JPH09279948A - 板材保持部材 - Google Patents
板材保持部材Info
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- JPH09279948A JPH09279948A JP11431396A JP11431396A JPH09279948A JP H09279948 A JPH09279948 A JP H09279948A JP 11431396 A JP11431396 A JP 11431396A JP 11431396 A JP11431396 A JP 11431396A JP H09279948 A JPH09279948 A JP H09279948A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で、構造材に板材を容易にかつ確
実に取り付ける。 【解決手段】 構造材12で組まれた枠の開口部に板材
14を取り付ける板材保持部材であって、断面形状が長
手方向に沿って一定に形成され、板材14の両側面から
板材14を挟持する2部材16,18から成る。一方の
板材保持部材16には、板材14の側面を支える突起2
2と、板材14の端部を支える保持面28と、構造材1
2に取り付けられる取付部26と、他方の板材保持部材
18と係合される係合溝30が形成されている。他方の
板材保持部材18には、板材14の側面を支える突起3
4と、係合溝30に係合される被係合突起36が形成さ
れているる。
実に取り付ける。 【解決手段】 構造材12で組まれた枠の開口部に板材
14を取り付ける板材保持部材であって、断面形状が長
手方向に沿って一定に形成され、板材14の両側面から
板材14を挟持する2部材16,18から成る。一方の
板材保持部材16には、板材14の側面を支える突起2
2と、板材14の端部を支える保持面28と、構造材1
2に取り付けられる取付部26と、他方の板材保持部材
18と係合される係合溝30が形成されている。他方の
板材保持部材18には、板材14の側面を支える突起3
4と、係合溝30に係合される被係合突起36が形成さ
れているる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、種々の機械装置
の骨組み、台、枠、その他の部分を作る構造物に板材を
取り付ける板材保持部材に関する。
の骨組み、台、枠、その他の部分を作る構造物に板材を
取り付ける板材保持部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に種々の機械装置の枠を簡単
に所望のサイズに作るための構造材として、長手方向に
一定の断面形状を有した長尺のアルミニウム合金の押出
型材が知られている。この押出型材の構造材は、各側面
中央にT溝が長手方向に沿って形成され、T溝の内部に
は十字状の中空部が形成されている。この構造材の組み
立て方法は、まず構造材を所望のサイズにカットした
後、T溝に構造材の端部から四角ナットを挿入し、構造
材の側面からブラケットを当て、ボルトでブラケットと
ナットを締め、所望のサイズの構造物を作るものであ
る。
に所望のサイズに作るための構造材として、長手方向に
一定の断面形状を有した長尺のアルミニウム合金の押出
型材が知られている。この押出型材の構造材は、各側面
中央にT溝が長手方向に沿って形成され、T溝の内部に
は十字状の中空部が形成されている。この構造材の組み
立て方法は、まず構造材を所望のサイズにカットした
後、T溝に構造材の端部から四角ナットを挿入し、構造
材の側面からブラケットを当て、ボルトでブラケットと
ナットを締め、所望のサイズの構造物を作るものであ
る。
【0003】そして、上記の方法で組み立てられた構造
材による枠体等の開口部に、側壁となるガラスや合成樹
脂製あるいは鋼板製等の板材を取り付ける場合がある。
このとき、開口部の板材取り付け用の部材として、三角
形のブラケットが使用される。この三角形のブラケット
の中央には、板材固定用のネジ穴が1個設けられてい
る。そして、この開口部を塞ぐ部材には三角形のブラケ
ットのネジ穴が当接する部分に透孔が設けられ、この板
材を開口部に当てた状態でボルトを、この透孔を経てネ
ジ穴に挿入し、板材を固定するものである。さらに板材
の周囲には構造材との間に1mm程度の間隙が生じるた
め、さらにこの間隙をふさぐ長尺のシール材をT溝に取
り付けていた。
材による枠体等の開口部に、側壁となるガラスや合成樹
脂製あるいは鋼板製等の板材を取り付ける場合がある。
このとき、開口部の板材取り付け用の部材として、三角
形のブラケットが使用される。この三角形のブラケット
の中央には、板材固定用のネジ穴が1個設けられてい
る。そして、この開口部を塞ぐ部材には三角形のブラケ
ットのネジ穴が当接する部分に透孔が設けられ、この板
材を開口部に当てた状態でボルトを、この透孔を経てネ
