JPH09278268A - テープ貼着装置 - Google Patents
テープ貼着装置Info
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- JPH09278268A JPH09278268A JP11021196A JP11021196A JPH09278268A JP H09278268 A JPH09278268 A JP H09278268A JP 11021196 A JP11021196 A JP 11021196A JP 11021196 A JP11021196 A JP 11021196A JP H09278268 A JPH09278268 A JP H09278268A
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- pressing
- attached
- roller
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単に、押圧レバーの押圧及び押圧解除動作の
みで所望長さのテープを被貼着体にワンタッチで貼着す
ることができるテープ貼着装置を提供する。 【解決手段】 装置本体10を手で掴んだ状態で、人指
し指で押圧レバー11を押圧してテープ25の先部を紙
等の被貼着体27に貼着した後、装置本体10を所望長
さだけ引っ張り走行し、その後、人指し指を押圧レバー
11から離して押圧を解除することによって、テープ2
5の先部を緊張させるとともに切断することができる。
即ち、テープ貼着装置Aは、ワンタッチで、テープ25
の貼着及び切断を行うことができ、テープ貼着装置Aの
使い勝手を著しく向上することができると共に、確実に
テープ25を被貼着体27に貼着することができる。
みで所望長さのテープを被貼着体にワンタッチで貼着す
ることができるテープ貼着装置を提供する。 【解決手段】 装置本体10を手で掴んだ状態で、人指
し指で押圧レバー11を押圧してテープ25の先部を紙
等の被貼着体27に貼着した後、装置本体10を所望長
さだけ引っ張り走行し、その後、人指し指を押圧レバー
11から離して押圧を解除することによって、テープ2
5の先部を緊張させるとともに切断することができる。
即ち、テープ貼着装置Aは、ワンタッチで、テープ25
の貼着及び切断を行うことができ、テープ貼着装置Aの
使い勝手を著しく向上することができると共に、確実に
テープ25を被貼着体27に貼着することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置本体を走行さ
せながら、所望長さのテープを被貼着体に貼着し、その
後、テープを切断することができるテープ貼着装置に関
する。
せながら、所望長さのテープを被貼着体に貼着し、その
後、テープを切断することができるテープ貼着装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来においても、上記した目的を達成す
るためのテープ貼着装置として、各種形態のものが提示
されている。これらのテープ貼着装置は、主として、装
置本体内に、テープリールから巻き戻されたテープを紙
等の被貼着体に貼着するテープ貼着機構と、所望距離テ
ープを被貼着体に貼着した後、テープを切断するテープ
切断機構とを具備する。そして、これらのテープ貼着装
置の使用に際しては、押圧操作レバーの操作によってテ
ープ貼着機構を作動させ、テープを被貼着体に貼着する
と共に、この押圧操作レバーとは別個独立に設けた切断
操作レバーによってテープ切断機構を作動させ、テープ
を切断している。
るためのテープ貼着装置として、各種形態のものが提示
されている。これらのテープ貼着装置は、主として、装
置本体内に、テープリールから巻き戻されたテープを紙
等の被貼着体に貼着するテープ貼着機構と、所望距離テ
ープを被貼着体に貼着した後、テープを切断するテープ
切断機構とを具備する。そして、これらのテープ貼着装
置の使用に際しては、押圧操作レバーの操作によってテ
ープ貼着機構を作動させ、テープを被貼着体に貼着する
と共に、この押圧操作レバーとは別個独立に設けた切断
操作レバーによってテープ切断機構を作動させ、テープ
を切断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のテープ貼着装置は、未だ、以下の解決すべき課題を有
していた。即ち、上記したテープ貼着装置では、テープ
貼着動作とテープ切断動作とを別個の操作レバーを用い
て操作しなくてはならないので、テープ貼着・切断動作
が煩わしいものとなっていた。また、テープの切断には
テープを十分に緊張させる必要があるが、従来のテープ
貼着装置はテープ緊張機構を具備していないので、テー
プの切断を確実に行うことができなかった。
のテープ貼着装置は、未だ、以下の解決すべき課題を有
していた。即ち、上記したテープ貼着装置では、テープ
貼着動作とテープ切断動作とを別個の操作レバーを用い
て操作しなくてはならないので、テープ貼着・切断動作
が煩わしいものとなっていた。また、テープの切断には
テープを十分に緊張させる必要があるが、従来のテープ
貼着装置はテープ緊張機構を具備していないので、テー
プの切断を確実に行うことができなかった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、単に、押圧レバーの押圧及び解除動作のみ
によって、所望長さのテープを被貼着体にワンタッチで
貼着・切断することができるテープ貼着装置を提供する
ことを目的とする。
ものであり、単に、押圧レバーの押圧及び解除動作のみ
によって、所望長さのテープを被貼着体にワンタッチで
貼着・切断することができるテープ貼着装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のテープ貼着装置は、上部にレバー操作用開口部を
有する装置本体と、前記装置本体の後部に回転自在に取
り付けられ、外周面にテープを巻回するテープリール
と、前記装置本体の前部に取り付けられ、下面に前部支
持輪を具備する下部補強枠と、該下部補強枠の上部に立
設された一対のリンク機構昇降案内片とからなる機能枠
と、各対がそれぞれ連結された2個の前、後垂直リンク
部材と上、下水平リンク部材とからなり、かつ、各対に
おける前垂直リンク部材がそれぞれ前記リンク機構昇降
案内片に上下方向に摺動自在に取り付けられた一対の4
節リンク機構と、前記4節リンク機構の前記前垂直リン
ク部材の上端部に取り付けられ、前記装置本体の前記レ
バー操作用開口部に配設される押圧レバーと、前記4節
リンク機構の前記前垂直リンク部材の下端部に取り付け
られるテープ押圧用ローラと、前記4節リンク機構の前
記後垂直リンク部材と前記下水平リンク部材との枢支連
結部に取り付けられるテープ仮止用ローラと、前記4節
リンク機構の前記後垂直リンク部材に基部が回転自在に
取り付けられ、かつ、その先部にテープ押さえ爪部を有
するテープ押さえ部材と、前記機能枠の前記下部補強枠
内に前、後方向に回転自在に取り付けられるとともに、
前、後方向に進退自在なスライド刃を有する刃物台と、
前記押圧レバーの押圧及び解除動作による前記4節リン
ク機構の昇降・変形に連動して、前記テープ仮止用ロー
ラを作動して前記テープを緊張させると共に、前記テー
プ押圧用ローラと前記テープ押さえ部材の前記テープ押
さえ爪部とによって前記テープを押さえ、かつ、前記刃
物台を作動して前記テープを切断する連動機構とを具備
する。
記載のテープ貼着装置は、上部にレバー操作用開口部を
有する装置本体と、前記装置本体の後部に回転自在に取
り付けられ、外周面にテープを巻回するテープリール
と、前記装置本体の前部に取り付けられ、下面に前部支
持輪を具備する下部補強枠と、該下部補強枠の上部に立
設された一対のリンク機構昇降案内片とからなる機能枠
と、各対がそれぞれ連結された2個の前、後垂直リンク
部材と上、下水平リンク部材とからなり、かつ、各対に
おける前垂直リンク部材がそれぞれ前記リンク機構昇降
案内片に上下方向に摺動自在に取り付けられた一対の4
節リンク機構と、前記4節リンク機構の前記前垂直リン
ク部材の上端部に取り付けられ、前記装置本体の前記レ
バー操作用開口部に配設される押圧レバーと、前記4節
リンク機構の前記前垂直リンク部材の下端部に取り付け
られるテープ押圧用ローラと、前記4節リンク機構の前
記後垂直リンク部材と前記下水平リンク部材との枢支連
結部に取り付けられるテープ仮止用ローラと、前記4節
リンク機構の前記後垂直リンク部材に基部が回転自在に
