JPH09280938A - 組合せ秤 - Google Patents

組合せ秤

Info

Publication number
JPH09280938A
JPH09280938A JP11547596A JP11547596A JPH09280938A JP H09280938 A JPH09280938 A JP H09280938A JP 11547596 A JP11547596 A JP 11547596A JP 11547596 A JP11547596 A JP 11547596A JP H09280938 A JPH09280938 A JP H09280938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
articles
combination
weighing
article holding
article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11547596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3617871B2 (ja
Inventor
Seiji Yamano
聖二 山野
Kenichi Nakagawa
健一 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scale Co Ltd filed Critical Yamato Scale Co Ltd
Priority to JP11547596A priority Critical patent/JP3617871B2/ja
Publication of JPH09280938A publication Critical patent/JPH09280938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3617871B2 publication Critical patent/JP3617871B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 付着性、又は粘着性を有する物品の組合せ計
量の計量精度及び計量速度を向上させること。 【解決手段】 物品が投入される複数のカップ20と、
カップ20に投入されている物品21の重量を計量する
計量器62−1〜62−4と、この計量器62により計
量して得られた各重量値を種々に組合わせてそれら組合
せのうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を
構成する物品21を選択する組合せ演算手段と、この組
合せ演算手段により選択された組を構成する物品21を
排出する排出位置88に物品21が投入されているカッ
プ20を4個以下ずつ搬送して排出する排出装置65
と、組合せ演算手段により選択された組を構成する物品
21が投入されているカップ20を排出装置65が4個
以下ずつ搬送する排出回数を各組ごとに算出しこの算出
した排出回数を出力する排出回数算出手段と、からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特にカット野
菜、漬物、筋子等のように付着性、又は粘着性を有する
被計量物品を物品保持手段に投入した状態で計量及び搬
送する組合せ秤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の組合せ秤は、図14の一部省略断
面図に示すように、円錐形状の分散テーブル1を備えて
おり、この分散テーブル1上に被計量物品2が供給され
ると、分散テーブル1の遠心力等により物品2を外周側
に移動させて分散させることができる。そして、分散テ
ーブル1の外周縁から送り出された物品2は、この分散
テーブル1の外周縁に沿って設けられている複数台の直
進フィーダ3に供給されて、これら直進フィーダ3によ
って漸次外側方向に搬送される。これら直進フィーダ3
の先端部から排出された物品2は、直進フィーダ3の先
端部下方に設けられている供給ホッパ4に投入され、供
給ホッパ4に投入された物品は各供給ホッパ4の下方位
置に設けられている計量ホッパ5に供給される。そし
て、計量ホッパ5に供給された物品2は、計量ホッパ5
を支持する重量検出器6により重量が計量され、重量が
計量された物品2は計量ホッパ5の内側のゲート7が開
放して、その下方に設けられているメモリーホッパ8に
供給される。計量ホッパ5が空になると、上記と同様に
して計量ホッパ5に物品が供給されてその物品の重量が
計量される。これら各計量ホッパ5に収容されている計
量済み物品の各計量値及び各メモリーホッパ8に収容さ
れている計量済み物品の各計量値は、組合せ演算されて
所定重量に等しいか若しくはそれに最も近い重量の組合
せが選択され、この選択された計量値と対応する物品が
計量ホッパ5、メモリーホッパ8から排出される。そし
て、これら排出された物品2は、分割シュート9及び集
合シュート10を通って集合ホッパ11に供給され、こ
の集合ホッパ11から包装機12に供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図14に示す従来の組
合せ秤では、計量精度にもよるが、一般に、計量ホッパ
5が少なくとも10〜14台必要とされている。その結
果、例えば、これら10〜14台の計量ホッパ5を10
〜14台の直進フィーダ3の先端部に沿って円周上に配
置すると、この円の直径D(図14参照)は比較的大き
な寸法となる。また、組合せに選択された物品を包装機
12に供給する為にはこれら選択された物品を包装機1
2上の1箇所に集合させる必要があるので、1台の集合
ホッパ11に供給している。従って、従来の組合せ秤で
は、図14に示すように、直径Dが比較的長くなるの
で、計量ホッパ5から集合ホッパ11までの経路13の
長さRも比較的長くなる。
【0004】しかし、この経路13の長さRが比較的長
くなると、物品が付着性、又は粘着性を有する場合、こ
の経路13を形成する分割シュート9及び集合シュート
10の内壁面に物品が付着する量が多くなり、これによ
って組合せ計量の計量精度の低下を招くという問題が起
こっている。
【0005】そして、図14に示す組合せ秤では、メモ
リーホッパ8を設けたことにより組合せに参加すること
ができる計量済み物品の個数を多くすることができ、こ
れにより、組合せ計量の計量精度を向上させることがで
きるようにしている。しかし、計量ホッパ5内の計量済
み物品2をメモリーホッパ8に供給する必要があるの
で、物品が付着性、又は粘着性を有する場合、物品が計
量ホッパ5やメモリーホッパ8内に付着する量が多くな
り、これによって組合せ計量の計量精度が低下するとい
う問題がある。従って、粘着性等を有する物品では、所
定の計量精度を維持する為にはメモリーホッパ8を設け
ることができない場合が起こる。
【0006】そこで、メモリーホッパ8を設けずに所定
の計量精度を維持させるには、計量ホッパ5の台数を増
加させることが考えられるが、計量ホッパ5の台数を増
加させると、図14に示す直径Dが大きくなって経路1
3の長さRが長くなるという問題が起こるので、計量ホ
ッパ5の台数を増加させることにも或る一定の限界があ
る。更に、計量ホッパ5の台数を増加させると装置の費
用が増加するし、装置の嵩も大きくなるという問題があ
る。
【0007】また、図14に示す組合せ秤では、或る計
量ホッパ5内に収容されている物品、又はその計量ホッ
パ5の下方に設けられているメモリーホッパ8内に収容
されている物品が組合せに選択された場合に、その計量
ホッパ5内の物品が排出されて空になるからこの空にな
った計量ホッパ5に新たに物品を供給してその物品の重
量を計量することができる。従って、計量ホッパ5内に
収容されている物品、又はその計量ホッパ5の下方に設
けられているメモリーホッパ8内に収容されている物品
が組合せに選択されず排出されない間は、その計量ホッ
パ5による計量が停止した状態であり、新たな物品の計
量を行うことができない。そして、このように計量が停
止している計量ホッパ5は、組合せ秤が運転中において
常時複数台存在しているので、複数台設けられている計
量ホッパ5全体の運転効率が低いという問題がある。
【0008】更に、図14に示す組合せ秤では、組合せ
に選択された物品が計量ホッパ5又はメモリーホッパ8
から排出されて、分割シュート9及び集合シュート10
の内壁面を伝って包装機12に供給されるので、付着性
又は粘着性を有する物品では、この経路13を移動する
時間が長く掛かり、これによって、計量された物品が包
装機12によって包装されるまでの時間が長く掛かると
いう問題がある。
【0009】本発明は、付着性、又は粘着性を有する物
品の組合せ計量の計量精度及び計量速度を向上させるこ
とができる組合せ秤を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、物品が投
入される複数の物品保持手段と、当該物品保持手段と当
該物品保持手段に投入されている物品の合計重量、又は
物品が上記物品保持手段に投入された状態で当該物品の
重量、を計量する計量手段と、この計量手段により計量
して得られた各重量値を種々に組合わせてそれら組合せ
のうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構
成する物品を選択する組合せ演算手段と、この組合せ演
算手段により選択された組を構成する物品を排出する排
出位置に当該物品が投入されている上記物品保持手段を
所定個数以下ずつ搬送する搬送手段と、を具備する組合
せ秤において、上記組合せ演算手段により選択された上
記組を構成する物品が投入されている上記物品保持手段
を上記搬送手段が上記所定個数以下ずつ搬送する排出回
数を上記各組ごとに算出し、この算出した排出回数を出
力する排出回数算出手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0011】第2の発明は、物品が投入される複数の物
品保持手段と、当該物品保持手段と当該物品保持手段に
投入されている物品の合計重量、又は物品が上記物品保
持手段に投入された状態で当該物品の重量、を計量する
計量手段と、この計量手段により計量された物品が投入
されている複数の上記物品保持手段を溜めておく滞留手
段と、上記計量手段により計量して得られた各重量値の
うち上記滞留手段上に滞留する物品と対応する各重量値
を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予
め定めた所定重量範囲内の組を構成する物品を選択する
組合せ演算手段と、この組合せ演算手段により選択され
た組を構成する物品が投入されている上記物品保持手段
を上記滞留手段から取り出す取り出し手段と、この取り
出し手段により取り出された上記物品保持手段を物品が
