JPH08175739A - 粘着テープ貼付器 - Google Patents

粘着テープ貼付器

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JPH08175739A
JPH08175739A JP33733794A JP33733794A JPH08175739A JP H08175739 A JPH08175739 A JP H08175739A JP 33733794 A JP33733794 A JP 33733794A JP 33733794 A JP33733794 A JP 33733794A JP H08175739 A JPH08175739 A JP H08175739A
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JP
Japan
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adhesive tape
tape
case
attached
ratchet wheel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33733794A
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English (en)
Inventor
Suteo Futamura
捨夫 二村
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NICHIBAN TECHNO KK
Nichiban Co Ltd
Original Assignee
NICHIBAN TECHNO KK
Nichiban Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造を簡単にし、かつ粘着テープの貼付及び
切断を容易に行えるようにした粘着テープ貼付器を提供
する。 【構成】 粘着テープ1を回転自在に収納する収納部を
有するテープケース2の収納部を、爪車11を有する筒
状体12にて形成する。テープケース2の突出部4に揺
動自在に取り付けられる操作部材8の一端に切断刃6を
取り付けると共に、他端には爪車11に係合する係合爪
7を設け、かつ操作部材8の係合爪側とテープケース2
との間に、係合爪7が爪車11から離間する方向に弾性
力を付勢する圧縮ばね14を介在する。これにより、圧
縮ばね14の弾性力に抗して操作部材8を押圧すること
により、係合爪7を爪車11に係合させて粘着テープ1
の逆回転を抑制した状態で、粘着テープ1を切断するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は粘着テープ貼付器に関
するもので、更に詳細には、所定箇所に所定長さの粘着
テープを容易に貼付可能にした粘着テープ貼付器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の粘着テープ貼付器とし
て、出願人が先に出願した実開平4−12454号公報
に記載のものが知られている。この実開平4−1245
4号公報に記載の粘着テープ貼付器は、粘着テープを回
転自在に収納すると共に粘着テープを引き出す引出口と
粘着テープの貼付方向に突出する突出部とを有するテー
プケースと、このテープケースの引出口近傍に回転自在
に取り付けられ、引出口より引き出された粘着テープを
ガイドすると共に上方より押圧する圧着ローラと、テー
プケースの突出部近傍に回転自在に取り付けられ、一端
にテープケース外方に突出する操作部を有し、他端に刃
が取り付けられた切断部を有し、回転することにより切
断部が圧着ローラと突出部の先端との間を移動するレバ
ーと、このレバーを付勢してその切断部を圧着ローラに
当接させる弾性部材とからなり、レバーの操作部を押圧
してレバーを回転させ、その切断部を突出部の先端付近
に位置付けることにより、貼付された粘着テープを切断
することを特徴とするものである。この粘着テープ貼付
器によれば、片手で粘着テープを所定箇所に所定長さ貼
付することができ、しかも構成部材が少なく構造が簡単
