのが難しくなる。
本発明は、不揮発性メモリのブロックの一部分に対してデータの書き換えが発生した場合であっても、高速に書き換え処理を行うとともにデータの信頼性を確保することができるデータ記憶装置及び不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法を提供することを目的とする。
本発明に係るデータ記憶装置は、ブロック単位でデータの消去が行われ、当該ブロックよりも小さいデータ単位でデータの書き込み及び読み出しが行われ、データの消去後にのみデータの新たな書き込みが可能な不揮発性メモリと、上記不揮発性メモリに対して読み出し及び書き込みを行うデータに対して、エラー訂正処理を行うエラー訂正処理部と、上記不揮発性メモリに対するデータの読み出し、書き込み及び消去の制御を行う制御部とを備え、上記制御部は、上記不揮発性メモリ上の記録済みデータを消去済み領域に複写する場合、上記エラー訂正処理部によりエラー訂正処理を行った後に書き込みを行う第1のモードとエラー訂正処理を行わずに書き込みを行う第2のモードとで処理が可能であり、ブロック内の非書き換えデータを消去済み領域に複写するとともに新たなデータを消去済み領域に書き込むことによって当該ブロック内の一部分のデータの書き換えを行うブロック書き換え処理を行う場合に、そのブロックに対する上記ブロック書き換え処理がn回(nは2以上の自然数。)発生したうちの、少なくともm回以上n回未満(mはnより小さい自然数。)については上記第1のモードで非書き換えデータを複写し、それ以外については上記第2のモードで非書き換えデータを複写することを特徴とする。
本発明に係る不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法は、ブロック単位でデータの消去が行われ、当該ブロックよりも小さいデータ単位でデータの書き込み及び読み出しが行われ、データの消去後にのみデータの新たな書き込みが可能な不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法であって、上記不揮発性メモリ上の記録済みデータを消去済み領域に複写する場合、エラー訂正処理を行った後に書き込みを行う第1のモードとエラー訂正処理を行わずに書き込みを行う第2のモードとの処理を選択的に行い、ブロック内の非書き換えデータを消去済み領域に複写するとともに新たなデータを消去済み領域に書き込むことによって当該ブロック内の一部分のデータの書き換えを行うブロック書き換え処理を行う場合には、そのブロックに対する上記ブロック書き換え処理がn回(nは2以上の自然数。)発生したうちの、少なくともm回以上n回未満(mはnより小さい自然数。)については上記第1のモードで非書き換えデータを複写し、それ以外については上記第2のモードで非書き換えデータを複写することを特徴とする。
本発明に係るデータ記憶装置及び不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法では、ブロック内の非書き換えデータを消去済み領域に複写するとともに新たなデータを消去済み領域に書き込むことによって当該ブロック内の一部分のデータの書き換えを行うブロック書き換え処理を行う場合には、そのブロックに対する上記ブロック書き換え処理がn回(nは2以上の自然数。)発生したうちの、少なくともm回以上n回未満(mはnより小さい自然数。)についてはエラー訂正処理を行って非書き換えデータを複写し、それ以外については第2のモードでエラー訂正処理を行わずに非書き換えデータを複写する。
このことにより本発明に係るデータ記憶装置及び不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法では、不揮発性メモリのブロックの一部分に対してデータの書き換えが発生した場合であっても、高速に書き換え処理を行うとともにデータの信頼性を確保することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、本発明を適用した持ち運び型の小型のポータブルオーディオプレーヤについて説明をする。このポータブルオーディオプレーヤは、デジタル化されたオーディオデータを不揮発性半導体メモリに蓄積しておき、蓄積しているオーディオデータを再生してヘッドフォン等に出力する装置である。
まず、本発明を適用したポータブルオーディオプレーヤの全体構成について説明をする。
