JP2003221983A - 建 具 - Google Patents

建 具

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JP2003221983A JP2002021110A JP2002021110A JP2003221983A JP 2003221983 A JP2003221983 A JP 2003221983A JP 2002021110 A JP2002021110 A JP 2002021110A JP 2002021110 A JP2002021110 A JP 2002021110A JP 2003221983 A JP2003221983 A JP 2003221983A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾体取付片の見付け寸法が小さく採光面積
が広いと共に、枠体を枠組み後にビードを装着できる建
具とする。 【解決手段】 枠体11を形成する枠材10が装飾体取
付片20を有し、この装飾体取付片20にビード取付用
片21とビス挿通孔22が形成され、このビス挿通孔2
2からビス23を装飾体に螺合して取付け、前記ビード
取付用片21にビード24が見込み方向から嵌め込むよ
うにして装着され、そのビード24にガラス13を接し
て取付けた建具で、ビス挿通孔22とビード取付用片2
1との見付け方向間隔が狭いから装飾体取付片20の見
付け寸法が小さく、枠体11を枠組みした後にビード2
4を装着できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玄関ドアなどの枠
体に装飾体とガラスを取付けた建具に関する。
【0002】
【従来の技術】枠体に格子とガラスを取付けた玄関ドア
が種々提案されている。例えば、図4に示すように、枠
体を形成する枠材1を、見付け方向の内面1aにおける
見込み方向中間部に見付け方向の内方に向けて突出した
格子取付片2を備えていると共に、その格子取付片2の
突出端部に見込み方向他側に開口した蟻溝3を有する形
状とする。前記格子取付片2の突出方向中間部のビス挿
通孔4からビス5を格子6に螺合して格子6を格子取付
片2の見込み方向一側面2aに連結する。前記蟻溝3に
ビード7を装着し、このビード7にガラス8の一面を押
しつけると共に、前記枠材1に押縁9を取付け、この押
縁9とガラス8の他面との間にビード9aを設けて枠体
に格子6とガラス8を取付ける。図4において、枠材1
は本体1bとアタッチメント1cを備え、そのアタッチ
メント1cに格子取付片2が設けてあるが、本体1bと
アタッチメント1cが一体となった枠材も知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の格子取付片2に
おける蟻溝3とビス挿通孔4は、ビス5の頭部が蟻溝3
と干渉しないように突出方向(見付け方向)に離隔して
いると共に、その蟻溝3の見付け寸法はビード7の取付
け強度の面からある程度の長さとなる。このために、格
子取付片2の見付け寸法(内面1aからの突出寸法)a
が長く、その分だけ枠体の採光面積が小さい。なお、枠
体を大きくすれば採光面積を大きくできるが、このよう
にすると玄関ドア全体が大きく、材料の使用量が多くな
って高価格である。
【0004】また、蟻溝3にビード7を装着するには、
その枠材1の長手方向端部(木口)からビード7を蟻溝
3にスライドして装着するので、そのビード7は枠体を
枠組み以前に各枠材1にそれぞれ装着することになり、
枠体を枠組みした後にビード7を装着できない。このた
めに、枠材1にビード7を装着し忘れて枠体を枠組み
し、格子6の取付け時にビート7の装着し忘れに気がつ
いた場合には、枠体を分解してビード7を装着し、再度
枠体を枠組みするので、その作業が大変面倒である。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みなされたもの
であり、その目的は、装飾体取付片の見付け寸法が小さ
く採光面積が大きいと共に、材料の使用量が低減してコ
スト安で、枠体を枠組み後にビードを装着できるように
した建具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、枠材を方
形枠組みした枠体と、この枠体の見込み方向一側に取付
けた装飾体と、前記枠体の見込み方向他側に取付けたガ
ラスを備え、前記枠材は、その見付け方向内面における
見込み方向中間部に見付け方向の内方に突出した装飾体
取付片を有し、この装飾体取付片の突出端部にビード取
付用片が見込み方向他側に向けて設けられた形状で、前