ジ穴に挿入し、板材を固定するものである。さらに板材
の周囲には構造材との間に1mm程度の間隙が生じるた
め、さらにこの間隙をふさぐ長尺のシール材をT溝に取
り付けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、板材をまずブラケットに止め、ボルト等で固定しな
ければならず、取付工数のかかるものであった。さらに
シール材で板材と構造材との間隙を塞ぐという手間もか
かり、組み立てが面倒なものであった。また。シール材
は断面形状が長手方向に沿って一定の長尺部材であり、
開口部の角部で直角に位置するシール材同士の間に隙間
が生じ、ここから通気があり、またホコリ等の異物が入
りやすいという問題があり、外観上も良くないものであ
った。
合、板材をまずブラケットに止め、ボルト等で固定しな
ければならず、取付工数のかかるものであった。さらに
シール材で板材と構造材との間隙を塞ぐという手間もか
かり、組み立てが面倒なものであった。また。シール材
は断面形状が長手方向に沿って一定の長尺部材であり、
開口部の角部で直角に位置するシール材同士の間に隙間
が生じ、ここから通気があり、またホコリ等の異物が入
りやすいという問題があり、外観上も良くないものであ
った。
【0005】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、簡単な構成で構造材に板材を容易
にかつ確実に取り付けることができる板材保持部材を提
供することを目的とする。
みてなされたもので、簡単な構成で構造材に板材を容易
にかつ確実に取り付けることができる板材保持部材を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、構造材で組
まれた枠の開口部に板材を取り付ける板材保持部材であ
って、断面形状が長手方向に沿って一定に形成され、板
材の両側面から板材を挟持する2部材から成り、一方の
板材保持部材には板材の側面を支える突起と、板材の端
部を支える保持面と、構造材に取り付けられる取付部
と、他方の板材保持部材と係合される係合部が形成さ
れ、他方の板材保持部材には、板材の側面を支える突起
と、上記係合部に係合される被係合部が形成されてい
る。また、構造材に取りつけられた状態で、2部材の各
突起は互いに先端が近づく様に傾斜し、各突起の先端付
近には弾力性を有する柔軟部が形成されている。
まれた枠の開口部に板材を取り付ける板材保持部材であ
って、断面形状が長手方向に沿って一定に形成され、板
材の両側面から板材を挟持する2部材から成り、一方の
板材保持部材には板材の側面を支える突起と、板材の端
部を支える保持面と、構造材に取り付けられる取付部
と、他方の板材保持部材と係合される係合部が形成さ
れ、他方の板材保持部材には、板材の側面を支える突起
と、上記係合部に係合される被係合部が形成されてい
る。また、構造材に取りつけられた状態で、2部材の各
突起は互いに先端が近づく様に傾斜し、各突起の先端付
近には弾力性を有する柔軟部が形成されている。
【0007】この板材保持部材は、突起が板材の両側面
に向かって傾斜し、突起の先端に設けられた弾力性を有
する柔軟部が板材に密着し、板材の両側面を均等に押圧
し板材を確実に保持する。
に向かって傾斜し、突起の先端に設けられた弾力性を有
する柔軟部が板材に密着し、板材の両側面を均等に押圧
し板材を確実に保持する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜3は、この実施
の形態の板材保持部材10を示すものである。板材保持
部材10は、アルミニウム合金等の押出型材である構造
材12に、板材14を構造材12とほぼ直角に取り付け
るものである。板材保持部材10は、長手方向に一定の
断面形状を有した長尺の、雌部材16と雄部材18から
構成され、雌部材16と雄部材18はいずれも硬質塩化
ビニル製等の樹脂製である。
いて、図面に基づいて説明する。図1〜3は、この実施
の形態の板材保持部材10を示すものである。板材保持
部材10は、アルミニウム合金等の押出型材である構造
材12に、板材14を構造材12とほぼ直角に取り付け
るものである。板材保持部材10は、長手方向に一定の
断面形状を有した長尺の、雌部材16と雄部材18から
構成され、雌部材16と雄部材18はいずれも硬質塩化
ビニル製等の樹脂製である。
【0009】雌部材16の断面形状は、構造材12に当
接する取付面19と、取付面19に平行な面であって板
材を保持する保持面28を有し、取付面19、保持面2
8と略L字型となる突起22が形成されている。突起2
2は、保持面28側にわずかに傾斜している。突起22
の先端には、軟質塩化ビニル製の柔軟部24が形成さら
れ、柔軟部24は先端に向かうにつれ細くなっている。
取付面19には、構造材12のT溝20に係止される係
合部である取付部26が形成されている。取付部26は
長手方向に沿って設けられる一対の突条で、取付面19
