JPH09280246A - ボールジョイント - Google Patents

ボールジョイント

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JPH09280246A
JPH09280246A JP2855397A JP2855397A JPH09280246A JP H09280246 A JPH09280246 A JP H09280246A JP 2855397 A JP2855397 A JP 2855397A JP 2855397 A JP2855397 A JP 2855397A JP H09280246 A JPH09280246 A JP H09280246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spherical
holder
concave surface
ball joint
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP2855397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Uneme
正人 采女
Katsuyuki Kono
勝之 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
Original Assignee
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
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Publication date
Application filed by Chuo Hatsujo KK, Chuo Spring Co Ltd filed Critical Chuo Hatsujo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のボールジョイントが、構成部品が多
く、また、それぞれの部品及び各部品の組み合わせ精度
を高くする必要があり、部品コスト、組み付けコストが
高いということである。 【解決手段】 開口が最大内径より小さい球形凹面4を
有するホルダ3を合成樹脂により成形し、金属製のボー
ルスタッド5の先端に形成した球形部6を球形凹面4に
緊密かつ回動自由に嵌合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2つのリンクを球体
を利用して相対的回転及び揺動自由に連結するボールジ
ョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のボールジョイントは、図7に示す
ように、金属製のハウジングaにロッドbを溶接し、合
成樹脂製のボールシートcをボールスタッドdの球形部
eにかぶぜてハウジングaに嵌入した後に底蓋iをかし
めつけ、ハウジングaに形成した溝hにダストブーツf
をはめてリングブーツgで固定するようになっており、
部品点数が多いため部品コスト、組み付けコストが高
く、特に、ハウジングは金属製で形状が複雑なためコス
ト高である。
【0003】また、各部品の組み合わせに遊びがあると
ボールジョイントの剛性が低下するため、ボールシート
cはハウジングaに圧入される場合が多く、ハウジング
aの内径寸法、ボールシートcの内外径寸法などのばら
つきはボールジョイントの回転及び揺動性能の低下につ
ながり、特に、ハウジングaはロッドbを溶接すること
により歪みを生じやすいという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のボールジョイントが、構成部品が多
く、また、それぞれの部品及び各部品の組み合わせ精度
を高くする必要があり、部品コスト、組み付けコストが
高いということである。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記課題
を解決するための手段として、請求項1の発明のボール
ジョイントはロッドと、開口が最大内径より小さい球形
凹面を有するホルダとを合成樹脂により一体に成型し、
金属製のボールスタッドの先端に形成した球形部を球形
凹面に緊密かつ回動自由に嵌合したものであって、ホル
ダとボールスタッドの2部品からなり、ロッドとホルダ
は合成樹脂の一体成型品であるから、部品点数が少な
く、安価に製造することができるとともに、ホルダの球
形凹面は成型であるから真球度が高く、ボールスタッド
の球形部と緊密に嵌合することができて、遊びが小さ
く、回転及び揺動が円滑に行われる効果があり、請求項
2の発明のボールジョイントは金属製のロッドの非円形
断面の先端部を、開口が最大内径より小さい球形凹面を
有する合成樹脂製のホルダに鋳包み、金属製のボールス
タッドの先端に形成した球形部を球形凹面に緊密かつ回
動自由に嵌合したものであって、ロッドを金属製とした
から、ロッドに大きな荷重が作用する場所に使用するこ
とができる効果があり、請求項3の発明のボールジョイ
ントは先端に金属製リングを一体に形成した金属製ロッ
ドのリングを、開口が最大内径より小さい球形凹面を有
する合成樹脂製のホルダに、リングが球形凹面を囲むよ
うに鋳包み、金属製のボールスタッドの先端に形成した
球形部を球形凹面に緊密かつ回動自由に嵌合したもので
あって、ホルダの中にロッドに結合した金属製リングが
埋め込まれているからホルダの強度が高い効果があり、
請求項4の発明のボールジョイントは請求項1、2また
は3の発明のボールジョイントにおいて、ボールスタッ
ドの球形部を前記ホルダに鋳包んだものであって、ホル
ダの球形凹面がボールスタッドの球形部にならって成型
されるから、球形凹面と球形部が緊密に嵌合して遊びが
なく、円滑に回転及び揺動することができる効果があ
り、請求項5の発明のボールジョイントは請求項1、2
または3の発明のボールジョイントにおいて、ボールス
タッドの球形部をホルダの球形凹面に圧入したものであ
って、組み付けが容易で安価に製造できる効果があり、
請求項6の発明のボールジョイントは請求項1、2また
