JP2000302035A - レールリフト車両 - Google Patents

レールリフト車両

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JP2000302035A
JP2000302035A JP11110038A JP11003899A JP2000302035A JP 2000302035 A JP2000302035 A JP 2000302035A JP 11110038 A JP11110038 A JP 11110038A JP 11003899 A JP11003899 A JP 11003899A JP 2000302035 A JP2000302035 A JP 2000302035A
Authority
JP
Japan
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rail
jack
vehicle
engaging member
arm
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11110038A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Morikawa
恭男 森川
Miharu Matsumura
美治 松村
Shogo Inoue
昇吾 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OYODO KOMATSU
OYODO KOMATSU KK
Original Assignee
OYODO KOMATSU
OYODO KOMATSU KK
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Publication date
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  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的小さな力でもレールを持上げることが
できて、しかもレールに対する負荷が小さく、車両自体
も小型に構成可能なレールリフト車両を提供すること。 【解決手段】 レール1上を走行可能な台車8の前後方
向略中央部に、垂直方向下方に向けて伸縮可能な垂直ジ
ャッキ6を配設する。垂直ジャッキ6に隣接する台車8
の左右両側部に、基端部が台車8に枢支され先端部が左
右方向に揺動可能なアーム11を配設する。アーム11
を左右方向に駆動する開閉シリンダ18でアーム11を
閉動させることにより、アーム11の先端部に回転自在
に取付けられた円盤状係合部材7をレール1の頭部に係
合させる。この状態で垂直ジャッキ6を伸長作動させ、
台車8をレール1と共に持上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レール道床のバラ
スを交換ないし補充する際にレールを一時的に持上げる
レールリフト車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のレールリフト車両は、例
えば特許第2731370号ないし図6に示すように、
レール1上を走行可能な台車2の前後方向中央部の下面
に、レール1の頭部に係合する係合部材3を備え、この
係合部材3をレール頭部に係合させた状態で図示しない
油圧機構にて係合部材3を上昇させることによりレール
1を持上げ、道床4とレール1間に所定の間隙Cを形成
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のレールリフト車
両は前述の如く、係合部材3自体を上昇させてレール1
を持上げるようにしていたので、図6に示すように、車
両の前後車輪12,12間スパンSでレール1が大きく
屈曲される。このため、前後車輪間スパンSが短いほ
ど、係合部材3を上昇させるために大きな力が必要とな
って油圧機構が大型化すると共に、レール1自体に無理
な力が作用してレール1に変形が残るおそれがある。こ
の反対に、油圧機構の大型化を回避すると共にレール1
に対する負荷を軽減するために前後車輪間スパンSを長
くすると、今度は車両自体が大型化してしまうという問
題が生じる。
【0004】本発明の目的は、比較的小さな力でもレー
ルを持上げることができて、しかもレールに対する負荷
が小さく、車両自体も小型に構成可能なレールリフト車
両を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明のレールリフト車両は、レール上を走行可能な台
車に配設され、垂直方向下方に向けて伸縮可能なジャッ
キと、前記台車に配設され、前記レールの頭部に係合可
