JPH0545226U - ボールジヨイント - Google Patents
ボールジヨイントInfo
- Publication number
- JPH0545226U JPH0545226U JP10369791U JP10369791U JPH0545226U JP H0545226 U JPH0545226 U JP H0545226U JP 10369791 U JP10369791 U JP 10369791U JP 10369791 U JP10369791 U JP 10369791U JP H0545226 U JPH0545226 U JP H0545226U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- housing
- ball joint
- bearing
- ball head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 揺動のトルクが一定の基準に安定し、長期に
渡って使用できる合成樹脂製のハウジングを有するボー
ルジョイントを提供することにある。 【構成】 合成樹脂製のハウジングの開口に環状の抜け
止めリングを圧入したボールジョイント。
渡って使用できる合成樹脂製のハウジングを有するボー
ルジョイントを提供することにある。 【構成】 合成樹脂製のハウジングの開口に環状の抜け
止めリングを圧入したボールジョイント。
Description
【0001】
本考案は、例えば自動車の懸架装置及び操舵装置等に使用されるボールジョイ ントに係り、特にハウジングが合成樹脂製のボールジョイントに関する。
【0002】
従来、図4に示す如きハウジング106が合成樹脂製であるボールジョイント 101は、ボールスタッド102の球頭部104をベアリング105内に保持し た状態で該球頭部104をハウジング成形金型内に設置し合成樹脂を金型内に射 出することにより、ベアリング105外側にハウジング106を成形して、完成 品であるボールジョイント101としていた。従って、ベアリング105とハウ ジング106とが一体的に構成されていた。このようなボールジョイントとして は、特開昭63−13912号、特開昭58−146714号に示されるもの等 多数ある。
【0003】
上述の如きボールジョイント101において、ハウジング106の射出成形に おける合成樹脂の成形は高温にて行なわれる。従って、その高い温度により、ボ ールスタッド102の球頭部104外周に付着させた潤滑剤の成分が破壊され、 潤滑性が損なわれるという問題がある。
【0004】 また、ハウジング106の射出成形後、ハウジング106を冷却して硬化させ るが、その際ハウジング106は冷却により収縮する為、ベアリング105を介 してボールスタッド102の球頭部104を押圧する。これによりボールスタッ ド102の揺動のトルクが高くなり、場合によりベアリング105又はハウジン グ106に割れが発生するという問題がある。
【0005】 従って本考案はこのような課題を解決し、揺動のトルクが一定の基準に安定し 、長期に渡って使用できる合成樹脂製のハウジングを有するボールジョイントを 提供することを目的とする。
【0006】
1.合成樹脂製のハウジングの開口に環状の抜け止めリングを圧入する。
【0007】 2.合成樹脂製のハウジングの開口に装着された環状の抜け止めリングをその 中心側にかしめてベアリングを固定する。
【0008】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1は第1の実施例を示す。
【0010】 1はボールジョイントで、ボールスタッド2の一端球頭部4がベアリング5を 介して合成樹脂製のハウジング6内に揺動回動自在に軸支されると共に、他端の 柄部3はハウジング6の開口7から突出している。そしてハウジング6の開口7 付近の内周には、ベアリング5を固定しボールスタッド2の抜けを防止するため の環状の抜け止めリング9が圧入されている。
【0011】 次に、上述の如きボールジョイントの組み立て工程について説明する。
【0012】 まず、ボールスタッド2の球頭部4を揺動回動自在に保持するベアリング5を 別途成形されたハウジング6内に挿入する。この時、球頭部4の外周には潤滑剤 が付着されている。続いて、ハウジング6の開口7内周に抜け止めリング9を圧 入し、最後に抜け止めリング9の外周に形成した周状の面取り部9aに、ハウジ ング6の開口7端部を高周波溶着して完成する。
【0013】 従ってボールジョイント1の製造工程において高温をかけることがないため、 冷却によるハウジング6の収縮が発生せずハウジング6がボールスタッド2の球 頭部4を押圧することがないので、トルクを一定の基準に設定でき、また潤滑剤 を破壊する恐れもない。
【0014】 また、第2の実施例を図2及び図3により示す。
【0015】 図3は完成したボールジョイント1を示し、第1の実施例とほぼ同一構造を取 るが、その最大の相違点としては、抜け止めリング9の内周側に環状の補強リン グ8を備え、その補強リング8は抜け止めリング9の端部を中心側にかしめるこ とにより固定される点である。
【0016】 次に、上述の如きボールジョイントの組み立て工程について説明する。
【0017】 まず、図2に示す如く合成樹脂製のハウジング6の開口7内周に環状の抜け止 めリング9を圧入し、続いてボールスタッド2の球頭部4を揺動回動自在に保持 するベアリング5をハウジング6内に挿入する。この時、球頭部4の外周には潤 滑剤が付着されている。次に抜け止めリング9の内周側に環状の補強リング8を 挿入し、最後に抜け止めリング9の端部を中心側にかしめて図3に示す如くベア リング5及び補強リング8を固定する。