は3の発明のボールジョイントにおいて、前記球形部と
前記球形凹面との間に潤滑剤の膜を形成したから、ボー
ルスタッドの球形部とホルダの球形凹面との摺動性が良
好になる効果がある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0007】図1において、1と2は図2に示す鋼など
の金属製のロッド1の両端に同じく鋼などの金属製のリ
ング2を一体的に固定したものの片側のロッド1とリン
グ2であって、その周りに、中央部に開口が最大内径よ
り小さい球形凹面4が形成された合成樹脂製のホルダ3
が鋳包み成型により一体的に形成されている。
【0008】5は球形部6と軸部7とねじ部8からなる
鋼などの金属製のボールスタッドであって、球形部6が
ホルダ3の球形凹面4に緊密に、かつ、任意方向の回転
及び揺動自由に嵌合している。
【0009】ホルダ3の開口はゴム製のダストブーツ1
0で覆われていて、その下端部はホルダ3に形成された
溝9に嵌入しているが、この溝9を、図3に拡大して示
すように、奥が広がった形状にするとダストブーツ10
が外れにくい利点がある。
【0010】ボールスタッド5の球形部6はホルダ3の
開口に強く押し付けることによりホルダ3に弾性変形を
生じさせて球形部6を球形凹面4に嵌入させてもよい
が、図4に示すように、割り型A、B及びCによって形
成されるキヤビテイG内にロッド1及びリング2を支持
部材D、Dで、ボールスタッド5を支持部材E、Eで支
えて収容し、そのキヤビテイG内に合成樹脂材料を注入
して、ロッド1及びリング2とともに球形部6を鋳包む
ようにしてもよい。
【0011】このとき、合成樹脂が球形部6に密着しな
いようにするために、離型材としてシリコンを球形部6
に塗布しておくか、あるいは、合成樹脂材料にステアリ
ン酸カリウムまたはステアリン酸バリウムを0.5〜
1.0重量%程度混入しておくことがボールスタッド5
の球形部6とホルダ3の球形凹面4との摺動性を向上さ
せるために好ましい。
【0012】また、ボールスタッド5の球形部6に二硫
化モリブデン(MoS2)、グラファイトなどの潤滑剤
を塗布して合成樹脂で鋳包むなどの手段により、球形部
6と球形凹面4の間に潤滑剤の膜を形成すると、球形部
6と球形凹面4との摺動性がさらに向上する。
【0013】図5は前述した図1の実施の形態おいて金
属製のリング2を除去して金属製のロッド1の、回り止
めのために二面幅を取るなどの手段によって非円形断面
にした先端部1aのみを鋳包んだものであり、図6はロ
ッド1もなくして、2つのホルダ3を合成樹脂製の連結
部材であるロッド11で連結して一体に成型したもので
あって、それぞれ作用する力が小さい場合に使用するこ
とができ、製造方法も前記した実施の形態と同様であ
る。
【0014】ホルダを形成する合成樹脂材料は成形時の
収縮率および収縮方向比率(射出成形時の合成材脂の射
出方向の収縮率に対するその直角方向の収縮率の比)が
小さいことが機能上必要であり、その点において、芳香
族ポリアミド(MXDPA)は収縮率が約0.28〜
0.3%で収縮方向比率が1.07であり、また、液晶
ポリマー(LCP)は収縮率が約0%で収縮方向比率が
約1であって極めて小さく、ホルダの材料として好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の断面図である。
【図2】2連のボールジョイントの芯金となるリングと
ロッドの斜視図である。
【図3】ホルダのダストブーツ嵌入溝9の変形例を示す
拡大断面図である。
【図4】本実施の形態のボールジョイントを鋳包み成型
する型の断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態の断面図である。
【図6】本発明のその他の実施の形態の断面図である。
【図7】従来のボールジョイントの断面図である。
【符号の説明】
1:ロッド 2:リング 3:ホルダ 4:球形凹面 5:ボールスタッド 6:球形部 11:ロッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッドと開口が最大内径より小さい球形
    凹面を有するホルダとを合成樹脂により一体に成型し、
    金属製のボールスタッドの先端に形成した球形部を前記
    球形凹面に緊密かつ回動自由に嵌合したボールジョイン
    ト。
  2. 【請求項2】 金属製のロッドの非円形断面の先端部
    を、開口が最大内径より小さい球形凹面を有する合成樹
    脂製のホルダに鋳包み、金属製のボールスタッドの先端
    に形成した球形部を前記球形凹面に緊密かつ回動自由に
    嵌合したボールジョイント。
  3. 【請求項3】 先端に金属製リングを一体に形成した金
    属製ロッドの前記リングを、開口が最大内径より小さい
    球形凹面を有する合成樹脂製のホルダに、前記リングが
    前記球形凹面を囲むように鋳包み、金属製のボールスタ
    ッドの先端に形成した球形部を前記球形凹面に緊密かつ
    回動自由に嵌合したボールジョイント。
  4. 【請求項4】 前記ボールスタッドの前記球形部を前記
    ホルダに鋳包んだものであることを特徴とする請求項
    1、2または3記載のボールジョイント。
  5. 【請求項5】 前記ボールスタッドの前記球形部を前記
    ホルダの前記球形凹面に圧入したものであることを特徴
    とする請求項1、2または3記載のボールジョイント。
  6. 【請求項6】 前記球形部と前記球形凹面との間に潤滑
    剤の膜が形成されていることを特徴とする請求項1、2
    または3記載のボールジョイント。
JP2855397A 1996-02-14 1997-01-27 ボールジョイント Pending JPH09280246A (ja)

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JP5239096 1996-02-14
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