JPH09274526A - 電源停止時間検知装置 - Google Patents

電源停止時間検知装置

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JPH09274526A
JPH09274526A JP8110120A JP11012096A JPH09274526A JP H09274526 A JPH09274526 A JP H09274526A JP 8110120 A JP8110120 A JP 8110120A JP 11012096 A JP11012096 A JP 11012096A JP H09274526 A JPH09274526 A JP H09274526A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事故等による電源の停止時間を検知する電源
停止時間検知装置を提供する。 【解決手段】 電源の供給期間中は、所定の所定周期毎
に、時計手段5から出力される時刻データDtを複数の
バッファ42a〜42dに所定順序で循環して格納す
る。停電等による電源停止があっても、記憶手段4及び
時計手段5はバックアップ電源6により動作する。電源
の停止後に電源供給が再開された際には、電源停止直前
にバッファ42に格納された時刻データDtと、電源供
給が再開された時点で時計手段5から出力される時刻デ
ータDtとの差に基づいて電源停止時間を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源の供給が事故
等により一時的に停止された際にその停止時間を検知す
る電源停止時間検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、AC電源等に基づいて動作する電
子装置においては、それが具備する記憶手段をバックア
ップ用電源でバックアップしておくことにより、動作中
に予期しないAC電源の停止が生じた場合に、上記記憶
手段に格納されているデータの消去又は破壊を防止する
のが普通である。
【0003】上記電子装置の一例として、AC電源に基
づいて動作する駐車計(パーキングメータ)がある。こ
のような駐車計は、その感知領域において車両が駐車し
たことを感知し、かつ、所定の条件が満足されたこと
(例えば規定の駐車料金が収受されたこと)をもって駐
車時間の計測を開始するようになっている。ところで、
このような駐車計は、駐車時間の計測中にAC電源の供
給が停電等によって一時的に停止されてしまった場合に
は、その電源供給が再開された時点で、停電前に保持し
ていた駐車時間のデータを用いて継続して計測すること
はせず、いったん駐車時間のデータを初期化(ゼロクリ
ア)している。この理由は、もし、停電中に、その駐車
計の感知領域に駐車していた車両が移動し、その代わり
に別の車両が上記感知領域に駐車したときに、その別の
車両に対して前に駐車した車両の駐車時間が誤って適用
されることを防止するとともに、上記別の車両の駐車時
間については、電源の供給が再開された時点から計測を
開始できるようにするためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
駐車計では、ごく短時間の停電、例えば落雷等によって
AC電源の数サイクル分だけ電源供給が停止されてしま
う瞬断が生じた場合であっても、電源供給が再開された
時点で、駐車時間のデータをゼロクリアしてしまうた
め、同一の車両が継続して駐車しているにも関わらず、
その駐車時間を継続して計測することができないという
問題がある。すなわち、電源供給停止時間を検知するこ
とができないので、その電源停止時間の長短に応じて適
切な処理を行うことが不可能であった。本発明は、この
ような事情に基づいてなされたもので、その目的は、事
故等に起因する電源の一時的な停止時間を検知すること
ができ、その電源停止時間の長短に応じて適切な処理を
行うことを可能とした電源停止時間検知装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、事故等による
電源供給の停止時間を検知する電源停止時間検知装置で
あって、時刻データを出力する時計手段と、前記時刻デ