の直角方向に突出している。そして取付部26の断面形
状は薄い板状の一対の突条が、互いに離れる方向に一旦
傾斜し、さらにその先端は互いに近づく方向に傾斜した
くの字状に形成されている。また、取付面19に突起2
2の外側が当接している角部は、取付面19の下方にわ
ずかに突出している。取付面19と保持面28の間に
は、取付面19と保持面28に平行に係合溝30が設け
られている。係合溝30の上下に位置する内壁には、複
数の段部32が長手方向に沿って形成されている。
接する取付面19と、取付面19に平行な面であって板
材を保持する保持面28を有し、取付面19、保持面2
8と略L字型となる突起22が形成されている。突起2
2は、保持面28側にわずかに傾斜している。突起22
の先端には、軟質塩化ビニル製の柔軟部24が形成さら
れ、柔軟部24は先端に向かうにつれ細くなっている。
取付面19には、構造材12のT溝20に係止される係
合部である取付部26が形成されている。取付部26は
長手方向に沿って設けられる一対の突条で、取付面19
の直角方向に突出している。そして取付部26の断面形
状は薄い板状の一対の突条が、互いに離れる方向に一旦
傾斜し、さらにその先端は互いに近づく方向に傾斜した
くの字状に形成されている。また、取付面19に突起2
2の外側が当接している角部は、取付面19の下方にわ
ずかに突出している。取付面19と保持面28の間に
は、取付面19と保持面28に平行に係合溝30が設け
られている。係合溝30の上下に位置する内壁には、複
数の段部32が長手方向に沿って形成されている。
【0010】そして、雄部材18の断面形状は、突起2
2と対称の形状の突起34で、突起34の先端は雌部材
16と同様に柔軟部24が形成されている。突起34か
ら略T字状に被係合突起36が形成されている。被係合
突起36の表裏面には、雌部材16と同じ形状の複数の
段部32が、長手方向に沿って形成されている。突起3
4の下端面は、外側が下方にわずかに突出している。
2と対称の形状の突起34で、突起34の先端は雌部材
16と同様に柔軟部24が形成されている。突起34か
ら略T字状に被係合突起36が形成されている。被係合
突起36の表裏面には、雌部材16と同じ形状の複数の
段部32が、長手方向に沿って形成されている。突起3
4の下端面は、外側が下方にわずかに突出している。
【0011】次に、構造材12で囲まれた開口部の角部
に使用される、コーナーピース38と、それを取り付け
るコーナーピースホルダ40について説明する。コーナ
ーピースホルダ40は、図4、図5に示すように、本体
42の正面は直角三角形で鋭角の2角が面取りされてい
る。この三角形の中央に円筒型の透孔44が設けられて
いる。本体42の、構造材12に当接する底面45に
は、雌部材16の取付部26と同じ形状のくの字状の取
付部26が、透孔44に直交する方向に沿って一定の断
面形状で形成されている。
に使用される、コーナーピース38と、それを取り付け
るコーナーピースホルダ40について説明する。コーナ
ーピースホルダ40は、図4、図5に示すように、本体
42の正面は直角三角形で鋭角の2角が面取りされてい
る。この三角形の中央に円筒型の透孔44が設けられて
いる。本体42の、構造材12に当接する底面45に
は、雌部材16の取付部26と同じ形状のくの字状の取
付部26が、透孔44に直交する方向に沿って一定の断
面形状で形成されている。
【0012】コーナーピースホルダ40は、図4に示す
ように、本体42が透孔44に直交する方向の中央で分
割された状態で一体成型されたもので、分割された本体
は、三角形の斜面同士を連結する連結部46でつながっ
ている。分割された面の一方には、透孔44の両脇に円
柱型の凸部48が各1個形成されている。他方の面に
は、透孔44の両脇に凸部48が嵌合可能な凹部50
が、各1個形成されている。使用に際しては、コーナー
ピースホルダ40を成形後、連結部46を折り曲げ、凸
部48をそれぞれ凹部50に嵌合させて組み立てる。
ように、本体42が透孔44に直交する方向の中央で分
割された状態で一体成型されたもので、分割された本体
は、三角形の斜面同士を連結する連結部46でつながっ
ている。分割された面の一方には、透孔44の両脇に円
柱型の凸部48が各1個形成されている。他方の面に
は、透孔44の両脇に凸部48が嵌合可能な凹部50
が、各1個形成されている。使用に際しては、コーナー
ピースホルダ40を成形後、連結部46を折り曲げ、凸
部48をそれぞれ凹部50に嵌合させて組み立てる。
【0013】コーナーピース38は、図6、図7に示す
ように正面は太いL字型で、上記コーナーピースホルダ
40に取り付けた際にコーナーピースホルダ40と反対
側となる面は、図6(A)に示すように、L字型の外側
寄りに一定幅の平旦部52が形成されている。平旦部5
2の内側は斜面54となっており、平旦部52の2辺に