排出される排出位置に搬送する搬送手段と、を具備する
組合せ秤において、上記計量手段により計量された物品
が投入された状態で上記物品保持手段を待機させておき
この待機させている上記物品保持手段を所定のタイミン
グで上記滞留手段に搬送する待機手段を設け、上記滞留
手段上に滞留する物品と対応する各重量値の組合せのう
ち合計重量値が上記所定重量範囲内の組が存在していな
いときに、上記組合せ演算手段が上記滞留手段及び上記
待機手段上に滞留する物品と対応する各重量値に基づい
て上記組合せ演算を行い、この組合せに選択された組を
構成する物品が投入されている上記物品保持手段を上記
取り出し手段が取り出すことを特徴とするものである。
【0012】第3の発明は、物品が投入される複数の物
品保持手段と、当該物品保持手段と当該物品保持手段に
投入されている物品の合計重量、又は物品が上記物品保
持手段に投入された状態で当該物品の重量、を計量する
計量手段と、この計量手段により計量された物品が投入
されている複数の上記物品保持手段を溜めておく滞留手
段と、上記計量手段により計量して得られた各重量値の
うち上記滞留手段上に滞留する物品と対応する各重量値
を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予
め定めた所定重量範囲内の組を構成する物品を選択する
組合せ演算手段と、この組合せ演算手段により選択され
た組を構成する物品が投入されている上記物品保持手段
を上記滞留手段から取り出す取り出し手段と、この取り
出し手段により取り出された上記物品保持手段を物品が
排出される排出位置に搬送する搬送手段と、を具備する
組合せ秤において、上記滞留手段上に滞留する物品と対
応する各重量値の組合せのうち合計重量値が上記所定重
量範囲内の組が存在していないときに、上記組合せ演算
手段が上記滞留手段及び上記計量手段上の計量済み物品
と対応する各重量値に基づいて上記組合せ演算を行い、
この組合せに選択された組を構成する物品が投入されて
いる上記物品保持手段を上記取り出し手段が取り出すこ
とを特徴とするものである。
【0013】第4の発明は、物品が投入される複数の物
品保持手段と、当該物品保持手段と当該物品保持手段に
投入されている物品の合計重量、又は物品が上記物品保
持手段に投入された状態で当該物品の重量、を計量する
計量手段と、この計量手段により計量された物品が投入
されている複数の上記物品保持手段を溜めておく滞留手
段と、上記計量手段により計量して得られた各重量値の
うち上記滞留手段上に滞留する物品と対応する各重量値
を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予
め定めた所定重量範囲内の組を構成する物品を選択する
組合せ演算手段と、この組合せ演算手段により選択され
た組を構成する物品が投入されている上記物品保持手段
を上記滞留手段から取り出す取り出し手段と、この取り
出し手段により取り出された上記物品保持手段を物品が
排出される排出位置に搬送する搬送手段と、を具備する
組合せ秤において、上記滞留手段上の各計量済み物品と
対応する各重量値の組合せのうち合計重量値が上記所定
重量範囲内の組が存在していないときに、上記組合せ演
算手段が上記計量手段上の計量済み物品を含む上記取り
出し手段により取り出し可能な組合せを選択し、その選
択された組の合計重量値と上記所定重量範囲内に設定さ
れている目標重量値との差を表示する表示手段を設けた
ことを特徴とするものである。
【0014】第1乃至第4の各発明によると、物品保持
手段内に物品が投入され、物品保持手段に物品が投入さ
れた状態で、物品保持手段とこの物品保持手段に投入さ
れている物品の合計重量、又は物品の重量を計量手段が
計量する。つまり、投入された物品の実質的な重量を計
量する。そして、計量して得られたこれら各重量値を種
々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定
めた所定重量範囲内の組を構成する物品を組合せ演算手
段が選択し、この選択された物品をその物品保持手段に
投入された状態で所定の排出位置に搬送する。
【0015】更に、計量手段により計量された計量済み
物品を収容する物品保持手段は、計量が終了するたびに
この計量手段から順次送り出されるので、計量手段は、
被計量物品の重量を順次中断することなく計量すること
ができる。
【0016】次に、第1の発明の排出回数算出手段の作
用を説明する。搬送手段は、組合せに選択された物品を
収容する物品保持手段を所定個数以下ずつ排出位置に搬
送することができるので、組合せに選択された物品を収
容する物品保持手段の個数が所定個数以下の場合は、搬
送手段が所定個数以下の物品保持手段を1回搬送するた
びにそれら物品保持手段に収容されている物品を1つに
まとめることにより組合せ計量を行うことができる。
【0017】しかし、組合せに選択された組を構成する
物品(重量値)の個数が所定個数を越える場合は、これ
らの物品を収容する物品保持手段を搬送手段により1回
で排出位置に搬送することができないので組合せ計量が
中断することになる。そこで、排出回数算出手段を設
け、この排出回数算出手段が、組合せ演算手段により選
択された組を構成する物品が投入されている物品保持手
段を搬送手段が所定個数以下ずつ搬送する排出回数を各
組ごとに算出して出力し、その出力された排出回数に基
づいてその複数回に分けて排出された物品を1つにまと
めて組合せ計量を行う。
【0018】第2の発明によると、取り出し手段は、滞
留手段上の各物品保持手段を取り出すことができるの
で、まず、滞留手段上の物品の重量に基づいて組合せ演
算手段が組合せ演算を行うが、合計重量値が所定重量範
囲内の組合せが存在しない場合は、滞留手段及び待機手
段上に滞留する物品の各重量値に基づいて組合せ演算を
行う。そして、待機手段上の物品が組合せに選択された
組を構成する物品に含まれている場合は、その待機手段
上の選択された物品が投入されている物品保持手段を所
定のタイミングで滞留手段に搬送し、その物品保持手段
を取り出し手段が取り出し、搬送手段が、組合せに選択
された組を構成する物品が投入されている各物品保持手
段を排出位置に搬送することができる。
【0019】第3の発明によると、取り出し手段は、滞
留手段上の各物品保持手段を取り出すことができるの
で、まず、滞留手段上の物品の重量に基づいて組合せ演
算手段が組合せ演算を行うが、合計重量値が所定重量範
囲内の組合せが存在しない場合は、滞留手段及び計量手
段上の計量済み物品の各重量値に基づいて組合せ演算を
行う。そして、計量手段上の物品が組合せに選択された
組を構成する物品に含まれている場合は、その計量手段
上の選択された物品が投入されている物品保持手段を滞
留手段に搬送し、その物品保持手段を取り出し手段が取
り出し、搬送手段が、組合せに選択された組を構成する
物品が投入されている各物品保持手段を排出位置に搬送
することができる。
【0020】第4の発明によると、まず、滞留手段上の
計量済み物品の各重量値に基づいて組合せ演算手段が組
合せ演算を行うが、合計重量値が所定重量範囲内の組合
せが存在しない場合は、組合せ演算手段が、計量手段上
の計量済み物品を含む組合せを選択し、その選択された
組の合計重量値と目標重量値との差を表示手段が表示す
る。ここで作業者が、この表示手段に表示されている重
量分の物品をその計量手段上の対応する物品保持手段に
追加投入し、又は取り出すことによりその組合せに選択
された物品の合計重量値を所定重量範囲内にすることが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を各図を参照
して説明する。この実施形態の組合せ秤は、図1の平面
図に示すように、作業者が底を有する短円筒形の空のカ
ップ20に物品21を投入するための投入ステージ61
と、4台の計量器62(62−1、62−2、62−
3、62−4)と、滞留コンベア63と、搬送コンベア
64と、排出装置65と、移送コンベア66と、を備え
ている。そして、これら投入ステージ61、4台の計量
器62(62−1、62−2、62−3、62−4)、
・・・・等は、多数個のカップ(物品保持手段)20を
図1に各矢印で示すようにこの組合せ秤上を時計方向に
搬送することができる構成である。この組合せ秤による
と、これらカップ20が投入ステージ61上を通過する
際に、例えばカット野菜、漬物、筋子等のように付着
性、又は粘着性を有する被計量物品21を各カップ20
に作業者が手で投入(充填)してこれら各物品21の重
量を計量器62が計量し、組合せ演算手段がこれら計量
済み物品21の内から合計重量が所定重量範囲内の重量
値(物品21)の組合せを選択し、組合せに選択された
各物品21を収容するカップ20を排出装置65に搬送
する。そして、この排出装置65が組合せに選択された
各物品21を収容するカップ20を所定の排出位置88
に搬送し、この排出位置88で各カップ20を反転させ
て各カップ20から物品を排出することにより合計重量
が所定重量範囲内の物品の組合せ計量を行う。この排出
された物品は、包装機89に投入されて包装される。そ
して、空になったカップ20は、送り出しコンベア92
により送り出されてカップ反転装置96を通り、このカ
ップ反転装置96により反転して開口部を上側に向けた
状態となって移送コンベア66上に移動する。次に、空
カップ20は、この移送コンベア66に搬送されて投入
ステージ61上に移動し、作業者は、上記と同様にして
各空カップ20に新たに物品21を投入して上記計量を
繰り返して行う。なお、各カップ20は、同一重量とな
るように形成してある。
【0022】投入ステージ61は、図1に示すように、
カップ20を進行方向に3個並べて1列としたものを4
列保持することができる固定台(簀の子状の受け台)6
7を備えている。この固定台67は、図3及び図6に示
すように、平面形状が略矩形であり、10本の棒状体2
2を有している。これら10本の棒状体22は、カップ
20の進行方向97に対して直角をなす方向に向けて互
いに所定の間隔を隔てて設けてある。そして、各棒状体
22は、5本のガイド24と4本の桟23によって連結
してある。ガイド24は、カップ20が隣の列、又は投
入ステージ61の外側にはみ出ないようにするものであ
り、進行方向97に平行し、互いにカップ20の直径よ
りも少し広い間隔を隔てて設けてある。各桟23は、図
6に示すように、上縁が各棒状体22の上縁よりも下方
に位置するように配置してある。このように、固定台6
7が投入ステージ61を形成している。図3は、投入ス
テージ61等の拡大平面図、図5は投入ステージ61等
の拡大側面図、図6は投入ステージ61をカップ20の
進行方向に向かって見たA−A拡大断面図である。
【0023】また、図6に示すように、固定台67の下
側に受け皿28を着脱自在に取り付けてある。この取り
付けた状態で固定台67上からこぼれ落ちた物品21を