記装飾体取付片の見付け方向中間部のビス挿通孔からビ
スが装飾体に螺合して装飾体取付片の見込み方向一側面
に装飾体が取付けられ、前記ビード取付用片にビードが
見込み方向から装着され、このビードにガラスの見込み
方向一面が接するように取付けてあることを特徴とする
建具である。
【0007】第2の発明は、第1の発明においてビード
取付用片は断面略逆T字状で、ビードは取付用蟻溝を有
し、その取付用蟻溝にビード取付用片が嵌まり込むよう
にビードが装着されている建具である。
【0008】
【作 用】第1の発明によれば、枠体を枠組みした後に
ビードを装着できるし、装飾体をビスで固定した後にビ
ードを装着できるので、ビス挿通孔とビード取付用片と
の見付け方向の間隔はビードの見付け寸法に関係なく、
ビスがビード取付用片に干渉しない程度に小さい。よっ
て、装飾体取付片の見付け寸法が短かく、採光面積が広
いと共に、材料の使用量が低減しコスト安の建具であ
る。また、枠体を枠組み後にビードを装着できるので、
ビードを装着し忘れて枠体を枠組みした場合に、その枠
体を分解せずにビードを装着でき、その作業が容易であ
る。
【0009】第2の発明によれば、ビードが外れにく
い。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示すように、枠材10を方
形状に枠組みした枠体11と、この枠体11の見込み方
向一側に取付けた装飾体、例えば格子12と、前記枠体
11の見込み方向他側に取付けたガラス13で建具、例
えば玄関ドアを形成している。前記格子12は格子枠1
4に縦格子15と横格子16を取付けた装飾格子であ
る。前記装飾体は、装飾パネル、鋳物パネルなどであっ
ても良い。
【0011】前記枠材10は図2に示すように、見付け
方向内面10aにおける見込み方向中間部に見付け方向
の内方に突出した装飾体取付片20を備えている。この
実施の形態では、枠材本体10bとアタッチメント10
cで枠材10を形成し、そのアタッチメント10cに装
飾体取付片20を備えている。なお、枠材10は枠材本
体10bとアタッチメント10cが一体となったような
形状でも良い。前記装飾体取付片20の突出端部にビー
ド取付用片21が一体的に設けてあると共に、見付け方
向中間部にビス挿通孔22が形成してある。
【0012】前記格子12、例えば格子枠14が装飾体
取付片20の見込み方向一側面20aに接し、見込み方
向他側からビス23をビス挿通孔22を挿通して格子枠
14に螺合することで格子12が枠体10の見込み方向
一側に取付けられる。前記ビス23の頭部は装飾体取付
片20の見込み方向他側面20bよりも突出しないよう
にしてある。なお、突出しても良い。
【0013】前記ビード取付用片21は装飾体取付片2
0の見込み方向他側面20bよりも見込み方向他側に向
けて突出している。この実施の形態ではビード取付用片
21は、装飾体取付片20と連続した見込み方向に向う
基片21aと、この基片21aの突出端部に一体的に設
けた見付け方向に向う横片21bで断面略逆T字形状で
ある。なお、ビード取付片21は基片21aのみとして
も良い。
【0014】前記ビード取付用片21にビード24が装
着され、このビード24にガラス13の見込み方向一面
が当接すると共に、そのガラス13の見込み方向他面と
押縁25との間に後付けビード26が設けてあり、これ
によって、ガラス13が枠体10の見込み方向他側に取
付けられる。前記押縁25は枠材10の見込み方向内面
10aにおける見込み方向他側寄りの係止片27に係止
して取付けてある。
【0015】前記ビード24は見込み方向一側面に開口
した取付用溝、この実施の形態では取付用蟻溝28を有
し、その取付用蟻溝28をビード取付用片21(横片2
1b)に見込み方向から嵌め込むことで取付けできる。
よって、ビード24は枠体11の見込み方向他側から装
着でき、枠体11を枠組みした後に装着することが可能
である。また、取付用蟻溝28を横片21bに嵌め込ん
であるから、ビード24が外れにくい。
【0016】このようであるから、ビス23を螺合して
格子12を取付けた後にビード24を装着することがで
き、ビス23を螺合する際にビード24が邪魔になるこ
とがない。しかも、ビード24をビス23の頭部に接す
るようにして装着することもできる。したがって、前記
ビス挿通孔22とビード取付用片21との見付け方向間
隔は、ビード24の見付け寸法には関係なく、ビス23
がビード取付片21(この実施の形態では横片21b)
と干渉しない程度に狭く、装飾体取付片20の見付け寸
法aが短かい。
【0017】図3に示すように、格子12を、その格子
