JPH0928001A - 車両情報伝送装置 - Google Patents

車両情報伝送装置

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JPH0928001A
JPH0928001A JP17756695A JP17756695A JPH0928001A JP H0928001 A JPH0928001 A JP H0928001A JP 17756695 A JP17756695 A JP 17756695A JP 17756695 A JP17756695 A JP 17756695A JP H0928001 A JPH0928001 A JP H0928001A
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Takashi Miyauchi
隆史 宮内
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 列車制御のネットワークをダウンさせること
なく隣接編成との併結・分離が行える車両情報伝送装置
を得る。 【解決手段】 併結・分離の接点となる編成Aおよび編
成Bの先端車両11a,14aおよび11b,14bの
中央装置15a,18aおよび15b,18bにそれぞ
れ2つの伝送局19,20,23,24および29,3
0,33,34を設け、両編成の併結の際には、伝送路
切り換えスイッチ23a,24aおよび29a,30a
を開放し、23b,24bおよび29b,30bを接続
することによって、ネットワークを編成Aおよび編成B
内のそれぞれ独立の伝送ループから編成Aと編成Bとの
両編成にわたって1つの伝送ループに切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、列車制御機能を
停止することなく隣接編成との分離・併結を行える車両
情報伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両情報伝送装置とは、列車上におい
て、各車両の空調装置、ブレーキ制御装置、主変換装置
および電源などの機器を監視制御する装置であり、車両
ごとに設けられた中央装置または端末装置間で情報を伝
送しあいながら列車の加速・減速などの制御を行う。各
装置間でデータの送受信を行うためには、各装置に装置
番号を設定する必要がある。図4は、例えば特開平4−
364302号公報に示された車用号車番号設定装置の
構成図であり、図5は図4の構成を車両に搭載したとき
のイメージ図である。図に示すように、4両で1編成の
列車を例に用いて説明する。図において、1および4は
中央装置、2および3は端末装置で、各車両にどちらか
1台が搭載されている。また、それらは2重系の伝送線
5および6で接続されており、それぞれの伝送線5およ
び6は伝送ループを形成している。中央装置1の内部に
は2つの伝送局7a,7b、端末装置2の内部には2つ
の伝送局8a,8b、端末装置3の内部には2つの伝送
局9a,9b、中央装置4の内部には2つの伝送局10
a、10bがあり、データ交換の際に情報の送受信を行
う。
【0003】このような従来の装置においては、各車両
の機器の情報を中央装置1,4または端末装置2,3に
車両単位で入力し、これらを伝送線5,6を介して情報
交換することにより、1編成分すべての車両機器の状態
を収集する。データ交換に必要な各伝送局の番号につい
ては車両毎に設定され、あらかじめ中央装置1の伝送局
番号は”1”と固定されている。その他の車両の各装置
の伝送局番号については、電源投入時に決定される。ま
ず、中央装置1の伝送局7aが伝送線5を介して伝送局
8aに伝送局番号データ”1”を送信する。伝送局8a
は受信したデータ”1”に1加算して”2”とし、そ
の”2”を自局の伝送局番号として伝送局9aに送信す
る。同じように、伝送局9aでは、受信したデータ”
2”に1加算して”3”とし、その”3”を自局の伝送
局番号として伝送局10aに送信する。伝送局10aも
また、受信したデータ”3”に1加算することによ
り、”4”を自局の伝送局番号とする。伝送線5が断線
した場合には、伝送線6を用いて同様の手順で伝送局番
号が決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の車
両情報伝送装置においては、電源投入時に伝送局番号を
決定するために、列車編成の分離・併結など伝送ネット
ワーク中の伝送局を削除または追加する場合には、一旦
電源を切ってネットワークをダウンさせ、再び電源を投
入する必要がある。列車編成の分離・併結は列車の進路
制御等の列車制御をしながら行うので、ネットワークを
ダウンさせる必要のある従来の装置では、列車編成の分
離・併結に対応できないといった問題点があった。ま
た、ネットワークをダウンさせないとすると、2編成の
連結作業中に2編成の伝送線同士が接触して、連結相手
である隣接編成に車両制御情報が送信されてしまい、隣
