JPH09277963A - カプラ昇降装置 - Google Patents

カプラ昇降装置

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JPH09277963A
JPH09277963A JP9083496A JP9083496A JPH09277963A JP H09277963 A JPH09277963 A JP H09277963A JP 9083496 A JP9083496 A JP 9083496A JP 9083496 A JP9083496 A JP 9083496A JP H09277963 A JPH09277963 A JP H09277963A
Authority
JP
Japan
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holder
coupler
wedge
arm
trailer
Prior art date
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Pending
Application number
JP9083496A
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English (en)
Inventor
Hideo Oguma
秀夫 小熊
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KOGUMA SHARYO SEKKEI KK
TOYO SHARYO KOGYO KK
Original Assignee
KOGUMA SHARYO SEKKEI KK
TOYO SHARYO KOGYO KK
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Publication date
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Publication of JPH09277963A publication Critical patent/JPH09277963A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレーラの荷台の路面からの高さを変化させ
ることができるカプラ昇降装置の提供。 【解決手段】 トラクタ10に固定されるフレーム21
に、一端部を支点として上下方向に揺動可能なアーム3
1を連結し、アーム31にトレーラを連結するためのカ
プラ41を取り付け、アーム31の他端部に第1のホル
ダ51を取り付け、フレーム21に第2のホルダ61を
固定する。水平方向に先細りとなるくさび71の上下の
傾斜面部分72、73を、第1のホルダ51と第2のホ
ルダ61とに摺動可能に保持させ、駆動手段81により
くさび71を水平方向に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、トレーラの荷台の
路面からの高さを変化させることができるトラクタのカ
プラ昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、建設機械などを運搬するトレー
ラの一例を示している。トレーラ1は、トラクタ2に設
けられたカプラ3と連結されており、トラクタ2によっ
て牽引される。トレーラ1は、建設機械等の積荷4の積
載高さH1 を低く抑えるため、路面5から荷台6までの
高さを極力低くすることが要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のトレー
ラには、つぎの問題があった。トレーラ1は、路面5か
ら荷台6までの高さを極力低くすると、荷台6下面と路
面5との間の距離H2 が僅かなものとなる。そのため、
路面5上に障害物があると、荷台6下面と障害物とが干
渉し、トレーラ1の走行に支障をきたす。本発明の目的
は、トレラーの荷台の路面からの高さを変化させること
ができるトラクタのカプラ昇降装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明に係るカプラ昇降装置は、つぎの通りである。トラク
タに固定されるフレームと、前記フレームに一端部が連
結され、該一端部を支点として上下方向に揺動可能なア
ームと、前記アームに取り付けられ、トレーラを連結す
るためのカプラと、水平方向に先細りとなり上下に傾斜
面を有するくさびと、前記アームの他端部に取り付けら
れ前記くさびの上側の傾斜面部分を摺動可能に保持する
第1のホルダと、前記フレームに固定され前記くさびの
下側の傾斜面部分を摺動可能に保持する第2のホルダ
と、前記フレームに取り付けられ、第1のホルダと第2
のホルダに保持された前記くさびを水平方向に移動する
駆動手段と、を備えたカプラ昇降装置。
【0005】本発明に係るカプラ昇降装置では、くさび
の上側の傾斜面部分と第1のホルダとは摺動可能となっ
ており、くさびの下側の傾斜面部分が第2のホルダと摺
動可能となっているので、駆動手段によりくさびを水平