枠14に見付け方向に向けて取付用ねじ30を螺合し、
この取付用ねじ30を枠材10の見付け方向内面10a
に押しつけて格子12を取付けることもできる。このよ
うにすれば、枠体11の見込み方向一側から取付用ねじ
30を弛めることで格子12を取外しでき、ガラス13
を外すことなく格子12のみを取外して格子12及びガ
ラス13の見込み方向一面を清掃できる。
【0018】また、図2、図3に示すように同一の枠材
10、格子12を用いて格子12をビス固定と、取付用
ねじ30による取付けに使い分けることが可能である。
よって、取付方法の異なるパターンにも同一形材構成で
対応可能な為、形材の在庫数削減が可能である。具体的
には、格子12をビス23で固定する場合には図2に示
すようにビス挿通孔22を形成し、格子12を取付用ね
じ30で取付ける場合には図3に示すように格子枠14
の内側片14aに工具挿入孔31を形成し、格子枠14
の中間片14bに取付用ねじ挿通孔32を形成すると共
に、ナット部材33を設け、取付用ねじ30をナット部
材33に螺合して格子枠14の開口部14cから枠材1
0の見込み方向内面10aに押しつけて取付ける。
【0019】以上の説明では玄関ドアとしたが、これに
限ることはなく、枠体に装飾体とガラスを取付けた建具
であれば適用できることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、枠体を枠
組みした後にビードを装着できるし、装飾体をビスで固
定した後にビードを装着できるので、ビス挿通孔とビー
ド取付用片との見付け方向の間隔はビードの見付け寸法
に関係なく、ビスがビード取付用片に干渉しない程度に
小さい。よって、装飾体取付片の見付け寸法が短かく、
採光面積が広いと共に、材料使用量が低減しコスト安の
建具である。また、枠体を枠組み後にビードを装着でき
るので、ビードを装着し忘れて枠体を枠組みした場合
に、その枠体を分解せずにビードを装着でき、その作業
が容易である。
【0021】請求項2に係る発明によれば、ビードが外
れにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】玄関ドアの概略外観図である。
【図2】図1のA−A拡大詳細断面図である。
【図3】格子を取付用ねじで取付けた例を示す横断面図
である。
【図4】従来の玄関ドアの一例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1…枠材、2…格子取付片、3…蟻溝、4…ビス挿通
孔、5…ビス、6…格子、7…ビード、8…ガラス、1
0…枠材、10a…見付け方向内面、11…枠体、12
…格子(装飾体)、13…ガラス、20…装飾体取付
片、21…ビード取付用片、22…ビス挿通孔、23…
ビス、24…ビード、28…取付用蟻溝。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠材を方形枠組みした枠体と、この枠体
    の見込み方向一側に取付けた装飾体と、前記枠体の見込
    み方向他側に取付けたガラスを備え、 前記枠材は、その見付け方向内面における見込み方向中
    間部に見付け方向の内方に突出した装飾体取付片を有
    し、この装飾体取付片の突出端部にビード取付用片が見
    込み方向他側に向けて設けられた形状で、 前記装飾体取付片の見付け方向中間部のビス挿通孔から
    ビスが装飾体に螺合して装飾体取付片の見込み方向一側
    面に装飾体が取付けられ、 前記ビード取付用片にビードが見込み方向から装着さ
    れ、このビードにガラスの見込み方向一面が接するよう
    に取付けてあることを特徴とする建具。
  2. 【請求項2】 ビード取付用片は断面略逆T字状で、 ビードは取付用蟻溝を有し、その取付用蟻溝にビード取
    付用片が嵌まり込むようにビードが装着されている請求
    項1記載の建具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006226004A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Tostem Corp 開口部装置
JP2006226005A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Tostem Corp 開口部装置
JP2015129419A (ja) * 2014-01-09 2015-07-16 Ykk Ap株式会社 建具

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