能な係合部材とを備えたことを特徴とする。
【0006】前記ジャッキは、レールリフト時の台車バ
ランスを維持するために台車の前後方向略中央部に配設
するのが望ましい。
【0007】また前記係合部材は、前記ジャッキに隣接
して前記台車の左右両側部に基端部が枢支され先端部が
前記台車の左右方向に揺動可能なアームの先端部に取付
けるのが望ましく、より具体的にはアームの先端部に遊
転可能に取付けられた円盤状係合部材で構成するのが望
ましい。
【0008】このようなアームを開閉シリンダにより左
右方向に開閉駆動することにより、前記円盤状係合部材
をレール頭部に対して外側から脱着させることができ
る。なお、円盤状係合部材をレール頭部に外側から係合
させた状態で、レール頭部の内側は車輪フランジ部によ
って支持されているから、円盤状係合部材と車輪フラン
ジ部とによってレール頭部を確実に挟持することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
1〜図5に基づき説明する。まず本発明を図1を参照し
て概念的に説明すると、レールリフト車両5の前後方向
略中央部に垂直ジャッキ6が配設され、この垂直ジャッ
キ6を伸長することによりそのピストンロッド下端(着
床板15)が道床4に着床するようになっている。また
垂直ジャッキ6に隣接する位置に係合部材7が配設さ
れ、この係合部材7がレール1の頭部に着脱自在に係合
するようになっている。従って、係合部材7をレール頭
部に係合させた状態で垂直ジャッキ6を伸長させると、
車両5全体がレールを抱えた状態で上昇することになる
のである。
【0010】レールリフト車両5は、詳しくは図2に示
すように、略方形状を成す水平な台車8と、この台車8
上に配設されたエンジンポンプユニット9及びオイルタ
ンク10と、車両5の前後方向略中央の左右両側部に配
設された垂直ジャッキ6と、この垂直ジャッキ6の前後
に隣接して配設されたアーム11とを具備する。垂直ジ
ャッキ6に対してはエンジンポンプユニット9から油圧
が供給される。
【0011】台車8下部には前後左右に計4つの車輪1
2が取付けられ、前後いずれか一方の左右一対の車輪1
2が図示しない油圧モータにて駆動されてレールリフト
車両5が前進ないし後進するようになっている。油圧モ
ータに対しては前記エンジンポンプユニット9からホー
スを介して油圧が供給される。
【0012】垂直ジャッキ6の本体下部は、台車8の左
右両側に若干張出した水平ブラケット13に固定され、
図4のように垂直ジャッキ6を伸長させると、ピストン
ロッド14の下端部に取付けられた着床板15がレール
1の直近外側の道床4に着座するようになっている。
【0013】アーム11は図5に示すように、その基端
部が台車8側ブラケット16にピン17で枢支されてい
る。左右一対のアーム11は、その中間部が図5に示す
ように台車8下部においてレール1と直角かつ水平に配
設された開閉シリンダ18で連結されている。従って、
開閉シリンダ18の伸縮によりアーム11が図5の実線
位置(開位置)及び鎖線位置(閉位置)に揺動するよう
に構成されている。この開閉シリンダ18に対しては前
記エンジンポンプユニット9から油圧が供給される。
【0014】アーム11の先端部には円盤状の係合部材
7が支軸19の回りに回転自在に取付けられている。支
軸19はアーム11に対して突出量を調整可能に構成さ
れている。
【0015】レールリフト車両5は前述の如く構成さ
れ、このレールリフト車両5によるレールリフト作業は
次のように行われる。まず、このレールリフト車両5を
自走させるかトラックに搭載して目的地の保線作業現場
まで搬送する。現場に到着するとレールリフト車両5を
レール1上でブレーキをかけ静止させる。次に開閉シリ
ンダ18を短縮作動させてアーム11を閉動させる。こ
れにより円盤状係合部材7がレール1の頭部に図5のよ
うに係合される。このときレール頭部と円盤状係合部材
7との間に必要以上に大きな隙間が生じないように、支
軸19の突出量を調整する。この状態で垂直ジャッキ6
を伸長作動させ、着床板15を道床4に着座させる。さ
らに垂直ジャッキ6を伸長させると、レール1を円盤状
係合部材7で抱きかかえたまま車両5全体が持上がり、
図1のようにレール1が道床4から浮上る。この状態で
道床4のバラスを交換ないし補充する。
【0016】次に、隣接区域においてバラスの交換ない
し補充を続行するには、垂直ジャッキ6を短縮させて着
床板15をいったん道床4から引上げる。この状態でレ
ールリフト車両5を少し前進ないし後進させ、再び垂直
ジャッキ6を伸長させて前述と同様に車両5全体を持上
げる。このような作動を繰返して道床4に対するバラス
の交換ないし補充作業を行っていく。
【0017】なお、車両5を移動させるときに開閉シリ