図1に、本発明を適用したポータブルオーディオプレーヤ10のブロック構成図を示す。
ポータブルオーディオプレーヤ10は、フラッシュメモリ11と、インタフェース回路(I/F)12と、ページバッファ13と、エラー訂正処理部14と、操作/表示部15と、オーディオ再生部16と、コントローラ17とを備えている。
フラッシュメモリ11は、例えばNAND型等の不揮発性の半導体メモリである。フラッシュメモリ11には、デジタル化されたオーディオデータが格納される。フラッシュメモリ11には、ブロック及びページと呼ばれる物理単位が規定されている。ページは、データの書き込み及び読み出し単位である。ブロックは、複数のページから構成されたデータの一括消去単位である。なお、フラッシュメモリ11の物理フォーマットについての詳細は後述する。
I/F回路12は、例えばUSB等のインタフェースを介してデスクトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータ、オーディオ再生装置等の機器と接続され、当該機器との間でデータの転送を行う。例えば、I/F回路12は、コンピュータやオーディオ再生機器から転送されてきたデジタルオーディオデータの受信等を行う。
ページバッファ13は、フラッシュメモリ11に対して書き込まれるデータ、フラッシュメモリ11から読み出されたデータを、一時的に保存するメモリ回路である。外部からI/F回路12を介して入力されたデータは、一旦ページバッファ13に書き込まれた後、コントローラ17の制御に従ってページバッファ13からフラッシュメモリ11へ書き込まれる。また、フラッシュメモリ11から出力されるデータは、コントローラ17の制御に従ってフラッシュメモリ11から一旦ページバッファ13に読み出され、その後、ページバッファ13からI/F回路12を介して外部に出力され、或いは、ページバッファ13からコントローラ17を介してオーディオ再生部16に出力される。なお、ページバッファ13は、フラッシュメモリ11のデータ書き込み読み出し単位(例えば、フラッシュメモリ11のページサイズと同一のサイズ)分のデータ容量を有している。
エラー訂正処理部14は、ページバッファ13内に格納されているデータを参照して、フラッシュメモリ11へ書き込まれるデータに対して誤り訂正コード(ECC)を付加する。また、エラー訂正処理部14は、フラッシュメモリ11から読み出したデータに付加されている誤り訂正コードにより、ページバッファ13上の読み出しデータに対して誤り訂正処理を行う。なお、フラッシュメモリ11に書き込まれるデータには、書き込み/読み出し単位であるページ単位毎に誤り訂正コードが付加される。
操作/表示部15は、ユーザにより各種の操作入力がされ、入力された情報をコントローラ17に供給する。コントローラ17は、入力された情報に基づき本装置の各種の処理(例えば、オーディオ再生処理及びデータの記録処理)を行う。また、操作/表示部15は、ユーザに対して提供する各種の情報(例えば、オーディオ再生中を示す情報、再生中のオーディオデータのタイトル)を表示する。コントローラ17は、操作/表示部15を制御し、動作状況に応じた各種の情報を操作/表示部15に表示させる。
オーディオ再生部16は、フラッシュメモリ11に格納されているデジタルオーディオデータがコントローラ17を介して入力され、入力されたデジタルオーディオデータに対して各種のデコード処理を行い、アナログの音声信号に変換して出力する。オーディオ再生部16から出力された音声信号は、例えばヘッドフォンに供給される。
コントローラ17は、データバッファ14とフラッシュメモリ11との間の読み出し、書き込みの制御、フラッシュメモリ11のデータ消去の制御や複写制御、並びに、オーディオ信号の再生時におけるフラッシュメモリ11からオーディオ再生部16へのオーディオデータの転送制御、操作/表示部15の制御等の各種の制御を行う。
以上のような構成のポータブルオーディオプレーヤ10では、例えばデスクトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータ又はオーディオ再生装置からI/F回路12を介してデジタルオーディオデータが入力され、一旦ページバッファ13に書き込まれる。コントローラ17は、ページバッファ13に格納されたオーディオデータをフラッシュメモリ11に書き込む。従って、ポータブルオーディオプレーヤ10では、コンピュータや音楽CD等のメディアに記録されている楽曲をフラッシュメモリ11内に格納することが可能である。