受け皿28で受け止めることができる。
【0024】投入ステージ61の入口には、図1、図3
及び図5に示すように、移送コンベア66の終端部69
が接続している。この終端部69に空のカップ20が4
個溜まり、かつ、この組合せ秤に設けられている中央演
算処理装置(CPU)(図示せず)から所定の供給信号
が出力されると、この終端部69の近傍位置に設けてあ
るエアーシリンダで構成した空カップ用プッシャー70
が伸長動作し、この空カップ用プッシャー70の先端に
設けたパッド71が終端部69上の4個の空カップ20
を投入ステージ61上の入口に送り出すことができる。
このようにして投入ステージ61上に送り出された4個
のカップ20は、夫々の前方のカップ20を前方に押し
進め、これによって、投入ステージ61上の最前列の4
個のカップ20を夫々と対応する4台の各計量器62−
1、62−2、62−3、62−4上に移動させること
ができ、更に、4台の計量器62−1、62−2、62
−3、62−4上の4個のカップ20を滞留コンベア6
3上に移動させることができる。しかる後に、空カップ
用プッシャー70が短縮動作して移送コンベア66上の
後続の4個のカップ20を終端部69に溜めておくこと
ができる。なお、この終端部69の入口にはストッパ7
2を設けてある。このストッパ72は、エアーシリンダ
であり、移送コンベア66の終端部69に4個のカップ
20が溜まった時に閉動作(図1に示す伸長状態とな
る。)して、後続のカップ20がこの終端部69に進入
してこないように止めておくことができ、終端部69の
カップ20が投入ステージ61に押し出されて空カップ
用プッシャー70が短縮動作した時に開動作(図3に示
す短縮状態となる。)してカップ20を終端部69に通
す役目を果たす。
【0025】図1に示す118は、被計量物品21を溜
めておくための溜容器である。この溜容器118は、例
えばステンレス製であり、空カップ用プッシャー70及
び移送コンベア66の終端部69の上方位置にこの組合
せ秤の本体76に着脱可能に設けてある。
【0026】また、図3に示す35は、投入テーブルで
ある。投入テーブル35は、12個の同じ大きさの円形
の物品投入口36を有しており、作業者がこれら各物品
投入口36に物品21を投入することにより固定台67
上で停止する12個の各カップ20に物品21を投入す
ることができる。この投入テーブル35は、透明のプラ
スチック板であり、組合せ秤の本体76上に取り外し自
在に載置してある。そして、図3及び図6に示すよう
に、投入テーブル35が本体76上に載置された状態
で、空カップ用プッシャー70により固定台67上を移
動と停止を繰り返して搬送される合計12個のカップ2
0の停止する各位置の上方に12個の物品投入口36が
位置するように投入テーブル35の位置を決めてある。
なお、各物品投入口36は、カップ20の上側開口部よ
りも少し小さい大きさである。そして、投入テーブル3
5を透明としたことにより、作業者が物品21をカップ
20に手投入する際に、カップ20が停止していること
を確認して物品21を投入することができる。
【0027】図3に示す41は、カバーである。このカ
バー41は、4台の計量器62−1、62−2、62−
3、62−4の各載台25上に移動してきている4個の
カップ20の上方に配置してある。このカバー41は、
3つの蝶番42を介して開閉自在に本体76に設けてあ
り、カバー41が閉状態では、図3に示すようにこの4
台の計量器62−1、62−2、62−3、62−4上
の4個の各カップ20の上側開口部を覆っており、カバ
ー41が開状態では、図4に示すようにこれら4個の各
カップ20の上側開口部が開放された状態となる。
【0028】そして、カバー41と計量器62上の4個
のカップ20の間には、図4の開状態に示すように、投
入テーブル43を設けてある。投入テーブル43は、4
個の同じ大きさの円形の開口部44を有しており、カバ
ー41を開いた状態で作業者がこれら各開口部44から
物品21を4個の各カップ20に追加投入することがで
きるし、各カップ20から物品21の一部を取り出すこ
ともできる。
【0029】また、図3及び図4に示すように、本体7
6には、再計量スイッチ45を設けてある。この再計量
スイッチ45は、計量器62による計量を開始、又は停
止させることができるものであり、この計量器62によ
る計量が開始、又は停止すると、この組合せ秤が起動、
又は停止する。即ち、カバー41が図3に示す閉状態で
この再計量スイッチ45がONの状態となり、再計量ス
イッチ45がONの状態で設定表示部87の起動停止ス
イッチをONにすると、この組合せ秤が起動する。従っ
て、カバー41が図4に示す開状態でこの再計量スイッ
チ45がOFFの状態となり、このOFFの状態で設定
表示部87の起動停止スイッチをONにしても、組合せ
秤は起動しない。
【0030】また、図3及び図5に示す投入ステージ6
1の後段のカバー41の下方には、4台の計量器62−
1、62−2、62−3、62−4を設けてある。各計
量器62は、ロードセル等の重量検出器を有しており、
各ロードセルに設けられている載台25上に、投入ステ
ージ61から物品21の投入されたカップ20が送られ
てくると、そのカップ20及びカップ20に投入されて
いる物品21の合計重量を計量することができる。そし
て、この組合せ秤に設けられている中央演算処理装置が
この合計重量値から既知であるカップ20(各カップ2
0は同一の重量である)の重量値を減算して各々の物品
21の重量を演算して得ることができる。
【0031】そして、計量された4個のカップ20は、
後段の滞留コンベア63上のカップ20の数が8個以下
になった時に滞留コンベア63に搬送される。これは、
滞留コンベア63が12個(ただし、図1に示すよう
に、カップ20を溜めるための多少の余裕を設けてあ
る。)のカップ20を滞留させることができる長さであ
り、計量済みの4個のカップ20を受け入れるために
は、滞留コンベア63上のカップ20の数が8個(=1
2−4)以下であることが必要だからである。勿論、計
量器62を4台設けたが、4台以外の台数Aとしてもよ
い。その際、投入ステージ61のカップ20を整列する
列数は、計量器62の台数Aに合わせる。そして、この
場合は、計量済み物品の投入されているカップ20は、
後段の滞留コンベア63上のカップ20の数が(12−
A)個以下になった時に滞留コンベア63に搬送する。
【0032】更に、中央演算処理装置には、記憶部、タ
イマ、設定表示部87が接続している。記憶部には、プ
ログラムの内容を書き込んであるPROMと、計量信号
等が書き込まれ、この書き込んだ記憶内容を自由に書き
替えることができるRAMとを備えている。タイマは、
中央演算処理装置の動作における時間制御を行うための
ものである。設定表示部87は、入力部と表示器を備え
ている。入力部は、運転に必要な各種定数を設定した
り、運転の起動、停止を指令することができるものであ
る。表示器は、例えば計量器62により計量して得られ
た物品21の重量、所定の演算結果に基づいて対応する
カップ20に適量の物品21を追加投入し又は取り出し
をすべき等のメッセージ、及びその対応するカップ20
を示すマーク等の表示をするものである。
【0033】滞留コンベア63は、図1に示すように、
基端部が4台の計量器62の側方に配置されている直線
コンベアであり、各計量器62から排出されたカップ2
0を受け取って同図の左方向に搬送することができる。
そして、左側先端部にはストッパ73を設けてあり、こ
のストッパ73によりカップ20を係止することができ
る。この滞留コンベア63は、図7の断面図に示すよう
に、環状の2つのプラスチックチェーン(トップチェー
ン)74、74を備えており、各プラスチックチェーン
74、74の夫々の両端がスプロケット(図7には先端
部に設けられているスプロケット75、75を示す。)
75、75に掛けられている。このスプロケット75
は、モータ(図示せず)の回転軸と連結しており、モー
タが回転することにより2つのプラスチックチェーン7
4、74が所定方向に駆動される。図には示さないが、
プラスチックチェーン74、74のカップ20と接触す
る搬送面82は、摩擦抵抗の小さいプラスチック板によ
って形成してある。
【0034】図7に示す組合せ秤の本体76は、架台7
7(図1参照)に固定されており、この本体76の上面
に断面形状がコ字状の案内枠78を設けてある。この案
内枠78の上面83は、図7に示すように、プラスチッ
クチェーン74の搬送面82よりも下側に位置してお
り、この案内枠78の両側面には、プラスチックチェー
ン74を保持する保持枠79、80を設けてある。この
2つの保持枠79、80のうち、図7に示す案内枠78
の左側面に設けてある保持枠79の上側屈曲部98の上
面81は、プラスチックチェーン74の搬送面82より
も約3mm上側に位置するように形成してある。
【0035】この保持枠79の上面81とプラスチック
チェーン74の搬送面82の段差H(=約3mm)によ
り、図7に示す滞留コンベア63上のカップ20が搬送
コンベア64側にはみ出ないように規制することができ
る。つまり、この保持枠79の上側屈曲部98は、図1
に示すように、カップ20が滞留コンベア63上で1列
に整列している時には、カップ20が搬送コンベア64
側にはみ出ないように規制することができ、プッシャー
84が伸長動作した時には、カップ20が起立状態でこ
の保持枠79の上面81を乗り越えて搬送コンベア64
上に移動することができるものである。
【0036】そして、図7に示す滞留コンベア63の右
側には第1〜第10のプッシャー84−1〜84−10
を設けてあり、各プッシャーのピストンロッドの先端に
設けたパッド85−1〜85−10によって、滞留コン
ベア63上のカップ20がプッシャー84側にはみ出な
いように規制することができる。つまり、滞留コンベア
63は、モータにより常時回転駆動しており、滞留コン
ベア63上の各カップ20はストッパ73側に搬送され
て先頭のカップ20がストッパ73に当接すると後続の
カップ20は順次互いに接触した押せ押せの状態で1列
に並び、各カップ20はその位置で停止することとな
る。ただし、滞留コンベア63は、常時搬送駆動されて
いるので、この滞留コンベア63上に1列に並んでいる
カップ20は進行方向に向かって左側又は右側にはみ出
ようとするが、上記段差H及びパッド85−1〜85−
10によってカップ20が滞留コンベア63の外側には
み出ないように規制することができる。なお、図1に示
すように、第10のプッシャー84−10の後方にもガ
イド112を設けてあり、カップ20のはみ出しを防止
している。
【0037】第1〜第10の各プッシャー84−1〜8
4−10は、滞留コンベア63上の所望のカップ20を
搬送コンベア64側に取り出すための取り出し手段であ
り、これら第1〜第10の各プッシャー84−1〜84
−10が請求項2、3に記載の取り出し手段である。第
