JPH09275579A - カラー立体映像表示装置 - Google Patents

カラー立体映像表示装置

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JPH09275579A
JPH09275579A JP8082462A JP8246296A JPH09275579A JP H09275579 A JPH09275579 A JP H09275579A JP 8082462 A JP8082462 A JP 8082462A JP 8246296 A JP8246296 A JP 8246296A JP H09275579 A JPH09275579 A JP H09275579A
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Goro Hamagishi
五郎 濱岸
Yoshihiro Furuta
喜裕 古田
Takeshi Masutani
健 増谷
Susumu Tanase
晋 棚瀬
Eiji Nakayama
英治 中山
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適視距離を短くし、且つ左右の映像が混合す
ることなく、観察者が良質な立体映像を鑑賞することが
出来るカラー立体映像表示装置を提供する。 【解決手段】 バックライト1と、前記バックライト1
からの光を微小の赤色光41R、緑色光41G、青色光
41Bが順位並ぶ光に変換するカラーフィルタ2と、前
記カラーフィルタ2からの赤色光41Rを透過する左、
右の眼用の赤色絵素3R、緑色光41Gを透過する左、
右の眼用の緑色絵素3G、及び青色光41Bを透過する
左、右の眼用の青色絵素3Bを形成する液晶パネル3
と、前記赤色絵素を透過した赤色映像光42Rを透過す
る赤色フィルタ6R、前記緑色絵素を透過した緑色映像
光42Gを透過する緑色フィルタ6G及び前記青色絵素
を透過をした青色映像光42Bを透過する青色フィルタ
6Bとを備える第2のカラーフィルタ6とからなること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特殊な眼鏡を用いる
ことなしにカラーの立体映像を観察することが出来るカ
ラー立体映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特殊な眼鏡を使用しないで立体映
像を表示する装置として、液晶パネル等の表示パネルの
表示画面の観察者側にパララックスバリアやレンチキュ
ラレンズ等(分光手段)を配置し、これにより表示パネ
ルに表示された左眼用の画像と右眼用の画像からの光と
を左右に分離して立体映像を表示するものがある。
【0003】また、特開平7−181429号公報に開
示されているように、バックライトと液晶パネルとの間
にスリット状の開口部を有する基板を配置してバックラ
イトからの光をストライプ状の光とし、このストライプ
状の光を液晶パネルの左眼用の画素と右眼用の画素とに
分離して入射させることにより、立体映像を表示するも
のがある。
【0004】しかしながら、これらの上記立体映像表示
装置では、液晶パネルを構成するガラス基板の肉厚や、
偏光板の肉厚が大きいため、立体映像を良好に観察する
ことが出来る適視位置が表示画面から遠くに離れてしま
うという問題がある。
【0005】上記問題を解決するものとして、本願出願
人は特願平7−121409号において新しい立体映像
表示装置を提案している。この立体映像表示装置は、図
3に示すように、平面光源よりなるバックライト1の出
光側の面に、微小の縦ストライプ状の赤フィルタ2R、
緑フィルタ2G、青フィルタ2Bからなるカラーフィル
タ2(入射側カラーフィルタ)を、液晶パネル3の赤色
絵素3R、緑色絵素3G、青色絵素3Bの配列と逆の順
に多数設けたものである。尚、液晶パネルの各絵素3
R、3G、3Bにも、その絵素に対応した色のカラーフ
ィルタが設けられており、また、左眼用の映像を表示す
る左眼用絵素lが上下方向に並んでいる列と、右眼用映
像を表示する右眼用絵素rが上下方向に並んでいる列と
が左右方向に交互に位置している。また、カラーフィル
タ2と液晶パネル3は、1つの微小のフィルタに対して
左右1組の絵素の列が対応するように位置決め形成され
ている。
【0006】この立体映像表示装置では、バックライト
1から出射された光のうち赤色フィルタ2Rを通過する
微小の赤色光41Rは、液晶パネル3の緑色絵素3G、
青色絵素3Bは通過せず、赤色絵素3Rのみ通過する。
そして、赤色絵素3Rのうち左眼用絵素lを通過する赤
色映像光42Rは第1の位置に集光し、赤色絵素3Rの
うち右眼用絵素rを通過する赤色映像光42Rは第2の
位置に集光する。他の色の微小光に関しても同様に、緑
色絵素3Gのうち左眼用絵素lを通過する緑色映像光4
2Gは第1の位置に集光し、緑色絵素3Gのうち右眼用
絵素rを通過する緑色映像光42Rは第2の位置に集光
する。青色絵素3Bのうち左眼用絵素lを通過する青色
映像光42Bは第1の位置に集光し、青色絵素3Bのう
ち右眼用絵素rを通過する青色映像光42Bは第2の位
置に集光する。
【0007】即ち、第1の位置には、左眼用の微小の赤
色映像光42R、緑色映像光42G、青色映像光42B
が集光し、第2の位置には、右眼用の微小の赤色映像光
42R、緑色映像光42G、青色映像光42Bが集光す
る。従って、観察者は第1の位置に左眼5lが存在し、
第2の位置に右眼5rが存在するように頭部を位置させ
ることにより、良好なカラーの立体映像を鑑賞すること
が出来る。
【0008】この立体映像表示装置では、液晶パネル3
の表示画面から立体映像を良好に鑑賞出来る適視位置
(第1、第2の位置)までの距離、即ち適視距離は、1
つのカラーフィルタ2Rあるいは2Gあるいは2Bから
出射される光が、液晶パネル3の3絵素毎に通過するた
め、従来の1絵素ごとに通過するタイプと比べて1/3
になり、表示画面の近くでカラーの立体映像を観察する
ことが出来るようになる。
【0009】しかしながら、上述の図3に示したカラー
立体映像表示装置においても、液晶パネル3の各絵素に
使用されるカラーフィルタは、その透過波長特性が図4
に示すようになっており、異なる色のカラーフィルター
を通過する波長が存在する。即ち、例えば、波長が大凡
450nm〜550nm辺りの光は青色絵素3Bと緑色
絵素3Gの両方を通過し、波長が大凡500nm〜62
0nm辺りの光は緑色絵素3Bと赤色絵素3Rの両方を
通過する。
【0010】このため、カラーフィルタ2R、2G、2
Bを上記液晶パネル3に用いたカラーフィルタ3R、3
G、3Bと同様の特性のものを用いた場合、例えば、青
色フィルタ2Bから出射した青色光41Bのうち一部の
波長(450nm〜550nm)の光43Bは、液晶パ
ネル3の青色絵素3Bだけでなく、図5の破線に示すよ
うに、緑色絵素3Gも通過する。他の色のフィルタ2
R、2Gから出射した光43R、43Gに対しても同じ
である。従って、本来、ある1つの絵素を通過し、それ
に隣接する異なる視点の絵素を通過すべきでは無い光
が、隣接する異なる視点の絵素を通過してしまう。即
ち、左眼用絵素lを通過する光と右眼用絵素rを通過す
る光とは、完全に分離されず、左眼用絵素lからの光が
集光すべき第1の位置に右眼用絵素rからの光の一部が
入光し、右眼用絵素rからの光が集光すべき第2の位置
に左眼用絵素lからの光の一部が入光する。このため、
観察者は適視位置の存在しても、左眼5lで右眼用絵素
rからの光の一部を認識し、右眼5rで左眼用絵素lか
らの光の一部を認識し、良好なカラー立体映像を鑑賞す
ることが出来ないという問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来例の欠
点に鑑み為されたものであり、表示パネルに入射する光
を該表示パネルの絵素の色に対応したカラー光とするこ
とにより、適視距離を小さくした構造のカラー立体映像
表示装置において、表示パネルに入射するある色の光が
別の色の絵素を通過した場合においても、観察者が左右
の映像が良好に分離された良質な立体映像を鑑賞するこ
とが出来るカラー立体映像表示装置を提供することを目
的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー立体映像
表示装置は、微小の赤色光、緑色光、青色光が順位並ぶ
光を出射する光放出部と、前記光放出部から出射された
赤色光を透過する左眼用の赤色絵素と右眼用の赤色絵
素、前記放出部から出射された緑色光を透過する左眼用
の緑色絵素と右眼用の緑色絵素及び前記放出部から出射
された青色光を透過する左眼用の青色絵素と右眼用の青
色絵素を形成するカラー表示パネルと、前記赤色絵素を
透過した赤色映像光を透過する赤色フィルタ、前記緑色
絵素を透過した緑色映像光を透過する緑色フィルタ及び
前記青色絵素を透過をした青色映像光を透過する青色フ
ィルタとを備える出射側カラーフィルタとからなること
を特徴とする。
【0013】この構成によれば、前記光放出部から出射
された赤色光のうち緑色絵素を透過する光は、出射側カ
ラーフィルタを通過する際に減衰される。また、前記光
放出部から出射された緑色光のうち赤色絵素、青色絵素
を透過する光は、出射側カラーフィルタを通過する際に
減衰される。また、前記光放出部から出射された青色光
のうち緑色絵素を透過する光は、出射側カラーフィルタ
を通過する際に減衰される。このため、前記光放出部か
ら出射された各色の光は、隣接する異なる色の異なる視
点の絵素を通過しても、その光は出射側カラーフィルタ
で減衰され、観察者側に伝わる量は減少する。
【0014】更に、前記光放出部は、バックライトと、
該バックライトの前方に配置された入射側カラーフィル
タとから容易に構成することが出来る。また、本発明の
カラー立体映像表示装置では、前記カラー表示パネル
は、赤色絵素、緑色絵素、青色絵素を形成するためのカ
ラーフィルタを備えており、前記第2のカラーフィルタ
の色分離特性が前記カラー表示パネルが備えるカラーフ
ィルタよりも優れていることを特徴とする。
【0015】このようにすれば、前記隣接する異なる色
の異なる視点の絵素を通過する光の第2のカラーフィル
タでの減衰量が多くなり、しかも、左右両方の絵素を通
過して観察者側に伝わる光の波長領域自体が小さくな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の実
施の形態であるカラー立体映像表示装置の概略構成を示
す図であり、図3と同一部分には同一符号を付し、その
説明は割愛する。
【0017】この図1に示した実施の形態のカラー立体
映像表示装置では、液晶パネル3の前方(観察者側)
に、第2のカラーフィルタ6(出射側カラーフィルタ)
が配置されている。この第2のカラーフィルタ6は、赤
色フィルタ6R、緑色フィルタ6G、青色フィルタ6B
により構成されており、その各色のフィルタの配列順序
は、バックライト1の出光側の面に設けられたカラーフ
ィルタ2と同じである。即ち、カラーフィルタ2及び第
2のカラーフィルタ6は、液晶パネル3から観察者側に
向かって左から緑色フィルタ、赤色フィルタ、青色フィ
ルタの順で並んでおり、液晶パネルの絵素は、液晶パネ
ル3から観察者側に向かって左から青色絵素、赤色絵
素、緑色絵素の順で並んでいる。
【0018】また、前記第2のカラーフィルタ6は、下
記の数1の式が成り立つ位置に配置されている。
【0019】
【数1】
【0020】また、この時のカラーフィルタ2の各色の
フィルタのピッチB1と第2のカラーフィルタ6の各色
のフィルタのピッチB2とは、下記の数2の関係であ
る。
【0021】
【数2】
【0022】前記カラーフィルタ2及び第2のカラーフ
ィルタ6は同じ透過波長特性を持つものであり、各色の
フィルタの透過波長特性は図2に示すように、青色フィ
ルタと緑色フィルタの両方を通る光の波長は480nm
〜540nm、緑色フィルタと赤色フィルタの両方を通
る光の波長は550nm〜610nmであり、非常に少
ない。
【0023】一方、前記液晶パネル3の各絵素に設けら
れた各色のフィルタの透過波長特性は、従来の液晶パネ
ルのものと同じであり、図5に示すように、複数の色の
光が通過する波長領域は多い。
【0024】即ち、カラーフィルタ2及び第2のカラー
フィルタ6の方が、液晶パネル3に設けられているカラ
ーフィルタよりも色分離特性が優れている。このカラー
立体映像表示装置では、バックライト1から出射された
光は、カラーフィルタ2により赤色光41R、緑色光4
1G、青色光41Bとなる。赤色光41Rは液晶パネル
3の赤色絵素3Rを通過し、そのうち左眼用絵素lを通
過した赤色映像光42Rは第2のカラーフィルタ6の赤
色フィルタ6Rを通過して第1の位置に向かい、右眼用
絵素rを通過した赤色映像光42Rは第2のカラーフィ
ルタ6の赤色フィルタ6Rを通過して第2の位置に向か
う。
【0025】一方、カラーフィルタ2より出射される赤
色光41Rのうち波長が550nm〜610nmの成分
の光43RBは液晶パネル3の緑色絵素3Gも通過す
る。しかし、この緑色絵素を通過する光43RBは、第
2のカラーフィルタ6を通過する際、大幅に減衰され
る。
【0026】従って、赤色フィルタ2Rから出射した光
のうち、第1の位置に向かう光は、液晶パネル3の左眼
用絵素lである赤色絵素3Rを通過した光が大部分を占
め、その横に隣接する右眼用絵素rである緑色絵素3G
を通過する光は、殆ど無くなる。また、赤色フィルタ2
Rから出射した光のうち、第2の位置に向かう光は、液
晶パネル3の右眼用絵素rである赤色絵素3Rを通過し
た光が大部分を占め、その横に隣接する左眼用絵素lで
ある緑色絵素3Gを通過する光は、殆ど無くなる。
【0027】次に、緑色光41Gも同様に、液晶パネル
3の緑色絵素3Gを通過し、そのうち左眼用絵素lを通
過した緑色映像光42Gは第2のカラーフィルタ6の緑
色フィルタ6Gを通過して第1の位置に向かい、右眼用
絵素rを通過した緑色映像光42Gは第2のカラーフィ
ルタ6の緑色フィルタ6Gを通過して第2の位置に向か
う。
【0028】一方、カラーフィルタ2より出射される緑
色光41Gのうち波長が550nm〜610nmの成分
の光43GR液晶パネル3の赤色絵素3Rも通過し、ま
た、波長が480nm〜540nmの成分の光43GB
は液晶パネル3の青色絵素3Bも通過する。しかし、こ
の赤色絵素3R及び青色絵素3Bを通過する光43G
R、43GBは、第2のカラーフィルタ6を通過する
際、大幅に減衰される。
【0029】従って、緑色フィルタ2Gから出射した光
のうち、第1の位置に向かう光は、液晶パネル3の左眼
用絵素lである緑色絵素3Gを通過した光が大部分を占
め、その横に隣接する右眼用絵素rである赤色絵素3
R、青色絵素3Bを通過する光は、殆ど無くなる。ま
た、緑色フィルタ2Gから出射した光のうち、第2の位
置に向かう光は、液晶パネル3の右眼用絵素rである緑
色絵素3Gを通過した光が大部分を占め、その横に隣接
する左眼用絵素lである赤色絵素3R、青色絵素3Bを
通過する光は、殆ど無くなる。
【0030】次に、青色光41Bも同様に、液晶パネル
3の青色絵素3Bを通過し、そのうち左眼用絵素lを通
過した青色映像光42Bは第2のカラーフィルタ6の青
色フィルタ6Bを通過して第1の位置に向かい、右眼用
絵素rを通過した青色映像光42Bは第2のカラーフィ
ルタ6の青色フィルタ6Bを通過して第2の位置に向か
う。
【0031】一方、カラーフィルタ2より出射される青
色光41Bのうち波長が480nm〜540nmの成分
の光43BGは液晶パネル3の緑色絵素3Gも通過す
る。しかし、この緑色絵素を通過する映像光は、第2の
カラーフィルタ6を通過する際、大幅に減衰される。
【0032】従って、青色フィルタ2Bから出射した光
のうち、第1の位置に向かう光は、液晶パネル3の左眼
用絵素lである青色絵素3Bを通過した光が大部分を占
め、その横に隣接する右眼用絵素rである緑色絵素3G
を通過する光は、殆ど無くなる。また、青色フィルタ2
Bから出射した光のうち、第2の位置に向かう光は、液
晶パネル3の右眼用絵素rである青色絵素3Bを通過し
た光が大部分を占め、その横に隣接する左眼用絵素lで
ある緑色絵素3Gを通過する光は、殆ど無くなる。
【0033】以上のように、この実施の形態のカラー立
体映像表示装置では、第1の位置に向かう光は、カラー
フィルタ2の赤色フィルタ2Rから出射して、液晶パネ
ルの左眼絵素lである赤色絵素3R、第2のカラーフィ
ルタの赤色フィルタ6Rを通過する赤色映像光42R
と、カラーフィルタ2の緑色フィルタ2Gから出射し
て、液晶パネルの左眼絵素lである緑色絵素3G、第2
のカラーフィルタの緑色フィルタ6Gを通過する緑色映
像光42Gと、カラーフィルタ2の青色フィルタ2Bか
ら出射して、液晶パネルの左眼絵素lである青色絵素3
B、第2のカラーフィルタの青色フィルタ6Bを通過す
る青色映像光42Bとが大部分を占め、右眼用絵素rを
通過する光は、第2のカラーフィルタ6により大幅に減
衰され、殆ど無い状態となる。即ち、第1の位置には、
実質的に左眼用絵素lである赤色絵素3Rを通過する赤
色映像光、左眼用絵素lである緑色絵素3Gを通過する
緑色映像光、左眼用絵素lである青色絵素3Bを通過す
る青色映像光だけとなる。
【0034】また、第2の位置に向かう光は、カラーフ
ィルタ2の赤色フィルタ2Rから出射して、液晶パネル
の右眼用絵素rである赤色絵素3R、第2のカラーフィ
ルタの赤色フィルタ6Rを通過する赤色映像光42R
と、カラーフィルタ2の緑色フィルタ2Gから出射し
て、液晶パネルの右眼用絵素rである緑色絵素3G、第
2のカラーフィルタの緑色フィルタ6Gを通過する緑色
映像光42Gと、カラーフィルタ2の青色フィルタ2B
から出射して、液晶パネルの右眼用絵素rである青色絵
素3B、第2のカラーフィルタの青色フィルタ6Bを通
過する青色映像光42Bとが大部分を占め、左眼用絵素
lを通過する光は、第2のカラーフィルタ6により大幅
に減衰され、殆ど無い状態となる。即ち、第2の位置に
は、実質的に右眼用絵素rである赤色絵素3Rを通過す
る赤色映像光、右眼用絵素rである緑色絵素3Gを通過
する緑色映像光、右眼用絵素rである青色絵素3Bを通
過する青色映像光だけとなる。
【0035】即ち、観察者は第1の位置に左眼5lを、
第2の位置に右眼5rを位置させることにより、左眼5
lで、右眼用絵素rを通過する光を殆ど認識せず、左眼
用絵素lを通過する赤色、緑色、青色映像光42R,4
2G、42Bだけを殆ど認識し、また、右眼rで、左眼
用絵素lを通過する光を殆ど認識せず、右眼用絵素rを
通過する赤色、緑色、青色映像光42R,42G、42
Bだけを殆ど認識する。従って、観察者は、左右の映像
が混合していない良好なカラー立体映像を認識すること
が出来る。
【0036】また、適視距離に関しても、1つのカラー
フィルタ2Rあるいは2Gあるいは2Bから出射される
光は、液晶パネル3の3絵素毎に通過するため、短くな
る。尚、上述の実施の形態では、第1のカラーフィルタ
2と第2のカラーフィルタ6とを同じ特性のもので構成
したが、両者を別の特性のもので構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、観察者はカラー立体映
像を表示画面の近くで鑑賞することが出来、しかも、第
1のカラーフィルタから出射されたある色の光が別の色
の絵素を通過しても、その光を第2のカラーフィルタで
減衰することにより、観察者側に伝わる量を減衰させ、
観察者は左右の眼で、その眼に対応した絵素を通過する
光のみを殆ど認識し、左右の映像が良好に分離された良
質なカラー立体映像を鑑賞することが出来るカラー立体
映像表示装置を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー立体映像表示装置の構成を示す
図である。
【図2】本発明のカラー立体映像表示装置に使用される
第2のカラーフィルタの光の透過量の波長特性を示す図
である。
【図3】従来のカラー立体映像表示装置の構成を示す図
である。
【図4】液晶パネルに用いられるカラーフィルタの光の
透過量の波長特性を示す図である。
【図5】従来のカラー立体映像表示装置の欠点を示す図
である。
【符合の説明】
1 バックライト 2 カラーフィルタ(入射側カラーフィルタ) 2R 赤色フィルタ 2G 緑色フィルタ 2B 青色フィルタ 3 液晶パネル(表示パネル) 3R 赤色絵素 3G 緑色絵素 3B 青色絵素 41R 赤色光 41G 緑色光 41B 青色光 5l 左眼 5r 右眼 6 第2のカラーフィルタ(出射側カラーフィルタ) 6R 赤色フィルタ 6G 緑色フィルタ 6B 青色フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 棚瀬 晋 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 中山 英治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小の赤色光、緑色光、青色光が順に並
    ぶ光を出射する光放出部と、前記光放出部から出射され
    た赤色光を透過する左眼用、右眼用の赤色絵素、前記光
    放出部から出射された緑色光を透過する左眼用、右眼用
    の緑色絵素、及び前記光放出部から出射された青色光を
    透過する左眼用、右眼用の青色絵素を形成するカラー表
    示パネルと、前記赤色絵素を透過した赤色映像光を透過
    する赤色フィルタ、前記緑色絵素を透過した緑色映像光
    を透過する緑色フィルタ、及び前記青色絵素を透過をし
    た青色映像光を透過する青色フィルタとを備える出射側
    カラーフィルタとからなることを特徴とするカラー立体
    映像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記光放出部が、バックライトと、該バ
    ックライトの前方に配置された入射側カラーフィルタと
    からなることを特徴とする請求項1記載のカラー立体映
    像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記カラー表示パネルは、赤色絵素、緑
    色絵素、青色絵素を形成するためのカラーフィルタを備
    えており、前記出射側カラーフィルタの色分離特性が前
    記カラー表示パネルが備えるカラーフィルタよりも優れ
    ていることを特徴とする請求項1記載のカラー立体映像
    表示装置。
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Cited By (4)

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