平行な2面がそれぞれ内側に向かって低くなっている。
コーナーピース38をコーナーピースホルダ40に取り
付けたときにコーナーピースホルダ40側となる面は図
6(B)に示すように、L字型の角部に小型のL字型の
平旦部56が形成されている。平旦部56の角付近に突
起58が設けられ、突起58は断面形状が六角形の中空
の円筒形で、平旦部56に対して直角に突出している。
そして、平旦部56の内側周辺は平旦部56のL字に平
行に斜面60a、60bと平旦部62a、62bが交互
に形成され、突起58の突出方向へ低くなっている。
ように正面は太いL字型で、上記コーナーピースホルダ
40に取り付けた際にコーナーピースホルダ40と反対
側となる面は、図6(A)に示すように、L字型の外側
寄りに一定幅の平旦部52が形成されている。平旦部5
2の内側は斜面54となっており、平旦部52の2辺に
平行な2面がそれぞれ内側に向かって低くなっている。
コーナーピース38をコーナーピースホルダ40に取り
付けたときにコーナーピースホルダ40側となる面は図
6(B)に示すように、L字型の角部に小型のL字型の
平旦部56が形成されている。平旦部56の角付近に突
起58が設けられ、突起58は断面形状が六角形の中空
の円筒形で、平旦部56に対して直角に突出している。
そして、平旦部56の内側周辺は平旦部56のL字に平
行に斜面60a、60bと平旦部62a、62bが交互
に形成され、突起58の突出方向へ低くなっている。
【0014】次に、この板材保持部材10の使用方法を
図8、図9に基づいて説明する。まず所望の形に、L字
型やT字型のブラケットを使用して組み立てられた構造
材12の開口部の内側に、所定の長さにカットされた4
本の雌部材16を開口部の4辺にそれぞれ取り付ける。
これは、構造材12の開口部の内側のT溝64に、雌部
材16の取付部26を押しつけて取付部26を互いに内
側に弾性変形させながら入れ、T溝64の内部の、十字
状の中空部で取付部26の形状が復帰してT溝64に確
実に係合されるものである。そして、組み立てられた構
造材12の開口部の角部の内側には、コーナーピースホ
ルダ40が直交する2本の構造材12に接して取り付け
られる。このときも雌部材16と同様に取付部26をT
溝64に係合させる。
図8、図9に基づいて説明する。まず所望の形に、L字
型やT字型のブラケットを使用して組み立てられた構造
材12の開口部の内側に、所定の長さにカットされた4
本の雌部材16を開口部の4辺にそれぞれ取り付ける。
これは、構造材12の開口部の内側のT溝64に、雌部
材16の取付部26を押しつけて取付部26を互いに内
側に弾性変形させながら入れ、T溝64の内部の、十字
状の中空部で取付部26の形状が復帰してT溝64に確
実に係合されるものである。そして、組み立てられた構
造材12の開口部の角部の内側には、コーナーピースホ
ルダ40が直交する2本の構造材12に接して取り付け
られる。このときも雌部材16と同様に取付部26をT
溝64に係合させる。
【0015】そして、構造材12の開口部に取り付けら
れた雌部材16に、所定の大きさにカットされた一枚の
板材14を当てる。このとき突起22の内側に板材14
の側面が、また保持面28に板材14の端面が当接す
る。さらに、板材14の他方の側面から、雌部材16と
ほぼ同じ長さにカットされた雄部材18を取り付ける。
板材14の保持は、被係合突起36を係合溝30に差し
込み、それぞれの段部32の頂点を乗り越える際に係合
溝30が弾性変形して押し広げられ、段部32の頂点が
互い違いに組み合った時に係合溝30は元の形状に復帰
し、被係合突起36が係合溝30に係止される。このと
き突起34は板材14の側面に当接し、板材14は両側
面を突起22、34で均等に保持され、さらに各突起2
2、34の先端の柔軟部24により板材14は密着して
押圧される。雌部材16の取付面19と、雄部材18の
下端は、それぞれ外側が下方にわずかに突出しているた
め、構造材12と板材保持部材10は隙間無く確実に当
接する。
れた雌部材16に、所定の大きさにカットされた一枚の
板材14を当てる。このとき突起22の内側に板材14
の側面が、また保持面28に板材14の端面が当接す
る。さらに、板材14の他方の側面から、雌部材16と
ほぼ同じ長さにカットされた雄部材18を取り付ける。
板材14の保持は、被係合突起36を係合溝30に差し
込み、それぞれの段部32の頂点を乗り越える際に係合
溝30が弾性変形して押し広げられ、段部32の頂点が
互い違いに組み合った時に係合溝30は元の形状に復帰
し、被係合突起36が係合溝30に係止される。このと
き突起34は板材14の側面に当接し、板材14は両側
面を突起22、34で均等に保持され、さらに各突起2
2、34の先端の柔軟部24により板材14は密着して
押圧される。雌部材16の取付面19と、雄部材18の
下端は、それぞれ外側が下方にわずかに突出しているた
め、構造材12と板材保持部材10は隙間無く確実に当