接編成が、連結作業が完了する前に動き出してしまう恐
れがあった。
【0005】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、その目的は、列車制御のネット
ワークをダウンさせることなく隣接する編成の分離・併
結が行える車両情報伝送装置を得るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両情報
伝送装置においては、各編成の両先端車両で車両制御情
報を入力可能な中央装置に第1および第2の伝送局を備
えるとともに、上記両編成の分離時には、上記各編成の
両先端車両のそれぞれにおいて第1の伝送局と第2の伝
送局とを接続することにより上記編成毎に独立の伝送ル
ープを形成する第1の伝送路に切り換え、上記両編成の
併結時には、その併結により対面する上記各編成の対面
側先端車両の第1の伝送局と第2の伝送局との接続を開
放し、上記対面側先端車両の第1の伝送局同士、および
第2の伝送局同士をそれぞれ接続することにより上記両
編成にわたって1つの伝送ループを形成する第2の伝送
路に切り換えるようにしたものである。
【0007】また、両編成を併結する場合、併結運転時
の車両制御情報の入力動作を実行する中央装置が設定さ
れた後、第1の伝送路から第2の伝送路への切り換えを
行うようにしたものである。
【0008】また、両編成を分離する場合、編成毎の独
立運転時の車両制御情報の入力動作を実行する中央装置
が設定される前に、第2の伝送路から第1の伝送路への
切り換えを行うようにしたものである。
【0009】また、第1の編成と第2の編成とが併結さ
れた状態で、第1の編成内の車両から第2の編成内の車
両へデータを送信する際は、第1の編成内の車両に既に
割り付けられている送信元伝送局番号に、第1の編成の
車両数および第2の編成の車両数のいずれよりも大きい
値Nを加算した値を車両毎の伝送局番号として送信し、
逆に、第2の編成内の車両から第1の編成内の車両へデ
ータを送信する際は、第2の編成内の車両に既に割り付
けられている送信元伝送局番号から上記値Nを減算した
値を車両毎の伝送局番号として送信を行うものである。
【0010】
【作用】上記のように構成された車両情報伝送装置にお
いては、両編成の分離時には、両先端車両の第1の伝送
局と第2の伝送局とを接続することにより独立の伝送ル
ープを形成する第1の伝送路に切り換えられ、両編成の
併結時には、上記第1の伝送局と第2の伝送局との接続
が開放され、併結により対面する両編成の先端車両の第
1の伝送局同士、および第2の伝送局同士を接続するこ
とにより両編成にわたって1つの伝送ループを形成する
第2の伝送路に切り換えられる。
【0011】また、両編成を併結する場合は、併結運転
時に車両制御情報の入力動作を実行する中央装置が設定
された後に、第1の伝送路から第2の伝送路への切り換
えが行われる。
【0012】また、両編成に分離する場合は、編成毎の
独立運転時に車両制御情報の入力動作を実行する中央装
置が設定される前に、第2の伝送路から第1の伝送路へ
の切り換えが行われる。
【0013】また、第1の編成と第2の編成とが併結さ
れた状態で、第1の編成内の車両から第2の編成内の車
両へデータを送信する際は、第1の編成内の車両に既に
割り付けられている送信元伝送局番号に、第1の編成の
車両数および第2の編成の車両数のいずれよりも大きい
値Nを加算した値を車両毎の伝送局番号として送信さ
れ、逆に、第2の編成内の車両から第1の編成内の車両
へデータを送信する際は、第2の編成内の車両に既に割
り付けられている送信元伝送局番号から上記値Nを減算
した値を車両毎の伝送局番号として送信される。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の一形態の車両情
報伝送装置を搭載した2つの編成を示す図であり、編成
Aと編成Bとが分離している状態である。編成Aは車両
11a,12a,13a,14aの4両からなり、車両
11aおよび車両14aは中央装置15aおよび18
a、車両12aおよび車両13aは端末装置16aおよ
び17aをそれぞれ搭載している。中央装置15aには
2つの伝送局19および20があり、各伝送局は2つの
伝送路切り換えスイッチ19a,19bおよび20a,
20bをそれぞれもっている。中央装置18aも同様の
構成となっており、2つの伝送局23,24と伝送路切
り換えスイッチ23a,23b,24a,24bとをも
っている。端末装置16aには1つの伝送局21、端末
装置17aには1つの伝送局22がある。25および2
6は運転台から中央装置15aまたは18aにデータ伝
送を行う車両制御情報出力装置である。編成Bについて
も編成Aと同様の構造をしている。編成Aと編成Bとの
接続・開放は自動連結器27,28によって行われる。
【0015】上記のように構成された2つの編成を併結
する動作について説明する。まず、編成Bは停止状態