取り付けられ、かつ、その先部にテープ押さえ爪部を有
するテープ押さえ部材と、前記機能枠の前記下部補強枠
内に前、後方向に回転自在に取り付けられるとともに、
前、後方向に進退自在なスライド刃を有する刃物台と、
前記押圧レバーの押圧及び解除動作による前記4節リン
ク機構の昇降・変形に連動して、前記テープ仮止用ロー
ラを作動して前記テープを緊張させると共に、前記テー
プ押圧用ローラと前記テープ押さえ部材の前記テープ押
さえ爪部とによって前記テープを押さえ、かつ、前記刃
物台を作動して前記テープを切断する連動機構とを具備
する。
【0006】請求項2記載のテープ貼着装置は、請求項
1記載のテープ貼着装置において、前記テープ仮止用ロ
ーラで前記テープを被貼着体にいったん仮止めした後、
前記テープ押圧用ローラで本止めするようにしている。
請求項3記載のテープ貼着装置は、請求項1又は2記載
のテープ貼着装置において、前記装置本体の後部下面に
取り付けられる後部支持輪と、該後部支持輪の回転力
を、前記テープリールと前記テープ仮止用ローラとの間
に介設されたテープ引き出し用ローラの回転力に変換す
る回転力変換機構とを具備する。
1記載のテープ貼着装置において、前記テープ仮止用ロ
ーラで前記テープを被貼着体にいったん仮止めした後、
前記テープ押圧用ローラで本止めするようにしている。
請求項3記載のテープ貼着装置は、請求項1又は2記載
のテープ貼着装置において、前記装置本体の後部下面に
取り付けられる後部支持輪と、該後部支持輪の回転力
を、前記テープリールと前記テープ仮止用ローラとの間
に介設されたテープ引き出し用ローラの回転力に変換す
る回転力変換機構とを具備する。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
【0008】まず、図1〜図3を参照して、本発明の一
実施の形態に係るテープ貼着装置Aの全体構成について
簡単に説明する。図1及び図2に示すように、矩形箱体
からなる装置本体10の上部には、レバー操作用開口部
60が設けられている。
実施の形態に係るテープ貼着装置Aの全体構成について
簡単に説明する。図1及び図2に示すように、矩形箱体
からなる装置本体10の上部には、レバー操作用開口部
60が設けられている。
【0009】図1及び図2に示すように、装置本体10
の後部には、外周面にテープ25を巻回したテープリー
ル24が回転自在かつ交換自在に取り付けられている。
図1に示すように、装置本体10の前部には機能枠15
が取り付けられている。本実施の形態では、図3に示す
ように、機能枠15は矩形枠体からなり、その下面に前
部支持輪40を具備する下部補強枠15aと、下部補強
枠15aの上部に立設された一対のリンク機構昇降案内
片15bとからなる。
の後部には、外周面にテープ25を巻回したテープリー
ル24が回転自在かつ交換自在に取り付けられている。
図1に示すように、装置本体10の前部には機能枠15
が取り付けられている。本実施の形態では、図3に示す
ように、機能枠15は矩形枠体からなり、その下面に前
部支持輪40を具備する下部補強枠15aと、下部補強
枠15aの上部に立設された一対のリンク機構昇降案内
片15bとからなる。
【0010】図1及び図3に示すように、この一対のリ
ンク機構昇降案内片15bには、それぞれ、一対の4節
リンク機構20が摺動自在に取り付けられている。即
ち、各4節リンク機構20は、それぞれ、2個の前、後
垂直リンク部材16、18と上、下水平リンク部材1
9、17からなり、各対における前垂直リンク部材16
は、それぞれ、対応するリンク機構昇降案内片15b
に、上下方向に摺動自在に取り付けられている。
ンク機構昇降案内片15bには、それぞれ、一対の4節
リンク機構20が摺動自在に取り付けられている。即
ち、各4節リンク機構20は、それぞれ、2個の前、後
垂直リンク部材16、18と上、下水平リンク部材1
9、17からなり、各対における前垂直リンク部材16
は、それぞれ、対応するリンク機構昇降案内片15b
に、上下方向に摺動自在に取り付けられている。
【0011】図1に示すように、4節リンク機構20を
構成する前垂直リンク部材16の上端部には、揺動リン
ク12と一体をなす押圧レバー11が取り付けられてお
り、この押圧レバー11は、装置本体10の上部に設け
たレバー操作用開口部60内に位置している。図1及び
図3に示すように、4節リンク機構20の前垂直リンク
部材16の下端部には、枢軸30aによってテープ押圧
用ローラ31が回転自在に取り付けられている。図1及
び図3に示すように、4節リンク機構20の後垂直リン
ク部材18と下水平リンク部材17との枢支連結部を構
成する枢軸61には、テープ仮止用ローラ26が回転自
在に取り付けられている。
構成する前垂直リンク部材16の上端部には、揺動リン
ク12と一体をなす押圧レバー11が取り付けられてお
り、この押圧レバー11は、装置本体10の上部に設け
たレバー操作用開口部60内に位置している。図1及び
図3に示すように、4節リンク機構20の前垂直リンク
部材16の下端部には、枢軸30aによってテープ押圧
用ローラ31が回転自在に取り付けられている。図1及
び図3に示すように、4節リンク機構20の後垂直リン
ク部材18と下水平リンク部材17との枢支連結部を構
成する枢軸61には、テープ仮止用ローラ26が回転自
在に取り付けられている。
【0012】図1及び図3に示すように、4節リンク機
構20の後垂直リンク部材18には、長尺板からなるテ
ープ押さえ部材42の基部が枢軸62によって回転自在
に取り付けられている。一方、テープ押さえ部材42の
先部には、略直角に屈曲するテープ押さえ爪部42aが
形成されている。図3に示すように、機能枠15の下部
補強枠15a内には刃物台29が配設されており、この
刃物台29は枢軸30a廻りに前後方向に回転自在に取
り付けられている。一方、この刃物台29には、テープ
25を切断するためのスライド刃33が前後方向に進退
自在に取り付けられている。
構20の後垂直リンク部材18には、長尺板からなるテ
ープ押さえ部材42の基部が枢軸62によって回転自在
に取り付けられている。一方、テープ押さえ部材42の
先部には、略直角に屈曲するテープ押さえ爪部42aが
形成されている。図3に示すように、機能枠15の下部
補強枠15a内には刃物台29が配設されており、この
刃物台29は枢軸30a廻りに前後方向に回転自在に取
り付けられている。一方、この刃物台29には、テープ
25を切断するためのスライド刃33が前後方向に進退
自在に取り付けられている。
【0013】さらに、本実施の形態では、図1及び図3
に示すように、押圧レバー11の押圧及び解除動作によ
る4節リンク機構20の昇降・変形に連動して、テープ
仮止用ローラ26を作動してテープ25を緊張させると
共に、テープ押圧用ローラ31とテープ押さえ部材42
のテープ押さえ爪部42aとによってテープ25を押さ
え、かつ、刃物台29を作動してテープ25を切断する
連動機構(連動リンク14、揺動爪28等から構成され
る)が設けられている。また、図1及び図7に示すよう
に、装置本体10の後部下面には後部支持輪37が回転
自在に取り付けられており、この後部支持輪37は、テ
ープリール24と、回転力変換機構63を介して連動連
結されている。
に示すように、押圧レバー11の押圧及び解除動作によ
る4節リンク機構20の昇降・変形に連動して、テープ
仮止用ローラ26を作動してテープ25を緊張させると
共に、テープ押圧用ローラ31とテープ押さえ部材42
のテープ押さえ爪部42aとによってテープ25を押さ
え、かつ、刃物台29を作動してテープ25を切断する
連動機構(連動リンク14、揺動爪28等から構成され
る)が設けられている。また、図1及び図7に示すよう
に、装置本体10の後部下面には後部支持輪37が回転
自在に取り付けられており、この後部支持輪37は、テ
ープリール24と、回転力変換機構63を介して連動連
結されている。
【0014】以下、上記した全体構成を有する本発明の
一実施の形態に係るテープ貼着装置Aの各部の構成につ
いて、図1〜図7を参照して、さらに詳細に説明する。
まず、装置本体10の構成について説明する。図1に示
すように、矩形箱体からなる装置本体10は、その上面
を前方に向けて漸次上り勾配の傾斜面とすると共に、そ
の前部にレバー操作用開口部60を形成している。
一実施の形態に係るテープ貼着装置Aの各部の構成につ
いて、図1〜図7を参照して、さらに詳細に説明する。
まず、装置本体10の構成について説明する。図1に示
すように、矩形箱体からなる装置本体10は、その上面