【0018】 このように抜け止めリング9の端部をかしめて補強リング8を固定することで 、よりボールスタッド2の抜け止めの効果を向上させることができる。
【0019】
以上のように本考案によれば、ハウジングの開口内周に装着した抜け止めリン グによりベアリングを固定するため、ボールジョイントの製造工程において高温 をかけることがないので、トルクを一定の基準に設定できる。
【図1】本考案の第1の実施例によるボールジョイント
を示した部分断面平面図である。
を示した部分断面平面図である。
【図2】本考案の第2の実施例によるボールジョイント
のかしめ前の状態を示した部分断面平面図である。
のかしめ前の状態を示した部分断面平面図である。
【図3】本考案の第2の実施例によるボールジョイント
のかしめ後の状態を示した部分断面平面図である。
のかしめ後の状態を示した部分断面平面図である。
【図4】従来のボールジョイントを示した部分断面平面
図である。
図である。
2 ボールスタッド 3 柄 部 4 球頭部 5 ベアリング 6 ハウジング 7 開 口 9 抜け止めリング
Claims (2)
- 【請求項1】 球状の球頭部(4)と該球頭部(4)か
ら延びる柄部(3)とを有するボールスタッド(2)
と、前記球頭部(4)を揺動回動自在に保持するベアリ
ング(5)と、該ベアリング(5)と前記ボールスタッ
ド(2)の球頭部(4)を内包しかつ一端又は他端開口
(7)から前記ボールスタッド(2)の柄部(3)を突
出させる合成樹脂製のハウジング(6)とを備えたボー
ルジョイントにおいて、前記ハウジング(6)の開口
(7)に環状の抜け止めリング(9)が圧入されている
ことを特徴とするボールジョイント。 - 【請求項2】 球状の球頭部(4)と該球頭部(4)か
ら延びる柄部(3)とを有するボールスタッド(2)
と、前記球頭部(4)を揺動回動自在に保持するベアリ
ング(5)と、該ベアリング(5)と前記ボールスタッ
ド(2)の球頭部(4)を内包しかつ一端又は他端開口
(7)から前記ボールスタッド(2)の柄部(3)を突
出させる合成樹脂製のハウジング(6)とを備えたボー
ルジョイントにおいて、前記ハウジング(6)の開口
(7)に装着された環状の抜け止めリング(9)をその
中心側にかしめてベアリング(5)を固定したことを特
徴とするボールジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10369791U JPH0545226U (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | ボールジヨイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10369791U JPH0545226U (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | ボールジヨイント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545226U true JPH0545226U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14360967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10369791U Pending JPH0545226U (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | ボールジヨイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545226U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013167314A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Nhk Spring Co Ltd | スタビリンクおよびその製造方法 |
WO2017159822A1 (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-21 | 日本発條株式会社 | ボールジョイント、及びこれを用いたスタビリンク |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP10369791U patent/JPH0545226U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013167314A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Nhk Spring Co Ltd | スタビリンクおよびその製造方法 |
WO2017159822A1 (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-21 | 日本発條株式会社 | ボールジョイント、及びこれを用いたスタビリンク |
KR20180110119A (ko) * | 2016-03-17 | 2018-10-08 | 니혼 하츠쵸 가부시키가이샤 | 볼 조인트 및 이것을 사용한 스태빌라이저 링크 |
CN108700106A (zh) * | 2016-03-17 | 2018-10-23 | 日本发条株式会社 | 球窝接头及使用其的稳定器连杆 |
US10836228B2 (en) | 2016-03-17 | 2020-11-17 | Nhk Spring Co., Ltd. | Ball joint, and stabilizer link using same |
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