で、車両制御情報出力装置35は未入力状態、車両制御
情報出力装置36は入力状態、つまり車両制御情報出力
装置36の運転台が使用可能状態とする。この時、中央
装置15bおよび18bの伝送路切り換えスイッチ29
a,29b,30a,30b,33a,34aは接続状
態、伝送路切り換えスイッチ33b,34bは開放状態
となっている。つまり、データ伝送のネットワークは編
成B内で独立の伝送ループを形成している。参考まで
に、車両制御情報出力装置35および36の両方が未入
力状態の場合、つまりどちらの運転台も使用不可能な状
態の時は、編成Bには非常ブレーキがかかる。また、中
央装置の伝送局は、伝送路切り換えスイッチ19b,2
0b,23b,24b,29b,30b,33b,34
bが接続状態にあるときは、他の伝送局が接続される可
能性があるので、その旨の呼びかけメッセージを送信す
るとともに、そのメッセージを受信した場合は応答メッ
セージを送信するようになっている。
【0016】さて、上述したように編成Bが車両制御情
報出力装置36の運転台が使用可能な状態で停止してい
るところへ、編成Aが、車両制御情報出力装置25が未
入力状態で、車両制御情報出力装置26が入力状態、つ
まり車両制御情報出力装置26の運転台だけが使用可能
な状態で、編成Bに接近し併結を開始するとする。この
とき、編成Aの伝送路切り換えスイッチ19a,19
b,20a,20b,23a,24aは接続状態、伝送
路切り換えスイッチ23b,24bは開放状態であり、
伝送ネットワークは編成A内で独立の伝送ループを形成
している。併結作業中で自動連結器27,28が結合さ
れた状態を図2に示す。このとき、車両制御情報出力装
置26は入力状態であるが、伝送路切り換えスイッチ2
3b,24bが開放状態であるので、中央装置18aと
中央装置15bとが接続することはない。したがって、
自動連結器27,28が結合しても編成Aの車両制御情
報が編成Bに伝送されて編成Bが動作してしまうことは
なく、編成Aの機器のみが制御される。
【0017】併結作業が完了すると、編成Aの車両制御
情報出力装置26の運転台を使用不可能にするので、車
両制御情報出力装置26からの入力が停止する。これに
より、両編成を通じて車両制御情報は車両制御情報出力
装置36からの入力だけになり、中央装置18bが制御
情報入力装置として設定される。それと同時に、中央装
置18aの伝送局23は伝送路切り換えスイッチ23b
を接続し、伝送局24は伝送路切り換えスイッチ24b
を接続する。これにより、編成Aの中央装置18aと編
成Bの中央装置15bが接続される。その後、中央装置
18aの伝送局23は中央装置15bの伝送局29から
の呼びかけメッセージまたは応答メッセージを受信する
ことにより併結を検知し、伝送路切り換えスイッチ23
aを開放する。同様に、伝送局24は伝送局30からの
呼びかけメッセージまたは応答メッセージを受信するこ
とにより併結を検知し、伝送路切り換えスイッチ24a
を開放する。また、中央装置15bの伝送局29は中央
装置18aの伝送局23からの呼びかけメッセージまた
は応答メッセージを受信することにより併結を検知し、
伝送路切り換えスイッチ29aを開放する。さらに、伝
送局30は伝送局24からの呼びかけメッセージまたは
応答メッセージを受信することにより併結を検知し、伝
送路切り換えスイッチ30aを開放する。以上により、
伝送路切り換えスイッチ23a,24a,29a,30
aは開放状態となって各編成内に形成されていた2つの
独立の伝送ループは消滅し、それに代わって、伝送路切
り換えスイッチ23b,24b,29b,30bが接続
状態となって2編成にわたって1つの伝送ループが形成
される。したがって、伝送ネットワークをダウンさせる
ことなく、編成Aと編成Bとは併結されて1つのネット
ワークを形成することができる。
【0018】実施の形態2.上記実施の形態1では、2
つの編成を併結する場合の動作について説明したが、本
例では、2つの編成が併結された状態から1つずつの編
成に分離する動作について図2を用いて説明する。図2
の状態で、編成Bを停止状態で、編成Aを左側に移動さ
せて分離することとする。車両制御情報出力装置26,
35,36は未入力状態、車両制御情報出力装置25を
入力状態、つまり車両制御情報入力装置25の運転台だ
けが使用可能な状態であるとすると、各中央装置の伝送
路切り換えスイッチ19a,20a,23b,24b,
29b,30b,33a,33b,34a,34bは接
続状態、伝送路切り換えスイッチ19b,20b,23
a,24a,29a,30aは開放状態となっている。
伝送ネットワークは2編成にまたがって1つの伝送ルー
プを形成している。
【0019】分離作業中、車両制御情報出力装置35お
よび36が未入力状態であれば、編成Bには非常ブレー
キがかかり、自動連結器27,28が開放されることに
より、車両制御情報出力装置25からの情報は編成Aだ
けを制御し、編成Aが左側に移動することにより分離作
