JP3529833B2 - テープ貼付装置 - Google Patents

テープ貼付装置

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JP3529833B2
JP3529833B2 JP09332594A JP9332594A JP3529833B2 JP 3529833 B2 JP3529833 B2 JP 3529833B2 JP 09332594 A JP09332594 A JP 09332594A JP 9332594 A JP9332594 A JP 9332594A JP 3529833 B2 JP3529833 B2 JP 3529833B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ貼付装置に係
り、テープ貼付部材をテープ貼付面に特に平行に押し付
けなくても、すなわち、その操作姿勢の変化や貼付面の
表面形状や性質に変化があっても、希望の貼付位置に確
実・正確に貼付けることができるようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、市販の貼着テープを保持して
おくテープホルダのようなものがある。この種のテープ
ホルダは、単に巻回状態のテープユニットを保持してお
くものであり、その使い方は、テープの先端を指で摘ん
で所定量だけ引出してカットし、所定の場所に貼付ける
ようにしたものである。
【0003】これに対して、貼付機能を備えたテープ貼
付装置も提供されており、例えば、テープ押圧部とテー
プ支持筒との間にカッターを昇降可能に設けたものや、
カッターが貼付ローラの前方に配置されていて、カット
した後にテープが貼付ローラと保持ローラ間に保持され
るものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の貼付機能を
備えたテープ貼付装置等の構成によると次のような問題
点があった。 (1)図11に示すように、テープ押圧部材22のテー
プ押圧部を平面にしたものにおいては、テープ貼付面2
1に対してテープ押圧部材22を全面当たりにしない
で、テープ貼付装置の本体をb方向(手前)へ引っ張る
とテープ先端T1が貼付かないことになる。
【0005】(2)図12(a)に示すように、テープ
貼付面後方に厚い盛り上がり部分23がある場合、図1
2(b)に示すように、テープ押圧部材22が盛り上が
り部分23をまくり上げてしまう場合がある。 (3)図13に示すように、このテープ押圧部材22を
板材から回転ローラー24に変更すると、まくり上げは
解消されるが、テープ貼付面21が硬いときは、回転ロ
ーラー24中心の下面だけで一直線状に押圧されるの
で、テープ先端T1が完全に貼付かない場合がある。
【0006】(4)テープを連続的に希望位置に貼付す
るためにはテープをカッターでカット後、テープを定位
置に保持する必要がある。テープを粘着面方向からカッ
ターでカットするとテープはカッターから離れ難いが、
反粘着面方向からカットするとテープはカッターから簡
単に離れてしまう。この場合テープ粘着面部を回転ロー
ラー等で保持すると、貼付の際、抵抗が大きすぎて、ス
ムースな貼付ができないし、又、テープ先端部が不安定
な状態に置かれているため、次回貼付の確実性が低い。 (5)テープ押圧部材がフレームの下に隠れてしまうの
で、テープを希望する位置に貼付けることが困難であ
る。
【0007】本発明は以上の(1)〜(5)の問題点を
解消するためになされたものでその目的とするところ
は、テープ貼付部材をテープ貼付面に対して特に平行に
押付けなくても、又、貼付面の表面形状、性質に変化が
あっても完全に貼付けることを可能にし、又、次回の貼
付を確実にするために、テープカット後のテープ先端が
カッターより離脱しないようにし、又、貼付希望位置に
正確・確実に貼付けることを可能にしたテープ貼付装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】テープ押圧部材のテープ