1〜第10の各プッシャー84−1〜84−10は、図
1に示すように、エアーシリンダから成っており、各プ
ッシャーは、カップ20の直径と同一の長さの間隔をお
いて夫々配置してある。即ち、12個のカップ20が滞
留コンベア63上で1列に並んだ状態で先頭から10個
までの各カップ20と対応して第1〜第10の各プッシ
ャー84−1〜84−10を設けてある。各プッシャー
84−1〜84−10に設けてあるパッド85−1〜8
5−10は、平面形状がL字状である。パッド85の形
状をL字状としたのは、図2に示すように、例えば第
2、第5、第8、及び第10のプッシャー84−2、8
4−5、84−8、84−10が伸長動作した状態で、
各プッシャー84−2、84−5、84−8、84−1
0により取り出した各カップ20の後続のカップ20を
対応するパッドの係止板86により係止するためであ
る。これにより、伸長状態の各プッシャー84−2、8
4−5、84−8、84−10が短縮状態になるとき、
各パッド85−2、85−5、85−8、85−10が
後続のカップ20をそれら各係止位置で停止させた状態
でスムースに後退して図1に示す短縮状態に戻ることが
できる。
【0038】図1に示すように、滞留コンベア63の側
方には搬送コンベア64を設けてある。搬送コンベア6
4は、図7に示すように、滞留コンベア63と同等のプ
ラスチックチェーンコンベアである。この搬送コンベア
64の左側面にはガイド90を設けてあり、このガイド
90は、滞留コンベア63から搬送コンベア64に押し
出されたカップ20が搬送コンベア64から落下しない
ようにするためのものである。そして、搬送コンベア6
4の搬送面は滞留コンベア63の搬送面82と略同一の
高さに配置してあり、従って、搬送コンベア64の搬送
面は、保持枠79の上側屈曲部98の上面81よりも約
3mm(=H)低くなっている。搬送コンベア64の後
端部は、排出装置65と接続している。また、図1に示
すように、搬送コンベア64の排出装置65の入口部に
は、ストッパ72と同等のストッパシリンダ113を設
けてある。このストッパシリンダ113は、伸長状態と
短縮状態とに所定のタイミングで切り替わることによ
り、組合せに選択されたカップ20を4個以下ずつ順次
排出装置65に送り込むことができる。そして、ストッ
パシリンダ113が伸長状態となって選択されたカップ
20を搬送コンベア64上で停止させた状態では、これ
らカップ20が保持枠79の上側屈曲部98とガイド9
0とによって搬送コンベア64上からはみ出ないように
両側から規制されており、従って、これらカップ20は
搬送コンベア64上で1列に整列して停止することがで
きる。
【0039】次に、排出装置65の説明をする。排出装
置65は、図1及び図8に示すように、傾斜コンベア9
1と送り出しコンベア92とを備えている。送り出しコ
ンベア92は、滞留コンベア63と同等のプラスチック
チェーンコンベアである。傾斜コンベア91は、搬送面
に4列に配置された多数のカップ保持部14を設けてな
るチェーンコンベアである(図9に示すように横1列に
4個のカップ保持部14が並ぶ。)。この傾斜コンベア
91が、搬送コンベア64と接続しており、組合せに選
択された物品を収容するカップ20を1個ずつ4個の各
カップ保持部14に受け入れることができる。これらカ
ップ保持部14に受け入れたカップ20は、横1列に4
個並んだ状態で順次斜め上方に向かって搬送され、上昇
端で反転して4個の各カップ保持部14から外れて位置
決め筒部15内に落下して所定の排出位置88で停止す
る。この排出位置88では、カップ20が反転している
こととカップ20の落下による衝撃とにより内側に収容
されている物品21がカップ20から排出され、カップ
受板93の下部に設けたじょうご状部16及び投入口9
4を通って包装機89に投入される。そして、空になっ
た4個のカップ20は、エアーシリンダ17に駆動され
る位置決め筒部15よって送り出しコンベア92側(図
1の矢印95の方向)に搬送される。4個の空のカップ
20は、カップ受板93に設けた排出口(図示せず)及
びシュート18を通って送り出しコンベア92上に搬送
され、この送り出しコンベア92によって搬送され、そ
して、カップ反転装置96により180°反転されて、
カップ20の口を上側に向けた状態で移送コンベア66
に送り出される。そして、移送コンベア66は、空のカ
ップ20をこの移送コンベア66の終端部69に移送
し、この終端部69に空のカップ20が4個溜まり、上
述したように、中央演算処理装置から所定の供給信号が
出力されると、空カップ用プッシャー70が伸長動作
し、この空カップ用プッシャー70の先端に設けたパッ
ド71が終端部69上の4個の空カップ20を投入ステ
ージ61上の入口部に送り出すことができる。このよう
にして、カップ20は循環して物品の組合せ計量を順次
連続して行うことができる。
【0040】次に、上記組合せ秤に設けられている組合
せ演算手段及び排出回数算出手段について説明する。組
合せ演算手段は、中央演算処理装置(CPU)により構
成されている演算制御部(図示せず)と、この演算制御
部と接続する記憶部(図示せず)に記憶されている所定
のプログラムと、により構成されている。そして、この
組合せ演算手段は、第1乃至第4の組合せ演算手段から
成っている。第1の組合せ演算手段は、図10に示すス
テップ200と対応しており、各計量器62−1、62
−2、62−3、62−4により計量されて滞留コンベ
ア63上に1列に並ぶカップ20のうち先頭の1番目か
ら10番目までに整列する各カップ20に収容されてい
る物品21の各重量値を種々に組合わせて、それら組合
せのうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内であっ
て、予め定めた条件を満足する組、例えば目標重量値W
A に等しいか若しくは最も近い組を構成する重量値を選
択する演算を行う手段である。この第1の組合せ演算手
段によると、プッシャー84−1〜84−10前に並ぶ
各カップ20に収容されている物品21のうちから所定
の組合せを選択するので、この選択された物品21を収
容するカップ20をその整列する位置からプッシャー8
4により搬送コンベア64に直接送り出すことができ、
これによって、これら選択された物品21を収容するカ
ップ20を短時間で搬送コンベア64上に送り出すこと
ができる。その結果、組合せ計量を高速で処理すること
ができる。
【0041】第2の組合せ演算手段は、図10に示すス
テップ208と対応しており、各計量器62−1、62
−2、62−3、62−4により計量されて滞留コンベ
ア63上に1列に並ぶ先頭の1番目から10番目までの
各カップ20とその後続の1又は2個のカップ20に収
容されている物品21の各重量値を種々に組合わせて、
それら組合せのうち合計重量値が予め定めた所定重量範
囲内であって、例えば目標重量値WA に等しいか若しく
は最も近い組を構成する重量値を選択する演算を行う手
段である。この第2の組合せ演算手段によると、第1の
組合せ演算手段がプッシャー84−1〜84−10前に
並ぶ各カップ20に収容されている物品21では合計重
量値が所定重量範囲内の組合せが存在していないとき
に、この第2の組合せ演算手段がプッシャー84−1〜
84−10前に並ぶ各カップ20に加えて滞留コンベア
63上に整列するその後続の1又は2個のカップ20に
夫々収容されている物品21のうちから合計重量値が所
定重量範囲内の組合せを選択するので、合計重量値が所
定重量範囲内である組合せが存在する確率を第1の組合
せ演算手段による第1の組合せ演算の場合と比較してそ
の加えた分だけ高めることができ、これによって、組合
せができない為に組合せ秤が停止する可能性を低くする
ことができる。その結果、組合せ秤の処理能力の向上を
図ることができる。
【0042】なお、図1に示す滞留コンベア63の搬送
面のうち、先頭から10番目までのカップ20が載置さ
れている区間が請求項2に記載の滞留手段の機能を果た
し、先頭から11番目のカップが載置されている位置か
ら後方の計量器62の側方に伸延する区間が待機手段の
機能を果たす。図1の状態では、この待機手段には11
番目と12番目のカップ20が停止している。
【0043】第3の組合せ演算手段は、図10に示すス
テップ214と対応しており、各計量器62−1、62
−2、62−3、62−4により計量されて滞留コンベ
ア63上に並ぶ先頭の1番目から12番目までに整列す
る各カップ20に加えて図1に示すNo.1の計量器6
2−1上のカップ20に収容されている計量済み物品2
1の各重量値を種々に組合わせて、それら組合せのうち
合計重量値が所定重量範囲内であって、目標重量値WA
に等しいか若しくは最も近い組を構成する重量値を選択
する演算を行う手段である。この第3の組合せ演算手段
によると、第1及び第2の各組合せ演算手段による第1
及び第2の各組合せ演算では合計重量値が所定重量範囲
内の組合せが存在していないときに、この第3の組合せ
演算手段が滞留コンベア63上に整列するカップ20に
加えてNo.1の計量器62−1上のカップ20に収容
されている計量済み物品21の重量値を組合せに参加さ
せるので、合計重量値が所定重量範囲内の組合せが存在
する確率を第1及び第2の各組合せ演算手段による第1
及び第2の各組合せ演算の場合と比較してその加えた分
だけ高めることができる。これによって、組合せができ
ない為に組合せ秤が停止する可能性を更に低くすること
ができ、その結果、組合せ秤の処理能力を更に向上させ
ることができる。
【0044】第4の組合せ演算手段は、図12に示すス
テップ400と対応しており、各計量器62−1、62
−2、62−3、62−4により計量されて滞留コンベ
ア63上に並ぶ1番目から10番目までに整列する各カ
ップ20に加えて図1に示すNo.1の計量器62−1
上のカップ20に収容されている計量済み物品21の各
重量値を種々に組合わせて、それら組合せのうち合計重
量値が目標重量値WA以下であって、目標重量値WA
最も近い組を構成する重量値を選択する演算を行う手段
である。ただし、その組を構成する重量値の個数を例え
ば4個(4個以外の他の個数としてもよい。)とし、そ
のうちの1つの重量値がNo.1の計量器62−1上の
カップ20に収容されている物品21の重量値とし、他
の重量値をプッシャー84−1〜84−10前に並ぶ各
カップ20に収容されている物品21の重量値とする。
【0045】この第4の組合せ演算手段は、第1乃至第
3の各組合せ演算手段による第1乃至第3の各組合せ演
算では合計重量値が所定重量範囲内の組合せが存在しな
いときに、この第4の組合せ演算手段がNo.1の計量
器62−1上のカップ20に収容されている計量済み物
品21を含む4個の物品(重量値)21からなる組合せ
を選択するが、この選択した組の物品の合計重量値WB
は所定重量範囲外であり、この選択した組の物品の合計
重量値を所定重量範囲内に調整するために次の処理を行
