JP2017036617A - 軌きょう扛上装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
軌きょう扛上装置10は、枕木と一対のレールとから構成される軌きょう1を持ち上げるためのものであって、レール上を走行可能な台車20と、軌きょう1を台車20ごと持ち上げるための扛上機構30とを備え、扛上機構30は、台車20上の両側位置に台車20の進行方向と直交する方向Xに開閉自由に支持され先端部には閉成時に各レールと係合する爪片36A、36Bを備えた一対の爪機構31A、31Bと、各爪機構を連動させて開閉動作させる駆動機構32と、台車20上の両側位置に設けられる一対の昇降ジャッキ33A、33Bとを備えており、各昇降ジャッキ33A、33Bは、地面に押し付けられる台部33cと、台部に対する地面からの反力によって押し上げられる昇降部33aとを有し、昇降部に爪機構31A、31Bが連結されている。
【選択図】図4
Description
しかし、このような扛上作業においては、トラックジャッキを作業現場まで運搬しなくてはならず、また、人力で軌きょうを持ち上げるため、多大な労力が必要であった。さらに、レールごとに扛上作業を行うため、大変な手間がかかり、作業効率が悪かった。
本発明によれば、扛上機構の爪機構を閉じて爪片を各レールに係合させ、昇降ジャッキを動作させるだけの簡単な動作で扛上作業を行うことができる。また、一対のレールを同時に持ち上げて軌きょうの扛上作業を行うため、作業効率が良い。さらに、扛上機構は台車上に設けられており、台車はすでに敷設された軌きょうを走行して作業現場を移動することができるため、扛上機構を人力で運搬する必要がなく、多大な労力が不要となる。
本発明の軌きょう扛上装置10は、枕木2と、枕木2に取り付けられる一対のレール3A、3Bとから構成される軌きょう1を持ち上げるためのものである。
図2〜図4に示すように、一対のレール3A、3Bは、軌きょう扛上装置10を構成する台車20(後述)の車輪22と接触するレール頭部3aと、枕木2によって支持されるレール底部3bと、レール頭部3aとレール底部3bとを繋ぐレール腹部3cとを備えている。レール3A、3Bの長さ方向Yに対する直交方向Xの断面において、レール頭部3aとレール底部3bは、レール腹部3cよりも横幅が長く、レール腹部3cの両側へ張り出して正面視がI型の形状となっている。複数の枕木2にはレール底部3bが固定され、これにより一対のレール3A、3Bが支持されている。各枕木2はレール3A、3Bの長さ方向Yに対して直交し、レール3A、3Bの長さ方向Yに沿って所定の間隔をあけて配置されている。
閉成時において爪片36A、36Bが各レール3A、3Bと係合するように、支持板35A、35Bの基端部35aからブロック体36aの先端部までの長さが調整されている。
駆動機構32の伸長・縮小動作によって支持板35A、35Bが基端部35aを支点として回動し、これによって爪片36A、36Bが開閉動作するとともに、昇降ジャッキ33A、33Bが起伏動作する。
本実施形態では駆動機構32のシリンダ機構は油圧シリンダを用いているが、電動シリンダ、エアシリンダであってもよく、伸長・縮小動作が可能なものであれば他の機構であってもよい。
台部33cは、丸胴部331の下端に、軸方向に対して垂直な断面の面積が丸胴部331よりも大きい角縁部332が一体形成されており、この角縁部332が地面と接触することで安定して地面を押し付けることが可能である。
まず、既に下層バラスト上に配置された軌きょう1のレール3A、3B上を軌きょう扛上装置10の台車20が走行して、作業現場まで到達する。図2に示すように、作業現場到達時には、駆動機構32のロッド32bは伸びているため、扛上機構30の爪機構31A、31Bは開いておりレール3A、3Bに係合しておらず、昇降ジャッキ33A、33Bは倒伏した姿勢になっている。
次に、図3に示すように、駆動機構32を縮小動作させることで、爪機構31A、31Bは支持板35A、35Bが基端部53aを支点として回動して閉じ、爪片36A、36Bのフランジ部36bがレール頭部3aの下方へ突出し、爪機構31A、31Bがレール3A、3Bに係合する。このとき、昇降ジャッキ33A、33Bは爪片36A、36Bの閉動作と連動して起立動作し、台部33cが下を向く起立姿勢となる。