押圧部を平面にしたもの、又、テープ押圧部材を回転ロ
ーラーにしたものを各々単独で使用した場合の問題点
(1)〜(3)を解消するために、図14に示すよう
に、テープ押圧部材8を、回転ローラー9と、上記回転
ローラー9と支軸14を共有し、第二弾性部材12によ
って付勢されていて回動可能で取付時には先端部8Bが
下方に下がっている押片体8Aを組み合わせた組み合わ
せ押圧部材構造とした。上記のような組み合わせ押圧部
材構造とすると、上部をどんな角度で押付けても、すな
わち、特に平行に押付けなくとも、図15に示すよう
に、押片体8Aの先端部8Bと回転ローラー9の軸下端
部9Aがテープ貼付面21に2点当たりになった状態で
安定するので、テープ先端T1が押片体8Aのテープ押
圧部8Cによって完全に貼付けられ、又、図16に示す
ように、後方に厚い盛り上がり部分23があっても回転
ローラー9が回転するため、まくり上げることがなく、
完璧な貼付が可能になる。
【0009】上記の問題点(1)〜(3)を解消するた
めに本願発明の請求項1によるテープ貼付装置は、上記
の回転ローラー9と押片体8Aを組み合わせた組み合わ
せ押圧部材を採用したことを特徴とするテープ貼付装置
である。すなわち、その構成は、巻回状のテープユニッ
トを納めるフレームの先端部には、テープガイド部材及
び昇降可能なテープ貼付部材を備え、上記テープ貼付部
材は第一弾性部材にて反テープ貼付面方向に待機状態に
常時保持され、且つ、上記第一弾性部材の付勢力に抗し
てテープ貼付面方向に移動させられる上記テープ貼付部
材は、この内部に備える第二弾性部材により付勢されて
回動可能な押片体と回転ローラーからなるテープ押圧部
材を上記テープガイド部材よりも突出させるべく備え、
上記テープ押圧部材は突出時に上記テープユニットより
引出されたテープをテープ貼付面に押付・貼付させ、上
記テープガイド部材の先端部に備えるカッターは上記テ
ープ貼付部材が第一弾性部材の付勢力によって待機状態
に戻るとき上記テープ押圧部材よりもテープ貼付面側に
位置してテープ切断を可能とすることを特徴とするもの
である。
【0010】テープを連続的に希望位置に貼付けるため
には、テープをカッターでカット後テープを定位置に保
持する必要がある。本構造はテープの反粘着面方向から
カットするため、テープはカッターから離脱しやすい
が、テープカット後、テープ粘着面側に何ら保持物を用
いないでカッターにテープが張り付いた状態(定位置)
に保持すれば問題点(4)は解消する。上記目的を達成
するべく本願発明の請求項2によるテープ貼付装置は、
請求項1記載のテープ貼付装置において、テープガイド
部材の横寸法をテープ幅より僅かにマイナスに設定し、
テープをカッターでカットした後、テープがカッターか
ら離脱しないようにしたことを特徴とするものである。
【0011】テープ押圧部材がフレーム下に隠れてしま
っては、テープを希望位置に貼付けることは困難であ
る。上記問題点(5)を解消するために、本願発明の請
求項3によるテープ貼付装置は、請求項1又は請求項2
記載のテープ貼付装置において、テープガイド部材とテ
ープ押圧部材の押片体及びカッターを先端カバーより前
方に突出させ、又、テープガイド部材と先端カバーの適
所に貼付開始位置表示マークと、貼付終端位置表示マー
ク、及び、テープ幅中心振分マークとを設けたことを特
徴とするものである。
【0012】
【作用】まず、請求項1によるテープ貼付装置の場合に
は、テープをテープ貼付面に貼付けるときは、テープ貼
付部材は第一弾性部材によって反テープ貼付面方向へ離
反付勢されている。又、テープユニットより引出したテ
ープの先端は、上記テープガイド部材に取り付けられて
いるカッターに貼付られた状態にある。この状態にてテ
ープをテープ貼付面に貼付けるには、先ず、テープ貼付
部材のテープ押圧部材をテープ貼付面に押し付けるべく
押圧操作すると、テープ貼付部材が第一弾性部材の付勢
力に抗してテープ貼付面方向へ移動する。このテープ貼
付面方向への移動でその先端に装備する回動可能な押片
体と回転ローラとの相乗作用により、カッターに貼付さ