う。
【0046】即ち、選択された4個の物品21の合計重
量値WB を演算制御部が演算し、次に、目標重量値WA
から合計重量値WB を減算して不足重量WC を演算す
る。この不足重量WC は、設定表示部87の表示器に表
示される。この際、4台の計量器62−1〜62−4上
の各カップ20は、滞留コンベア63側に送り出されず
に各載台26上に停止している。ここで、作業者は、カ
バー41を開いて(再計量スイッチ45がOFF状態と
なる。)表示器に表示されている不足重量WC 分の物品
21をNo.1の計量器62−1上のカップ20内に追
加投入することによってこの第4の組合せ演算手段によ
って選択された組の物品の合計重量値を目標重量値WA
と等しいか若しくはそれ以上であって所定重量範囲内の
重量に調整することができる。次に、作業者がカバー4
1を閉じることによって(再計量スイッチ45がON状
態となる。)組合せ秤の稼働を再開させることができ、
これら選択された物品21を収容する4個のカップ20
を順次搬送コンベア64側に搬送することができる。こ
のようにして、合計重量値が所定重量範囲内の物品の組
合せ存在しない場合に、合計重量値が所定重量範囲内の
物品の組合せを新たに作り出して搬送コンベア64に搬
送することができるので、短時間の組合せ秤の停止の後
に次の組合せ演算を行わせることができる。ただし、第
4の組合せ演算手段は、種々の組合せのうち合計重量値
が目標重量値WA 以下であって、目標重量値WA に最も
近い組を構成する重量値を選択したが、合計重量値が目
標重量値WA 以上であって、目標重量値WA に最も近い
組を構成する重量値を選択するようにしてもよい。表示
器には過量重量が表示され、作業者は、その過量重量分
の物品21をNo.1の計量器62−1上のカップ20
から取り除けばよい。上記設定表示部87の表示器が請
求項4に記載の表示手段である。
【0047】排出回数算出手段は、図11に示すステッ
プ300と対応しており、組合せ演算手段が組合せを選
択した時に、その選択した組を構成する物品21を収容
する1又は2個以上のカップ20を搬送コンベア64が
排出装置65に搬送する回数NH を選択した各組ごとに
演算して包装機89に出力する手段である。包装機89
は、その出力された排出回数NH に基づいてその組を構
成する物品21を1つの包装用袋に包装することができ
る。
【0048】次に、この組合せ秤の動作、上記第1乃至
第4の各組合せ演算手段、及び排出回数算出手段の作用
を図10乃至図12に示すフローチャート及び図1等を
参照して説明する。まず、図1に示す投入ステージ61
上のカップ20は、固定台67上を移動と停止を繰り返
して4列で矢印97の方向に搬送され、作業者が透明の
投入テーブル35を通して各カップ20が停止している
ことを確認した上で物品21を各物品投入口36に投入
する(図3参照)。そして、物品21が投入された各カ
ップ20を、4台の計量器62上に搬送して、予め設定
してある所定の安定時間経過後に各カップ20に投入さ
れている夫々の物品21の重量を計量する。ただし、図
3に示す計量器62−1〜62−4の上方に設けてある
カバー41は、計量器62上の4個のカップ20を覆う
閉位置にあるので、作業者が計量器62上のカップ20
に物品21を投入することを防止しており、これによっ
て4個の各カップ20に投入されている物品21の重量
を計量器62によって正確に計量することができる。
【0049】次に、図10に示すように、第1の組合せ
演算手段が、各計量器62−1、62−2、62−3、
62−4により計量されて滞留コンベア63上に1列に
並ぶカップ20のうち先頭の1番目から10番目までの
各カップ20に収容されている物品21の各重量値を種
々に組合わせて、それら組合せのうち合計重量値が予め
定めた所定重量範囲内であって、目標重量値WA に等し
いか若しくは最も近い組を構成する重量値を選択する演
算を行う(S200)。
【0050】次に、合計重量値が所定重量範囲内の組合
せであって組を構成する重量値の数、即ち、重量値と対
応する物品21を収容するカップ20の個数が4個以下
の組合せを選択することができたか否かを判定し(S2
02)、組合せを選択することができ、YESと判定し
た場合は、包装機89に1回の排出である旨の排出回数
信号を出力して排出装置65により1回で排出された1
つの組を構成する物品21を包装機89が1つの包装用
袋に包装する(S204)。つまり、排出装置65は、
図9に示すように、搬送コンベア64より搬送されてく
るカップ20を最大4個ずつ組にして包装機89に搬送
することができるので、包装機89は、排出装置65に
より1回で搬送されてくる4個以下のカップ20に収容
されている1つの組を構成する物品21を1つの包装用
袋に包装する。
【0051】ただし、ステップ202において、合計重
量値が所定重量範囲内の組を構成する物品21を収容す
るカップ20の個数が4個以下では存在せず、NOと判
定した場合は、合計重量値が所定重量範囲内の組を構成
する物品21を収容するカップ20の個数が5個以上で
存在するか否かを判定し(S206)、5個以上で存在
し、YESと判定した場合は、図11に示すように、排
出回数算出手段がその選択されたカップ数NC を排出装
置65による1回のカップ最大排出個数4で除算して排
出回数NH を演算する(S300)。そして、包装機8
9にこの排出回数NH の排出である旨の排出回数信号を
出力して排出装置65によりNH 回で排出された1つの
組を構成する物品21を包装機89が1つの包装用袋に
包装する(S302)。つまり、図1において、例えば
7個のカップ20に収容されている物品21が組合せに
選択された場合は、この7個のカップ20の排出回数N
Hが2回であるので、まず、7個のカップ20のうちの
4個のカップ20を搬送コンベア64側に送り出して図
1に示すように搬送コンベア64の終端部のストッパ3
2により係止される位置に搬送し、次に、ストッパシリ
ンダ113を伸長動作させて係止状態とし、しかる後
に、残りの3個のカップ20を搬送コンベア64側に送
り出してこれら3個のカップ20をストッパシリンダ1
13によって停止させる。そして、プッシャーシリンダ
37を伸長動作させて先の4個のカップ20をカップ保
持部14上に移動させて(図9に示す39はパッドであ
る。)、ストッパシリンダ113を短縮動作させる。こ
れにより、後続の3個のカップ20が図9に示すように
ストッパ32により係止された状態となり、次に、プッ
シャーシリンダ37を伸長動作させてこの3個のカップ
20をカップ保持部14上に移動させる。この7個のカ
ップ20に収容されている物品21は、排出装置65に
より包装機89に用意されている1つの包装用袋に2回
に分けて投入される。
【0052】そして、ステップ206において、合計重
量値が所定重量範囲内の組を構成する物品21を収容す
るカップ20の個数が5個以上でも存在せず、NOと判
定した場合は、第2の組合せ演算手段が、滞留コンベア
63上に1列に並ぶ先頭の1番目から10番目までの各
カップ20とその後続の待機中の1又は2個のカップ2
0に収容されている物品21の各重量値を種々に組合わ
せて、それら組合せのうち合計重量値が所定重量範囲内
であって、目標重量値WA に等しいか若しくは最も近い
組を構成する重量値を選択する演算を行い(S20
8)、次に、組合せが存在するか否かを判定し(S21
0)、組合せが存在し、YESと判定した場合は、その
選択した物品21を収容するカップ20を搬送コンベア
64に排出可能であるか否かを、合計重量値が目標重量
値WA に近い組合せの順に順次判定する(S212)。
つまり、選択された組を構成する物品21を収容するカ
ップ20が例えば滞留コンベア63上の11番目と12
番目の2個のカップ20であるとすると、その2個のカ
ップを搬送コンベア64側に取り出すことができないの
で、そのような組合せのカップ20に収容されている物
品21を選択した場合にはステップ212において排出
不可能であり、NOと判定する。ただし、上記判定を順
次行い選択された組を構成する物品21を収容するカッ
プ20が、例えば滞留コンベア63上の2、5、8、及
び10番目の4個のカップ20の組合せが存在する場合
は、排出可能であるのでYESと判定し、図11に示す
ように、それらカップ20を排出して物品21を包装機
89により包装する(S300、302)。
【0053】また、ステップ210において、組合せが
存在せず、NOと判定した場合、及びステップ212で
NOと判定した場合は、第3の組合せ演算手段が、滞留
コンベア63上に並ぶ先頭の1番目から12番目までに
整列する各カップ20に加えてNo.1の計量器62−
1上のカップ20に収容されている計量済み物品21の
各重量値を種々に組合わせて、それら組合せのうち合計
重量値が所定重量範囲内であって、目標重量値WA に等
しいか若しくは最も近い組を構成する重量値を選択する
演算を行い(S214)、次に、組合せが存在するか否
かを判定し(S216)、組合せが存在し、YESと判
定した場合は、ステップ212と同様に、その選択した
物品21を収容するカップ20を搬送コンベア64に排
出可能であるか否かを各組ごとに順次判定し(S21
8)、排出可能であり、YESと判定した場合は、図1
1に示すように、それらカップ20を排出して物品21
を包装機89により包装する(S300、302)。
【0054】更に、ステップ216において、組合せが
存在せず、NOと判定した場合、及びステップ218で
NOと判定した場合は、第4の組合せ演算手段が、図1
2に示すように、滞留コンベア63上に並ぶ1番目から
10番目までに整列する各カップ20に加えて図1に示
すNo.1の計量器62−1上のカップ20に収容され
ている計量済み物品21の各重量値を種々に組合わせ
て、それら組合せのうち合計重量値が目標重量値WA
下であって、目標重量値WA に最も近い組を構成する重
量値を選択する。ただし、その組を構成する重量値の個
数を4個とし、そのうちの1つの重量値がNo.1の計
量器62−1上のカップ20に収容されている物品21
の重量値とし、他の3つの重量値をプッシャー84−1
〜84−10前に並ぶ各カップ20に収容されている物
品21の重量値とする。そして、演算制御部がこの選択
された4個の物品21の合計重量値WB を演算し、次
に、目標重量値WA から合計重量値WB を減算して不足
重量WC を演算する。そして、この不足重量WC を設定
表示部87の表示器に表示させる。この時、組合せに選
択されたNo.1の計量器62−1上のカップ20、及
び計量器62−2〜62−4上のカップ20は、載台2
5上から排出されずに載置された状態で停止している
(S400)。
【0055】次に、作業者が表示器に表示されている不
足重量WC を読み取り、カバー41を開いてその不足重
量WC 分の物品21をNo.1の計量器62−1上のカ
ップ20内に追加投入して、選択された4個のカップ2