ータを格納する時刻データ記憶手段と、前記電源が停止
した際に前記時計手段及び前記時刻データ記憶手段に電
源を供給するバックアップ電源と、制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記電源の供給期間中は、所定周期毎
に、前記時計手段から出力される時刻データを前記時刻
データ記憶手段に格納し、前記電源の停止後に電源供給
が再開された際には、前記時刻データ記憶手段に格納さ
れている時刻データの中から最新のものを電源停止直前
の時刻データとして確定し、この確定した時刻データ
と、電源供給が再開された時点で前記時計手段から出力
される時刻データとの差に基づいて電源供給が停止され
ていた期間に相当する電源停止時間を検知することを特
徴としている。上記構成によれば、電源が供給されてい
る期間中は、所定周期毎に、時計手段から出力される時
刻データが時刻データ記憶手段に格納される。電源が事
故等により一時的に停止した場合に、バックアップ電源
により電源が供給される時刻データ記憶手段及び時計手
段は、その記憶内容及び計時動作が維持される。電源の
停止後に電源供給が再開された際には、時刻データ記憶
手段に格納されている時刻データの中から最新のものを
電源停止直前の時刻データとして確定し、この確定した
時刻データと、電源供給が再開された時点で時計手段か
ら出力される時刻データとの差に基づいて電源供給が停
止されていた期間に相当する電源停止時間を検知するこ
とができる。
【0006】また、本発明の電源停止時間検知装置は、
時刻データ記憶手段は、それぞれ一つの時刻データを格
納するための複数のバッファ及び前記各バッファを指定
するためのポインタを備えたものであり、制御手段は、
前記電源の供給期間中は、所定周期毎に、前記各バッフ
ァが所定順序で循環して指定されるように前記ポインタ
を更新するとともに、時計手段から出力される時刻デー
タを前記ポインタが指定する前記バッファに格納し、前
記電源の停止後に電源供給が再開された際には、前記各
バッファに格納されている全ての時刻データの相互の時
間差が前記所定周期に基づいて定められる時間範囲内に
あるか否かを判定し、前記時間差が前記時間範囲内とな
る時刻データの中から最新のものを電源停止直前の時刻
データとして確定することを特徴としている。上記構成
によれば、その相互の時間差が上記時間範囲内となる時
刻データの中から最新のものを電源停止直前の時刻デー
タとして確定する一方、相互の時間差が上記時間範囲外
となる時刻データは、誤データとして取り扱われ、電源
停止直前の時刻データとして使用されない。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の電源停止時間検知装置
を駐車計に適用した場合の実施の形態を示す構成図であ
り、図2は、その動作タイミングチャートであり、図3
は、割込み処理のフローチャートであり、図4は、電源
供給再開時処理のフローチャートである。
【0008】まず、図1を参照して構成について説明す
る。駐車計1は、外部から供給されるAC電源によって
動作する電源装置2から供給される電源(破線)に基づ
いて動作する。駐車計1は、以下の各部を制御する制御
手段3と、RAM等から構成される記憶手段(時刻デー
タ記憶手段)4と、計時動作を行って時刻データDtを
逐次更新して出力する時計手段5と、AC電源の供給が
停止されて電源装置2からの電源供給が停止された際
に、記憶手段4及び時計手段5に対して電源(破線)を
供給するバックアップ電源6と、感知領域に車両が駐車
したことを検知する車両検知部7と、駐車時間等の情報
を表示する表示部8と、駐車料金収受部9と、領収書
(レシート)を発行する領収書発行部10と、制御手段
3に対して所定の操作情報を入力するための操作部11
とを具備している。
【0009】なお、制御手段3は、CPU、プログラム
を格納したROM、RAM、タイマLSI、その他周辺
LSI等を具備して構成されるものである。記憶手段4
は、制御手段3から単位時間毎に入力される計数信号に
基づいて駐車時間に相当する計時データを計数して保持
する計時カウンタ41と、時計手段5から出力される時
刻データDtを所定の順序で格納するための複数のバッ
ファ42a〜42d(以下、総称してバッファ42とい
うことがある)と、これら各バッファを指定するための
ポインタ43とを具備している。
【0010】時計手段5は、時計LSI等により実現さ
れるものであり、現在時刻を示す時刻データDtを逐次
更新して出力している。なお、時刻データが、時、分及
び秒それぞれの単位毎に別々のデータとして時計手段5
から出力される場合には、上記各データを一つの単位に
変換して、一つの時刻データとして取り扱うようにすれ
ばよい。また、この時計手段5から出力される時刻デー
タは、領収書発行部10によって駐車時刻を領収書等に
記録するために用いられている。
【0011】本発明の電源停止時間検知装置は、上記制
御手段3、バッファ42及びポインタ43を備えた記憶
手段4、時計手段5及びバックアップ電源6によって構
成されている。一方、駐車計1の主要部分は、制御手段
3、計時カウンタ41を具備する記憶手段4、及び車両
感知部7〜操作部11によって構成されている。
【0012】次に、図2〜図4を参照して動作を説明す
る。制御手段3は、電源装置2からのみ電源が供給され
るので、図2に示すように、電源装置2の電源供給動作
(図2(a))、すなわちAC電源の供給動作が、時点
t1で停止され、時点t2で再開したと過程すると、制
御手段3も同様に時点t1で動作を停止して、時点t2
で動作を再開する(図2(b))。一方、時計手段5
は、電源装置2の電源供給動作が停止しても、バックア
ップ電源6(図1)からの電源供給を受けているので、
計時動作が停止することはない(図2(c))。記憶手
段4にもバックアップ電源6から電源供給を受けている
ので、その記憶内容は保持される。図2(d),(e)
に示すように、電源装置2の電源供給動作が正常になさ
れている期間中(時点t0〜t1及び時点t2以降)、
制御手段3は、それによるソフトタイマ又は制御手段3
が具備するタイマLSI等によって計時される所定周期
Ts(一例として、500msec)毎に、図3に示すソフ
ト割込処理を起動している。
【0013】次に、ソフト割込処理について図3を参照
して説明する。制御手段3は、所定周期Ts毎に割込み
処理を起動すると、その時点で時計手段5から出力され
ている時刻データDtをポインタ43が指定するバッフ
ァ42(例えばバッファ42a)に格納する(ステップ
ST1)。次に、制御手段3は、ポインタ43の指定値
(以下、ポインタ値という)Pを更新(インクリメン
ト)して次のバッファ42(例えばバッファ42b)を
指定するようにする(ステップST2)。ここで、ポイ
ンタ値Pが順序として最後のバッファ42(例えば42
d)に相当する最大値Pmaxを超過したか否かを判定する
(ステップST3)。ポインタ値Pが最大値Pmaxを超過
した場合には(ステップST3で肯定(“Y”))、ポ
インタ43を初期化して割込み処理を終了して、メイン
処理に復帰する(ステップST4)。一方、ポインタ値
Pが最大値Pmaxを超過していない場合には(ステップS
T3で否定(“N”))、そのまま割込み処理を終了し
てメイン処理に復帰する。以下、割込み処理が起動され
る都度、ポインタ43は、バッファ42をバッファ42
b,42c,42d,42a,42b,…といった順序
で循環して指定する。すなわち、時刻データDtは、所
定周期Tsの都度、バッファ42a,42b,42c,
42dという所定の順序で循環して格納される。つま
り、バッファ42は、それが保持する時刻データの個数
と所定周期Tsとの積に相当する時間範囲内の時刻デー
タDtを常時保持している。
【0014】次に、図2に示すように、事故等によっ
て、時点t1で電源供給が停止されると、制御手段3の
動作は停止される。したがって、図3で説明した割込み
処理も時点t1で停止される。ここで、記憶手段4は、
バックアップ電源6によって電源が供給されているの
で、各バッファ42には、時点t1の直前の4つの時刻
データDtが保持されており、かつ、ポインタ43は、
電源停止の直前に指定したバッファ42に対応するポイ
ンタ値Pが保持されている。そして、時点t2で電源供
給が再開されると、制御手段3は、図4に示す電源供給
再開時処理を実行する。
【0015】次に、図4を参照して電源供給再開時処理
について説明する。制御手段3は、各バッファ42から
全ての時刻データDtを読み出す(ステップST1
0)。そして、読出した全ての時刻データDtの相互の
時間差ΔTが時間範囲Tmax内にあるか否かを判定する
(ステップST11)。上記時間範囲Tmaxは、バッファ
42の個数Nと所定周期Tsとの積で示される。ここ
で、Nを4個、Tsを500msecとすれば、Tmaxは、2
sec となる。上記相互の時間差ΔTが時間範囲Tmax内に
あれば(ステップST11で肯定(“Y”))、ポイン
タ43が指定するバッファ42に格納されている時刻デ
ータDtが電源停止の直前の時刻データ(以下、停止直
前時刻データDtxという)として確定する(ステップ
ST12)。一方、上記相互の時間差ΔTが時間範囲Tm
ax内になければ(ステップST11で否定
(“N”))、ポインタ43が指定するバッファ42に
格納されている時刻データDtが誤まっていると判断し
て、1つ前のバッファ42を指定するようにポインタ4
3のポインタ値Pを変更する(ステップST13)。そ
して、ステップST12において、そのポインタ値Pに
よって指定されるバッファ42に格納されている時刻デ
ータDtを停止直前時刻データDtxとして確定する。
【0016】次に、時計手段5から現在の時刻データD
tを読取り(ステップST14)、この時刻データDt
と停止直前時刻データDtxとの差を電源供給が停止さ
れていた期間に相当する電源停止時間ΔTdとして算出
する(ステップST15)。次に、この電源停止時間Δ
Tdが所定の瞬断判定時間Tm以下か否かを判定する
(ステップST16)。電源停止時間ΔTdが瞬断判定
時間Tm以下であれば(ステップST16で肯定
(“Y”))、瞬断が発生したと判定して計時カウンタ
41の計時データをクリアすることなく、車両を検知し
ている場合には駐車時間計測のための継続処理を行う
(ステップST17)。一方、電源停止時間ΔTdが瞬
断判定時間Tmを越えていれば(ステップST16で否
定(“N”))、停電が発生したと判定して計時カウン
タ41の計時データをクリアする等の初期化処理を行う
(ステップST18)。なお、上記瞬断判定時間Tm
は、通常数秒に設定しているが、任意に定めればよい。
【0017】ステップST11で各バッファに格納され
ている時刻データDtの適否を判定する理由は次のとお
りである。すなわち、電源供給が停止されて電源装置2
から制御手段42に供給される電源電圧が低下する過程
において、制御手段42がバッファ42への時刻データ
Dtを書込み動作がなされると、その書込み動作が不安
定となるため、バッファ42に書込まれた時刻データD
tが誤った値となるおそれがあり、誤った値の時刻デー
タDtは、電源供給の停止直前時刻データDtxを正確
に示していないからである。すなわち、電源供給の停止
直前にバッファ42に保持された時刻データDtが誤っ
ていれば、1つ前のバッファ42に保持されている時刻
データDtを停止直前時刻データDtxとして用いれば
よい。したがって、バッファ42は少なくとも2つの時
刻データを保持すればよいが、バッファ42が3つ以上
の時刻データDtを保持し得るようにすれば、万一2つ
の時刻データが誤っている場合でも、2つ前のバッファ
42に保持されている時刻データDtを停止直前時刻デ
ータDtxとして用いることができる。
【0018】また、ステップST11では、各バッファ
に格納されている時刻データDtの適否を判定するため
に、バッファ42に格納されている各時刻データDtの
相互の時間差ΔTが時間範囲Tmax内にあるか否かを判定
しているが、バッファ42に格納されている各時刻デー
タDtの時間間隔を所定周期Tsと比較して適否を判定
するようにしてもよい。なお、上述した説明では、時刻
データDtの相互の時間差ΔTを、バッファ42に格納
されている全ての時刻データDtの相互の時間差として
いるので、時間範囲Tmaxはバッファ42の個数Nと所定
周期Tsとの積で示される。これに対して、時間範囲Tm
axを、時間順序として互いに隣接する時刻データDtの
時間差とした場合には、上記時間範囲Tmaxを所定周期T
sに設定すればよい。
【0019】また、記憶手段4を、時刻データが書き込
まれる都度、それが保持する時刻データを更新する単一
のバッファによって構成することもできる。しかしなが
ら、時刻データDtを記憶手段4に書き込む際に誤デー
タが生じる可能性を無視することができないので、上述
したように、時刻データを複数個のバッファ42に所定
順序で循環して格納しておき、正確な時刻データの中か
ら最新の時刻データを得る構成とすることが信頼性を確
保する点からみて現実的である。
【0020】以上詳述したように、この実施の形態によ
る電源停止時間検知装置によれば、電源が供給されてい
る期間中は、所定の所定周期Ts毎に、時計手段5から
出力される時刻データDtが複数個のバッファ42a〜
42dに所定順序でかつ循環して格納される。電源が事
故等により一時的に停止した場合に、バックアップ電源
6により電源が供給される記憶手段4及び時計手段5
は、その記憶内容及び計時動作が維持される。電源2の
停止後に電源供給が再開された際には、各バッファ42
に格納されている複数の時刻データDt間の相互の時間
差ΔTが時間範囲Tmax以内にあると判定される時刻デー
タDtの中から最新のもの、すなわちバッファ42に最
後に格納された時刻データDtが電源停止直前の時刻デ
ータDtxとして確定される。そして、確定された時刻
データDtxと、電源供給が再開された時点で時計手段
5から出力される時刻データDtとの差に基づいて電源
供給が停止していた期間に相当する電源停止時間ΔTd
を検知することができる。したがって、その電源停止時
間ΔTdの長短に応じて適切な処理を行うことが可能と
なる。
【0021】また、本発明の電源停止時間検知装置を駐
車計に適用した際には、落雷等の事故によって瞬断が生
じた場合には、電源供給が再開された時点で、駐車時間
を示す時刻データをゼロクリアせずに保持しているの
で、駐車時間を継続して計測することができ、かつ、瞬
断よりも長い時間、電源供給が停止された場合には、電
源供給が再開された時点で、駐車時間を示す時刻データ
をゼロクリアするので、駐車時間を正常に計測すること
ができる。なお、上述した実施の形態では、電源2の停
止後に電源供給が再開された際には、各バッファ42に
格納されている複数の時刻データDtの中で、相互の時
間差ΔTが時間範囲Tmaxを超える時刻データDtを誤デ
ータとしている。したがって、最後にバッファ42に書
き込まれた時刻データが誤データであった場合には、そ
の1つ前の時刻データが電源停止直前の時刻データとし
て確定され、その時刻データに基づいて電源停止時間が
算出される。すなわち、この場合には、電源停止時間が
実際の電源停止時間よりも所定周期分だけ長めに検出さ
れることになるので、実際の電源停止時間が瞬断判定時
間以内であっても、これを超過するものとして判定され
る可能性がある。すなわち、駐車時間が継続して計測さ
れず、初期化されてしまうが、少なくとも駐車計の利用
者が不利益を受けるおそれはない。
【0022】なお、この実施の形態では、本発明を駐車
計に適用した場合について説明したが、本発明は、これ
に限定されるものではなく、電源の供給が停止された際
に、その電源供給が再開された時点で、電源停止時間の
長短に基づいて適切な処理を行うことが必要な装置に広
く適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電源停止
時間検知装置によれば、電源が供給されている期間中
は、所定周期毎に、時計手段から出力される時刻データ
が時刻データ記憶手段に格納される。電源が事故等によ
り一時的に停止した場合に、バックアップ電源により電
源が供給される時刻データ記憶手段及び時計手段は、そ
の記憶内容及び計時動作が維持される。電源の停止後に
電源供給が再開された際には、時刻データ記憶手段に格
納されている時刻データの中から最新のものを電源停止
直前の時刻データとして確定し、この確定した時刻デー
タと、電源供給が再開された時点で時計手段から出力さ
れる時刻データとの差に基づいて電源供給が停止されて
いた期間に相当する電源停止時間を検知することができ
る。したがって、事故等によって一時的に停止された電
源の停止時間を検知することができるので、停止時間の
長短に基づいて適切な処理を行うことが可能となる。
【0024】また、時刻データ記憶手段が、それぞれ一
つの時刻データを格納するための複数のバッファ及び前
記各バッファを指定するためのポインタを備えたもので
あり、制御手段は、前記電源の供給期間中は、所定周期
毎に、前記各バッファが所定順序で循環して指定される
ように前記ポインタを更新するとともに、時計手段から
出力される時刻データを前記ポインタが指定する前記バ
ッファに格納し、前記電源の停止後に電源供給が再開さ
れた際には、前記各バッファに格納されている全ての時
刻データの相互の時間差が前記所定周期に基づいて定め
られる時間範囲内にあるか否かを判定し、前記時間差が
前記時間範囲内となる時刻データの中から最新のものを
電源停止直前の時刻データとして確定する場合には、そ
の相互の時間差が上記時間範囲内となる時刻データの中
から最新のものを電源停止直前の時刻データとして確定
するとともに、時間差が上記時間範囲外となる時刻デー
タは、誤データとして取り扱われ、電源停止直前の時刻
データとして使用されない。したがって、バッファに対
する時刻データの書込み動作中に電源が停止されること
に起因して、誤った値の時刻データがバッファに書込ま
れていた場合には、その誤った値の時刻データを除い
て、電源停止直前の時刻データを確定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源停止時間検知装置を駐車計に適用
した場合の実施の形態を示す構成図である。
【図2】同実施の形態における動作タイミングチャート
である。
【図3】同実施の形態における割込み処理のフローチャ
ートであり
【図4】同実施の形態における電源供給再開時処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】 2 電源装置 3 制御手段 4 記憶手段(時刻データ記憶手段) 42a〜42d バッファ 43 ポインタ 5 時計手段 6 バックアップ電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】事故等による電源供給の停止時間を検知す
    る電源停止時間検知装置であって、 時刻データを出力する時計手段と、前記時刻データを格
    納する時刻データ記憶手段と、前記電源が停止した際に
    前記時計手段及び前記時刻データ記憶手段に電源を供給
    するバックアップ電源と、制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記電源の供給期間中は、所定周期毎
    に、前記時計手段から出力される時刻データを前記時刻
    データ記憶手段に格納し、前記電源の停止後に電源供給
    が再開された際には、前記時刻データ記憶手段に格納さ
    れている時刻データの中から最新のものを電源停止直前
    の時刻データとして確定し、この確定した時刻データ
    と、電源供給が再開された時点で前記時計手段から出力
    される時刻データとの差に基づいて電源供給が停止され
    ていた期間に相当する電源停止時間を検知すること、 を特徴とする電源停止時間検知装置。
  2. 【請求項2】時刻データ記憶手段は、それぞれ一つの時
    刻データを格納するための複数のバッファ及び前記各バ
    ッファを指定するためのポインタを備えたものであり、 制御手段は、前記電源の供給期間中は、所定周期毎に、
    前記各バッファが所定順序で循環して指定されるように
    前記ポインタを更新するとともに、時計手段から出力さ
    れる時刻データを前記ポインタが指定する前記バッファ
    に格納し、前記電源の停止後に電源供給が再開された際
    には、前記各バッファに格納されている全ての時刻デー
    タの相互の時間差が前記所定周期に基づいて定められる
    時間範囲内にあるか否かを判定し、前記時間差が前記時
    間範囲内となる時刻データの中から最新のものを電源停
    止直前の時刻データとして確定することを特徴とする請
    求項1記載の電源停止時間検知装置。
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