れているテープが剥がされ、いかなるテープ貼付装置の
姿勢や表面状態のテープ貼付面に対しても馴染んで確実
に貼付けられる。
【0013】上記状態で、テープ貼付装置を手前側へ移
動させながらテープを引出していきテープ貼付面に貼付
していく。そして、必要量だけ引出したら、テープ貼付
部材のテープ貼付面方向への付勢を解除して、第一弾性
部材の付勢力によって反テープ貼付面方向へ離反復帰さ
せる。これにより、カッターがテープ押圧部材よりもテ
ープ貼付面側に配置されることになり、この状態でテー
プ貼付装置を手前へ引っ張ると、カッターがテープをカ
ットする。そして、残ったテープの先端は、カッタに貼
付された状態となり最初の態勢に戻る。
【0014】又、請求項2によるテープ貼付装置の場合
には、テープガイド部材の横寸法をテープ幅より僅かに
マイナスに設定して、テープをカットした後、テープが
カッターから不用意に離脱することを防止するものであ
る。すなわち、テープ幅に対して、これをガイドしてい
るテープガイド部材の横寸法が大きい場合には、テープ
がカッターから不用意に離脱する可能性が懸念される。
これに対して、テープガイド部材の横寸法をテープの幅
より僅かにマイナスの寸法とした場合には、テープがテ
ープガイド部材側面の抵抗を受けることによりカッター
から離脱しないようにすることができる。
【0015】又、第3請求項によるテープ貼付装置の場
合には、テープガイド部材とテープ押圧部材の押片体及
びカッターを先端カバーより前方に突出させ、又、テー
プガイド部材と先端カバーの適所に貼付開始位置表示マ
ークと、貼付終端位置表示マーク、及び、テープ幅中心
振分マークとを設けているから、テープをこのテープ貼
付面に対してその貼付開始位置と、貼付終端位置と、テ
ープ幅中心振分とをマークに合わせることによりテープ
を希望の関係位置のもとに正確に貼付けることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、図1乃至図8を参照して本発明の一実
施例を具体的に説明する。先ず、図1乃至図6を参照し
て本実施例によるテープ貼付装置10の構成から説明す
る。フレーム1があり、このフレーム1には、テープユ
ニット(巻回したテープ)TUを保持するテープ保持部
1Aが設けられ、上記テープユニットTUより引出され
たテープTを案内するテープ引出部1Bが設けられてい
る。
【0017】上記テープ保持部1Aは、図6に示すよう
に、テープカバーを保持する円筒部1Cと、テープユニ
ットを覆う端壁1D及び側壁部1E等から構成されてい
る。又、テープ引出部1Bは、上記端壁1Dの延長部に
よって構成されている。
【0018】上記フレーム1は、テープ保持部1Aの対
向面側が開放されており、そこには、テープカバー2が
取付けられる。即ち、フレーム1のテープ保持部1A内
にテープユニットTUを装填した後、図6に示すよう
に、上記テープカバー2によって蓋をするものである。
テープ保持部1Aの円筒部1Cの内側に、テープカバー
2側の円筒部2Aが嵌合される。又、テープカバー2に
はテープの残量を確認する穴2Bが形成されている。
尚、テープユニットTUは、第3弾性部材13Aとピン
13Bからなる張力付与手段19により張力を付与され
る。
【0019】上記フレーム1のテープ引出部1Bにおい
て、端壁1Dの対向面側も開放された状態にあり、そこ
にテープガイド部材6が固定される。このテープガイド
部材6は2本の取付ネジ16によって、フレーム1のテ
ープ引出部1Bに固定される。上記テープガイド部材6
の先端部には、テープTを押付けるテープ終端貼付部6
Aが形成されていて、この上面にはマークCが表示され
ている。このマークCは、テープ終端貼付部6Aの幅方
向の中央に表示した「テープ幅中心振分マーク」であ
る。
【0020】上記テープガイド部材6の先端部の内側に
は、カッター15が設置されている。そして、テープガ
イド部材6の横寸法Lをテープ幅より僅かにマイナスと
なるような寸法としている。これは、テープを多少撓ま
せるようにしてテープガイド部材の内側面の抵抗を受け