0に収容されている物品21の合計重量値が所定重量範
囲内となるように調整する。この追加投入の際には、表
示器に、目標重量値WA から物品21の合計重量値Wを
逐次減算して得られた不足重量を表示しており、作業者
がこの表示を見ながら適切な不足重量の物品21を追加
投入することができる(S402)。しかる後にカバー
41を閉じる。すると、再計量スイッチ45がON状態
となり、組合せ秤の稼働が再開し、まず、滞留コンベア
63上のプッシャー84前の組合せに選択された3個の
カップ20を搬送コンベア64側に押し出して滞留コン
ベア63上のカップ20を9個とする(S404)。次
に、計量器62−1〜62−4上の4個のカップ20を
滞留コンベア63上に押し出して(S406)、計量器
62−1上のカップ20が図1に示す第10番目のプッ
シャー84−10の前の位置に搬送された時にそのプッ
シャー84−10によって選択された残りのそのカップ
20を搬送コンベア64側に押し出し(S408)、こ
れによって、組合せに選択された物品21を収容する4
個のカップ20を搬送コンベア64上に搬送することが
できる。そして、この4個のカップ20は、排出装置6
5により搬送されて包装機89がカップ20内の物品2
1を1つの包装用袋に包装する。
【0056】この第4の組合せ演算手段によると、第1
乃至第3の各組合せ演算手段による第1乃至第3の各組
合せ演算では合計重量値が所定重量範囲内の組合せが存
在しないときに、この第4の組合せ演算手段がNo.1
の計量器62−1上のカップ20に収容されている計量
済み物品21を含む4個の物品(重量値)21からなる
組合せを選択し、そして、この選択した組の物品の合計
重量値WB は所定重量範囲外であるので、この選択した
組の物品の合計重量値を作業者が所定重量範囲内に調整
することができるようにして合計重量値が所定重量範囲
内となった物品を包装することができる。これによっ
て、短時間の組合せ秤の停止の後に次の組合せ演算を行
わせることができ、その結果、組合せ秤の計量処理能力
の向上を図ることができる。
【0057】次に、組合せ演算手段の組合せ演算開始に
ついて説明する。組合せ演算手段による組合せ演算は、
作業者が設定表示部87を操作して予め設定してある組
合せ演算開始メモリ数がKとなったときに開始する。こ
の組合せ演算開始メモリ数とは、組合せ演算手段が組合
せ演算を開始するための条件であり、この条件は、滞留
コンベア63上に停止しているカップ20の数(記憶部
に記憶されている計量済み物品の重量値の数)が例えば
K=9個以上となることとしている。つまり、記憶部に
記憶されている重量値の数が9個未満では組合せ演算を
行っても合計重量が所定重量範囲内となる組合せを選択
する可能性が低いので組合せ演算を行わず、従って重量
値の数が9個以上となり、組合せの選択の可能性の高く
なったときに組合せ演算を行うこととしている。ただ
し、この組合せ演算開始メモリ数Kは、組合せ計量の計
量精度や計量速度等に応じて作業者が設定表示部87を
操作して任意の組合せ演算開始メモリ数を設定すること
ができる。そして、滞留コンベア63上に停止している
カップ20の個数が9個未満となったときには、滞留コ
ンベア63上のカップ20の個数が9個以上となるまで
計量器62から計量済み物品を収容するカップ20が4
個ずつ搬送されてくる。そして、滞留コンベア63上の
カップ20の個数が9個以上となったときは、計量器6
2からの搬送が自動的に停止する。ただし、第4の組合
せ演算手段は、上記のように滞留コンベア63上のカッ
プ20の個数が9個以上の時でも計量器62からカップ
20を送り出すこととしている。
【0058】次に、組合せ演算手段により物品(重量
値)の所定の組合せとして例えば図2に示すように第
2、第5、第8、及び第10番目の4つの物品21が選
択されたとすると、同図に示すように、第2、第5、第
8、及び第10のプッシャー84−2、84−5、84
−8、84−10が伸長駆動してこれら第2、第5、第
8、及び第10番目の各物品21を収容する各カップ2
0を滞留コンベア63上から押し出して、保持枠79の
上面81を乗り越えさせ、この滞留コンベア63と隣接
して設けてある搬送コンベア64上に移動させる。そし
て、第2、第5、第8、及び第10のプッシャー84−
2、84−5、84−8、84−10が伸長駆動した状
態では、図2に示すように、各プッシャーに設けてある
パッド85−2、85−5、85−8、85−10の夫
々の各係止板86が、取り出した2、5、8、10番目
の各カップ20の夫々の後続のカップ20を係止するこ
とができる。これにより、伸長状態の第2、第5、第
8、及び第10のプッシャー84−2、84−5、84
−8、84−10が短縮駆動したときに、各パッド85
−2、85−5、85−8、85−10が後続の各カッ
プ20を引っ掛けることなく、スムースに図1に示す元
の位置に戻ることができる。
【0059】そして、搬送コンベア64上に移動した第
2、第5、第8、及び第10番目の4個のカップ20
は、この搬送コンベア64により搬送されて排出装置6
5に搬送される。この排出装置65に搬送された第2、
第5、第8、及び第10番目の各カップ20は、物品2
1が取り出され、これら取り出された物品21を包装機
89が包装する。一方、第2、第5、第8、及び第10
のプッシャー84−2、84−5、84−8、84−1
0が短縮状態となると、選択されなかった第1、第3、
第4、第6、第7、及び第9番目の各物品21を収容す
る6個の各カップ20、及び後続の2個のカップ20が
滞留コンベア63により搬送されて前進する。また、4
台の計量器62から計量済み物品を収容する4個のカッ
プ20が順次滞留コンベア63に供給される。これら4
個のカップ20及び滞留コンベア63上の8個のカップ
20、即ち、計量済み物品を収容する合計12個のカッ
プ20は、搬送されて上述のようにして先頭のカップ2
0がストッパ73により係止され、この先頭のカップ2
0及び後続のカップ20が1列に互いに接触した押せ押
せの状態で滞留コンベア63上で停止する。しかる後
に、次の組合せ演算が行われる。
【0060】ただし、組合せ演算で選択された物品(重
量値)21の個数が4個の場合は、滞留コンベア63上
には8個のカップ20しか残らないので、組合せ演算開
始メモリ数K=9個よりも少なく、従って、4台の計量
器62から次の計量済み物品が投入されているカップ2
0が滞留コンベア63に排出されるまでは次の組合せ演
算を行わないようにしている。しかし、例えば、滞留コ
ンベア63上に12個のカップが滞留していたとして、
組合せ演算で選択された物品(重量値)21の個数が3
個以下の場合は、滞留コンベア63上には9個のカップ
20が残っているので、組合せ演算開始メモリ数K=9
個以上の条件を満たし、従って、計量器62から次の計
量済み物品が投入されているカップ20が滞留コンベア
63に供給されない。その結果、計量器62から次のカ
ップ20が滞留コンベア63に供給される前に組合せ演
算を行うことができる。このように、次の計量済み物品
21が収容されているカップ20の到着を待つ必要がな
いのは、図1に示す滞留コンベア63上の先頭から11
番目と12番目の2個のカップ20を待機させてあり、
この2個のカップ20に収容されている物品の重量値を
次の組合せ演算に参加させることができるからである。
【0061】次に、図13を参照して、計量された物品
の重量を記憶する手順を説明する。まず、物品の投入さ
れたカップ20が計量器62によって計量が完了し(S
100)、この計量済み物品の重量値を記憶部に記憶す
る(S102、104)。例えば第1、2、・・・・、
N番目に計量して得られた重量値を第1、2、・・・
・、N番目のメモリに記憶する。そして、記憶した重量
値の数がK、例えば9個以上であるか否かを判定して
(S106)、9個未満であると判定したときは、組合
せ演算を行わなず、9個以上であると判定したときは、
組合せ演算を行う(S108)。そして、組合せ演算に
より組合せに選択されたs個の重量値(Ml、Mm 、・
・・・、Mn )の物品を収容するカップ20を搬送コン
ベア64に押し出す(S110)。
【0062】ただし、選択されずに滞留コンベア63上
に残った物品は、順次前進して物品の順番が変わるの
で、メモリに記憶されている重量値の順番も変更する必
要がある。その為に、Mn+1 、Mn+2 、・・・・、M
n+(i-n) 番目のメモリに記憶されている重量値をMn
n+1 、・・・・、Mn+(i-n)-1 番目のメモリに夫々移
し替える(S112)。そして、Mm+1 、Mm+2 、・・
・・、Mm+(i-m) 番目のメモリに記憶されている重量値
をMm 、Mm+1 、・・・・、Mm+(i-m)-1 番目のメモリ
に夫々移し替える(S114)。また、Ml+1
l+2 、・・・・、Ml+(i-l) 番目のメモリに記憶され
ている重量値をMl 、Ml+1 、・・・・、Ml+(i-l)-1
番目のメモリに夫々移し替える(S116)。なお、1
≦l <m<・・・・<n≦iとし、iは、記憶済みのメ
モリの番号のうち最大番号の数値である。
【0063】そして、メモリに記憶されている元の重量
値の個数iからsを減算して現在記憶されている重量値
の個数iを演算する(S118)。このようにして、順
次物品を新たに計量して得られた重量値を記憶すること
ができ、そして、選択されずに滞留コンベア63上に残
っている物品の順番の変更に応じて各メモリに記憶され
ている重量値の順番を順次変更することができる。これ
によって、滞留コンベア63上に停止する物品の各重量
値を各物品と対応して記憶することができる。
【0064】上記実施形態の組合せ秤によると、図1に
示すように、投入ステージ61上で被計量物品21がカ
ップ20内に投入されてから組合せ演算によって選択さ
れて、包装機89の包装用袋に投入されるまでの間、物
品を同一のカップ20によって保持する構成である。従
って、付着性、又は粘着性を有する物品が、図14に示
す従来の組合せ秤のように、分割シュート9や集合シュ
ート10の内側に付着することがなく、その結果、付着
性、又は粘着性を有するカット野菜、漬物、又は筋子等
の物品の組合せ計量の計量精度及び計量速度を従来より
も向上させることができる。
【0065】そして、計量済み物品が投入されているカ
ップ20を滞留コンベア63上に多数溜めておくことが
でき、そして、これら滞留する多数のカップ20に投入
されている多数の物品を組合せに参加させることができ
る構成であるので、これによっても組合せ計量の計量精
度を向上させることができる。また、組合せに参加する
ことができる物品の数を増加させる場合は、滞留コンベ
ア63及び搬送コンベア64の長さを長くして、プッシ
ャー84の数を増加することにより可能であり、図14
に示す組合せ秤のように、物品の重量値を1つ増加させ
るために、1組の直進フィーダ3、計量ホッパ5、メモ