また、従来技術のようにトラックジャッキを用いて扛上作業を行う場合には、トラックジャッキをレール底部3bの下に据え付けるためにバラストを軌きょう1の底部からかき出さなくてはならず多大な労力が必要であったが、本発明ではレール頭部3aに爪片36A、36Bを係合する構成であるため、バラストをかき出す手間が少なくなる。
例えば、本実施形態の支持板35A、35Bは三角形状であるが、これに限定されず、爪片36A、36Bの閉成時に昇降ジャッキ33A、33Bが起立姿勢となるように昇降ジャッキ33A、33Bを支持板35A、35Bに連結できればどのような形状であってもよく、例えばU字形、T字形であってもよい。
また、軌きょう扛上器23は昇降ジャッキ33A、33Bのシリンダ本体33aに対するロッド33bの出没長さを、一対の昇降ジャッキ33A、33Bで同じとなるように制御してもよく、昇降ジャッキ33A、33B毎に異なるように制御してもよい。
2 枕木
3A、3B 一対のレール
3a レール頭部
3b レール底部
3c レール腹部
10 軌きょう扛上装置
20 台車
30 扛上機構
31A、31B 一対の爪機構
32 駆動機構
32a シリンダ本体
32b ロッド
33A、33B 一対の昇降ジャッキ
33c 台部
33a シリンダ本体(昇降部)
34 支軸
35A、35B 支持板
36A、36B 一対の爪片
Claims (5)
- 枕木と前記枕木に取り付けられる一対のレールとから構成される軌きょうを持ち上げるための軌きょう扛上装置であって、
前記一対のレール上を走行可能な台車と、
前記台車上に設けられ前記軌きょうを台車ごと持ち上げるための扛上機構とを備え、
前記扛上機構は、
前記台車上の両側位置に台車の進行方向と直交する方向にそれぞれ開閉自由に支持され先端部には閉成時に各レールと係合する爪片を備えた一対の爪機構と、
各爪機構を連動させて開閉動作させる駆動機構と、
前記台車上の両側位置に設けられる一対の昇降ジャッキとを備えており、
前記の各昇降ジャッキは、地面に押し付けられる台部と、前記台部に対する地面からの反力によって押し上げられる昇降部とを有し、前記昇降部に前記爪機構が連結されてなる軌きょう扛上装置。 - 前記の各昇降ジャッキは、シリンダ機構により構成され、シリンダ本体を爪機構が連結される昇降部となし、シリンダ本体に対して出没動作するロッドの先端部に前記台部が設けられている請求項1に記載の軌きょう扛上装置。
- 前記の各昇降ジャッキは、台車上の両側位置に起伏自由に支持されており、前記爪機構の閉成時に昇降ジャッキが前記台部が下を向く起立姿勢となるように昇降ジャッキの起伏動作を爪機構の開閉動作に連動させている請求項1または2に記載の軌きょう扛上装置。
- 前記の各爪機構は、台車上に設けられた支軸に基端部が回動自由に支持される支持板と、支持板の先端部に設けられる前記爪片とからなり、前記支持板には、前記支軸に対して前記爪片と所定の角度隔てた位置に昇降ジャッキを連結することにより昇降ジャッキの起伏動作を爪機構の開閉動作に連動させている請求項3に記載の軌きょう扛上装置。
- 前記駆動機構は、シリンダ機構よりなり、横向きのシリンダ本体の基端部に一方の爪機構が連結され、シリンダ本体に対して出没動作するロッドの先端部に他方の爪機構が連結されている請求項1に記載の軌きょう扛上装置。
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JP2000110101A (ja) * | 1998-10-01 | 2000-04-18 | Senken Kogyo Kk | 枕木交換用軌道作業車両の橋梁支持装置 |
JP2000302035A (ja) * | 1999-04-16 | 2000-10-31 | Oyodo Komatsu Kk | レールリフト車両 |
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