また、ポータブルオーディオプレーヤ10では、ユーザの操作入力等に従い、フラッシュメモリ11内に格納されている所定のデジタルオーディオデータを、コントローラ17がページバッファ13に読み出す。ページバッファ13により読み出されたオーディオデータは、コントローラ17を介してオーディオ再生部16に供給され、オーディオ再生部16により再生された音声信号として出力される。従って、ポータブルオーディオプレーヤ10では、ユーザにより持ち運びが可能であり、内部に保存している楽曲をいつでもどこでも聞くことができる。
つぎに、フラッシュメモリ11のフォーマットについて説明をする。
フラッシュメモリ11は、電気的に消去可能であり、電源OFF時にも記録データが消えない不揮発性の半導体メモリである。
フラッシュメモリ11の記録領域は、図2(A)に示すように、例えば128Kバイトのブロックと呼ばれる単位で物理的に分割されている。ブロックは、データの一括消去の単位である。フラッシュメモリ11では、ブロック単位でのみデータの消去が可能となっている。また、フラッシュメモリ11は、書き込み時にはビット変化を一方向(例えば1から0への変化方向)しか行わせることができないため、新たなデータを書き込む場合にはデータが消去された状態からしか行うことができない。すなわち、フラッシュメモリ11は、ブロック単位以外では記録済みのデータの消去を行うことができず、データの消去が行われた領域にしかデータの書き込みを行うことができない。
各ブロックには、物理ブロックアドレスが設定されている。さらに、各ブロック内に記録されるデータにもブロック単位で論理的なアドレスが付加され、データもブロック単位で取り扱われる。
各ブロック内は、図2(B)に示すように、複数のページにより構成されている。ページは、データの書き込み/読み出し単位である。フラッシュメモリ11には、ページ単位で新たなデータの書き込みができるが、すでに記録済みの部分に対しては上書きをすることができず、さらに、物理的に一定方向に向かいデータを記録していかなければならない。つまり、ブロック内でデータの追記をする場合には、記録済みのページの後段に位置する未記録ページに記録をしなければならない。
ページは、実体データと、冗長データとから構成されている。実体データは例えば2Kバイトであり、冗長データは例えば64バイトである。
ブロック内の先頭ページの冗長データには、図3(A)に示すように、そのページが含まれているブロックの論理アドレスである論理ブロックアドレス21と、当該ページの実体データに対するエラー訂正コード(ECC)22と、当該ページの冗長データに対するエラー訂正コード(ECC)23と、当該ブロックに記録されているデータが現時点で何回連続してチップコピー処理がされたかを示すカウンタ値24と、その他の情報のその他情報25とが含まれている。また、ブロック内の先頭ページ以外のページの冗長データには、図3(B)に示すように、そのページが含まれているブロックの論理ドレスである論理ブロックアドレス21と、当該ページの実体データに対するエラー訂正コード(ECC)22と、当該ページの冗長データに対するエラー訂正コード(ECC)23と、その他の情報のその他情報25とが含まれている。なお、カウンタ値24については詳細を後述する。
つぎに、ポータブルオーディオプレーヤ10のページコピー処理について説明をする。
コントローラ17は、フラッシュメモリ11に対して、データ書き込み制御、データ読み出し制御等の他に、ページコピーの制御を行うことができる。ページコピーとは、ある任意のブロック内の1つのページに記録されているデータを、異なるブロック内の所定のページにコピーする処理である。
ここで、ページコピーには、複写するデータに対してエラー訂正を行う通常コピーモードと、複写するデータに対してエラー訂正を行わないチップコピーモードとの2つのモードがある。
通常コピーモードは、図4に示すように、まず、フラッシュメモリ11に対してコントローラ17が読み出し命令を与える。フラッシュメモリ11は、読み出し命令が与えられると、その命令で指定されたブロック(旧ブロック)の所定のページのデータ(実体データ及び冗長データ)を、ページバッファ13に読み出す。データがページバッファ13に読み出されると、エラー訂正処理部14がエラー訂正コードを用いて実体データ等のエラー訂正処理を行う。続いて、フラッシュメモリ11に対してコントローラ17が書き込み命令を与える。エラー訂正処理部14は、書き込み命令が与えられると新たなエラー訂正コードを生成する。そして、フラッシュメモリ11は、ページバッファ13上の実体データとともに、エラー訂正処理部14により生成された新たなエラー訂正コードを含んだ冗長データとを、複写先となる消去済みブロック(新ブロック)の所定のページに書き込む。