るようにしたものである。これによって、テープをカッ
トした後、テープがカッタから不用意に離脱しないよう
に構成している。又、テープガイド部材6のテープ通路
下部には、テープの飛び出し防止用の突起6D,6Dが
対向して設けられている。
【0021】上記フレーム1のテープ引出部1Bに対向
する面側も開放された状態にあり、ここには、中カバー
3が3本のネジ17によって、2本はテープガイド部材
6上に、他の1本はフレーム1のネジ受け板1Fに固定
されている。フレーム1のテープ引出部1Bにあるガイ
ド部材1Gと、中カバー3のガイド部材3Aとの空間部
には、押体7が2つの溝7Aで係合して昇降可能に嵌合
しており、図5に示すように、第一弾性部材11をテー
プガイド部材6にある下バネ穴部6Bと、押体7にある
上バネ穴部7C間に圧装させて、この弾発力で押体7を
押し上げ、図1に示すように、押体7にあるストップ片
7Bがフレーム1のテープ引出部1Bにあるネジ受け板
1Fに当たることによって止められている。
【0022】上記押体7の前側部には、一対の先端カバ
ー4,5がネジ18によって止められており、この一対
の先端カバー4,5の下端部に支軸14を架絡させ、こ
の支軸14がテープガイド部材6の上下方向に開口した
長孔6C,6Cに係合している。上記支軸14には、下
部が開口した筒状の押片体8Aを回動可能に支持し、こ
の内部に配置する回転ローラー9を回転自在に支持して
いる。そして、上記押片体8Aの上縁部と押体7の下端
間に第二弾性部材12が張架されており、押片体8Aを
反時計方向に回動規制し、その先端部8Bを下方へ突出
させたテープ押圧部材8を構成している。
【0023】又、テープが押片体8Aのテープ押圧部8
Cと、テープガイド部材6との間に巻き込まれないよう
にするため、押片体8Aのテープ押圧部8Cの横寸法は
テープ幅より広い寸法になっている。すなわち、テープ
ガイド部材6の両側に溝6Fを設け、押片体8Aのテー
プ押圧部8Cの横寸法はテープガイド部材6の横寸法L
より広い寸法に作られている。
【0024】上記状態において、図1のように、第一弾
性部材11の付勢力により各部材4,5,7,8,9か
らなるテープ貼付部材20が上方へ持ち上げられた待機
状態にあるとき、下端に配置するテープ押圧部材8はテ
ープガイド部材6の先端よりも上側位置にある。そし
て、図7に示すように、押体7を第一弾性部材11の付
勢力に抗して押し下げると、これと一体の各部材4,
5,7,8,9が長孔6Cに沿って押し下げられ、スト
ップ片7Bがテープガイド部材6の下壁6Eに当たって
止められる。このストローク下端で押片体8Aのテープ
押圧部8C及び回転ローラー9がテープ終端貼付部6A
よりも下方へ突出する。このとき、押片体8A,回転ロ
ーラ9がテープTを介してテープ貼付面21に押し付け
られると、この押片体8Aのテープ押圧部8Cが第二弾
性部材12の張力に抗して全面当りするよう首振り旋回
する構成になっている。
【0025】尚、上記テープガイド部材6の先端片側に
は、テープTの貼付開始位置の表示マークAが設けら
れ、又、先端カバー4下側の片側には貼付終端位置の表
示マークBが設けられている。
【0026】以上の構成からなる本発明テープ貼付装置
10の作用を説明する。最初に、図8に基づいてテープ
の装填方法を説明する。先ず、テープカバー2を外す。
そして、テープ保持部1AにテープユニットTUを入
れ、3本のピンP1,P2,P3と、第3弾性部材13
Aとピン13Bからなる張力付与手段19に係合させ
る。そして、テープユニットTUからテープTを図中2
点鎖線のように引き出し、次に図中破線のようにテープ
ガイド部材6の中へ通す。この後、カッター15に貼付
け、切断する。この状態にてテープカバー2で蓋をす
る。
【0027】続いて、テープの貼付方法及びカット方法
を図9,10に基づいて説明する。図9(a)に示すよ
うに、テープ貼付面21においてテープ貼付の希望位置
A1に貼付開始位置表示マークAと、中央振分け表示マ
ークCとを合わせる。次に、図7,図9(b)に示すよ