であるため、製作コストを低廉にすることができるとい
う利点がある。
【0003】ところで、最近では、文字等の修正箇所に
蛍光色等が施されたテープを貼付して、その上から鉛筆
や油性・水性ペンで加筆可能な修正用の粘着テープが使
用されている。この修正用の粘着テープは貼付した後の
剥離性をもたせるために、通常の粘着テープより粘着性
の低い粘着剤が使用されているため、上記従来の粘着テ
ープ貼付器においては、粘着テープが収納部で逆回転す
る虞れがあり、貼付した粘着テープの切断時に粘着テー
プが弛んでしまい切断刃によって粘着テープを正確に切
断することができないという問題がある。また、貼付時
に引出口から露出すべき粘着テープの先端がテープケー
ス内に引っ込んでしまい、貼付作業がスムーズに行えな
いという問題もある。この問題を解決する手段として、
例えば実開平4−26966号公報あるいは特開平6−
179561号公報に記載の粘着テープの逆転防止機構
を用いることが考えられる。
【0004】このうち、実開平4−26966号公報に
記載の粘着テープ貼付器は、引出口と粘着テープのロー
ル部との間にテープの粘着面に接しながらテープ引出方
向に回転する逆転防止機構付きのガイドローラを設け、
また、粘着テープの回転軸にラチェット機構等の逆転防
止機構を設けた構造である。また、特開平6−1795
61号公報に記載の粘着テープ貼付器は、粘着テープを
回転自在に収納する短筒体の一端に爪車を設け、テープ
ケースの突出部側に揺動可能に軸支される回り止め杆の
一端に、ばねの付勢により爪車に常時咬合する爪を設け
ると共に、他端に切断刃を設けた構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者す
なわち実開平4−2966号公報に記載の技術は、引出
口と粘着テープのロール部との間に逆転防止機構付きの
ガイドローラを設けると共に、粘着テープの回転軸に逆
転防止機構を設けるため、構成部品が多く、構造が複雑
となり、コスト高になるという問題がある。また、構造
が複雑であるため、粘着テープを交換する際に部品がケ
ース本体から脱落する虞れがあり、交換に十分注意を要
するという問題もある。
【0006】一方、後者すなわち特開平6−17956
1号公報に記載の技術は、常時ばねの付勢によって短筒
体の爪車と回り止め杆の爪とが咬合する構造であるた
め、粘着テープを引き出すには回り止め杆の頭部を押し
て咬合を解除する必要がある。したがって、この状態で
は粘着テープが逆回転及び正回転可能な状態となり、粘
着テープがテープケース内に引っ込む虞れがあると共
に、粘着テープが弛む虞れがある。また、回り止め杆の
頭部の押圧を解除した後、テープケースを上方へ持ち上
げて切断刃により粘着テープを切断しなければならない
ため、貼付作業が面倒であるという問題もある。
【0007】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、構造を簡単にし、かつ粘着テープの貼付及び切断を
容易に行えるようにした粘着テープ貼付器を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の第1の粘着テープ貼付器は、粘着テープを
回転自在に収納する収納部と、粘着テープを引き出す引
出口と粘着テープの粘着方向に突出する突出部とを有す
るテープケースと、このテープケースの引出口近傍に回
転自在に取り付けられ引出口より引き出された粘着テー
プをガイドすると共に、上方より押圧する圧着ローラ
と、上記テープケースの突出部近傍に取り付けられる切
断刃とを具備する粘着テープ貼付器を前提とし、 上記
テープケースの収納部を、爪車を有する筒状体にて形成
し、 上記テープケースの突出部に揺動自在に取り付け
られる操作部材の一端に上記切断刃を取り付けると共
に、他端には上記爪車に係合する係合爪を設け、かつ操
作部材と上記テープケースとの間に、係合爪が爪車から
離間する方向に弾性力を付勢する弾性部材を介在してな
る、ことを特徴とするものである(請求項1)。
【0009】また、この発明の第2の粘着テープ貼付器
は、上記第1の粘着テープ貼付器と同様、粘着テープを