以上の処理が通常コピーモードである。通常コピーモードは、データを一旦ページバッファ13に読み出してエラー訂正処理を行うコピー処理モードであり、データの信頼性が確保されている。
チップコピーモードは、図5に示すように、フラッシュメモリ11に対してコントローラ17がコピー命令を与える。フラッシュメモリ11は、コピー命令が与えられると、その命令で指定されたブロック(旧ブロック)の所定のページのデータ(実体データ及び冗長データ)を、外部に送出せずに、そのままのビット構成で、複写先となる消去済みブロック(新ブロック)の所定のページに書き込む。
以上の処理がチップコピーモードである。チップコピーモードは、フラッシュメモリ11内でデータの処理が完結し、エラー訂正が行われないモードであり、処理速度が速い。
コントローラ17は、ページコピー処理を実行する場合、通常コピーモードとチップコピーモードのいずれか一方を選択して行うことができる。
つぎに、ブロック書き換え処理について説明をする。
フラッシュメモリ11では、図6に示すような、記録済みブロックの途中の一部分に対して新たなデータを上書きする処理が、その特性上、行うことができない。しかしながら、ブロックよりも小さいデータ単位でのデータの書き換え要求が、オペレーションシステム等からコントローラ17に要求される場合がある。このような場合、コントローラ17は、消去済みの新たなブロックを確保し、その新ブロックに対して、ブロック内の書き換えが行われないデータ(非書き換えデータ)を上述したページコピー処理を用いてコピーし、それと同時にその新ブロックに新たなデータの書き込みを行うことによって、その要求の実行を行っている。このような処理をここではブロック書き換え処理という。
以下、ポータブルオーディオプレーヤ10でのブロック書き換え処理の手順について詳細に説明をする。
ブロック書き換え処理の要求があると、コントローラ17は、図7に示すように、フラッシュメモリ11上に消去済みの新たなブロック(新ブロック)を1つ確保する。続いて、コントローラ17は、コピー元となるブロック(旧ブロック)の先頭のページを読み出し、先頭のページの冗長データのカウント値24を参照する。ここで、コントローラ17は、カウント値24が所定の最大値n(nは2以上の自然数。例えばn=20)に達しているか否かを判断する。最大値nに達していれば、通常コピーモードに設定し、最大値nに達していなければチップコピーモードに設定する。
続いて、コントローラ17は、図8に示すように、読み出した先頭のページの冗長データのカウント値24を1つインクリメントし、又は、カウント値24が最大値nに達していれば、その値を0にリセットし、新たにエラー訂正コードを生成した後、新ブロックの先頭ページに書き込む。
続いて、コントローラ17は、図9に示すように、2ページ目以後、書き換え対象ページの直前までの非書き換えデータを、選択したモードでページコピー処理を行う。すなわち、1ページ目のカウンタ値24が最大値nであれば通常コピーモードでページコピーをし、最大値nに達していなければチップコピーモードでページコピーをする。
続いて、コントローラ17は、図10に示すように、書き換え対象データとなっているページに対しては、新たな書き込みデータを外部から新ブロックの対象ページに書き込む。
続いて、コントローラ17は、図11に示すように、書き換え対象ページより後段の非書き換えデータを、選択したモードでページコピー処理を行う。すなわち、1ページ目のカウンタ値24が最大値nであれば通常コピーモードでページコピーをし、最大値nに達していなければチップコピーモードでページコピーをする。
続いて、コントローラ17は、図12に示すように、旧ブロックのデータを消去し、ブロック書き換え処理を終了する。