うに、押体7を指でa方向へ押し込む。これで、第一弾
性部材11が圧縮されて押片体8A,回転ローラー9か
らなるテープ押圧部材8をテープ終端貼付部6Aよりも
下方へ突出させ、押片体8A,回転ローラー9がテープ
先端T1をテープ貼付面21に押し付けるとき首振り回
動し、この押片体8Aのテープ押圧部8Cが第二弾性部
材12の張力に抗して全面当りする。
【0028】上記状態にて、b方向(手前)へテープ貼
付装置を移動させ、カット希望位置まで引張ってテープ
Tを貼付ける。そして、図10(a)のように、テープ
が貼付終端位置に近づくと表示マークBを貼付終端位置
B1に合わせる。ここで、押し込んでいた押体7から指
を離し、第一弾性部材11の付勢力にて押体7をc方向
に移動させ、押片体8A,回転ローラー9をテープガイ
ド部材6のテープ終端貼付部6Aよりも上方へ持ち上
げ、その待機位置へ戻す。
【0029】この後、図10(b)に示すように、テー
プガイド部材6のテープ終端貼付部6AでテープTをテ
ープ貼付面21に押付けた状態にて、更に、手前方向d
へ引っ張ると、カッター15がテープを切断し、そのテ
ープ終端が貼付終端位置B1に合わせられて貼付面に貼
付られる。以上で、テープ貼付面21に対するテープ貼
付作業が終了し、テープ貼付装置10をテープ貼付面2
1から引き離す。
【0030】以上のように本実施例によると次のような
効果を奏することができる。先ず、テープ貼付面21へ
のテープ貼付には、第二弾性部材12で回動可能な押片
体8Aと回転ローラー9とらなるテープ押圧部材8がテ
ープ貼付面21の表面形態に馴染んで倣うように作用す
るので、いかなる表面状態のテープ貼付面21に対して
も確実にテープを貼付けることができる。又、テープガ
イド部材6の横寸法Lをテープ幅より僅かにマイナスに
設定したので、テープTをカットした後、テープがカッ
ターから不用意に離脱することを防止できる。又、テー
プをテープ貼付面21に対してその貼付開始位置と、貼
付終端位置、及び、テープ幅中心振分と、を希望の関係
位置のもとに正確に貼付けることができる。
【0031】本発明は、上記一実施例に限定されること
なく発明の要旨内での設計変更が自由にできること勿論
であり、各部材の詳細構成の変更や材質の変更等は、公
知手段により適宜に実施される。例えば、本実施例の各
部材は透明であると否とを問わないが、テープガイド部
材6と押片体8Aを透明体で形成することにより、テー
プの貼付位置を良く見えるようにすることができ、これ
によって、貼付作業を一層容易とすることができる。
又、張力付与手段19については、テープを引き出し可
能に保持するとともに、適宜な抵抗を付与してテープ引
き出し時に緩みが出ないようにすれば良いものであり、
例えば、弾性片を利用したもの等を適宜使用し得るもの
である。
【0032】
【効果】以上詳述したように本発明によるテープ貼付装
置によると、特に、そのテープ貼付作業時のテープ貼付
装置の操作姿勢の変化や貼付面の表面形状に変化があっ
ても所望の貼付位置に対して確実・正確に貼付けること
が可能になった。又、これによりテープの無駄を省くこ
とができるようになった。又、テープガイド部材の横寸
法をテープ幅より僅かにマイナスに設定したので、カッ
ト後のテープ先端のカッターからの不用意な離脱を防止
することができるようになった。又、テープガイド部材
とテープ押圧部材の押片体及びカッターを先端カバーよ
り前方に突出させ、又、テープガイド部材と先端カバー
の適所に貼付開始位置表示マークと、貼付終端位置表示
マーク、及び、テープ幅中心振分マークとを設けたの
で、テープを所定の長さ寸法とその貼付位置及び中央振
分け位置を希望の関係位置のもとに正確に貼付けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図でテープ貼付装置の
正面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図でテープ貼付装置の
平面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図でテープ貼付装置の