リホッパ8を増加させる必要がなく、経済的である。
【0066】しかも、カップ20に投入されている物品
を別のホッパ等に移替えずに多数の計量済み物品を溜め
ておくことができる構成であるので、物品を別のホッパ
等に移替えることが原因して起こる付着による重量変動
が存在せず、これによっても、粘着性等を有する物品の
組合せ計量の計量精度及び計量速度を従来よりも向上さ
せることができる。そして、多数の計量済み物品を収容
する各カップ20を滞留コンベア63上に溜めておくこ
とができる構成であるので、計量済みのカップ20を計
量器62から順次排出することができ、これにより計量
器62による計量を連続して順次行うことができ、その
結果、計量器62の運転効率を従来よりも向上させるこ
とができる。
【0067】ただし、上記実施形態において、空カップ
20の重量が未知の場合、又は空カップ20の重量のば
らつきが大きい場合は、投入ステージ61の手前に別個
の計量器を設けてこの計量器により空カップ20の重量
を予め計量し、後段の計量器62により計量して得られ
たカップ20と物品21の合計重量から対応するカップ
20の重量を減算して物品21の重量を求める構成とし
てもよい。
【0068】また、夫々の空カップ20の重量が均一で
ある場合は、カップ20と物品の合計重量を種々に組合
わせて組合せ演算を行ってもよい。この場合、目標重量
値は、物品の重量にカップ20の重量を加えた重量値と
する。
【0069】そして、カップ20の形状を底を有する短
円筒形としたが、これ以外の形状、例えば底を有する多
角筒としてもよい。
【0070】更に、上記実施形態の滞留コンベア63、
及び搬送コンベア64の各々を、環状の2つのプラスチ
ックチェーンを有する構成としたが、これ以外に例えば
環状の1つのプラスチックチェーンを有する構成として
もよい。要は、滞留コンベア63、及び搬送コンベア6
4の各コンベアは、カップ20を所定方向に搬送するこ
とができ、しかも、このコンベアの搬送面が移動してい
る際(駆動中)に、先頭のカップ20が係止されて停止
したときに後続のカップ20をこのコンベアの搬送面上
で押せ押せの状態で停止させることができる構成のもの
であればよい。
【0071】そして、図10のステップ214に示す第
3の組合せ演算において、No.1の計量器62−1上
のカップ20に投入されている物品21の重量値を組合
せに参加させたが、計量器62−1〜62−4上の1又
は2以上のカップ20に投入されている物品21の重量
値を組合せに参加させる構成としてもよい。
【0072】また、図12のステップ400に示す第4
の組合せ演算において、滞留コンベア63上のプッシャ
ー84の前に位置するカップ20のうちから3個のカッ
プ20に収容されている物品21を組合せに選択した
が、滞留コンベア63上のプッシャー84の前に位置す
るカップ20に加えて待機中の1又は2個のカップ20
(滞留コンベア63上の全てのカップ20)のうちから
1個又は2個以上の予め定めた個数のカップ20に収容
されている物品21を組合せに選択する構成としてもよ
い。ただし、No.1の計量器62−1上のカップ2
0、及び滞留コンベア63上の所定個数のカップ20か
らなる組合せに選択された物品21を収容するカップ2
0を搬送コンベア64に搬送することが可能な物品の組
合せを選択することとする。この場合、ステップ402
の次にステップ404〜408の処理を行わずに、ステ
ップ402の次に図11に示すステップ300、302
の処理を行う。そして、第4の組合せ演算手段は、N
o.1の計量器62−1上のカップ20に収容されてい
る物品21を組合せに必ず選択することとしたが、これ
に代えて、計量器62−2〜62−4のうちのいずれか
1つの計量器上のカップ20に収容されている物品21
を組合せに必ず選択する構成としてもよい。
【0073】
【発明の効果】第1乃至第4の各発明によると、投入ス
テージで被計量物品が物品保持手段内に投入されてから
組合せ演算によって選択され、そして排出位置に搬送さ
れて排出されるまでの間、物品を同一の物品保持手段に
よって保持する構成である。従って、図14に示す従来
の組合せ秤では、付着性、又は粘着性を有する物品を計
量する場合、分割シュート9や集合シュート10の内側
に物品が付着することがあるが、本発明によると、組合
せ秤に分割シュート9や集合シュート10を設ける必要
がないので、このような付着を完全に解消することがで
き、その結果、付着性、又は粘着性を有する物品の組合
せ計量の計量精度及び計量速度を従来よりも向上させる
ことができるという効果がある。
【0074】しかも、物品保持手段に投入されている物
品を別のホッパ等に移し替えずに当該物品保持手段を排
出位置に搬送して当該物品を排出する構成であるので、
物品を別のホッパ等に移替えることが原因して起こる付
着による重量変動が存在しない。これによっても、粘着
性等を有する物品の組合せ計量の計量精度及び計量速度
を従来よりも向上させることができるという効果があ
る。
【0075】そして、計量手段で計量された計量済み物
品を収容する物品保持手段は、この計量手段から順次送
出され、計量手段には、新たな被計量物品を収容する物
品保持手段が順次搬送される構成である。これにより、
計量手段は、被計量物品を収容する物品保持手段の重量
を順次中断することなく連続して計量することができ、
その結果、計量手段の運転効率(組合せ秤が稼働してい
る時間に対する計量手段で計量を行っている時間の割
合。)を従来よりも向上させることができるという効果
がある。
【0076】第1の発明によると、組合せ演算手段によ
り組合せに選択される組を構成する物品(重量値)の個
数の幅を、搬送手段が1回で搬送することができる所定
個数に拘束されずに決定することができる構成であるの
で、組合せに選択される組を構成する物品(重量値)の
個数を、搬送手段が1回で搬送することができる所定個
数以下とした場合と比較して、組合せ計量の計量精度の
向上を図ることができる。そして、組合せの選択個数の
幅が広げることができるので、合計重量値が所定重量範
囲内の組合せが存在する確率を高めることができ、これ
によって、組合せ秤の処理能力の向上を図ることができ
る。
【0077】第2の発明によると、滞留手段上の物品保
持手段は、取り出し手段によって取り出すことができる
ので、まず、滞留手段上の物品の重量に基づいて組合せ
演算手段が組合せ演算を行う構成としており、これによ
り組合せに選択された物品を収容する物品保持手段を比
較的短時間で取り出して排出位置に搬送することがで
き、その結果、組合せ計量を比較的高速で行うことがで
きるという効果がある。そして、滞留手段上の物品の重
量に基づく組合せ演算を行ったが、合計重量値が所定重
量範囲内の組合せが存在しない場合は、滞留手段及び待
機手段上に滞留する物品の各重量値に基づいて組合せ演
算を行い、組合せに参加させる物品(重量値)の個数を
増加させる構成としており、これにより合計重量値が所
定重量範囲内の組合せが存在する確率を高めることがで
き、その結果、組合せができない為に組合せ秤が停止す
る可能性を低くすることができる。従って、組合せ秤の
処理能力の向上を図ることができる。そして、待機手段
を設ける代わりに取り出し手段及び滞留手段を増設して
上記効果が得られるようにすることも考えられるが、待
機手段は、増設する取り出し手段及び滞留手段と比較し
て費用が低廉であり、設置スペースが狭くて済むので、
取り出し手段を増設する場合と比較して組合せ秤のコス
トの低減、及びコンパクト化を図ることができる。
【0078】また、上記のように少ないコストでしかも
組合せ秤の嵩をあまり大きくせずに組合せに参加する物
品(重量値)の個数を多くすることができるので、合計
重量値が所定重量範囲内の組合せができる可能性を高め
ることができ、これによって、予め組合せに選択する物
品(重量値)の個数を所定個数以下と設定した場合でも
合計重量値が所定重量範囲内の組合せができる可能性を
高くすることができるという効果がある。
【0079】第3の発明によると、第2の発明と同様
に、まず、滞留手段上の物品の重量に基づいて組合せ演
算手段が組合せ演算を行う構成としており、これにより
組合せに選択された物品を収容する物品保持手段を比較
的短時間で取り出して排出位置に搬送することができ、
その結果、組合せ計量を比較的高速で行うことができる
という効果がある。そして、滞留手段上の物品の重量に
基づく組合せ演算を行ったが、合計重量値が所定重量範
囲内の組合せが存在しない場合は、滞留手段及び計量手
段上に滞留する物品の各重量値に基づいて組合せ演算を
行い、組合せに参加させる物品(重量値)の個数を増加
させる構成としており、これにより第2の発明と同様
に、合計重量値が所定重量範囲内の組合せが存在する確
率を高めることができ、その結果、組合せができない為
に組合せ秤が停止する可能性を低くすることができる。
従って、組合せ秤の処理能力の向上を図ることができ
る。そして、計量手段上の計量済み物品を組合せに参加
させる構成としたことにより、少ない費用でしかも組合
せ秤の嵩も全く大きくならずに組合せに参加させる物品
の個数を増加させることができて上記組合せ秤の処理能
力の向上を図ることができる。
【0080】第4の発明によると、滞留手段上の各計量
済み物品と対応する各重量値に基づく組合せ演算を行っ
たが、合計重量値が所定重量範囲内の組合せが存在しな
い場合は、組合せ演算手段が、計量手段上の計量済み物
品を含む組合せを選択し、その選択された組の合計重量
値と目標重量値との差を表示手段が表示する構成として
おり、これにより作業者が、この表示手段に表示されて
いる重量分の物品をその計量手段上の対応する物品保持
手段に追加投入し、又は取り出すことによりその組合せ
に選択された物品の合計重量値を所定重量範囲内にする
ことができ、その結果、組合せができない場合に組合せ
計量を短時間で簡単に再開させることができる。従っ
て、組合せ秤の停止時間を短縮し、処理能力の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る組合せ秤を示す平
面図である。
【図2】同実施形態の組合せ秤のプッシャーが選択され
た物品を収容するカップを押し出す状態を示す平面図で
ある。
【図3】同実施形態の投入ステージの拡大平面図であ
る。
【図4】同実施形態のカバーを開放した状態を示す投入
ステージの拡大部分平面図である。
【図5】図3に示す投入ステージの側面図である。
【図6】同実施形態の投入ステージを図5のA−A方向
から見た断面図である。
【図7】同実施形態の組合せ秤の滞留コンベア及び搬送
コンベアの拡大縦断面図である。
【図8】同実施形態の排出装置の拡大側面図である。
【図9】同実施形態の排出装置の入口を示す平面図であ
る。
【図10】同実施形態の第1乃至第3の組合せ演算を示
すフローチャートである。
【図11】同実施形態の排出回数算出手段を示すフロー
チャートである。