方向に移動させると、第1のホルダが取り付けられるア
ームは一端部を支点として上下方向に揺動する。カプラ
は、アームに取り付けられていることから、アームの揺
動に伴ってカプラが昇降する。トラクタによって牽引さ
れるトレーラは、カプラと連結されるので、カプラを上
昇させた際には、、トレーラの前部が持ち上げられ、ト
レーラの荷台と路面との間の距離が大となり、路面上の
障害物とトレーラの荷台との干渉が防止される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1ないし図6は本発明の一実施
例に係るカプラ昇降装置を示している。図1において、
10はトラクタを示している。トラクタ10の車台11
には、カプラ昇降装置20が取り付けられている。カプ
ラ昇降装置20は、フレーム21、アーム31、カプラ
41、第1のホルダ51、第2のホルダ61、くさび7
1、駆動手段81を有している。フレーム21は、車台
11に固定されている。フレーム21には、アーム31
の一端部がシャフト22を介して連結されている。アー
ム31は、シャフト22を支点として上下方向に揺動可
能となっている。アーム31の他端部側は、二股状にな
っている。アーム31は、二股部分に軸状のイコライザ
33を有している。イコライザ33は、アーム31に軸
心まわりに回動可能に支持されている。イコライザ33
には、トレーラ(図示略)を連結するためのカプラ41
が取り付けられている。
【0007】イコライザ33の左右両端部には、第1の
ホルダ51がそれぞれ取り付けられている。各第1のホ
ルダ51は、イコライザ33に対して回動可能となって
いる。第1のホルダ51には、トラクタ10の前後方向
に延びるT形溝52が形成されている。T形溝52の溝
底は、軸受メタルから構成されている。フレーム21の
左右側面部には、第2のホルダ61がそれぞれ固定され
ている。第2のホルダ61には、トラクタ10の前後方
向に延びるT形溝62が形成されている。T形溝62の
溝底は、軸受メタルから構成されている。T形溝62
は、トラクタ10の前部から後部にいくにつれて斜め上
方に延びている。
【0008】図5に示すように、右側の第1のホルダ5
1と第2のホルダ61との間には、V字形のくさび71
が挿入されている。同様に、図の左側の第1のホルダ5
1と第2のホルダ61との間にも、V字形のくさび71
が挿入されている。くさび71は、水平方向に先細りと
なっており、上下に傾斜面72a、73aを有してい
る。各くさび71は、横ビーム75を介して連結されて
いる。くさび71は、トラクタ10の後部にいくにつれ
て先細りとなっている。図5に示すように、くさび71
の傾斜面部分72、73の断面形状は、T字形となって
いる。くさび71の上側の傾斜面部分72は、第1のホ
ルダ51のT形溝52に摺動可能に保持されている。く
さび71の下側の傾斜面部分73は、第2のホルダ61
のT形溝62に摺動可能に保持されている。くさび71
の傾斜面72a、73aは、各ホルダ51、61の軸受
けメタルと摺動するようになっている。
【0009】フレーム21には、駆動手段81が取り付
けられている。駆動手段81は、油圧シリンダから構成
されている。油圧シリンダ81は、ケーシングがフレー
ム21に固定されており、ロッド83がくさび71に連
結されている。油圧シリンダ81は、ロッド83の伸縮
によりくさび71を第1のホルダ51と第2のホルダ6
1に対して水平方向に移動させる。油圧シリンダ81
は、ロッド83の伸長時には、くさび71の前進により
第1のホルダ51を上昇させ、ロッド83の収縮時に
は、くさび71の後退により第1のホルダ51を下降さ
せる。油圧シリンダ81の伸縮は、たとえばトラクタ1
0の運転席にて制御することができる。
【0010】つぎに、上記のカプラ昇降装置における作
用について説明する。トラクタ10は、通常の走行時に
は油圧シリンダ81のロッド83が収縮しており、図4
に示すように、カプラ41は下降した状態となってい
る。トラクタ10に牽引されるトレーラ(図示略)は、
積荷の積載高さを低く抑えるため、路面から荷台までの
高さを極力低くしているので、路面に障害物が存在する
場合は、荷台と障害物とが干渉するおそれがある。
【0011】トレーラの荷台と障害物とが干渉するおそ
れがある場合は、運転室からの操作により油圧シリンダ
81のロッド83を伸長させる。ロッド83が伸長する
と、くさび71がトラクタ10の後方側に移動し、くさ
び71と各ホルダ51、61との摺動により第1のホル
ダ51が押し上げられる。第1のホルダ51は、揺動可
能なアーム31に取り付けられているので、第1のホル
ダ51の上昇に伴ってアーム31が上方に揺動し、アー
ム31側に取り付けられたカプラ41が上昇する。ロッ
ド83が所定量伸長した状態では、カプラ41は所定の
位置に停止する。図示しないトレーラの前部は、カプラ
41に連結されているので、トレーラの前部はカプラ4
1が上昇した高さと同じ高さだけ上昇することになり、
トレーラ荷台下面と路面との間の距離を大とすることが
できる。したがって、路面上の障害物とトレーラ荷台と
の干渉を回避することができ、トレーラの走行が可能と
なる。
【0012】第1のホルダ51は、くさび71の上側の
傾斜面部分72を摺動可能に保持するので、第1のホル
ダ51は、くさび71の上側の傾斜面部分72から上下
方向に離れることはできない。同様に、第2のホルダ6
1は、くさび71の下側の傾斜面部分73を摺動可能に
保持するので、くさび71は第2のホルダ61から上下
方向に離れることはできない。したがって、油圧シリン
ダ81の伸長完了時および収縮完了時のいずれの場合で
も、カプラ41に上下方向の外力が作用してもアーム3
1は上下方向に動くことはなく、外力によるカプラ41
の上下方向の動きを防止することができる。また、くさ
び71を水平方向に移動させてカプラ41を昇降させて
いるので、油圧シリンダ81の押し力も比較的小で済
み、パンタグラフ式の昇降装置に比べて、上昇初期に過
大な押し力を必要としない。これにより、油圧シリンダ
81および各部材を小型化することができ、装置の小型
軽量が可能となる。
【0013】
【発明の効果】本発明に係るトラクタのカプラ昇降装置
によれば、トラクタに固定されるフレームに、一端部を
支点として上下方向に揺動可能なアームを連結し、アー
ムにトレーラを連結するためのカプラを取り付け、アー
ムの他端部に第1のホルダを取り付け、フレームに第2
のホルダを固定し、くさびの上下の傾斜面部分を第1の
ホルダと第2のホルダとに摺動可能に保持させ、駆動手
段によりくさびを第1のホルダと第2のホルダに対して
水平方向に移動させるようにしたので、カプラを必要に
応じて昇降させることができ、トラクタによって牽引さ
れるトレーラの前部を昇降させることができる。したが
って、積載高さを低く抑えるために、トレーラの荷台の
高さを極力低くした場合でも、カプラの上昇によりトレ
ーラの荷台と路面との間の距離を大とすることができ、
路面上に障害物があっても、トレーラと障害物との干渉
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るカプラ昇降装置を搭載
したトラクタの平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1のカプラ昇降装置におけるカプラ上昇状態
を示す正面図である。
【図4】図3の装置におけるカプラ下降状態を示す正面
図である。
【図5】図4を別方向からみた断面図である。
【図6】図3のアームの平面図である。
【図7】従来のトラクタによるトレーラの牽引状態を示
す正面図である。
【符号の説明】
21 フレーム 31 アーム 41 カプラ 51 第1のホルダ 61 第2のホルダ 71 くさび 81 駆動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタに固定されるフレームと、 前記フレームに一端部が連結され、該一端部を支点とし
    て上下方向に揺動可能なアームと、 前記アームに取り付けられ、トレーラを連結するための
    カプラと、 水平方向に先細りとなり上下に傾斜面を有するくさび
    と、 前記アームの他端部に取り付けられ前記くさびの上側の
    傾斜面部分を摺動可能に保持する第1のホルダと、 前記フレームに固定され前記くさびの下側の傾斜面部分
    を摺動可能に保持する第2のホルダと、 前記フレームに取り付けられ、第1のホルダと第2のホ
    ルダに保持された前記くさびを水平方向に移動する駆動
    手段と、を備えたカプラ昇降装置。
JP9083496A 1996-04-12 1996-04-12 カプラ昇降装置 Pending JPH09277963A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9083496A JPH09277963A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 カプラ昇降装置

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JP9083496A JPH09277963A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 カプラ昇降装置

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JPH09277963A true JPH09277963A (ja) 1997-10-28

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ID=14009625

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JP9083496A Pending JPH09277963A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 カプラ昇降装置

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