ンダ18をいったん伸長作動させて係合部材7をレール
頭部からいったん離脱させてもよいが、作業を能率的に
進めるために、係合部材7をレール頭部に係合させたま
ま車両5を前後動させるのが望ましい。係合部材7をレ
ール頭部に係合させたまま車両5を前後動させると、係
合部材7が支軸19回りに遊転するので、係合部材7な
いしアーム11に無理な力が作用せず、車両5をスムー
ズに移動させることができる。
【0018】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々
の変形が可能である。例えば前記実施形態では垂直ジャ
ッキ6を車両5の前後方向略中央部の左右両側に一対で
配設したが、レールリフト時の車両バランスが維持され
るならぱジャッキの配設位置ないし配設数は特に限定さ
れない。例えば左右のレール1の中央に対応する車両中
央部に1本の垂直ジャッキを配設してもよいし、車両前
後部に一対の垂直ジャッキを配設してもよい。なお、ジ
ャッキの種類としては油圧シリンダ式ジャッキやリンク
式倍力ジャッキなど各種のジャッキが使用可能であるこ
とは勿論である。また、前記実施形態では係合部材とし
て円盤状係合部材7を例示したが、レール頭部に着脱自
在に係合可能な部材であればよく、係合部材をレール頭
部に係合させたまま移動させる使い方をしなければ、形
状も特に円盤状とする必要はない。
【0019】
【発明の効果】前述の如く、請求項1記載の本発明は、
レール上を走行可能な台車に垂直ジャッキとレールの頭
部に係合可能な係合部材とを配設したので、レールに無
理な力をかけることなく比較的小さな力でレールを持上
げることができて、車両自体もトラック等で運搬可能な
程度に小型に構成できる。
【0020】また、請求項2記載の本発明は、左右一対
の係合部材をレール頭部に外側から係合させる一方、レ
ール頭部の内側は車輪のフランジ部で支持できるから、
レール頭部の内外を係合部材と車輪フランジ部とで確実
に挟持することができ、この作用は前後車輪間スパンを
短くするほど確実になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレールリフト車両の概念的側面図。
【図2】同車両の斜視図。
【図3】同車両の平面図。
【図4】同車両の側面図。
【図5】同車両の正面図。
【図6】従来のレールリフト車両の概念的側面図。
【符号の説明】
4 道床 5 レールリフト車両 6 垂直ジャッキ 7 係合部材 8 台車 9 エンジンポンプユニット 10 オイルタンク 11 アーム 12 車輪 15 着床板 18 開閉シリンダ
フロントページの続き (72)発明者 井上 昇吾 大阪府寝屋川市池田中町23−3 大淀小松 株式会社内 Fターム(参考) 2D057 BA12 3D037 CB06 CB15 CB26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール上を走行可能な台車に配設され、
    垂直方向下方に向けて伸縮可能なジャッキと、 前記台車に配設され、前記レールの頭部に係合可能な係
    合部材とを備えたことを特徴とするレールリフト車両。
  2. 【請求項2】 レール上を走行可能な台車の前後方向略
    中央部に配設され、垂直方向下方に向けて伸縮可能なジ
    ャッキと、 前記ジャッキに隣接して前記台車の左右両側部に基端部
    が枢支され、先端部が前記台車の左右方向に揺動可能な
    アームと、 前記アームを左右方向に開閉駆動する開閉シリンダと、 前記アームの先端部に遊転可能に取付けられ、前記アー
    ムの開閉により前記レールの頭部に脱着する円盤状係合
    部材とを備えたことを特徴とするレールリフト車両。
JP11110038A 1999-04-16 1999-04-16 レールリフト車両 Withdrawn JP2000302035A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100558986C (zh) * 2006-03-09 2009-11-11 南昌铁路局科学技术研究所 提速道岔及轨排更换或维护升降方法
KR100928698B1 (ko) * 2007-11-28 2009-11-27 한국철도공사 장대레일의 재설정을 위한 장치
JP2011089262A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Yaskawa Electric Corp 線路保守装置及び線路保守システム
JP2017036617A (ja) * 2015-08-11 2017-02-16 十三 松井 軌きょう扛上装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060704