以上のように、ポータブルオーディオプレーヤ10では、ブロックの一部分に対してデータの書き換えが発生してブロック書き換え処理が発生した場合、非書き換えデータを旧ブロックから新ブロックブロックへのコピー処理をチップコピーモードで行い、そのブロックに対してチップコピーが発生した回数を先頭ページの冗長データに記録しておく。そして、回数がある一定回数(n回)に達すると、そのときには、非書き換えデータを旧ブロックから新ブロックブロックへのコピー処理を、エラー訂正を行う通常コピーモードで行う。
すなわち、ポータブルオーディオプレーヤ10では、ブロック書き換え処理を行う場合、通常時は非書き換えデータに対してエラー訂正をしないコピー処理を行い、n回に1回はエラー訂正を行うコピー処理を行うようにしている。
このことにより、ポータブルオーディオプレーヤ10では、通常時にはエラー訂正をしないチップコピーを行うことによって高速にブロック書き換え処理を行い、そのブロックに対してある一定回数毎に通常コピーを行うことによって、チップコピーにより発生する可能性があるビットエラーを訂正し、記録データの信頼性を確保することができる。
なお、ポータブルオーディオプレーヤ10では、n回のチップコピーに対して1回の通常コピーを行うものとしているが、本発明では、ブロック書き換え処理が発生した場合に両者のモードが適応的に切り換えられればよい。
つまり、同一のブロックに対してn回ブロック書き換え処理が発生したとすると(nは2以上の自然数。)、少なくともm回以上n回未満(mはnより小さい自然数。)については通常コピーモードで非書き換えデータのコピー処理が行われ、それ以外についてはチップコピーモードで非書き換えデータのコピー処理が行われればよい。
また、ポータブルオーディオプレーヤ10では、チップコピーモードで連続処理がされた回数をブロックの先頭ページの冗長部に記録しているが、論理的な各ブロック(論理ブロック)に対するチップコピーの回数がコントローラ17から参照できれば、その記述場所はどこでもよい。例えば、フラッシュメモリ11の記録領域外の他のメモリ上に、ブロックの論理アドレスとカウント値との対応関係が記述されたテーブルを設けてもよい。
本発明が適用されたポータブルオーディオプレーヤのブロック構成図である。 フラッシュメモリのフォーマットを説明するための図である。 ページ内の冗長データの構成例を示す図である。 通常コピーモードについて説明をするための図である。 チップコピーモードについて説明をするための図である。 記録済みブロックの途中にデータを上書きすることができないことを示す図である。 ブロックの先頭ページの読み出しを示した図である。 ブロックの先頭ページを通常コピーすることを示した図である。 非書き換えデータをコピーすることを示した図である。 新データを書き込むことを示した図である。 次の非書き換えデータをコピーすることを示した図である。 旧ブロックを消去することを示した図である。
符号の説明
10 ポータブルオーディオプレーヤ、11 フラッシュメモリ、12 I/F回路、13 ページバッファ、14 エラー訂正処理部、15 操作/表示部、16 オーディオ再生部、17 コントローラ

Claims (12)

  1. ブロック単位でデータの消去が行われ、当該ブロックよりも小さいデータ単位でデータの書き込み及び読み出しが行われ、データの消去後にのみデータの新たな書き込みが可能な不揮発性メモリと、
    上記不揮発性メモリに対して読み出し及び書き込みを行うデータに対して、エラー訂正処理を行うエラー訂正処理部と、
    上記不揮発性メモリに対するデータの読み出し、書き込み及び消去の制御を行う制御部とを備え、
    上記制御部は、
    上記不揮発性メモリ上の記録済みデータを消去済み領域に複写する場合、上記エラー訂正処理部によりエラー訂正処理を行った後に書き込みを行う第1のモードとエラー訂正処理を行わずに書き込みを行う第2のモードとで処理が可能であり、
    ブロック内の非書き換えデータを消去済み領域に複写するとともに新たなデータを消去済み領域に書き込むことによって当該ブロック内の一部分のデータの書き換えを行うブロック書き換え処理を行う場合に、そのブロックに対する上記ブロック書き換え処理がn回(nは2以上の自然数。)発生したうちの、少なくともm回以上n回未満(mはnより小さい自然数。)については上記第1のモードで非書き換えデータを複写し、それ以外については上記第2のモードで非書き換えデータを複写すること
    を特徴とするデータ記憶装置。
  2. 上記不揮発性メモリのブロックは、実体データと当該実体データのエラー訂正コードを少なくとも含んだ冗長部とから構成された複数のページから構成され、