【図12】同実施形態の第4の組合せ演算を示すフロー
チャートである。
【図13】同実施形態の計量器により計量して得られた
物品の重量値を記憶する手順を示すフローチャートであ
る。
【図14】従来の組合せ秤を示す部分省略断面図であ
る。
【符号の説明】
20 カップ 21 物品 41 カバー 45 再計量スイッチ 61 投入ステージ 62−1〜62−4 計量器 63 滞留コンベア 64 搬送コンベア 65 排出装置 66 移送コンベア 70 空カップ用プッシャー 84−1〜84−10 プッシャー 87 設定表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品が投入される複数の物品保持手段
    と、当該物品保持手段と当該物品保持手段に投入されて
    いる物品の合計重量、又は物品が上記物品保持手段に投
    入された状態で当該物品の重量、を計量する計量手段
    と、この計量手段により計量して得られた各重量値を種
    々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定
    めた所定重量範囲内の組を構成する物品を選択する組合
    せ演算手段と、この組合せ演算手段により選択された組
    を構成する物品を排出する排出位置に当該物品が投入さ
    れている上記物品保持手段を所定個数以下ずつ搬送する
    搬送手段と、を具備する組合せ秤において、 上記組合せ演算手段により選択された上記組を構成する
    物品が投入されている上記物品保持手段を上記搬送手段
    が上記所定個数以下ずつ搬送する排出回数を上記各組ご
    とに算出し、この算出した排出回数を出力する排出回数
    算出手段を設けたことを特徴とする組合せ秤。
  2. 【請求項2】 物品が投入される複数の物品保持手段
    と、当該物品保持手段と当該物品保持手段に投入されて
    いる物品の合計重量、又は物品が上記物品保持手段に投
    入された状態で当該物品の重量、を計量する計量手段
    と、この計量手段により計量された物品が投入されてい
    る複数の上記物品保持手段を溜めておく滞留手段と、上
    記計量手段により計量して得られた各重量値のうち上記
    滞留手段上に滞留する物品と対応する各重量値を種々に
    組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた
    所定重量範囲内の組を構成する物品を選択する組合せ演
    算手段と、この組合せ演算手段により選択された組を構
    成する物品が投入されている上記物品保持手段を上記滞
    留手段から取り出す取り出し手段と、この取り出し手段
    により取り出された上記物品保持手段を物品が排出され
    る排出位置に搬送する搬送手段と、を具備する組合せ秤
    において、 上記計量手段により計量された物品が投入された状態で
    上記物品保持手段を待機させておきこの待機させている
    上記物品保持手段を所定のタイミングで上記滞留手段に
    搬送する待機手段を設け、上記滞留手段上に滞留する物
    品と対応する各重量値の組合せのうち合計重量値が上記
    所定重量範囲内の組が存在していないときに、上記組合
    せ演算手段が上記滞留手段及び上記待機手段上に滞留す
    る物品と対応する各重量値に基づいて上記組合せ演算を
    行い、この組合せに選択された組を構成する物品が投入
    されている上記物品保持手段を上記取り出し手段が取り
    出すことを特徴とする組合せ秤。
  3. 【請求項3】 物品が投入される複数の物品保持手段
    と、当該物品保持手段と当該物品保持手段に投入されて
    いる物品の合計重量、又は物品が上記物品保持手段に投
    入された状態で当該物品の重量、を計量する計量手段
    と、この計量手段により計量された物品が投入されてい
    る複数の上記物品保持手段を溜めておく滞留手段と、上
    記計量手段により計量して得られた各重量値のうち上記
    滞留手段上に滞留する物品と対応する各重量値を種々に
    組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた
    所定重量範囲内の組を構成する物品を選択する組合せ演
    算手段と、この組合せ演算手段により選択された組を構
    成する物品が投入されている上記物品保持手段を上記滞
    留手段から取り出す取り出し手段と、この取り出し手段
    により取り出された上記物品保持手段を物品が排出され
    る排出位置に搬送する搬送手段と、を具備する組合せ秤
    において、 上記滞留手段上に滞留する物品と対応する各重量値の組
    合せのうち合計重量値が上記所定重量範囲内の組が存在
    していないときに、上記組合せ演算手段が上記滞留手段
    及び上記計量手段上の計量済み物品と対応する各重量値
    に基づいて上記組合せ演算を行い、この組合せに選択さ
    れた組を構成する物品が投入されている上記物品保持手
    段を上記取り出し手段が取り出すことを特徴とする組合
    せ秤。
  4. 【請求項4】 物品が投入される複数の物品保持手段
    と、当該物品保持手段と当該物品保持手段に投入されて
    いる物品の合計重量、又は物品が上記物品保持手段に投
    入された状態で当該物品の重量、を計量する計量手段
    と、この計量手段により計量された物品が投入されてい
    る複数の上記物品保持手段を溜めておく滞留手段と、上
    記計量手段により計量して得られた各重量値のうち上記
    滞留手段上に滞留する物品と対応する各重量値を種々に
    組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた
    所定重量範囲内の組を構成する物品を選択する組合せ演
    算手段と、この組合せ演算手段により選択された組を構
    成する物品が投入されている上記物品保持手段を上記滞
    留手段から取り出す取り出し手段と、この取り出し手段
    により取り出された上記物品保持手段を物品が排出され
    る排出位置に搬送する搬送手段と、を具備する組合せ秤
    において、 上記滞留手段上の各計量済み物品と対応する各重量値の
    組合せのうち合計重量値が上記所定重量範囲内の組が存
    在していないときに、上記組合せ演算手段が上記計量手
    段上の計量済み物品を含む上記取り出し手段により取り
    出し可能な組合せを選択し、その選択された組の合計重
    量値と上記所定重量範囲内に設定されている目標重量値
    との差を表示する表示手段を設けたことを特徴とする組
    合せ秤。
JP11547596A 1996-04-11 1996-04-11 組合せ秤 Expired - Fee Related JP3617871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11547596A JP3617871B2 (ja) 1996-04-11 1996-04-11 組合せ秤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11547596A JP3617871B2 (ja) 1996-04-11 1996-04-11 組合せ秤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09280938A true JPH09280938A (ja) 1997-10-31
JP3617871B2 JP3617871B2 (ja) 2005-02-09

Family

ID=14663460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11547596A Expired - Fee Related JP3617871B2 (ja) 1996-04-11 1996-04-11 組合せ秤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3617871B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3617871B2 (ja) 2005-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0806638B1 (en) Combination weighing method and combination balance
JP2017132609A (ja) 搬送装置及び計量包装システム
JPH0240505Y2 (ja)
JP3587922B2 (ja) 投入物品の反転排出装置及び排出シュート
JPH08304156A (ja) 選別組合せ秤における表示装置及び選別組合せ秤における後段装置の制御装置
JP2630368B2 (ja) 計量装置
JP3577378B2 (ja) 組合せ計量方法及び組合せ秤
JP3647549B2 (ja) 組合せ秤
JP3617871B2 (ja) 組合せ秤
JP3617863B2 (ja) 組合せ秤
JP3640732B2 (ja) 組合せ秤の高速処理方法及び高速処理機能付き組合せ秤
JP2012242102A (ja) 組合せ秤
JP3617870B2 (ja) 組合せ秤
JP3645018B2 (ja) 組合せ秤
JP2008302938A (ja) 箱詰め装置
JPH0519786Y2 (ja)
KR200350685Y1 (ko) 자동 계수 장치
US11971292B2 (en) Combinatorial weighing device
JP3725676B2 (ja) 組合せ秤の物品供給装置
US2659562A (en) Method and apparatus for depositing a weighed fill in a receptacle
EP3892968B1 (en) Combinatorial weighting device
JP3625947B2 (ja) 計量装置
JP3367037B2 (ja) 組合せ計量装置
JP2017132514A (ja) 計量包装検査システム
JP3810544B2 (ja) 計量装置及びその計量装置を備える組合せ秤

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040709

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040803

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041105

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees