JP3117432B2 - ボートトラクションカー - Google Patents

ボートトラクションカー

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JP3117432B2
JP3117432B2 JP11028643A JP2864399A JP3117432B2 JP 3117432 B2 JP3117432 B2 JP 3117432B2 JP 11028643 A JP11028643 A JP 11028643A JP 2864399 A JP2864399 A JP 2864399A JP 3117432 B2 JP3117432 B2 JP 3117432B2
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建造 森松
芳三 川勝
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有限会社 ピオネ
株式会社 北京栄フォークリフト
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マリンハーバー構
内において、架台車に乗ったボートを保管場所から水際
まで、また、水際から保管場所へと牽引搬送するための
ボートトラクションカーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のマリンハーバー構内にお
いて、架台車に乗ったボートを保管場所から水際まで、
また、水際から保管場所へと牽引搬送するためのボート
トラクションカーとしては、例えば、実開平5−656
72号公報が挙げられる。この実開平5−65672号
公報に記載の技術は、図11及び図12に示すように、
トラクター51、このトラクター51の前部に旋動可能
に設けられている略Z字型のトレーラー52と、このト
レーラー52の先端の上面に昇降自在に設けられた平板
状のプラットフォーム53と、このプラットフォーム5
3の上面に回動自在に設けられているターンテーブル5
4等で構成されている。
【0003】上記プラットフォーム53は図12に示す
ように、前後の平行リンク55により上下動可能にプラ
ットフォーム53がトレーラー52に対して連結されて
いる。そして、トレーラー52とプラットフォーム53
との間に昇降シリンダー56が介設されていて、この昇
降シリンダー56が制御されることで、プラットフォー
ム53が上昇、下降するようになっている。
【0004】ここで、ボートを乗せる架台車の前部の下
部の横桟をターンテーブル54の上に乗せるために、ト
レーラー52自体の高さを低くしている。特に、トレー
ラー52の先端の上面にプラットフォーム53を設けて
いるために、トレーラー52の高さを非常に低くしてい
るものである。なお、57はトレーラー52の先端側に
設けた車輪であり、トレーラー52の高さを低くしてい
るので、車輪57の直径は小さく形成してある。
【0005】オペレーターがトラクター51を運転して
トレーラー52の先端のプラットフォーム53を架台車
の前部の横桟の下方に挿入していき、横桟の下方にター
ンテーブル54が位置した時にトレーラー52を停止さ
せる。そして、昇降シリンダー56によりプラットフォ
ーム53を上昇させて横桟、つまり架台車の前部を持ち
上げ、操作者がトラクター51を後退させることで、ボ
ートを乗せた架台車を牽引することができる。また、所
定の保管場所に牽引した後は、昇降シリンダー56を制
御してプラットフォーム53を下降させることで、架台
車を地面上に停止させてボートを架台車ごと保管するよ
うになっている。
【0006】図13は他の従来例を示すものであり、図
11及び図12はオペレーターがトラクター51に乗っ
て運転するタイプであったが、図13の場合は、オペレ
ーターが歩きながら架台車を牽引するタイプのものであ
る。この図13に示すウォーキー型ローリフトトラック
は、現在、最も多く使用されている。ローリフトトラッ
クの一端側のトラクター61には略T字型でバー型のハ
ンドル62が揺動自在に設けられており、また、トラク
ター61の前部にはバッテリー、モータ、油圧回路等を
納装した駆動装置63が配設されている。
【0007】上記駆動装置63の下部側には偏平状で長
尺のトレーラー64が昇降自在に設けられており、この
トレーラー64の先端の下面側にはタイヤ65が設けら
れている。また、トレーラー64の先端の上面には円形
のターンテーブル66が回転自在に設けられている。図
13に示すローリフトトラックにおいては、駆動装置6
3によりトレーラー64自体を昇降させるようにしたも
のである。そのため、トレーラー64が架台車の下にス
ムーズに出し入れができるように高さを低くし、また、
タイヤ65の直径も小さくしている。
【0008】ハンドル62を倒してトラクター61を移
動させてトレーラー64を架台車の下に入れて、トレー
ラー64自体を上昇させることで、架台車の前部を上昇
させてオペレーターが歩きながらハンドル62を持って
ボートを乗せた架台車を牽引するようになっている。ま
た、ハンドル62を前方に倒すことで、ブレーキがかか
るようになっている。架台車を所定の位置に牽引した後
は、トレーラー64を下降させて、タイヤ65を地面ま
で降ろし、トレーラー64を手前に移動させて、架台車
をその場所に保管するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ボートを載せるために
架台車自体は車高が低く形成されており、また、架台車
の下部の横桟も低い位置に形成されている。そのため、
図11及び図12に示すボートトラクションカーのトレ
ーラー52や、図13に示すローリフトトラックのトレ
ーラー64自体の高さを低くして、トレーラー52、6
4の先端を架台車の横桟の下側に入れ易いようにしてい
る。
【0010】しかしながら、かかる従来例には以下に示
すような問題を有している。すなわち、図11及び図1
2に示す従来例では、トレーラー52自体の高さを低く
してトレーラー52の先端の車輪57を小さくしている
ために、少しの凹凸のある路面の場合でも、トレーラー
52の下面に突起物が当たったり、小さな車輪57が路
面の凹凸部に嵌まったり当たったりするので、その振動
がトラクター51側や架台車側に伝わり、安全性、走行
性が悪いという問題があった。また、牽引時における安
定性が悪いために、架台車からボートが転落する恐れも
あり、危険性という点でも重大な問題が生じていた。さ
らに、トレーラー52の安定性が悪いために、牽引時の
速度がどうしても遅くなり、作業性が非常に劣るという
問題もあった。
【0011】図13に示す従来例においても、トレーラ
ー64の先端の上面に配設しているターンテーブル66
の上に架台車の横桟を乗せる構造のため、つまり、トレ
ーラー64自体で架台車を持ち上げる構造のため、上述
したようにトレーラー64の高さを低くし、タイヤ65
の径も小さくしているものであり、そのため、少しの凹
凸のある路面でも先の従来例と同様に安定性(安全
性)、走行性、作業性が悪く、また、危険が伴うという
問題がある。さらに、図13に示す従来例では、トレー
ラー64自体を昇降させる構造であるため、駆動装置6
3の下面と地面との間のロードクリアランスが小さく、
トレーラー64の場合以上に駆動装置63の下面が地面
に接触する可能性が大きく、特にこの場合は、凹凸が少
しある路面でも使用が困難であるという種々の問題があ
った。
【0012】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、多少の凹凸がある路面であっても、安定して牽
引搬送ができて、安全性、走行性、作業性等を向上させ
たボートトラクションカーを提供することを目的とした
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1記載のボートトラクションカーでは、ボート17載置
用の架台車16の端部の下部を持ち上げて当該架台車1
6を牽引搬送するボートトラクションカーにおいて、オ
ペレーターが運転操作を行なうトラクター部2と、この
トラクター部2の前部に一体的に連結され、トラクター
部2の下面より上方に下面を位置させたフレーム3と、
このフレーム3の先端面に配設され架台車16の前部を
昇降自在に持ち上げるリフト機構部4と、このリフト機
構部4を駆動制御し上記フレーム3の先端側に配設され
ている駆動装置5と、フレーム3の先端側に設けられト
ラクター部2の後タイヤ12と対をなし該後タイヤ12
より太径な前タイヤ15とで構成されていることを特徴
としている。
【0014】かかる構成により、従来のようにリフト機
構部4をトレーラーの上面に設けたり、トレーラー自体
を昇降させるのではなく、リフト機構部4をフレーム3
の先端面に設けて、フレーム3の下面をトラクター部2
の下面より上方に位置させ、前タイヤ15を後タイヤ1
2より太径としているので、フレーム3の下面と地面の
間のロードクリアランスを大きくとることができる。そ
のため、路面に多少の凹凸があっても、架台車16をス
ムーズに走行させることができる。このように、多少の
凹凸が路面にあっても架台車16をスムーズに牽引でき
るので、路面の凹凸による架台車16への振動の伝達も
少なくでき、そのため安全性、走行性を向上できるもの
である。また、これにより牽引速度も早めることができ
るので、作業効率を非常に向上させることができる。
【0015】また、請求項2記載のボートトラクション
カーでは、フレーム3の先端面に回動自在に軸支されて
いる軸27と、この軸27と一体的に前方に突出形成さ
れた平板状のリフト体29と、このリフト体29と略直
角をなし、上記軸27より上方に突出形成された連結板
36とで上記リフト機構部4を構成し、シリンダー42
の突出自在としたロッド43の先端を上記連結板36側
と回動自在に連結し、ロッド43の前進、後退により軸
27を支点としてリフト体29の先端側を昇降自在とし
ていることを特徴としている。
【0016】かかる構成とすることにより、軸27を支
点として回動させるリフト機構部4とし、その回動駆動
制御はシリンダー42により行ないリフト体29の先端
側を昇降自在としている構造により、リフト機構部4の
構成を簡素化することができ、本発明によるコストの上
昇を抑えることができる。
【0017】請求項3記載のボートトラクションカーで
は、上記リフト体29の上面に回転自在なターンテーブ
ル32を設けていることを特徴としている。
【0018】これにより、架台車16を牽引搬送する道
路が曲がっていても、ボート17を載せた架台車16を
スムーズに牽引することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明のボートトラ
クションカー1の側面図を示し、図2はボートトラクシ
ョンカー1の平面図を示している。このボートトラクシ
ョンカー1は、トラクター部2と、このトラクター部2
の前部に一端側が連結固定されているフレーム3と、こ
のフレーム3の先端面に配設されているリフト機構部4
と、上記フレーム3の先端側の内部に配設され、上記リ
フト機構部4を駆動する駆動装置5等で構成されてい
る。
【0020】上記トラクター部2の上部にはオペレータ
ーが座って運転操作するための運転席10が設けられて
いて、この運転席10の前方には円形のハンドル11が
設けられている。運転席10の下側の内部にはボートト
ラクションカー1自体を駆動するためのバッテリー、モ
ータ等が配設されている。また、トラクター部2の後部
の下部には後タイヤ12が設けられている。なお、他の
構成は一般的なこの種のトラクター等と同様なので、詳
細な説明は省略する。
【0021】トラクター部2の前面側に溶接等の手段に
より連結固定されているフレーム3は、図2に示すよう
に、両側の側片13と、この側片13間に架橋されてい
る複数の架橋片14等で構成されている。なお、フレー
ム3の材料として、例えば、断面が略口字型の鉄製のパ
イプや、H型鋼等を用いている。フレーム3の先端側
は、先端側ほど幅狭に形成されていて、フレーム3の先
端側には車軸が回動自在に軸支されている。この車軸の
両側に前記後タイヤ12と対をなし、該後タイヤ12よ
り直径を大きくした前タイヤ15が装着されている。し
たがって、図2に示すように、両前タイヤ15間の横幅
寸法を、トラクター部2の横幅寸法より小さくしてボー
トトラクションカー1全体の横幅が大きくなるのを防止
し、小型化を図るようにしている。
【0022】ところで、図5はボートを乗せて牽引搬送
するための架台車16の斜視図を示し、図6及び図7は
ボート17を架台車16に乗せた状態を示す側面図及び
正面図をそれぞれ示している。鉄製等で形成された四角
枠状の架台フレーム19の下面の四隅にはそれぞれ車輪
20が設けられている。そして、架台フレーム19の前
後の横桟21、22の上面両側には軸支部23がそれぞ
れ一体的に固定されている。この軸支部23の上部にて
載置片24が回動自在に軸支されている。
【0023】マリンハーバー構内の水際近くに架台車1
6を移動させ、クレーンでボート17を吊り上げて図6
及び図7に示すように、載置片24の上にボート17を
載せるようになっている。そして、ボート17を載せた
架台車16を本発明のボートトラクションカー1により
牽引搬送するものである。
【0024】次に、フレーム3の先端面に配設されてい
るリフト機構部4について説明する。図1〜図3に示す
ように、上記フレーム3の先端面に固着されている前板
25の前面の両側に軸受部26が設けられていて、この
両側の軸受部26にて軸27が回動自在に軸支されてい
る。上記軸27の下部側と一体に偏平な第1リフト板3
0が形成されており、この第1リフト板30の上面に第
2リフト板31が固着されている。そして、この第2リ
フト板31の上面の前部に円板状のターンテーブル32
が回転自在に装着される。なお、ターンテーブル32の
上面の略中央には架台車16の横桟21を係止するため
の係止突条33が一体に形成してある。図3に示すよう
に、第1リフト板30の下面から軸ピン34が挿通し、
この軸ピン34の上部でターンテーブル32を回転自在
に軸支している。
【0025】なお、上記第1リフト板30と第2リフト
板31とでリフト体29を構成している。ここで、この
実施の形態では、リフト体29を2枚のリフト板30、
31で構成しているが、1枚で構成しても良いものであ
る。
【0026】また、図2に示すように、軸27の両側に
は太径部35がそれぞれ形成されていて、この太径部3
5の後部側より一体に連結板36(図3参照)が第1リ
フト板30と略直角となるようにそれぞれ形成されてい
る。両側の連結板36の上部には軸受部37が一体的に
形成されていて、この両側の軸受部37の間に軸棒40
が回動自在に軸支されている。さらに、上記軸棒40の
両側に連結部41が一体に形成されている。
【0027】次に、上記リフト機構部4を駆動制御する
駆動装置5について説明する。駆動装置5は、一対のシ
リンダー42、このシリンダー42を駆動するための油
圧回路や油圧用モータ、ポンプ、電磁弁等で構成されて
いる。そして、上記シリンダー42の駆動制御はトラク
ター部2側で操作できるようになっている。なお、上記
シリンダー42を油圧にて駆動制御する方法自体は、周
知な事項なのでその説明は省略する。
【0028】シリンダー42の前進、後退自在に突出し
ているロッド43の先端部は上記連結部41と連結され
ており、シリンダー42を駆動してロッド43を突出
(前進)させた状態では図3に示すように、軸棒40を
付勢して軸27を支点として反時計方向に回転させるこ
とで、リフト体29を反時計方向に回動させることがで
きる。また、図4に示すように、シリンダー42のロッ
ド43を後退させることで、軸棒40が引き寄せられ、
これにより、軸27を支点としてリフト体29が時計方
向に回転することになる。これにより、シリンダー42
を制御することで、リフト体29の先端側を昇降自在と
することができる。
【0029】次に、ボートトラクションカー1によりボ
ート17を載せた架台車16の牽引搬送の方法について
説明する。先ず、図6及び図7に示すようにボート17
を載せている架台車16の場所までボートトラクション
カー1を運転して移動させる。この時、ボートトラクシ
ョンカー1の先端のリフト機構部4のリフト体29は図
1に示す実線のように地面から上げておく方が望まし
い。これは、路面に多少の凹凸があった場合でも、地面
にリフト体29の先端が接触しないようにするためであ
る。
【0030】ボートトラクションカー1を運転して架台
車16の手前に来たところで、図8に示すように、シリ
ンダー42を駆動してリフト体29を回動して先端を下
降させる。そして、そのままボートトラクションカー1
を前進させ、ターンテーブル32の係止突条33が架台
車16の横桟21を超えたところでボートトラクション
カー1を停止させる。次に、オペレーターが運転席10
から操作してシリンダー42のロッド43を引っ込める
ことで、図4及び図9に示すようにリフト体29の先端
側を上昇させてターンテーブル32にて架台車16の横
桟21を上方に持ち上げる。
【0031】そして、図9に示す状態のままボートトラ
クションカー1を後退させながら所定の保管場所まで牽
引搬送する。ここで、ターンテーブル32の係止突条3
3にて架台車16の横桟21を係止しているので、架台
車16がターンテーブル32から脱落することはない。
保管場所まで架台車16を牽引した後は、オペレーター
が操作してリフト体29を回動させてリフト体29の先
端側を下降させることで、架台車16を所定の場所に位
置させることができる。そして、リフト体29の係止突
条33が架台車16の横桟21以下に下げた位置でボー
トトラクションカー1を後退させることにより、架台車
16の牽引搬送が終了することになる。
【0032】ここで、架台車16の搬送中は、リフト体
29が地面からかなり上方に位置しているので、リフト
体29自体が地面に接触する恐れはない。また、架台車
16も図9に示すように、前部が上方に持ち上げられて
いるために、後部の車輪20で搬送されるものであり、
架台車16自体も地面に接触することもない。
【0033】また、架台車16の搬送中において、ボー
トトラクションカー1が道路に沿って曲がる場合にも、
ターンテーブル32の部分がボートトラクションカー1
と架台車16との支点となって、容易に曲がることがで
きるものである。さらに、ボートトラクションカー1の
前部には大きな前タイヤ15を設けているので、リフト
機構部4やフレーム3の下面は地面から高い位置にあ
り、多少の凹凸がある道路でも地面に接触することなく
スムーズに牽引搬送することができる。
【0034】本発明のボートトラクションカー1におけ
るロードクリアランスC(図1参照)は、一般的な構成
のトラクター部2の下面と地面との間の距離であり、本
発明の場合では、このロードクリアランスCを100m
m以上と大きく採っている。そのため、多少の坂道や段
差があるところでも使用ができるものである。このよう
に本発明のボートトラクションカー1は、多少の凹凸が
路面にあっても架台車16をスムーズに牽引できるの
で、路面の凹凸による架台車16への振動の伝達も少な
くでき、そのため安全性、走行性を向上できるものであ
る。また、これにより牽引速度も早めることができるの
で、作業効率を非常に向上させることができる。
【0035】(第2の実施の形態)図10は第2の実施
の形態を示すものであり、先の実施の形態ではリフト機
構部4を軸を支点として回動させることで、架台車16
の昇降を行なっていたが、この実施の形態では、フレー
ム3の先端面に配設したリフト機構部4を上下方向に単
に昇降自在としたものである。リフト機構部4のリフト
体45を略L型に形成し、このリフト体45を図外のシ
リンダーやチェーンなどの周知の方法でリフト体45を
上下動させるものである。なお、他の構成は先の実施の
形態と同様なので、同一の機能を発揮する要素には同一
の番号を付してその説明は省略する。
【0036】この実施の形態においても先の実施の形態
と同様に、多少の凹凸が路面にあっても架台車16をス
ムーズに牽引できるので、路面の凹凸による架台車16
への振動の伝達も少なくでき、そのため安全性、走行性
を向上できるものである。また、これにより牽引速度も
早めることができるので、作業効率を非常に向上させる
ことができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のボートトラクシ
ョンカーによれば、従来のようにリフト機構部をトレー
ラーの上面に設けたり、トレーラー自体を昇降させるの
ではなく、リフト機構部をフレームの先端面に設けて、
前タイヤを後タイヤより太径としているとともに、フレ
ームの下面をトラクター部の下面より高い位置としてい
るので、先端にリフト機構部を設けたフレームの下面は
地面より高い位置となり、これにより、フレームの下面
と地面の間のロードクリアランスを大きくとることがで
きる。そのため、路面に多少の凹凸があっても、架台車
をスムーズに走行させることができる。このように本発
明のボートトラクションカーは、多少の凹凸が路面にあ
っても架台車をスムーズに牽引できるので、路面の凹凸
による架台車への振動の伝達も少なくでき、そのため安
全性、走行性を向上できるものである。また、これによ
り牽引速度も早めることができるので、作業効率を非常
に向上させることができる。また、安定して架台車を走
行させることができるので、多少の坂道や段差がある所
でも使用することができるものである。
【0038】また、請求項2記載のボートトラクション
カーによれば、軸を支点として回動させるリフト機構部
とし、その回動駆動制御はシリンダーにより行ないリフ
ト体の先端側を昇降自在としている構造により、リフト
機構部の構成を簡素化することができ、本発明によるコ
ストの上昇を抑えることができる。
【0039】さらに、請求項3記載のボートトラクショ
ンカーによれば、回転自在なターンテーブルにより、架
台車を牽引搬送する道路が曲がっていても、ボートを載
せた架台車をスムーズに牽引することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のボートトラクションカー
の側面図である。
【図2】本発明の実施の形態のボートトラクションカー
の平面図である。
【図3】本発明の実施の形態のリフト機構部のリフト体
を下方に回動させる場合の動作を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態のリフト機構部のリフト体
を上方に回動させる場合の動作を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の架台車の概略斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態の架台車にボートを載せた
状態を示す正面図である。
【図7】本発明の実施の形態の架台車にボートを載せた
状態を示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態のボートトラクションカー
により架台車を牽引搬送する場合の制御動作を示す図で
ある。
【図9】本発明の実施の形態のボートトラクションカー
により架台車を牽引搬送する場合の制御動作を示す図で
ある。
【図10】本発明の第2の実施の形態のリフト機構部を
示す図である。
【図11】従来例のボートトラクションカーの側面図で
ある。
【図12】従来例のボートトラクションカーのリフト機
構部分の拡大側面図である。
【図13】(a)は他の従来例のローリフトトラックの
平面図である。(b)は他の従来例のローリフトトラッ
クの側面図である。
【符号の説明】
1 ボートトラクションカー 2 トラクター部 3 フレーム 4 リフト機構部 5 駆動装置 12 後タイヤ 15 前タイヤ 16 架台車 17 ボート 27 軸 29 リフト体 32 ターンテーブル 36 連結板 42 シリンダー 43 ロッド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−291020(JP,A) 実開 平3−8983(JP,U) 実開 平1−122336(JP,U) 登録実用新案3022253(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 3/10 B62D 53/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボート(17)載置用の架台車(16)の
    端部の下部を持ち上げて当該架台車(16)を牽引搬送
    するボートトラクションカーにおいて、オペレーターが
    運転操作を行なうトラクター部(2)と、このトラクタ
    ー部(2)の前部に一体的に連結され、トラクター部
    (2)の下面より上方に下面を位置させたフレーム
    (3)と、このフレーム(3)の先端面に配設され架台
    車(16)の前部を昇降自在に持ち上げるリフト機構部
    (4)と、このリフト機構部(4)を駆動制御し上記フ
    レーム(3)の先端側に配設されている駆動装置(5)
    と、フレーム(3)の先端側に設けられトラクター部
    (2)の後タイヤ(12)と対をなし該後タイヤ(1
    2)より太径な前タイヤ(15)とで構成されているこ
    とを特徴とするボートトラクションカー。
  2. 【請求項2】フレーム(3)の先端面に回動自在に軸支
    されている軸(27)と、この軸(27)と一体的に前
    方に突出形成された平板状のリフト体(29)と、この
    リフト体(29)と略直角をなし、上記軸(27)より
    上方に突出形成された連結板(36)とで上記リフト機
    構部(4)を構成し、シリンダー(42)の突出自在と
    したロッド(43)の先端を上記連結板(36)側と回
    動自在に連結し、ロッド(43)の前進、後退により軸
    (27)を支点としてリフト体(29)の先端側を昇降
    自在としていることを特徴とする請求項1記載のボート
    トラクションカー。
  3. 【請求項3】上記リフト体(29)の上面に回転自在な
    ターンテーブル(32)を設けていることを特徴とする
    請求項2記載のボートトラクションカー。
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