    上記ブロック内の少なくとも1つのページの冗長部には、連続して上記第2のモードでブロック書き換え処理をした回数が記録されており、
    上記制御部は、上記第1のモードで非書き換えデータを複写する場合であっても、冗長部に上記回数が記録されているページについては、その回数の更新を行うとともに第1のモードで複写すること
    を特徴とする請求項1記載のデータ記憶装置。
  3. 上記制御部は、冗長部に上記回数が記録されているページに記録されている当該回数を参照して、第1のモードで非書き換えデータを複写するか、上記第2のモードで非書き換えデータを複写するかを判断すること
    を特徴とする請求項2記載のデータ記憶装置。
  4. 冗長部に上記回数が記録されているページは、ブロック内の先頭のページであること
    を特徴とする請求項2記載のデータ記憶装置。
  5. 上記第2のモードは、制御部から上記不揮発性メモリに対して命令を与えることによって、当該不揮発性メモリ内で処理が行われること
    を特徴とする請求項1記載のデータ記憶装置。
  6. 上記不揮発性メモリは、NAND型のフラッシュメモリであること
    を特徴とする請求項1記載のデータ記憶装置。
  7. ブロック単位でデータの消去が行われ、当該ブロックよりも小さいデータ単位でデータの書き込み及び読み出しが行われ、データの消去後にのみデータの新たな書き込みが可能な不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法において、
    上記不揮発性メモリ上の記録済みデータを消去済み領域に複写する場合、エラー訂正処理を行った後に書き込みを行う第1のモードとエラー訂正処理を行わずに書き込みを行う第2のモードとの処理を選択的に行い、
    ブロック内の非書き換えデータを消去済み領域に複写するとともに新たなデータを消去済み領域に書き込むことによって当該ブロック内の一部分のデータの書き換えを行うブロック書き換え処理を行う場合には、そのブロックに対する上記ブロック書き換え処理がn回(nは2以上の自然数。)発生したうちの、少なくともm回以上n回未満(mはnより小さい自然数。)については上記第1のモードで非書き換えデータを複写し、それ以外については上記第2のモードで非書き換えデータを複写すること
    を特徴とする不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法。
  8. 上記不揮発性メモリのブロックは、実体データと当該実体データのエラー訂正コードを少なくとも含んだ冗長部とから構成された複数のページから構成され、
    上記ブロック内の少なくとも1つのページの冗長部には、連続して上記第2のモードでブロック書き換え処理をした回数が記録されており、
    上記第1のモードで非書き換えデータを複写する場合であっても、冗長部に上記回数が記録されているページについては、その回数の更新を行うとともに第1のモードで複写すること
    を特徴とする請求項7記載の不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法。
  9. 冗長部に上記回数が記録されているページに記録されている当該回数を参照して、第1のモードで非書き換えデータを複写するか、上記第2のモードで非書き換えデータを複写するかを判断すること
    を特徴とする請求項8記載の不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法。
  10. 冗長部に上記回数が記録されているページは、ブロック内の先頭のページであること
    を特徴とする請求項8記載の不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法。
  11. 上記第2のモードは、上記不揮発性メモリに対して命令を与えることによって、当該不揮発性メモリ内で処理が行われること
    を特徴とする請求項7記載の不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法。
  12. 上記不揮発性メモリは、NAND型のフラッシュメモリであること
    を特徴とする請求項1記載の不揮発性メモリに対するデータ書き込み方法。
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