底面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す図でテープ貼付装置の
左側面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す図でテープ貼付装置の
EーE断面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す図でテープ貼付装置の
FーF断面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す図でテープ貼付装置の
テープ貼付方法を示す正面図である。
【図8】本発明の一実施例を示す図でテープ貼付装置へ
のテープユニットの装填方法を示す正面図である。
【図9】本発明の一実施例を示す図でテープ貼付装置の
テープ貼付方法を示す正面図である。
【図10】本発明の一実施例を示す図でテープ貼付装置
のテープカット方法を示す正面図である。
【図11】従来のテープ貼付方法を示す作用図である。
【図12】従来のテープ貼付方法を示す作用図である。
【図13】従来のテープ貼付方法を示す作用図である。
【図14】本発明のテープ貼付装置によるテープ押圧部
材の作用を示す作用図である。
【図15】本発明のテープ貼付装置によるテープ貼付要
領を示す作用図である。
【図16】本発明のテープ貼付装置によるテープ貼付要
領を示す作用図である。
【符号の説明】
1 フレーム 6 テープガイド部材 6A テープ終端貼付部 7 押体 8 テープ押圧部材 8A 押片体 8B 先端部 8C テープ押圧部 9 回転ローラー 10 テープ貼付装置 11 第一弾性部材(圧縮バネ) 12 第二弾性部材(引張バネ) 15 カッター 20 テープ貼付部材 21 テープ貼付面(被貼付部材) L テープガイド部材の横寸法 A 貼付開始位置表示マーク B 貼付終端位置表示マーク C テープ幅中心振分マーク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻回状のテープユニットを納めるフレー
    ムの先端部には、テープガイド部材及び昇降可能なテー
    プ貼付部材を備え、上記テープ貼付部材は第一弾性部材
    にて反テープ貼付面方向に待機状態に常時保持され、且
    つ、上記第一弾性部材の付勢力に抗してテープ貼付面方
    向に移動させられる上記テープ貼付部材は、この内部に
    備える第二弾性部材により付勢されて回動可能な押片体
    と回転ローラーからなるテープ押圧部材を上記テープガ
    イド部材よりも突出させるべく備え、上記テープ押圧部
    材は突出時に上記テープユニットより引出されたテープ
    をテープ貼付面に押付・貼付させ、上記テープガイド部
    材の先端部に備えるカッターは上記テープ貼付部材が第
    一弾性部材の付勢力によって待機状態に戻るとき上記テ
    ープ押圧部材よりもテープ貼付面側に位置してテープ切
    断を可能とすることを特徴とするテープ貼付装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテープ貼付装置におい
    て、テープガイド部材の横寸法をテープ幅より僅かにマ
    イナスに設定して、テープをカットした後テープがカッ
    ターから不用意に離脱しないようにしたことを特徴とす
    るテープ貼付装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のテープ貼付
    装置において、テープガイド部材とテープ押圧部材の押
    片体及びカッターを先端カバーより前方に突出させ、
    又、テープガイド部材と先端カバーの適所に貼付開始位
    置表示マークと、貼付終端位置表示マーク、及び、テー
    プ幅中心振分マークとを設けたことを特徴とするテープ
    貼付装置。
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