回転自在に収納する収納部と、粘着テープを引き出す引
出口と粘着テープの粘着方向に突出する突出部とを有す
るテープケースと、このテープケースの引出口近傍に回
転自在に取り付けられ引出口より引き出された粘着テー
プをガイドすると共に、上方より押圧する圧着ローラ
と、上記テープケースの突出部近傍に取り付けられる切
断刃とを具備する粘着テープ貼付器を前提とし、上記テ
ープケースの収納部を、爪車を有する筒状体にて形成
し、 上記筒状体の爪車に、逆転防止爪を係合し、 上
記テープケースの突出部に揺動自在に取り付けられる操
作部材の一端に上記切断刃を取り付けると共に、他端に
は上記爪車に係合する係合爪を設け、かつ操作部材と上
記テープケースとの間に、係合爪が爪車から離間する方
向に弾性力を付勢する弾性部材を介在してなる、ことを
特徴とするものである(請求項2)。
【0010】この発明において、上記切断刃の形状は、
例えば平刃あるいは鋸歯状刃等任意でよいが、好ましく
は切断刃の刃先が、幅方向に所定の傾斜角度を有する方
がよい(請求項3)。
【0011】また、上記テープケースの引出口近傍に、
圧着ローラの下部近傍に突出する粘着テープのガイド舌
片を取り付ける方が好ましい(請求項4)。この場合、
上記逆転防止爪とガイド舌片とを例えばプラスチック製
部材にて一体に形成する方が構成部材の削減が図れる点
で好ましい(請求項5)。
【0012】
【作用】請求項1記載の粘着テープ貼付器によれば、テ
ープケースの収納部を、爪車を有する筒状体にて形成
し、テープケースの突出部に揺動自在に取り付けられる
操作部材の一端に切断刃を取り付けると共に、他端には
爪車に係合する係合爪を設け、かつ操作部材と上記テー
プケースとの間に、係合爪が爪車から離間する方向に弾
性力を付勢する弾性部材を介在することにより、弾性部
材の弾性力に抗して操作部材を押して係合爪を爪車に係
合させて粘着テープの逆転を防止した状態で切断刃によ
って粘着テープを切断することができる。したがって、
粘着テープの貼付及び切断を容易に行うことができる。
【0013】請求項2記載の粘着テープ貼付器によれ
ば、上記請求項1記載の構成に加えて筒状体の爪車に逆
転防止爪を係合させることにより、常時粘着テープの逆
回転を防止することができ、粘着テープのテープケース
内への引っ込みを確実に防止することができる。
【0014】また、切断刃の刃先を、幅方向に所定の傾
斜角度にすることにより、粘着テープの切断の際に、切
断刃が時間的遅れをもった連続する点接触で粘着テープ
を切り裂くため切断を確実に行うことができる(請求項
3)。
【0015】また、テープケースの引出口近傍に、圧着
ローラの下部近傍に突出する粘着テープのガイド舌片を
取り付けることにより、粘着テープを圧着ローラの下方
に案内して圧着ローラによる押圧を確実にすることがで
きる(請求項4)。この際、逆転防止爪とガイド舌片と
を一体に形成することにより、逆転防止爪とガイド舌片
の取り付けを同時に行うことができると共に、構成部材
の削減を図ることができる(請求項5)
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例を添付図面に基づ
いて詳細に説明する。図1はこの発明の粘着テープ貼付
器の概略断面図、図2は図1のII−II断面図であ
る。
【0017】この発明の粘着テープ貼付器は、粘着テー
プ1を回転自在に収納するテープケース2と、このテー
プケース2に設けられた引出口3の近傍位置に回転自在
に取り付けられ引出口3より引き出された粘着テープ1
をガイドすると共に上方より押圧する圧着ローラ5と、
テープケース2の突出部4に揺動自在に取り付けられそ
の一端に切断刃6を取り付け他端に係合爪7を有する操
作部材8と、テープケース2内の粘着テープ1の逆回転
を防止する逆転防止機構9と、粘着テープ1を圧着ロー
ラ5側へガイドするガイド舌片10とを具備してなる。
【0018】上記テープケース2は、円形状の基部2a
の一端から外方(粘着テープ1の粘着方向)に延びる突
出部4を有すると共に、突出部の先端側の下部に引出口
3が設けられ、かつ、突出部4の先端側部には引出口3
に連なって操作部材8を取り付けるための開口2bが設
けられている。このテープケース2は、図2及び図3に
示すように、互いに係脱可能に嵌合される嵌合ピン2c
又は嵌合凹部2dを有する2分割されたプラスチック製
のケース半体2A,2Bとで構成されており、一方のケ
ース半体2Aの内壁面に突設された円筒状の軸部2e
に、粘着テープ1のロール部1aが回転自在に収納され
るように構成されている。この場合、軸部2eには、一
側端に爪車11を有するプラスチック製の筒状体12が
回転自在に嵌合されており、この筒状体12に粘着テー
プ1のロール部1aが着脱可能に嵌合されて、収納部が
形成されている。
【0019】また、テープケース2の一方のケース半体
2Aの引出口3近傍には圧着ローラ5の取付軸2fが突
設され、この取付軸2fと上記軸部2eとの間には、ガ
イドローラ13の取付軸2gが突設されている。また、
開口2b近傍の引出口側には操作部材8の揺動軸2hが
突設されており、この揺動軸2hの上方側には操作部材
8を外方に付勢する弾性部材としてのばね14のばね受
部2iが設けられている。更に、ばね受部2iの上方側
には操作部材8の揺動をガイドするガイド突部2jが設
けられている。なお、ケース半体2A,2Bの下部側に
は逆転防止機構9とガイド舌片10を取り付けるための
突起2k,2mが設けられている。
【0020】上記操作部材8は、図1及び図4に示すよ
うに、揺動軸2hに回転自在に嵌合する嵌合孔8aを穿
設した対峙する一対の取付脚8bを有する矩形状基部8
cの一端に、切断刃6を取り付けると共に、切断刃6の
両側に切断刃6に不用意に接触するのを防止するための
保護壁8dを設け、他端側にはガイド突部2jを遊嵌す
るガイドスリット8eを有する対峙する一対のガイド片
8fを設けると共に、このガイド片8fの先端に上記爪
車11に係合する係合爪7を突設してなる。このように
構成される操作部材8はプラスチック製部材にて形成さ
れている。また、操作部材8の矩形状基部8cの係合爪
7側の裏面とばね受部2iとの間には圧縮ばね14が介
在されており、この圧縮ばね14の弾発力によって常時
係合爪7が爪車11から離間した状態となっている。
【0021】このように操作部材8に切断刃6と係合爪
7を一体的に設けることにより、操作部材8を圧縮ばね
14の弾性力に抗して係合爪7を爪車11に係合させて
粘着テープ1の逆回転を抑制し、粘着テープ1の貼付部
と非貼付部にテンションをもたせることができ、この状
態において、粘着テープ1の貼付部と非貼付部との間に
切断刃6を突入させることによって粘着テープ1を切断
することができる。
【0022】上記操作部材8の一端に取り付けられる切
断刃6は、その刃先6aが幅方向に所定の傾斜角度θ
(具体的には1〜20°好ましくは3°)をもった形状
となっている(図4(a)参照)。
【0023】一方、上記逆転防止機構9は、上記爪車1
1と、この爪車11に常時係合する逆転防止爪9aとか
らなるラチェット機構にて形成されている。この場合、
逆転防止爪9aは、図1及び図5に示すように、テープ
ケース2に設けられた突起2k,2mによって挾持され
る一端が湾曲状に起立する基板9bの一端湾曲部9cか
ら上方に向って傾斜状に突設されている。また、基板9
bの他端にはガイド舌片10が、圧着ローラ5の下部近
傍に突出すべく下方に向って傾斜状に突設されている。
このように構成される逆転防止爪9a,基板9b及びガ
イド舌片10はプラスチック製部材にて一体成形され、
また、逆転防止爪9a及びガイド舌片10は、その先端
が先細り状に形成されて弾性変形可能となっている。こ
のように逆転防止爪9aとガイド舌片10を一体に形成
することにより、部品点数の削減が図れると共に、組立
作業を容易にすることができる。
【0024】次に、上記実施例の粘着テープ貼付器を用
いて粘着テープを貼付する動作態様ついて、図6及び図
7を参照して説明する。
【0025】まず、筒状体12に装着された粘着テープ
1をテープケース2内に収納し、粘着テープ1の引き出
し側先端をガイドローラ13を介して圧着ローラ5の下
部まで引き出した状態にセットする。この状態におい
て、爪車11と逆転防止爪9aとが係合しているので、
粘着テープ1のロール部1aは逆回転することがなく、
粘着テープ1の引き出し側が不用意にテープケース2内
に引っ込むことはない。
【0026】次に、用紙15の訂正箇所に引き出された
粘着テープ1を貼付し、圧着ローラ5で押圧しながらテ
ープケース2矢印A方向に移動して、粘着テープ1を所
定長さ貼付する(図6(a)参照)。この状態において
は、圧着ローラ5の下部近傍にガイド舌片10が突出し
ているので、粘着テープ1は確実に圧着ローラ5の下部
に導かれて圧着ローラ5にて押圧され、用紙15に貼付
される。
【0027】その後、圧縮ばね14の弾性力に抗して操
作部材8を矢印B方向に押圧して係合爪7を爪車11に
係合させると共に、テープケース2を矢印C方向に持ち
上げて(図6(b)参照)、切断刃6を粘着テープの貼
付部と非貼付部との間に位置させる(図7(a)参
照)。そして、操作部材8を押しながら切断刃6を粘着
テープ1に突入させると、切断刃6の刃先6aが傾斜角
度θをもって形成されているので、切断刃6の刃先6a
が時間的遅れをもって連続する点接触となって図7
(c)に示すように垂直方向(Z方向)及び水平方向
(X方向)に力が作用して粘着テープ1が切断される。
【0028】上記のような手順によって粘着テープ1を
用紙15の所定箇所に容易に貼付することができると共
に、所定長さに容易に切断することができる。
【0029】なお、上記実施例では、圧縮ばね14の弾
発力によって係合爪7を爪車11から離間させている
が、必しもこのような構造とする必要はなく、操作部材
8の切断刃側とテープケース側とに引張りばねを介在さ
せて、常時係合爪7を爪車から離間させるようにしても
よい。また、上記実施例では、粘着テープ1が比較的粘
着性の低い修正テープの場合について説明したが、その
他の粘着テープについてもこの発明の粘着テープ貼付器
を使用できることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の粘着
テープ貼付器は、上記のように構成されているので、以
下のような効果が得られる。
【0031】1)請求項1記載の粘着テープ貼付器によ
れば、テープケースの収納部を、爪車を有する筒状体に
て形成し、テープケースの突出部に揺動自在に取り付け
られる操作部材の一端に切断刃を取り付けると共に、他
端には爪車に係合する係合爪を設け、かつ操作部材と上
記テープケースとの間に、係合爪が爪車から離間する方
向に弾性力を付勢する弾性部材を介在するので、弾性部
材の弾性力に抗して操作部材を押して係合爪を爪車に係
合させて粘着テープの逆転を防止した状態で切断刃によ
って粘着テープを切断することができ、粘着テープの貼
付及び切断を容易に行うことができる。また、構成部材
の削減が図れ、コストの低廉化を図ることができる。
【0032】2)請求項2記載の粘着テープ貼付器によ
れば、上記請求項1記載の構成に加えて筒状体の爪車に
逆転防止爪を係合させるので、常時粘着テープの逆回転
を防止することができ、粘着テープのテープケース内へ
の引っ込みを確実に防止することができる。
【0033】3)請求項3記載の粘着テープ貼付器によ
れば、切断刃の刃先を、幅方向に所定の傾斜角度にする
ので、粘着テープの切断の際に、切断刃が時間的遅れを
もった連続する点接触で粘着テープを切り裂くことがで
き、切断を確実に行うことができる。
【0034】4)請求項4記載の粘着テープ貼付器によ
れば、テープケースの引出口近傍に、圧着ローラの下部
近傍に突出する粘着テープのガイド舌片を取り付けるの
で、粘着テープを圧着ローラの下方に案内して圧着ロー
ラによる押圧を確実にすることができる。
【0035】5)請求項5記載の粘着テープ貼付器によ
れば、逆転防止爪とガイド舌片とを一体に形成するの
で、逆転防止爪とガイド舌片の取り付けを同時に行うこ
とができ、かつ構成部材の削減が図れ、更にコストの低
廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である粘着テープ貼付器を
示す概略断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】この発明におけるテープケース半体の概略側面
図である。
【図4】この発明における操作部材の正面図(a)、側
面図(b)及び底面図(c)である。
【図5】この発明における逆転防止爪とガイド舌片を示
す斜視図である。
【図6】この発明の粘着テープ貼付器の貼付状態を示す
概略側面図である。
【図7】この発明における切断刃の切断前の状態の正面
図(a)、切断刃の側面図(b)及び切断状態の正面図
(c)である。
【符号の説明】
1 粘着テープ 2 テープケース 3 引出口 4 突出部 5 圧着ローラ 6 切断刃 7 係合爪 8 操作部材 9 逆転防止機構 9a 逆転防止爪 10 ガイド舌片 11 爪車 12 筒状体 14 圧縮ばね(弾性部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着テープを回転自在に収納する収納部
    と、粘着テープを引き出す引出口と粘着テープの粘着方
    向に突出する突出部とを有するテープケースと、このテ
    ープケースの引出口近傍に回転自在に取り付けられ引出
    口より引き出された粘着テープをガイドすると共に、上
    方より押圧する圧着ローラと、上記テープケースの突出
    部近傍に取り付けられる切断刃とを具備する粘着テープ
    貼付器において、 上記テープケースの収納部を、爪車を有する筒状体にて
    形成し、 上記テープケースの突出部に揺動自在に取り付けられる
    操作部材の一端に上記切断刃を取り付けると共に、他端
    には上記爪車に係合する係合爪を設け、かつ操作部材と
    上記テープケースとの間に、係合爪が爪車から離間する
    方向に弾性力を付勢する弾性部材を介在してなる、こと
    を特徴とする粘着テープ貼付器。
  2. 【請求項2】 粘着テープを回転自在に収納する収納部
    と、粘着テープを引き出す引出口と粘着テープの粘着方
    向に突出する突出部とを有するテープケースと、このテ
    ープケースの引出口近傍に回転自在に取り付けられ引出
    口より引き出された粘着テープをガイドすると共に、上
    方より押圧する圧着ローラと、上記テープケースの突出
    部近傍に取り付けられる切断刃とを具備する粘着テープ
    貼付器において、 上記テープケースの収納部を、爪車を有する筒状体にて
    形成し、 上記筒状体の爪車に、逆転防止爪を係合し、 上記テープケースの突出部に揺動自在に取り付けられる
    操作部材の一端に上記切断刃を取り付けると共に、他端
    には上記爪車に係合する係合爪を設け、かつ操作部材と
    上記テープケースとの間に、係合爪が爪車から離間する
    方向に弾性力を付勢する弾性部材を介在してなる、こと
    を特徴とする粘着テープ貼付器。
  3. 【請求項3】 切断刃の刃先が、幅方向に所定の傾斜角
    度を有することを特徴とする請求項1又は2記載の粘着
    テープ貼付器。
  4. 【請求項4】 テープケースの引出口近傍に取り付けら
    れると共に、圧着ローラの下部近傍に突出する粘着テー
    プのガイド舌片を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の粘着テープ貼付器。
  5. 【請求項5】 逆転防止爪とガイド舌片とを一体に形成
    してなることを特徴とする請求項4記載の粘着テープ貼
    付器。
JP33733794A 1994-12-26 1994-12-26 粘着テープ貼付器 Withdrawn JPH08175739A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007254149A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Masaharu Oishi 連続貼り付けハンドテープカッター
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CN114798765A (zh) * 2022-03-28 2022-07-29 北京首钢冷轧薄板有限公司 一种带钢反射率测量辅助装置

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