業が完了する。しかし、分離作業後の編成Bの制御の準
備のために、分離作業中に車両制御情報出力装置35ま
たは36が入力状態となって、編成Bのどちらかの運転
台が使用可能な状態となってしまうことがある。その場
合、従来では、1つのネットワークの中に2つの車両制
御情報が存在して車両制御不能となり、その結果とし
て、編成Bに非常ブレーキがかからないことがあった。
そのため、この発明では、中央装置15bの伝送局は、
車両制御情報出力装置35から車両制御情報を受信する
と、中央装置15bが車両制御情報入力装置として設定
される前に、伝送路切り換えスイッチ29b,30bを
開放状態にする。中央装置15bは中央装置18aから
の呼びかけメッセージまたは応答メッセージの受信無し
を検知することにより、伝送路切り換えスイッチ29
a,30aを接続状態にする。これにより、伝送ネット
ワークは編成B内で独立の伝送ループを形成することに
なる。また同時に、中央装置18aは23b,24bを
開放し、23a,24aを接続することにより、編成A
内でも独立の伝送ループが形成される。以上により、編
成Aは車両制御情報出力装置25からの情報に基づいて
制御され、編成Bは車両制御情報出力装置35からの情
報に基づいて制御されることになり、ネットワークをダ
ウンさせることなく分離作業が完了する。
【0020】実施の形態3.なお、データ伝送に必要と
なる伝送局番号は各車両の装置毎に1つずつ設定される
が、上記実施の形態1において2つの編成を併結して1
つの伝送ネットワークを構成する場合、双方の編成で、
各車両の伝送局の番号が異なっていればデータ伝送に問
題はないが、同一の伝送局番号があれば、どちらの車両
の伝送局から送信されたデータなのか判別できなくな
る。したがって、車両毎の伝送局番号を2つの編成で異
なるようにする必要がある。図3は、同一の構成である
編成Aと編成Bとを併結した場合を示した図である。こ
のとき、伝送局19,20,21,2223
号はそれぞれM1,M2,M3,M4,M5,M6
が割り付けられているとする。2つの編成で1つのネッ
トワークを構成し、伝送局番号をこのままの状態で
タ伝送を行えば、例えば伝送局番号M1の伝送局から送
信されたデータを受信した伝送局は、そのデータは車両
11aの伝送局19から送信されたものか車両11bの
伝送局19から送信されたものかの区別が付かない。
【0021】そこで、併結の接点となる車両14aの伝
送局23が併結相手である車両11bの伝送局19にデ
ータを送信するときは、データの内容の送信元伝送局番
号に併結する2編成のどちらの車両数よりも大きい数、
例えば10を加算して送信する。例えば車両11aの伝
送局19か送信されてきたデータ(伝送局号はM
1)であれば、伝送局番号を(M1+10)として送信す
る。車両14aの伝送局24が車両11bの伝送局20
に送信するときも同様に行われる。逆に、併結の接点と
なる車両11bの伝送局19が併結相手である車両14
aの伝送局23にデータを送信するときは、データの内
容の送信元伝送局番号に例えば10を減算して送信す
る。例えば車両14bの伝送局23か送信されてきた
データ(伝送局号はM5)であれば、伝送局番号を
(M5−10)として送信する。車両11bの伝送局2
0が車両14aの伝送局24に送信するときも同様に行
われる。
【0022】これにより、編成Bの各両は編成A
車両の送局番号がM1+10M2+10M3+1
0,M4+10,M5+10,M6+10に見える。ま
た、編成Aの各両は編成B各車両の送局番号が
M1−10M2−10M3−10,M4−10,M5−
10,M6−10に見える。したがって、同一の伝送局
番号をもつ2つの編成が併結して1つの伝送ネットワー
クを構成した場合にも、ネットワークがダウンすること
なく円滑にデータ伝送を行うことができる。なお、上記
のような処理を施してデータ伝送を行っていた2つの編
成を分離した場合、それぞれの編成で既に割り付けられ
ている伝送局番号を用いてデータ伝送を行えば何ら問題
はないことは明らかである。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0024】各編成の先端車両の中央装置に第1および
第2の伝送局を設け、両編成を分離する場合は、第1の
伝送局と第2の伝送局とを接続して編成毎に独立した伝
送ループを形成する伝送路に切り換え、両編成を併結す
る場合は、第1の伝送局と第2の伝送局との接続を開放
し、併結で対面する両編成の先端車両の第1の伝送局同
士、および第2の伝送局同士を接続することにより両編
成にわたって1つの伝送ループを形成する伝送路に切り
換えるようにしたので、伝送のネットワークをダウンさ
せることなく編成の併結・分離が行える。
【0025】また、隣接する編成を併結する場合には、
併結運転時に車両制御情報の入力装置となる中央装置が
設定された後に伝送路の切り換えを行うようにしたの
で、併結作業中に併結対象の編成が誤って動作してしま
う恐れがない。