を前方に向けて漸次上り勾配の傾斜面とすると共に、そ
の前部にレバー操作用開口部60を形成している。
【0015】次に、テープリール24及びテープ25に
ついて説明する。図1及び図2に示すように、テープリ
ール24は、装置本体10の一側側壁に片持ち梁状に連
結されたボルトからなる支持軸64に回転自在かつ着脱
自在に支持されている。
ついて説明する。図1及び図2に示すように、テープリ
ール24は、装置本体10の一側側壁に片持ち梁状に連
結されたボルトからなる支持軸64に回転自在かつ着脱
自在に支持されている。
【0016】一方、図1に示すように、このテープリー
ル24から巻き戻されたテープ25は、装置本体10の
略中央部に回転自在に配設されたテープ引き出し用ロー
ラ22と調節ローラ36を介して、テープ仮止用ローラ
26に巻回され、その先端は、テープ押圧用ローラ31
の直下に位置している。
ル24から巻き戻されたテープ25は、装置本体10の
略中央部に回転自在に配設されたテープ引き出し用ロー
ラ22と調節ローラ36を介して、テープ仮止用ローラ
26に巻回され、その先端は、テープ押圧用ローラ31
の直下に位置している。
【0017】図1及び図2に示すように、テープ引き出
し用ローラ22は、装置本体10の両側壁間に回転自在
に架設された支持軸34に取り付けられている。また、
テープ引き出し用ローラ22の一端には、同軸的に爪車
23と爪車65とが連結されており、これらの爪車2
3、65は、後述する回転爪21及び爪車66とそれぞ
れ噛合する。また、図1に示すように、テープ引き出し
用ローラ22にはクランク35の基部が、支持軸34廻
りに一体的に回転自在に連結されており、このクランク
35の先端に、テープ引き出し用ローラ22より小径の
調節ローラ36が回転自在に取り付けられている。この
調節ローラ36の外周面は、スプリング67によって、
弾性的にテープ引き出し用ローラ22の外周面に当接さ
れている。そして、テープリール24から巻き戻された
テープ25は、これらのローラ22、36の外周面間に
所定の圧力で挟まれることになる。
し用ローラ22は、装置本体10の両側壁間に回転自在
に架設された支持軸34に取り付けられている。また、
テープ引き出し用ローラ22の一端には、同軸的に爪車
23と爪車65とが連結されており、これらの爪車2
3、65は、後述する回転爪21及び爪車66とそれぞ
れ噛合する。また、図1に示すように、テープ引き出し
用ローラ22にはクランク35の基部が、支持軸34廻
りに一体的に回転自在に連結されており、このクランク
35の先端に、テープ引き出し用ローラ22より小径の
調節ローラ36が回転自在に取り付けられている。この
調節ローラ36の外周面は、スプリング67によって、
弾性的にテープ引き出し用ローラ22の外周面に当接さ
れている。そして、テープリール24から巻き戻された
テープ25は、これらのローラ22、36の外周面間に
所定の圧力で挟まれることになる。
【0018】次に、4節リンク機構20を構成する前垂
直リンク部材16の上端部に取り付けられた押圧レバー
11について説明する。図1に示すように、押圧レバー
11は矩形形状の平板からなり、垂直リブ68を介し
て、装置本体10の上部前方に配設された揺動リンク1
2の上面に取り付けられている。また、図1に示すよう
に、揺動リンク12の中央部は、装置本体10の両側壁
間に架設された枢軸13によって、上、下方向に揺動自
在に取り付けられている。
直リンク部材16の上端部に取り付けられた押圧レバー
11について説明する。図1に示すように、押圧レバー
11は矩形形状の平板からなり、垂直リブ68を介し
て、装置本体10の上部前方に配設された揺動リンク1
2の上面に取り付けられている。また、図1に示すよう
に、揺動リンク12の中央部は、装置本体10の両側壁
間に架設された枢軸13によって、上、下方向に揺動自
在に取り付けられている。
【0019】この揺動リンク12の前部は、図1及び図
3に示すように、枢軸69によって、4節リンク機構2
0を構成する前垂直リンク部材16の上端部に枢支連結
されている。枢軸13には、さらに、スプリング11a
が取り付けられており、このスプリング11aによっ
て、揺動リンク12は、常時、時計方向に付勢されてい
る。従って、使用していない状態では、揺動リンク12
の前部に取り付けられている押圧レバー11は、常時、
上方に向けて付勢されていることになる。
3に示すように、枢軸69によって、4節リンク機構2
0を構成する前垂直リンク部材16の上端部に枢支連結
されている。枢軸13には、さらに、スプリング11a
が取り付けられており、このスプリング11aによっ
て、揺動リンク12は、常時、時計方向に付勢されてい
る。従って、使用していない状態では、揺動リンク12
の前部に取り付けられている押圧レバー11は、常時、
上方に向けて付勢されていることになる。
【0020】かかる構成によって、押圧レバー11を押
圧することによって、4節リンク機構20を下方に移動
することができると共に、押圧力を解除することによっ
て、スプリング11aの復元力を利用して、4節リンク
機構20を上方に移動させることができ、押圧レバー1
1を元の待機位置に戻すことができる。一方、図1及び
図2に示すように、揺動リンク12の後部には回転爪2
1が固着されており、この回転爪21は、図2及び図9
に示すように、テープ引き出し用ローラ22の一端に連
結された爪車23と噛み合うことができる。従って、押
圧レバー11を押圧した際、押圧レバー11の後部は枢
軸13廻りに上方に向けて反時計方向に回転するので、
テープ引き出し用ローラ22は時計方向に回転されるこ
とになる。
圧することによって、4節リンク機構20を下方に移動
することができると共に、押圧力を解除することによっ
て、スプリング11aの復元力を利用して、4節リンク
機構20を上方に移動させることができ、押圧レバー1
1を元の待機位置に戻すことができる。一方、図1及び
図2に示すように、揺動リンク12の後部には回転爪2
1が固着されており、この回転爪21は、図2及び図9
に示すように、テープ引き出し用ローラ22の一端に連
結された爪車23と噛み合うことができる。従って、押
圧レバー11を押圧した際、押圧レバー11の後部は枢
軸13廻りに上方に向けて反時計方向に回転するので、
テープ引き出し用ローラ22は時計方向に回転されるこ
とになる。
【0021】次に、機能枠15の構成について説明す
る。図3に示すように、下部補強枠15aは上下面開口
の枠構造を有しており、その後部下面に前部支持輪40
が取り付けられている。下部補強枠15aの両側壁の内
面には、後述する連動機構の一部を形成する突起部45
aが設けられており、この突起部45aは、後述するよ
うに、刃物台29が回転された際に、刃物台29の側壁
外面に取り付けられた突起部45と係合可能に配置され
ている。一方、下部補強枠15aの両側壁の後部上面
に、一対のリンク機構昇降案内片15bが立設されてお
り、共に、内面を開口したチャンネル状の断面を有す
る。従って、各リンク機構昇降案内片15bは、その内
部に、後述する4節リンク機構20の前垂直リンク部材
16を上下方向に摺動自在に支持することができる。
る。図3に示すように、下部補強枠15aは上下面開口
の枠構造を有しており、その後部下面に前部支持輪40
が取り付けられている。下部補強枠15aの両側壁の内
面には、後述する連動機構の一部を形成する突起部45
aが設けられており、この突起部45aは、後述するよ
うに、刃物台29が回転された際に、刃物台29の側壁
外面に取り付けられた突起部45と係合可能に配置され
ている。一方、下部補強枠15aの両側壁の後部上面
に、一対のリンク機構昇降案内片15bが立設されてお
り、共に、内面を開口したチャンネル状の断面を有す
る。従って、各リンク機構昇降案内片15bは、その内
部に、後述する4節リンク機構20の前垂直リンク部材
16を上下方向に摺動自在に支持することができる。
【0022】また、各リンク機構昇降案内片15bの下
部に長孔70が設けられており、この長孔70内には、
装置本体10の内壁に固着されたガイド軸71が嵌入さ
れることになる。さらに、各リンク機構昇降案内片15
bの上部後面には、後述する連動機構の一部を形成する
突起部51が突設されている。
部に長孔70が設けられており、この長孔70内には、
装置本体10の内壁に固着されたガイド軸71が嵌入さ
れることになる。さらに、各リンク機構昇降案内片15
bの上部後面には、後述する連動機構の一部を形成する
突起部51が突設されている。
【0023】次に、4節リンク機構20の構成について