接する。
【0016】そしてコーナーピースホルダ40に、コー
ナーピース38が取り付けられる。コーナーピース38
の突起58を透孔44に差し込むと、突起58の六角形
の角部が透孔44の内壁に当接して係止され、平旦部5
6が本体42に当接し固定される。さらに平旦部52側
の各端面は、各構造材12に当接する。このとき、コー
ナーピース38は雌部材16と雄部材18の各端部を覆
う。図3に示すように、コーナーピース38のコーナー
ピースホルダ40側となる面の、斜面60aが突起2
2、34の外側にわずかなゆとりを持って接し、さらに
平旦部62aと斜面60bが柔軟部24に接し、さらに
平旦部62bが板材14に接する。これにより、各部材
間に大きな隙間を生じることがなく、構造材12の四隅
を縁取ることができる。
ナーピース38が取り付けられる。コーナーピース38
の突起58を透孔44に差し込むと、突起58の六角形
の角部が透孔44の内壁に当接して係止され、平旦部5
6が本体42に当接し固定される。さらに平旦部52側
の各端面は、各構造材12に当接する。このとき、コー
ナーピース38は雌部材16と雄部材18の各端部を覆
う。図3に示すように、コーナーピース38のコーナー
ピースホルダ40側となる面の、斜面60aが突起2
2、34の外側にわずかなゆとりを持って接し、さらに
平旦部62aと斜面60bが柔軟部24に接し、さらに
平旦部62bが板材14に接する。これにより、各部材
間に大きな隙間を生じることがなく、構造材12の四隅
を縁取ることができる。
【0017】この実施の形態の板材保持部材10によれ
ば、板材14の両側面を均等に押圧して保持するため、
板材14を構造材12に確実に安定して固定することが
できる。また、構造材12と板材14に間隙を生じない
ため外観が良く、さらに通気を遮断し、ホコリ等の異物
の侵入を防止することができる。これにより、構造材1
2に板材14を取り付けた後にさらにシール材を取り付
ける等の工程を省くことができる。各部材の弾力を使っ
て取り付けるだけなので、ネジや接着剤が不要で、必要
に応じて簡単に取り付けや取り外しができる。また、板
材14を取り付ける枠を形成する際にあらかじめ板材取
り付け用の三角形のブラケットを使用する必要が無く、
部材管理が容易で、組み立て後に板材取り付け位置の変
更も可能である。
ば、板材14の両側面を均等に押圧して保持するため、
板材14を構造材12に確実に安定して固定することが
できる。また、構造材12と板材14に間隙を生じない
ため外観が良く、さらに通気を遮断し、ホコリ等の異物
の侵入を防止することができる。これにより、構造材1
2に板材14を取り付けた後にさらにシール材を取り付
ける等の工程を省くことができる。各部材の弾力を使っ
て取り付けるだけなので、ネジや接着剤が不要で、必要
に応じて簡単に取り付けや取り外しができる。また、板
材14を取り付ける枠を形成する際にあらかじめ板材取
り付け用の三角形のブラケットを使用する必要が無く、
部材管理が容易で、組み立て後に板材取り付け位置の変
更も可能である。
【0018】なお、この発明の板材保持部材は、上記実
施の形態に限定されるものではなく、断面形状や素材
等、適宜設定できるものである。取付部の形状、また係
合溝や係合突起の形状等も任意に選択できるものであ
る。コーナーピースは、必要に応じて両面または片面に
取り付けるもので、不要な場合は取り付けなくても良
い。
施の形態に限定されるものではなく、断面形状や素材
等、適宜設定できるものである。取付部の形状、また係
合溝や係合突起の形状等も任意に選択できるものであ
る。コーナーピースは、必要に応じて両面または片面に
取り付けるもので、不要な場合は取り付けなくても良
い。
【発明の効果】この発明の板材保持部材は、取り付けが
簡単で、板材を確実に安定して構造材に取り付けるもの
である。そして構造材と板材に確実に密着し、隙間を生
じないため外観がきれいで、通気や、ホコリ等異物の侵
入を防ぐことができる。
簡単で、板材を確実に安定して構造材に取り付けるもの
である。そして構造材と板材に確実に密着し、隙間を生
じないため外観がきれいで、通気や、ホコリ等異物の侵
入を防ぐことができる。
【図1】この発明の実施の形態の板材保持部材の雌部材
(A)と雄部材(B)の縦断面図である。
(A)と雄部材(B)の縦断面図である。
【図2】この実施の形態の板材保持部材の雌部材と雄部
材を組み合わせた状態の縦断面図である。
材を組み合わせた状態の縦断面図である。
【図3】この実施の形態の板材保持部材の使用状態を示
す図9のB−B線縦断面図である。
す図9のB−B線縦断面図である。
【図4】この実施の形態の板材保持部材のコーナーピー
スホルダを成型した状態の正面図である。
スホルダを成型した状態の正面図である。
【図5】この実施の形態の板材保持部材のコーナーピー
スホルダの正面図(A)と右側面図(B)である。