【0026】また、併結された編成を1編成ごとに分離
する場合には、編成毎の独立運転時に車両制御情報の入
力装置となる中央装置が設定される前に伝送路の切り換
えを行うようにしたので、分離作業中に隣接する編成か
らの情報で混乱する恐れがない。
【0027】また、隣接する編成を併結した状態で隣接
する編成にデータを送信する場合には、伝送局番号に併
結する編成のどちらの車両数よりも大きい値Nを加算ま
たは減算することにより、併結する双方の編成で車両毎
の伝送局番号をすべて異なるようにしたので、同一の伝
送局番号をもつ編成を併結した場合にも、ネットワーク
をダウンさせることなく円滑にデータ伝送を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態による車両情報伝送
装置を搭載した2編成が分離している状態を示した図で
ある。
【図2】 図1に示した2編成に対して併結した状態を
示す図である。
【図3】 この発明の実施の一形態による車両情報伝送
装置を搭載し同一の構成をした2編成を併結した場合を
示す図である。
【図4】 従来の車両情報伝送装置を示す構成図であ
る。
【図5】 図4の車両情報伝送装置を車両編成に搭載し
た例を示す図である。
【符号の説明】
11a,12a,13a,14a 編成Aの各車両、1
1b,12b,13b,14b 編成Bの各車両、15
a,18a 編成A内の中央装置、15b,18b 編
成B内の中央装置、19,20,23,24 編成A内
の中央装置の伝送局、29,30,33,34 編成B
内の中央装置の伝送局、19a,19b,20a,20
b,23a,23b,24a,24b 編成A内の伝送
路切り換えスイッチ、29a,29b,30a,30
b,33a,33b,34a,34b 編成B内の伝送
路切り換えスイッチ、25,26 編成A内の車両制御
情報出力装置、35,36 編成B内の車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに併結・分離が行われる編成の車両
    機器間の情報伝達を行う車両情報伝送装置において、 上記各編成の両先端車両で車両制御情報を入力可能な中
    央装置に第1および第2の伝送局を備えるとともに、上
    記両編成の分離時には、上記各編成の両先端車両のそれ
    ぞれにおいて第1の伝送局と第2の伝送局とを接続する
    ことにより上記編成毎に独立の伝送ループを形成する第
    1の伝送路に切り換え、上記両編成の併結時には、その
    併結により対面する上記各編成の対面側先端車両の第1
    の伝送局と第2の伝送局との接続を開放し、上記対面側
    先端車両の第1の伝送局同士、および第2の伝送局同士
    をそれぞれ接続することにより上記両編成にわたって1
    つの伝送ループを形成する第2の伝送路に切り換えるよ
    うにしたことを特徴とする車両情報伝送装置。
  2. 【請求項2】 両編成を併結する場合、併結運転時の車
    両制御情報の入力動作を実行する中央装置が設定された
    後、第1の伝送路から第2の伝送路への切り換えを行う
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両情報伝
    送装置。
  3. 【請求項3】 両編成を分離する場合、編成毎の独立運
    転時の車両制御情報の入力動作を実行する中央装置が設
    定される前に、第2の伝送路から第1の伝送路への切り
    換えを行うようにしたことを特徴とする請求項1または
    2記載の車両情報伝送装置。
  4. 【請求項4】 第1の編成と第2の編成とが併結された
    状態で、第1の編成内の車両から第2の編成内の車両へ
    データを送信する際は、第1の編成内の車両に既に割り
    付けられている送信元伝送局番号に、第1の編成の車両
    数および第2の編成の車両数のいずれよりも大きい値N
    を加算した値を車両毎の伝送局番号として送信し、逆
    に、第2の編成内の車両から第1の編成内の車両へデー
    タを送信する際は、第2の編成内の車両に既に割り付け
    られている送信元伝送局番号から上記値Nを減算した値
    を車両毎の伝送局番号として送信を行うことを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の車両情報伝送装
    置。
JP17756695A 1995-07-13 1995-07-13 車両情報伝送装置 Expired - Lifetime JP3270298B2 (ja)

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JP17756695A JP3270298B2 (ja) 1995-07-13 1995-07-13 車両情報伝送装置

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