説明する。図1〜図3に示すように、4節リンク機構2
0の前垂直リンク部材16は偏平矩形断面を有する長尺
の板材からなり、前述したように、機能枠15のリンク
機構昇降案内片15b内に昇降自在に取り付けられてい
る。図1〜図3に示すように、各前垂直リンク部材16
の中央部及び下部には、それぞれ、後方に向けて伸延す
る上、下水平リンク部材19、17の基部が枢軸72、
30aによって枢支連結されている。一方、上、下水平
リンク部材19、17の先部は、それぞれ、後垂直リン
ク部材18の上、下端部に枢軸62、61によって枢支
連結されている。かかる構成によって、4節リンク機構
20が形成されることになる。
説明する。図1〜図3に示すように、4節リンク機構2
0の前垂直リンク部材16は偏平矩形断面を有する長尺
の板材からなり、前述したように、機能枠15のリンク
機構昇降案内片15b内に昇降自在に取り付けられてい
る。図1〜図3に示すように、各前垂直リンク部材16
の中央部及び下部には、それぞれ、後方に向けて伸延す
る上、下水平リンク部材19、17の基部が枢軸72、
30aによって枢支連結されている。一方、上、下水平
リンク部材19、17の先部は、それぞれ、後垂直リン
ク部材18の上、下端部に枢軸62、61によって枢支
連結されている。かかる構成によって、4節リンク機構
20が形成されることになる。
【0024】図1及び図3に示すように、上水平リンク
部材19の基部には、この上水平リンク部材19と直交
する状態で上方に伸延する上方伸延部19aが連設され
ており、この上方伸延部19aに先部に設けた凹溝19
bには、後述する連動機構の一部を構成する枢軸74の
両端が嵌入されている。
部材19の基部には、この上水平リンク部材19と直交
する状態で上方に伸延する上方伸延部19aが連設され
ており、この上方伸延部19aに先部に設けた凹溝19
bには、後述する連動機構の一部を構成する枢軸74の
両端が嵌入されている。
【0025】次に、刃物台29の構成について説明す
る。図1及び図3〜図5に示すように、刃物台29は、
1/4円からなる側壁29bと底壁29cとからなる。
そして、両側壁29bの後部には枢軸30aを挿通する
ための透孔29dが設けられている。また、側壁29b
の中央部には弧状の長孔29aが設けられている。一
方、底壁29cには、スライド刃取付溝29eが設けら
れている。
る。図1及び図3〜図5に示すように、刃物台29は、
1/4円からなる側壁29bと底壁29cとからなる。
そして、両側壁29bの後部には枢軸30aを挿通する
ための透孔29dが設けられている。また、側壁29b
の中央部には弧状の長孔29aが設けられている。一
方、底壁29cには、スライド刃取付溝29eが設けら
れている。
【0026】この刃物台29に取り付けられるスライド
刃33は、図4に示すように、切断刃面を有する下刃3
3aと、この下刃33aと共に、刃物台29の底壁29
cを摺動自在に挟持する上刃33bとからなり、これら
の上、下刃33b,33aは連結ボルト33c、ナット
33dによって連結されている。
刃33は、図4に示すように、切断刃面を有する下刃3
3aと、この下刃33aと共に、刃物台29の底壁29
cを摺動自在に挟持する上刃33bとからなり、これら
の上、下刃33b,33aは連結ボルト33c、ナット
33dによって連結されている。
【0027】スライド刃33の上面には、枢軸76によ
って、把持爪32の基部がスプリング78を介して枢支
連結されている。
って、把持爪32の基部がスプリング78を介して枢支
連結されている。
【0028】また、刃物台29の側壁29bには、枢軸
30a廻りに前後方向に回転自在にベルクランク30が
取り付けられている。即ち、図4に示すように、ベルク
ランク30はその中央部に枢軸30aを挿通するための
透孔30eを設けている。また、ベルクランク30は、
その前部に突起30fを形成しており、この突起30f
の先部には、枢軸30bを挿通するための透孔30gが
設けられている。枢軸30bの両端は、上記した弧状の
長孔29aによって前後に移動自在に支持されている。
30a廻りに前後方向に回転自在にベルクランク30が
取り付けられている。即ち、図4に示すように、ベルク
ランク30はその中央部に枢軸30aを挿通するための
透孔30eを設けている。また、ベルクランク30は、
その前部に突起30fを形成しており、この突起30f
の先部には、枢軸30bを挿通するための透孔30gが
設けられている。枢軸30bの両端は、上記した弧状の
長孔29aによって前後に移動自在に支持されている。
【0029】各ベルクランク30は、その下部に係合突
起30cを突設しており、係合突起30cは、スライド
刃33の下刃33aの両側に設けた透孔33e内に嵌入
している。ベルクランク30は、また、その上部にも係
合突起30dを突設しており、この係合突起30dに後
述する揺動爪28の下端が当接して、ベルクランク30
は、枢軸30a廻りに前後方向に回転されることにな
る。なお、枢軸30aには、上記したベルクランク30
に、常時、時計方向に回転させる付勢力を与えるための
スプリング77が取り付けられている。
起30cを突設しており、係合突起30cは、スライド
刃33の下刃33aの両側に設けた透孔33e内に嵌入
している。ベルクランク30は、また、その上部にも係
合突起30dを突設しており、この係合突起30dに後
述する揺動爪28の下端が当接して、ベルクランク30
は、枢軸30a廻りに前後方向に回転されることにな
る。なお、枢軸30aには、上記したベルクランク30
に、常時、時計方向に回転させる付勢力を与えるための
スプリング77が取り付けられている。
【0030】次に、押圧レバー11の押圧及び解除動作
による4節リンク機構20の昇降・変形に連動して、テ
ープ仮止用ローラ26を作動してテープ25を緊張させ
ると共に、テープ押圧用ローラ31とテープ押さえ部材
42のテープ押さえ爪部42aとによってテープ25を
押さえ、かつ、刃物台29を作動してテープ25を切断
する連動機構について説明する。
による4節リンク機構20の昇降・変形に連動して、テ
ープ仮止用ローラ26を作動してテープ25を緊張させ
ると共に、テープ押圧用ローラ31とテープ押さえ部材
42のテープ押さえ爪部42aとによってテープ25を
押さえ、かつ、刃物台29を作動してテープ25を切断
する連動機構について説明する。
【0031】図1及び図3に示すように、4節リンク機
構20の後部には連動リンク14が後傾状態に配設され
ており、連動リンク14の上端は枢軸80によって揺動
リンク12の後端部に枢支連結されると共に、その下端
は枢軸81によって、前部支持輪40に枢支連結されて
いる。
構20の後部には連動リンク14が後傾状態に配設され
ており、連動リンク14の上端は枢軸80によって揺動
リンク12の後端部に枢支連結されると共に、その下端
は枢軸81によって、前部支持輪40に枢支連結されて
いる。
【0032】そして、連動リンク14の中途部の内面に
は、図3に示すように、ストッパー41が取り付けられ
ており、このストッパー41は、図10や図11に示す
ように、テープ貼着装置Aの走行時には、テープ押さえ
部材42に設けられたストッパー係合ピン42bと当接
して、テープ押さえ部材42の下方向回転を防止してい
る。一方、テープ切断時には、図12〜図14に示すよ
うに、ストッパー係合ピン42bはストッパー41から
解除されており、テープ押さえ部材42は下方向に回転
して、テープ25をテープ押圧用ローラ31に押圧する
ことができる。
は、図3に示すように、ストッパー41が取り付けられ
ており、このストッパー41は、図10や図11に示す
ように、テープ貼着装置Aの走行時には、テープ押さえ
部材42に設けられたストッパー係合ピン42bと当接
して、テープ押さえ部材42の下方向回転を防止してい
る。一方、テープ切断時には、図12〜図14に示すよ
うに、ストッパー係合ピン42bはストッパー41から
解除されており、テープ押さえ部材42は下方向に回転
して、テープ25をテープ押圧用ローラ31に押圧する
ことができる。
【0033】図3に示すように、揺動爪28の中途には
長孔82が設けられており、この長孔82内に枢軸72
が貫通している。この枢軸72と、揺動爪28の上端間
に架設された枢軸74とは引張コイルバネ83によって
連結されており、この長孔82と引張コイルバネ83と
の協働によって、揺動爪28は上、下方向に移動できる
と共に、常時、下方に向けて付勢されている。一方、図
3に示すように、枢軸72と枢軸30bとの間には圧縮
コイルバネ84が介設されている。この圧縮コイルバネ
84によって、ベルクランク30には、圧縮コイルバネ
84がリンク昇降案内片15bの軸線と等しくなる死点
位置までは、反時計方向の回転が付与されることにな
り、一方、この死点を乗り越えた場合は、時計方向の回
転が付与されることになる。
長孔82が設けられており、この長孔82内に枢軸72
が貫通している。この枢軸72と、揺動爪28の上端間
に架設された枢軸74とは引張コイルバネ83によって
連結されており、この長孔82と引張コイルバネ83と
の協働によって、揺動爪28は上、下方向に移動できる
と共に、常時、下方に向けて付勢されている。一方、図
3に示すように、枢軸72と枢軸30bとの間には圧縮
コイルバネ84が介設されている。この圧縮コイルバネ
84によって、ベルクランク30には、圧縮コイルバネ
84がリンク昇降案内片15bの軸線と等しくなる死点
位置までは、反時計方向の回転が付与されることにな
り、一方、この死点を乗り越えた場合は、時計方向の回
転が付与されることになる。
【0034】さらに、図1及び図3に示すように、テー
プ押さえ部材42の基部間には枢軸85が架設されてお
り、この枢軸85の両端部は、4節リンク機構20の後
垂直リンク部材18の上部であって、枢軸62の後方を
なす個所に設けられた弧状の長孔86を通して、テープ
押さえ部材42の基部に連結されている。また、図1及
び図3に示すように、テープ押さえ部材42を、ある回
転位置を境としていずれかの方向に死点越えさせるため
に、枢軸85と枢軸72との間には引張コイルバネ43
が介設されている。
プ押さえ部材42の基部間には枢軸85が架設されてお
り、この枢軸85の両端部は、4節リンク機構20の後
垂直リンク部材18の上部であって、枢軸62の後方を
なす個所に設けられた弧状の長孔86を通して、テープ
押さえ部材42の基部に連結されている。また、図1及
び図3に示すように、テープ押さえ部材42を、ある回
転位置を境としていずれかの方向に死点越えさせるため
に、枢軸85と枢軸72との間には引張コイルバネ43
が介設されている。
【0035】さらに、本実施の形態では、図1、図2及
び図7に示すように、装置本体10の後部には後部支持
輪37が枢軸87によって取り付けられている。この枢
軸87には後部支持輪37と同軸的に外周面に爪を設け
た爪車88が取り付けられており、爪車88はスプリン
グ89とラチェット歯90、91を介して押圧状態に後
部支持輪37に係合されている。そして、爪車88は、
図1及び図2に示すように、テープリール24に回転自
在に取り付けられた爪車66と噛合しており、一方、爪
車66は、前述したように、テープ引き出し用ローラ2
2に一体的に取り付けられた爪車65と噛合している。
かかる構成によって、回転力変換機構63が形成される
ことになる。従って、後部支持輪37の回転力は、爪車
88、爪車66及び爪車65を介して、テープリール2
4及びテープ引き出し用ローラ22に伝達され、テープ
25を引き出す力として用いることができる。
び図7に示すように、装置本体10の後部には後部支持
輪37が枢軸87によって取り付けられている。この枢
軸87には後部支持輪37と同軸的に外周面に爪を設け
た爪車88が取り付けられており、爪車88はスプリン
グ89とラチェット歯90、91を介して押圧状態に後
部支持輪37に係合されている。そして、爪車88は、
図1及び図2に示すように、テープリール24に回転自
在に取り付けられた爪車66と噛合しており、一方、爪
車66は、前述したように、テープ引き出し用ローラ2
2に一体的に取り付けられた爪車65と噛合している。
かかる構成によって、回転力変換機構63が形成される
ことになる。従って、後部支持輪37の回転力は、爪車
88、爪車66及び爪車65を介して、テープリール2
4及びテープ引き出し用ローラ22に伝達され、テープ
25を引き出す力として用いることができる。
【0036】図示の実施の形態に係るテープ貼着装置A
のその他の構成について説明すると、図1に示すよう
に、装置本体10の中央部上方には、テープ引き出し用
ローラ22を取り付けているクランク35を、常時、反
時計方向に付勢するスプリング92が取り付けられてい
る。また、揺動リンク12の後部には、回転爪21を、
常時、時計方向に付勢するスプリング93が取り付けら
れている。
のその他の構成について説明すると、図1に示すよう
に、装置本体10の中央部上方には、テープ引き出し用
ローラ22を取り付けているクランク35を、常時、反
時計方向に付勢するスプリング92が取り付けられてい
る。また、揺動リンク12の後部には、回転爪21を、
常時、時計方向に付勢するスプリング93が取り付けら
れている。
【0037】次に、上記した構成を有するテープ貼着装
置Aの作動について説明する。まず、図8〜図11を参
照して、適当な長さのテープ25をテープリール24か
ら引き出す手順について説明する。図8はテープ貼着装
置Aを使用しない状態を示しており、押圧レバー11及
び押圧レバー11と一体をなす揺動リンク12は、スプ
リング11a(図1参照)によって上方に付勢された状
態にある。装置本体10の前方上部に設けた押圧レバー
11を押し下げると、図9に示すように、押圧レバー1
1と一体をなす揺動リンク12が、枢軸13廻りに反時
計方向に回転する。
置Aの作動について説明する。まず、図8〜図11を参
照して、適当な長さのテープ25をテープリール24か
ら引き出す手順について説明する。図8はテープ貼着装
置Aを使用しない状態を示しており、押圧レバー11及
び押圧レバー11と一体をなす揺動リンク12は、スプ
リング11a(図1参照)によって上方に付勢された状
態にある。装置本体10の前方上部に設けた押圧レバー
11を押し下げると、図9に示すように、押圧レバー1
1と一体をなす揺動リンク12が、枢軸13廻りに反時
計方向に回転する。
【0038】この揺動リンク12の回転によって、4個
のリンク部材16、17、18、19からなる一対の4
節リンク機構20が下降する。また、揺動リンク12の
回転によって、揺動リンク12の後端に一体的に取り付
けられている回転爪21が上方に旋回してテープ引出し
用ローラ22の爪車23と噛合し、テープ引出し用ロー
ラ22を時計方向に回転させることになる。そして、こ
のテープ引出用ローラ22の回転によってテープリール
24からテープ25が引き出される。
のリンク部材16、17、18、19からなる一対の4
節リンク機構20が下降する。また、揺動リンク12の
回転によって、揺動リンク12の後端に一体的に取り付
けられている回転爪21が上方に旋回してテープ引出し
用ローラ22の爪車23と噛合し、テープ引出し用ロー
ラ22を時計方向に回転させることになる。そして、こ
のテープ引出用ローラ22の回転によってテープリール
24からテープ25が引き出される。
【0039】この際、テープ25の引出し動作に連動し
て4節リンク機構20も下降することができ、引き出さ
れたテープ25は緩みのない状態で保持される。次に、
4節リンク機構20のテープ仮止用ローラ26が被貼着
体27に接面して、テープ25を被貼着体27に仮付け
する。
て4節リンク機構20も下降することができ、引き出さ
れたテープ25は緩みのない状態で保持される。次に、
4節リンク機構20のテープ仮止用ローラ26が被貼着
体27に接面して、テープ25を被貼着体27に仮付け
する。
【0040】その後、さらに押圧レバー11を押すと、
図10に示すように、4節リンク機構20が変形して、
その上、下水平リンク部材19、17が上方に持ち上げ
られることになる。また、図10及び図3に示すよう
に、4節リンク機構20の変形によって、4節リンク機
構20の前垂直リンク部材16に取り付けられた縦長の
揺動爪28が、その中央部に設けた長孔82及びリンク
部材16間に架設された枢軸72を介して、反時計方向
に回転する。
図10に示すように、4節リンク機構20が変形して、
その上、下水平リンク部材19、17が上方に持ち上げ
られることになる。また、図10及び図3に示すよう
に、4節リンク機構20の変形によって、4節リンク機
構20の前垂直リンク部材16に取り付けられた縦長の
揺動爪28が、その中央部に設けた長孔82及びリンク
部材16間に架設された枢軸72を介して、反時計方向
に回転する。
【0041】この揺動爪28の回転によって、図3に示
すように、揺動爪28の下端が刃物台29に組み込まれ
ているベルクランク30の上部に設けられている係合突
起30dを押圧するので、ベルクランク30は、前垂直
リンク部材16と下水平リンク部材17を枢支連結する
と共に、テープ押圧用ローラ31が取り付けられた枢軸
30a廻りに時計方向に回転されることになる。また、
このベルクランク30の回転によって、テープ25の先
端をテープ押圧用ローラ31とで把持している把持爪3
2及びスライド刃33を後退させて、テープ25の先端
を開放することができる。
すように、揺動爪28の下端が刃物台29に組み込まれ
ているベルクランク30の上部に設けられている係合突
起30dを押圧するので、ベルクランク30は、前垂直
リンク部材16と下水平リンク部材17を枢支連結する
と共に、テープ押圧用ローラ31が取り付けられた枢軸
30a廻りに時計方向に回転されることになる。また、
このベルクランク30の回転によって、テープ25の先
端をテープ押圧用ローラ31とで把持している把持爪3
2及びスライド刃33を後退させて、テープ25の先端
を開放することができる。
【0042】さらに、押圧レバー11を押すことによっ
て、ベルクランク30の両側壁に架設された枢軸30b
の両側突出軸部が、刃物台29の両側壁29bに設けた
長孔29aの端部と当接するように設定されているの
で、ベルクランク30のさらなる時計方向の回転によっ
て、刃物台29及びこの刃物台29に取り付けられてい
るスライド刃33も一体的に時計方向に回転され、スラ
イド刃33がさらに後退する。その後、テープ押圧用ロ
ーラ31の下降によって、テープ25の先端を被貼着体
27に本付けすることができる。
て、ベルクランク30の両側壁に架設された枢軸30b
の両側突出軸部が、刃物台29の両側壁29bに設けた
長孔29aの端部と当接するように設定されているの
で、ベルクランク30のさらなる時計方向の回転によっ
て、刃物台29及びこの刃物台29に取り付けられてい
るスライド刃33も一体的に時計方向に回転され、スラ
イド刃33がさらに後退する。その後、テープ押圧用ロ
ーラ31の下降によって、テープ25の先端を被貼着体
27に本付けすることができる。
【0043】なお、4節リンク機構20が上記したよう
に変形するにつれて、下水平リンク部材17と後垂直リ
ンク部材18を枢支連結する枢軸61に回転自在に取り
付けられたテープ仮止用ローラ26が上方に移動するの
で、テープ25は弛緩することになる。しかし、本実施
の形態では、揺動リンク12の後端に設けられた揺動爪
94がクランク35に設けられた切欠部95と係合し
て、テープ引出し用ローラ22と同一の支持軸34に軸
支されているクランク35が時計方向に上方に回転し
て、クランク35に軸支されている調節ローラ36でテ
ープ25のたるみをなくし、図10及び図11に示すよ
うに、適切な緊張を保ちながら、貼付走行することがで
きる。
に変形するにつれて、下水平リンク部材17と後垂直リ
ンク部材18を枢支連結する枢軸61に回転自在に取り
付けられたテープ仮止用ローラ26が上方に移動するの
で、テープ25は弛緩することになる。しかし、本実施
の形態では、揺動リンク12の後端に設けられた揺動爪
94がクランク35に設けられた切欠部95と係合し
て、テープ引出し用ローラ22と同一の支持軸34に軸
支されているクランク35が時計方向に上方に回転し
て、クランク35に軸支されている調節ローラ36でテ
ープ25のたるみをなくし、図10及び図11に示すよ
うに、適切な緊張を保ちながら、貼付走行することがで
きる。
【0044】この貼付走行において、テープ貼着装置A
をそのまま走行させたのでは、テープ25の引き出し負
荷が直接テープ25にかかってテープ25が伸び、被貼
着体27にテープ25を貼付後に、被貼着体27にしわ
がよることになる。そこで、本発明の実施の形態では、
テープ貼着装置Aの走行によるテープ引き出し負荷が、
テープ25にかからないようにしている。即ち、テープ
貼着装置Aの後部に設けた後部支持輪37及び爪車8
8、66、65を介してテープ引出し用ローラ22を回
転させ、テープ25の引出しを行うようにしているの
で、テープ貼着装置Aの走行時に発生するテープ引き出
し負荷の殆どをテープリール24からのテープ25の引
き出し力に使用でき、テープリール24とテープ押圧用
ローラ31とで圧着しているテープ25の貼付面との間
にテープ25の緊張力がなく、貼付後、被貼着体27の
貼付面にしわ、変形などが発生するのを確実に防止する
ことができる。
をそのまま走行させたのでは、テープ25の引き出し負
荷が直接テープ25にかかってテープ25が伸び、被貼
着体27にテープ25を貼付後に、被貼着体27にしわ
がよることになる。そこで、本発明の実施の形態では、
テープ貼着装置Aの走行によるテープ引き出し負荷が、
テープ25にかからないようにしている。即ち、テープ
貼着装置Aの後部に設けた後部支持輪37及び爪車8
8、66、65を介してテープ引出し用ローラ22を回
転させ、テープ25の引出しを行うようにしているの
で、テープ貼着装置Aの走行時に発生するテープ引き出
し負荷の殆どをテープリール24からのテープ25の引
き出し力に使用でき、テープリール24とテープ押圧用
ローラ31とで圧着しているテープ25の貼付面との間
にテープ25の緊張力がなく、貼付後、被貼着体27の
貼付面にしわ、変形などが発生するのを確実に防止する
ことができる。
【0045】なお、上記した押圧レバー11の押圧動作
において、以下に説明する切断動作を行わせるために、
刃物台29の下降、回転に連動して、刃物台29に設け
た突起部45を、機能枠15の下部補強枠15aの両側
壁の内面に設けた突起部45aの下方に位置させてい
る。
において、以下に説明する切断動作を行わせるために、
刃物台29の下降、回転に連動して、刃物台29に設け
た突起部45を、機能枠15の下部補強枠15aの両側
壁の内面に設けた突起部45aの下方に位置させてい
る。
【0046】その後、図11及び図12に示すように、
被貼着体27にテープ25を任意の長さだけ貼付後、押
圧レバー11の押圧力を緩めることにより揺動リンク1
2を枢軸13廻りに時計方向に回転すると、前記した貼
付作業とは、反対に、4節リンク機構20が上方に移動
し、直列に並んで貼付走行していた2種類のローラ(1
個のテープ押圧用ローラ31と、テープ押圧用ローラ3
1の両側に配設された2個の前部支持輪40)間に段差
が生じることになる。
被貼着体27にテープ25を任意の長さだけ貼付後、押
圧レバー11の押圧力を緩めることにより揺動リンク1
2を枢軸13廻りに時計方向に回転すると、前記した貼
付作業とは、反対に、4節リンク機構20が上方に移動
し、直列に並んで貼付走行していた2種類のローラ(1
個のテープ押圧用ローラ31と、テープ押圧用ローラ3
1の両側に配設された2個の前部支持輪40)間に段差
が生じることになる。
【0047】即ち、4節リンク機構20のテープ押圧用
ローラ31は上方に浮き、一方、前部支持輪40は被貼
付面に当接支持された状態にあるので、テープ押圧用ロ
ーラ31と被貼付面との間に、テープ押さえ部材42の
テープ押さえ爪部42aが入る間隙が形成されることに
なる。
ローラ31は上方に浮き、一方、前部支持輪40は被貼
付面に当接支持された状態にあるので、テープ押圧用ロ
ーラ31と被貼付面との間に、テープ押さえ部材42の
テープ押さえ爪部42aが入る間隙が形成されることに
なる。
【0048】この時、図11に示すようにテープ押さえ
部材42の上部に突設されていたストッパー係合ピン4
2bが、図12に示すようにストッパー41から脱落
し、テープ押さえ部材42がフリー状態になる。従っ
て、テープ押さえ部材42は、引張コイルバネ43の弾
性力で、時計方向に回転させられ、その先端に設けられ
たテープ押さえ爪部42aによってテープ25がテープ
押圧用ローラ31に押しつけられる。その後、図6に示
すように、連動リンク14に設けられた突起部44が、
テープ押さえ部材42のテープ押さえ爪部42aの両側
に設けられた凹部42cに嵌入され、固定される。
部材42の上部に突設されていたストッパー係合ピン4
2bが、図12に示すようにストッパー41から脱落
し、テープ押さえ部材42がフリー状態になる。従っ
て、テープ押さえ部材42は、引張コイルバネ43の弾
性力で、時計方向に回転させられ、その先端に設けられ
たテープ押さえ爪部42aによってテープ25がテープ
押圧用ローラ31に押しつけられる。その後、図6に示
すように、連動リンク14に設けられた突起部44が、
テープ押さえ部材42のテープ押さえ爪部42aの両側
に設けられた凹部42cに嵌入され、固定される。
【0049】上記したテープ押さえ部材42の作動から
若干遅れて、テープ押圧用ローラ31が取り付けられて
いる枢軸30aに軸支されている刃物台29が、機能枠
15の下部補強枠15aの両側壁の内面に取り付けられ
た突起部45aと、刃物台29の側壁外面に設けられた
突起部45との係合によって、図13に示すように反時
計方向に回転させられ、その後、圧縮コイルバネ84の
弾性力によってさらに旋回して、ストッパー45bに当
接して定位置で停止する。
若干遅れて、テープ押圧用ローラ31が取り付けられて
いる枢軸30aに軸支されている刃物台29が、機能枠
15の下部補強枠15aの両側壁の内面に取り付けられ
た突起部45aと、刃物台29の側壁外面に設けられた
突起部45との係合によって、図13に示すように反時
計方向に回転させられ、その後、圧縮コイルバネ84の
弾性力によってさらに旋回して、ストッパー45bに当
接して定位置で停止する。
【0050】図14に示すように、刃物台29が停止し
た後、ベルクランク30はさらに旋回して、スライド刃
33をスライドさせ、テープ25を切断しながら、把持
爪32で切断された新しいテープ25の先端を把持す
る。4節リンク機構20は、なお上方へ移動することに
よって、テープ押さえ部材42に設けられた凹部42c
と連動リンク14に設けられた突起部44との係合は解
除され、機能枠15のリンク機構昇降案内片15bの上
部に設けられた突起部51とテープ押さえ部材42の基
部に設けられた突起部50との係合によって、テープ押
さえ部材42が逆回転して、定位置に戻り、かつ、4節
リンク機構20は元の形に戻ることになる(図15参
照)。
た後、ベルクランク30はさらに旋回して、スライド刃
33をスライドさせ、テープ25を切断しながら、把持
爪32で切断された新しいテープ25の先端を把持す
る。4節リンク機構20は、なお上方へ移動することに
よって、テープ押さえ部材42に設けられた凹部42c
と連動リンク14に設けられた突起部44との係合は解
除され、機能枠15のリンク機構昇降案内片15bの上
部に設けられた突起部51とテープ押さえ部材42の基
部に設けられた突起部50との係合によって、テープ押
さえ部材42が逆回転して、定位置に戻り、かつ、4節
リンク機構20は元の形に戻ることになる(図15参
照)。
【0051】この時、貼付開始時にテープ25の緩みを
調節していた調節ローラ36がスプリング92の弾性力
によって下方に旋回して、4節リンク機構20が元の形
に変形する際に緊張するテープ25の長さを調節して原
点に戻る。
調節していた調節ローラ36がスプリング92の弾性力
によって下方に旋回して、4節リンク機構20が元の形
に変形する際に緊張するテープ25の長さを調節して原
点に戻る。
【0052】このように、本実施の形態に係るテープ貼
着装置Aにおいては、装置本体10を手で掴んだ状態
で、人指し指で押圧レバー11を押圧して、テープ25
の先部を紙等の被貼着体27に貼着した後、装置本体1
0を所望長さだけ引っ張り走行し、その後、人指し指を
押圧レバー11から離して押圧を解除することによっ
て、テープ25の先部を緊張させるとともに切断するこ
とができる。即ち、テープ貼着装置Aは、ワンタッチ
で、テープ25の貼着及び切断を行うことができ、テー
プ貼着装置Aの使い勝手を著しく向上することができる
と共に、確実にテープ25を被貼着体27に貼着するこ
とができる。
着装置Aにおいては、装置本体10を手で掴んだ状態
で、人指し指で押圧レバー11を押圧して、テープ25
の先部を紙等の被貼着体27に貼着した後、装置本体1
0を所望長さだけ引っ張り走行し、その後、人指し指を
押圧レバー11から離して押圧を解除することによっ
て、テープ25の先部を緊張させるとともに切断するこ
とができる。即ち、テープ貼着装置Aは、ワンタッチ
で、テープ25の貼着及び切断を行うことができ、テー
プ貼着装置Aの使い勝手を著しく向上することができる
と共に、確実にテープ25を被貼着体27に貼着するこ
とができる。
【0053】以上、本発明を、一実施の形態及び変容例
を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施
の形態や変容例に記載の構成に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考
えられるその他の実施の形態や変容例も含むものであ
る。
を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施
の形態や変容例に記載の構成に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考
えられるその他の実施の形態や変容例も含むものであ
る。
【0054】
【発明の効果】請求項1〜3記載のテープ貼着装置にお
いては、装置本体を手で掴んだ状態で、人指し指で押圧
レバーを押圧してテープの先部を紙等の被貼着体に貼着
した後、装置本体を所望長さだけ引っ張り走行し、その
後、人指し指を押圧レバーから離して押圧を解除するこ
とによって、テープの先部を緊張させるとともに切断す
ることができる。即ち、テープ貼着装置は、ワンタッチ
で、テープの貼着及び切断を行うことができ、テープ貼
着装置の使い勝手を著しく向上することができると共
に、確実にテープを被貼着体に貼着することができる。
いては、装置本体を手で掴んだ状態で、人指し指で押圧
レバーを押圧してテープの先部を紙等の被貼着体に貼着
した後、装置本体を所望長さだけ引っ張り走行し、その
後、人指し指を押圧レバーから離して押圧を解除するこ
とによって、テープの先部を緊張させるとともに切断す
ることができる。即ち、テープ貼着装置は、ワンタッチ
で、テープの貼着及び切断を行うことができ、テープ貼
着装置の使い勝手を著しく向上することができると共
に、確実にテープを被貼着体に貼着することができる。
【0055】特に、請求項2記載のテープ貼着装置にお
いては、テープ仮止用ローラでテープを被貼着体にいっ
たん仮止めした後、テープ押圧用ローラで本止めするよ
うにしているので、確実にテープを被貼着体に貼着する
ことができる。請求項3記載のテープ貼着装置において
は、テープ貼着装置の後部に設けた後部支持輪及び回転
力変換機構を介してテープ引出し用ローラを回転させ、
テープの引出しを行うようにしているので、テープ貼着
装置の走行時に発生するテープ引き出し負荷の殆どをテ
ープリールからテープを引き出す力に使用できる。従っ
て、テープリールとテープ押圧用ローラとで圧着してい
るテープの貼付面との間にテープの緊張力がなく、貼付
後、被貼着体の貼付面にしわ、変形などが発生するのを
確実に防止することができる。
いては、テープ仮止用ローラでテープを被貼着体にいっ
たん仮止めした後、テープ押圧用ローラで本止めするよ
うにしているので、確実にテープを被貼着体に貼着する
ことができる。請求項3記載のテープ貼着装置において
は、テープ貼着装置の後部に設けた後部支持輪及び回転
力変換機構を介してテープ引出し用ローラを回転させ、
テープの引出しを行うようにしているので、テープ貼着
装置の走行時に発生するテープ引き出し負荷の殆どをテ
ープリールからテープを引き出す力に使用できる。従っ
て、テープリールとテープ押圧用ローラとで圧着してい
るテープの貼付面との間にテープの緊張力がなく、貼付
後、被貼着体の貼付面にしわ、変形などが発生するのを
確実に防止することができる。
【図1】本発明の一実施の形態に係るテープ貼着装置の
側断面図である。
側断面図である。
【図2】同平断面図である。
【図3】同要部の斜視図である。
【図4】同要部の分解斜視図である。
【図5】同要部の拡大側面図である。
【図6】同要部の斜視図である。
【図7】同要部の斜視図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係るテープ貼着装置の
動作説明図である。
動作説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係るテープ貼着装置の
動作説明図である。
動作説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係るテープ貼着装置
の動作説明図である。
の動作説明図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係るテープ貼着装置
の動作説明図である。
の動作説明図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係るテープ貼着装置
の動作説明図である。
の動作説明図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係るテープ貼着装置
の動作説明図である。
の動作説明図である。
【図14】本発明の一実施の形態に係るテープ貼着装置
の動作説明図である。
の動作説明図である。
【図15】本発明の一実施の形態に係るテープ貼着装置
の動作説明図である。
の動作説明図である。
A テープ貼着装置 10 装置本体 11 押圧レバー 11a スプリ
ング 12 揺動リンク 13 枢軸 14 連動リンク 15 機能枠 15a 下部補強枠 15b リンク
機構昇降案内片 16 前垂直リンク部材 17 下水平リ
ンク部材 18 後垂直リンク部材 19 上水平リ
ンク部材 19a 上部伸延部 19b 凹溝 20 4節リンク機構 21 回転爪 22 テープ引き出し用ローラ 23 爪車 24 テープリール 25 テープ 26 テープ仮止用ローラ 27 被貼着体 28 揺動爪 29 刃物台 29a 長孔 29b 側壁 29c 底壁 29d 透孔 29e スライド刃取付溝 30 ベルクラ
ンク 30a 枢軸 30b 枢軸 30c 係合突起 30d 係合突
起 30e 透孔 30f 突起 30g 透孔 31 テープ押
圧用ローラ 32 把持爪 33 スライド
刃 33a 下刃 33b 上刃 33c 連結ボルト 33d ナット 33e 透孔 34 支持軸 35 クランク 36 調節ロー
ラ 37 後部支持輪 40 前部支持
輪 41 ストッパー 42 テープ押
さえ部材 42a テープ押さえ爪部 42b ストッ
パー係合ピン 42c 凹部 43 引張コイ
ルバネ 44 突起部 45 突起部 45a 突起部 45b ストッ
パー 46 スプリング 50 突起部 51 突起部 60 レバー操
作用開口部 61 枢軸 62 枢軸 63 回転力変換機構 64 支持軸 65 爪車 66 爪車 67 スプリング 68 垂直リブ 69 枢軸 70 長孔 71 ガイド軸 72 枢軸 74 枢軸 76 枢軸 77 スプリング 78 スプリン
グ 80 枢軸 81 枢軸 82 長孔 83 引張コイ
ルバネ 84 圧縮コイルバネ 85 枢軸 86 長孔 87 枢軸 88 爪車 89 スプリン
グ 90 ラチェット歯 91 ラチェッ
ト歯 92 スプリング 93 スプリン
グ 94 揺動爪 95 切欠部
ング 12 揺動リンク 13 枢軸 14 連動リンク 15 機能枠 15a 下部補強枠 15b リンク
機構昇降案内片 16 前垂直リンク部材 17 下水平リ
ンク部材 18 後垂直リンク部材 19 上水平リ
ンク部材 19a 上部伸延部 19b 凹溝 20 4節リンク機構 21 回転爪 22 テープ引き出し用ローラ 23 爪車 24 テープリール 25 テープ 26 テープ仮止用ローラ 27 被貼着体 28 揺動爪 29 刃物台 29a 長孔 29b 側壁 29c 底壁 29d 透孔 29e スライド刃取付溝 30 ベルクラ
ンク 30a 枢軸 30b 枢軸 30c 係合突起 30d 係合突
起 30e 透孔 30f 突起 30g 透孔 31 テープ押
圧用ローラ 32 把持爪 33 スライド
刃 33a 下刃 33b 上刃 33c 連結ボルト 33d ナット 33e 透孔 34 支持軸 35 クランク 36 調節ロー
ラ 37 後部支持輪 40 前部支持
輪 41 ストッパー 42 テープ押
さえ部材 42a テープ押さえ爪部 42b ストッ
パー係合ピン 42c 凹部 43 引張コイ
ルバネ 44 突起部 45 突起部 45a 突起部 45b ストッ
パー 46 スプリング 50 突起部 51 突起部 60 レバー操
作用開口部 61 枢軸 62 枢軸 63 回転力変換機構 64 支持軸 65 爪車 66 爪車 67 スプリング 68 垂直リブ 69 枢軸 70 長孔 71 ガイド軸 72 枢軸 74 枢軸 76 枢軸 77 スプリング 78 スプリン
グ 80 枢軸 81 枢軸 82 長孔 83 引張コイ
ルバネ 84 圧縮コイルバネ 85 枢軸 86 長孔 87 枢軸 88 爪車 89 スプリン
グ 90 ラチェット歯 91 ラチェッ
ト歯 92 スプリング 93 スプリン
グ 94 揺動爪 95 切欠部
Claims (3)
- 【請求項1】 上部にレバー操作用開口部を有する装置
本体と、 前記装置本体の後部に回転自在に取り付けられ、外周面
にテープを巻回するテープリールと、 前記装置本体の前部に取り付けられ、下面に前部支持輪
を具備する下部補強枠と、該下部補強枠の上部に立設さ
れた一対のリンク機構昇降案内片とからなる機能枠と、 各対がそれぞれ連結された2個の前、後垂直リンク部材
と上、下水平リンク部材とからなり、かつ、各対におけ
る前垂直リンク部材がそれぞれ前記リンク機構昇降案内
片に上下方向に摺動自在に取り付けられた一対の4節リ
ンク機構と、 前記4節リンク機構の前記前垂直リンク部材の上端部に
取り付けられ、前記装置本体の前記レバー操作用開口部
に配設される押圧レバーと、 前記4節リンク機構の前記前垂直リンク部材の下端部に
取り付けられるテープ押圧用ローラと、 前記4節リンク機構の前記後垂直リンク部材と前記下水
平リンク部材との枢支連結部に取り付けられるテープ仮
止用ローラと、 前記4節リンク機構の前記後垂直リンク部材に基部が回
転自在に取り付けられ、かつ、その先部にテープ押さえ
爪部を有するテープ押さえ部材と、 前記機能枠の前記下部補強枠内に前、後方向に回転自在
に配設されると共に、前、後方向に進退自在なスライド
刃を有する刃物台と、 前記押圧レバーの押圧及び解除動作による前記4節リン
ク機構の昇降・変形に連動して、前記テープ仮止用ロー
ラを作動して前記テープを緊張させると共に、前記テー
プ押圧用ローラと前記テープ押さえ部材の前記テープ押
さえ爪部とによって前記テープを押さえ、かつ、前記刃
物台を作動して前記テープを切断する連動機構とを具備
することを特徴とするテープ貼着装置。 - 【請求項2】 前記テープ仮止用ローラで前記テープを
被貼着体にいったん仮止めした後、前記テープ押圧用ロ
ーラで本止めするようにしたことを特徴とする請求項1
記載のテープ貼着装置。 - 【請求項3】 前記装置本体の後部下面に取り付けられ
る後部支持輪と、該後部支持輪の回転力を、前記テープ
リールと前記テープ仮止用ローラ間に介設されたテープ
引き出し用ローラの回転力に変換する回転力変換機構と
を具備することを特徴とする請求項1又は2記載のテー
プ貼着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021196A JPH09278268A (ja) | 1996-04-06 | 1996-04-06 | テープ貼着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021196A JPH09278268A (ja) | 1996-04-06 | 1996-04-06 | テープ貼着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09278268A true JPH09278268A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14529884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11021196A Pending JPH09278268A (ja) | 1996-04-06 | 1996-04-06 | テープ貼着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09278268A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115072027A (zh) * | 2022-06-10 | 2022-09-20 | 南京韵鼎机电工程有限公司 | 多点浮动式巨型抱紧跟随装置 |
-
1996
- 1996-04-06 JP JP11021196A patent/JPH09278268A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115072027A (zh) * | 2022-06-10 | 2022-09-20 | 南京韵鼎机电工程有限公司 | 多点浮动式巨型抱紧跟随装置 |
CN115072027B (zh) * | 2022-06-10 | 2024-06-04 | 南京韵鼎机电工程有限公司 | 多点浮动式矩形抱紧跟随装置 |
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