スホルダの正面図(A)と右側面図(B)である。
【図6】この実施の形態の板材保持部材のコーナーピー
スの正面図(A)と背面図(B)である。
スの正面図(A)と背面図(B)である。
【図7】この実施の形態の板材保持部材のコーナーピー
スの左側面図(A)と右側面図(B)である。
スの左側面図(A)と右側面図(B)である。
【図8】この実施の形態の板材保持部材のコーナーピー
スを取り付ける前の使用状態を示す正面図である。
スを取り付ける前の使用状態を示す正面図である。
【図9】図8にコーナーピースを取り付けた状態であ
る。
る。
【図10】図9のA−A線縦断面図である。
10 板材保持部材 12 構造材 14 板材 16 雌部材(板材保持部材) 18 雄部材(板材保持部材) 22 突起 24 柔軟部 26 取付部 28 保持面 30 係合溝(係合部) 34 突起 36 被係合突起(被係合部) 38 コーナーピース 40 コーナーピースホルダ
Claims (2)
- 【請求項1】 構造材で組まれた枠の開口部に板材を取
り付ける板材保持部材において、断面形状が長手方向に
沿って一定に形成され、板材の両側面からその板材を挟
持する2部材から成り、一方の板材保持部材には板材の
側面を支える突起と、板材の端部を支える保持面と、上
記構造材に取り付けられる取付部と、他方の板材保持部
材と係合される係合部が形成され、他方の板材保持部材
には、少なくとも上記板材の側面を支える突起と上記係
合部に係合される被係合部が形成されていることを特徴
とする板材保持部材。 - 【請求項2】 上記板材保持部材は、上記2部材の各突
起が互いに先端が近づくように傾斜され、各突起の先端
付近には弾力性を有する柔軟部が設けられていることを
特徴とする請求項1記載の板材保持部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11431396A JPH09279948A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 板材保持部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11431396A JPH09279948A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 板材保持部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09279948A true JPH09279948A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14634739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11431396A Pending JPH09279948A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 板材保持部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09279948A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186913A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Okamura Corp | 延長ボードの取付構造 |
JP2018071193A (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-10 | 株式会社イトーキ | ガラス扉構造 |
JP2020197092A (ja) * | 2019-06-04 | 2020-12-10 | 三協立山株式会社 | 建具 |
-
1996
- 1996-04-10 JP JP11431396A patent/JPH09279948A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186913A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Okamura Corp | 延長ボードの取付構造 |
JP4685639B2 (ja) * | 2006-01-13 | 2011-05-18 | 株式会社岡村製作所 | 延長ボードの取付構造 |
JP2018071193A (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-10 | 株式会社イトーキ | ガラス扉構造 |
JP2020197092A (ja) * | 2019-06-04 | 2020-12-10 | 三協立山株式会社 | 建具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031119 |